JPS6332832Y2 - - Google Patents

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JPS6332832Y2
JPS6332832Y2 JP5701781U JP5701781U JPS6332832Y2 JP S6332832 Y2 JPS6332832 Y2 JP S6332832Y2 JP 5701781 U JP5701781 U JP 5701781U JP 5701781 U JP5701781 U JP 5701781U JP S6332832 Y2 JPS6332832 Y2 JP S6332832Y2
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JP
Japan
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tile
adhesive layer
tile unit
unit
tiles
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JP5701781U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタイルユニツトに係り、特に、予め工
場でタイル下地用シートの1側方の片面にタイル
を接着し、他側方の片面に粘着層を施し、剥離紙
で養生したタイルユニツトに関するものである。
従来より一般的に行なわれているタイル下地用
シートに多数個のタイルを整列配置して接着して
なるこの種のタイルユニツトには、タイルユニツ
トの裏面に粘着層のないもの、および裏面全体に
粘着層を施してあるものがある。タイルユニツト
の裏面に粘着層のないものは、タイル張付工事現
地でセメント系接着剤或いはゴム系接着剤等でタ
イルユニツトをタイル張付躯体へ貼付けるもので
ある。これは、タイルユニツトの裏面に粘着層を
施してあるものに比べて、工数および工賃増の経
済的負担が大きい。一方、タイルユニツトの裏面
全体に粘着層が施されたものにおいては、タイル
張付躯体の粗さ、タイルユニツトに用いられるタ
イル下地用シートの非平滑等でタイルユニツトの
タイル張付躯体への貼付時にタイル張付躯体表面
の凹部やタイル下地用シート側凹部にある空気或
いはタイル張付躯体やタイル下地用シートの屈曲
による凹部にある空気等が逃げられなくなり、タ
イルユニツトの一部がタイル張付躯体から浮き上
がる現象、さらには、タイルユニツトの剥離現象
が起こり易い。
また、タイル下地用シートに粘着層を施すため
に、粘着剤の塗布から巻取までの乾燥工程を含め
た長い工程を必要とし、場所、工程数、さらに、
粘着層の厚みを厚くできない等の欠点がある。
本考案はこのような欠点を除去したもので、中
心部に不織布を介在させたゴム化アスフアルトシ
ートの1側方の片面に多数のタイルを加温接着
し、他側方の片面に縞状のブチルゴム系熱溶融型
粘着層を施し、この粘着層の表面を剥離紙にて養
生したタイルユニツトであり、タイル張付躯体に
剥離紙を除去しながら貼付けられ、しかもタイル
張付躯体との有効接着面積を充分に得ることを可
能とするタイルユニツトである。
本考案において用いられるゴム化アスフアルト
とは、天然アスフアルトおよびストレートアスフ
アルト,セミブローンアスフアルト等石油系アス
フアルトに、天然ゴムやスチレン−ブタジエンゴ
ム,ブチルゴム等合成ゴムまたはゴムラテツクス
等のゴム類又はポリエチレン樹脂や酢酸ビニル共
重合樹脂等の熱可塑性樹脂を混入し、必要に応じ
てロジン等の天然樹脂や脂肪族系炭化水素樹脂,
芳香族系石油樹脂等の合成樹脂およびカーボンブ
ラツク,シリカ,炭酸カルシウム,クレー等の骨
材を添加して得られるゴム化アスフアルトであ
る。又、前記不織布とは、ポリエステル,レーヨ
ン,ビニロン等からなるものである。さらに、タ
イルとは、磁器タイル,半磁器タイル等である。
さらに又、縞状のブチルゴム系熱溶融型粘着層
とは、スチレン−ブタジエンゴム,ブチルゴムお
よびスチレン−イソプレンのブロツクポリマー等
合成ゴムを主体とし、粘着付与剤として低重合ポ
リイソブチレンやロジン等天然樹脂,テルペン変
性体,芳香族系石油樹脂等が添加され、さらにア
ミン誘導体やフエノール誘導体等老化防止剤,芳
香族系鉱油等軟化剤およびアスフアルト等々が添
加されたものを云うものである。さらに又、剥離
紙とは、粘着剤の養生に一般に使用されているも
のである。
本考案のタイルユニツトは、その一実施例を第
1図〜第3図に示すように、上記ゴム化アスフア
ルトを不織布1に含浸させ、その両面に同一のゴ
ム化アスフアルトを塗布し、その1側方の片面に
多数個のタイル3を加温接着し、その他側方の片
面に縞状のブチルゴム系熱溶融型粘着層4を施
し、この熱溶融型粘着層4を剥離紙5にて養生す
ることにより、タイル張付工事現地で剥離紙5を
除去しながらタイル張付躯体6に貼付けられ、し
かも縞状に熱溶融型粘着層4を施している為に、
タイル張付躯体6およびタイル下地用シートの表
面の凹部や屈曲による凹部にある空気を追い出す
と同時に、タイルユニツトを貼付ける際のタイル
面側からの単位面積当りの貼付圧着力が、縞状の
熱溶融型粘着層4に増大して伝わり、且つ縞状の
熱溶融型粘着層4の厚みを厚くすることにより、
タイル張付躯体6表面の微小な粉塵等に影響され
ないで有効接着面積が充分に得ることができ、安
定した接着性を持つ。又、粘着層として熱溶融型
粘着層4を施すために製造する場合に、乾燥設
備,排気設備等の設備および乾燥工程等の工程が
削減できる。
本考案を次の実施例および比較例によりさらに
説明する。
実施例 中心部にポリエステルの不織布(ユニチカ(株)会
社製商品名ユニチカスパンボンド20707WTA)
1を介在させた厚み1.5mm,軟化点89℃のゴム化
アスフアルトシート2の片面に軟化点108℃のブ
チルゴム系熱溶融型粘着層4を厚み約1mm.幅5
mmで5mm間隔に縞状に塗布し、その上に剥離紙5
を施した。次に、ゴム化アスフアルトシート2の
他側面に98mm角のタイル(伊奈製陶(株)会社製
商品名 伊奈半磁器タイルSP−120 85/ED)3
を互いに2mmの目地間隔をもたせて整理配置し、
90℃の雰囲気で30分間加温してゴム化アスフアル
ト表面を溶融してタイル3を接着しタイルユニツ
トを作製した。
該タイルユニツトの剥離紙5を取除き、ガラス
板に貼付けて50mm幅の荷重5Kgの圧着ローラーを
用い200mm/分の速度で同一個所2往復の圧着を
行ない、ガラス板の貼付離面より有効接着面積を
測定した結果、タイルユニツトの粘着層部分は50
%にもかかわらず圧縮接着により、線状の粘着層
が潰れて変形し、有効接着面積が約60%に増大し
ていた。
比較例 市販のタイルユニツトのタイル裏面全体に粘着
層が施されたものを実施例と同様に剥離紙を取除
き、ガラス板に圧着した後、ガラス板の貼付裏面
より有効接着面積を測定した結果約30%であつ
た。
以上のように、タイルユニツトに縞状のブチル
ゴム系熱溶融型粘着剤層4を施すことにより、平
滑な粘着層を施した従来のタイルユニツトに比べ
て縞状であるが由に、空気が逃げやすく、且つ貼
付時の押圧により熱溶融型粘着剤層4が圧縮接着
されやすく、タイルユニツトの縞状の熱溶融型粘
着剤層塗布面積以上の有効接着面積を得ることが
可能である。
ゴム化アスフアルトシート2に介在させる芯材
としては不織布1が寸法安定性が良く、外部応力
によるシートの形状保持性も良好であることか
ら、同一形状のタイルユニツトを得ることを可能
とする。
また、縞状のブチルゴム系熱溶融型粘着層4の
厚みは、熱溶融型粘着剤の塗布時の温度設定にお
いて確実な縞状凸部を形成さすことができ、且つ
揮発成分が極小量であるために自由に厚みを変え
ることができる。また、熱溶融型粘着剤であるが
由に、シート製造時の粘着剤塗布工程において乾
燥工程を必要とせず製造ラインを短縮することが
可能である。
以上説明したように、本考案のタイルユニツト
は、剥離養生紙5を取除きタイル張付躯体6に圧
着接着することにより、タイルユニツトのタイル
張付躯体6への貼付固定が確実に達成でき、しか
も、同一形状のタイルユニツトを得ることが可能
であるため、仕上り状態が良好であり、タイル張
付工事の著しい簡素化と安定性が可能となり、タ
イル張付施工壁面の重量を軽減化する等の多くの
特徴を有する構造をもつタイルユニツトである。
さらに述べれば、従来の、例えば、ゴム・アス
フアルト層による壁面への接着では、低温でこの
ゴム・アスフアルト層は変形せず、押圧による変
形から接着面積の増加につながるものではない。
これに対して、本考案では、熱溶融型、いわゆ
るホツトメルト型のブチルゴムの特性として、
「耐熱性、強接着性」が挙げられ、特に「低温接
着力」及び「容易変形性」(変形し易くどんな形
状凹凸にもよくなじむ。)、「低温可塑性」が優れ
ている。従つて真冬等の低温時であつても、この
熱溶融型ブチルゴム粘着層は、タイルユニツトを
壁面側に押圧すると、容易に変形し、よくなじん
で壁面に強く接着する。従つて有効接着面積の増
加及び接着力の維持が可能である。
又、前記の熱溶融型ブチルゴムの「耐熱性」に
より、本考案のタイルユニツトを浴室等の高温に
さらされる所に施工し、浴室の熱がこの熱溶融型
ブチルゴムに伝わつても、この粘着層が軟化する
ことなく、タイルユニツトが壁面からずり下がる
ことはない。さらに、「熱溶融型ブチルゴム」の
「経時密着力」により、日が経つにつれ、その壁
面への密着力を強める。
なお、タイルユニツトとして考えた場合、その
効果としては、タイル多数枚を固着したユニツト
であるため、ユニツト中の1枚のタイルが下地の
凹凸でたとえ浮かび上がつても、そのベースとな
るブチルゴム系熱溶融型粘着層でその凸部を吸収
し隣接するタイルで押さえるため、ユニツト全体
が浮き上がることはなく、その浮上したタイルの
浮きを極力押さえ、同時にユニツト全体の剥離の
心配がない。
これまでのものでは、タイル1枚についてのも
のであるから、タイルの浮き、それに伴なうタイ
ルの剥離の心配が大いにあつた。
タイルユニツトのタイル間の目地部は、ゴム化
アスフアルトシートで防水されている。全体とし
て弾力性が保たれている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は同じく本考案の一実施例を一部切欠して示す
斜視図、第3図は同じく本考案の一実施例の施工
例を示す断面図である。 1……不織布、2……ゴム化アスフアルトシー
ト、3……タイル、4……縞状のブチルゴム系熱
溶融型粘着層、5……剥離紙、6……タイル張付
躯体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部に不織布1を介在させたゴム化アスフア
    ルトシート2の1側方の片面に所定の目地間隔を
    有する多数個のタイル3を接着し、他側方の片面
    に縞状のブチルゴム系熱溶融型粘着層4を施し、
    この粘着層4の表面に剥離紙5を貼りつけたタイ
    ルユニツト。
JP5701781U 1981-04-22 1981-04-22 Expired JPS6332832Y2 (ja)

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JP5701781U JPS6332832Y2 (ja) 1981-04-22 1981-04-22

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JP5701781U JPS6332832Y2 (ja) 1981-04-22 1981-04-22

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Publication Number Publication Date
JPS57171023U JPS57171023U (ja) 1982-10-28
JPS6332832Y2 true JPS6332832Y2 (ja) 1988-09-01

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JP5701781U Expired JPS6332832Y2 (ja) 1981-04-22 1981-04-22

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JP2571276B2 (ja) * 1989-04-05 1997-01-16 有限会社井上タイル店 タイルの製造方法

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JPS57171023U (ja) 1982-10-28

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