JPS6332715Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、洗濯機の上方に乾燥機を配置する場
合に用いる乾燥機置台に関する。

従来例の構成とその問題点 一般に衣類の乾燥機は使い勝手をよくするため
に洗濯機の上方に配置している。

すなわち、第１図に示すように洗濯機１を配置
した部分に乾燥機置台２を設け、この乾燥機置台
２上に乾燥機Ａを載置している。

ところで、前記乾燥機置台２は洗濯機の大き
さ、すなわち高さならびに横巾が異なる種々の洗
濯機に応じて支柱部３の高さおよび載置棚４の大
きさを変えることが好ましい。

このようなことから前記載置棚４に関し、本考
案者等は第２図に示す構成のものを考えてきた。

すなわち、この構成のものは前部辺部材５と、
後部辺部材６と、一対の側部辺部材７，７よりな
り、前記前部辺部材５および側部辺部材６は支持
部材５ａ，６ａと、これに嵌め合わせてスライド
関係にあるパイプ状部材５ｂ，６ｂよりなり、前
記前後のパイプ状部材５ｂ，６ｂ間に一対の支持
片８，８を橋架し、前記パイプ状部材５ｂ，６ｂ
と支持片８，８でスライダー９を構成してこのス
ライダー９上に乾燥機を載置した状態で左右の位
置調整ができるようになし、また、側部辺部材
７，７およびスライダー９の支持片８，８を前後
に２分割してこれら部材７ａ，７ｂ，８ａ，８ｂ
をスライド関係をもつように嵌め合せることによ
り載置棚４の前後の巾を調節できるようになつて
いる。

ところでこの構成の載置棚４は前部辺部材５と
側部辺部材６の接合部ならびに、支持片８，８の
前端、さらには前部辺部材５のパイプ状部材５ｂ
の端部が前部に表出して体裁が悪い。

考案の目的 本考案は上記の問題に留意し、載置棚の前部を
飾り板で覆つて体裁をよくするとともに、前記飾
り板を簡単に、かつ、確実に取付けできるように
することを目的とするものである。

考案の構成 前記目的を達成するため、本考案は、載置用の
スライダーをもつ載置棚を有した乾燥機置台にお
いて、載置棚の前縁に設ける飾り板をその内側に
設けたクランプ爪によつてスライダーの支持片の
前部のリブの凹欠にはめとめるとともに、飾り板
の両端部を載置棚の側部辺部材の前部に嵌め合わ
せたところの閉塞体の凹条溝にはめ合わせて固定
するようにした乾燥機置台の構成としたもので、
載置棚の前縁の体裁をよくするとともにその飾り
板の取付を容易に、かつ、確実にするものであ
る。

実施例の説明 以下本考案の一実施例を第３図〜第５図にもと
づき説明する。

図において、１０，１０はＬ状をなした支柱基
材であり、その垂直部材は互に嵌合する２つの部
材よりなり、上下に伸縮自在になつている。前記
支柱基材１０，１０上には載置棚１１が設けられ
ている。この載置棚１１は前部辺部材１２と、後
部辺部材１３と側部辺部材１４，１４と、前部辺
部材１２と後部辺部材１３間に架設された一対の
支持片１５，１５よりなつている。

具体的には前部辺部材１２はパイプ状部材１２
ａと、このパイプ状部材１２ａに挿入され、スラ
イド関係をもつ保持部材１２ｂよりなり、後部辺
部材１３も同じくパイプ状部材１３ａと、このパ
イプ状部材１３ａの両端より挿入された保持部材
１３ｂよりなつている。そして一対の支持片１
５，１５は前部と後部をそれぞれ、前記前後のパ
イプ状部材１２ａと１３ｂに固定し、したがつて
前記パイプ状部材１２ａ，１３ｂおよび支持片１
５，１５によつてスライダー１６を構成してい
る。

前記載置棚１１における側部辺部材１４，１４
はそれぞれ前後に分割され、これが互に嵌り合つ
て前後に伸縮自在となつており、また、支持片１
５，１５も前後に分割され、これが互いに嵌り合
つて前後に伸縮自在となつている。そして前記載
置棚１１は側部辺部材１４，１４の後部が支持基
材１０，１０の上端に結合されている。

前記載置棚１１の前縁には合成樹脂よりなる飾
り板１７が設けられている。

この飾り板１７の取付手段は次のように構成さ
れている。すなわち、支持片１５，１５の前端部
には垂直方向のリブ１８が突設されており、この
リブ１８の上面と下面にそれぞれ凹穴１９を設け
ている。また、側部辺部材１４の前部には閉塞体
２０をはめ込んであり、その内側部には２つのリ
ブ２１により垂直に凹条溝２２を設けている。前
記飾り板１７は断面が「状に形成され、前面板１
７ａの上下部の内側に折返し方向に突出するクラ
ンプ爪２３，２３を有している。このクランプ爪
２３，２３の厚みは支持片１５のリブ１８に形成
された凹欠１９に適合する厚みであり、また、飾
り板１７の前面板１７ａの厚みｔは閉塞体２０の
凹条溝２２に適合するものとなつている。そして
飾り板１７はクランプ爪２３，２３を支持片１５
のリブ１８の上下の凹欠１９，１９にはめとめ、
前面板１７ａ両端を閉塞体２０の凹条溝２２に、
はめ止めることにより固定される。

考案の効果 上記構成の乾燥機置台は載置棚におけるスライ
ダー１６の左右方向の移動および前後の巾を調節
できるものであるが、この調節を可能にするため
の各部材の嵌合部、あるいは継ぎ目等が飾り板１
７で覆われ、したがつて、前方より見て体裁がよ
い。しかも前記飾り板１７の中央に近い部分なら
びに両端部が固定され、したがつて反りが生じな
い。また、固定は前面板１７ａの両端に閉塞体２
０の内側の凹条溝２２をはめとめ、つぎに飾り板
１７をスライドしながらそのクランプ爪２３，２
３を支持片１５の前端のリブ１８の上下の凹欠１
９，１９に、はめ合わせ、そして閉塞体２０を側
部辺部材１４の前部にはめとめる構成であるの
で、ねじなどを使用せずに簡単にかつ確実にでき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の乾燥機置台の使用状態の側面
図、第２図はその載置棚部の上面図、第３図は本
考案の一実施例の乾燥機置台の斜視図、第４図は
同要部の分解斜視図、第５図は飾り板の斜視図で
ある。 １０……支柱基材、１１……載置棚、１２……
前部辺部材、１２ａ……パイプ状部材、１２ｂ…
…保持部材、１３……後部辺部材、１３ａ……パ
イプ状部材、１３ｂ……保持部材、１４……側部
辺部材、１５……支持片、１６……スライダー、
１７……飾り板、１７ａ……前面板、１８……リ
ブ、１９……凹穴、２０……閉塞体、２１……リ
ブ、２２……凹条溝、２３……クランプ爪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 支柱基材上に設けられた載置棚を備え、前記載
   置棚は前部辺部材と、後部辺部材と一対の側部辺
   部材よりなるとともに、左右にスライド自在な載
   置用のスライダーおよび前縁に飾り板を有し、ス
   ライダーの支持片の前部にリブを突設するととも
   にこのリブの上部と下部に凹欠を設け、内側部に
   垂直方面の凹条溝をもつ閉塞体を載置棚の側部辺
   部材の前部に嵌合し、飾り板の内側に設けたクラ
   ンプ爪を前記支持片のリブの上下の凹欠にはめ合
   せるとともに、飾り板の端部を閉塞体の凹条溝に
   嵌め合わせて前記飾り板を固定してなる乾燥機置
   台。