JPS6332514Y2 - - Google Patents

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JPS6332514Y2
JPS6332514Y2 JP19272682U JP19272682U JPS6332514Y2 JP S6332514 Y2 JPS6332514 Y2 JP S6332514Y2 JP 19272682 U JP19272682 U JP 19272682U JP 19272682 U JP19272682 U JP 19272682U JP S6332514 Y2 JPS6332514 Y2 JP S6332514Y2
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seat
spring
bell crank
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spring constant
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JP19272682U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のサスペンシヨンシート装置
に関するものである。
従来、自動車用シートを弾性支持するために、
車体フロアとシートとの間にサスペンシヨン装置
に介装された自動車のサスペンシヨン装置は、す
でに特開昭50−160915号によつて提案されてい
る。
この種サスペンシヨン装置は、車体フロアとシ
ートとの間に、シートの前後方向にばね部材が介
装され、このばね部材のばね力をシートの上下方
向のばね力に変換するベルクランクを備え、ばね
部材の外端に連結されているノブを回動操作し
て、ばね部材を伸縮させることで、ベルクランク
の回転力を変更して座面の高さが調整できるよう
に構成されている。
しかしながら、上記従来のサスペンシヨンシー
ト装置では、ばね部材のばね定数を変更できない
ので、シートのクツシヨン性、すなわち、クツシ
ヨンの固さが一定であり、着座者の好みに応じた
座り心地のよいクツシヨン性を得ることができな
い問題がある。
このようなサスペンシヨンシート装置におい
て、ばね部材のばね定数を可変させるためには、
たとえば第7図で示されるように、ばね部材30
の一端30aがベルクランク31に対して係止さ
れる連結点Aの位置を他の位置A1,A2に変えて、
ベルクランク31のレバー比を変更できるように
構成すればよいけれども、レバー比を変更した場
合、レバー比に応じてばね定数が変るとともに、
ばね部材30のばね力、つまりベルクランク31
の回転力が変更されて座面の高さが変動する。
すなわち、第7図において、ばね部材30のば
ね定数を小さくして、柔かいクツシヨン性を得る
ために、ばね部材30の一端30aをベルクラン
ク31の連結点A1に係止させると、ばね部材3
0のばね力が一定である場合、ベルクランク31
の回転力が小さくなつてシート32の座面32a
の位置が低くなる。また、ばね定数を大きくして
固いクツシヨン性を得るために、ばね部材30の
一端30aをベルクランク31の連結点A2に係
止させると、ベルクランク31の回転力が大きく
なつてシート32の座面32aの位置が高くな
る。このように、ベルクランク31に対するばね
部材30の連結点A,A1,A2を変更することで、
柔かいクツシヨン性を得ると座面が低くなり、ま
た固いクツシヨン性を得ると座面が高くなるた
め、着座者の好みに応じたクツシヨン性を得る毎
に、ばね部材30のばね力を変更して座面32a
の位置を好みの高さに保持させる煩雑な操作を行
わなければならない欠点がある。
この考案は、上記従来の問題と欠点に鑑みなさ
れたもので、シートが弾性支持されるサスペンシ
ヨン装置のばね定数を変更しても、ベルクランク
の回転力が変らないように構成して、着座者の好
みに応じた座り心地のよいクツシヨン性が、着座
面の高さを変動させることなく容易に得られる自
動車のサスペンシヨンシート装置を提供すること
を目的とする。
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図において、1はシートで、このシート1
はシートバツク2とシートクツシヨン3とからな
り、シートクツシヨン3は車体部材4を介して車
体フロア5に取り付けられている。上記車体部材
4は車体フロア5の上面に固定された車体前後方
向のスライドレール4aと、このスライドレール
4aの前後両端部に立設されたブラケツト4b1
4b2とから構成されている。
6はサスペンシヨン装置で、このサスペンシヨ
ン装置6は着座者の好みに応じたクツシヨン性に
よつてシート1を弾性支持するとともに、シート
1の座面、つまりシートクツシヨン3の着座面3
aの高さを調整するためのものであつて、シート
クツシヨン3の下側においてシート1の前後方向
に略水平の軸線Cをもつて配設された引張りばね
部材7と、ばね部材7の引張ばね力をシート荷重
方向(上下方向)のばね力に変換するベルクラン
ク8によつて構成され、シートクツシヨンフレー
ム3bとスライドレール4aとの間に位置してい
る。
上記引張りばね部材7の先端7aは、高さ調整
機構9のねじ棒9aの後端に設けられている連結
部材9bに連結され、後端7bは、第2図に明示
するように、ベルクランク8の一方のレバー部8
Aに設けられているばね定数可変装置10の連結
点Aに連結されている。また、第1図の高さ調整
機構9のねじ棒9aは、シートクツシヨンフレー
ム3bの前部下面に固定されているブラケツト1
1の雌ねじ部11aに螺合し、その先端に操作ノ
ブ9cが取り付けられている。なお、ねじ棒9a
の後端に設けられている連結部材9bは、ねじ棒
9aの回転に際して同時回転しないように設けら
れている。したがつて、操作ノブ9cを回転させ
ることによつて、回転方向に応じてねじ棒9aは
シート1の前後方向に移動して、ばね部材7を伸
縮させ、ばね部材7のばね力が可変される。
ベルクランク8は、その基部8aがシートクツ
シヨンフレーム3bに突設されているピン12に
対して回動自在に取り付けられ、他方のレバー部
8Bの端部8bがピン13を介してブラケツト4
b2に回動自在に連結されている。また、ベルクラ
ンク8の基部8aから上方に延出した連結片8D
が設けられ、この連結片8Dの端部8dと、他方
のベルクランク14の一方のレバー部14Aの端
部14aとに連結棒15の両端部がピン16,1
7を介して回動自在に連結されている。そして、
ベルクランク14は、その基部14cがシートク
ツシヨンフレーム3bに突設されているピン18
に対して回動自在に取り付けられ、他方のレバー
部14Bの端部14bがピン19を介してブラケ
ツト4b1に回動自在に連結されている。したがつ
て、ベルクランク8,14はそれぞれ13,19
を支点に同時回転可能に連結されている。
ばね定数可変位置10は、第2図および第3図
で示されるように、ばね部材7の後端7bとベル
クランタ8の一方のレバー部8Aとの連結点Aを
保有する移動部材20を備えている。この移動部
材20には、ねじ孔20aが貫通して設けられ、
このねじ孔20aに螺合されているねじ棒21の
外端に操作ノブ22が取り付けられ、移動部材2
0はベルクランク8の一方のレバー部8Aに形成
された案内切欠23に摺動自在に嵌合している。
そして、ねじ棒21の軸線C1、つまり移動部材
20の連結点Aが移動する方向は、ベルクランク
8のレバー比b/aを変えることによつて、ベルク ランク8の回転力が変わるのを阻止するようにば
ね部材7を伸縮させる方向に傾斜して設定されて
いる。すなわち、ねじ棒21の軸線C1は図面右
上りに傾斜している。
上記構成において、第1図のサスペンシヨン装
置6の引張ばね部材7のばね力によつて、ベルク
ランク8はピン13を支点に時計方向に回動され
るとともに、連結棒15を介してベルクランク1
4がピン19を支点に時計方向に回動され、ピン
12,18をそれぞれピン13,19を支点に回
動上昇させることでシートクツシヨンフレーム3
bが持ち上げられ、シート1が弾性支持される。
シート1が持ち上げられることによつて、シー
トクツシヨン3の着座面3aの高さが決められる
けれども、この高さを変更する場合には、高さ調
整機構9の操作ノブ9cを回動して引張ばね部材
7を伸縮させ、そのばね力を変えることによつて
なされる。すなわち、操作ノブ9cを、回動させ
て、ねじ棒9aを回転させながら第1図の左方向
に移動させ、ばね部材7を伸長してばね力を増大
させることで、ベルクランク8の回転力が大きく
なり、シート1が持ち上げられてシートクツシヨ
ン3の着座面3aが上昇して高くなる。また、操
作ノブ9cを上記と逆方向に回動させて、ねじ棒
9aを回転させながら第1図の右方向に移動さ
せ、ばね部材7を縮少してばね力を低減させるこ
とで、ベルクランク8の回転力が小さくなり、シ
ート1が下降してシートクツシヨン3の着座面3
aが低くなる。
一方、第2図のベルクランク8のレバー比b/
aを変更して、ばね部材7のばね力に基づくシー
ト荷重方向(上下方向)のばね定数、すなわちサ
スペンシヨン装置6のシート荷重方向のばね定数
を変え、シート1(第1図)のクツシヨンを固く
する場合には、ばね定数可変装置10の操作ノブ
22を回動させてねじ棒21を同一方向へ回動さ
せ、案内切欠き23を案内に移動部材20を矢印
X方向に移動させてレバー比b/aを大きくする
ことで、上記ばね定数が大きくなり、それだけク
ツシヨン性が固くなる。この場合、ばね部材7の
後端7bとベルクランク8の一方のレバー部8A
との連結点Aは、左方向に移動してばね部材7を
縮ませるから、それだけ、ばね部材7の引張ばね
力が小さくなる。したがつて、上記レバー比b/
aが大きくなつても、ばね部材7のばね力に基づ
くベルクランク8の時計方向への回転力が大きく
なるのは阻止されるので、結局、サスペンシヨン
装置6のシート荷重方向のばね定数が大きくなつ
ても、第1図のシートクツシヨン3の着座面3a
は上昇しない。
他方、シート1のクツシヨンを柔かくする場
合、第2図のばね定数可変装置10の操作ノブ2
2を回動させて、移動部材20を矢印Y方向に移
動させてレバー比b/aを小さくすることで、サ
スペンシヨン装置6のシート荷重方向のばね定数
が小さくなり、それだけクツシヨンが柔くなる。
この場合、上記した連結点Aは、右方向に移動し
てばね部材7を伸長させるから、それだけ、ばね
部材7の引張ばね力が大きくなる。したがつて、
レバー比b/aが小さくなつても、ベルクランク
8の回転力が小さくなるのは阻止されるので、結
局、上記ばね定数が小さくなつても、第1図のシ
ートクツシヨン3の着座面3aは下降しない。
このような利点は、第2図のねじ棒21の軸線
C1を右上りに傾斜させることにより得られてい
るが、その傾斜を、たとえば第4図に示すよう
に、Δb/Δaとしたとき、 Δb/Δa=b/Δ0 …(1) Δ0:連結点Aにおけるばね部材7の伸び。
となる値に設定しておくのが好ましい。こうする
と、ばね部材7自身のばね定数をK0、ばね部材
7のばね力に基づくベルクランク8の回転力によ
り支えられるシート1(第1図)の分担荷重を
W、ばね部材7のばね力に基づくサスペンシヨン
装置6のシート荷重方向のばね定数をKとしたと
き、連結点Aにおける上記ばね定数Kおよび分担
荷重Wは、 K=K0(b/a)2 …(2) W=K0Δ0(b/a) …(3) と表わされる。
つぎに、クツシヨンを柔くするために、連結点
をA1へ移動させると、移動後のばね定数K1およ
び分担荷重W1は、 K1=K0(b−Δb)2/a2<K …(4) W1=K0(Δ0+Δa)(b−Δb)/a =K0Δ0(b/a)+K0/a ×(Δa・b−Δ0Δb−Δa・Δb) …(5) となる。(5)式に(1)式および(3)式を代入すると、 W1=W+(k0/a)(−Δa・Δb) となる。Δa・Δbは微小量であるから、結局、 W1≒W …(6) となり、移動後でも分担荷重、すなわち、ばね部
材7のばね力に基づくベルクランク8の回転力に
はほとんど変化がなく、第7図の着座面3aの高
さは変わらないこととなる。
第5図および第6図は、ばね定数可変装置10
をモータ24によつて動作させるように構成した
他の例を示し、モータ24とウオームケーシング
25とがアウタチユーブ26によつて連結され、
このアウタチユーブ26内にモータ24の出力軸
(図示省略)と同時回転するインナケーブル27
が回転自在に装入されている。そしてインナケー
ブル27の先端には、ウオーム28が取り付けら
れてウオームケーシング25内に挿入され、この
ウオーム28と噛合するウオームホイール29が
ウオームケーシング25内に回転自在に支持され
るとともに、ウオームホイール29の中心孔に上
記ねじ棒21の外端が嵌合固定されている。
このように構成することで、ばね部材7のばね
定数を自動的に変更することができる。
なお、上記実施例では、ばね部材7として引張
りばねを用いた例で説明しているけれども、この
考案は上記実施例にのみ限定されるものではな
く、圧縮ばねもしくはエアばねによつてばね部材
を形成しても上記実施例と同様の効果を奏する。
以上説明したように、この考案によれば、ばね
部材の軸線方向のばね力をシート荷重方向のばね
力に変換するベルクランクの一方のレバー部に、
ばね定数可変装置が設けられ、このばね定数可変
装置に設けられるばね部材とベルクランクのレバ
ー部との連結点を移動させる方向が、ベルクラン
クのレバー比を変えることによつてベルクランク
の回転力が変わるのを阻止するようにばね部材を
伸縮させる方向に設定されているから、着座者の
好みに応じた座り心地のよいクツシヨン性が、着
座面の高さを変動させることなく容易に得られる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のサスペンシヨ
ンシート装置を示す全体的側面図、第2図はばね
定数可変装置の拡大側面図、第3図は第2図にお
ける−線に沿う断面図、第4図は作用の説明
図、第5図はばね定数可変装置の他の例を示す側
面図、第6図は第5図における−線に沿う断
面図、第7図は従来のばね定数可変手段の一例を
示す正面図である。 1……シート、4……車体部材、6……サスペ
ンシヨン装置、7……ばね部材、8……ベルクラ
ンク、8A……一方のレバー、10……ばね定数
可変装置、A……連結点、C……軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体部材とシートとの間にサスペンシヨン装置
    が介装された自動車のサスペンシヨンシート装置
    であつて、上記サスペンシヨン装置はシートの前
    後方向に配設されたばね部材と、シートと車体部
    材との間に設けられるとともに上記ばね部材が連
    結点を介して連結されてばね部材の軸線方向のば
    ね力をシート荷重方向のばね力に変換するベルク
    ランクとからなり、このベルクランクの一方のレ
    バー部には上記連結点を移動させることでベルク
    ランクのレバー比が可変されて上記サスペンシヨ
    ン装置のシート荷重方向のばね定数を変えるばね
    定数可変装置が設けられ、該ばね定数可変装置の
    上記連結点を移動させる方向が、ベルクランクの
    レバー比を変えることによつてベルクランクの回
    転力が変わるのを阻止するようにばね部材を伸縮
    させる方向に設定されていることを特徴とする自
    動車のサスペンシヨンシート装置。
JP19272682U 1982-12-20 1982-12-20 自動車のサスペンシヨンシ−ト装置 Granted JPS5994930U (ja)

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JPS5994930U JPS5994930U (ja) 1984-06-27
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JP2508150B2 (ja) * 1987-11-02 1996-06-19 三菱電機株式会社 換気扇のシャッタ装置

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