JPS6332514A - レ−ザ−プリンタの走査速度ムラ補正方法 - Google Patents

レ−ザ−プリンタの走査速度ムラ補正方法

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Publication number
JPS6332514A
JPS6332514A JP61175208A JP17520886A JPS6332514A JP S6332514 A JPS6332514 A JP S6332514A JP 61175208 A JP61175208 A JP 61175208A JP 17520886 A JP17520886 A JP 17520886A JP S6332514 A JPS6332514 A JP S6332514A
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JP
Japan
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reflective surface
circuit
count value
signal
printing
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Application number
JP61175208A
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English (en)
Inventor
Hiroki Mochizuki
啓希 望月
Tetsuo Nakayama
哲郎 中山
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6332514A publication Critical patent/JPS6332514A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザープリンタの走査速度ムラ補正方法に
関する。
従来の技術 一般に、レーザープリンタはレーザー光源からのレーザ
ービームな回転多面鏡(ポリゴンミラー)により偏向走
査するとともに、印字クロックによるタイミングで印字
信号に従ってレーザービームをオン・オフ制御し、感光
体上に光書込みを行なって静電潜像を形成するものであ
る。
このようなし−ザープリンタでは、回転多面鏡の各々の
反射面の面倒れ、分割ムラ、回転軸の偏心、ガタなどが
あると、印字品質が低下してしまう。ここに、印字品質
を向上させるために、例えば、レーザービーム偏向走査
系には機械的精度として駆動軸精度も含めて2〜5″程
度の高精度が要求される。そこで、従来はこれらの回転
多面鏡の各々の反射面の面倒れ、分割ムラ等ができるだ
け小さくなるように、高度の精密加工技術を駆使して製
造している。
ところが、このような高度な精密加工技術を駆使すると
なると、量産性が悪く、コスト高となる。
又、このような高度の精密加工技術により高精度に製造
したとしても、このような精度は常時要求されるもので
あるが、周囲の条件などの影響を受けやすく、かつ、構
成材料の耐摩耗性等も聞届となる。よって、長期間にわ
たって高精度の状態に維持するのは、特別の条件下以外
の通常の条件では不可能であり、結局、レーザービーム
の走査速度等が変化してしまう。
しかして、このような高度の精密加工技術による補正に
代えて、電気的な処理により走査速度を補正することも
本出願人により考えられている。
これは、レーザービームの1ラインの特定走査範囲でス
タート信号とストップ信号とを発生させ、この走査時間
内の基本クロック信号のパルス数を回転多面鏡の各反射
面毎に計数記憶し、各走査時間内で印字クロック数が等
しくなるように記憶されている基本クロック数により印
字クロックの周波数を補正するというものである。
このような電気的な補正方式において、基本クロック信
号の周波数は例えば24 M Hz程度のものであり、
各反射面の走査時間の測定をこの基本クロック信゛号の
計数で行なうと計数値は270゜00個以上となる。こ
のような計数値を各反射面毎に記憶するとなると、メモ
リ容量を多く必要とし、コスト高となる。しかるに、各
反射面のバラツキを考慮した場合でも各反射面毎での計
数値のバラツキはせいぜい2oパルス以下程度である。
このような点を考慮して、基準クロック信号のパルス数
を計数するカウンタとして、例えば8ビツトの循環カウ
ンタを用い、下位8ビツトのみのデータで処理するよう
にしたものも提案されている。
このように容量の限定されたカウンタを用いるものでは
、データのバラツキの範囲が桁上げを生ずると逆の制御
となってしまう問題を生ずるので、カウンタにスイッチ
で設定したオフセットを加えて補正するようにしている
発明が解決しようとする問題点。
ところが、このような電気的補正による方式による場合
、カウンタにより計数した反射面のデータは微量ではあ
るが計測毎に変動することがある。
この変動は回転多面鏡を回転させるモータの微少の回転
数変動等の経時的変化によっても左右される。従って、
毎回走査時に各反射面から得られた計数値による走査時
間データを基に補正印字クロツクを作成しても、その計
数値自体が必ずしもその反射面についての真の計数値で
あるとはいえず、誤差を生じ易い。よって、精度の高い
補正印字クロックの作成が難しい。
又、8ビツトカウンタを用いるような場合の桁上げ対策
についても、従来方式によると、予め何んらかの手段を
用いて得たデータを参照してオフセット用のスイッチを
設定する必要がある。又、一度設定すると、設定し直さ
ない限りはオフセット値は固定である。よって、面倒で
あるとともに、経時的なデータの変化に対応できないも
のである。
問題点を解決するための手段 印字クロックに従ってオン・オフ制御されるレーザービ
ームを回転多面鏡の反射面に照射し、反射面によりレー
ザービームを偏向走査して感光体上に光書込みを行なう
レーザープリンタにおいて、まず、毎回の印字動作に先
立ち回転多面鏡を複数回回転させる。このような複数回
回転における回転多面鏡の各反射面による毎回走査時に
特定走査範囲内でスタート信号とストップ信号とを発生
させ、これらのスタート・ストップ信号間の走査時間の
測定に基準クロック信号を用い、この基準クロック信号
のパルス数をカウンタにより計数することにより測定す
る。そして、各反射面毎に各々計数値が得られるので、
それらを各反射面毎に記・臆する。そこで、計数値に基
づき各反射面毎の真の計数値を特定する。例えば、複数
回回転において同一反射面の計数値を複数得て、同一反
射面における計数値が2個同じものがあったらその値を
その反射面の真の計数値とする。このように特定′され
た真の計数値に基づき今回の印字動作時の各反射面毎の
補正印字クロックを作成して、印字クロックの周波数補
正を行なう。
又、カウンタとして8ビツトカウンタのような所定容量
に限定された循環カウンタを用いる場合には、所定ビッ
ト以下のデータとしての計数値となって、これらの計数
値により各々真の計数値を特定する。このように特定さ
れた各反射面毎の真の計数値に基づきその中から桁上げ
していない真の最小計数値を算出する。そして、真の最
小計数値がOとなるように全ての特定計数値を加減算処
理によりオフセット補正する。この補正後の特定計数値
に基づき補正印字クロックを作成する。
作用 回転多面鏡の各反射面に倒れ角の相違などがあると、レ
ーザービームの水平走査にムラを生ずる。
しかし、このような水平走査のムラについてのデータは
各反射面毎にスタート信号・ストップ信号間の走査時間
を基準クロック信号の計数値を用いることにより作成さ
れるが、印字動作前の回転多面鏡の複数回回転により得
られた計数値から真の計数値を特定しているので、微少
変動等をも考慮したものとなる。このような印字直前に
おけるその反射面についての特定計数値に基づき補正印
字クロックが作成されて印字動作に供されるので、印字
クロックの周波数補正の精度は高い状態となる。このよ
うな動作は、毎回のある範囲、例えば1頁分の印字動作
に先立ち必ず行なわれるもので、半固定方式である。
又、所定ビットのカウンタを用いる場合における各反射
面毎の特定計数値間のバラツキの桁上げの問題について
は、全ての特定計数値中から桁上げしていない真の最小
計数値を算出し、この最小計数値が○となるように全て
の特定計数値をオフセット補正することで、特定計数値
間のバラツキは常にOを基準としたものとなって、各々
の補正印字クロックの作成に供される。このようなオフ
セット補正も毎回の印字動作に先立ち必ず行なわれるも
ので、半固定方式である。
実施例 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第2図及び第3図により本実施例のレーザ−プリ
ンタの光学系の構成及び動作について説明する。まず、
帯電器、現像器等が回りに配置されて電子写真プロセス
により画像が作成されるドラム状の感光体1が回転自在
に設けられている。このような感光体1に対してレーザ
ービームにより光書込みを行なうレーザー偏向走査光学
系が設けられている。最初に回転多面鏡(ポリゴンミラ
ー)2が駆動モータ3により回転自在に設けられている
。この回転多面鏡2は例えば8面の反射面4を有するも
ので、レーザー光源(図示せず)からのレーザービーム
5が反射プリズム6により方向変換されてこの回転多面
鏡2に入射されるように設定されている。そして、この
回転多面@2により反射されたレーザービーム5を18
0°方向変換して再びこの回転多面鏡2の反射面4に入
射させるダハ−プリズム7が設けられている。更に、こ
の回転多面鏡2により再反射され偏向された偏向主走査
レーザービーム8は図面上で右側(感光体1側)に向い
、直線プリズム9及びfθレンズ10を通過して直線化
、焦点が改善され、更に反射鏡11により下方に曲げら
れて感光体l上に照射される。この時、回転多面鏡2が
回転しているので、ある反射面4からの偏向主走査レー
ザービーム8は感光体1上の1ライン分の受光面12を
矢印方向に主走査することになる。ここに、レーザー光
源からのレーザービーム5は印字クロックのタイミング
で印字信号に従ってオン・オフ制御されるので、感光体
1上にはレーザービームの受光の有無に応じた静電潜像
が形成されることになる。
このような走査光学系においては、1ライン主走査の範
囲を特定走査範囲に規制するために、1ライン印字領域
の両端に位置させてスタート信号用反射鏡13とストッ
プ信号用反射鏡14とが設けられ、前記スタート信号用
反射鏡13により反射されたレーザービームを受光する
スタートセンサー15と、前記ストップ信号用反射鏡1
4により反射されたレーザービームを受光するストップ
センサー16とが設けられている。つまり、スタートセ
ンサー15によりレーザービームが検出された後で1ラ
インの走査が開始され、ストップセンサー16によりレ
ーザービームが検出されるとそのラインの走査を終了す
るものである。そして、回転多面鏡2の各反射面4が各
々1ライン分の走査を受は持つことになる。
ここに、このような走査光学系は本出願人が既に提案し
ているものであるが、ダハ−プリズム7を用いている点
を特徴とする。即ち、このようなダハ−プリズム7によ
り回転多面鏡2の反射面4でレーザービーム5を2回反
射させることにより、1回目と2回目とでは像が反転す
るので、この回転多面鏡2の各々の反射面4の倒れ角の
異なり等の誤差が補正され、垂直走査ムラがなくなる点
に特徴がある。
しかるに、このような構造的な修正を加えても、回転多
面鏡2の各々の反射面4の倒れ角の異なり、反射面の分
割誤差等により、水平走査のムラ、即ち偏向主走査方向
の速度ムラは補正できない。
そこで、本実施例では電気的な処理により印字クロック
の周波数を補正するものであり、そのブロック図を第1
図に示す。この補正回路はCPU17とともに入出力制
御回路&タイマ回路18及び記憶回路19を内蔵したワ
ンチップCPU20を制御主体として補正を行なうもの
である。このワンチップCPU20の入力側にはカウン
タ回路21が接続されている。このカウンタ回路21は
8ビツト循環カウンタにより構成されたものであり、基
準クロック発生回路22からの基準クロック信号が入力
されている。又、このカウンタ回路21の計数動作を制
御するための走査時間幅発生回路23が設けられている
。この走査時間幅発生回路23は前記スタートセンサー
15からのスタート信号と前記ストップセンサー16か
らのストツブ信号とにより走査時間幅を規制するもので
ある。一方、前記ワンチップCPU20の出力側には周
波数混合回路24が接続されている。二の周波数混合回
路24には基準クロック発生回路25が接続されており
、前記タイマ回路18側からの出力と基準クロック信号
とを混合するものである。
周波数混合回路24からの出力信号はフィルタ回路26
に出力され、混合信号中の和信号成分のみを取り出すよ
うにされている。フィルタ回路26には波形整形回路2
7、分周回路28が順に接続され、補正印字クロックが
作成出力されるものである。
このような構成において、電気的処理による印字クロッ
クの周波数補正の基本動作を説明する。
まず、回転多面鏡2のある反射面4による偏向走査時に
スタートセンサー15により検出されるスタート信号と
ストップセンサー16により検出されるストップ信号と
が入力される走査時間幅発生回路23から走査時間幅信
号を発生させ、カウンタ回路21のカウント時間を規制
する。このようなスタート信号・ストップ信号間(走査
時間幅)は1ラインの走査時間に相当するものであり、
この間に基邸クロック発生回路22から出力される基準
クロック信号のパルス数をカウンタ回路21により計数
する。つまり、反射面4による1ラインの走査時間を基
準クロック数の計数により測定するものである。このよ
うな計数動作は回転多面鏡2の各反射面4毎に行なわれ
る。
ここに、カウンタ回路21は8ビツト(0〜255)の
循環カウンタにより構成されており、各反射面4につい
ての基本クロック信号のパルス数の計数に際しては下位
8ビツトのもののみを有効にするため8ビツト以上のデ
ータはオーバーフローさせ、最後にカウンタ回路21で
計数された下位8ビツトの計数値としている。つまり、
この時の計数値は基準クロック信号についての全計数値
を256(8ビツト)で割算した余りの値となる。
このようにカウンタ回路21によって計数された各反射
面4毎の計数値はCPU20及び内蔵プログラムによる
ソフトウェア処理によってワンチップCPU20内の記
憶回路19に反射面4毎に区分されて格納される。ここ
に、基準クロック発生回路22による信号周波数は、精
度を向上させるために十分高くされている。例えば、印
字ドツト周波数を3 M Hzとすると、1/8ドツト
の精度を考慮すれば24 M Hz以上の周波数の基準
クロック信号が必要とされる。いずれにしても、カウン
タ回路21による計数値は0から255の8ビツト以下
の数値に限られるため、記憶回路19の容量は全計数値
を記憶する場合に比べて極めて少ない容量で済み、安価
となる。
このようにして例えば8個の反射面4について得られた
計数値データのバラツキに基づき各反射面4による走査
時間中での印字ドツト数が全て同一となるように、各々
の計数値に応じて各反射面4毎のタイマ制御データが設
定される。そして。
このようなタイマ制御データが回転多面鏡2の各反射面
4に応じてタイマ回路18に出力される。
このタイマ回路18からの出力は周波数混合回路24に
よって基準クロック発生回路25からの基準クロック信
号と混合される。そして、周波数混合回路24勅らの出
力信号はフィルタ回路26に出力され、混合信号中の和
信号成分のみが取り出され、これが波形整形回路27、
分周回路28による波形整形1分周処理を経て、補正印
字クロックが作成出力される。
ここに、補正クロックの作成について説明する。
まず、タイマ制御データに基づくタイマ回路18からの
出力周波数は、例えば1oOKHz±15KHzにより
85〜115KHz程度の周波数の信号である。一方、
印字クロックを発生させる基本としての基準クロック発
生回路25は例えば水晶振動子等を用いてQの高い安定
した高周波発振を行なうもので、基本クロック周波数と
して20゜7 M Hzの信号を出力するものである。
これらのタイマ回路18からの周波数(fl)の信号と
基本クロック発生回路25からの基本タロツク周波数(
f。)の信号とは周波数混合回路24により加算混合さ
れる。具体的には、高周波の基本クロック信号f。を基
本搬送波、この基本クロック周波数f。に対して十分に
低い周波数f、を信号波として変調される。そして、こ
の周波数混合回路24から側帯波として得られるf、+
 f、の和周波数成分を例えば20.8MHzのフィル
タ回路26を通して取り出し、後段の波形整形、分周処
理を行なうことにより、補正印字クロックが20゜8M
Hz+15KHzの周波数信号として作成される。
つまり、補正印字クロック作成用の周波数可変を周波数
f1  という、低周波部分により行ない、大部分の周
波数をQの高い安定した基本周波数f。
成分で占めることにより、補正印字クロックを作成して
いるので、低周波部分での変調処理であって簡単である
とともに、温度変化などの影響の少ない安定した補正印
字クロックが作成される。
このようにして得られる補正クロック信号をその反射面
4の印字クロック信号として用い、レーザービーム5の
オン・オフ制御を行なって偏向走査を行なうことになる
。即ち、各反射面4の水平走査時間を基準クロック信号
の計数により測定して記憶し、その反射面4の走査によ
る印字時に補正クロック信号を用いることにより、印字
クロック信号の周波数を補正するものである。これによ
り、各反射面4に倒れ角の相違1分割誤差などがあって
も、各反射面4による水平走査時間内に入る印字データ
の数が何れの反射面4でも等しくなり、実質的に水平走
査時間が均一化された状態での書込みとなり、各反射面
4による印字が一様に揃うことになるものである。
−しかして、本実施例は前述したような電気的な処理に
より印字クロックの周波数を各反射面4毎に補正するた
め、補正印字クロックを作成する処理を基本とするが、
このような測定、設定等の処理を毎回の印字動作に先立
って回転多面鏡2を複数回回転させることにより、第4
図に示すメインフローの処理を行なうことを特徴とする
。ここに、毎回の印字動作とは、ある一定範囲について
の印字動作、例えば1頁分毎の印字動作を意味する。
まず、電源投入後に入出力制御のための初期設定を行な
う。そして、回転多面鏡2の複数回回転により各反射面
4についての計数値データの入力が行なわれる。ここに
、回転多面鏡2は複数回回転しており、何れの反射面4
についても各々複数の計数値が得られることになる。そ
こで、第5図に示す計数値の特定のサブルーチン処理に
より各反射面毎の真の計数値を特定する6本実施例では
同一の反射面4について得られる複数の特定値について
、2回同じ計数値が得られたときにその計数値を真の計
数値として特定するものである(この他、例えば同一反
射面についての数個の計数値の平均値を真の計数値とし
てもよい)。このように複数回の回転に基づき各々の反
射面4の走査時間を特定計数値により測定しているので
、微少変動があったとしても各反射面4のより実際的な
状態の測定となり、微少変動に対応できる。このように
して求められた各反射面4毎の特定計数値のバラツキに
基づき、各々の反射面4用のタイマ制御データが作成さ
れる(この後、後述するオフセット補正が行なわれる)
。そして、回転多面鏡2の回転位置検出が行なわれ、対
応する反射面4毎にタイマ制御データがタイマ回路18
にセットされる。これにより、前述したように各々の反
射面4毎の補正印字クロックが作成される。つまり、印
字動作開始前に全ての反射面4の今回印字用の補正印字
クロックが確定する。そして、実際に印字動作が行なわ
れる。印字が終了して次の印字動作を行なう時にも、同
様な動作が常に繰返される。
つまり、ある印字動作に際しては、補正印字クロックは
固定値となり、次の印字動作に際して改めて設定し直す
半固定方式である。
このように、本実施例によれば、印字動作開始前の回転
多面鏡2の複数回回転により各反射面4毎に複数の計数
値を得て真の計数値を特定し、これらの特定計数値のバ
ラツキに基づき各々の補正印字クロックを確定させてい
るので、実施の印字動作時との誤差の小さい走査状態で
の設定となり、精度の高い補正印字クロックとなる。つ
まり、微少変動等の影響の小さいものとなる。又、毎回
の印字動作の直前に必ず同様の動作が行なわれるので、
その時点に応じた設定処理であり、モータの回転数の変
動等の経時的な変動要素に対しても対処できる。
次に、オフセット補正関係について説明する。
本実施例ではカウンタ回路21を8ビツトに限定された
循環カウンタにより構成し、8ビツトを越えるデータは
順にオーバフローさせる方式としている。これは、補正
印字クロックを作成するための基準となる各反射面4毎
の計数値(特定計数値)のバラツキは、反射面4のバラ
ツキを考慮した場合でも20個以下程度で済むからであ
る。しかし、実際のバラツキは20個以下程度であって
も、カウンタ回路18が8ビツトであるので、計数値が
255近辺となり、ある反射面では255を趣えて桁上
げしてしまうようなことがある。つまり、カウンタによ
る計数値としてはその値から256を減算した値が計数
値として残る。この結果、各反射面4の計数値のバラツ
キの範囲が255にかかるときには大小関係が入れ代わ
ってしまい、正常な補正印字クロックが得られないこと
になる。
この関係を第7図を参照して説明する。第7図(a)は
前述したような処理により各反射面4について得られた
特定計数値を8ビツト上で表現しているものである。例
えば、C1は第1反射面についての特定計数値を示し、
以下、C2、〜、C1は各々第2〜8反射面についての
特定計数値を示している。この第7図(a)に示すよう
に各反射面4の特定計数値のバラツキが255近辺で生
ずると、例えば仮想線によるC 、 L  で示すよう
な桁上げを生ずる計数値も発生し得る。この時の特定計
数値は桁上げによってC4として得られる。この結果、
全ての特定計数値のバラツキは20個程度という小さな
値ではすまないことになってしまう。
そこで、全ての特定計数値のバラツキの範囲が桁上げを
起こさないようにオフセット補正の処理を行なうもので
ある。まず、第5図のような処理により得られた全ての
特定計数値を小さい順(又は大きい順)に並べ換える。
第7図(a)の場合であれば、C4→C2→C8〜C5
→C1のような順となる。そして、前後の特定計数値間
の差をとることにより、差の最大値を区切りとして真の
最小計数値を算出する。前述したように特定計数値を小
さい順に並べ換えているので、上例ではC4が最小計数
値となるがこれは桁上げによるもので、データバラツキ
の範囲の区切りとなる真の最小計数値ではない。ここに
、各データ間の差をとっており、上例によれば、C,−
C4の値が極めて大きい値となるので、C4は桁上げに
よる最小のものであり、C2が真の最小計数値CMtn
であると判断される。そして、この真の最小計数値CM
rNが丁度計数値として0となるようなオフセット値を
全ての特定計数値に対して加減算する。上例によれば、
最小計数値CMIN (=C,)より大きい特定計数値
C,,C,等についてはその特定計数値から最小計数値
CMINを減算する。一方1桁上げして最小計数値CM
INよりも小さい特定計数値については、8ビツトの上
限値255から最小計数値CMINを減算した値Cxを
オフセット値として、その特定計数値、例えばC4にC
xを加算する。このような加減算処理により、全ての特
定計数値は第7図(b)に示すような状態に補正される
ことになる。
この第7図(b)に示すC1〜C1が補正された特定計
数値である。つまり、全ての特定計数値間のバラツキの
範囲は必ず0から始まる状態となる。二のような補正後
の特定計数値はタイマ制御データに変換されて記憶回路
19に格納される。このようなオフセット補正処理の後
で、補正後の特定計数値間のバラツキに基づき前述した
ような補正印字クロックが作成される。これにより、8
ビツトの如く限定された容量のカウンタを用いる場合で
あっても、全ての計数値間のバラツキの範囲が桁上げを
起こさないようにオフセットをかけることになり、補正
印字クロックが実際の各特定計数値のバラツキに基づき
正確に作成される。このようなオフセット補正処理も、
毎回の印字動作の直前に必ず行なわれるものであり、そ
の時点の状態に応じたオフセット処理であり、従来のよ
うにスイッチ等により設定する面倒がなく、かつ、半固
定方式により経時的な変動にも自動的に対処できる。
なお、本実施例では印字動作前の回転多面鏡2の複数回
回転において計測を複数回行ない、各反射面4の計数値
を複数得て、各反射面4の真の計数値を特定したが、印
字動作前の回転多面鏡2の複数回回転により回転状態が
安定した時点で1回のみ計測を行ない、これにより得ら
れる各反射面4毎の1つの計数値を真の計数値として特
定するようにしてもよい。
発明の効果 本発明は、上述したように毎回の印字動作前に回転多面
鏡を複数回回転させて各反射面について各々所望の計数
値を得、このような計数値によって真の計数値を特定し
、これらの各反射面の特定計数値のバラツキに基づき各
反射面毎の補正印字クロックを作成するようにしたので
、同一反射面における計測データの微少変動にも対応し
た精度の高い補正印字クロックの確定がなされ、実際の
印字時の誤差が極めて小くなって高精度の印字とするこ
とができ、このような処理が印字前に必ず行なわれるの
でモータの回転数変動等の経時的変化にも対処できるも
のとなり、又、カウンタとして容量の限定された安価な
ものを用いる場合には。
全ての特定計数値中から真の最小計数値を算出してこの
真の最小計数値が0となるように全ての特定計数値をオ
フセット補正し、この補正後の特定計数値を補正印字ク
ロックの作成に供しているので、常に桁上げの問題がな
くなり、正確な補正印字クロック作成を行なうことがで
き、経時的な変動にも対処する二とができるものである
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はブロッ
ク図、第2図は光学系の平面図、第3図はその正面図、
第4図はメインルーチンを示すフローチャート、第5図
は計数値の特定のサブルーチンを示すフローチャート、
第6図はオフセット補正のサブルーチンを示すフローチ
ャート、第7図はオフセット処理を示す説明図である。 l・・・感光体、2・・・回転多面鏡、4・・・反射面
、5・・・レーザービーム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、印字クロックに従つてオン・オフ制御されるレーザ
    ービームを回転多面鏡の反射面に照射し、前記反射面に
    よりレーザービームを偏向走査して感光体上に光書込み
    を行なうレーザープリンタにおいて、毎回の印字動作に
    先立ち前記回転多面鏡を複数回回転させ、この複数回回
    転における前記回転多面鏡の各反射面による毎回走査時
    に特定走査範囲内でスタート信号とストップ信号とを発
    生させ、このスタート信号とストップ信号との間の走査
    時間をカウンタによる基準クロック信号の計数により測
    定するとともに各反射面毎の計数値を各反射面毎に記憶
    し、計数値に基づき各反射面毎の真の計数値を特定して
    今回の印字動作時の各反射面毎の補正印字クロックを作
    成することを特徴とするレーザープリンタの走査速度ム
    ラ補正方法。 2、印字クロックに従つてオン・オフ制御されるレーザ
    ービームを回転多面鏡の反射面に照射し、前記反射面に
    よりレーザービームを偏向走査して感光体上に光書込み
    を行なうレーザープリンタにおいて、毎回の印字動作に
    先立ち前記回転多面鏡を複数回回転させ、この複数回回
    転における前記回転多面鏡の各反射面による毎回走査時
    に特定走査範囲内でスタート信号とストップ信号とを発
    生させ、このスタート信号とストップ信号との間の走査
    時間を必要最小ビット分の容量の循環カウンタによる基
    準クロック信号の計数により所定ビット以下のデータと
    して測定するとともに各反射面毎の計数値を各反射面毎
    に記憶し、計数値に基づき各反射面毎の真の計数値を特
    定し、各反射面毎の特定計数値に基づき真の最小計数値
    を算出してこの最小計数値を0とするように全ての特定
    計数値をオフセット補正し、補正後の特定計数値に基づ
    き今回の印字動作時の各反射面毎の補正印字クロックを
    作成することを特徴とするレーザープリンタの走査速度
    ムラ補正方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02221975A (ja) * 1989-02-23 1990-09-04 Fuji Xerox Co Ltd イメージ出力装置
JPH02256914A (ja) * 1989-03-29 1990-10-17 Agency Of Ind Science & Technol 超電導磁気軸受を付加した気体軸受
JPH07117204A (ja) * 1993-10-26 1995-05-09 Eidai Co Ltd 溝付き化粧材の溝着色方法

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