JPS6332402Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6332402Y2
JPS6332402Y2 JP1981079606U JP7960681U JPS6332402Y2 JP S6332402 Y2 JPS6332402 Y2 JP S6332402Y2 JP 1981079606 U JP1981079606 U JP 1981079606U JP 7960681 U JP7960681 U JP 7960681U JP S6332402 Y2 JPS6332402 Y2 JP S6332402Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
pistons
cylinder
cylinder chamber
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981079606U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57190961U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981079606U priority Critical patent/JPS6332402Y2/ja
Publication of JPS57190961U publication Critical patent/JPS57190961U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6332402Y2 publication Critical patent/JPS6332402Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば鉄道車両用ブレーキ装置のブ
レーキシリンダとして使用されるダイヤフラムシ
リンダに関する。
従来のダイヤフラムシリンダを第1図にもとづ
いて説明する。第1図において、1は圧力気体の
給排孔1aが穿設された第1ピストン、2は第2
ピストンであり、これら両ピストン1,2は互い
に接近離隔自在に対向して配置されている。両ピ
ストン1,2の対向する部分にダイヤフラム3の
端部が固着され、該ダイヤフラム3と前記両ピス
トン1,2によつてシリンダ室4が形成されてい
る。ダイヤフラム3の側面中央部外周には筒状部
材5が装着され、該筒状部材5の内周面とダイヤ
フラム3の中央部外周面とが密着されて、ダイヤ
フラム3の中央部がほとんど伸縮しない固定部3
aとされている。尚、3bはダイヤフラム3の可
動部である。
第1図aは、シリンダ室4内から圧力気体が排
出され、図示しない復帰ばね等により両ピストン
1,2が接近して当接している通常状態を示し、
この状態において、第1ピストン1の給排孔1a
からシリンダ室4に圧力気体が供給されると、両
ピストン1,2は復帰ばねに抗して互いに離隔移
動し、第1図bの状態となる。
この従来のダイヤフラムシリンダは、互いに接
近離隔する第1ピストン1、第2ピストン2を備
えているため、シリンダ室4内の圧力気体が排出
されて両ピストン1,2が接近した通常状態にお
いて、両ピストン1,2とダイヤフラム3との間
に大きな空隙を生じ、シリンダ室4の空隙容積が
非常に大きいものであつた。
従つて、シリンダ室4へ圧力気体を供給するシ
リンダ作動時に、上記両ピストン1,2とダイヤ
フラム3間の大きなシリンダ室空隙が充填されて
この空隙内の気体圧力が両ピストン1,2を離隔
移動させる圧力になるまでに長時間を要する。
すなわち、両ピストン1,2を離隔移動させる
ためには、ダイヤフラム3の可動部3bと両ピス
トン1,2に圧力気体が作用するだけの微小な空
隙がシリンダ室4内に存在すれば充分であるが、
従来の上記構成の如きダイヤフラムシリンダは、
2つのピストンを有する構成であるがゆえに、上
記シリンダ室空隙のほとんどが無効空隙であり、
両ピストン1,2の応答性が非常に悪いという問
題があつた。
本考案は、上記問題に鑑みて案出したものであ
り、互いに接近離隔自在な第1ピストン、第2ピ
ストンにダイヤフラムが固着されてシリンダ室が
形成され、ダイヤフラムの側面中央部に筒状部材
が装着されて固定部とされたダイヤフラムシリン
ダにおいて、前記両ピストンの移動方向にほぼ直
交する方向でシリンダ室内に突出する環状の突出
部を前記固定部の内周に設け、該突出部の大きさ
を前記両ピストンの接近離隔移動を妨げない大き
さに設定してシリンダ室の無効空隙を小さくする
ことによつて、両ピストンの応答性を向上させる
ことを目的とする。
以下、本考案を第2図乃至第4図の実施例にも
とづいて説明する。
第2図は本考案の第1実施例の断面図であり、
互いに接近離隔自在に対向して配置した第1ピス
トン1、第2ピストン2にダイヤフラム3の端部
を固着してシリンダ室4を形成している。ダイヤ
フラム3の側面中央部外周に筒状部材5を装着
し、筒状部材5の内周面とダイヤフラム3の中央
部外周面とを密着させてダイヤフラム3の中央部
がほとんど伸縮しない固定部3aとしている。こ
の固定部3aのダイヤフラム3を肉厚の突出部6
としてシリンダ室4内に突出させている。この突
出部6は、固定部3aの内周全域にわたる環状で
あり、その突出方向は両ピストン1,2の移動方
向(図中で上下方向)にほぼ直交する方向であ
る。また、突出部6の突出高さは、その中央部が
最も高く、可動部3bに近づくにしたがつて低く
なつており、突出部6の大きさは、第1ピストン
1、第2ピストン2およびダイヤフラム3の可動
部3bの各々の受圧面に接することのない大きさ
即ち両ピストン1,2の接近離隔移動を妨げない
大きさに設定している。従つて、このように設定
するのであれば、突出部6の体積をできるだけ大
きくして上記無効空隙に相当させる方が良い。
尚、1aは第1ピストン1に穿設した給排孔であ
る。
第2図aはシリンダ室4から圧力気体が排出さ
れ、図示しない復帰ばね等により両ピストン1,
2が接近して当接している通常状態を示し、両ピ
ストン1,2とダイヤフラム3間のシリンダ室空
隙すなわちシリンダ室4の空隙容積は、従来例を
示す第1図aに比して突出部6の体積分だけ小さ
くなつている。この状態において、給排孔1aか
らシリンダ室4へ圧力気体を供給すると、瞬時に
両ピストン1,2とダイヤフラム3間の微小なシ
リンダ室空隙が充填され、圧力気体が両ピストン
1,2およびダイヤフラム3の可動部3bの各々
の受圧面に作用して両ピストン1,2は前記復帰
ばね等に抗して互いに離隔移動し、第2図bに示
す状態となる。そして、シリンダ室4の圧力気体
を給排孔1aから排出すれば、両ピストン1,2
は第2図aの状態に復帰する。
このように、上記第1実施例は、ダイヤフラム
3の中央部(固定部3a)を図中で左右方向の肉
厚の環状の突出部6として両ピストン1,2とダ
イヤフラム3間のシリンダ室空隙を減少させ、さ
らに、この突出部6の大きさを両ピストン1,2
の接近離隔移動を妨げない大きさ即ち両ピストン
1,2およびダイヤフラム3の可動部3bに接し
ない大きさに設定したものであり、ダイヤフラム
シリンダとしての機能が損われることがなく、シ
リンダ室4へ圧力気体を供給するシリンダ作動時
に、両ピストン1,2とダイヤフラム3間のわず
かなシリンダ室空隙が瞬時に充填されて両ピスト
ン1,2が離隔移動を始め、両ピストン1,2の
応答性が非常に良くなる。第3図および第4図は
本考案の他の実施例を示し、第2図の第1実施例
と同一構成部分は第2図と同一符号を付してその
説明を省略する。
第3図の第2実施例は、ダイヤフラム3とは材
質の異なる環状の突出部6をダイヤフラム3の中
央部内側(固定部3a)に接着剤等により容易に
離脱しないように取付けたものであり、この内側
に突出する環状の突出部6の大きさは、第1実施
例の場合と同様に、両ピストン1,2およびダイ
ヤフラム3の可動部3bに接しない大きさ即ち両
ピストン1,2の接近離隔移動を妨げない大きさ
である。尚、突出部6はシリンダ室4内の気体圧
力により変形しないものであれば中空としても良
く、さらに、この中空部に流体を封入しても良
い。
第4図の第3実施例は、ダイヤフラム3に装着
する筒状部材5つまり固定部3aをその全周にわ
たつて内側に突出させて環状の突出部6を形成し
たものであり、この突出部6の大きさは、上述の
第1実施例および第2実施例と同様に、両ピスト
ン1,2の接近離隔移動を妨げない大きさであ
る。
これら第2、第3実施例の作用効果は、第1実
施例の場合と同様であるので、その説明を省略す
る。
次に、本考案のダイヤフラムシリンダを車両用
ブレーキ装置のブレーキシリンダとして使用した
場合を第5図にもとづいて説明する。
第5図において、7,8はその中途部7a,8
aが台車9に揺動自在に支持されたリンク、10
は本考案のダイヤフラムシリンダ、11はダイヤ
フラムシリンダ10の第1ピストン1(第2図乃
至4図参照)に連結された第1ロツド、12はダ
イヤフラムシリンダ10の第2ピストン2(第2
図乃至第4図参照)に連結された第2ロツドを
各々示す。リンク7の一端7bが第1ロツド11
に揺動自在に連結され、リンク8の一端8bが第
2ロツド12に揺動自在に連結されて、ダイヤフ
ラムシリンダ10はリンク7,8を介して台車9
に支持されている。13は第1ピストン1の給排
孔1a(第2図乃至第4図参照)に接続されると
ともにブレーキ制御装置14に接続された空気管
であり、ブレーキ制御装置14には空気管15を
介して圧力空気源(圧力気体源)16が接続され
ている。又、リンク7,8の他端7c,8cには
ブレーキ円板19に対向するブレーキ摩擦板1
7,18が揺動自在に取付けられている。尚、2
1,22はリンク7,8と台車9との間に介設さ
れた復帰ばねである。
第5図はブレーキ弛めの状態を示し、ダイヤフ
ラムシリンダ10のシリンダ室4(第2図乃至第
4図参照)は空気管13を経て前記制御装置14
の排出口14aに連通している。従つて、両ピス
トン1,2は復帰ばね21,22により接近し、
ブレーキ摩擦板17,18はブレーキ円板19か
ら離れている。
この状態において、ブレーキ制御装置14がブ
レーキ動作すると、空気管13と排出口14aと
が遮断されるとともに空気管13と空気管15と
が連通し、圧力空気源16からダイヤフラムシリ
ンダ10のシリンダ室4へ圧力空気が供給され
る。ダイヤフラムシリンダ10の構成は上述した
通りであるので、瞬時に両ピストン1,2が復帰
ばね21,22に抗して離隔し、リンク7,8を
その中途部7a,8aを中心として揺動させ、ブ
レーキ摩擦板17,18をブレーキ円板19に押
しつけてブレーキを作用させるのである。
以上の説明より明らかなように、本考案は、互
いに接近離隔自在に配置された第1ピストン、第
2ピストンにダイヤフラムが固着されてシリンダ
室が形成され、ダイヤフラムの側面中央部に筒状
部材が装着されて固定部が形成されたダイヤフラ
ムシリンダにおいて、前記両ピストンの移動方向
にほぼ直交する方向でシリンダ室内に突出する環
状の突出部を前記固定部の内周に設け、該突出部
の大きさを前記両ピストンの接近離隔移動を妨げ
ない大きさに設定したものであり、本考案によれ
ば、ダイヤフラムシリンダとしての機能を損うこ
となく、両ピストンとダイヤフラム間のシリンダ
室空隙すなわちシリンダ室の空隙容積を前記固定
部の内周全域にわたる環状の突出部の体積分だけ
減少させることができ、シリンダ室の微少な空隙
が瞬時に充填されるため両ピストンの応答性が非
常に良くなる。特に、ブレーキシリンダとして本
考案のダイヤフラムシリンダを使用した場合、ブ
レーキ装置の特性が向上して安全性が増すことに
なる。又、本考案のダイヤフラムシリンダは、両
ピストン接近時の無効空隙を固定部の内周全域に
わたる環状の突出部により減少させたものである
から、本考案によれば、圧力気体の使用量が少な
くて済み、シリンダ室に圧力気体を給排する圧力
気体源の容量を従来のものより小さくでき、省エ
ネルギー化が図れるという特有の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来のダイヤフラムシリンダの断面
図、第1図bは同作用説明図、第2図aは本考案
のダイヤフラムシリンダの第1実施例の断面図、
第3図aは同第2実施例の断面図、第4図aは同
第3実施例の断面図、第2図b、第3図b、第4
図bは各々の実施例の作用説明図、第5図は本考
案のダイヤフラムシリンダをブレーキシリンダと
して使用した場合の説明図である。 1……第1ピストン、1a……給排孔、2……
第2ピストン、3……ダイヤフラム、3a……固
定部、3b……可動部、4……シリンダ室、5…
…筒状部材、6……突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに接近離隔自在に対向して配設された第1
    ピストン、第2ピストンと、該両ピストンに固着
    され両ピストン間に圧力気体が給排されるシリン
    ダ室を形成するダイヤフラムと、該ダイヤフラム
    の側面中央部に装着されダイヤフラムがほとんど
    伸縮しない固定部を形成する筒状部材とを備えた
    ダイヤフラムシリンダにおいて、 前記両ピストンの移動方向にほぼ直交する方向
    でシリンダ室内に突出する環状の突出部を前記固
    定部の内周に設け、該突出部の大きさを前記両ピ
    ストンの接近離隔移動を妨げない大きさに設定し
    たダイヤフラムシリンダ。
JP1981079606U 1981-05-30 1981-05-30 Expired JPS6332402Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981079606U JPS6332402Y2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981079606U JPS6332402Y2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57190961U JPS57190961U (ja) 1982-12-03
JPS6332402Y2 true JPS6332402Y2 (ja) 1988-08-30

Family

ID=29875198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981079606U Expired JPS6332402Y2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6332402Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59197605A (ja) * 1983-04-25 1984-11-09 Bridgestone Corp ニユ−マチツク・アクチユエ−タ
JPS59197606A (ja) * 1983-04-25 1984-11-09 Bridgestone Corp ニュ−マチック・アクチュエ−タ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS511828A (en) * 1974-06-21 1976-01-09 Automobile Antipollution Nainenkikanniokeru nenryoseigyosochi
JPS5536963B2 (ja) * 1972-11-21 1980-09-25

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536963U (ja) * 1978-08-31 1980-03-10

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536963B2 (ja) * 1972-11-21 1980-09-25
JPS511828A (en) * 1974-06-21 1976-01-09 Automobile Antipollution Nainenkikanniokeru nenryoseigyosochi

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57190961U (ja) 1982-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2657922B2 (ja) 車両荷重応動型制動補正装置
US4553644A (en) Hydro-pneumatic braking device
JPS62102707U (ja)
JPS6332402Y2 (ja)
JPH0385736U (ja)
JPS60561B2 (ja) サ−ボモータ
JPS6143580B2 (ja)
JPS6336806Y2 (ja)
JPH03125668U (ja)
JPS6241909U (ja)
JPH02120279U (ja)
JPH0375006U (ja)
JPH0351247U (ja)
JPS63148509U (ja)
JPH0312039U (ja)
JPH0198928U (ja)
JPH0272165U (ja)
JPH0388807U (ja)
JPH0299079U (ja)
JPS6263438U (ja)
JPH0556409B2 (ja)
JPS63128108U (ja)
JPS6431203U (ja)
JPS63132142U (ja)
JPH0312038U (ja)