JPS6332135Y2 - - Google Patents
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- JPS6332135Y2 JPS6332135Y2 JP13713485U JP13713485U JPS6332135Y2 JP S6332135 Y2 JPS6332135 Y2 JP S6332135Y2 JP 13713485 U JP13713485 U JP 13713485U JP 13713485 U JP13713485 U JP 13713485U JP S6332135 Y2 JPS6332135 Y2 JP S6332135Y2
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- washing
- electrodeposition
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- electrodeposition bath
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- Expired
Links
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Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は電着塗装における水洗装置に関する。
［従来の技術］
自動車ボデーなどの電着塗装ラインでは電着浴
槽から引き出された被塗物に対して、電着浴液を
濾過してえられた濾液を噴霧して、被塗物に物理
的に付着している有効塗膜とならない電着塗料を
水洗除去することが行なわれている（特公昭58−
23480号公報参照）。
槽から引き出された被塗物に対して、電着浴液を
濾過してえられた濾液を噴霧して、被塗物に物理
的に付着している有効塗膜とならない電着塗料を
水洗除去することが行なわれている（特公昭58−
23480号公報参照）。
［考案が解決しようとする問題点］
しかしながら、防錆性の向上のために最近導入
されつつあるカオチン電着塗料は塗料の安定化を
図るためにエマルジヨンタイプとされており、か
かるカチオン電着塗料からなる電着浴液の濾液を
被塗物に噴霧して洗浄すると、洗浄液が発泡して
泡が水洗装置の底部に留り、ライン管理上問題が
大きい。この問題を解決するためには電着浴液の
濾液に消泡剤を添加することも考えられる。しか
しこの濾液は洗浄水として使用されたのち、含ま
れる塗料を回収し、有効利用するために電着浴槽
に返されるから、電着塗料が消泡剤によつて悪影
響を受けることになり、そのため消泡剤を使用す
ることはできない。
されつつあるカオチン電着塗料は塗料の安定化を
図るためにエマルジヨンタイプとされており、か
かるカチオン電着塗料からなる電着浴液の濾液を
被塗物に噴霧して洗浄すると、洗浄液が発泡して
泡が水洗装置の底部に留り、ライン管理上問題が
大きい。この問題を解決するためには電着浴液の
濾液に消泡剤を添加することも考えられる。しか
しこの濾液は洗浄水として使用されたのち、含ま
れる塗料を回収し、有効利用するために電着浴槽
に返されるから、電着塗料が消泡剤によつて悪影
響を受けることになり、そのため消泡剤を使用す
ることはできない。
このようにカオチン電着塗料を用いる電着塗装
においては水洗工程において発生する泡を消去す
る有効な技術がないのが現状である。
においては水洗工程において発生する泡を消去す
る有効な技術がないのが現状である。
本考案は前記の点に鑑みて、電着塗装における
水洗工程における簡便かつ有効な消泡技術を提供
せんとするものである。
水洗工程における簡便かつ有効な消泡技術を提供
せんとするものである。
［問題点を解決するための手段］
すなわち本考案は、電着浴槽から引き出された
被塗物に対して、電着浴液を濾過した濾液を噴霧
して洗浄する水洗装置において、水洗ブースの底
部に床面から浮かしてネツトを配設したことを特
徴とする電着塗装における水洗装置に関する。
被塗物に対して、電着浴液を濾過した濾液を噴霧
して洗浄する水洗装置において、水洗ブースの底
部に床面から浮かしてネツトを配設したことを特
徴とする電着塗装における水洗装置に関する。
［実施例］
つぎに図面に基づいて本考案を説明する。
第１図は本考案の装置の一実施例を示す概略説
明図であり、第２図はその水洗ブースの概略横断
面図である。
明図であり、第２図はその水洗ブースの概略横断
面図である。
図面において、１は電着浴槽、２はオーバーフ
ロー槽であり、これらには電着浴液３が溜められ
ている。被塗物４は搬送装置５によつて電着浴槽
１に浸漬され、電着塗装されたのち、引き出さ
れ、つぎの水洗ゾーンに送られる。
ロー槽であり、これらには電着浴液３が溜められ
ている。被塗物４は搬送装置５によつて電着浴槽
１に浸漬され、電着塗装されたのち、引き出さ
れ、つぎの水洗ゾーンに送られる。
水洗ゾーンは第１の水洗ゾーン６と第２の水洗
ゾーン７とからなり、各水洗ゾーンは水洗ブース
２０、噴霧装置２３、および水洗ブース２０の下
方に設けられた洗浄水貯槽２４から構成されてい
る。
ゾーン７とからなり、各水洗ゾーンは水洗ブース
２０、噴霧装置２３、および水洗ブース２０の下
方に設けられた洗浄水貯槽２４から構成されてい
る。
噴霧装置２３から噴霧された洗浄水は被塗物４
に物理的に付着している電着塗料を除去したのち
水洗ブース２０の底部に集められ、床面２１に設
けられた開口部２２から貯槽２４に流下される。
貯槽２４に溜められた洗浄水は循環ポンプ２５に
より噴霧装置２３へ送られ、反復使用されるよう
になつている。
に物理的に付着している電着塗料を除去したのち
水洗ブース２０の底部に集められ、床面２１に設
けられた開口部２２から貯槽２４に流下される。
貯槽２４に溜められた洗浄水は循環ポンプ２５に
より噴霧装置２３へ送られ、反復使用されるよう
になつている。
最後段の第２の水洗ゾーン７の洗浄水貯槽２４
には電着浴液の濾液が供給されるようにされてい
る。すなわちオーバーフロー槽２中の電着浴液３
は圧送ポンプ８により濾過装置９に送られ、濾過
膜１０により濾過された濾液は濾液貯槽１１に一
旦溜められたのち、ポンプ１２により配管１３を
通して第２の水洗ゾーン７の洗浄水貯槽２４に送
られる。なお濾過装置９に送られた電着浴液３の
うち未濾過液、すなわち濾過により濃縮された電
着浴液は配管１４によつて電着浴槽１に戻され
る。
には電着浴液の濾液が供給されるようにされてい
る。すなわちオーバーフロー槽２中の電着浴液３
は圧送ポンプ８により濾過装置９に送られ、濾過
膜１０により濾過された濾液は濾液貯槽１１に一
旦溜められたのち、ポンプ１２により配管１３を
通して第２の水洗ゾーン７の洗浄水貯槽２４に送
られる。なお濾過装置９に送られた電着浴液３の
うち未濾過液、すなわち濾過により濃縮された電
着浴液は配管１４によつて電着浴槽１に戻され
る。
第２水洗ゾーン７の洗浄水貯槽２４中の洗浄水
の一部はオーバーフロー管５により第１水洗ゾー
ン６の洗浄水貯槽２４に送られ、第１水洗ゾーン
６の洗浄水貯槽２４中の洗浄水は配管１６によつ
てオーバーフロー槽２に送られ、洗浄によつて回
収された電着塗料を有効利用するようにしてい
る。
の一部はオーバーフロー管５により第１水洗ゾー
ン６の洗浄水貯槽２４に送られ、第１水洗ゾーン
６の洗浄水貯槽２４中の洗浄水は配管１６によつ
てオーバーフロー槽２に送られ、洗浄によつて回
収された電着塗料を有効利用するようにしてい
る。
本考案においては、各水洗ゾーンの水洗ブース
２０の底部に床面２１から浮かしてネツト２６を
配設している。
２０の底部に床面２１から浮かしてネツト２６を
配設している。
被塗物４に付着していた電着塗料を洗い落した
洗浄水はネツト２６を通して流下する。洗浄水が
ネツト２６を通して流下することによつて、電着
塗料が泡を発生しやすいカチオン電着塗料であつ
ても、ネット２６の部分で落下エネルギーが吸収
されるため、泡の発生が抑制される。さらにたと
え第２図に示されるごとく泡２７が発生しても、
泡２７の表面がネツト２６に達すると、それ以上
の泡の増大が抑制されるため、泡がネツト２６を
越えて被塗物４の下部に接触する倶れが解消され
る。
洗浄水はネツト２６を通して流下する。洗浄水が
ネツト２６を通して流下することによつて、電着
塗料が泡を発生しやすいカチオン電着塗料であつ
ても、ネット２６の部分で落下エネルギーが吸収
されるため、泡の発生が抑制される。さらにたと
え第２図に示されるごとく泡２７が発生しても、
泡２７の表面がネツト２６に達すると、それ以上
の泡の増大が抑制されるため、泡がネツト２６を
越えて被塗物４の下部に接触する倶れが解消され
る。
このように本考案によるときは水洗工程におけ
る洗浄水の発泡が抑えられるのでライン管理が容
易となり、かつ洗い落された電着塗料が再付着し
て残存する倶れがなくなり、洗浄が完全に行なわ
れるので、未洗浄電着塗料の残存による塗膜欠陥
がなくなる。
る洗浄水の発泡が抑えられるのでライン管理が容
易となり、かつ洗い落された電着塗料が再付着し
て残存する倶れがなくなり、洗浄が完全に行なわ
れるので、未洗浄電着塗料の残存による塗膜欠陥
がなくなる。
ネツト２６としては、洗浄水の流下が妨げられ
ない範囲内で目の小さなものが好ましく、たとえ
ば目の大きさが1.5〜４mmの範囲のものが好まし
く用いられる。
ない範囲内で目の小さなものが好ましく、たとえ
ば目の大きさが1.5〜４mmの範囲のものが好まし
く用いられる。
ネット２６の材質としては耐腐蝕性のよいもの
であればとくに制限されないが、鋼、ステンレス
スチール、アルミニウムなどの金属ネツト、ナイ
ロン、ポリエステルなどの有機繊維ネツト、ガラ
ス繊維などの無機繊維ネツトなどが使用できる。
であればとくに制限されないが、鋼、ステンレス
スチール、アルミニウムなどの金属ネツト、ナイ
ロン、ポリエステルなどの有機繊維ネツト、ガラ
ス繊維などの無機繊維ネツトなどが使用できる。
ネツト２６は洗浄ブース２０の床面２１と被塗
物４の底部との間に設ければよいが、ネツト２６
が被塗物４の底部に近すぎると、泡が被塗物４に
再付着する倶れがあり、またネツト２６が床面２
１に近すぎると、洗浄水の落下エネルギーが増大
するため、エネルギー吸収が充分でなくなると共
に、ネツト２６の下における泡の自然消失空間が
小さくなるから、通常ネツト２６は被塗物４の底
面と水洗ブース２０の床面２１の最高部との間の
距離の172程度の位置に設けるのが好ましい。
物４の底部との間に設ければよいが、ネツト２６
が被塗物４の底部に近すぎると、泡が被塗物４に
再付着する倶れがあり、またネツト２６が床面２
１に近すぎると、洗浄水の落下エネルギーが増大
するため、エネルギー吸収が充分でなくなると共
に、ネツト２６の下における泡の自然消失空間が
小さくなるから、通常ネツト２６は被塗物４の底
面と水洗ブース２０の床面２１の最高部との間の
距離の172程度の位置に設けるのが好ましい。
前記実施例では電着浴液の濾液により洗浄を行
なう水洗ゾーンを２つ設けているが、この個数は
各水洗ゾーンにおける洗浄効率、被塗物の種類、
電着浴液の濾液による洗浄以外の洗浄装置が付加
されているかなどによつて適宜選択すればよい。
なう水洗ゾーンを２つ設けているが、この個数は
各水洗ゾーンにおける洗浄効率、被塗物の種類、
電着浴液の濾液による洗浄以外の洗浄装置が付加
されているかなどによつて適宜選択すればよい。
最後段の水洗ゾーン７のつぎに、新鮮水の噴霧
による洗浄ゾーン、新鮮水にフルデイツプして洗
浄を行なうデイツプ洗浄ゾーンなどを付加しても
よい。
による洗浄ゾーン、新鮮水にフルデイツプして洗
浄を行なうデイツプ洗浄ゾーンなどを付加しても
よい。
［考案の効果］
電着浴液の濾液による水洗ゾーンの水洗ブース
の下部にネツトを配設することにより、洗浄水の
発泡が抑制されるとともに、たとえ発泡が生じた
としても泡の増大が防止され、ライン管理が容易
になるとともに、洗い落された電着塗料の再付着
に起因する塗膜欠陥の発生が防止される。
の下部にネツトを配設することにより、洗浄水の
発泡が抑制されるとともに、たとえ発泡が生じた
としても泡の増大が防止され、ライン管理が容易
になるとともに、洗い落された電着塗料の再付着
に起因する塗膜欠陥の発生が防止される。
第１図は本考案の装置の一実施例を示す概略説
明図、第２図はその水洗ブースの概略横断面図で
ある。 図面の主要符号、１：電着浴槽、３：電着浴
液、４：被塗物、６：第１水洗ゾーン、７：第２
水洗ゾーン、９：濾過装置、２０：水洗ブース、
２１：底面、２３：噴霧装置、２６：ネツト。
明図、第２図はその水洗ブースの概略横断面図で
ある。 図面の主要符号、１：電着浴槽、３：電着浴
液、４：被塗物、６：第１水洗ゾーン、７：第２
水洗ゾーン、９：濾過装置、２０：水洗ブース、
２１：底面、２３：噴霧装置、２６：ネツト。
Claims (1)
- 電着浴槽から引き出された被塗物に対して、電
着浴液を濾過した濾液を噴霧して洗浄する水洗装
置において、水洗ブースの底部に床面から浮かし
てネツトを配設したことを特徴とする電着塗装に
おける水洗装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13713485U JPS6332135Y2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13713485U JPS6332135Y2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6246649U JPS6246649U (ja) | 1987-03-23 |
| JPS6332135Y2 true JPS6332135Y2 (ja) | 1988-08-26 |
Family
ID=31040900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13713485U Expired JPS6332135Y2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6332135Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02129313U (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-25 |
-
1985
- 1985-09-06 JP JP13713485U patent/JPS6332135Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6246649U (ja) | 1987-03-23 |
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