JPS63318345A - Vベルト - Google Patents

Vベルト

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Publication number
JPS63318345A
JPS63318345A JP15512487A JP15512487A JPS63318345A JP S63318345 A JPS63318345 A JP S63318345A JP 15512487 A JP15512487 A JP 15512487A JP 15512487 A JP15512487 A JP 15512487A JP S63318345 A JPS63318345 A JP S63318345A
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JP
Japan
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band
block
upper cover
view
longitudinal direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP15512487A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Ogasawara
小笠原 正史
Shunei Sekido
俊英 関戸
Hiroshi Fujita
寛 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP15512487A priority Critical patent/JPS63318345A/ja
Publication of JPS63318345A publication Critical patent/JPS63318345A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/166V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自動車、農作業車、土木建設作業車といった
各種車両における動力伝達とか、一般産業機械や諸装置
における動力伝達などに用いられるVベルトに係り、詳
しくは、張力とプーリーから受ける側圧とをそれぞれ別
部材に負担させるように、少なくとも内周面に長手方向
に間隔を隔てて係合部を設けた無端状のバンドと、前記
保合部を係合する被係合部とプーリーに挟圧状態で接触
する摩擦伝動面とを備えたブロックと、前記バンドを前
記ブロックに押圧する上蓋とから成るVベルトに関する
〈従来の技術〉 従来のこの種のVベルトとしては、例えば、米国特許2
638007号公報に示すようなものがあった。
第22図は、上記従来例の横断面図、第23閏は、第2
2図のz−Z線断面図、第24図は、上記従来例の部分
斜視図である。
これらの図において、01は、内部に補強線02を埋め
込んだ無端状のバンドであり、プーリーへの巻回状態で
内側となる内周面に、長手方向に間隔を隔てて保合部と
しての凸部03が設けられている。04はブロックであ
り、両側それぞれにプーリーに挟圧状態で接触する摩擦
伝動面OFを形成するための摩擦パッド05が取り付け
られるとともに、両摩擦伝動面OF、OF間において、
前記凸部03を係合する被係合部としての凹部06が形
成されている。07はプレートであり、凸部03を凹部
06に係合した状態でボルト08によって締め付は固定
され、これにより、バンド01をブロック04に押圧接
触させ、プーリーからの側圧をFi!擦伝動面OFを介
してブロック04で受は止めさせるとともにバンド01
によって張力を負押させながら、1!擦によって伝達さ
れる動力をブロック04からバンド01に伝達するよう
に構成されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、■ベルトの運動について考察すると、■ベル
トが駆動プーリーと従動プーリーとの間で直線的に変位
している状態から駆動プーリーに噛み合っていくとき、
ならびに、駆動プーリーから離脱するとき、いわゆる遷
移域においては、プレー)07のバンド01への押圧接
触部分とバンド01の1vみ方向の中心またはほぼ中心
となる、補強線02の埋設部分との間で、両者間の周長
差に起因して、バンドO1の長平方向での位相にズレを
生じる。
即ち、■ベルトが駆動プーリーに噛み合っていくときに
は、直線運動から回転運動に瞬間的に移行するため、プ
レート07のバンド01への押圧接触部分の位相が、補
強線02の埋設部分よりもバンド01の長手方向で遅れ
ることになる。
逆に、駆動プーリーから離脱するときには、回転運動か
ら直線運動に瞬間的に移行するため、上述遅れ状態が解
消されて元の状態に復帰することになる。
しかしながら、上述のような構成を有する従来例の場合
には、バンド01とブロック04とプレート07とが一
体的に固定されているため、補強線02の埋設部分に対
するプレート07のバンドO1への押圧接触部分の変位
が阻止され、周長差に起因するズレを吸収できず、位相
が遅れようとすることに対抗する負荷が繰り返してバン
ド01に過度にかかり、バンド01の隣合う凸部03の
間で大きな折り曲げ力を頻繁に付与することになり、バ
ンド01が早期に疲労損傷し、バンドO1の耐久性が低
くなる欠点があった。
即ち、理解しやすいように、後述する第1実施例におけ
る、内外両周面に凸部3a、3bを設けたバンド1を用
い、このバンド1の両凸部3a。
3bのいずれもがブロック4によって固定保持されてい
るとして説明すれば(第1図および第2図参照)、第2
5図の作用説明図に示すように、バンド1が駆動プーリ
ー12に噛みこまれるに伴い、ブロック4に拘束されて
いるために、外周面側凸部3aがブロック4と一体的に
移動して実線のように変位する。
しかし、この直線運動から回転運動への瞬間的な移行時
にあっては、バンドlの厚み方向の中心位置のピッチ円
半径Rpよりも外周面側凸部3aのピッチ円半径rpの
方が大きいために、回転運動による周長差を生じる。こ
の結果、直線運動から回転運動への瞬間的な移行時にお
ける隣接外周面倒凸部3a、3aの谷部■1の間隔dが
、直線運動時における隣接外周面側凸部3a、3aの谷
部v2の間隔りよりも偏差eだけ強制的に伸長されるこ
とになる。このとき、バンドlは、その弾性復元力によ
って、二点鎖線で示す自然長の位置に移動復帰しようと
する。
ところが、外周面側凸部3aがブロック4によって拘束
されているために、上17を介してバンドlの長手方向
に拘束力F1が働き、これにより、谷部Vlにおいて、
引張力F2.F3が生じる。
上述拘束力F1は、通常の動力伝達力F4に加算されて
バンド1に作用するため、バンド1がその動力伝達面T
に過大な剪断力(F1+F4)を受けることになる。そ
して、このような作用状態。
即ち、引張力F2.F3および剪断力(F1+F4)は
、バンドlが駆動プーリー12から離脱するに伴って解
消されるものの、■ヘルドの走行に伴って、過大な負荷
を受ける状態とそれが解除される状態とが繰り返され、
この繰り返し荷重によって疲労破壊を生じ、バンド1が
早期に疲労損傷して耐久性が低下することになるのであ
る。なお、従動プーリー13での巻回時には、駆動プー
リー12における場合とは逆に、バンドlからブロック
4に動力を伝達するため、外周面側凸部3aには、動力
伝達力の反力F5がかかり、この反力F5が拘束力F1
を打ち消す方向に作用することとなり、従動ブーIJ−
13にかかる負荷としては、駆動プーリー12において
かかる負荷に比べて小さなものになり、問題にはならな
い。
本発明者等は、バンド1の破壊が、隣接外周面側凸部3
b、3bそれぞれの底部および谷部での亀裂発生とその
伝播によって起こっている例を確認している。
そこで、特公昭61−53569号公報に示されるよう
に、バンドにかかる負荷を軽減できるようにしたものが
提案されている。
第26図は、上記従来例の要部の縦断面図であり、バン
ド011の内外両周面に、長手方向に所定間隔を隔てて
保合部としてのリブ012が形成され、ブロック013
に設けられる補強体を構成する補強部材の、ト方ビーム
部分014,015どうし、ならびに、下方ビーム部分
016,017、どうしそれぞれによって形成される被
係合部としての凹部01B内にリブ012が係合されて
いる。
019・・・は型である。
ところが、この従来例によれば、リブ012が凹部01
B内に係合されているものの、ブロック013のバンド
011を強く押圧接触しないようにするものであり、高
負荷の動力を伝達する場合に、リブ012と凹部018
との間でスリップを生じやすくなることは否めず、伝動
能力を高める上で限界があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであう
で、直線運動から回転運動への瞬間的な移行に伴ってバ
ンドにかかる負荷を軽減し、耐久性に優れた寿命の長い
Vベルトを提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、少なくと
も内周面に長手方向に間隔を隔てて係合部を設けた無端
状のバンドと、 前記保合部を係合する被係合部とプーリーに挟圧状態で
接触するlf!擦伝動面とを備えたブロックと、 前記バンドを前記ブロックに押圧する上蓋とから成るV
ベルトにおいて、 上蓋をブロックにバンドの幅方向と平行な軸芯周りで回
転可能に取り付けるとか、バンドの長手方向に向かうよ
うに上蓋に形成された長大にブロックに一体的に取り付
けられる支持軸を挿通してバンドの長手方向に移動可能
にブロックに上蓋を取り付けるとか、更には、ブロック
に取り付は固定された支持部材にバンドの長手方向に弾
性変位可能に弾性体を保持させて上蓋を構成し、弾性体
を介してバンドをブロックに押圧接触するなど、要する
に、上蓋のバンドへの押圧接触部分をブロックに対して
バンドの長手方向に移動可能にした状態で、上蓋をブロ
ックに設けて構成する。
〈作用〉 上記構成によれば、バンドの係合部をブロックの被保合
部に保合保持する構成と、上蓋によりバンドをブロック
に押圧する構成とによって、プーリーからの側圧を摩擦
伝動面を介してブロックに伝達し、被保合部から係合部
を介してバンドに伝達し、バウドの張力に良好に変換し
ながら、直線運動から回転運動への瞬間的な移行の際に
は、上蓋によるバンドへの押圧接触部分において、バン
ドの厚み方向中心部分よりも遅れようとするに伴って負
荷がかかると、その上蓋によるバンドへの押圧接触部分
がバンドの長手方向に移動し、前述のバンドの長手方向
における偏差eを減少させてバンドにかかる負荷を軽減
できる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
(第1実施例) 第1図は、本発明のVベルトに係る第1実施例の要部の
一部分解斜視図、第2閲は、隣合うブロック間での縦断
面図、第3図は要部の横断面図である。
これらの図において、1は、内部に補強線2を埋め込ん
だ無端状のバンドであり、プーリーへの巻回接層での内
外両周面それぞれに、長手方向に間隔を隔てて係合用の
凸部3a・・・、3b・・・が設けられている。補強線
2としては、例えば、アラミド繊維、炭素繊維などの非
金属材料や鉄、チタンなどの金属材料で製作され、バン
ドlとしては、そのような補強線2を、ゴム、熱可塑性
ポリエステルエラストマーなどの非金属材料で被覆して
製作されるものである。
4はブロックであり、両側それぞれにプーリーに挟圧状
態で接触する摩擦伝動面F、  Fが形成されている。
ブロック4の両a!擦伝動面F、F間は切り欠かれ、そ
の切り欠き凹部5の底部に、バンド1の内周面側の凸部
3bを係合する四部6が形成されている。
7は上蓋であり、バンド1と対向する面倒に、凸部3a
を係合する凹部8が形成され、そして、上蓋7にピン穴
9が形成されている。
前記ブロック4および上蓋7それぞれとしては、アルミ
ニウム、マグネシウムなどの金属材料、ポリフェニレン
サルファイド(PPS) 、ポリエーテル・エーテルケ
トン(PEEK)などの非金属材料で製作されるが、そ
れらに、炭素繊維、銅繊維、アルミナなどを繊維、粉体
、微小球体にして7n在させても良い。
一方、ブロック4の切り欠き凹部5の両側部分それぞれ
にもピン穴10.10が形成されていて、凸部3aを凹
部8に係合するとともに凸部3bを凹部6に係合した状
態で、ピン穴10.9.10にわたって係止ビン11を
挿通することにより、上M7によりバンドlがブロック
4に押圧接触されている。係止ピン11としては、金属
製中実ビンやチューブ、あるいは、スプリングピンまた
はそれらを樹脂で覆ったものが用いられる。
このようにして、ブロック4と上蓋7とがバンドlに連
続的に取り付けられて■ベル)Aが構成され、第4図の
無段変速機用伝動機構の正面図に示すように、駆動プー
リー12と従動プーリー13とにわたって巻回されて使
用され、駆動プーリー12からの側圧をF!!擦伝動面
F、  Fを介してブロック4で受は止めさせるととも
にバンド1によって張力を負担させながら、摩擦によっ
て伝達される動力をブロック4からバンドlに伝達し、
更に、バンド1からブロック4に伝達するとともに、ブ
ロック4から摩擦伝動面F、Fを介して従動プーリー1
3に伝達するように構成されている。駆動プーリー12
および従動プーリー13それぞれは、図示しないが、対
向する一対のプーリーの間隔を変更可能に構成されてい
て、その間隔変更により、駆動プーリー12および従動
プーリー13それぞれに対するVベルトAの巻回径比を
変更し、伝動する回転速度を変更するように構成されて
いる。
このような伝動時において、直線運動から回転運動への
瞬間的な移行の際には、バンド1の周長差に起因して、
外周面側の凸部3aが内周面側の凸部3bよりもバンド
1の長手方向で遅れようとし、それに伴って上M7に負
荷がかかるが、第5図の作用説明図に示すように、上蓋
7が係止ビン11周りで回転して、上ll7gバンド1
への押圧接触部分がバンド1の長手方向に移動し、バン
ドlにかかる負荷を軽減できるのである。
ブロック4の切り欠き凹部5の両側部分それぞれのバン
ドlの長手方向に直交した両面それぞれには、その一方
に突起14が突設されるとともに、他方に、隣接するブ
ロック4の突起14を嵌入する嵌入孔15が形成され、
隣接するブロック4が傾斜したりバンド1の幅方向に偏
位したりすることを、突起14と嵌入孔15との当接に
よって防止できるように構成されている。
また、ブロック4の隣接ブロック4と対向する両面それ
ぞれにおいては、バンドlの補強線2よりも内周面側で
は、駆動プーリー12および従動プーリー’13それぞ
れへの巻回に伴う曲がりを許容するように内周面側程隣
接ブロック4と離れる側に傾斜した傾斜面に形成され、
一方、バンド1の補強線2よりも外周面側(突起14ま
たは嵌入孔15が形成されている面部分)では、バンド
1の法線方向に沿った面に形成されており、隣接するブ
ロック4.4どうしの面接触により、バンドlが直線状
態よりも内周面側に曲がろうとすることを阻1卜し、駆
動プーリー12および従動プーリー13それぞれから良
好に離脱できるように構成されている。
この第1実施例では、バンド1側に凸部3a。
3bを設け、ブロック4および上蓋7それぞれの側に凹
部6.8を設けたが、バンド1側を凹部に、そして、ブ
ロック4および上蓋7それぞれの側に凸部を設けるよう
にしても良く、バンド1側に設けるものをして係合部と
総称し、一方、ブロック4や上蓋7側に設けるものをし
て被保合部と総称する。このことは、以下に説明する他
の実施例についても同様である。
以下に他の実施例について説明するが、第1実施例と同
じ構成部分は、同一番号を付し、その説明を省略する。
(第2実施例) 第6図は、第2実施例の隣合うブロック間での縦断面図
、第7図は要部の横断面図であり、この第2実施例にお
いて、第1実施例と異なるところは次の点である。
即ち、バント=tの内周面側にのみ凸部3bを設け、バ
ンド1の外周面側には、第1実施例のような凸部3aを
設けていない。当然のことながら、ブロック4にのみ凹
部6が設けられ、上M7側には、第1実施例のような凹
部8が設けられていない。本発明としては、少なくとも
バンドlの内周面側に凸部を設け、一方、ブロック4側
に四部を設けるものであれば良い。
また、この第2実施例では、隣接するブロック4が傾斜
したりバンド1の幅方向に偏位したりすることを防止す
るための突起16が、その外周面の一部がブロック4の
外周面と面一になるように形成され、一方、突起16を
嵌入する嵌入孔17が、切り欠き形状に形成されている
また、第1実施例では摩擦伝動面F、  Fそれぞれが
、バンド1の補強線2に対応する位置までしか形成され
ていないのに対し、この第2実施例では、摩擦伝動面F
、  Fそれぞれが、バンド1の補強線2に対応する位
置よりも上蓋7例の外周端面まで形成されている。
(第3実施例) 第8図は、第3実施例の要部の横断面図であり、この第
3実施例において、第1実施例と異なるところは次の点
である。
即ち、上蓋7のピン穴18をバンド1の長手方向に延び
る長大に形成し、直線連動から回転運動への瞬間的な移
行の際に、バンドlの周長差に起因して、外周面側の凸
部3aがバンドlのjγみ方向中心部分よりもバンド1
の長手方向で遅れ、それに伴って上蓋7に負荷がかかっ
ても、第9図の作用説明図に示すように、上蓋7が係止
ビンIIをガイドにしながらバンド1の長手方向に移動
し、バンド1にかかる負荷を軽減できるようになってい
る。この第3実施例において、ピン穴18を長大にする
のに、楕円形状やトラック形状にするとか、または、係
止ピン11の径よりも十分に大きい、いわゆるバカ穴形
状にしても良い。また、長穴をブロック4側に設けても
良い。
(第4実施例) 第1O図は第4実施例の要部の一部分解斜視図であり、
ブロック4の切り欠き四部5の両側部分それぞれのバン
ドlの長手方向に直交する方向の一方の而(以下、第1
ブロック面Blと称する。
)が、バンド1の法線方向および幅方向のいずれにおい
ても内方に入り込むように湾曲され、そして、他方の面
(以下、第2ブロック面B2と称する。)が、バンド1
の法線方向および幅方向のいずれにおいても外方に膨出
するように湾曲されている。
また、上蓋7のバンドIの長手方向に直交する方向の一
方の面(以F、第1上蓋面C1と称する。
)も、第1ブロック面B1と連なるように、バンド1の
法線方向および幅方向のいずれにおいても内方に入り込
むように湾曲され、そして、他方の面(以下、第2上蓋
面C2と称する。)も、第2ブロック面B2と連なるよ
うに、バンド1の法線方向および幅方向のいずれにおい
ても外方に膨出するように湾曲されている。
これらの構成により、第1ブロツク面Bl、Blと第2
ブロンク而B2との面接触、ならびに、第1上蓋面C1
と第2上蓋面C2との面接触それぞれにより、バンド1
が直線状態よりも内周面側に曲がろうとすることを阻止
し、駆動プーリー12および従動プーリー13それぞれ
から良好に離脱できるとともに、隣接するブロック4が
傾斜したりバンド1の幅方向に偏位したりすることをも
防止できるように構成されている。
(第5実施例) 第11図は第5実施例の要部の斜視間であり、ブロック
4として、第1ブロンク而Blと第2ブロック面B2の
いずれをもバンド1の法線方向および幅方向のいずれに
おいても内方に入り込むように湾曲したものと、第1ブ
ロック面B1と第2ブロック面B2のいずれをもバンド
lの法線方向および幅方向のいずれにおいても外方に膨
出するように湾曲したものとが交互にバンド1に取り付
けられるとともに、それらに対応させて、第1上流血C
1と第2):蓋面C2のいずれをもバンド1の法線方向
および幅方向のいずれにおいても内方に入り込むように
湾曲したものと、第1ヒ俯而C1と第2上蓋面C2のい
ずれをもハンドlの法線方向および幅方向のいずれにお
いても外方に膨出するように湾曲したものとがバンドl
に取り付けられている。この構成により、第4実施例と
同様に、バンド1が直線状態よりも内周面側に曲がろう
とすることを阻iトし、駆動プーリー12および従動プ
ーリー13それぞれから良好に離脱できるとともに、隣
接するブロック4が傾斜したりバンドlの幅方向に偏位
したりすることをも防止できるように構成されている。
(第6実施例) 第12図は第6実施例の要部の斜視図であり、第1ブロ
ツク而Blがバンド1の法線方向にのみ内方に入り込む
ように湾曲され、一方、第2ブロック面B2がバンド1
の法線方向にのみ外方に膨出するように湾曲され、また
、第1上蓋面C1が第1ブロツク而Blと連なるように
バンド1の法線方向にのみ内方に入り込むように湾曲さ
れており、一方、第2上蓋面C2が第2ブロック面B2
と連なるようにバンド1の法線方向にのみ外方に膨出す
るように湾曲されている。この構成により、前述実施例
と同様に、バンド1が直線状態よりも内周面側に曲がろ
うとすることを阻止し、駆動プーリー12および従動プ
ーリー13それぞれから良好に離脱できるとともに、隣
接するブロック4が傾斜することをも防止できるように
構成されている。
(第7実施例) 第13図は第7実施例の要部の斜視間であり、ブロック
4として、第1ブロック面B1と第2ブロック面B2の
いずれをもバンド1の法線方向にのみ内方に入り込むよ
うに湾曲したものと、第1ブロツク而Blと第2ブロッ
ク面B2のいずれをもバンド1の法線方向にのみ外方に
膨出するように湾曲したものとが交互にバンド1に取り
付けられるとともに、それらに対応させて、第1上蓋面
C1と第2上蓋面C2のいずれをもバンド1の法線方向
にのみ内方に入り込むように湾曲したものと、第1上蓋
面C1と第2上蓋面C2のいずれをもバンド1の法線方
向にのみ外方に膨出するように湾曲したものとがバンド
1に取り付けられている。この構成により、前述実施例
と同様に、バンド1が直線状態よりも内周面側に曲がろ
うとすることを阻止し、駆動プーリー12および従動プ
ーリー13それぞれから良好に離脱できるとともに、隣
接するブロック4が傾斜することをも防止できるように
構成されている。
(第8実施例) 第14図は第8実施例の要部の斜視図であり、ブロック
4として、第1ブロック面Btと第2プロ・7り面B2
のいずれをもバンド1の幅方向にのみ内方に入り込むよ
うに湾曲したものと、第1ブロツク而B1と第2ブロッ
ク面B2のいずれをもバンドlの幅方向にのみ外方に膨
出するように湾曲したものとが交互にバンドlに取り付
けられるとともに、それらに対応させて、第1上蓋面C
1と第2上蓋面C2のいずれをもバンド1の幅方向にの
み内方に入り込むように湾曲したものと、第1上蓋面C
Iと第2上蓋面C2のいずれをもバンド1の幅方向にの
み外方に膨出するように湾曲したものとがハンドlに取
り付けられている。この構成により、前述実施例と同様
に、バンドIが直線状態よりも内周面側に曲がろうとす
ることを阻止し、駆動ブーIJ−12および従動プーリ
ー13それぞれから良好に離脱できるとともに、隣接す
るブロック4がバンド1の幅方向に偏位することをも防
止できるように構成されている。
(第9実施例) 第15図は第9実施例の要部の斜視図であり、第1ブロ
ツク而B1がバンド1の幅方向にのみ内方に入り込むよ
うに湾曲され、一方、第2ブロック面B2がバンド1の
幅方向にのみ外方に膨出するように湾曲され、また、第
1上蓋面C1が第1ブロック面Blと連なるようにバン
ド1の幅方向にのみ内方に入り込むように湾曲され、一
方、第2上蓋而C2が第2ブロック面B2と連なるよう
にバンド1の幅方向にのみ外方に膨出するように湾曲さ
れている。この構成により、前述実施例と同様に、バン
ドlが直線状態よりも内周面側に曲がろうとすることを
阻止し、駆動プーリー12および従動ブーU−13それ
ぞれから良好に離脱できるとともに、隣接するブロック
4がバンド1の幅方向に偏位することをも防止できるよ
うに構成されている。
以上の第4実施例から第9実施例の構成によれば、隣接
するブロック4の傾斜またはバンド1の幅方向の偏位を
防止するのに、第1実施例や第3実施例のような突起1
4や嵌入孔15を備えさせずに済み、ブロック4全体を
、一部に滑らかな曲面部分を有するように形成すれば良
く、金型形状が簡単になって、生産性を向上できる利点
を有している。
(第10実施例) 第16図は第10実施例の隣合うブロック間での縦断面
図であり、上蓋7を弾性体で構成したものであり、上M
7に負荷がかかったときに、上蓋7が係止ピン11周り
で回転してバンドlの長手方向に移動するのみならず、
それ自体が弾性変形して圧縮され、それらの協働によっ
て、上蓋7のバンド1への押圧接触部分がバンド1の長
手方向に移動し、バンドlにかかる負荷を軽減するよう
に構成されている。
この第1O実施例による場合、バンド1の長手方向にお
ける剛性が、バンドlの法線方向における剛性よりも低
い異方性の性質を有する弾性体を適用するのが好ましい
が、等方性の弾性体であっても、バンド1の法線方向に
予め押圧力を作用させた状態でブロック4に組み付けて
おくことにより、異方性の弾性体による場合と同等の効
果を得ることができ、実用上は支障が無い。
(第11実施例) 第17図は第11実施例の要部の斜視図であり、ブロッ
ク4のバンドlの長手方向に直交する両側の面部分それ
ぞれにおいて、バンド1の保持部分を含む状態で、バン
ド1の幅方向に断面形状が円弧状の溝19を形成し、組
み付は状態において、隣合って対向する溝19.19間
を通じてバンド1が外部に露出され、バンドlの折り曲
げによる内部摩擦に起因して発生する熱を逃がし、熱が
ブロック4と上I7で囲まれた空間内に蓄えられること
に起因してバンドlの耐久性が早期に低下することを防
止し、■ベルトの寿命をより−・層長くできるように構
成されている。
(第12実施例) 第18[Zは第12実施例の隣合うブロック間での縦断
面図であり、ブロック4の内周面側および上蓋7の外周
面側それぞれが凹凸状に切り欠かれて外気との接触面積
が拡大され、その放熱フィン機能により、バンド1で発
生した熱をブロック4および)−、W7それぞれを介し
て効率良く逃がすように構成されている。
(第13実施例) 第19図は第13実施例の隣合うブロック間での縦断面
図であり、上蓋7が、そのバンドlの長手方向において
短く構成され、組み付は状態において、上蓋7とブロッ
ク4との間に、バンド1を外気に露出する隙間が形成さ
れ、その隙間を通じてバンドlで発生した熱を外部に逃
がすように構成されている。
前述の第10実施例の変形例として、この第13実施例
において形成した隙間を埋めるように弾性体を設けて構
成しても良い。
(第14実施例) 第20図は第14実施例の隣合うブロック間での縦断面
図であり、補強板20を備えたブロック4において、そ
の補強板20以外の部分に切り欠き部21を形成し、切
り欠き部21により放熱性を向−Lできるように構成さ
れている。
(第15実施例) 第21図は第15実施例の隣合うブロック間での縦断面
図であり、ブロック4の内周面側に切り欠き部22が形
成されるとともに、第13実施例と同様に、上蓋7とブ
ロック4との間に、バンドlを外気に露出する隙間が形
成され、両者の協働により放熱性を一層向上できるよう
に構成されている。
上記第11実施例から第15実施例のものでは、切り欠
きゃ隙間などにより、ブロック4において、そのバンド
1の長手方向における剛性が適度に低下されており、プ
ーリー12.13に噛み込まれたときに、ブロック4が
適度に変形し、プーリー12.13との噛み込み状態が
最適となるような自己調整の機能を発揮することができ
るとともに、■ベルトAを構成する上で軽量化できる利
点を有している。
また、上述の放熱機能を高めるのに、バンドl、ブロッ
ク4および上蓋7のうちの少なくとも一つを、例えば、
アルミニウム、銅、炭素繊維、高密度ポリエチレン、ア
ルミナ等の熱伝導率の高い材料で製作するとか、また、
これらの材料を繊維状、粉体、微小球体等の固体形状に
して混在させて製作するなどしても良い。
本発明を実施する上で、上蓋7のバンドlの長手方向に
おける移動量、あるいは、弾性体を用いる場合の弾性体
のバンド1の長手方向における変位量としては、外周面
側凸部3aのピッチ円半径「pとバンド1の厚み方向の
中心位置のピッチ円半径Rpとの差(=rp−Rp)の
2〜20%の範囲に含まれるのが好ましい。
本発明としては、例えば、上蓋7を、弾性体とそれを保
持する保持部材とから構成し、その保持部材をブロック
4に取り付け、弾性体の圧縮によってのみ、バンドlへ
の押圧接触部分をバンド1の長手方向に移動するように
構成しても良い。
本発明の■ベルトAは、自動車や一般産業機械の無段変
速機用伝動機構のように、高負荷のかかるものに好適に
使用できるが、それらに限らず、農作業車、土木建設作
業車といった各種車両における動力伝達とか、諸装置に
おける動力伝達、更には、コンベアベルトなど各種のも
のに適用できる。
また、ブロック4の内周面側での不連続性を利用し、移
動したブロック4の個数を計測することによりカウンタ
に利用することも可能である。
〈発明の効果〉 本発明によれば、直線運動から回転運動への瞬間的な移
行に際し、バンドの周長差に起因して発生する、バンド
の厚み方向中心部分に対する上蓋によるバンドへの押圧
接触部分のハンドの長手方向における相対的なズレを許
容するから、そのズレを阻止して過大な負荷をバンドに
かけてしまうことを回避でき、その負荷の軽減によって
、負荷をかける状態と負荷が解除される状態との頻繁な
繰り返しによるバンドの疲労を抑制できてバンドの耐久
性を向上でき、耐久性に優れた寿命の長いVベルトを堤
供できるようになった。
しかも、バンドの係合部をブロックの被係合部に係合さ
せるとともに、上蓋によりバンドをブロックに押圧する
から、バンドとブロックとの間でのスリップが無く、高
負荷の動力をもロス無く良好に伝達でき、低馬力の動力
伝達はもちろんのこと、高馬力にわたる動力伝達まで可
能になり、その伝動能力を向ヒできるようになった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るVベルトの実施例を示し、第1図は
、第1実施例の要部の一部分解斜視図、第2図は、隣合
うブロック間での縦断面図、第3図は要部の横断面図、
第4図は、無段変速機用伝動機構の正面図、第5図は第
1実施例の作用説明図、第6図は、第2実施例の隣合う
ブロック間での縦断面図、第7図は要部の横断面図、第
8図は、第3実施例の要部の横断面図、第9図は第3実
施例の作用説明図、第1O図は第4実施例の要部の一部
分解斜視図、第11図は第5実施例の要部の斜視図、第
12図は第6実施例の要部の斜視図、第13図は第7実
施例の要部の斜視図、第14図は第8実施例の要部の斜
視図、第15図は第9実施例の要部の斜視図、第16図
は第10実施例の隣合うブロック間での縦断面図、第1
7図は第11実施例の要部の斜視図、第18図は第12
実施例の隣合うブロック間での縦断面図、第19図は第
13実施例の隣合うブロック間での縦断面図、第20図
は第14実施例の隣合うブロック間での縦断面図、第2
1図は第15実施例の隣合うブロック間での縦断面図、
第22図は、従来例の横断面図、第23図は、第22図
のZ−Z縦断面図、第24図は、従来例の部分斜視図、
第25図は作用説明図、第26図は、別の従来例の要部
の縦断面図である。 l・・・バンド 3b・・・係合部としての凸部 4・・・ブロック 7・・・上蓋 8・・・被係合部としての凹部 12・・・駆動プーリー 13・・・従動プーリー F・・・摩擦伝動面 出願大東し 株式会社 代理人 弁理士 杉 谷   勉 第1図 第2図    第3図 第16図 第17図 第18図 第22図 第23図   − 第25図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも内周面に長手方向に間隔を隔てて係合
    部を設けた無端状のバンドと、 前記係合部を係合する被係合部とプーリーに挟圧状態で
    接触する摩擦伝動面とを備えたブロックと、 前記バンドを前記ブロックに押圧する上蓋とから成るV
    ベルトにおいて、 前記上蓋の前記バンドへの押圧接触部分を前記ブロック
    に対してバンドの長手方向に移動可能にした状態で、前
    記上蓋を前記ブロックに設けたことを特徴とするVベル
    ト。
JP15512487A 1987-06-22 1987-06-22 Vベルト Pending JPS63318345A (ja)

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JP15512487A JPS63318345A (ja) 1987-06-22 1987-06-22 Vベルト

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JP (1) JPS63318345A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002040889A1 (de) * 2000-11-18 2002-05-23 Contitech Antriebssysteme Gmbh Hybridkeilriemen für hochleistungsantriebe
WO2013061538A1 (ja) * 2011-10-26 2013-05-02 バンドー化学株式会社 高負荷伝動用vベルト及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002040889A1 (de) * 2000-11-18 2002-05-23 Contitech Antriebssysteme Gmbh Hybridkeilriemen für hochleistungsantriebe
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