JPS6331832Y2 - - Google Patents

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JPS6331832Y2
JPS6331832Y2 JP17223283U JP17223283U JPS6331832Y2 JP S6331832 Y2 JPS6331832 Y2 JP S6331832Y2 JP 17223283 U JP17223283 U JP 17223283U JP 17223283 U JP17223283 U JP 17223283U JP S6331832 Y2 JPS6331832 Y2 JP S6331832Y2
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JP
Japan
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welding
flux
pipe
tab plate
trolley
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JP17223283U
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JPS6080070U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はUOパイプ外面溶接用フラツクス受装
置に係り、特に被溶接鋼管の突き合わせ溶接線の
両端部の正常な溶接を可能とする装置である。
UOパイプの製造においては鋼板を筒状に曲げ
た後、突き合わせ部の外面を全長にわたり連続開
先溶接をする工程がある。この溶接は複数電極に
よるサブマージアーク溶接であるが、溶接開始箇
所と終了箇所には溶接欠陥を生じ易い。そのた
め、第1図に示す如くUOパイプ2の突き合わせ
溶接線4の延長上にタブ板6を固定して溶接を行
つている。溶接は一つのタブ板6上で開始し突き
合わせ溶接線4に沿つて進行し、他端のタブ板6
上で終了する。溶接完了後、このタブ板6は切断
され廃棄される。パイプの製造原価を低くするた
めにはこのタブ板6の寸法を小さくすることが望
ましい。しかし第2図に示す如く大きなタブ板6
に十分な量のフラツクス8を盛りあげて溶接トー
チ10、溶接芯線12によりアーク14を発生し
て溶接すると正常な溶接が可能であるが、第3図
の如く小さいタブ板6を使用するとフラツクス8
の量が不足し溶接不良を生じ易い。
また第4図の如き大きなタブ板6を使用する時
はパイプ2と同じかあるいはそれ以下の曲率半径
を付ける必要がある。もし第4図に示す如く平板
の大きなタブ板6を取付けるとタブ板端部16が
パイプ2外径よりも出張ることになり、この部分
が搬送装置に接触しタブ板6がパイプ2から脱落
することがある。しかし第3図の如く小型のタブ
板6においては平板でもタブ板端部16の出張り
は無視できるので問題はない。すなわち、小型の
タブ板6を使用すると材料費が減少しかつ曲率を
付ける必要がないので、小型のタブ板6は大型に
比しコストを数分の1に減少することができる。
このため小型のタブ板を使用しても端部の良好な
溶接ができる方法装置が強く要望されていた。
本考案の目的は、上記従来技術に対する要望に
こたえ、小型のタブ板を使用しても突き合わせ溶
接線端部の良好な溶接が可能なUOパイプ外面溶
接用フラツクス受装置を提供するにある。
本考案の要旨とするところは次のとおりであ
る。すなわち、被溶接鋼管の突き合わせ溶接線の
両端延長線上に取付けられた一つのタブ板上から
溶接を開始し該突き合わせ溶接線を溶接した後他
端のタブ板上で溶接を終了するサブマージアーク
溶接装置を有して成るUOパイプ外面溶接装置に
おいて、前記溶接線から所定距離を隔てて平行に
移動し得るように保持されたトロリーと、前記ト
ロリーに水平方向の旋回が可能に設けられた2本
の旋回アームと、前記旋回アームの先端に昇降可
能に取付けられたフラツクス受皿と、を有して成
り、前記フラツクス受皿は十分な量のフラツクス
を保持し前記溶接線の両端部の正常な溶接を可能
とすることを特徴とするUOパイプ外面溶接用フ
ラツクス受装置である。
UOパイプの製造方法はまず鋼板を筒状に曲げ
タブ板を取付け内面溶接し、次に外面溶接が行わ
れる。外面溶接の装置と方法を第5図により説明
する。第5図は溶接の初期を示しているが、台車
18の上面にターニングロール20が設けられそ
の上にUOパイプ2が載せられている。台車18
は車輪22を介してレール24上を任意の速度で
自走できる。UOパイプ2は突き合わせ溶接線4
を上部とし、その延長線上の両端に小型のタブ板
6が固定されている。台車18、UOパイプ2の
上方にはマニプレータ26が設けられ、マニプレ
ータ26はパイプサイズに応じて昇降しパイプ2
上端と所定の間隔Xを維持することが可能であ
る。マニプレータ26にはフラツクス散布管2
8、溶接トーチ10、フラツクス回収管30が治
具により固定されている。フラツクス散布管28
がフラツクス8を散布し、溶接トーチ10はフラ
ツクス8中でアークを発して外面溶接を行い、フ
ラツクス回収管30は溶接後の余剰のフラツクス
8を吸引回収する。
次に上記の如きUOパイプ外面溶接装置におけ
る本考案のUOパイプ外面溶接用フラツクス受装
置の実施例を第6図の平面図、第7図の正面図に
より説明する。マニプレータ26の下部にはパイ
プセンターラインすなわち溶接線とYの水平距離
をおいてビーム32が設置されている。ビーム3
2にはトロリー34がトロリー走行車輪36を介
して懸垂され、ビーム32の下部にはトロリー走
行用シリンダー38、走行ロツド40が設置され
ているのでトロリー34は走行ロツド40のスト
ロークZだけ溶接線に沿つて平行に移動できる。
トロリー34には旋回中心軸42、これに取付
けられた2本の旋回アーム44−1,44−2、
およびこれらを旋回させる旋回油圧シリンダー4
6−1,46−2が設けられており、旋回アーム
44−1,44−2は旋回中心軸42を軸として
旋回油圧シリンダー46−1,46−2により旋
回ができる。旋回アーム44−1,44−2のそ
れぞれの先端には第8図、第9図で示す如く、フ
ラツクス受皿48−1,48−2、ガイドロツド
50、昇降用エアーシリンダー52が設置され、
フラツクス受皿48−1,48−2はガイドロツ
ド50、昇降用エアーシリンダー52により昇降
が可能である。
次に上記の如き構成を有する本考案の外面溶接
用フラツクス受装置の作用と効果を外面溶接作業
順に説明する。
(イ) 第6図の如くフラツクス受皿48−1はA位
置、フラツクス受皿48−2はC位置で待機す
る。
(ロ) フラツクス受皿48−1は旋回油圧シリンダ
ー46−1の作動によりBの位置でパイプ2を
持つ。
(ハ) パイプ2を載せた台車18が走行してパイプ
2の前方端面がフラツクス受皿48−1の旋回
アーム44−1に接触する。この時のフラツク
ス受皿48−1は第10図Aの状態である。接
触すると直ちに昇降用エアーシリンダー52が
作動しフラツクス受皿48−1を上昇し第10
図Bの状態となる。
(ニ) トロリー34は旋回アーム44−1を介して
パイプ2で押されパイプ2と同速で走行する。
この間トロリー走行用シリンダー38は収縮す
る。
(ホ) この間台車18の走行によりパイプ2が所定
の位置に達すると、フラツクス散布管28がフ
ラツクス8を散布し、溶接トーチ10が溶接
し、フラツクス回収管30が余剰フラツクスを
回収する。特にパイプ2のタブ板6を固定した
先端においては第10図Cに示した如くタブ板
6が小型であるにもかかわらずフラツクス受皿
48−1の作用により十分な量のフラツクス8
で被覆されて溶接されるので正常な溶接が行わ
れる。パイプ2の外面溶接はパイプ2の走行に
より連続して行われる。
(ヘ) トロリー34は走行ロツド40のストローク
Zだけ走行すると、昇降用エアーシリンダー5
2が収縮してフラツクス受皿48−1は下降
し、旋回油圧シリンダー46−1により旋回ア
ーム44−1は旋回し、トロリー34は走行ロ
ツド40の作動によりストロークZだけ逆走
し、フラツクス受皿48−1は元の位置Aに復
帰し待機する。
(ト) 溶接が進行しパイプ2の後端が所定の位置に
達するまで走行すると旋回油圧シリンダー46
−2の作動によりフラツクス受皿48−2はC
位置よりB位置に移動する。
(チ) 次にトロリー走行用シリンダー38が作動し
てトロリー34を走行し旋回アーム44−2が
パイプ2後端に接触しトロリー34はパイプ2
と同速で走行する。接触した瞬間に昇降用エア
ーシリンダー52が作動しフラツクス受皿48
−2が上昇し第10図Bの状態となる。
(リ) パイプ2が所定の位置に達すると(ホ)と同様な
溶接が行われるが、タブ板6が固定されたパイ
プ2後端もフラツクス受皿48−2の作用によ
り第10図Cの如くタブ板6が小型であるにも
かかわらず多量のフラツクス8で被覆されるの
で正常な溶接ができる。
(ヌ) トロリー34は走行ロツド40のストローク
Zだけ走行すると停止し、昇降用エアーシリン
ダー52が短縮してフラツクス受皿48−2は
下降し、旋回油圧シリンダー46−2の作動に
旋回アーム44−2が旋回し、トロリー34は
走行ロツド40の作動によりストロークZだけ
逆走し、フラツクス受皿48−2は元の位置C
で待機する。
本考案においては上記(イ)〜(ヌ)の作業手順により
UOパイプ外面溶接が行われるのであるが、溶接
線の両端の溶接に際し、タブ板が小型であつても
溶接用フラツクス受皿の作用により多量のフラツ
クスで被覆するので端部の良好な溶接が可能とな
り、タブ板を小型化することによりUOパイプ外
面溶接のコストを削減することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図はUOパイプ外面溶接時のタブ板の取付
けを示す斜視図、第2図は大型タブ板使用時の溶
接状況を示す断面図、第3図は従来の小型タブ板
使用時の状況を示す断面図、第4図は平板の大型
タブ板の取付け状況を示す断面図、第5図は本考
案実施例のUOパイプ外面溶接を示す正面図、第
6図、第7図はいずれも本考案実施例のUOパイ
プ外面溶接用フラツクス受装置を示し第6図は平
面図、第7図は正面図、第8図は本考案実施例の
フラツクス受皿等を示す正面図、第9図は第8図
の側面図、第10図A,B,Cはいずれも本考案
実施例におけるフラツクス受皿の状況を示す断面
図である。 2……UOパイプ、4……突き合わせ溶接線、
6……タブ板、8……フラツクス、32……ビー
ム、34……トロリー、38……トロリー走行用
シリンダー、44−1,44−2……旋回アー
ム、46−1,46−2……旋回油圧シリンダ
ー、48−1,48−2……フラツクス受皿、5
2……昇降用エアーシリンダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被溶接鋼管の突き合わせ溶接線の両端延長線上
    に取付けられた一つのタブ板上から溶接を開始し
    該突き合わせ溶接線を溶接した後他端のタブ板上
    で溶接を終了するサブマージアーク溶接装置を有
    して成るUOパイプ外面溶接装置において、前記
    溶接線から所定距離を隔てて平行に移動し得るよ
    うに保持されたトロリーと、前記トロリーに水平
    方向の旋回が可能に設けられた2本の旋回アーム
    と、前記旋回アームの先端に昇降可能に取付けら
    れたフラツクス受皿と、を有して成り、前記フラ
    ツクス受皿は十分な量のフラツクスを保持し前記
    溶接線の両端部の正常な溶接を可能とすることを
    特徴とするUOパイプ外面溶接用フラツクス受装
    置。
JP17223283U 1983-11-07 1983-11-07 Uoパイプ外面溶接用フラツクス受装置 Granted JPS6080070U (ja)

Priority Applications (1)

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JP17223283U JPS6080070U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 Uoパイプ外面溶接用フラツクス受装置

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JP17223283U JPS6080070U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 Uoパイプ外面溶接用フラツクス受装置

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Publication Number Publication Date
JPS6080070U JPS6080070U (ja) 1985-06-04
JPS6331832Y2 true JPS6331832Y2 (ja) 1988-08-24

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JP17223283U Granted JPS6080070U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 Uoパイプ外面溶接用フラツクス受装置

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