JPS5832848Y2 - すみ肉自動溶接機 - Google Patents

すみ肉自動溶接機

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Publication number
JPS5832848Y2
JPS5832848Y2 JP2862379U JP2862379U JPS5832848Y2 JP S5832848 Y2 JPS5832848 Y2 JP S5832848Y2 JP 2862379 U JP2862379 U JP 2862379U JP 2862379 U JP2862379 U JP 2862379U JP S5832848 Y2 JPS5832848 Y2 JP S5832848Y2
Authority
JP
Japan
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plate
wheels
welding
drive
welding machine
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Expired
Application number
JP2862379U
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English (en)
Other versions
JPS55129570U (ja
Inventor
昭夫 岩上
昌克 内田
和彦 木下
Original Assignee
千代田化工建設株式会社
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Publication date
Application filed by 千代田化工建設株式会社 filed Critical 千代田化工建設株式会社
Priority to JP2862379U priority Critical patent/JPS5832848Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タンクにおける側板と底板とが交わる部分に
おけるすみ肉溶接に適用するに好適なすみ肉自動溶接機
に関する。
一般に、浮屋根式タンク1は、第1図に示すように、地
面2上に設けられたタンク基礎3を有しており、タンク
基礎3上には、第2図に示すように、はぼ均一な厚さに
アスファルトモルタル5が敷延されている。
アスファルトモルタル5上には底板6が敷設されており
、底板6の外周部にはアニスア板7が接続されている。
アニユラ板7には側板9が垂直にすみ肉溶接10.10
によって溶接固着されており、側板9は、第1図に示す
ように、全体円筒状に形成されている。
側板9の上方には側板9の局部座屈防止用中間ガーダ−
12及び倒壊防止用のウィンドガーダ−13,13が側
板9を囲む形で設けられており、ウィンドガーダ−13
は側板9と、第3図に示すように、すみ肉溶接10によ
って固着されている。
また、側板9の内部空間には、第1図に示すように、浮
屋根15がタンク1に貯蔵される液体の浮力によって浮
動自在に設けられており、浮屋根15は中央部に円板状
のデツキ板16を有し、更にその周囲に円筒状の中空部
17を有するポンツーン19が固着されている。
ポンツーン19は、第4図に示スように、平板状のポン
ツーン上板20及びポンツーン下板21を有しておシ、
ポンツーン上下板20.21は円筒状曲面を有する外側
リム板22及び内側リム板23とすみ肉溶接10で固着
され、中空部17を形成している。
更に、内側リム板23には接続板25がすみ肉溶接10
で固着されており、接続板25はデツキ板16に接続し
ている。
このように、タンク1にはほぼ垂直に立ち上がる円筒状
の曲板とほぼ水平に設けられた平板とをすみ肉溶接で固
着している個所が多数存在するが。
それ等の曲板及び平板は共に薄板構造であるため、その
表面にはかなりの凹凸がある。
この傾向は特に平板側に著しく、従来この種の曲板と平
板の交わる接続部分のすみ肉溶接は薄板の凹凸を補償し
得る適当なならい装置がなかったため、手溶接で行なわ
れていた。
しかし、手溶接では溶接に時間もかかる上に、溶接部の
品質管理が難かしぐ、均一で良好な溶接ビードを得るこ
とが困難な欠点があった。
最近、第2図に示す側板9とアニユラ板7との間のすみ
肉溶接10.10に対して側板9に吊り下げた形で側板
9にならいながら自動溶接する溶接機が提案されている
が、この種の溶接機では側板9が上部lで組み上がらな
い低い状態で施工する必要があり工程管理の面で支障が
生ずる場合もあった。
そこで、本考案は、駆動架台とならい架台をその中央部
で相互に回転自在に連結した走行台車を有し、前記駆動
架台に適宜な駆動手段によって駆動される駆動車輪を、
前記走行台車の進行方向に対しその向きを変え得るよう
に設け、また前記ならい架台に従動車輪を転勤自在に設
けると共に、ならい架台の側方にならい輪を全方向に対
して転勤自在に設置し、更にならい架台上にトーチを移
動自在に設け、すみ肉溶接時には、走行台車を駆動車輪
および従動車輪によってほぼ水平に設けられた平板上を
進行させると共に、前記ならい輪を平板に対してほぼ垂
直に立ち上がる曲板上を常時転動させて、前記トーチの
先端が曲板と平板との接続部である溶接部位から外れる
ことなく移動し得るように構成し、もって前述の欠点を
解消したすみ肉自動溶接機を提供することを目的とする
ものである。
以下、図面に示す一実施例に基き本考案を具体的に説明
する。
自動溶接機26は、第5図乃至第7図に示すように、走
行台車27を有しており、走行台車27は駆動架台29
及びならい架台30等より構成されている。
駆動架台29には中央部から横に連結アーム31が突出
しており、連結アーム31には軸32がフランジ33を
介してボルト35等により固着されている。
軸32にはベアリング36゜37及び軸受39等を介し
てならい架台30が回転自在に連結して釦り、従ってな
らい架台30と駆動架台29は軸32を中心にして相互
に自由に回転することができる。
また、駆動架台29は駆動車輪40.40によって支持
されており、車輪40.40は架台29上に設けられた
駆動モーター41によってウオームギア、ユニバーサル
ジヨイント等を介して駆動されている。
筐た車輪40゜40は走行台車27の進行方向に対し自
由に向きを変えることができるように構成されており、
溶接機26が曲板にならい得るようにその進行方向を制
御することができる。
また、駆動架台29には溶接制御装置42が設けられて
おシ、溶接電源、走行電源及びワイヤー送り電源等を制
御することができる。
更に、駆動架台29にはワイヤーホイール43及びケー
ブル止め金具45が設けられて釦り、ワイヤーホイール
43は自動溶接用芯線48を保持し芯線48を順次後述
のトーチへ供給し得る。
また、ケーブル止め金具45は架台29に連結棒44を
介して連結されており、更に金具45には車輪46.4
6が回転自在に設けられ、かつそれ等車輪46.46は
ウィンドガーダ−13等のフランジ部13aを挾持し得
るように構成されている。
金具45の上部にはケーブル止め47が設けられており
、ケーブル止め47は溶接機26の電源ケーブル49を
固着支持し、その重量を車輪46等を介してウィンドガ
ーダ−13のフランジ部13aに逃がすことができる。
ところで、ならい架台30の下部両側には架台30を支
持する従動車輪50,50が転動自在に設けられており
、更に架台30の側部両側には、ならい輪51.51が
設けられている。
ならい輪51.51の先端はボール状に形成されており
、曲板上をいかなる方向にも転動することができる。
また、架台30の先端にはトーチ受台52が固設されて
おり、トーチ受台52にはトーチ支持金具53が設けら
れている。
トーチ支持金具53の先端にはトーチ55が設けられて
おり、金具53はトーチ55の先端を溶接に適当な位置
に昔で自由に移動させることができる。
トーチ55には前述のワイヤホイール43から供給され
る芯線48が接続されており、トーチ55は芯線48を
用いて所定の溶接部に対して溶接ビードを置くことがで
きる。
本考案は、以上のような構成を有するので、自動溶接機
26を用いてタンク1を構成するほぼ垂直に立ち上がる
曲板とほぼ水平に設けられた平板、例えば側板9とウィ
ンドガーダ−13とをすみ肉溶接10で、第3図に示す
ように溶接する場合には、溶接機26をウィンドガーダ
−13上に載置する。
この際、溶接機26はフランジ33のボルト35を取り
外すことにより、1駆動架台29及びならい架台30と
に分割することができるので、溶接機26の運搬、設置
を容易にすることができる。
次に、ならい架台30のならい輪5L51を第6図に示
すように、側板9の曲面に押しつけ、駆動車輪40.4
1側板9の直径に対応した角度だけ側板9に対して傾け
る。
更に、トーチ支持金具53を調整してトーチ55の先端
を目的のすみ肉溶接部位に設定し、モーター41を駆動
して台車27を進行させ、すみ肉溶接を開始する。
溶接機26は駆動車輪40.40の傾斜によって絶えず
側板9側に曲がりがちに進行し、従ってならい輪51.
51は常時側板9と接触を保ちつつ側板9上を転動する
すると、トーチ55の先端はならい輪51.51の側板
9に対するならい動作によって目的のすみ肉溶接部位か
ら外れることなく移動し、一定の状態で溶接を継続する
ことができる。
また、ウィンドガーダ−13上に多少の凹凸があった場
合にも、ならい架台30と駆動架台29がお互いに軸3
2を中心に回転し、車輪40゜40.50及び50がウ
ィンドガーダ−13から浮き上がることを防止するので
、トーチ55の先端が目的の溶接部位から外れてしまう
ことがない。
以上説明したように、本考案によれば、タンク1におけ
るほぼ垂直に立ち上がる曲板とほぼ水平に設けられた平
板とのすみ肉溶接に際して、トーチ55の先端が常時溶
接部位を外れることなく移動し、一定の状態で自動溶接
が可能となるので、均一で良好な溶接ビードを得ること
ができ、溶接部の品質管理が容易になるばかりか、溶接
作業能率を従来の手溶接に比して飛躍的に向上させるこ
とができる。
また、ウィンドガーダ−13と側板9との溶接のように
、高所において溶接作業を行なう際には、走行台車27
を構成するケーブル止め金具45によって電源ケーブル
49の重量をウィンドガーダ−13のフランジ部13a
に逃がすことができるので、溶接機216の走行がケー
ブル49の自重によって阻害されるような事態を未然に
防止することができる。
更に、溶接機26は水平方向に設置される平板上に設置
・運転されるので、側板9等の曲板の高さに無関係に施
工することができ、タンクの製造工程に支障がでること
もなく、円滑に全体作業を進行させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は浮屋根式タンクを示す断面図、第2図はタンク
のアニユラ板と側板とのすみ肉溶接状態を示す部分断面
図、第3図はタンクのウィンドガーダ−と側板とのすみ
肉溶接状態を示す部分断面図、第4図はタンクの浮屋根
部分のすみ肉溶接状態を示す部分断面図、第5図は本考
案によるすみ肉自動溶接機の一実施例を示す正面図、第
6図は第5図の平面図、第7図は第5図の側面図、第8
図は連結アーム部の拡大平面図である。 9・・・曲板(側板)、13・・・平板(ウィンドガー
ダ−)、13a・・・フランジ部、26・・・すみ肉自
動溶接機、27・・・走行台車、29・・・駆動架台、
30・・・ならい架台、40・・・駆動車輪、45・・
・ケーブル止め金具、46・・・走行手段(車輪)、4
9・・・電源ケーブル、50・・・従動車輪、51・・
・ならい輪、55・・・トーチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 進行方向に対して向きを変えられる2個の駆動車輪40
    .40およびこの駆動車輪を駆動する駆動モータ41を
    備え進行方向側方に連結アーム31を突出させた走行台
    車27に、水平なフランジ部13aを挾持する上下の車
    輪46.46と電源ケーブル49を支持するケーブル止
    め47とを持つケーブル止め金具45を、連結棒44に
    より連結して成る駆動架台29の側方に、ならい架台3
    0を並列させ、該ならい架台30の中間部分を上記連結
    アーム31に該アームを軸とする回動自在に連結し、な
    らい架台30の前後両端部下面には従動車輪50,50
    を設け、前後両端部外側面には全方向に回転できるなら
    い輪51,51を設けると共に、走行台車27に設けた
    ワイヤホイール43から芯線48を供給されるトーチ5
    5をその先端位置の調節自在に架台30に取付けて構成
    したすみ肉自動溶接機。
JP2862379U 1979-03-08 1979-03-08 すみ肉自動溶接機 Expired JPS5832848Y2 (ja)

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JPS55129570U JPS55129570U (ja) 1980-09-12
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