JPS6331829Y2 - - Google Patents

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JPS6331829Y2
JPS6331829Y2 JP4155380U JP4155380U JPS6331829Y2 JP S6331829 Y2 JPS6331829 Y2 JP S6331829Y2 JP 4155380 U JP4155380 U JP 4155380U JP 4155380 U JP4155380 U JP 4155380U JP S6331829 Y2 JPS6331829 Y2 JP S6331829Y2
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JP
Japan
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diode
current
circuit
impedance element
transformer
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JP4155380U
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JPS56152171U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は交直両用のアーク溶接機の電源回路に
関するものである。更に詳しく言えば電源回路の
出力波形の改善に関するものである。 直流TIG溶接では出力電流の最低は5A〜10A
と非常に小さい。また、最大電流は容量により
100A〜500Aぐらいあり、範囲が広く、最低から
最大までアーク切れのない、出力を供給する必要
がある。特に低電流では出力波形を改善しないと
アークが切れる。 第1図は従来の交直両用アーク溶接機の電源回
路を示すもので、この電源回路は制御電流素子を
用いた単相全波整流式である。図において、1は
変圧器、2〜5は制御整流素子(サイリスタ)
で、図示されていない点弧制御回路の信号により
点弧し、電流を制御する。6はダイオードで、直
流溶接のとき接続され、リアクタ7のエネルギー
を制御整流素子2〜5がオフした後も負荷9へ供
給する。 TIG溶接を行うときは図示されていない高周波
発生回路および重量回路を付加して行う。 この回路では、ダイオード6により、これのな
いものに比べれば小電流の波形は改善されている
が、十分でない。 また、この場合のダイオード6は主回路に流れ
る電流が瞬時に流れるので、大容量のものが必要
となる。この状態で波形を改善するには、リアク
タ7の容量をさらに大きくする必要がある。 さらに、交流の場合はダイオード6を接続した
ままでは、半サイクル分の電圧周期において、電
流が変圧器1→制御整流素子2→切替スイツチ8
→リアクタ7→ダイオード6→変圧器1の回路に
流れ、出力が出なくなる。このためダイオード6
を切替スイツチ8で交流の場合は切る必要があ
る。 本考案の目的は、上記の問題点をなくすことに
ある。すなわち、ダイオード、リアクタを大容量
にしなくとも出力電流波形の改善ができ、かつ、
ダイオードの接続を交流時に切るためのスイツチ
を不要とする電源回路を提供するにある。 本考案は、電源変圧器の2次側に、ブリツジに
結線した制御整流素子と平滑用リアクタと交流、
直流切替用スイツチとを接続して、この切替用ス
イツチの切替えによりアーク溶接用負荷に直流又
は交流電力を供給する交直両用アーク溶接機用電
源回路において、制御整流素子の出力両端子間に
ダイオードとインピーダンス素子の直列回路を接
続したことを特徴とするものである。 以下、第2図に例示した実施例により本考案を
具体的に説明する。第2図において第1図と同一
部分には同一符号を付けてある。 なお、10はインピーダンス素子、11は交流
一直流切替スイツチである。第2図の回路は、第
1図の回路からダイオードと切替スイツチ8のス
イツチ部8dを取り除いて、制御整流素子2〜5
の出力端子間にダイオード6とインピーダンス素
子10の直列回路を接続したものである。第2図
において、スイツチ11の各接点11a,11
b,11cを図示のとおりの状態、すなわち直流
溶接機として使用する接続の場合においては、電
流が変圧器1→制御整流素子2→切替スイツチ1
1c→負荷9→切替スイツチ11a→リアクタ7
→制御整流素子5→切替スイツチ11b→変圧器
1(変圧器1からの交流出力の一方極性の場合の
み示す)の回路に流れる。変圧器1からの交流出
力電圧が交流波形にしたがつて大きくなる状態で
は制御整流素子2および5が導通してもダイオー
ド6は非導通である。変圧器1からの出力電圧が
交流波形にしたがつて小さくなる状態では、リア
クタ7誘導される起電力は、変圧器1からの出力
電流と同じ向きの電流を流す方向である。この誘
導による電流(以下誘導電流と称す)は、リアク
タ7→インピーダンス素子10→ダイオード6→
切替スイツチ11c→負荷9→切替スイツチ11
aの回路を流れるように作用する。この回路は、
制御整流素子2および5が非導通になつた場合
は、リアクタ7に蓄積されたエネルギーを誘導電
流として負荷に供給するフレーホイル効果によつ
て負荷電流の流れる時間が引き伸ばす。この時、
インピーダンス素子10があることにより、負荷
電流値を制限して負荷電流の流される時間を更に
長くすることができる。 制御整流素子2および5が導通している間に、
変圧器1の出力は交流波形にしたがつて小さくな
る。制御整流素子2および5が非導通になる前の
段階で誘導電流が発生してインピーダンス素子1
0およびダイオード6を介して流れる。この時、
ダイオード6およびインピーダンス素子10の両
端に発生する電圧は、変圧器1の二次巻線の出力
電圧(小さくなつている)に加え合わされた形で
制御整流素子2および5の端子(アノード、カソ
ード間)に印加される。すなわち、変圧器1の出
力電圧が低くなり、制御整流素子2および5が導
通状態を保持できない程度になつた時、ダイオー
ド6に直列接続されたインピーダンス素子10が
有ることにより、ダイオード6のみの場合の端子
間電圧(順方向電圧は0.6V程度)に比べて十分
に大きな端子間電圧をインピーダンス素子10に
より供給することができるので、制御整流素子2
および5の導通時間を長くひき伸ばすことにより
波形が改善される。(リツプルの小さい出力波形
となる。) 例えば、同一条件において(タングステン母材
間距離5mm、アルゴンガス流量5/mm、タング
ステン電極1.6巾)アークの持続する最小アーク
電流をみると、下記の表のごとくとなり、有効で
ある。
【表】 交流接続の場合は、インピーダンス素子10と
ダイオード6がリアクタ7の両端に接続される
が、抵抗が比較的大きいため、リアクタ効果がほ
とんどそこなわれることはない。(最小溶接電流
は直流の場合より幾分高いため) なお、定電流電源でなく定電圧電源でも同様な
効果がある。また、ダイオード6にインピーダン
ス素子10を接続したが、抵抗に限らず、リアク
タ、コンデンサ、抵抗などの組合せでもよい。 以上述べたように、本考案によれば下記のよう
な効果がある。 (1) 交流、直流回路切替を行なうことなく、波形
改善用のダイオードとインピーダンス素子の直
列回路を接続しておくことができ、切替スイツ
チの構成が簡単になる。 (2) ダイオードとインピーダンス素子の働らきで
波形が改善され、アークが安定である。 (3) インピーダンス素子が直列に入るので、小形
のダイオードでよい。 (4) リアクタの小形化にもつながる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の交直両用アーク溶接機用電源回
路の例を示す図、第2図は本考案の一実施例を示
す回路図である。 1……電源変圧器、2〜5……制御整流素子、
6……ダイオード、7……平滑用リアクタ、9…
…負荷、10……インピーダンス素子、11……
交直切替スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電源変圧器の2次側にブリツジに結線された制
    御整流素子と平滑用リアクタと交流・直流切替用
    スイツチとを接続して、上記交流・直流切替用ス
    イツチの切替えによりアーク溶接用負荷に直流又
    は交流電力を供給する交直両用アーク溶接機にお
    いて、上記ブリツジ回路を構成する制御整流素子
    のカソード同士の接続点とアノード同士の接続点
    との間に、上記制御整流素子と極性を一致させて
    接続されたダイオードとインピーダンス素子の直
    列回路を有することを特徴とする交直両用アーク
    溶接機。
JP4155380U 1980-03-31 1980-03-31 Expired JPS6331829Y2 (ja)

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JP4155380U JPS6331829Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31

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JP4155380U JPS6331829Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31

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JPS56152171U JPS56152171U (ja) 1981-11-14
JPS6331829Y2 true JPS6331829Y2 (ja) 1988-08-24

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