JPS6331762Y2 - - Google Patents
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- JPS6331762Y2 JPS6331762Y2 JP17553883U JP17553883U JPS6331762Y2 JP S6331762 Y2 JPS6331762 Y2 JP S6331762Y2 JP 17553883 U JP17553883 U JP 17553883U JP 17553883 U JP17553883 U JP 17553883U JP S6331762 Y2 JPS6331762 Y2 JP S6331762Y2
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- JP
- Japan
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- belt
- grinding
- pressing member
- roll
- grinding belt
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Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は圧延ロールのベルト式研削装置に係
り、特に研削ベルトを押圧部材で圧延ロールの外
周面に圧接させつつ走行させて圧延ロールの外周
面を研削する装置において、上記研削ベルトの裏
面に付着する切粉等の付着物によつて押圧部材が
偏摩耗することを防止するために付着物を洗浄す
るようにした圧延ロールのベルト式研削装置に関
する。
り、特に研削ベルトを押圧部材で圧延ロールの外
周面に圧接させつつ走行させて圧延ロールの外周
面を研削する装置において、上記研削ベルトの裏
面に付着する切粉等の付着物によつて押圧部材が
偏摩耗することを防止するために付着物を洗浄す
るようにした圧延ロールのベルト式研削装置に関
する。
一般に、圧延機の圧延ロールは圧延が進行する
につれて被圧延材と接触するロール外周面が摩耗
して肌荒れが生じ、特に被圧延材の板端に対応す
る個所の局部的摩耗が著しいため、ロール外周面
を定期的に研削する必要がある。しかしながら、
従来ではその都度オフラインで研削作業を行つて
いたため、多くの手数及び時間がかかつていた。
また、上記研削は回転砥石を用いて行われていた
が、これら回転砥石は目詰りを生じ易いので、こ
れらのドレツシング(目詰り取り)を度々必要と
し、圧延ロールの研削に長時間を要する問題があ
つた。
につれて被圧延材と接触するロール外周面が摩耗
して肌荒れが生じ、特に被圧延材の板端に対応す
る個所の局部的摩耗が著しいため、ロール外周面
を定期的に研削する必要がある。しかしながら、
従来ではその都度オフラインで研削作業を行つて
いたため、多くの手数及び時間がかかつていた。
また、上記研削は回転砥石を用いて行われていた
が、これら回転砥石は目詰りを生じ易いので、こ
れらのドレツシング(目詰り取り)を度々必要と
し、圧延ロールの研削に長時間を要する問題があ
つた。
斯る従来技術の問題点を解決すべく本出願人
は、ベルト表面に砥粒を付着してなる研削ベルト
を繰出しリールから巻取りリールに掛け渡し、該
研削ベルトの裏面を押圧部材で支承してベルト表
面を被研削物たる圧延ロールの外周面に圧接させ
たベルト式研削装置を先に提案した(特願昭58−
29230号)。しかしながら、上記装置を実用化する
場合、次のような不都合が生じる虞れがあること
が判明した。即ち、ワークロールの研削が進む
と、ワークロールからは切粉が発生すると共に、
研削ベルトからは砥粒が脱落することがある。ま
た、被圧延材の表面に生じている酸化スケールが
圧延によつて剥離して空中に漂うと共に、スケー
ル等を含むグリース等も周囲に存在する。そし
て、これらの切粉、砥粒、スケール、油脂等はワ
ークロールを冷却する冷却水に伴なつて研削ベル
トの裏面に飛散して付着し、押圧部材を摩耗させ
ることになる。この摩耗は押圧部材の幅方向に不
均一に生じることになり、圧延ロールの均一研削
を困難にする。
は、ベルト表面に砥粒を付着してなる研削ベルト
を繰出しリールから巻取りリールに掛け渡し、該
研削ベルトの裏面を押圧部材で支承してベルト表
面を被研削物たる圧延ロールの外周面に圧接させ
たベルト式研削装置を先に提案した(特願昭58−
29230号)。しかしながら、上記装置を実用化する
場合、次のような不都合が生じる虞れがあること
が判明した。即ち、ワークロールの研削が進む
と、ワークロールからは切粉が発生すると共に、
研削ベルトからは砥粒が脱落することがある。ま
た、被圧延材の表面に生じている酸化スケールが
圧延によつて剥離して空中に漂うと共に、スケー
ル等を含むグリース等も周囲に存在する。そし
て、これらの切粉、砥粒、スケール、油脂等はワ
ークロールを冷却する冷却水に伴なつて研削ベル
トの裏面に飛散して付着し、押圧部材を摩耗させ
ることになる。この摩耗は押圧部材の幅方向に不
均一に生じることになり、圧延ロールの均一研削
を困難にする。
本考案は上記事情に鑑み案出されたものであ
り、その目的は、研削ベルトの裏面に付着する金
粉等の付着物による押圧部材の偏摩耗を防止する
ことができ、圧延ロールの均一研削を達成し得る
圧延ロールのベルト式研削装置を提供することに
にある。
り、その目的は、研削ベルトの裏面に付着する金
粉等の付着物による押圧部材の偏摩耗を防止する
ことができ、圧延ロールの均一研削を達成し得る
圧延ロールのベルト式研削装置を提供することに
にある。
本考案は上記目的を達成するために、ベルト表
面に砥粒を付着してなる研削ベルトを繰出しリー
ルから巻取りリールに掛け渡し、該研削ベルトの
裏面を押圧部材で支承してベルト表面を被研削物
たる圧延ロールの外周面に圧接させた圧延ロール
のベルト式研削装置において、上記押圧部材より
も走行方向上流側の研削ベルトの裏面部に臨ませ
て該裏面部に付着する切粉等の付着物を洗浄する
ための洗浄液噴射ノズルを設けたことを特徴とす
る。
面に砥粒を付着してなる研削ベルトを繰出しリー
ルから巻取りリールに掛け渡し、該研削ベルトの
裏面を押圧部材で支承してベルト表面を被研削物
たる圧延ロールの外周面に圧接させた圧延ロール
のベルト式研削装置において、上記押圧部材より
も走行方向上流側の研削ベルトの裏面部に臨ませ
て該裏面部に付着する切粉等の付着物を洗浄する
ための洗浄液噴射ノズルを設けたことを特徴とす
る。
以下に本考案の好適実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
第1図、第2図において、1は圧延機の圧延ロ
ールであるワークロールであり、このワークロー
ル1は被圧延材2を上下から挾んで圧延すべく一
対設けられ、各ワークロール1上にはその圧延時
の荷重を受けるためのバツクアツプロール3が支
持されている。そして、各ワークロール1の近傍
にはその外周面を研削するための研削装置が設け
られている。この研削装置は研削機本体4をワー
クロール1の軸方向(幅方向)に移動自在に案内
するためのトラバースガイドビーム(以下ガイド
ビームという)5を備えている。即ち、ガイドビ
ーム5はワークロール1より適宜間隔を隔ててこ
れと平行に掛け渡されており、図示例ではワーク
ロール1の両端部を支承すべく相対して設けられ
たハウジング乃至支持フレーム6間に掛け渡され
ている。また、ガイドビーム5は研削機本体4を
平行移動できるように2本1組からなり、これら
ガイドビーム5は所定の間隔を隔てて支持されて
いる。
ールであるワークロールであり、このワークロー
ル1は被圧延材2を上下から挾んで圧延すべく一
対設けられ、各ワークロール1上にはその圧延時
の荷重を受けるためのバツクアツプロール3が支
持されている。そして、各ワークロール1の近傍
にはその外周面を研削するための研削装置が設け
られている。この研削装置は研削機本体4をワー
クロール1の軸方向(幅方向)に移動自在に案内
するためのトラバースガイドビーム(以下ガイド
ビームという)5を備えている。即ち、ガイドビ
ーム5はワークロール1より適宜間隔を隔ててこ
れと平行に掛け渡されており、図示例ではワーク
ロール1の両端部を支承すべく相対して設けられ
たハウジング乃至支持フレーム6間に掛け渡され
ている。また、ガイドビーム5は研削機本体4を
平行移動できるように2本1組からなり、これら
ガイドビーム5は所定の間隔を隔てて支持されて
いる。
一方、研削機本体4は上記ガイドビーム5を挿
通させるための一対の軸孔7と、支持ロツド8を
挿通させるための挿通孔9とを有している。支持
ロツド8は挿通孔9をその軸方向に移動自在に貫
通しており、その先端部8aがワークロール1の
略軸心部1aに臨んで伸縮自在になつている。支
持ロツド8の後端部には端板10が一体的に設け
られ、この端板10には研削機本体4後部に上記
挿通孔9に沿つて設けられた流体圧シリンダ11
のピストンロツド11aが連結されており、その
伸縮作動によつて支持ロツド8の先端部8aを伸
縮操作できるように構成されている。
通させるための一対の軸孔7と、支持ロツド8を
挿通させるための挿通孔9とを有している。支持
ロツド8は挿通孔9をその軸方向に移動自在に貫
通しており、その先端部8aがワークロール1の
略軸心部1aに臨んで伸縮自在になつている。支
持ロツド8の後端部には端板10が一体的に設け
られ、この端板10には研削機本体4後部に上記
挿通孔9に沿つて設けられた流体圧シリンダ11
のピストンロツド11aが連結されており、その
伸縮作動によつて支持ロツド8の先端部8aを伸
縮操作できるように構成されている。
また、上記研削機本体4における上記挿通孔9
を挾んだ対称位置には研削ベルト12の繰出し、
巻取りを行うための一対のリール13,14が設
けられている。これらのリール13,14はそれ
ぞれを回転駆動するための図示しない回駆動機構
を有し、一方のリールが巻取りリールとして働く
ときに他方のリールが繰出しリールとして働くよ
うになつている。研削ベルト12は支持ロツド8
の先端部8aを経由して取付けられている。研削
ベルト12はベルト表面に研磨材たる砥粒を付着
してなり、その幅L及び研削機本体4の幅は上記
ワークロール1の幅dよりも小さく形成されてい
る。また、支持ロツド8の先端部8aには研削ベ
ルト12をワークロール1の外周面に圧接させる
ための押圧部材16が設けられている。この押圧
部材16は第3図に示すごとく研削ベルト12の
裏面を支承すべくその幅Lと略等しい幅に形成さ
れたベルト支承部16aと、このベルト支承部1
6aの中央部に一体的に延出形成された柱状の取
付部16bとからなり、この取付部16bは支持
ロツド8の先端部8aにその軸方向に沿つて形成
された取付部17内にその軸方向に摺動自在に挿
入されている。
を挾んだ対称位置には研削ベルト12の繰出し、
巻取りを行うための一対のリール13,14が設
けられている。これらのリール13,14はそれ
ぞれを回転駆動するための図示しない回駆動機構
を有し、一方のリールが巻取りリールとして働く
ときに他方のリールが繰出しリールとして働くよ
うになつている。研削ベルト12は支持ロツド8
の先端部8aを経由して取付けられている。研削
ベルト12はベルト表面に研磨材たる砥粒を付着
してなり、その幅L及び研削機本体4の幅は上記
ワークロール1の幅dよりも小さく形成されてい
る。また、支持ロツド8の先端部8aには研削ベ
ルト12をワークロール1の外周面に圧接させる
ための押圧部材16が設けられている。この押圧
部材16は第3図に示すごとく研削ベルト12の
裏面を支承すべくその幅Lと略等しい幅に形成さ
れたベルト支承部16aと、このベルト支承部1
6aの中央部に一体的に延出形成された柱状の取
付部16bとからなり、この取付部16bは支持
ロツド8の先端部8aにその軸方向に沿つて形成
された取付部17内にその軸方向に摺動自在に挿
入されている。
なお、ベルト支承部16aはローラによつて構
成してもよい。そして、上記取付孔17内には押
付力を検出するためのロードセル18が設けら
れ、このロードセル18と上記取付部16bの後
端部との間には弾発ばね19が介設されている。
成してもよい。そして、上記取付孔17内には押
付力を検出するためのロードセル18が設けら
れ、このロードセル18と上記取付部16bの後
端部との間には弾発ばね19が介設されている。
即ち、支持ロツド8の伸縮により押圧部材16
のワークロール1に対する押付力は、弾発ばね1
9を介してロードセル18に反力として作用する
ので、これをロードセル18によつて検出するも
のである。そして、上記ロードセル18からの検
出値に基づき、押圧部材16のワークロール1に
対する押圧力を一定値に設定保持する。また、弾
発ばね19は押圧部材16のワークロール外周面
に対する追従性をよくしている。
のワークロール1に対する押付力は、弾発ばね1
9を介してロードセル18に反力として作用する
ので、これをロードセル18によつて検出するも
のである。そして、上記ロードセル18からの検
出値に基づき、押圧部材16のワークロール1に
対する押圧力を一定値に設定保持する。また、弾
発ばね19は押圧部材16のワークロール外周面
に対する追従性をよくしている。
なお、支持ロツド8を伸縮させる上記流体圧シ
リンダ11には図示しない流体圧コントロールユ
ニツトにより油、空気等の作動流体が給排される
ようになつている。
リンダ11には図示しない流体圧コントロールユ
ニツトにより油、空気等の作動流体が給排される
ようになつている。
そして、研削ベルト12の裏面部12aに付着
する切粉等の付着物を洗浄するために、支持ロツ
ド8の先端部8aには押圧部材16よりも走行方
向上流側の研削ベルト12の裏面部12aに臨ま
せて洗浄液噴射ノズル27が設けられている。こ
の洗浄液噴射ノズル27は研削ベルト12の幅方
向に配設された洗浄液供給ヘツダ28にその長手
方向に沿つて連続的あるいは断続的に形成されて
いる。洗浄液としては、水又は洗剤が用いられ
る。また、リール13,14の回転方向を切換え
ることにより研削ベルト12の走行方向が変わる
ため、洗浄液噴射ノズル27は押圧部材16を挾
んで両側に配設されている。
する切粉等の付着物を洗浄するために、支持ロツ
ド8の先端部8aには押圧部材16よりも走行方
向上流側の研削ベルト12の裏面部12aに臨ま
せて洗浄液噴射ノズル27が設けられている。こ
の洗浄液噴射ノズル27は研削ベルト12の幅方
向に配設された洗浄液供給ヘツダ28にその長手
方向に沿つて連続的あるいは断続的に形成されて
いる。洗浄液としては、水又は洗剤が用いられ
る。また、リール13,14の回転方向を切換え
ることにより研削ベルト12の走行方向が変わる
ため、洗浄液噴射ノズル27は押圧部材16を挾
んで両側に配設されている。
一方、上記研削機本体4をガイドビーム5に沿
つて横行移動させる手段として、第2図に示すよ
うに両側支持フレーム6にはチエーン23を巻き
掛けるためのスプロケツト24,25が取付けら
れ、これらスプロケツト24,25に巻き掛けら
れたチエーン23の両端部23a,23bが研削
機本体4の両側部に連結されている。そして、上
記一方のスプロケツト25にはこれを回転駆動す
るための駆動部26が連結され、これによつてチ
エーン23を循環させることにより、研削機本体
4をトラバースガイドビーム5上を任意に横行移
動させることができるようになつている。
つて横行移動させる手段として、第2図に示すよ
うに両側支持フレーム6にはチエーン23を巻き
掛けるためのスプロケツト24,25が取付けら
れ、これらスプロケツト24,25に巻き掛けら
れたチエーン23の両端部23a,23bが研削
機本体4の両側部に連結されている。そして、上
記一方のスプロケツト25にはこれを回転駆動す
るための駆動部26が連結され、これによつてチ
エーン23を循環させることにより、研削機本体
4をトラバースガイドビーム5上を任意に横行移
動させることができるようになつている。
又、トラバース方法としてはチエーン駆動の他
に液圧シリンダを使用してもよい。
に液圧シリンダを使用してもよい。
次に実施例の作用を述べる。
研削ベルト12はワークロール1の回転方向に
逆らう方向に巻き取られる。したがつて第1図に
おいて研削ベルト12は上部のリール13から下
部のリール14に巻き取られることになることか
ら、繰出し側である上部のリール13には研削作
業を開始する前に予め研削ベルト12が巻き取ら
れていることになる。上記研削ベルトの巻取りは
リール13,14が回転機構によつて駆動される
ことによりなされ、研削ベルト12は比較的遅い
速度で巻き取られる。尚、研削ベルト12はワー
クロール1の回転方向と相対速度差があれば同方
向に巻き取られてもよい。一方、流体圧シリンダ
11はピストンロツド11aを縮み作動させるこ
とにより支持ロツド8の後端部を押圧し、その先
端部8aの押圧部材16をワークロール1の外周
面に押付けるように働く。この押付力は、ロード
セル18によつて検出され、一定圧に達すると、
流体圧シリンダ11を停止し、ピストンロツド1
1aをロツクする。押圧部材16とワークロール
1の外周面との間には上記研削ベルト12が挾ま
れているので、この研削ベルト12の移動とワー
クロール1の回転との相対変位による摺動により
ワークロール1の外周面が研削されることになる
が、この場合、押圧部材16のワークロール外周
面に対する追従は弾発ばね19を介して行われ
る。また、支持ロツドを固定せず押圧部材16の
押付力を常時ロードセル18によつて検出し、液
体圧コントロールユニツトによつて上記流体圧シ
リンダ11の圧力を制御し一定圧に維持し、もつ
てワークロール1の外周面を均一に研削してもよ
い。ワークロール1は通常両端部に局部摩耗を生
じるので、その部位に研削機本体4を移動させる
ことにより研削の必要な個所を集中的に研削する
ことができる。このの研削機本体4の移動は、駆
動機26によりスプロケツト25を回転させてス
プロケツト24,25に巻き掛けられたチエーン
23を循環操作することによつて行われ、これに
より研削機本体4をワークロール1上の任意の位
置に移動させて研削作業を行うことができる。こ
のように、研削装置はワークロール1を圧延機本
体から取り外すことなくそのままの状態で研削作
業を行うことができるものであり、圧延作業を行
いつつ研削作業を実施することができ、研削作業
の省力化及び圧延作業の連続化を達成することが
できる。また、長尺の研削ベルト12を用いてい
るため、これが目詰りを生じることはなく、した
がつて研削作業を連続して行うことができる。
逆らう方向に巻き取られる。したがつて第1図に
おいて研削ベルト12は上部のリール13から下
部のリール14に巻き取られることになることか
ら、繰出し側である上部のリール13には研削作
業を開始する前に予め研削ベルト12が巻き取ら
れていることになる。上記研削ベルトの巻取りは
リール13,14が回転機構によつて駆動される
ことによりなされ、研削ベルト12は比較的遅い
速度で巻き取られる。尚、研削ベルト12はワー
クロール1の回転方向と相対速度差があれば同方
向に巻き取られてもよい。一方、流体圧シリンダ
11はピストンロツド11aを縮み作動させるこ
とにより支持ロツド8の後端部を押圧し、その先
端部8aの押圧部材16をワークロール1の外周
面に押付けるように働く。この押付力は、ロード
セル18によつて検出され、一定圧に達すると、
流体圧シリンダ11を停止し、ピストンロツド1
1aをロツクする。押圧部材16とワークロール
1の外周面との間には上記研削ベルト12が挾ま
れているので、この研削ベルト12の移動とワー
クロール1の回転との相対変位による摺動により
ワークロール1の外周面が研削されることになる
が、この場合、押圧部材16のワークロール外周
面に対する追従は弾発ばね19を介して行われ
る。また、支持ロツドを固定せず押圧部材16の
押付力を常時ロードセル18によつて検出し、液
体圧コントロールユニツトによつて上記流体圧シ
リンダ11の圧力を制御し一定圧に維持し、もつ
てワークロール1の外周面を均一に研削してもよ
い。ワークロール1は通常両端部に局部摩耗を生
じるので、その部位に研削機本体4を移動させる
ことにより研削の必要な個所を集中的に研削する
ことができる。このの研削機本体4の移動は、駆
動機26によりスプロケツト25を回転させてス
プロケツト24,25に巻き掛けられたチエーン
23を循環操作することによつて行われ、これに
より研削機本体4をワークロール1上の任意の位
置に移動させて研削作業を行うことができる。こ
のように、研削装置はワークロール1を圧延機本
体から取り外すことなくそのままの状態で研削作
業を行うことができるものであり、圧延作業を行
いつつ研削作業を実施することができ、研削作業
の省力化及び圧延作業の連続化を達成することが
できる。また、長尺の研削ベルト12を用いてい
るため、これが目詰りを生じることはなく、した
がつて研削作業を連続して行うことができる。
繰出し側のリール13における研削ベルト12
の巻き量が少なくなつたら、巻き戻しを行う。こ
の場合、押圧部材16をワークロール1上から引
き離した状態で、早送りにより研削ベルト12を
繰出し側のリール13に巻き戻すことになる。ワ
ークロール1は時々新品のものと交換されるが、
この場合、支持フレーム16に対してワークロー
ル1をその軸方向から抜き差しすることにより交
換作業が行われる。したがつて、この交換作業を
行うに際して押圧部材16が邪魔にならぬよう
に、流体圧シリンダ11の延び作動により支持ロ
ツド8を後退させて、押圧部材16をワークロー
ル1上から引き離すことになる。
の巻き量が少なくなつたら、巻き戻しを行う。こ
の場合、押圧部材16をワークロール1上から引
き離した状態で、早送りにより研削ベルト12を
繰出し側のリール13に巻き戻すことになる。ワ
ークロール1は時々新品のものと交換されるが、
この場合、支持フレーム16に対してワークロー
ル1をその軸方向から抜き差しすることにより交
換作業が行われる。したがつて、この交換作業を
行うに際して押圧部材16が邪魔にならぬよう
に、流体圧シリンダ11の延び作動により支持ロ
ツド8を後退させて、押圧部材16をワークロー
ル1上から引き離すことになる。
一方、研削ベルト12の走行中は、その裏面部
12aに目掛けて洗浄液噴射ノズル27から洗浄
液が噴射され、研削ベルト12の裏面部12aに
付着する切粉等の付着物を洗い流すことになる。
これより、研削ベルト裏面部12aの付着物によ
る押圧部材16におけるベルト支承部16aの偏
摩耗が防止されることになり、もつて、圧延ロー
ルの均一研削を達成することができる。
12aに目掛けて洗浄液噴射ノズル27から洗浄
液が噴射され、研削ベルト12の裏面部12aに
付着する切粉等の付着物を洗い流すことになる。
これより、研削ベルト裏面部12aの付着物によ
る押圧部材16におけるベルト支承部16aの偏
摩耗が防止されることになり、もつて、圧延ロー
ルの均一研削を達成することができる。
尚、第4図は洗浄液噴射ノズル27の構造を変
形した実施例を示しており、一つのヘツダー28
から洗浄液が二方向へ噴射されるようになつてい
る。図示する如く、一方の噴射ノズル27aは前
記実施例と同様に押圧部材16から離れた方向へ
臨んでいるが、他方の噴射ノズル27bは押圧部
材16の近傍に臨ませて形成されている。
形した実施例を示しており、一つのヘツダー28
から洗浄液が二方向へ噴射されるようになつてい
る。図示する如く、一方の噴射ノズル27aは前
記実施例と同様に押圧部材16から離れた方向へ
臨んでいるが、他方の噴射ノズル27bは押圧部
材16の近傍に臨ませて形成されている。
以上要するに本考案によれば次の如き優れた効
果を発揮する。
果を発揮する。
(1) 洗浄液噴射ノズルから噴射される洗浄液によ
つて研削ベルトの裏面部に付着する切粉等の付
着物を洗い流すことができるので、上記付着物
による押圧部材の偏摩耗を防止することがで
き、圧延ロールの均一研削を達成し得る。
つて研削ベルトの裏面部に付着する切粉等の付
着物を洗い流すことができるので、上記付着物
による押圧部材の偏摩耗を防止することがで
き、圧延ロールの均一研削を達成し得る。
(2) 構造が簡単であるため、製作が容易にでき、
製作コストを低減することができる。
製作コストを低減することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第
2図は第1図−線矢視平面図、第3図は第1
図−線断面図、第4図は本考案の変形例を示
す要部側断面図である。 図中、1は圧延ロール、12は研削ベルト、1
3,14はリール、16は押圧部材、27は洗浄
液噴射ノズルである。
2図は第1図−線矢視平面図、第3図は第1
図−線断面図、第4図は本考案の変形例を示
す要部側断面図である。 図中、1は圧延ロール、12は研削ベルト、1
3,14はリール、16は押圧部材、27は洗浄
液噴射ノズルである。
Claims (1)
- ベルト表面に砥粒を付着してなる研削ベルトを
繰出しリールから巻取りリールに掛け渡し、該研
削ベルトの裏面を押圧部材で支承してベルト表面
を被研削物たる圧延ロールの外周面に圧接させた
圧延ロールのベルト式研削装置において、上記押
圧部材よりも走行方向上流側の研削ベルトの裏面
部に臨ませて該裏面部に付着する切粉等の付着物
を洗浄するための洗浄液噴射ノズルを設けたこと
を特徴とする圧延ロールのベルト式研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17553883U JPS6084105U (ja) | 1983-11-15 | 1983-11-15 | 圧延ロ−ルのベルト式研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17553883U JPS6084105U (ja) | 1983-11-15 | 1983-11-15 | 圧延ロ−ルのベルト式研削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6084105U JPS6084105U (ja) | 1985-06-10 |
JPS6331762Y2 true JPS6331762Y2 (ja) | 1988-08-24 |
Family
ID=30381881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17553883U Granted JPS6084105U (ja) | 1983-11-15 | 1983-11-15 | 圧延ロ−ルのベルト式研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6084105U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015051A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Shuji Horichi | 研削機 |
-
1983
- 1983-11-15 JP JP17553883U patent/JPS6084105U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6084105U (ja) | 1985-06-10 |
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