JPS63315580A - 炭化けい素多孔質セラミックス - Google Patents

炭化けい素多孔質セラミックス

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JPS63315580A
JPS63315580A JP62149809A JP14980987A JPS63315580A JP S63315580 A JPS63315580 A JP S63315580A JP 62149809 A JP62149809 A JP 62149809A JP 14980987 A JP14980987 A JP 14980987A JP S63315580 A JPS63315580 A JP S63315580A
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Akihiro Kurita
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はとくに耐熱性、耐食性および強度を必要とする
たとえばフィルタや触媒担体等に適した炭化けい素多孔
質セラミックスに関する。
従来の技術 一般に、セメント貿、アルミナ、ジルコニア等からなる
無機材質の多孔質セラミックスは、有機材質あるいは金
属の多孔体と比べて耐久性、耐熱性(数百℃の範囲)、
耐食性に優れているが、1000℃以上の高温ではやは
り強度が著しく低下する。
一方、非酸化物系セラミックス、特に炭化けい素は1o
oo℃以上の高温でも強度が低下しないため、種々の方
法で得る炭化硅素多孔質セラミックスが提案されている
。たとえば、3次元網目構造を持つ高分子材料に炭化け
い素スラリーを含浸させた後、この高分子材料を熱処理
により消失させた成形体を焼成させて得た炭化けい素セ
ラミックスや、また1μm以下の炭化けい素粉末に適当
な焼結助剤を添加して成形焼成し、この焼成により炭化
けい素粒子を高アスペクト比になるように成長させて板
状結晶が絡み合った構造とした炭化けい素セラミックス
等がある。
発明が解決しようとする問題点 しかし前者のセラミックスは、3次元網目構造の高分子
材料を原形としているので、数lOμ膳以下の微細な細
孔を持つ多孔体は得られない。また、後者のものは全細
孔容積は大きいものが得られるが、任意の細孔径を得る
のが麗しい。
本発明は上記問題点を解決して、操作圧力等の荷重がか
かる過酷な条件でも使用可能な強度とくに高温特性に優
れ、かつ用途に応じて任意の全細孔容積を得ることがで
きる炭化けい素多孔貿セラミックスを提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、平均粒径が5〜
60μIで、JIS規格J I S R6001・R6
002に従って分級された炭化けい鋼粉末を64.6〜
98.9重量%と、平均粒径2.5μm以下の炭化けい
素微粉末を1.0〜20.0重量%と、炭化ほう素0.
05〜4.0重量%または酸化ほう素0.13〜10.
4重量%あるいは窒化ほう素0.09〜7.4重量%の
いづれか一種類と炭素0.05〜5重量%からなる焼結
助剤とを混合して焼結したものである。
作用 上記構成において、骨材となる炭化けい鋼粉末は、JI
S規格に従って分級されて粒度分布範囲が狭いため、焼
結して得られるセラミックスの細孔径の分布も狭く、任
意に細孔径を選択でき、また炭化けい素微粉末は骨材粒
子間の結合を強固にし、焼結助剤であるほう素化合物と
炭素のうち、ほう素化合物のほう素は、炭化けい素結晶
に固溶して粒界エネルギーを下げ焼結を促進し、炭素は
炭化けい索表面の二酸化けい素を還元除去し体積拡散を
おこしやすくして焼結を促進させ、ほう素と炭素が共に
作用して炭化けい素微粉末を緻密化し、骨材粒子間の結
合をさらに強固にする。
実施例 多孔質セラミックスにおいて、たとえばフィルタに使用
する場合、全細孔面積が0.1cm/g以−ヒで流体の
透過流速が大きく、また曲げ強さが500にgf/’a
J以上で操作圧力に耐えるだけの強度を有するという条
件を満す必要がある。
上記の条件を満たすため、多孔体を形成する骨材には、
α型−炭化けい鋼粉末を、図に示すJIS規格J I 
S R6001,R6002によって研磨材用に分級さ
れた粒度分布範囲の狭いもので、かつ平均粒径5〜60
μmのものを使用した。多孔体は骨材粒子径の1/4〜
115の細孔径を有するものが焼結される。したがって
、骨材粒子の粒度分布範囲が狭いほど細孔径の分布も狭
くなる。逆に骨材粒子の粒度分布範囲が広いと細孔径の
分布範囲も広くなり、フィルタとして必要な任意の細孔
径を得ることができない。また、この骨材粒子の平均粒
径を5〜60μ■にしたのは、平均粒径が5μm未満で
あると、緻密化が起こりよい多孔体が得られず、平均粒
径が60μ■以上では、粒子間の接触面積が少なく強度
が得られないためである。
そして、上記骨材粒子間の結合を強固にするために、α
型またはβ型の炭化けい素の微粉末で平均粒径が2.5
μ讃以下のものを1重量%〜10重量%添加する。平均
粒径が2.5μ閣を越えると、焼結助剤が添加されても
骨材結合部分の焼結が完全に進まないため強度が発現せ
ず、またこの微粉粒子間の間隙もそのまま残存して小さ
な細孔も存在することになる。また、その添加量が1重
量%未満であると骨材粒子間の結合が充分に補強されず
、20重量%を越えると、全細孔面積が減少し、任意の
細孔径が得られない。
さらに骨材粒子間の結合を強固にするために、炭化けい
素微粉末を緻密化する焼結助剤が添加される。この焼結
助剤は、炭化ほう素84C0,05〜4.0重量%、酸
化ほう素B20,0.13〜10.4重量%、窒化ほう
素B No、09〜7.4重量%のほう素化合物のうち
1種類と、炭素0.05〜5重量%からなる。
ほう素は炭化けい素結晶に固溶して粒界エネルギーを下
げ焼結を促進する効果があり、また炭素は炭化けい索表
面の二酸化けい素を還元除去して体積拡散をおこしやす
くし、焼結を促進する効果がある。そして、ほう素また
は炭素単独では焼結の進行が不充分で焼結助剤としての
充分な効果が得られない。また、炭化ほう素0.05重
量%未満、酸化ほうio、13重量%未満、窒化ほう素
0.09重量%未満では焼結助剤として充分な効果が得
られず、炭化ほう素4.0重量%、酸化ほう素10.4
重量%。
窒化ほう素7.4重量%をそれぞれ越えると、過剰残留
成分その他の影響により焼結体特性を悪化させる。
つぎに、本発明の炭化けい素多孔質セラミックスを焼結
した実験例について説明する。比較のため比較例1〜5
を同時に焼成し、嵩密度、平均細孔径、全細孔容積、常
温3点曲げ強さ、1200℃3点曲げ強さについて測定
した。なお各テストピースは金型プレスにより直径60
■×高さ5mmに成形し、アルゴンガスAr雰囲気中2
150℃で2時間保持し焼結させたものである。
実験例1 平均粒径20μlで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末90重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%お
よび炭化粉末(2300メツシユアンダー)3重量%と
を混合したものを成形焼結した。
実験例2 平均粒径50μmで、図中Bで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末86重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末8重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%お
よび炭素粉末(2300メツシユアンダー)3重量%と
を混合したものを成形焼結した。
比較例1 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末94重量%と、焼結助剤として、炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%お
よび炭素粉末(2300メツシユアンダー)3重量%と
を混合したものを成形焼結した。(本発明に比較して炭
化けい素の微粉末を含有しない、) 比較例2 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末64重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末30重量%と、焼結助剤として
炭化けい鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%
および炭化粉末(2300メツシユアンダー)3重量%
とを混合したものを成形焼成した。
(本発明に比較して炭化けい素微粉末を多く含有する。
) 比較例3 平均粒径20μ腸で、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい素粉末95.96重量%と、平均粒径0.
3μmのβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤と
して炭化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)0.
02重量%および炭素粉末(2300メツシユアンダー
)0.02重量%とを混合したものを成形焼結した。(
本発明に比較して焼結助剤の炭化ほう素および炭素の含
有量が少ない。) 比較例4 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末84重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)5重量%お
よび炭素粉末(2300メツシユアンダー)7重量%と
を混合したものを成形焼結した。
(本発明に比較して焼結助剤である炭化ほう素および炭
素の含有量が多い。) 比較例5 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末93重量%と、平均粒径0.3μ■
のβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)4重量%と
を混合したものを成形焼結した。
(本発明と比較して焼結助剤として炭素が含有されてい
ない、) その結果を第1表に示す。
第1表 第1表に示すように、比較例1は炭化けい素微粉末を含
有しないため、曲げ強度が著しく低い。
比較例2は炭化けい素微粉末が多過ぎるため、嵩密度が
高く平均細孔径が小さく全細孔容積が著しく少ない、ま
た比較例3〜5は焼結助剤の混合割合により曲げ強さが
小さい。
本発明の実験例1および2は、常温および1200℃の
3点曲げ強さが大きく、他の比較例をはるかに優れた常
温および高温の強度特性を有し、全細孔面積も0.1c
j/g以上を有し、操作圧力に耐える耐熱性耐食性のフ
ィルターとして充分使用でき。
また過酷な条件で使用される触媒担体、断熱材吸音材と
しても充分適したものが得られた。
発明の効果 以上に述べたごとく本発明によれば、骨材をJIS規格
(J I S R6001,R6002)に示された狭
い粒度分布を有する炭化けい素粉末とし、この炭化けい
素粉末に、この炭化けい素粒子間の結合を強固にする炭
化けい素微粉末と、この炭化けい素微粉末を縁由化して
骨材間をより強固に結合させる焼結助剤である炭化ほう
素または酸化ほう素あるいは窒化ほう素のうちの一種類
および炭素とを所定量混合して焼結したので、たとえば
フィルタに使用した場合に加わる操作圧力にも耐える強
度でとくに優れた高温強度特性を有し、任意の全納孔容
積を有する炭化けい素多孔質セラミックスを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図はJIS規格J I S R6001,R6002の
粒度分布を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、平均粒径が5〜60μmで、JIS規格JISR6
    001・R6002に従って分級された炭化けい素粉末
    を64.6〜98.9重量%と、平均粒径2.5μm以
    下の炭化けい素微粉末を1.0〜20.0重量%と、炭
    化ほう素0.05〜4.0重量%または酸化ほう素0.
    13〜10.4重量%あるいは窒化ほう素0.09〜7
    .4重量%のいづれか一種類と炭素0.05〜5重量%
    からなる焼結助剤とを混合して焼結したことを特徴とす
    る炭化けい素多孔質セラミックス。
JP62149809A 1987-06-16 1987-06-16 炭化けい素多孔質セラミックス Expired - Lifetime JPH0688843B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005026074A1 (ja) * 2003-09-12 2006-11-16 イビデン株式会社 セラミック焼結体およびセラミックフィルタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005026074A1 (ja) * 2003-09-12 2006-11-16 イビデン株式会社 セラミック焼結体およびセラミックフィルタ
JP4932256B2 (ja) * 2003-09-12 2012-05-16 イビデン株式会社 セラミック焼結体およびセラミックフィルタ

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