JPS63315580A - 炭化けい素多孔質セラミックス - Google Patents
炭化けい素多孔質セラミックスInfo
- Publication number
- JPS63315580A JPS63315580A JP62149809A JP14980987A JPS63315580A JP S63315580 A JPS63315580 A JP S63315580A JP 62149809 A JP62149809 A JP 62149809A JP 14980987 A JP14980987 A JP 14980987A JP S63315580 A JPS63315580 A JP S63315580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon carbide
- weight
- particle size
- powder
- average particle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims abstract description 14
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 45
- 229910021426 porous silicon Inorganic materials 0.000 title claims description 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 52
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims abstract description 33
- JKWMSGQKBLHBQQ-UHFFFAOYSA-N diboron trioxide Chemical compound O=BOB=O JKWMSGQKBLHBQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 7
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 17
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 229910052582 BN Inorganic materials 0.000 claims description 6
- PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N Boron nitride Chemical compound N#B PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 229910052810 boron oxide Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000000843 powder Substances 0.000 abstract description 27
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 10
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 abstract description 4
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 abstract description 4
- 150000001639 boron compounds Chemical class 0.000 abstract description 3
- 238000002156 mixing Methods 0.000 abstract description 2
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 30
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 21
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 17
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 17
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 10
- 229910052580 B4C Inorganic materials 0.000 description 6
- INAHAJYZKVIDIZ-UHFFFAOYSA-N boron carbide Chemical compound B12B3B4C32B41 INAHAJYZKVIDIZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 229910000760 Hardened steel Inorganic materials 0.000 description 4
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N Boron Chemical compound [B] ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000013001 point bending Methods 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 2
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 2
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 description 2
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 2
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 description 2
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 2
- 239000003082 abrasive agent Substances 0.000 description 1
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000000280 densification Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229910052575 non-oxide ceramic Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011225 non-oxide ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- -1 suitable for filters Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はとくに耐熱性、耐食性および強度を必要とする
たとえばフィルタや触媒担体等に適した炭化けい素多孔
質セラミックスに関する。
たとえばフィルタや触媒担体等に適した炭化けい素多孔
質セラミックスに関する。
従来の技術
一般に、セメント貿、アルミナ、ジルコニア等からなる
無機材質の多孔質セラミックスは、有機材質あるいは金
属の多孔体と比べて耐久性、耐熱性(数百℃の範囲)、
耐食性に優れているが、1000℃以上の高温ではやは
り強度が著しく低下する。
無機材質の多孔質セラミックスは、有機材質あるいは金
属の多孔体と比べて耐久性、耐熱性(数百℃の範囲)、
耐食性に優れているが、1000℃以上の高温ではやは
り強度が著しく低下する。
一方、非酸化物系セラミックス、特に炭化けい素は1o
oo℃以上の高温でも強度が低下しないため、種々の方
法で得る炭化硅素多孔質セラミックスが提案されている
。たとえば、3次元網目構造を持つ高分子材料に炭化け
い素スラリーを含浸させた後、この高分子材料を熱処理
により消失させた成形体を焼成させて得た炭化けい素セ
ラミックスや、また1μm以下の炭化けい素粉末に適当
な焼結助剤を添加して成形焼成し、この焼成により炭化
けい素粒子を高アスペクト比になるように成長させて板
状結晶が絡み合った構造とした炭化けい素セラミックス
等がある。
oo℃以上の高温でも強度が低下しないため、種々の方
法で得る炭化硅素多孔質セラミックスが提案されている
。たとえば、3次元網目構造を持つ高分子材料に炭化け
い素スラリーを含浸させた後、この高分子材料を熱処理
により消失させた成形体を焼成させて得た炭化けい素セ
ラミックスや、また1μm以下の炭化けい素粉末に適当
な焼結助剤を添加して成形焼成し、この焼成により炭化
けい素粒子を高アスペクト比になるように成長させて板
状結晶が絡み合った構造とした炭化けい素セラミックス
等がある。
発明が解決しようとする問題点
しかし前者のセラミックスは、3次元網目構造の高分子
材料を原形としているので、数lOμ膳以下の微細な細
孔を持つ多孔体は得られない。また、後者のものは全細
孔容積は大きいものが得られるが、任意の細孔径を得る
のが麗しい。
材料を原形としているので、数lOμ膳以下の微細な細
孔を持つ多孔体は得られない。また、後者のものは全細
孔容積は大きいものが得られるが、任意の細孔径を得る
のが麗しい。
本発明は上記問題点を解決して、操作圧力等の荷重がか
かる過酷な条件でも使用可能な強度とくに高温特性に優
れ、かつ用途に応じて任意の全細孔容積を得ることがで
きる炭化けい素多孔貿セラミックスを提供することを目
的とする。
かる過酷な条件でも使用可能な強度とくに高温特性に優
れ、かつ用途に応じて任意の全細孔容積を得ることがで
きる炭化けい素多孔貿セラミックスを提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決するために本発明は、平均粒径が5〜
60μIで、JIS規格J I S R6001・R6
002に従って分級された炭化けい鋼粉末を64.6〜
98.9重量%と、平均粒径2.5μm以下の炭化けい
素微粉末を1.0〜20.0重量%と、炭化ほう素0.
05〜4.0重量%または酸化ほう素0.13〜10.
4重量%あるいは窒化ほう素0.09〜7.4重量%の
いづれか一種類と炭素0.05〜5重量%からなる焼結
助剤とを混合して焼結したものである。
60μIで、JIS規格J I S R6001・R6
002に従って分級された炭化けい鋼粉末を64.6〜
98.9重量%と、平均粒径2.5μm以下の炭化けい
素微粉末を1.0〜20.0重量%と、炭化ほう素0.
05〜4.0重量%または酸化ほう素0.13〜10.
4重量%あるいは窒化ほう素0.09〜7.4重量%の
いづれか一種類と炭素0.05〜5重量%からなる焼結
助剤とを混合して焼結したものである。
作用
上記構成において、骨材となる炭化けい鋼粉末は、JI
S規格に従って分級されて粒度分布範囲が狭いため、焼
結して得られるセラミックスの細孔径の分布も狭く、任
意に細孔径を選択でき、また炭化けい素微粉末は骨材粒
子間の結合を強固にし、焼結助剤であるほう素化合物と
炭素のうち、ほう素化合物のほう素は、炭化けい素結晶
に固溶して粒界エネルギーを下げ焼結を促進し、炭素は
炭化けい索表面の二酸化けい素を還元除去し体積拡散を
おこしやすくして焼結を促進させ、ほう素と炭素が共に
作用して炭化けい素微粉末を緻密化し、骨材粒子間の結
合をさらに強固にする。
S規格に従って分級されて粒度分布範囲が狭いため、焼
結して得られるセラミックスの細孔径の分布も狭く、任
意に細孔径を選択でき、また炭化けい素微粉末は骨材粒
子間の結合を強固にし、焼結助剤であるほう素化合物と
炭素のうち、ほう素化合物のほう素は、炭化けい素結晶
に固溶して粒界エネルギーを下げ焼結を促進し、炭素は
炭化けい索表面の二酸化けい素を還元除去し体積拡散を
おこしやすくして焼結を促進させ、ほう素と炭素が共に
作用して炭化けい素微粉末を緻密化し、骨材粒子間の結
合をさらに強固にする。
実施例
多孔質セラミックスにおいて、たとえばフィルタに使用
する場合、全細孔面積が0.1cm/g以−ヒで流体の
透過流速が大きく、また曲げ強さが500にgf/’a
J以上で操作圧力に耐えるだけの強度を有するという条
件を満す必要がある。
する場合、全細孔面積が0.1cm/g以−ヒで流体の
透過流速が大きく、また曲げ強さが500にgf/’a
J以上で操作圧力に耐えるだけの強度を有するという条
件を満す必要がある。
上記の条件を満たすため、多孔体を形成する骨材には、
α型−炭化けい鋼粉末を、図に示すJIS規格J I
S R6001,R6002によって研磨材用に分級さ
れた粒度分布範囲の狭いもので、かつ平均粒径5〜60
μmのものを使用した。多孔体は骨材粒子径の1/4〜
115の細孔径を有するものが焼結される。したがって
、骨材粒子の粒度分布範囲が狭いほど細孔径の分布も狭
くなる。逆に骨材粒子の粒度分布範囲が広いと細孔径の
分布範囲も広くなり、フィルタとして必要な任意の細孔
径を得ることができない。また、この骨材粒子の平均粒
径を5〜60μ■にしたのは、平均粒径が5μm未満で
あると、緻密化が起こりよい多孔体が得られず、平均粒
径が60μ■以上では、粒子間の接触面積が少なく強度
が得られないためである。
α型−炭化けい鋼粉末を、図に示すJIS規格J I
S R6001,R6002によって研磨材用に分級さ
れた粒度分布範囲の狭いもので、かつ平均粒径5〜60
μmのものを使用した。多孔体は骨材粒子径の1/4〜
115の細孔径を有するものが焼結される。したがって
、骨材粒子の粒度分布範囲が狭いほど細孔径の分布も狭
くなる。逆に骨材粒子の粒度分布範囲が広いと細孔径の
分布範囲も広くなり、フィルタとして必要な任意の細孔
径を得ることができない。また、この骨材粒子の平均粒
径を5〜60μ■にしたのは、平均粒径が5μm未満で
あると、緻密化が起こりよい多孔体が得られず、平均粒
径が60μ■以上では、粒子間の接触面積が少なく強度
が得られないためである。
そして、上記骨材粒子間の結合を強固にするために、α
型またはβ型の炭化けい素の微粉末で平均粒径が2.5
μ讃以下のものを1重量%〜10重量%添加する。平均
粒径が2.5μ閣を越えると、焼結助剤が添加されても
骨材結合部分の焼結が完全に進まないため強度が発現せ
ず、またこの微粉粒子間の間隙もそのまま残存して小さ
な細孔も存在することになる。また、その添加量が1重
量%未満であると骨材粒子間の結合が充分に補強されず
、20重量%を越えると、全細孔面積が減少し、任意の
細孔径が得られない。
型またはβ型の炭化けい素の微粉末で平均粒径が2.5
μ讃以下のものを1重量%〜10重量%添加する。平均
粒径が2.5μ閣を越えると、焼結助剤が添加されても
骨材結合部分の焼結が完全に進まないため強度が発現せ
ず、またこの微粉粒子間の間隙もそのまま残存して小さ
な細孔も存在することになる。また、その添加量が1重
量%未満であると骨材粒子間の結合が充分に補強されず
、20重量%を越えると、全細孔面積が減少し、任意の
細孔径が得られない。
さらに骨材粒子間の結合を強固にするために、炭化けい
素微粉末を緻密化する焼結助剤が添加される。この焼結
助剤は、炭化ほう素84C0,05〜4.0重量%、酸
化ほう素B20,0.13〜10.4重量%、窒化ほう
素B No、09〜7.4重量%のほう素化合物のうち
1種類と、炭素0.05〜5重量%からなる。
素微粉末を緻密化する焼結助剤が添加される。この焼結
助剤は、炭化ほう素84C0,05〜4.0重量%、酸
化ほう素B20,0.13〜10.4重量%、窒化ほう
素B No、09〜7.4重量%のほう素化合物のうち
1種類と、炭素0.05〜5重量%からなる。
ほう素は炭化けい素結晶に固溶して粒界エネルギーを下
げ焼結を促進する効果があり、また炭素は炭化けい索表
面の二酸化けい素を還元除去して体積拡散をおこしやす
くし、焼結を促進する効果がある。そして、ほう素また
は炭素単独では焼結の進行が不充分で焼結助剤としての
充分な効果が得られない。また、炭化ほう素0.05重
量%未満、酸化ほうio、13重量%未満、窒化ほう素
0.09重量%未満では焼結助剤として充分な効果が得
られず、炭化ほう素4.0重量%、酸化ほう素10.4
重量%。
げ焼結を促進する効果があり、また炭素は炭化けい索表
面の二酸化けい素を還元除去して体積拡散をおこしやす
くし、焼結を促進する効果がある。そして、ほう素また
は炭素単独では焼結の進行が不充分で焼結助剤としての
充分な効果が得られない。また、炭化ほう素0.05重
量%未満、酸化ほうio、13重量%未満、窒化ほう素
0.09重量%未満では焼結助剤として充分な効果が得
られず、炭化ほう素4.0重量%、酸化ほう素10.4
重量%。
窒化ほう素7.4重量%をそれぞれ越えると、過剰残留
成分その他の影響により焼結体特性を悪化させる。
成分その他の影響により焼結体特性を悪化させる。
つぎに、本発明の炭化けい素多孔質セラミックスを焼結
した実験例について説明する。比較のため比較例1〜5
を同時に焼成し、嵩密度、平均細孔径、全細孔容積、常
温3点曲げ強さ、1200℃3点曲げ強さについて測定
した。なお各テストピースは金型プレスにより直径60
■×高さ5mmに成形し、アルゴンガスAr雰囲気中2
150℃で2時間保持し焼結させたものである。
した実験例について説明する。比較のため比較例1〜5
を同時に焼成し、嵩密度、平均細孔径、全細孔容積、常
温3点曲げ強さ、1200℃3点曲げ強さについて測定
した。なお各テストピースは金型プレスにより直径60
■×高さ5mmに成形し、アルゴンガスAr雰囲気中2
150℃で2時間保持し焼結させたものである。
実験例1
平均粒径20μlで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末90重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%お
よび炭化粉末(2300メツシユアンダー)3重量%と
を混合したものを成形焼結した。
型−炭化けい鋼粉末90重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%お
よび炭化粉末(2300メツシユアンダー)3重量%と
を混合したものを成形焼結した。
実験例2
平均粒径50μmで、図中Bで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末86重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末8重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%お
よび炭素粉末(2300メツシユアンダー)3重量%と
を混合したものを成形焼結した。
型−炭化けい鋼粉末86重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末8重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%お
よび炭素粉末(2300メツシユアンダー)3重量%と
を混合したものを成形焼結した。
比較例1
平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末94重量%と、焼結助剤として、炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%お
よび炭素粉末(2300メツシユアンダー)3重量%と
を混合したものを成形焼結した。(本発明に比較して炭
化けい素の微粉末を含有しない、) 比較例2 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末64重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末30重量%と、焼結助剤として
炭化けい鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%
および炭化粉末(2300メツシユアンダー)3重量%
とを混合したものを成形焼成した。
型−炭化けい鋼粉末94重量%と、焼結助剤として、炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%お
よび炭素粉末(2300メツシユアンダー)3重量%と
を混合したものを成形焼結した。(本発明に比較して炭
化けい素の微粉末を含有しない、) 比較例2 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末64重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末30重量%と、焼結助剤として
炭化けい鋼粉末(1200メツシユアンダー)3重量%
および炭化粉末(2300メツシユアンダー)3重量%
とを混合したものを成形焼成した。
(本発明に比較して炭化けい素微粉末を多く含有する。
)
比較例3
平均粒径20μ腸で、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい素粉末95.96重量%と、平均粒径0.
3μmのβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤と
して炭化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)0.
02重量%および炭素粉末(2300メツシユアンダー
)0.02重量%とを混合したものを成形焼結した。(
本発明に比較して焼結助剤の炭化ほう素および炭素の含
有量が少ない。) 比較例4 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末84重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)5重量%お
よび炭素粉末(2300メツシユアンダー)7重量%と
を混合したものを成形焼結した。
型−炭化けい素粉末95.96重量%と、平均粒径0.
3μmのβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤と
して炭化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)0.
02重量%および炭素粉末(2300メツシユアンダー
)0.02重量%とを混合したものを成形焼結した。(
本発明に比較して焼結助剤の炭化ほう素および炭素の含
有量が少ない。) 比較例4 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末84重量%と、平均粒径0.3μm
のβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)5重量%お
よび炭素粉末(2300メツシユアンダー)7重量%と
を混合したものを成形焼結した。
(本発明に比較して焼結助剤である炭化ほう素および炭
素の含有量が多い。) 比較例5 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末93重量%と、平均粒径0.3μ■
のβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)4重量%と
を混合したものを成形焼結した。
素の含有量が多い。) 比較例5 平均粒径20μmで、図中Aで示す粒度分布を有するα
型−炭化けい鋼粉末93重量%と、平均粒径0.3μ■
のβ型−炭化けい鋼粉末4重量%と、焼結助剤として炭
化ほう鋼粉末(1200メツシユアンダー)4重量%と
を混合したものを成形焼結した。
(本発明と比較して焼結助剤として炭素が含有されてい
ない、) その結果を第1表に示す。
ない、) その結果を第1表に示す。
第1表
第1表に示すように、比較例1は炭化けい素微粉末を含
有しないため、曲げ強度が著しく低い。
有しないため、曲げ強度が著しく低い。
比較例2は炭化けい素微粉末が多過ぎるため、嵩密度が
高く平均細孔径が小さく全細孔容積が著しく少ない、ま
た比較例3〜5は焼結助剤の混合割合により曲げ強さが
小さい。
高く平均細孔径が小さく全細孔容積が著しく少ない、ま
た比較例3〜5は焼結助剤の混合割合により曲げ強さが
小さい。
本発明の実験例1および2は、常温および1200℃の
3点曲げ強さが大きく、他の比較例をはるかに優れた常
温および高温の強度特性を有し、全細孔面積も0.1c
j/g以上を有し、操作圧力に耐える耐熱性耐食性のフ
ィルターとして充分使用でき。
3点曲げ強さが大きく、他の比較例をはるかに優れた常
温および高温の強度特性を有し、全細孔面積も0.1c
j/g以上を有し、操作圧力に耐える耐熱性耐食性のフ
ィルターとして充分使用でき。
また過酷な条件で使用される触媒担体、断熱材吸音材と
しても充分適したものが得られた。
しても充分適したものが得られた。
発明の効果
以上に述べたごとく本発明によれば、骨材をJIS規格
(J I S R6001,R6002)に示された狭
い粒度分布を有する炭化けい素粉末とし、この炭化けい
素粉末に、この炭化けい素粒子間の結合を強固にする炭
化けい素微粉末と、この炭化けい素微粉末を縁由化して
骨材間をより強固に結合させる焼結助剤である炭化ほう
素または酸化ほう素あるいは窒化ほう素のうちの一種類
および炭素とを所定量混合して焼結したので、たとえば
フィルタに使用した場合に加わる操作圧力にも耐える強
度でとくに優れた高温強度特性を有し、任意の全納孔容
積を有する炭化けい素多孔質セラミックスを得ることが
できる。
(J I S R6001,R6002)に示された狭
い粒度分布を有する炭化けい素粉末とし、この炭化けい
素粉末に、この炭化けい素粒子間の結合を強固にする炭
化けい素微粉末と、この炭化けい素微粉末を縁由化して
骨材間をより強固に結合させる焼結助剤である炭化ほう
素または酸化ほう素あるいは窒化ほう素のうちの一種類
および炭素とを所定量混合して焼結したので、たとえば
フィルタに使用した場合に加わる操作圧力にも耐える強
度でとくに優れた高温強度特性を有し、任意の全納孔容
積を有する炭化けい素多孔質セラミックスを得ることが
できる。
図はJIS規格J I S R6001,R6002の
粒度分布を示すグラフである。
粒度分布を示すグラフである。
Claims (1)
- 1、平均粒径が5〜60μmで、JIS規格JISR6
001・R6002に従って分級された炭化けい素粉末
を64.6〜98.9重量%と、平均粒径2.5μm以
下の炭化けい素微粉末を1.0〜20.0重量%と、炭
化ほう素0.05〜4.0重量%または酸化ほう素0.
13〜10.4重量%あるいは窒化ほう素0.09〜7
.4重量%のいづれか一種類と炭素0.05〜5重量%
からなる焼結助剤とを混合して焼結したことを特徴とす
る炭化けい素多孔質セラミックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62149809A JPH0688843B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 炭化けい素多孔質セラミックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62149809A JPH0688843B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 炭化けい素多孔質セラミックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63315580A true JPS63315580A (ja) | 1988-12-23 |
JPH0688843B2 JPH0688843B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=15483184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62149809A Expired - Lifetime JPH0688843B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 炭化けい素多孔質セラミックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688843B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2005026074A1 (ja) * | 2003-09-12 | 2006-11-16 | イビデン株式会社 | セラミック焼結体およびセラミックフィルタ |
-
1987
- 1987-06-16 JP JP62149809A patent/JPH0688843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2005026074A1 (ja) * | 2003-09-12 | 2006-11-16 | イビデン株式会社 | セラミック焼結体およびセラミックフィルタ |
JP4932256B2 (ja) * | 2003-09-12 | 2012-05-16 | イビデン株式会社 | セラミック焼結体およびセラミックフィルタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0688843B2 (ja) | 1994-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
She et al. | Oxidation bonding of porous silicon carbide ceramics | |
US6699429B2 (en) | Method of making silicon nitride-bonded silicon carbide honeycomb filters | |
US5750449A (en) | Ceramic porous bodies and method of producing the same | |
WO2005026076A1 (ja) | 窒化珪素結合SiC耐火物及びその製造方法 | |
EP2123617B1 (en) | Joining material composition, method for production of the joining material composition, jointed article, and method for production of the jointed article | |
JP2010150140A (ja) | ムライト体及びムライト体の形成方法 | |
WO1990003349A1 (en) | Process for the production of porous ceramics using decomposable polymeric microspheres and the resultant product | |
US8475906B2 (en) | Silicon carbide based porous material and method for preparation thereof | |
JP2010502547A (ja) | 高強度かつ実質的に微小亀裂のないコージエライト・ハニカム体および製造方法 | |
US10214451B2 (en) | Cement and skinning material based on a water-swellable clay, and method for producing segmented or skinned ceramic honeycomb structures | |
EP1197253B1 (en) | Method for producing a silicon nitride filter | |
KR20120086793A (ko) | 다공성 반응소결질화규소 제조 방법 및 그에 사용되는 가소결 규소혼합분말 과립 및 다공성 반응소결질화규소 제조 방법 | |
JP4605829B2 (ja) | 高強度、高硬度アルミナセラミックス及びその製造方法 | |
JPS63315580A (ja) | 炭化けい素多孔質セラミックス | |
JPH06256069A (ja) | セラミック多孔体およびその製造方法 | |
JP4041879B2 (ja) | セラミックス多孔体及びその製造方法 | |
KR101383352B1 (ko) | 탄화규소질 다공체 제조용 조성물, 이를 이용한 탄화규소질다공체, 촉매 담체 및 분진 필터 | |
JP3108362B2 (ja) | 高強度無機質繊維成形体 | |
JPH06287061A (ja) | SiC基複合セラミックスおよびその製造方法 | |
JPS6374962A (ja) | 多孔質反応焼結Si↓3N↓4−SiC系複合セラミツクス材料並びにその製造方法及び接合方法 | |
KR101090275B1 (ko) | 뮬라이트 결합 탄화규소 세라믹스 소재 제조용 조성물, 세라믹스 및 그 제조방법 | |
JP2784280B2 (ja) | セラミック複合焼結体及びその製法、並びに摺動部材 | |
JPH08333183A (ja) | アルミナ質耐火物の製造方法 | |
JPH06172047A (ja) | セラミックス複合材料 | |
JPS63107876A (ja) | 通気性多孔体及びその製造方法 |