JPS63314796A - 薄膜ｅｌ素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分乎Ｐ） 本発明は、気密封止に秀・れた薄膜ＥＬ素子に関するも
のである。

（従来の技術） 薄膜ＥＬ素子は、湿気の侵入により、発光層、絶縁膜、
あるいは、電極等に様々な悪影響を受け、剥離等素子の
特性が劣化する。

そのため、特開昭５７−１９４４８に示されているよう
にガラス基板上に発光層などを形成後、その表面を封止
ガラス板により封止したり、さらに上記封止した内部に
シリコンオイルなどを封入する手段がとられていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来技術における封止は、第４図に示したような封
止ガラスを用いて封止を行うため、第３図の３１として
示すように接着剤が貼り合わせ面よりはみだしてしまい
次に述べる欠点があった。

第１に、接着剤は吸湿性を持つため、はみだした接着剤
がＥＬ素子に付着すると、湿気が素子に入りこみ、剥離
等を生じる。

第２に、はみだした接着剤がＥＬ素子の電極と、外部コ
ントローラーとを接続するコネクターとの間に付着する
と、接触不良を起し、コネクターとの接続ができな（な
っていた。

本発明の目的は、接着剤が、貼り合わせ面以外の部分に
はみだすことのない薄膜ＥＬｉ子の構造を提供すること
にある。

発明の構成 （問題点を解決するための手段及び作用）本発明は上記
問題点に鑑みなされたものであり、封止ガラスの貼り合
わせ面の内側に溝を設ける事により、接着剤のはみだし
を防止する。かかる手段を採る事により、封止ガラスと
電極及びガラス基板との間に接着剤の保持空間ができ、
気密封止に秀れるとともに、接着剤のはみだしによる悪
影響を防止できる。

（実施例） 第１図は本発明にかかる薄膜ＥＬ素子を示す断面図であ
って、ＫＷ　１！：！　Ｅ　Ｌ素子は以下の工程で形成
する。

（１）ガラス基板１１上に透明電極１２として酸化イン
ジウム（ＩＴＯ）等を電子ビーム蒸着などで蒸着し、フ
ォトリソグラフィ等でパタニングし、その上に第１絶縁
膜１３としてＴａ２０５等を積層する。

（２）第１絶縁膜１３上に発光層１４としてマンガン等
をドープした硫化亜鉛（ＺｎＳ：Ｍｎ）をＭＳＤ法で形
成する。

（３）発光Ｆｉｌｄ上に第２絶縁膜１５としてＴａ２へ
等を積層する。

（４１ｍ　２絶縁膜１５上に金属電極としてＡＮ金属等
を電子ビーム蒸着し、フォトリソグラフィでパタニング
する。

（５）封止ガラス２２は、第２図に示すように、貼り合
わせ直辺外の部分と、はり合わせ面の溝の部分をエツチ
ング処理する。溝は幅１韻深さ０．２〜０゜３１鳳程度
である。

（６）上記封止ガラス２２の溝２３に、接着剤２４を充
填し、その封止ガラスを、透明電極１２、金属電極１６
及びガラス基板１１に接着する。

（７）封止ガラス内部にシリコンオイル２１を封入する
。

以上の工程で８膜ＥＬ素子が得られる。この様にして得
られた薄膜ＥＬ素子にコネクター２５を用いて外部コン
トローラー２６と接続することにより、外部から発光を
制御することができる。

尚、実施例においては、連続した長溝を説明したが、接
着剤２４を保持できる不連続溝であっても同様な効果が
得られることは当然である。

（発明の効果） 本発明によれば、接着剤２４がはみだすことなく封止ガ
ラス２２を接着する事が可能で、発光層等に付着した場
合の悪影響を防止し、また、コネクタ２５と金属電極１
６との接触不良を防止する。

さらに、溝を通じて接着剤がいきわたるので、接着剤の
ムラをな（し、気密封止に秀れ、接着強度が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の封止ガラスを用いたｎＶＩＩＱＥＬ素
子の部分断面図、第２図は同、封止ガラスの斜視図、第
３図は、従来の封止ガラスを用いた薄膜ＥＬ素子の部分
断面図、第４図は同、封止ガラスの斜視図である。 １１・・・ガラス基板、　　１２・・・透明電極２２・
・・封止ガラス、　　２３・・・溝２４・・・接着剤、
　　　２５・・・コネクタ２６・・・外部コントローラ
ー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オイル封入式薄膜ＥＬ素子において、封止ガラスの貼り
   合わせ面に溝を設けた薄膜ＥＬ素子。