JPS6331069Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は星座早見等の表示体に関するものであ
る。

従来より、印刷手段等により表面に文字、絵柄
等を施してある二枚の板紙たとえば回転盤と回転
盤固定板を使用して、それらの中心部を鳩目金具
等をもつて相互に回動自在に固定する機構の表示
体が製造されて星座早見・世界時刻表等に応用さ
れ比較的頻繁に利用されてきたのである。しかし
ながらこれら従来方法は両者の固定部、すなわち
回転盤および回転盤固定板の中心部には鳩目が施
されるためにこの表示に関して重要な意味をもつ
箇所に表示不能部分が形成されてしまうという大
きな欠点を有していたのである。本考案は上述の
欠点に鑑みてなされたものであり、回転軸部（固
定部）に鳩目打ち無しの、中心部にも表示可能な
表示体を提供しようとするものである。

以下に、本考案の表示体を図面に示した一実施
例の場合を用いて詳細に説明する。即ち、周上任
意箇所にハンドル部２を突設してある円形の回転
盤１と長方形の頂点相当部にそれぞれ凸を内に向
けた「Ｕ」字型の切れ目ａ，ｂ，ｃ，ｄを施すこ
とにより形成された４個の固定片部４，５，６，
７を有する回転盤固定板３とを、該回転盤１を該
固定片部４，５，６，７の下に挾み込んで回動自
在に固定してなる表示体である。本考案の表示体
を製作するにはプラスチツク、厚紙等の平板を用
いて打ち抜き加工等して行なえばよいのである。

本考案の表示体によれば回転軸部に鳩目打ちし
てないので表示に関して重要な意味をもつ中心部
にも文字、絵柄等の表示が可能であり、特に星座
早見等に用いてよいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の表示体を用いる回転盤の平面
図を示すものであり、第２図は該回転盤を回動自
在に固定する回転盤固定板の平面図を示すもので
ある。第３図は上記回転盤を回転盤固定板に組み
込み完了した状態の斜視図を示すものである。 １……回転盤、２……ハンドル部、３……回転
盤固定板、４，５，６，７……固定片部、ａ，
ｂ，ｃ，ｄ……切れ目。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 円形の回転盤１と複数個の固定片部を有する回
   転盤固定板３とを、該回転盤を該固定片部の下に
   挾み込むことにより該回転盤固定板３上に相互に
   回動自在に固定した表示体。