JPH06255290A - 解離可能に組み込まれた有価チップを有する有価チップ担体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 有価チップ又はカード本体に広告媒体面を設
けることにより、使用形式の拡大をはかる。 【構成】 有利にはクレジットカード型式の有価チップ
担体であって、多数の圧刻部１２を備えたカード本体１
１を有しており、該圧刻部の内方には、結合媒体１４を
介して解離可能に保持された有価チップ１３が組み込ま
れている。有価チップ１３及びカード本体１１には、貫
通して整合する広告媒体面２０が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、有利にはクレジットカ
ード型式の、カード本体を備えた有価チップ担体であっ
て、該カード本体には多数の圧刻部が設けられており、
その内方には、結合媒体を介して解離可能に保持された
有価チップが組み込まれている形式のものに関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の有価チップ担体は、米国特許第
１３０８３２号明細書に予約補助手段として開示されて
いる。またそれによって、現金なしの支払い流通で清算
することのできるクレジットカードも公知である。しか
しこのような支払い流通は、行為能力のある人によって
だけ清算可能であり、その使用の覚え込みには若干の時
間が必要である。従ってこの覚え込みは、既に子供及び
若年層の内に開始さるべきであり、かつ魅力的でなけれ
ばならない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、クレ
ジットカードに類似の支払い手段を改良して、その支払
い流通によって利用されない部分に、別の魅力的な使用
形式を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明では、有価チップ
又はカード本体に貫通して整合する広告媒体面を設ける
ことによって、上記課題を解決することができた。

【０００５】

【発明の効果】上記の構成によりこの種の有価チップ担
体は、同時に、カードの内容に関係のある製品又は無関
係の製品のための広告にこれを利用することができる。
また面倒な決済を全く必要とせず、かつ現金に類似の支
払い流通が可能な、いわばクレジットカードを調達する
ことができる。

【０００６】特に本当に若い利用者又は読むことのでき
ない利用者のための構成にあっては、有価チップが流行
商品の外形輪郭を有して切欠きを備え、かつカード本体
は圧刻部の領域に保持ウエブを有し、また切欠き及び保
持ウエブはスナップ結合で互いに連結されるように構成
されている。

【０００７】その際有価チップは、再利用可能にカード
本体に結合されており、その際有価チップには切欠きが
設けられ、担体本体には圧刻部の領域にウエブが設けら
れるように構成されている。しかしこれらは、１回の使
用のためだけに、カード本体に非可逆的に結合されてい
ても構わない。その際担体本体及び有価チップは、目標
切断個所を介して１体状に互いに結合されて製作される
ように構成されている。

【０００８】使用目的を拡大するため、カード本体及び
（又は）有価チップには１つ又は複数の広告媒体面が設
けられており、該面は貼着層を介してカード本体に結合
され又はカード本体に押し当てられるように構成されて
いる。

【０００９】別の有利な構成が請求項２以下に述べられ
ている。

【００１０】

【実施例】本発明の実施例を添付の図面に図示し、次に
これを詳細に説明する。

【００１１】クレジットカード１０は主としてカード本
体１１から成り、該本体１１には多数の圧刻部１２が設
けられている。圧刻部１２には同じ数の有価チップ１３
が設けられており、該チップ１３は目標破断個所１４を
介してカード本体１１に１体状に結合されている。また
有価チップ１３は、例へばハンバーガやウエファースの
ような子供又は若者向けの流行商品の外形輪郭を備えて
いても宜い。

【００１２】図２に図示のように、カード上面１７とチ
ップ上面１７ａとは整合している。カード本体１１及び
有価チップ１３は、有利には硬質プラスチックのプラス
チックから成っている。有価チップ１３は、図２の左側
に図示されているように、複数の目標破断個所１４／１
４ａを介してカード本体１１に１体状に結合されてい
る。カード使用者の負傷を回避するためこの目標破断個
所は、保持ウエブ１４ａが有価チップ１３に残って、カ
ード本体１１の圧刻部１２は完全に平滑な壁状になるよ
うに設計されている。

【００１３】図３に図示のような別の構成にあっては、
有価チップ１３には円形に延びている切欠き１５が設け
られており、該切欠き１５は、対応するカード本体１１
の保持ウエブ１６にスナップ結合されるようになってい
る。その際切欠き１５は、有価チップ１３の狭い側方端
面１８に設けられ、かつ四角状、円形状又は図示の商品
１３ａのように形成することができるように構成されて
いる。

【００１４】圧刻部１２の内方縁部１９には、切欠き１
５に一致する保持ウエブ１６が設けられている。有価チ
ップ１３は、この種の解離可能なスナップ結合を介して
何回もカード本体１１に作用結合せしめることが可能で
あり、かつ再度保管することが可能である。

【００１５】有価チップ１３の取出しが唯１回だけ可能
なようにしようとする場合には、プラスチックウエブか
ら形成された目標破断個所１４を介して、有価チップ１
３をカード本体１１に１体状に結合せしめると宜い。そ
の場合有価チップは、カード本体１１の圧刻部１２から
これを容易に抜き出すことができる。

【００１６】カード本体１１には１つ又は複数の広告媒
体面２０を設けることが可能であり、該媒体面２０はこ
れを、広告又は使用指示のための媒体として使用するこ
とができる。広告媒体面２０は、貼着層２１を介してカ
ード本体１１に結合可能であり、又は写し絵として形成
することも可能である。また広告媒体面２０は、カード
本体１１及び（又は）有価チップ１３乃至は商品図形の
上に刷り込まれていても宜い。

【図面の簡単な説明】

【図１】圧刻部内に予め刻印された多数の有価チップを
有する本発明のクレジットカードの斜視図である。

【図２】図１の切断線ＩＩ−ＩＩに沿ったカード本体の
断面図である。

【図３】取出しの際スナップ結合を介して解離可能な有
価チップを有する第１図に基くカード本体の断面図であ
る。

【符号の説明】

１０ クレジットカード １１ カード本体 １２ 圧刻部 １３，１３ａ 有価チップ １４ 目標破断個所 １５ 切欠き １６ 保持ウエブ １７ カード上面 １７ａ チップ上面 １８ 側方端面 １９ 内方縁部 ２０ 広告媒体面 ２１ 貼着層

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 クレジットカード型式のカード本体を備
   えた有価チップ担体であって、多数の圧刻部が設けられ
   ており、その内方には結合媒体を介して解離可能に保持
   された有価チップが組み込まれている形式のものにおい
   て、有価チップ及びカード本体（１１）に貫通して整合
   する広告媒体面（２０）が設けられていることを特徴と
   する、解離可能に組み込まれた有価チップを有する有価
   チップ担体。
2. 【請求項２】 カード本体（１１）及び有価チップ（１
   ３）が硬質プラスチックから成り、また有価チップ（１
   ３）は、硬質プラスチックから成る所定の目標切断位置
   （１４）においてカード本体（１１）に１体状に結合さ
   れていることを特徴とする、請求項１記載の有価チップ
   担体。
3. 【請求項３】 有価チップ（１３）は、流行商品（１３
   ａ）の外方輪郭を有し、かつ該チップ（１３）には切欠
   き（１５）が設けられており、１方カード本体（１１）
   は、圧刻部（１２）の領域に保持ウエブ（１６）を有し
   ており、該切欠き（１５）及び保持ウエブ（１６）は、
   スナップ結合で互いに結合されていることを特徴とす
   る、請求項１又は２記載の有価チップ担体。
4. 【請求項４】 多数の切欠き（１５）が、有価チップ
   （１３）の側方端面（１８）の外周部に分配されて設け
   られていることを特徴とする、請求項１から３までのい
   づれか１項記載の有価チップ担体。
5. 【請求項５】 有価チップ（１３）にはその側方端面
   に、円形状に延びる切欠き（１５）が設けられているこ
   とを特徴とする、請求項１から３までのいづれか１項記
   載の有価チップ担体。
6. 【請求項６】 カード本体（１１）及び（又は）有価チ
   ップ（１３）には、１つ又は複数の広告媒体面（２０）
   が設けられていることを特徴とする、請求項１から５ま
   でのいづれか１項記載の有価チップ担体。
7. 【請求項７】 広告媒体面（２０）が、カード本体（１
   １）及び有価チップ（１３）の上に貼着層（２１）によ
   って貼接され又は押し当てられていることを特徴とす
   る、請求項１から６までのいづれか１項記載の有価チッ
   プ担体。