JPH0344543Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、商品景品等のくじに関するものであ
る。

(ロ) 従来の技術 商品景品等のくじについては、密封袋の内側に
文字、記号等が印刷されており、縁部を破り、そ
の袋を開封して見るようになつている。

(ハ) 考案が解決しようとする問題点 商品景品等のくじ引きは、被抽せん者の射幸心
をそそることにその面白味があるが、従来のくじ
は、幼児等にとつて、袋の縁部を破り開封するの
がむずかしく、そのためにくじ引きの興味が半減
されている。

袋の縁部にミシン目をもうければ比較的容易に
開封することも出来るが、これもミシン目にそつ
てねじるように切断しなければならず、幼児等に
とつてはむずかしいことであつた。

(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、幼児等においても容易に開封可能な
袋状くじに関するものである。

その実施例を図面により説明すると、中心線Ａ
−A′より一方に偏した箇所に、それぞれ中心線
に平行に切断用ミシン目線３，３′を設けた同形
の表紙１及び裏紙２を、それぞれの切断用ミシン
目線３，３′が平行線となるように重ね合わせ、
その切断用ミシン目線３，３′の間の縁部を除い
た周縁部を貼着してほとんど密封袋状に形成され
ている。

そして、裏紙２の袋状の内側の面の切断用ミシ
ン目線３，３′内に対応する区域には、文字、記
号等による表示部４を設けてある。

なお、本考案のくじの形状は四角形に限らな
い。

(ホ) 作用 本考案は以上のような構成になつているので、
くじの両端を引つぱるだけでミシン目より容易に
切断され裏面に文字、記号等を見ることができ
る。

(ヘ) 効果 本考案は、くじの両端部を引つぱるだけで、幼
児等においても容易に開封することが出来る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は
一部切開斜面図で、第２図は切開開封状態を示す
斜面図である。 １……表紙、２……裏紙、３，３′……ミシン
目、４……表示部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 袋表部は、その中央部より左寄りに、袋裏部は
   同じく右寄りに交互に偏した方向に、切断用ミシ
   ン目を設けることにより、切断後表示部が形成さ
   れるよう、該表示部の縁部の間を除く周縁を貼着
   した袋状くじ。