JP3069310U - お守り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 干支によって方位が知られ、その方位によっ
て幸運や開運などのご利益が手に入るような気分になる
楽しいお守りを提供することを目的とする。 【構成】 八角形状、又は円形状に構成されたお守り本
体中央平状部に、干支と方位を示す占い板体を装着し
て、構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はお守りに関するものである。特には肌身に付けて保持したり、時に は財布の中などに入れて保持したりする方位除に関するお守りに関するものであ る。

【０００２】

【従前の技術】

従前のお守りには各種・各様のものがある。例えば、神符・護符と言われるも のを単に紙で包んだものとか、それが板材やプラスチック材などによって形成さ れているもの。また紙製や板製、その他の材料を使用した神符・護符を織物製の 袋に入れて、袋物と一体で形成されるもの。更には、おもちゃや玩具的なものま で、お守りとして使用されていた。このようなお守りの中でも効能的に交通安全 とか家内安全とか、また開運とか合格とか、種々のものがある。そのような効能 の中で、方位除お守りというお守りがある。この種のお守りは、ほとんどが神符 ・護符が入り、文字でもって、どの方位が吉で、どの方位が凶であるかが表示さ れているのみであった。また、それらのお守りは、ほとんどがお守り袋に入れら れており、中を見るのも億劫に思われる程のものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため従前のお守りにおける方位除的あるいは方位除用のお守りはその中味 を引き出すことも億劫であるのみならず、その中味に記載されている文章を読む のも、長々しく書されているものは読むのが面倒と思われたり、記載の内容によ っては、いずれが自分の必要とする方位であるのか、また不必要とする方位であ るのか不明である場合も多々あった。更に、表示方法が文章で行われているため 、簡単に知覚・認識できないという欠点などがあったものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで、前記のような欠点を解消し、簡便に、干支によって表わされた方位及 び方位除がすぐに知ることができるようなお守りを提供しようとするものである 。そのためには、角形状板体の表面外周縁を同形状に若干突出させて形成し、同 じく同形状にもう一本の突起稜を外周縁の内側に設け、かつ該突起稜の内側に、 方位や干支及びそれらを表示する記号・符号などが表示されている占い板体が装 着され、干支によって表わされた方位及び方位除を知ることができ、その方位か ら受ける諸災難を除く、又は災難から守ることができるとするお守りや、お守り の表面外周縁が円形状に形成される同一のお守りを使用することにより、前記の 欠点や不便は解決するものである。また、このお守りは、おみくじと同袋に入れ ることにより、おみくじとセットで販売することができ、より方位や方位除の効 果があり、おみくじの運勢とも一緒になって、より楽しいお守りとなるものであ る。

【０００５】

【作用】

この考案は、表面外周縁が若干突出し、かつその内側に、外周縁突出より若干 低い突出稜が形成されているため、この突出稜の高さだけの厚味のある部材を装 着することができる。この表面に装着にする占い板は、紙材、その他適便の材料 で形成される。この占い板は、八角形状に形成され、その表面八つに分解され、 各々に干支が配され、その方位を表示し、またそれらの符号を表示して形成され ているものである。この占い板体は、「子」をまたは「午」を真上に配して装着 されるものである。これによって、干支と方位が確定し、干支によって表わされ る自分の方位及び方位除が、その占い板から読みとることが出来、瞬時にしてそ の方位が吉か凶かを、方位に付された色彩等によって見ることができるものであ る。このお守りはこのような作用を有するとともに、これと、例えばおみくじと が一体になっていると、その例えば、八方位の方向と、おみくじに記載されてい る運勢とが一体となって、諸々の災難を除いたり、又、その災難から守られると いうような効果も生じるお守りとなり、更に方位の吉凶が詳細に知覚・認識でき るという作用をも有するものである。

【０００６】

【実施例】 この考案の実施例を図面に基づいて説明する。［図１］は、この考案の１つの 実施例で、その表面図である。［図２］は、この考案のもう１つの実施例であり 、その表面図である。これら実施例の裏面図は全くの平板状であり表面の外周縁 と同一の形状で、何らの工作もされていないものである。 （Ａ）及び（Ｂ）は、この考案のお守り本体であり、（Ａ）は、外周縁が方形状 に形成されているお守り本体で、（Ｂ）は外周縁が円形状に形成されているお守 り本体である。このお守り本体（Ａ）（Ｂ）の材質は、この実施例ではプラスチ ック材であるが、他の材質、例えば紙材、木材など適便のものを使用することも できるものである。

【０００７】 （１）及び（１’）は、お守り本体（Ａ）（Ｂ）の外周縁である。（１）はお 守り本体（Ａ）の外周縁であり、角形形状に形成されている。この実施例では、 八角形状に形成されている。この八角形状は、このお守り本体（Ａ）の表面に装 着される占い板体の分割方法に合わせて形成されているものである。こうするこ とにより、占い板体に表示される干支や方位が見易く、容易に認識することがで きる便利性があるからでもある。もっとも、この外周縁（１）は、必ずしも八角 形状である必要はなく、１２角形状でも、他の角形状でもよく、干支と方位の全 てを表示できる角形状であれば、それは問わないものである。また（１’）は、 お守り本体（Ｂ）の外周縁である。この外周縁（１’）は、円形状に形成されて いる。円形状に形成されるのは、角がなく、手触りも滑らかで、円満な表示をす るためである。この種のお守りには全くの円形状をしたものは従前には見当たら ないものであったから、円形状にこの種のお守りを形成するのは新規な創作であ る。

【０００８】 （２）は、お守り本体（Ａ）（Ｂ）の外周縁（１）（１’）の内側に設けられ ている突起稜である。この突起稜（２）はこの実施例においては、八角形状に設 けられている。外周縁が円形状に形成されているお守り本体（Ｂ）の場合におい ても同様、八角形状に設けられている。しかし、この突起稜（２）は必ずしも、 八角形状である必要はなく干支と方位に適合する角数であれば、それでよいもの である。また、この突起稜（２）は、外周縁（１）（１’）より若干低めに形成 されている。この突起稜（２）によって囲まれる部分は平板状である。従って、 突起稜（２）の高さ分だけの厚味があり、その分の厚味の材質の占い板体を装着 することができる。この突起稜（２）は、また、お守り本体（Ａ）（Ｂ）の表面 の装飾的機能をも有するものである。

【０００９】 （３）は占い板体である。この占い板体（３）は、この実施例では八角形状に 形成されている。しかし、必ずしも八角形状である必要もない。１２角形状でも 他の適便の形状でもよく、干支と方位を配することのできる形状であればよいも のである。また、この占い板体（３）の材質は、この実施例では、紙材を使用し ているものである。しかし必ずしも紙材である必要はなく、例えば、織物でも、 またプラスチック材でもよく、適便の材質のものを使用することができるもので ある。この占い板体（３）の裏面には何も記載されていないものである。しかし この占い板体（３）の表面には、八角に分割された八つの桝目が二段に形成され るように線引され、中心枠に近い方の八つの桝目には、時計回りに、子を上にし て順に艮、卯、巽、午、坤、酉、乾の文字が配され、時には午を上にして、時計 回りに順にこれらの文字を配する場合もあるが、またそれぞれの文字の突起稜（ ２）に近い方の桝目には、各々の文字に対応するような方位記号が配されて、構 成されているものである。これらの文字や記号は、この実施例では各々の干支に 該当する方位に関しては、赤色をもって示すようになっている。しかし、これら の文字や記号・符号は全て色彩で表示し、その色彩の使用方法によって吉・凶を 明確に、かつ簡便に表示することもできるものである。

【００１０】 プラスチック材や、その他の適便の材質によって形成されるお守り本体（Ａ） （Ｂ）の中央平板状部に、占い板体（３）を、接着剤、その他の接合材で装着す る。こうすることにより、干支と方位を表示するお守りができ上るものである。 尚、このお守りは各々の干支に合わせて、各々製造されるものである。また、お みくじなどと同袋に入れて一緒に授与され、そのおみくじに、このお守りの表示 する吉凶などが記載されている場合もあり、お守りを入れる台紙に、その吉凶を 記載している場合などもあるものである。方位・方向によって凶を避け、幸運を 得ることができるようにと願って、作られたお守りである。

【００１１】

【考案の効果】

この考案に係るお守りは、大きさが直径２．５ｃｍから３ｃｍ程度のものであ り、材料も安価に使用することができ、かつ安価に供給できるという経済効果が あり、かつ干支によって表わされた方位及び方位除が知られ、それによって、吉 凶の占いを楽しめるというお守り上の効果をも有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 表図面

【図２】 表図面

【符号の説明】

（Ａ） お守り本体 （Ｂ） お守り本体 （１） 外周縁 （１’） 外周縁 （２） 突起稜 （３） 占い板体

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】角形状板体の表面外周縁を同形状に若干突
   出させて形成し、同じく同形状に、もう一本の突起稜を
   外周縁の内側に設け、かつ該突起稜の内側に、方位や干
   支及びそれらを表示する記号・符号などが表示されてい
   る占い板体が装着され、干支によって表わされた方位及
   び方位除を知ることができ、その方位から受ける諸災難
   を除く、又は災難から守ることができるとすることを特
   徴としたお守り。
2. 【請求項２】請求項１に記載したお守りにおいて、該お
   守りの表面外周縁を円形状に形成したことを特徴とする
   お守り。