JPS63310361A - リニアパルスモ−タ - Google Patents

リニアパルスモ−タ

Info

Publication number
JPS63310361A
JPS63310361A JP14534687A JP14534687A JPS63310361A JP S63310361 A JPS63310361 A JP S63310361A JP 14534687 A JP14534687 A JP 14534687A JP 14534687 A JP14534687 A JP 14534687A JP S63310361 A JPS63310361 A JP S63310361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable element
magnetic pole
stator
excitation
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14534687A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0524744B2 (ja
Inventor
Daiki Ebihara
大樹 海老原
Tsuneaki Okada
恒明 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP14534687A priority Critical patent/JPS63310361A/ja
Publication of JPS63310361A publication Critical patent/JPS63310361A/ja
Publication of JPH0524744B2 publication Critical patent/JPH0524744B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は入力パルス数に応じて所定のステップ量ずつ直
線運動をするリニアステップモータに関する。
〔従来の技術〕
第13図は従来のリニアパルスモータを示しており、同
図中1はラック状の極@1aが形成された固定子であり
、2は可動子である。可動子2は上記極歯1aと近接し
て対向する極歯aを下端に形成した枚位鋼製の各磁極I
〜■毎に励磁コイルbl−b4を巻き付けてなる電磁石
3a、3bに、永久磁石4a、4bを取付けるとともに
、各永久磁石4a、 4bをヨーク5で接続して形成さ
れている。
この可動子2の前後方向両端部には夫々車輪6が取付け
られている。
このような構成のリニアパルスモータにおいて、磁極■
、■に巻装された励磁コイルb3. b4を励磁して、
電磁石3bを時計回り方向に周回する磁束を発生させる
ことにより、磁極■では永久磁石4bと励磁電流による
磁束が加わり合うとともに、磁極■では永久磁石4bと
励磁電流により磁束とが減じ合う。このため、磁極■の
極歯aとこれに対向する固定子1の極歯1aとの間に磁
気吸引力が働いて、可動子2が1ステツプ量移動される
次に、励磁を励磁コイルbl、 b2に切替える。そう
すると、磁極■の極歯aとこれに対向する固定子1の極
ff1laとの間に吸引力が働いて、可動子2が更に1
ステツプ量移動される。以下、同様にして励磁相と極性
を切替えることにより、可動子2を固定子1に沿って入
力パルス数に応じて直線運動させることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来のモータに、よれば、可動子2が、この可動子
2の大部分を占める枚位鋼製の各磁極1〜■毎に励磁コ
イルbl−b4を夫々巻き付けてなるT[磁石3a、3
bを備えて形成されているため、可動子2が大きく、か
つ重かった。したがって、可動子2の慣性が大きいから
、応答性が良くなく、しかも振動が大きくダンピング特
性も良くないという問題があった。
さらに、可動子2に励磁コイルb1〜b4が設けられて
いるために、リード線の処理も面倒であるとともに、枚
位鋼製の磁極1〜■の下端に極歯aを作る機械加工も面
倒であるから、製造コストが高いという問題もあった。
したがって本出願に係る第1の発明の目的は、可動子の
応答性およびダンピング特性を改善できるとともに、リ
ード線処理を簡単にでき、しかも安価に製造できるよう
にしたリニアパルスモークを提供することにある。そし
て、本出願に係る第2の発明の目的は、上記第1の発明
と同一の目的を達成することに加えて、薄く形成できる
とともに、可動子の応答性を更に改善でき、しかも、可
動子の支持構造に対する負荷を軽減できるようにしたリ
ニアパルスモータを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、第1の発明は、細長い固定子は並設された一対
の励磁ユニットを有し、これら一対の励磁ユニットを、
上記固定子と対向して設けられるとともに上記固定子の
長手方向に沿って移動自在な可動子の1パルス移動量の
4倍のピッチで並ぶ多数の極歯を有して櫛歯状をなす2
枚の磁極板と、これらの磁極板をその極歯同志を互い違
いに入り込ませて取付けた細長いヨークと、このヨーク
にその長手方向に沿って巻き付けた励磁コイルとから形
成する。そして、上記一対の励磁ユニットの極歯同志を
上記可動子の1パルス移動量と同じピツチずらして設け
る。さらに、上記可動子は永久磁石を有して、この永久
磁石の磁極面を、上記可動子の1パルス移動二の略2倍
のピッチで上記可動子の移動方向に沿って交互に並べる
とともに、これらの磁極面を上記固定子の磁極板に近接
対向させることによって、上記目的を達成したものであ
る。
第2の発明は、細長い固定子は並設された左右一対の励
磁ユニットを有し、これら一対の励磁ユニットを、上記
固定子と対向して設けられるとともに上記固定子の長手
方向に沿って移動自在な可動子の1パルス移動量の4倍
のピッチで並ぶ多数の極歯を有して櫛歯状をなす2枚の
磁極板と、これらの磁極板をその極歯同志を互い違いに
入り込ませて取付けた細長いヨークと、このヨークにそ
の長手方向に沿って巻き付けた励磁コイルとから形成す
る。そして、上記左右一対の励磁ユニットの極歯同志を
上記可動子の1パルス移動量と同じピッチずらして設け
るとともに、上記左右一対の励磁ユニットをその磁極板
を垂直にして互いに対向させて配置する。さらに、上記
可動子は永久磁石を有して、この永久磁石の磁極面を、
上記可動子の1パルス移動量の略2倍のピッチで上記可
動子の移動方向に沿って交互に並べるとともに、この磁
極面を上記可動子の左右両側面に垂直にして設ける。し
かも、上記可動子の垂直な磁極面と磁極板とを近接対向
させて、上記可動子を上記左右一対の励磁ユニット間に
配設することによって、上記目的を達成したものである
〔作用〕
第1および第2の発明に係るリニアパルスモータの固定
子が備える一対の励磁ユニットは、夫々の励磁コイルに
巻線電流を流して励磁することにより使用され、一つの
励磁コイルの励磁によって、このコイルを備えた励磁ユ
ニットの一対の磁極板の極歯には、夫々穴なる極性の磁
極が発生する。
そして、この固定子の磁極板には可動子の磁極面が近接
して対向されているので、上記一対の励磁ユニットに対
する励磁を順番に切替えることにもとすいて、励磁され
た磁極板の極歯と可動子が備える永久磁石の磁極面との
間に働く磁力によって、可動子は固定子の長さ方向に沿
って入力パルス数に応じて所定のステップ量ずつ移動さ
れる。可動子は、例えば印字装置のサーマルヘッド用、
フロッピーディスク駆動装置のへラドシーク用等の軽負
荷を直接駆動させるのに使用される。
そして、第1および第2の発明は以上のように固定子に
おいて入力パルスに応じた極性を極歯に発生させ、これ
と可動子に設けた永久磁石の磁極との磁気的作用で可動
子を直線移動させる構成であるから、可動子には電磁石
を設ける必要がない。
このため、可動子を軽量化でき、その慣性を小さくでき
る。したがって、可動子の応答性を高めることができる
とともに、可動子の振動も少なくなってダンピング特性
を改善できる。
そして、可動子に電磁石を設けないことから、可動子に
対するリード線を省略できる。なお、固定子に対するリ
ード線の処理は必要であるが、この固定側でのリード線
処理は簡単に行なうことができる。
これとともに、小形な可動子ではなく大形な固定子に励
磁コイルを設けたから、このコイルの巻き付けが容品で
あるとともに、励磁コイルの巻付けが各励磁ユニット毎
に一度で済むことに加えて、多数の極歯は削り出して作
る面倒がなく、これらの極歯を有する磁極板は、例えば
けい素鋼板等の磁性板をプレスの打抜き加工等で簡単に
製造できるから、安価に製造できる。
加えて第2の発明における一対の励磁ユニットと可動子
との配置によれば、モータを薄形に構成できる。これと
ともに、励磁された磁極板の極歯と可動子の磁極面との
間に働く磁気吸引力が縦方向ではなく、横方向に作用す
る。したがって、可動子を支持している車輪等の支持構
造に対する上上方向の負荷を少なくできるとともに、そ
れに伴って可動子の応答性を更に高めることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の第1実施例を第1図から第6図を参照し
て説明する。
第1図および第6図中11は細長い固定子であリ、また
、同図中12は固定子11と対向して設けられて、この
固定子11の長手方向に沿って移動自在な可動子である
。これら固定子11と可動子12とからリニアパルスモ
ークが形成されている。
固定子11は可動子12の移動距離に応じて以下に説明
する構成のものを直線状に複数つないで使用される。こ
の固定子11は合成樹脂等の非磁性体製の支持体13に
一対の励磁ユニット14゜15を取付けて形成されてい
る。
図示の支持体13は底壁の両側に上向きの側壁を設けて
略コ字形状をなしている。この支持体13には、その底
壁内面において一対の逃げ溝13aが長手方向に沿って
形成されているとともに、両側壁において夫々レール1
3bが長手方向に沿って設けられている。レール1’3
bは金属の平板等で形成されている。
励磁ユニット14は、枚位鋼等の磁性材料を溝状に成形
した細長いヨーク16の底壁に、その長手方向に沿って
励磁コイル17を巻き付けるとともに、ヨーク16の両
側壁先端に夫々磁極板18゜19を取付けて形成されて
いる。2枚の磁極板18.19は夫々磁性材料から形成
され、図示のものは薄いけい素鋼板をプレスによって打
抜いて得たものである。これら磁極板18.19は夫々
多数の極歯18a、19aを有して櫛歯状をなしており
、その極歯18a、19a同志を互い違いに入り込ませ
てヨーク16に取付けられている。
そして、各極歯18a同志のピッチA1および極歯19
a同志のピッチAは、夫々上記可動子12の1パルス移
動mBの4倍に定められている。
また、他方の励磁ユニット15は上記励磁ユニット14
と同様な構成であり、可動子12の1パルス移動ff1
Bの4倍のピッチAで並ぶ多数の極歯20a、21aを
有して夫々櫛歯状をなす2枚の磁極板20.21を、そ
の極歯20a、21a同志を互い違いに入り込ませて細
長いヨーク22に取付けるとともに、ヨーク22にその
長手方向に沿って励磁コイル23を巻き付けて形成され
ている。
そして、これら一対の励磁ユニット14.15は、その
極歯18aと極歯20a同志、また極歯19aと極歯2
1a同志を、夫々可動子12の1ピツチ移動EIBと同
じピッチずらして、上記支持体13の内部に並設されて
いる。
上記可動子12は合成樹脂等の非磁性材料製の可動子本
体24の前後両端部に夫々支持構造を設ける。こ1の支
持構造はt+J動子本体24に回転自在に取付けられた
車軸25と、この車軸25の左右両端部に夫々に取付け
られた車輪26とからなる。
車輪26は上記レール13bに転接するもので、これに
は、レール13bの側面と係合して可動子12が固定子
11の左右両側から脱落することを防止するフランジ2
6aが設けられている。
可動子本体24における固定子11側の面には、固定子
11の磁極板18a〜21aに近接対向する永久磁石2
7が取付けられている。この永久磁石27の磁極面27
aは可動子12の移動方向に沿って交互に異極を並べて
設けられているとともに、これら磁極面27aのピッチ
Cは可動子12の1パルス移動DBの略2倍に設定され
ている。
そのために、図示例の場合には上記1パルス移動量Bの
2倍幅の永久磁石27を複数並設しである。
ここに上記1パルス移動量ピツチの略2倍とは、図示例
のように正確に2倍である場合は勿論のこと、可動子1
2に与える推力が実用上で大きく損われない限り、1パ
ルス移動量ピツチの2倍よりも多少大きめ、および小さ
めであっても、包含するものである。なお、第1図およ
び第6図中28はヨークである。
以上の構成のリニアパルスモータは、例えば2相バイポ
ーラ駆動によって次の表に示すような励磁相と極性の切
替えによって動作される。次表においてx、x’ は励
磁ユニット14の磁極板18゜19が形成する励磁相を
示すとともに、Y、Y’は励磁ユニット15の磁極板2
0.21が形成する励磁相を示す。
つまり、ステップ1においては、励磁コイル17および
励磁コイル23に夫々流される巻線電流によりヨーク1
6および22が同時に励磁される。そうすると、巻線電
流の向きに応じて磁極板18.20がN極に夫々磁化さ
れると同時に、磁極119.21がS極に励磁される。
このため、一方の励磁ユニット14において互い違いに
入込んで設けられた磁極板18.19の極歯18a。
19aには互いに異なる磁極が発生するとともに、他方
の励磁ユニット15において互い違いに入込んで設けら
れた磁極板20.21の極歯20a。
21aにも互いに異なる磁極が発生する。
したがって、このステップ1の状態では第2図に示され
るように、磁極板18.20が夫々形成する励磁相X、
YにおいてN極に磁化された極歯18a、20aと可動
子12のS極を表わした磁極面27aとが磁気的に引合
うとともに、磁極板19.21が夫々形成する励磁相X
’ 、Y’ においてS極に磁化された極!19a、2
1aと可動子12のN極を表わした磁極面27aとが磁
気的に引合って、可動子12は安定する。
次のステップ2では、励磁ユニット14をそのままにし
て、励磁ユニット14の励磁コイル17に対する巻線電
流の向きを逆転させる。そうすると、第3図に示すよう
に磁極板18.19が形成する励磁相x、x’の極歯1
8aがS極、極歯19aがN極に夫々変わるから、磁極
板18゜19が形成する励磁相Y、Y’ における極歯
18aの極性と可動子12の磁極面27aの極性との間
で作用する磁気的な反発・吸引と、磁極板20゜21が
形成する励磁相における極歯20a、21aの極性と可
動子12の磁極面27aの極性との間で作用する磁気的
な吸引とによって、可動子12は第3図中矢印方向へ1
ステツプ移動量Bだけ移動される。
ステップ3では、励磁ユニット14をそのままにして、
励磁ユニット15の励磁コイル23に対する巻線電流の
向きを逆転させる。そうすると、第4図に示すように極
歯20a、21aの極性が夫々変換されるから、上記第
2図の場合と同様に励磁ユニット15と可動子12との
間における磁気的な反発・吸引作用と、励磁ユニット1
4と可動子12との間における磁気的な吸引作用とによ
って、可動子12は第4図中矢印方向へ1ステツプ移動
量Bだけ移動される。
最後のステップ4では、励磁ユニット15をそのままに
して、励磁ユニット14の励磁コイル17に対する巻線
電流の向きを逆転させて、ステップ1と場合と同じ向き
にする。そうすると、第5図に示すように極歯18a、
19aの極性が夫々変換されるから、上記第2図の場合
と同様に励磁ユニット14と可動子12との間における
磁気的な反発・吸引作用と、励磁ユニット15と可動子
12との間における磁気的な吸引作用とによって、可動
子12は第5図中矢印方向へ1ステップ移動mBだけ移
動される。
以上のようなステップ1〜4によって可動子12を入力
パルス数に応じて固定子11に沿って直線運動させるこ
とができる。
以上説明したリニアパルスモータによれば、その固定子
11において入力パルスの方向に応じた極性を磁極18
a〜21aに発生させ、これと可動子12に設けた永久
磁石27の磁極面27aとの磁気的作用で可動子12を
直線移動させる構成であるから、可動子12には電磁石
を設ける必要がない。
このため、可動子12を軽量化でき、その慣性を小さく
できる。したがって、可動子12の応答性を高めること
ができるとともに、可動子12の振動も少なくなってダ
ンピング特性を改善できる。
そして、可動子12に電磁石を設けないことから、可動
子12に対するリード線の処理を省略できる。なお、固
定子11に対するリード線の処理は必要であるが、この
固定子11側でのリード線処理は簡単に行なうことがで
きる。
これとともに、小形な可動子12ではなく大形な固定子
11に励磁コイル17.23を設けたから、このコイル
17.23の巻き付けが容易であるとともに、励磁コイ
ル7.23の巻付けが各励磁ユニット13.14毎に一
度で済むものである。
このことに加えて、多数の極歯18a〜21aを有した
固定子11の磁極板18〜21は、例えばけい素鋼板等
の磁性板をプレスの打抜き加工することによって、簡単
に製造できる。したがって、これらの理由によって安価
にモータを製造できる。
しかも、固定子11に励磁コイル17.23を設けたこ
とにより、励磁コイル17.23を可動子12に設ける
場合に比較してコイルスペースの制約が少なくなから、
要求される諸特性に容易に対応して励磁コイル17.2
3を設けることができる。
第7図および第8図は本発明において使用される可動子
12の他の実施態様を示している。この可動子12は、
第8図に示すように平板状をなす一つの永久磁石27の
両側面に1、夫々枚位鋼製のヨーク31を夫々介して複
数の磁極面27aを有した薄い鉄板製の極歯板32を装
着してなるマグネットユニット33を、可動子本体24
に取付けて形成したものである。
このような構成の可動子12を使用する場合には、永久
磁石27の使用数が最小となり、可動子12を安価に構
成できるとともに、その分モータのコストを下げること
ができる。
第9図および第10図は本発明の第2実施例を示す。こ
の実施例においては、各極歯18a〜21aの先端部は
夫々コ字形等に折曲げられている。そして、この先端曲
げ部35は、励磁ユニット13.14のヨーク16.2
2の内側等に充填された合成樹脂等の非磁性材料製の充
填材36内に埋め込まれている。そして、充填材36は
第9図に示すように相対向する極歯18 a +  1
9 a間、極@20a、21a間にも充填されていると
ともに、励磁コイル17.23からヨーク16.22へ
の放熱を良くするために、これらの間にも夫々充填され
ている。なお、以上の点以外の構成は上記第1実施例と
同様である。
この第2実施例の構成によれば、本発明の所期の目的を
達成できることは勿論のこと、磁極板18〜21の各極
歯18a〜21aの変形と振動を押えて可動子12を移
動させる力をより大きくできる。
つまり、一対の極歯間において働く磁束の方向は第11
図に代表して示されるように、磁極板18の極@18a
の先端から可動子12へ向かう磁束X1隣接する磁極板
19の極m19a間に向かう磁束Y1および隣接する極
!9aに向かう磁束Zがある。ここで、可動子12を移
動させる力となるのは磁束Xであるので、これを大きく
するために極ff118a、19aを薄くして上記磁束
Y。
2の磁極板19への漏れを少なくすると、極歯18a、
19aが薄板のままでは、磁気的な吸引・反発作用に伴
って極歯18a、19aに変形や振動が発生するおそれ
がある。しかし、既述のように充填材36で先端曲げ部
35を埋め込むことによって、極fM18a、19aを
確実に固定した構成によれば、極歯18a、19aの変
形や振動を防止してこれらを薄くできる。したがって磁
束Xを増やして可動子12を移動させる力をより大きく
できるものである。
第12図は本発明の第3実施例を示している。
この実施例は、以下説明する固定子11の支持体13の
構成、一対の励磁ユニット13.14の配置、および可
動子12における磁極面27aの配置において、上記第
1実施例とは異なっているが、その他の構成は上記第1
実施例を同じ様である。
つまり、支持体13は平板状をなしているとともに、そ
の幅方向中央部には溝からなるレール13bが長手方向
に沿って形成されている。一対の励磁ユニット13,1
4は、その磁極板18〜21を垂直にするとともに、磁
極板18.19と磁極板20.21とを互いに対向させ
て支持体13の左右両側に夫々配置されている。そして
・可動子12の左右両側面には磁極面27aが垂直にし
て夫々配設されている。この可動子12は、その車輪2
6をレール13bに係合させることにより左右向に位置
決めされる。そして、可動子12はその垂直な磁極面2
7aと磁極板18〜21とを近接対向させて、上記左右
一対の励磁ユニット13.14間に配設される。
このような第3実施例の構成においても本発明の所期の
目的を達成できることは勿論のこと、一対の励磁ユニッ
ト13.14を可動子12の左右両側に配置したから、
モータ全体を薄形に構成できる。これとともに、既述の
配置により、励磁される磁極板18〜21の極ff11
8a〜21aと可動子12の磁極面27aとの間に働く
磁気吸引力が縦方向ではなく、横方向に作用するから、
可動子12を支持している車輪26等の支持構造に対す
る上下方向の負荷を少なくできる。したがって、可動子
12の応答性を更に高めることができるとともに、車輪
26や車軸25を強度が小さいものて構成して、低コス
ト化を図ることもてきる。
なお、上記各実施例は夫々以上のように構成したが、本
発明において一対の磁極板18.19または20.21
は夫々絶縁基板上に印刷技術等により形成したものを使
用してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本出願に係る第1の発明および第2
の発明によれば、可動子の軽量化を実現できるから、そ
れに伴って応答性を高め、ダンピング特性を改善できる
とともに、可動子に励磁コイルを設けないから、リード
線処理を簡単にでき、しかも安価に製造できるという効
果を有する。更に、本出願に係る第2の発明は、可動子
の応答性を更に改碧できるとともに、可動子の支持構造
に対する負荷を軽減でき、しかも全体を薄形にできると
いう効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本発明の第1実施例を示し、第1図
は固定子とこれから分離した可動子とを示す斜視図、第
2図から第5図は駆動ステップ順に可動子と固定子との
磁気的関係を夫々示した動作図、第6図は縦断正面図で
ある。第7図および第8図は可動子の他の実施態様を示
し、第7図は斜視図、第8図はマグネットユニットの斜
視図である。第9図および第10図は本発明の第2実施
例を示し、第9図は固定子の一部の斜視図、第10図は
縦断正面図、第11図は固定子の極歯を中心に発生する
磁束の説明図である。第12図は本発明の第3実施例を
示す固定子の一部の分解斜視図である。第13図は従来
例を示す縦断側面図である。 11・・・固定子、12・・・可動子、14.15・・
・励磁ユニット、16.22・・・ヨーク、19〜21
・・・磁極板、19a〜21a・・・極歯、17.23
・・・励磁コイル、27・・・永久磁石、27a・・・
磁極面、31・・・ヨーク、32・・・極歯板、33・
・・マグネットユニット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)細長い固定子と、この固定子と対向して設けられ
    るとともに上記固定子の長手方向に沿って移動自在な可
    動子とからなるリニアパルスモータにおいて、 上記固定子は並設された一対の励磁ユニットを有し、こ
    れら一対の励磁ユニットを、上記可動子の1パルス移動
    量の4倍のピッチで並ぶ多数の極歯を有して櫛歯状をな
    す2枚の磁極板を、その極歯同志を互い違いに入り込ま
    せて細長いヨークに取付けるとともに、上記ヨークにそ
    の長手方向に沿って励磁コイルを巻き付けて形成し、か
    つ、上記一対の励磁ユニットの極歯同志を上記可動子の
    1パルス移動量と同じピッチずらして設け、上記可動子
    は、永久磁石を有し、かつ、この永久磁石の磁極面を、
    上記可動子の1パルス移動量の略2倍のピッチで上記可
    動子の移動方向に沿って交互に並べて形成するとともに
    、これらの磁極面を上記固定子の磁極板に近接対向させ
    たことを特徴とするリニアパルスモータ。
  2. (2)上記可動子が一つの永久磁石の両側面に夫々ヨー
    クを介して複数の上記磁極面を有した極歯板を装着して
    なるマグネットユニットを備えてなることを特徴とする
    上記特許請求の範囲第(1)項に記載のリニアパルスモ
    ータ。
  3. (3)細長い固定子と、この固定子と対向して設けられ
    るとともに上記固定子の長手方向に沿って移動自在な可
    動子とからなるリニアパルスモータにおいて、 上記固定子は並設された左右一対の励磁ユニットを有し
    、これら一対の励磁ユニットを、上記可動子の1パルス
    移動量の4倍のピッチで並ぶ多数の極歯を有して櫛歯状
    をなす2枚の磁極板を、その極歯同志を互い違いに入り
    込ませて細長いヨークに取付けるとともに、上記ヨーク
    にその長手方向に沿って励磁コイルを巻き付けて形成し
    、かつ、上記左右一対の励磁ユニットの極歯同志を上記
    可動子の1パルス移動量と同じピッチずらして設け、上
    記左右一対の励磁ユニットをその磁極板を垂直にして互
    いに対向させて配置し、 上記可動子は永久磁石を有して、この永久磁石の磁極面
    を、上記可動子の1パルス移動量の略2倍のピッチで上
    記可動子の移動方向に沿って交互に並べるとともに、こ
    の磁極面を上記可動子の左右両側面に垂直にして設け、 この可動子の垂直な磁極面を上記磁極板とを近接対向さ
    せて、上記可動子を上記左右一対の励磁ユニット間に配
    設したことを特徴とするリニアパルスモータ。
JP14534687A 1987-06-12 1987-06-12 リニアパルスモ−タ Granted JPS63310361A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14534687A JPS63310361A (ja) 1987-06-12 1987-06-12 リニアパルスモ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14534687A JPS63310361A (ja) 1987-06-12 1987-06-12 リニアパルスモ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63310361A true JPS63310361A (ja) 1988-12-19
JPH0524744B2 JPH0524744B2 (ja) 1993-04-08

Family

ID=15383058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14534687A Granted JPS63310361A (ja) 1987-06-12 1987-06-12 リニアパルスモ−タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63310361A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1067657A1 (en) * 1999-07-05 2001-01-10 NMB (UK) Ltd. Limited angle rotary actuator
EP1178589A1 (en) * 1999-05-07 2002-02-06 Hitachi, Ltd. Linear motor and production method therefor
EP1198055A2 (en) 2000-10-12 2002-04-17 Hitachi, Ltd. Linear motor, driving and control system thereof and manufacturing method thereof
US6541880B2 (en) * 2000-11-02 2003-04-01 Hitachi, Ltd. Linear motor
KR20030090264A (ko) * 2002-05-22 2003-11-28 주식회사 모아텍 박형 리니어 펄스 모터
JP2006340492A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Sanyo Denki Co Ltd リニアモータ
WO2014054853A1 (ko) * 2012-10-04 2014-04-10 한국철도기술연구원 2상2열 리니어 펄스 모터 추진시스템

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6943465B2 (en) 1999-05-07 2005-09-13 Hitachi, Ltd. Linear motor and manufacturing method thereof
EP1178589A1 (en) * 1999-05-07 2002-02-06 Hitachi, Ltd. Linear motor and production method therefor
US7312542B2 (en) 1999-05-07 2007-12-25 Hitachi, Ltd. Linear motor and manufacturing method thereof
EP1178589A4 (en) * 1999-05-07 2002-07-31 Hitachi Ltd LINEAR MOTOR AND MANUFACTURING METHOD
US6825581B1 (en) 1999-05-07 2004-11-30 Hitachi, Ltd. Linear motor and production method therefor
US6507258B1 (en) 1999-07-05 2003-01-14 Nmb (Uk) Ltd. Rotary actuators
EP1067657A1 (en) * 1999-07-05 2001-01-10 NMB (UK) Ltd. Limited angle rotary actuator
US6614137B2 (en) 2000-10-12 2003-09-02 Hitachi, Ltd. Linear motor, driving and control system thereof and manufacturing method thereof
EP1198055A2 (en) 2000-10-12 2002-04-17 Hitachi, Ltd. Linear motor, driving and control system thereof and manufacturing method thereof
US6541880B2 (en) * 2000-11-02 2003-04-01 Hitachi, Ltd. Linear motor
KR20030090264A (ko) * 2002-05-22 2003-11-28 주식회사 모아텍 박형 리니어 펄스 모터
JP2006340492A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Sanyo Denki Co Ltd リニアモータ
WO2014054853A1 (ko) * 2012-10-04 2014-04-10 한국철도기술연구원 2상2열 리니어 펄스 모터 추진시스템
CN104904105A (zh) * 2012-10-04 2015-09-09 韩国铁道技术研究院 两相两列的线性脉冲马达推进系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0524744B2 (ja) 1993-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3395155B2 (ja) リニアモータ及びその製造方法
JP3791082B2 (ja) リニアモータ
IE50533B1 (en) Linear dc permanent magnet motor
KR20020029293A (ko) 리니어모터 및 그 구동시스템 및 그 제조방법
JP4788986B2 (ja) リニアモータ
JPS63310361A (ja) リニアパルスモ−タ
JP4874763B2 (ja) 複合リニアモータ装置
JPH01160348A (ja) リニアパルスモータ
KR20040042797A (ko) 직선 구동 장치
JPH11178310A (ja) リニアモータ
JPH10323012A (ja) リニアモータ
JPH01160349A (ja) リニアパルスモータ
JP4106571B2 (ja) リニアモータ
JP2003134791A (ja) 永久磁石形同期リニアモータ
JP3906443B2 (ja) リニアモータ
JP3827671B2 (ja) リニアモータ
JP3700883B2 (ja) リニアモータの固定子
JPH07108086B2 (ja) 直線運動電動機
KR20060077458A (ko) E형 이동자 철심을 가진 영구자속여자 횡자속 선형전동기
JP2007209175A (ja) 三相リニアモータ
JPH08163850A (ja) 単極形リニア直流モータ
JP2001095224A (ja) リニアモータ
JP3458922B2 (ja) ボイスコイル形リニアモータ
JPH0720083U (ja) 可動コイル形リニア直流モータ
JPH01174262A (ja) Pm型リニアパルスモータ