JPS6331006A - 磁気ヘツド素子及びその駆動方法並びにその製造方法 - Google Patents
磁気ヘツド素子及びその駆動方法並びにその製造方法Info
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- JPS6331006A JPS6331006A JP17449286A JP17449286A JPS6331006A JP S6331006 A JPS6331006 A JP S6331006A JP 17449286 A JP17449286 A JP 17449286A JP 17449286 A JP17449286 A JP 17449286A JP S6331006 A JPS6331006 A JP S6331006A
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Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、局所的な交番磁界の検出及び発生手段に関す
るものである。更に詳しく述べれば、極めて狭トラツク
の磁気記録用磁気ヘッドに関するものである。
るものである。更に詳しく述べれば、極めて狭トラツク
の磁気記録用磁気ヘッドに関するものである。
(従来の技術)
大型コンピューターやパーソナルコンピューターに於い
ては、データやプログラムの保存には、外部ファイルメ
モリが用いられている。外部ファイルメモリとしては、
主としてハード磁気ディスクやフロッピーディスクが用
いられている。今日の情報化社会に於いては取り扱うデ
ーター量は膨大なものであり、これを有効に処理するに
は、大容量のメモリが必要である。しかしながら、単に
記憶容量を増大するだけでは、ファイルメモリの占める
容積が大きくなり、コンピューターの収納スペース時に
問題が生じる。このため、外部ファイルメモリとしての
磁気記録に於いては、情報記憶密度の向上がその大きな
技術課題であった。
ては、データやプログラムの保存には、外部ファイルメ
モリが用いられている。外部ファイルメモリとしては、
主としてハード磁気ディスクやフロッピーディスクが用
いられている。今日の情報化社会に於いては取り扱うデ
ーター量は膨大なものであり、これを有効に処理するに
は、大容量のメモリが必要である。しかしながら、単に
記憶容量を増大するだけでは、ファイルメモリの占める
容積が大きくなり、コンピューターの収納スペース時に
問題が生じる。このため、外部ファイルメモリとしての
磁気記録に於いては、情報記憶密度の向上がその大きな
技術課題であった。
磁気ディスクの如き磁気記録技術においては、記録密度
はトラック密度とトラック内のビット密度によって規定
される。この記録密度を決定する要因は磁気記録媒体と
、磁気ヘッドの特性である。磁気記録媒体としては、酸
化鉄粉末の塗布媒体から近年に至っては高密度記録に適
したアモルファス金属媒体等が開発されて、充分に高密
度対応が可能なレベルに達している。一方、磁気ヘッド
は、当初はバルクのフェライトの切削加工とコイル巻線
加工により形成されていたため、あまり微小な情報の読
み出し、書き込みが出来なかった。これを改善する目的
で、いわゆる薄膜磁気ヘッドの開発が行われた。
はトラック密度とトラック内のビット密度によって規定
される。この記録密度を決定する要因は磁気記録媒体と
、磁気ヘッドの特性である。磁気記録媒体としては、酸
化鉄粉末の塗布媒体から近年に至っては高密度記録に適
したアモルファス金属媒体等が開発されて、充分に高密
度対応が可能なレベルに達している。一方、磁気ヘッド
は、当初はバルクのフェライトの切削加工とコイル巻線
加工により形成されていたため、あまり微小な情報の読
み出し、書き込みが出来なかった。これを改善する目的
で、いわゆる薄膜磁気ヘッドの開発が行われた。
薄膜磁気ヘッドの一般的形状は第7図に示す様に、基板
材料3の上に二層の軟強磁性体バタン1′によりヨーク
を形成し、その間に導体バタンで巻線2°を付すことに
よりなりたっている。この磁気ヘッドで記録密度を決め
るのは2層のヨーク間のギャップgと、その幅Wである
。ギャップgは主として、ビット密度を決め、幅Wはト
ラック密度を決める。現状での平均的なヨークのギャッ
プgは0.4μm、幅Wは16μm程度である。この値
から、直ちにビット密度は高々25kb/as、トラッ
ク密度は高々 625トラツク/′1が得られる。そし
て、記憶密度としては約16Mb/cm”が限度となり
、これより高い密度は得られない。実際は、トラック選
択のための余裕を考慮すると、トラック密度は理論値の
半分程度になる。これにより実際の記憶密度は約8Mb
/cm”が限界となっている。
材料3の上に二層の軟強磁性体バタン1′によりヨーク
を形成し、その間に導体バタンで巻線2°を付すことに
よりなりたっている。この磁気ヘッドで記録密度を決め
るのは2層のヨーク間のギャップgと、その幅Wである
。ギャップgは主として、ビット密度を決め、幅Wはト
ラック密度を決める。現状での平均的なヨークのギャッ
プgは0.4μm、幅Wは16μm程度である。この値
から、直ちにビット密度は高々25kb/as、トラッ
ク密度は高々 625トラツク/′1が得られる。そし
て、記憶密度としては約16Mb/cm”が限度となり
、これより高い密度は得られない。実際は、トラック選
択のための余裕を考慮すると、トラック密度は理論値の
半分程度になる。これにより実際の記憶密度は約8Mb
/cm”が限界となっている。
(発明が解決しようとする問題点)
上述の様に、従来の磁気記録技術では、主として、磁気
ヘッドの寸法によって最大記憶密度が決まる。したがっ
て、第7図に示したヘッド幅Wを小さくすると、トラッ
ク密度を上げることが出来る筈である。いま、第7図で
示した従来の磁気ヘッドでは、読み出し出力は約300
μVP−Pである。
ヘッドの寸法によって最大記憶密度が決まる。したがっ
て、第7図に示したヘッド幅Wを小さくすると、トラッ
ク密度を上げることが出来る筈である。いま、第7図で
示した従来の磁気ヘッドでは、読み出し出力は約300
μVP−Pである。
トラック密度増大のためにWを小さくするとこの出力は
大幅に低下する。このため実質上の記憶密度の向上は望
めない。本発明は、トラック密度の増大を可能とする詳
しい磁気ヘッド素子を提供することを目的とするもので
ある。
大幅に低下する。このため実質上の記憶密度の向上は望
めない。本発明は、トラック密度の増大を可能とする詳
しい磁気ヘッド素子を提供することを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段)
上記の問題点を解決するために、本発明は以下の手段を
提供するものである。即ち、長軸方向に一軸磁気異方性
をもつ軟強磁性体バタンと、該軟磁性体バタンの両端部
及び中央部に巻線を付すことを特徴とする磁気ヘッド素
子、及び長軸方向に一軸異方性をもつ軟磁性バタンの両
端部及び中央部に付した巻線に於いて、両端部の巻線に
は互いに極性の異なる磁界を発生する直流電流を印加し
、中央部の巻線の両端には電圧検出手段を設け、この電
圧変化を検出することにより、前記軟磁性体バタンに加
わる交番磁界を検出する磁気ヘッド素子駆動方法又は、
前記両端部の巻線に同極性の磁界を発生ずる電流パル、
スを印加することにより前記軟強磁性体バタンの端部よ
りパルス状磁界を発生する磁気ヘッド素子駆動法、並び
に基板材料上に第1の導体層を被着し、露光現像エツチ
ングによる第1の導体バタン形成後、絶縁層を被着し平
坦化加工処理を行ない、軟強磁性体を被着パターニング
後、絶縁層を被着し、第1の導体バタンに達するバイア
ホールを形成し、しかる後に第2の導体層を被着しパタ
ーニングする磁気ヘッド素子の製造方法の提供である。
提供するものである。即ち、長軸方向に一軸磁気異方性
をもつ軟強磁性体バタンと、該軟磁性体バタンの両端部
及び中央部に巻線を付すことを特徴とする磁気ヘッド素
子、及び長軸方向に一軸異方性をもつ軟磁性バタンの両
端部及び中央部に付した巻線に於いて、両端部の巻線に
は互いに極性の異なる磁界を発生する直流電流を印加し
、中央部の巻線の両端には電圧検出手段を設け、この電
圧変化を検出することにより、前記軟磁性体バタンに加
わる交番磁界を検出する磁気ヘッド素子駆動方法又は、
前記両端部の巻線に同極性の磁界を発生ずる電流パル、
スを印加することにより前記軟強磁性体バタンの端部よ
りパルス状磁界を発生する磁気ヘッド素子駆動法、並び
に基板材料上に第1の導体層を被着し、露光現像エツチ
ングによる第1の導体バタン形成後、絶縁層を被着し平
坦化加工処理を行ない、軟強磁性体を被着パターニング
後、絶縁層を被着し、第1の導体バタンに達するバイア
ホールを形成し、しかる後に第2の導体層を被着しパタ
ーニングする磁気ヘッド素子の製造方法の提供である。
(実施例)
次に本発明について、図面を用いて説明する。
本発明の磁気ヘッド素子の基本構成を第1図に示す。即
ち、軟磁性体バタン1は、−軸に伸びた形状を呈してお
り、その異方性磁界Hkの方向は、バタンの長軸方向と
ほぼ一致している。この軟磁性体パタンの両端部11.
12の近傍には巻線21及び22が施されている。その
中央部には、センス用巻線20が施されている。便宜上
軟磁性体バタンの幅をW、高さhと定義しておく。通常
この軟磁性体パタンの材料としては、パーマロイの如き
Ni−Fe合金、Ca−Zr系等のアモルファス材料
、Fe−3i−A Qの如きセンダスト材料等を用いる
。
ち、軟磁性体バタン1は、−軸に伸びた形状を呈してお
り、その異方性磁界Hkの方向は、バタンの長軸方向と
ほぼ一致している。この軟磁性体パタンの両端部11.
12の近傍には巻線21及び22が施されている。その
中央部には、センス用巻線20が施されている。便宜上
軟磁性体バタンの幅をW、高さhと定義しておく。通常
この軟磁性体パタンの材料としては、パーマロイの如き
Ni−Fe合金、Ca−Zr系等のアモルファス材料
、Fe−3i−A Qの如きセンダスト材料等を用いる
。
この磁気ヘッド素子の動作の原理を第1図、第2図及び
第3図を用いて説明する。磁性体バタン1の両端部11
及び12に施した巻線21及び22を第1図の様に接続
線25で電気的に接続し、矢印に示す方向に直流電流を
印加する。すると第2図(^)に示す様に磁性体バタン
端部11及び12は磁化Msで表わされる様に互に異な
る方向に磁化する。両端部の巻線の密度とその総数が等
しいと、この磁化の強さは等しくなり、その結果軟磁性
体バタンの中央部には磁壁15が生じる。この状態の軟
磁性体パタンに外部より磁界Hが第2図(B)の矢印4
1で示す方向に印加すると、矢印41に一致する磁化の
向きをもつ磁区が成長して、磁壁15はΔ2だけ移動す
る。第2図(C)の様に、外部からの磁界Hが矢印42
で示す前例と逆の方向に印加されると、それに伴って磁
壁15は逆の方向にΔ2移動する。ΔQの大きさは、軟
磁性体バタン両端部に印加される磁界の強度で適当に調
整出来る。
第3図を用いて説明する。磁性体バタン1の両端部11
及び12に施した巻線21及び22を第1図の様に接続
線25で電気的に接続し、矢印に示す方向に直流電流を
印加する。すると第2図(^)に示す様に磁性体バタン
端部11及び12は磁化Msで表わされる様に互に異な
る方向に磁化する。両端部の巻線の密度とその総数が等
しいと、この磁化の強さは等しくなり、その結果軟磁性
体バタンの中央部には磁壁15が生じる。この状態の軟
磁性体パタンに外部より磁界Hが第2図(B)の矢印4
1で示す方向に印加すると、矢印41に一致する磁化の
向きをもつ磁区が成長して、磁壁15はΔ2だけ移動す
る。第2図(C)の様に、外部からの磁界Hが矢印42
で示す前例と逆の方向に印加されると、それに伴って磁
壁15は逆の方向にΔ2移動する。ΔQの大きさは、軟
磁性体バタン両端部に印加される磁界の強度で適当に調
整出来る。
この磁壁が移動する範囲即ち、軟磁性体バタン中央から
±ΔQの幅2ΔQの範囲にセンス用巻線20を第3図(
A)の様に施す。この巻線の巻数をNとすると、外部磁
界Hの極性反転に伴ない、巻線部分の磁化が実質的に2
Ms変化する。ここでMSは飽和磁化の強さを表わす。
±ΔQの幅2ΔQの範囲にセンス用巻線20を第3図(
A)の様に施す。この巻線の巻数をNとすると、外部磁
界Hの極性反転に伴ない、巻線部分の磁化が実質的に2
Ms変化する。ここでMSは飽和磁化の強さを表わす。
この外部磁界Hの変化が時間tの対して■・HOCO5
2πftの形で表わされるとすると、巻線の両端に生じ
る誘導電圧eは次式で与えられる(第3図(B))。
2πftの形で表わされるとすると、巻線の両端に生じ
る誘導電圧eは次式で与えられる(第3図(B))。
dΦ
t
=2πf ・2X 4πMsX WX hX Nここで
、f=20M)1.、4πM、=10’gauss=I
Wb/m”。
、f=20M)1.、4πM、=10’gauss=I
Wb/m”。
W= 1 μ m=10−6m、h= 0.5μ
m=0.5 Xiミロ−6m・20を代入すると、
e吋2.5mVが得られる。即ちピークトウビークで2
.5mVの磁界検出出力が可能となる。従来の薄膜型ヘ
ッドでは、この磁界検出出力は0.3m V程度である
ので、約8倍の出力改善が期待出来る。
m=0.5 Xiミロ−6m・20を代入すると、
e吋2.5mVが得られる。即ちピークトウビークで2
.5mVの磁界検出出力が可能となる。従来の薄膜型ヘ
ッドでは、この磁界検出出力は0.3m V程度である
ので、約8倍の出力改善が期待出来る。
それのみならず、w=1μmであるので、トラック密度
も、従来のトラック密度の16倍となり、総合的な磁気
記録密度も約16倍即ち、12814b/am”が得ら
れる。これは、現在で最高の記録密度をもつ光ディスク
の約50Mb/c+n”の2倍以上の記録密度である。
も、従来のトラック密度の16倍となり、総合的な磁気
記録密度も約16倍即ち、12814b/am”が得ら
れる。これは、現在で最高の記録密度をもつ光ディスク
の約50Mb/c+n”の2倍以上の記録密度である。
次に、本発明の磁気ヘッド素子の第2の実施例を第4図
、第5図を用いて説明する。第4図に示す様に、軟強磁
性体バタンの中央部の巻線20が、軟磁性体パタンから
大きく離れて施される場合、軟磁性体パタンの中央部か
らは磁束が漏れ出し、両端部11.12へ戻る磁力線4
3は、中央部の巻線内を再び通過することがある。この
様な時には、巻線内での磁束の変化は小さくなり、結果
として、磁界の検出出力が低下する。この検出出力低下
を防ぐには、第5図に示す様に、軟磁性体パタン1に沿
って、その近傍に同じ軟磁性体で出来た補助バタン10
を設けることが効果的である。この補助バタン10は、
中央部巻線から充分に離れた位置に配しておく。軟磁性
バタン1の中央部がら漏れ出た磁力線は、その殆んどが
補助バタン10に吸収され、補助バタン内を還流する。
、第5図を用いて説明する。第4図に示す様に、軟強磁
性体バタンの中央部の巻線20が、軟磁性体パタンから
大きく離れて施される場合、軟磁性体パタンの中央部か
らは磁束が漏れ出し、両端部11.12へ戻る磁力線4
3は、中央部の巻線内を再び通過することがある。この
様な時には、巻線内での磁束の変化は小さくなり、結果
として、磁界の検出出力が低下する。この検出出力低下
を防ぐには、第5図に示す様に、軟磁性体パタン1に沿
って、その近傍に同じ軟磁性体で出来た補助バタン10
を設けることが効果的である。この補助バタン10は、
中央部巻線から充分に離れた位置に配しておく。軟磁性
バタン1の中央部がら漏れ出た磁力線は、その殆んどが
補助バタン10に吸収され、補助バタン内を還流する。
従って戻りの磁力線は、巻線部を通過することはなく、
磁界検出出力紙下は生じない。
磁界検出出力紙下は生じない。
第6図に本発明に係る磁気ヘッド素子の第3の実施例を
示す。前述の様に、軟磁性パタン1の中央部の巻線20
は、主として磁気誘導効果に基づく磁界検出に用いる。
示す。前述の様に、軟磁性パタン1の中央部の巻線20
は、主として磁気誘導効果に基づく磁界検出に用いる。
従って巻線内には殆ど電流が流れる必要はない。巻線2
1.22には直流磁界発生用の電流が流れる。このため
、巻線21.22は電流による発熱を抑える必要がある
ので、巻線のバタン幅をあまり細くは出来ない。中央部
の巻線20は、前述の式からも判る様に、磁界検出出力
に大きく影響する。即ち、巻線数Nに出力は比例する。
1.22には直流磁界発生用の電流が流れる。このため
、巻線21.22は電流による発熱を抑える必要がある
ので、巻線のバタン幅をあまり細くは出来ない。中央部
の巻線20は、前述の式からも判る様に、磁界検出出力
に大きく影響する。即ち、巻線数Nに出力は比例する。
Nを一定の幅2ΔQ内で大きくするには巻線幅3細くし
て、巻線密度を高くすることが必要であり、又、それは
可能である。少くとも中央部巻線20の密度は、両端の
巻線密度よりも大きい方が、検出的に有利である。
て、巻線密度を高くすることが必要であり、又、それは
可能である。少くとも中央部巻線20の密度は、両端の
巻線密度よりも大きい方が、検出的に有利である。
次に本発明の磁気ヘッド素子の駆動法を第8図(A)、
(B)を用いて説明する。磁気記録に於ける磁気ヘッド
素子の役割は、磁気記録媒体に書き込まれた磁区情報の
読み出しと、磁気記録媒体への情報としての磁区の書き
込みである。いま磁気記録媒体として、Co−Crアモ
ルファス材料薄膜の如き垂直磁気記録媒体を例にして、
上記の素子駆動法を説明する。第8図(A)は情報読み
出し時の磁気ヘッド素子駆動法を示している。情報読み
出しは、磁気記録媒体5に存在する磁区51,52から
の漏洩磁界44を検出することにより行われる。磁界の
検出は、これまでに述べた如く、軸磁性体バタン両端の
巻線を、接続線25で示す様に結線し、これに電流±b
を印加することにより、磁性体パタンの両端の磁化が互
に逆向になる様に磁化する。
(B)を用いて説明する。磁気記録に於ける磁気ヘッド
素子の役割は、磁気記録媒体に書き込まれた磁区情報の
読み出しと、磁気記録媒体への情報としての磁区の書き
込みである。いま磁気記録媒体として、Co−Crアモ
ルファス材料薄膜の如き垂直磁気記録媒体を例にして、
上記の素子駆動法を説明する。第8図(A)は情報読み
出し時の磁気ヘッド素子駆動法を示している。情報読み
出しは、磁気記録媒体5に存在する磁区51,52から
の漏洩磁界44を検出することにより行われる。磁界の
検出は、これまでに述べた如く、軸磁性体バタン両端の
巻線を、接続線25で示す様に結線し、これに電流±b
を印加することにより、磁性体パタンの両端の磁化が互
に逆向になる様に磁化する。
中央部の巻線20は、センスアンプ6に継いで、巻線2
0の両端に生じる誘導起電圧を検出する。
0の両端に生じる誘導起電圧を検出する。
第8図<8>は、情報書き込み駆動方法の説明図である
。本発明になる磁気ヘッド素子を磁気記録媒体5上に、
軟磁性体バタンの一端が近接する様に配置する。磁気記
録媒体5には、磁気ヘッド素子からの磁束の通過効率を
上げるために面内磁化層50が設けられている。軟磁性
体パタン1の両端の巻線21及び22は、第8図(B)
に示す如く接続線25にて両端が同方向に磁化する様に
接続されている。これに、パルス電流を比較的強く印加
すると、磁極性体パタンは一方向に磁化する。一方向に
磁性体バタンか磁化すると、その先端からは、概ね飽和
磁束密度4πMs程度の磁界45が発生する。NiFe
合金の場合は、これはほぼ10 、0000eとなる。
。本発明になる磁気ヘッド素子を磁気記録媒体5上に、
軟磁性体バタンの一端が近接する様に配置する。磁気記
録媒体5には、磁気ヘッド素子からの磁束の通過効率を
上げるために面内磁化層50が設けられている。軟磁性
体パタン1の両端の巻線21及び22は、第8図(B)
に示す如く接続線25にて両端が同方向に磁化する様に
接続されている。これに、パルス電流を比較的強く印加
すると、磁極性体パタンは一方向に磁化する。一方向に
磁性体バタンか磁化すると、その先端からは、概ね飽和
磁束密度4πMs程度の磁界45が発生する。NiFe
合金の場合は、これはほぼ10 、0000eとなる。
このため磁気記録媒体は、その抗磁力Heに勝る外部磁
界を受けて局所的にその磁化が反転した磁区53が生じ
る。この磁区の大きさは、wxhのオーダーである。こ
の様にして、磁気ヘッド素子と相対的に媒体5を一定の
方向55に沿って移動させ、次々と磁区を書き込み、情
報となす。この情報書き込みの際に、軟磁性体バタン中
央部巻線20にも、同方向の磁化を生じせしめる方向の
磁界発生電流パルスを印加することは、軟磁性体パタン
の飽和に対して一層の効果がある。
界を受けて局所的にその磁化が反転した磁区53が生じ
る。この磁区の大きさは、wxhのオーダーである。こ
の様にして、磁気ヘッド素子と相対的に媒体5を一定の
方向55に沿って移動させ、次々と磁区を書き込み、情
報となす。この情報書き込みの際に、軟磁性体バタン中
央部巻線20にも、同方向の磁化を生じせしめる方向の
磁界発生電流パルスを印加することは、軟磁性体パタン
の飽和に対して一層の効果がある。
最後に本発明の磁気ヘッド素子の製造方法について第9
図〜第10図の素子断面図を用いて説明する。本発明の
磁気ヘッド素子は、従来の第7図に示した薄膜磁気ヘッ
ド素子と異なり、軟磁性体バタンが導体パタンでサンド
イッチされている構造に特徴がある。従ってその製造方
法も従来と違ったものになる。即ち第9図に示す如く、
基板材料3上に第1の導体層を被着して露光・現像・エ
ツチングの工程を経て第1導体パタン31を形成する。
図〜第10図の素子断面図を用いて説明する。本発明の
磁気ヘッド素子は、従来の第7図に示した薄膜磁気ヘッ
ド素子と異なり、軟磁性体バタンが導体パタンでサンド
イッチされている構造に特徴がある。従ってその製造方
法も従来と違ったものになる。即ち第9図に示す如く、
基板材料3上に第1の導体層を被着して露光・現像・エ
ツチングの工程を経て第1導体パタン31を形成する。
次に例えば5i02やA Q 203の如き第1の絶縁
層32を蒸着、スパッタ若くはプラズマCUD法等の方
法で被着する。このままでは、第1導体バタン31の有
無により絶縁層に段差が生じていて、軟磁性体バタンの
形成に問題が生じる。従って絶縁層32を被着後、スピ
ンコード決着くはエッチバック法を用いて平坦化を行な
う。然る後に軟磁性体層3真空蒸着法、スパッタ決着く
はイオンビームデポジション法或いはメッキ法等にて被
着し、露光・現像・エツチング等の加工工程を経て、軟
磁性体パタン1を形成する。又は、上記の工程を逆にし
て、レジスト材料の露光・現像・エツチング後、軟磁性
体層を被着し、リフトオフ法によりバタン1を形成して
も効果は同じである。次に、再び第2の絶縁層33を、
第1の絶縁層と同様な方法で被着する。更に平坦化加工
を施し、次いで第2、第1の絶縁層に第1の導体バタン
層に達するバイア・ホール34をイオンミリング、I?
IE法若く決着学エツチング法で形成する。最後に、第
2の導体層35を被着パターニングを行うと、そのバイ
アホール34を介して、第1の導体バタン31と第2の
導体層とは電気接触がとれ、軟磁性体バタンの囲りに巻
線が完成する。
層32を蒸着、スパッタ若くはプラズマCUD法等の方
法で被着する。このままでは、第1導体バタン31の有
無により絶縁層に段差が生じていて、軟磁性体バタンの
形成に問題が生じる。従って絶縁層32を被着後、スピ
ンコード決着くはエッチバック法を用いて平坦化を行な
う。然る後に軟磁性体層3真空蒸着法、スパッタ決着く
はイオンビームデポジション法或いはメッキ法等にて被
着し、露光・現像・エツチング等の加工工程を経て、軟
磁性体パタン1を形成する。又は、上記の工程を逆にし
て、レジスト材料の露光・現像・エツチング後、軟磁性
体層を被着し、リフトオフ法によりバタン1を形成して
も効果は同じである。次に、再び第2の絶縁層33を、
第1の絶縁層と同様な方法で被着する。更に平坦化加工
を施し、次いで第2、第1の絶縁層に第1の導体バタン
層に達するバイア・ホール34をイオンミリング、I?
IE法若く決着学エツチング法で形成する。最後に、第
2の導体層35を被着パターニングを行うと、そのバイ
アホール34を介して、第1の導体バタン31と第2の
導体層とは電気接触がとれ、軟磁性体バタンの囲りに巻
線が完成する。
第10図(A>は、本発明の磁気ヘッド素子の製造法の
第2の実施例を示す。第2の絶縁層形成後、バイアホー
ルを加工する工程までは、第8図の場合と同じである。
第2の実施例を示す。第2の絶縁層形成後、バイアホー
ルを加工する工程までは、第8図の場合と同じである。
その後、第1の導体バタン31を電極にして、電気メッ
キ法若くは無電解メ・ツキ法で導体を被着すると、バイ
アホールの箇処34にのみ導体が析出し、バイアホール
を導体で埋めることが出来る。次に、第2の屠体パタン
35を前述と同様に被着・パターニングを行なうと、精
度の良い、巻線が完成する。
キ法若くは無電解メ・ツキ法で導体を被着すると、バイ
アホールの箇処34にのみ導体が析出し、バイアホール
を導体で埋めることが出来る。次に、第2の屠体パタン
35を前述と同様に被着・パターニングを行なうと、精
度の良い、巻線が完成する。
第10図(B)は、バイアホール34の導体での埋込み
が若干不足した場合を示している。この場合でも、第2
の屠体パタン35の被着・パターニングにより、良好な
巻線が行なえる。
が若干不足した場合を示している。この場合でも、第2
の屠体パタン35の被着・パターニングにより、良好な
巻線が行なえる。
(発明の効果)
以上に述べた様に、本発明を用いれば、非常に高密度磁
気記録に適した磁気ヘッド素子が提供される。本発明の
磁気ヘッド素子は、その高感度性から、記録トラック幅
Wを充分に小さくし得る。
気記録に適した磁気ヘッド素子が提供される。本発明の
磁気ヘッド素子は、その高感度性から、記録トラック幅
Wを充分に小さくし得る。
単純な光学的露光、食刻技術でも1μm幅は充分に実用
的であり、2μm間隔で記録トラックを形成することが
可能となる。更に、本発明の磁気ヘッド素子の狭トラツ
ク性を用いれば、磁気テープへの静止ヘッド型の多チャ
ンネル記録が可能となり、構造の簡単なVTRやPCl
4録音装置が実現出来る。
的であり、2μm間隔で記録トラックを形成することが
可能となる。更に、本発明の磁気ヘッド素子の狭トラツ
ク性を用いれば、磁気テープへの静止ヘッド型の多チャ
ンネル記録が可能となり、構造の簡単なVTRやPCl
4録音装置が実現出来る。
簡単な図面の説明
第1図は本発明の基本形状図、第2図(A)〜(C)及
び第3図は本発明の原理を示す図、第4図、第5図は本
発明の実施態様を示す図、第6図は本発明の第2の実施
態様を、第7図は従来の磁気ヘッド素子を示す図、第8
図は本発明磁気ヘッド素子の駆動方法を示す図、第9図
、第10図は。
び第3図は本発明の原理を示す図、第4図、第5図は本
発明の実施態様を示す図、第6図は本発明の第2の実施
態様を、第7図は従来の磁気ヘッド素子を示す図、第8
図は本発明磁気ヘッド素子の駆動方法を示す図、第9図
、第10図は。
本発明の素子の製造方法を説明する図である。
図に於いて、
1.1′・・・軟磁性体パタン 2”・・・巻線3・・
・基板 5・・・磁気記録媒体6・・・セ
ンスアンプ 10・・・補助バタン11.12・・
・軟磁性体バタン端部 15・・・磁壁 20・・・中央部のセンス
巻線21.22・・・端部巻線 25・・・接続線3
1・・・第1の導体バタン 32.33・・・絶縁層3
4・・・バイアホール 35・・・第2の導体バタ
ン41.42・・・外部磁界 43,44.45・
・・磁力線50・・・面内磁化層 51,52,
53.54・・・磁区55・・・媒体進行力筒 第1図 第2図(A) (B) 第2図(C) (B) 第4図 第6図 1・軟、□ヨ性体7、ウラ 第 7 図第8図
・基板 5・・・磁気記録媒体6・・・セ
ンスアンプ 10・・・補助バタン11.12・・
・軟磁性体バタン端部 15・・・磁壁 20・・・中央部のセンス
巻線21.22・・・端部巻線 25・・・接続線3
1・・・第1の導体バタン 32.33・・・絶縁層3
4・・・バイアホール 35・・・第2の導体バタ
ン41.42・・・外部磁界 43,44.45・
・・磁力線50・・・面内磁化層 51,52,
53.54・・・磁区55・・・媒体進行力筒 第1図 第2図(A) (B) 第2図(C) (B) 第4図 第6図 1・軟、□ヨ性体7、ウラ 第 7 図第8図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、長手方向に一軸磁気異方性をもつ軟強磁性体パタン
と、該軟強磁性体パタンの両端部近傍及び中央部に巻線
を形成することを特徴とする磁気ヘッド素子。 2、軟強磁性体パタンの中央部に付した巻線密度が、そ
の両端部の巻線密度に比して高いことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の磁気ヘッド素子。 3、軟強磁性体パタンに沿って、他の軟強磁性パタンを
配することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
項記載の磁気ヘッド素子。 4、長手方向に一軸磁気異方性をもつ軟強磁性体パタン
と、その両端部近傍及び中央部に形成した巻線とを備え
た磁気ヘッド素子の駆動方法に於いて、両端部近傍の巻
線には、互いに極性の異なる磁界を発生する直流電流を
印加し、中央部の巻線の両端の電圧変化を検出すること
により、前記軟強磁性体パタンに加わる交番磁界を検出
し、又は、前記両端部近傍の巻線に同極性の磁界を発生
する電流パルスを印加することにより、前記軟強磁性体
パタンの端部よりパルス状磁界を発生させることを特徴
とする磁気ヘッド素子駆動方法。 5、基板材料上に第1の導体層を被着し、露光現像エッ
チングによる第1の導体パタン形成後、絶縁層を被着し
平坦化加工処理を行ない、軟強磁性体を被着パターニン
グ後、絶縁層を被着し、第1の導体パタンに達するバイ
アホール形成し、しかる後に第2の導体層を被着しパタ
ニングすることを特徴とする磁気ヘッド素子製造方法。 6、バイアホール形成後、第1の導体パタンを電極とし
て電気メッキ若くは無電解メッキ法によりバイアホール
を埋めることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の
磁気ヘッド素子製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17449286A JPH0640368B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 磁気ヘツド素子及びその駆動方法並びにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17449286A JPH0640368B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 磁気ヘツド素子及びその駆動方法並びにその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6331006A true JPS6331006A (ja) | 1988-02-09 |
JPH0640368B2 JPH0640368B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=15979434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17449286A Expired - Lifetime JPH0640368B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 磁気ヘツド素子及びその駆動方法並びにその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640368B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7212378B2 (en) | 2002-11-22 | 2007-05-01 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin film magnetic head having toroidal coil |
JP2012533142A (ja) * | 2009-07-10 | 2012-12-20 | シーゲイト テクノロジー エルエルシー | 多次元微細構造の製造 |
JP2013257931A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Headway Technologies Inc | 帰磁路部を備えた垂直磁気記録用磁気ヘッド |
-
1986
- 1986-07-23 JP JP17449286A patent/JPH0640368B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7212378B2 (en) | 2002-11-22 | 2007-05-01 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin film magnetic head having toroidal coil |
JP2012533142A (ja) * | 2009-07-10 | 2012-12-20 | シーゲイト テクノロジー エルエルシー | 多次元微細構造の製造 |
JP2013257931A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Headway Technologies Inc | 帰磁路部を備えた垂直磁気記録用磁気ヘッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0640368B2 (ja) | 1994-05-25 |
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