JPS6330937Y2 - - Google Patents
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- JPS6330937Y2 JPS6330937Y2 JP1981154167U JP15416781U JPS6330937Y2 JP S6330937 Y2 JPS6330937 Y2 JP S6330937Y2 JP 1981154167 U JP1981154167 U JP 1981154167U JP 15416781 U JP15416781 U JP 15416781U JP S6330937 Y2 JPS6330937 Y2 JP S6330937Y2
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- JP
- Japan
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- refrigerant
- compressor
- evaporator
- air
- temperature
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 8
- 230000002528 anti-freeze Effects 0.000 claims description 4
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 10
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 9
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 3
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、配管にフレキシブルホースを使用し
た自動車用空気調和装置のフレキシブルホースの
凍結防止装置に関する。
た自動車用空気調和装置のフレキシブルホースの
凍結防止装置に関する。
自動車用空気調和装置の一例を示すと、第1図
の通りであり、自動車用空気調和装置はインテー
クユニツト1と、クーラユニツト2と、ヒータユ
ニツト3とを有する。インテークユニツト1には
モータ4により駆動されるフアン5が内蔵され、
更に車室内循環流が流入する内気流入口6と、外
気が流入する外気取入口7とが設けられている。
インテークユニツト1内へ内気流入口6を通つて
流入する空気と、外気取入口7を通つて流入する
空気とを切換制御するため、インテークユニツト
内にはインテークドア9が取付けられている。こ
のインテークドア9は内気流入口6を閉じるA位
置、外気取入口7を閉じるC位置、そしてこれら
の中間のB位置に移動する。
の通りであり、自動車用空気調和装置はインテー
クユニツト1と、クーラユニツト2と、ヒータユ
ニツト3とを有する。インテークユニツト1には
モータ4により駆動されるフアン5が内蔵され、
更に車室内循環流が流入する内気流入口6と、外
気が流入する外気取入口7とが設けられている。
インテークユニツト1内へ内気流入口6を通つて
流入する空気と、外気取入口7を通つて流入する
空気とを切換制御するため、インテークユニツト
内にはインテークドア9が取付けられている。こ
のインテークドア9は内気流入口6を閉じるA位
置、外気取入口7を閉じるC位置、そしてこれら
の中間のB位置に移動する。
インテークユニツト1からの空気が流入するク
ーラユニツト2には、冷媒導管11によつて冷媒
が循環するエバポレータ12が内蔵されており、
このクーラユニツト2内でインテークユニツト1
からの導入空気は冷却された後ヒータユニツト3
内に流入する。
ーラユニツト2には、冷媒導管11によつて冷媒
が循環するエバポレータ12が内蔵されており、
このクーラユニツト2内でインテークユニツト1
からの導入空気は冷却された後ヒータユニツト3
内に流入する。
このヒータユニツト3内にはクーラユニツト2
を通過した空気を加熱するために、導管15によ
りエンジン冷却水が循環するヒータコア16が組
み付けられている。ヒータコア16の前面にはミ
ツクスドア17が取付けられており、ミツクスド
ア17をF位置からD位置の間の任意の位置(例
えばE位置)にすることにより、クーラユニツト
2を通過した空気をヒータコア16を避けて全て
加熱せずヒータユニツト3の後部から車室内に送
つたり、全てヒータコア16を通過させて加熱し
てから車室内に送つたり或いはクーラユニツト2
からの空気を一部ヒータコア16を通し、他の空
気をヒータコアを避けてミツクス通路を通しこれ
らを混合して適温風にして車室内に送つたりして
いる。
を通過した空気を加熱するために、導管15によ
りエンジン冷却水が循環するヒータコア16が組
み付けられている。ヒータコア16の前面にはミ
ツクスドア17が取付けられており、ミツクスド
ア17をF位置からD位置の間の任意の位置(例
えばE位置)にすることにより、クーラユニツト
2を通過した空気をヒータコア16を避けて全て
加熱せずヒータユニツト3の後部から車室内に送
つたり、全てヒータコア16を通過させて加熱し
てから車室内に送つたり或いはクーラユニツト2
からの空気を一部ヒータコア16を通し、他の空
気をヒータコアを避けてミツクス通路を通しこれ
らを混合して適温風にして車室内に送つたりして
いる。
ヒータユニツト3にはこのヒータユニツト3内
からの空気をフロントガラスの内面に沿つて吹き
出させるためのデフロストダクト19と、車室R
の搭乗者の足元に向かつて空気を吹き出させるた
めのフロアダクト20と、インストルメントパネ
ルのベント吹出口10から車室R内に向けて空気
を吹き出させるためのインストダクト21とが設
けられている。更に、デフロストダクト19とフ
ロアダクト20との配風制御をするためのルーム
ドア22とインストダクト21へ流れる空気の配
風を制御するためのベントドア23がヒータユニ
ツト3には取付けられている。
からの空気をフロントガラスの内面に沿つて吹き
出させるためのデフロストダクト19と、車室R
の搭乗者の足元に向かつて空気を吹き出させるた
めのフロアダクト20と、インストルメントパネ
ルのベント吹出口10から車室R内に向けて空気
を吹き出させるためのインストダクト21とが設
けられている。更に、デフロストダクト19とフ
ロアダクト20との配風制御をするためのルーム
ドア22とインストダクト21へ流れる空気の配
風を制御するためのベントドア23がヒータユニ
ツト3には取付けられている。
このような自動車用空気調和装置において、冷
房回路のエンジンルームER側にコンプレツサ2
4、コンデンサ25、およびリキツドタンク26
が冷媒導管11を介してそれぞれ接続され、この
車室内側には、前記エバポレータ12の他に冷媒
膨脹部材27が設けてある。
房回路のエンジンルームER側にコンプレツサ2
4、コンデンサ25、およびリキツドタンク26
が冷媒導管11を介してそれぞれ接続され、この
車室内側には、前記エバポレータ12の他に冷媒
膨脹部材27が設けてある。
この冷媒膨張部材27には一般に温度式自動膨
張弁とキヤピラリチユーブ式のものがあるが、こ
れらを使用した場合には下記するような欠点が生
じる。
張弁とキヤピラリチユーブ式のものがあるが、こ
れらを使用した場合には下記するような欠点が生
じる。
従来、自動車用冷房装置に於ては減圧膨張機構
として一般に温度式自動膨張弁またはキヤピラリ
ーチユーブが用いられているが、これらは以下の
ような欠点がある。
として一般に温度式自動膨張弁またはキヤピラリ
ーチユーブが用いられているが、これらは以下の
ような欠点がある。
温度式自動膨張弁は広範囲の負荷及び圧縮機能
力の変動に対し、過熱度を一定に保とうとするか
ら、エンジン速度の変化による圧縮機能力の大幅
な変化は結果的に冷凍サイクルの低圧ラインの圧
力変化となる。従つて高速走行では負荷がそれ程
低くない時でも、低圧ラインの圧力が下がり蒸発
器の凍結を起す。これを防止する手段として、従
来サーモスタツトによつて圧縮機をON,OFFす
るか、或は蒸発器出口に蒸発圧力制御弁を設ける
等が採用されているが、前者は吹出空気温度の激
変を伴い、また圧縮機のON,OFFによる車両の
動力変動は車両運転者にとつて不快なものとな
る。
力の変動に対し、過熱度を一定に保とうとするか
ら、エンジン速度の変化による圧縮機能力の大幅
な変化は結果的に冷凍サイクルの低圧ラインの圧
力変化となる。従つて高速走行では負荷がそれ程
低くない時でも、低圧ラインの圧力が下がり蒸発
器の凍結を起す。これを防止する手段として、従
来サーモスタツトによつて圧縮機をON,OFFす
るか、或は蒸発器出口に蒸発圧力制御弁を設ける
等が採用されているが、前者は吹出空気温度の激
変を伴い、また圧縮機のON,OFFによる車両の
動力変動は車両運転者にとつて不快なものとな
る。
又後者は蒸発圧力制御弁が膨張して気化した冷
媒を大通路で制御し、しかも高負荷時の圧力損失
が許されないものだけに、大型高級化は免がれ
ず、もともと高価な温度式自動膨張弁であるため
装置全体も高価なものとなる。
媒を大通路で制御し、しかも高負荷時の圧力損失
が許されないものだけに、大型高級化は免がれ
ず、もともと高価な温度式自動膨張弁であるため
装置全体も高価なものとなる。
キヤピラリーチユーブはある範囲の能力平衡機
能を有し温度式自動膨張弁を用いないで済むもの
で安価ではあるが、やはり蒸発器凍結の問題が生
じる。即ち高速走行時に合せてキヤピラリを設計
すれば比較的凍結の機会は減るが、低速走行時の
冷房能力が悪くなり、低速走行時に合せてキヤピ
ラリを設計すれば高速走行時には低圧ラインの圧
力が下がつて凍結の機会が多くなる。従つてキヤ
ピラリーチユーブを使用しても、凍結事故を完全
に防止するためには、サーモスタツトにより圧縮
機をON,OFFするか、或は蒸発正力制御弁を設
ける必要が生じ、前述の如き運転上の不快感か、
装置のコスト高かの選択をしなければならない。
能を有し温度式自動膨張弁を用いないで済むもの
で安価ではあるが、やはり蒸発器凍結の問題が生
じる。即ち高速走行時に合せてキヤピラリを設計
すれば比較的凍結の機会は減るが、低速走行時の
冷房能力が悪くなり、低速走行時に合せてキヤピ
ラリを設計すれば高速走行時には低圧ラインの圧
力が下がつて凍結の機会が多くなる。従つてキヤ
ピラリーチユーブを使用しても、凍結事故を完全
に防止するためには、サーモスタツトにより圧縮
機をON,OFFするか、或は蒸発正力制御弁を設
ける必要が生じ、前述の如き運転上の不快感か、
装置のコスト高かの選択をしなければならない。
さらにキヤピラリーチユーブ方式の欠点として
は、冷房装置の運転を停止しても、凝縮器と蒸発
器との間に圧力差或は温度差がある間冷媒の流れ
が止まらない。このために特に酷暑地方に於ては
運転中止時にキヤピラリーを通る冷媒の音が気に
なることがあり、更にまた駐車中に生じる内外気
温度差による冷媒の流れによつて、圧縮機内の冷
凍機油が次第に蒸発器などの低い溜り部に集まる
傾向があり、長期駐車後の始動に支障を生じるこ
とがある等の問題がある。
は、冷房装置の運転を停止しても、凝縮器と蒸発
器との間に圧力差或は温度差がある間冷媒の流れ
が止まらない。このために特に酷暑地方に於ては
運転中止時にキヤピラリーを通る冷媒の音が気に
なることがあり、更にまた駐車中に生じる内外気
温度差による冷媒の流れによつて、圧縮機内の冷
凍機油が次第に蒸発器などの低い溜り部に集まる
傾向があり、長期駐車後の始動に支障を生じるこ
とがある等の問題がある。
また前述のように構成した自動車用空気調和装
置においては、冬期、夏期如何にかかわらず、車
室内を設定温度にするときに、コンプレツサは冬
期の寒冷時においても回転することがある。この
ような場合には、上述した冷媒膨張部材のうちい
ずれを使用してもエバポレータあるいは低圧側の
冷媒配管の凍結は必定となる。
置においては、冬期、夏期如何にかかわらず、車
室内を設定温度にするときに、コンプレツサは冬
期の寒冷時においても回転することがある。この
ような場合には、上述した冷媒膨張部材のうちい
ずれを使用してもエバポレータあるいは低圧側の
冷媒配管の凍結は必定となる。
一方、最近の自動車は車室内の遮音性良好なた
め、乗員はわずかな音に対しても敏感になる。コ
ンプレツサの固定されているエンジンの振動やコ
ンプレツサ自体及び冷媒系統からの騒音、特に振
動音が車室内に伝わらないように、エバポレータ
12とコンプレツサ24の連結及びコンプレツサ
24と、コンデンサ25との連結をする冷媒導管
は弾性材より成るフレキシブルホースにより構成
している。
め、乗員はわずかな音に対しても敏感になる。コ
ンプレツサの固定されているエンジンの振動やコ
ンプレツサ自体及び冷媒系統からの騒音、特に振
動音が車室内に伝わらないように、エバポレータ
12とコンプレツサ24の連結及びコンプレツサ
24と、コンデンサ25との連結をする冷媒導管
は弾性材より成るフレキシブルホースにより構成
している。
このような自動車用空気調和装置においては、
寒冷地で外気温が低温のときにコンプレツサ24
を動作すると、このフレキシブルホースが凍結硬
化し、エンジン及びコンプレツサ24の振動がこ
の凍結硬化したフレキシブルホースを伝わつて車
室内に振動音が伝わる。
寒冷地で外気温が低温のときにコンプレツサ24
を動作すると、このフレキシブルホースが凍結硬
化し、エンジン及びコンプレツサ24の振動がこ
の凍結硬化したフレキシブルホースを伝わつて車
室内に振動音が伝わる。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、外気温如何にかかわらず音の伝わりやすい
エバポレータとコンプレツサとを連結するフレキ
シブルホースが凍結硬化しないように、高温高圧
冷媒を必要時にバイパスして流し、前記凍結硬化
が発生しないようにしたフレキシブルホースの凍
結防止装置を提供することを目的とする。
ので、外気温如何にかかわらず音の伝わりやすい
エバポレータとコンプレツサとを連結するフレキ
シブルホースが凍結硬化しないように、高温高圧
冷媒を必要時にバイパスして流し、前記凍結硬化
が発生しないようにしたフレキシブルホースの凍
結防止装置を提供することを目的とする。
以下、本考案の一実施例を図面につき説明す
る。
る。
第2図は本考案に係るフレキシブルホースの凍
結防止装置の一例を示すもので、第3図はその要
部概略図であり、第1図に示す部材と同一部材に
は同一符号が付してある。
結防止装置の一例を示すもので、第3図はその要
部概略図であり、第1図に示す部材と同一部材に
は同一符号が付してある。
この自動車用空気調和装置30は、コンプレツ
サ24、コンデンサ25、リキツドタンク26、
冷媒膨張部材27、及びエバポレータ12を冷媒
導管11により連結し、冷房回路を構成し、車室
外側の冷媒導管11のうち、コンプレツサ24と
エバポレータ12、コンプレツサ24とコンデン
サ25を連結するものはフレキシブルホース3
1,32により構成した点は従来のものと同様で
ある。
サ24、コンデンサ25、リキツドタンク26、
冷媒膨張部材27、及びエバポレータ12を冷媒
導管11により連結し、冷房回路を構成し、車室
外側の冷媒導管11のうち、コンプレツサ24と
エバポレータ12、コンプレツサ24とコンデン
サ25を連結するものはフレキシブルホース3
1,32により構成した点は従来のものと同様で
ある。
この2本のフレキシブルホース31,32のう
ち、コンプレツサ24とコンデンサ25とを連結
するもの32はコンプレツサ24が駆動していて
も、内部に高温の冷媒ガスが流通するため、外気
温が低温でも凍結硬化しない。したがつて、フレ
キシブルホース31が凍結硬化しないようにフレ
キシブルホースの凍結防止装置33を設ければよ
い。
ち、コンプレツサ24とコンデンサ25とを連結
するもの32はコンプレツサ24が駆動していて
も、内部に高温の冷媒ガスが流通するため、外気
温が低温でも凍結硬化しない。したがつて、フレ
キシブルホース31が凍結硬化しないようにフレ
キシブルホースの凍結防止装置33を設ければよ
い。
このフレキシブルホースの凍結防止装置33の
要部は、第3図に示すように構成している。第3
図において、冷媒膨張部材27のケーシング34
は、コンデンサ側と連通するポート38と、エバ
ポレータ12と連通するポート39と、この両ポ
ート38,39を連通する連通路40a,40b
中に膨張弁35を設けるとともに、この連通路4
0a,40b間に前記膨張弁35をバイパスする
バイパス通路36を設けている。
要部は、第3図に示すように構成している。第3
図において、冷媒膨張部材27のケーシング34
は、コンデンサ側と連通するポート38と、エバ
ポレータ12と連通するポート39と、この両ポ
ート38,39を連通する連通路40a,40b
中に膨張弁35を設けるとともに、この連通路4
0a,40b間に前記膨張弁35をバイパスする
バイパス通路36を設けている。
このバイパス通路36は、弁室48と連通し、
この弁室48は前記連通路40bとポート49に
より連通している。このポート49は弁材部37
により開閉され、開放時には膨張弁35で断熱膨
張されてない冷媒(ホツトガス)を連通路40a
から連通路40bに導びくことになる。
この弁室48は前記連通路40bとポート49に
より連通している。このポート49は弁材部37
により開閉され、開放時には膨張弁35で断熱膨
張されてない冷媒(ホツトガス)を連通路40a
から連通路40bに導びくことになる。
前記冷媒膨張部材27の膨張弁35は、ばね4
1により弾撥された押圧部材42より上方に押圧
され、その弁棒43の上端はダイヤフラム44に
固着してある。このダイヤフラム44と蓋体45
とにより構成した閉鎖空間内には、冷媒46を封
入してあり、この蓋体45に連通した検知導管4
7はエバポレータ12の出口管と接触し管内を流
れる冷媒の温度を検知するようにしている。この
温度に対応して封入冷媒46の圧力が決まりダイ
ヤフラム44を動作させ弁棒43を介して膨張弁
35を開閉させてエバポレータに流入する冷媒を
制御している。
1により弾撥された押圧部材42より上方に押圧
され、その弁棒43の上端はダイヤフラム44に
固着してある。このダイヤフラム44と蓋体45
とにより構成した閉鎖空間内には、冷媒46を封
入してあり、この蓋体45に連通した検知導管4
7はエバポレータ12の出口管と接触し管内を流
れる冷媒の温度を検知するようにしている。この
温度に対応して封入冷媒46の圧力が決まりダイ
ヤフラム44を動作させ弁棒43を介して膨張弁
35を開閉させてエバポレータに流入する冷媒を
制御している。
一方、弁部材37はケーシング34の弁室48
内に逆止弁50を有し、この逆止弁50はばね5
1により弾撥され右方へ押圧され、その弁棒52
の右端はダイヤフラム53に固着してある。この
ダイヤフラム53と蓋体54とにより構成した閉
鎖空間内には冷媒55を封入してあり、この蓋体
54に連通した検知導管56はエバポレータ12
の出口冷媒温度又は出口空気温度又は外気温度を
検知するようにしている。
内に逆止弁50を有し、この逆止弁50はばね5
1により弾撥され右方へ押圧され、その弁棒52
の右端はダイヤフラム53に固着してある。この
ダイヤフラム53と蓋体54とにより構成した閉
鎖空間内には冷媒55を封入してあり、この蓋体
54に連通した検知導管56はエバポレータ12
の出口冷媒温度又は出口空気温度又は外気温度を
検知するようにしている。
この弁部材37側では、冷媒が断熱膨張するこ
となくここを流過するように構成しており、また
逆止弁50は膨張弁側のものとは異なり、低温度
の外気温を検知すると開くようにしている。
となくここを流過するように構成しており、また
逆止弁50は膨張弁側のものとは異なり、低温度
の外気温を検知すると開くようにしている。
次に作用を説明する。
冬期において、外気温が低温であるにも拘ず、
車室内温度が高いため、コンプレツサ24が始動
したとする。この始動当初はフレキシブルチユー
ブ31はあまり硬化しないが、運転が長びくと次
第に硬化を開始する。
車室内温度が高いため、コンプレツサ24が始動
したとする。この始動当初はフレキシブルチユー
ブ31はあまり硬化しないが、運転が長びくと次
第に硬化を開始する。
このように硬化をはじめるフレキシブルチユー
ブ31付近の外気温を検知導管56により検知
し、ダイヤフラム53及び弁棒52を介して逆止
弁50を開き、コンデンサ側から連通路40aに
流入した高温ガス冷媒をバイパス通路36に導び
き、断熱膨張することなく連通路40へ導きエバ
ポレータ12に流入させる。
ブ31付近の外気温を検知導管56により検知
し、ダイヤフラム53及び弁棒52を介して逆止
弁50を開き、コンデンサ側から連通路40aに
流入した高温ガス冷媒をバイパス通路36に導び
き、断熱膨張することなく連通路40へ導きエバ
ポレータ12に流入させる。
このエバポレータ12に流入した冷媒は比較的
高温のガス冷媒として、フレキシブルチユーブ3
1の所まで流下し、このチユーブを加熱し、凍結
硬化を防止することになる。
高温のガス冷媒として、フレキシブルチユーブ3
1の所まで流下し、このチユーブを加熱し、凍結
硬化を防止することになる。
一方、正常な冷房運転の場合は逆止弁50は閉
じており、膨張弁35のみが作動する。
じており、膨張弁35のみが作動する。
以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、特に車室内外のセンサーにより乗員の希望温
度に車室内を制御するオートエアコン等のように
冬期にコンプレツサを駆動し、低圧側のフレキシ
ブルチユーブが凍結硬化する虞れがある場合に
も、冷房回路の高圧側から低圧側に向けて高温冷
媒を流すようにしたため、前記凍結硬化は防止で
き、エンジン及びコンプレツサの振動温が車室内
に伝わることがなくなる。
ば、特に車室内外のセンサーにより乗員の希望温
度に車室内を制御するオートエアコン等のように
冬期にコンプレツサを駆動し、低圧側のフレキシ
ブルチユーブが凍結硬化する虞れがある場合に
も、冷房回路の高圧側から低圧側に向けて高温冷
媒を流すようにしたため、前記凍結硬化は防止で
き、エンジン及びコンプレツサの振動温が車室内
に伝わることがなくなる。
しかも、この高温冷媒がコンプレツサに戻ると
コンプレツサは高圧のものを吸い込むため、動力
負荷が小さくなり、いわゆる省エネルギーにもな
る。
コンプレツサは高圧のものを吸い込むため、動力
負荷が小さくなり、いわゆる省エネルギーにもな
る。
第1図は一般的な自動車用空気調和装置の概略
説明図、第2図は本考案の一実施例を示す概略説
明図、第3図は同実施例の要部を示す断面図であ
る。 12……エバポレータ、24……コンプレツ
サ、27……冷媒膨張部材、31……フレキシブ
ルチユーブ、33……フレキシブルチユーブ硬化
防止装置、34……ケーシング、35……膨張
弁、36……バイパス通路、37……弁部材、4
0……連通路、50……逆止弁、56……検知導
管。
説明図、第2図は本考案の一実施例を示す概略説
明図、第3図は同実施例の要部を示す断面図であ
る。 12……エバポレータ、24……コンプレツ
サ、27……冷媒膨張部材、31……フレキシブ
ルチユーブ、33……フレキシブルチユーブ硬化
防止装置、34……ケーシング、35……膨張
弁、36……バイパス通路、37……弁部材、4
0……連通路、50……逆止弁、56……検知導
管。
Claims (1)
- コンプレツサ、コンデンサ、冷媒膨張部材、及
びエバポレータを冷媒導管により連結し、冷房回
路を構成し、前記コンプレツサとエバポレータと
を連結する冷媒導管をフレキシブルホースとした
自動車用空気調和装置において、前記冷媒膨張部
材のケーシング内に設けた膨張弁をバイパスする
バイパス通路を形成し、このバイパス通路中に、
エバポレータ出口空気温度又は、外気温度又はコ
ンプレツサへの帰還冷媒温度が所定値以下になる
とバイパス通路を開放する弁部材を設けてなるフ
レキシブルホースの凍結防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15416781U JPS5860167U (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | フレキシブルホ−スの凍結防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15416781U JPS5860167U (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | フレキシブルホ−スの凍結防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5860167U JPS5860167U (ja) | 1983-04-22 |
JPS6330937Y2 true JPS6330937Y2 (ja) | 1988-08-18 |
Family
ID=29946767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15416781U Granted JPS5860167U (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | フレキシブルホ−スの凍結防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5860167U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5561320B2 (ja) * | 2012-07-02 | 2014-07-30 | セイコーエプソン株式会社 | 電子部品の検査装置 |
JP5569563B2 (ja) * | 2012-07-31 | 2014-08-13 | セイコーエプソン株式会社 | 電子部品の検査装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5026055U (ja) * | 1973-07-09 | 1975-03-25 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5288050U (ja) * | 1975-12-26 | 1977-07-01 | ||
JPS52153256U (ja) * | 1976-05-17 | 1977-11-21 | ||
JPS55111068U (ja) * | 1979-01-29 | 1980-08-04 |
-
1981
- 1981-10-19 JP JP15416781U patent/JPS5860167U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5026055U (ja) * | 1973-07-09 | 1975-03-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5860167U (ja) | 1983-04-22 |
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