JPS63308547A - 塗膜微細欠陥自動検査修正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、カラー液晶パネル等に使用される塗膜パネル
の欠陥を修正する塗膜微細欠陥自動修正装置に関するも
のである。

〈従来の技術〉 カラー液晶パネル等に使用される塗膜パネルは、第５図
に示すように、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）の光の３
原色に彩色されたドツトが規則的に配列して形成されて
いる。しかるに、１枚の塗膜パネルについてこのドツト
の数が多くなる程、欠陥が発生しやすくなり、ドツトが
欠落した（白抜けした）箇所ｅが生じてくる。

従来では、この欠陥が発生した場合には、手作業により
修正が行なわれていた。すなわち、微細な針を先端に取
り付けたペンをゼラチン等の修正液に漬け、先端の針に
付着した微量の修正液を顕微鏡を覗きながら欠陥箇所に
塗付するという方法がとられていた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記従来の修正方法には、次の様な問題点があった。

（イ）修正液を一定量づつ塗付することが困難であり、
したがって、カラー液晶パネル等において色ムラが発生
していた。

（ロ）手振れ等によって他の正常な箇所にも塗付するこ
とがあった。

（ハ）手作業であるため、修正作業に長時間を要してい
た。

（ニ）作業に熟練が必要であり、修正のためのコストが
高いものになっていた。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明に係る塗膜微細欠陥自動検査修正装置は、塗膜パ
ネルの部分的材料の欠落による欠陥を検出する欠陥検出
手段と、この欠陥の検出データから欠陥の位置と色の種
類を解析する解析手段と、この解析結果に応じて欠陥位
置に所定の色の修正液を塗付する塗付手段と備える。

〈作用〉 本発明に係る塗膜微細欠陥自動検査修正装置は、自動制
御の下で、塗膜パネルの欠陥の検出、欠陥の位置と色の
種類の解析並びに欠陥箇所への修正液の塗付の一連の処
理が実行される。

〈実施例〉 第１図は本実施例の塗膜微細欠陥自動検査修正装置の機
能構成を示す。図中、１は塗膜パネル、２は欠陥検出部
、３は駆動部、４は解析部、５は塗付装置、６は駆動部
、７は駆動制御部である。

塗膜パネル１は、第５図に示すように、赤、緑、青の光
の３原色に彩色されたドツトが規則的に配列して形成さ
れている。欠陥検出部２は、塗膜パネル１のドツトにお
ける部分的な色材料の欠落による欠陥を光学的手段を含
む構成により検出する。

駆動部３は、欠陥検出部２を塗膜パネル１上にてｘ−Ｙ
方向へ駆動する。解析部４は、欠陥検出部２にて検出さ
れたデータから塗膜パネル１上の欠陥の位置と色の種類
を解析する。塗付装置５は、解析部４における解析の結
果に対応して塗膜パネル１の欠陥箇所に必要な色の修正
液を選択して塗付する。駆動部６は、塗付装置５を塗膜
パネル１上にてＸ−Ｙ方向へ駆動する。駆動制御部７は
、欠陥検出部２が塗膜パネル１上を所定方向に走査する
ように駆動部３に対して制御信号を与えるとともに、解
析部４の解析結果に応じて塗付袋Ｗ５が塗膜パネル１の
欠陥位置に到達するように駆動部６に対して制御信号を
与える。

以下、動作の手順を説明する。

欠陥検出部２が駆動部３により駆動され、塗膜パネル１
上をドツトの配列方向に沿って走査する。

欠陥検出部２が色材料が欠落した欠陥箇所を検出すると
、その検出データが解析部４へ送られ、解析部４は欠陥
箇所の位置と色を解析する。その後、塗付装置５が駆動
部６により駆動され、解析された欠陥箇所の位置へ到達
すると、解析された色の修正液を欠陥箇所へ塗付する。

第２図と第３図は上述の機能を実現する実際の塗膜微細
欠陥検査修正装置の外観構造の一例を示し、第２図は塗
膜微細欠陥検査修正装置本体と制御装置本体の正面構造
を、第３図は塗膜微細欠陥検査修正装置本体の側面構造
を示す。図において、１１は塗膜微細欠陥検査修正装置
本体、２１は制御装置本体であり、１は塗膜パネル、１
２．１３は直交座標型ロボット、１４は微量塗付用ディ
スペンサー、１５は塗膜パネル吸着テーブル、１６は高
倍率レンズ、１７はＣＣＤカメラ、２２はカメラモニタ
ーＴＶ、２３は画像処理装置、２４はコンピュータ、２
５はロボット制御装置である。

直交座標型ロボット１２は、微量塗付用ディスベンサー
１４を塗膜パネル１上でＸ−Ｙ方向へ移動させる。微量
塗付用ディスペンサー１４は、ゼラチン等の塗膜修正液
を保持し、塗膜パネル１の欠陥箇所に所定の塗膜修正液
を一定量塗付する。

この微量塗付用ディスペンサー１４は、光の３原色に彩
色された３種類の塗膜修正液を夫々保持する３個のディ
スペンサーのひとつであり、欠陥箇所の色に対応して選
択されたディスペンサーが直交座標型ロボット１２に自
動装着される。直交座標型ロボット１３は、高倍率レン
ズ１６とＣＣＤカメラ１７からなる欠陥検出装置１８を
塗膜パネル１０図中下面側でドツトの配列方向に沿って
走査させる。パネル吸着テーブル１５は、塗膜パネル１
を空気圧により吸着支持する。このパネル吸着テーブル
１５は塗膜パネル１の周辺部を支持し、塗膜パネル１の
ドツトの配列部分は欠陥検出装置１８に対向している。

制御装置本体２１において、カメラモニターＴＶ２２は
、塗膜パネル１の表面の配列したドツトを拡大して写し
出す。画像処理装置２３は、ＣＣＤカメラ１７により取
り込まれた画像を解析する。

コンピュータ２４は、画像処理装置２３にて解析された
画像情報から欠陥箇所の座標と色を解析する。ロボット
制御装置２５は、直交座標型ロボット１２．１３を制御
する。

第４図はａ量塗付ディスペンサー１４．塗膜パネル１並
びに欠陥検出装置１８の配置構成を示す。

塗膜パネル１の表面のドツトにディスペンサー１４が対
向し、塗膜パネル１の裏面に対向して欠陥検出装置１８
が配置されている。

この塗膜微細欠陥検査修正装置では、直交座標型ロボッ
ト１３の運動により欠陥検出装置１８が塗膜パネル１を
走査し、検出データが画像処理装置２３へ送られる。画
像処理装置２３にて解析された画像情報から欠陥箇所の
座標と色がコンピュータ２４にて解析され、この解析結
果がロボット制御装置２５へ送られる。そして、直交座
標型ロボット１２は、欠陥箇所の色の修正液の入ったデ
ィスペンサー１４を自動装着して欠陥箇所の座標位置ま
で移送する。その後、ディスペンサー１４により、修正
液が欠陥箇所に塗付される。修正液が塗付されると、塗
膜パネル１の自抜けした欠陥に色が付き、塗膜パネル１
は再生される。

なお、上述の実施例では、欠陥検出装置１８とディスペ
ンサー１４の移動に直交座標型ロボットを用いたが、他
の種類の例えばスカラー型や多関節型のロボットを用い
ることもできる。

また、上述の実施例では、塗膜パネル１を固定とし、欠
陥検出装置１８とディスペンサー１４を移動させるよう
にしたが、本発明はこれに限定されず、塗膜パネルを例
えばＸ−Ｙテーブルにより移動させ、欠陥検出装置とデ
ィスペンサーを固定とすることもできる。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明においては、塗膜パネルの欠
陥の検出、欠陥の位置と色の種類の解析並びに欠陥箇所
への修正液の塗付の一連の処理を実行するようにしたの
で、塗膜パネルの修正作業を自動化することにより、塗
付する修正液の定量化と塗付の位置精度の向上並びに作
業の高速化が達成できるとともに、熟練を必要としない
ので、作業コストの低減が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の基本構成を示すブロック図、 第２図は本発明実施例の正面外観構造を示す図、第３図
は本発明実施例の側面外観構造を示す図、第４図は本発
明実施例の欠陥検出装置とディスペンサー及び塗膜パネ
ルの配置構成を示す斜視図、第５図は塗膜パネルのドツ
トの配列構成を示す図である。 １・・・塗膜パネル ２・・・欠陥検出部 ３．６・・・駆動部 ４・・・解析部 ５・・・塗付装置 ７・・・駆動制御部 特許出願人　　　　シャープ株式会社 代　理　人　　　　弁理士　西１）新 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光の３原色の各色のドットを規則的に配設してなる塗膜
   パネルの部分的材料の欠落による欠陥を検出する欠陥検
   出手段と、この欠陥検出手段の検出データから欠陥の位
   置と色の種類を解析する解析手段と、この解析手段の解
   析結果に対応して欠陥位置に所定の色の修正液を選択し
   て塗付する塗付手段とを備えたことを特徴とする塗膜微
   細欠陥自動検査修正装置。