JPS6330708Y2 - - Google Patents

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JPS6330708Y2
JPS6330708Y2 JP10075783U JP10075783U JPS6330708Y2 JP S6330708 Y2 JPS6330708 Y2 JP S6330708Y2 JP 10075783 U JP10075783 U JP 10075783U JP 10075783 U JP10075783 U JP 10075783U JP S6330708 Y2 JPS6330708 Y2 JP S6330708Y2
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JP
Japan
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cap body
teeth
ratchet
lid
ring
Prior art date
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JP10075783U
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JPS608249U (ja
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車輌の燃料タンクに用いる燃料タン
ク用樹脂キヤツプに関する。
〔従来の技術〕
従前の燃料タンク用樹脂キヤツプは、第1図に
示すように外方に突出する環状突起1を上部に設
け、この環状突起1にラチエツト爪又は歯1aを
形成したキヤツプ本体2に、このキヤツプ本体2
に設けたラチエツト爪又は歯1aと係合するラチ
エツト歯又は爪3aを形成したリング3を下部内
面に設けた蓋体4を装着したもので、O−リング
5を介して燃料タンクのフイラネツク6に螺着し
ている。また、車輌衝突時、フイラネツク6に螺
着しているキヤツプ本体2に亀裂や破損が生じて
燃料洩れを防止するために、前記環状突起1又は
リング3の強度を比較的弱いものにし、衝突時こ
れらに亀裂や破損が生じて蓋体4のみが外れるよ
うにし、一方キヤツプ本体2側には悪影響がない
ようにしている。即ち環状突起1の断面形状を例
えば矩形にし、リング3を断面L字状にして衝突
時意識的にこれらに亀裂を生じさせ、蓋体4のみ
を外してキヤツプ本体2には亀裂や破損がないよ
うにし、燃料漏れを防止している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし乍ら、こら環状突起1又はリング3の機
械的強度をあまり弱くすると、不断衝突以外の比
較的大きな外力がかかつたときでもこれらに亀裂
等が生じて蓋体4が外れ、また使用できなくな
る。そのため、ある程度充分な強度をもたせてい
る。
そのために逆に肝心な車輌衝突の際には、これ
ら環状突起1又はリング3には亀裂等が生じない
で、キヤツプ本体2側に亀裂等が生じて燃料洩れ
が生ずる虞れがあつた。
本考案はかかることに鑑みてなされたもので、
車輌衝突時の燃料洩れを防止し、また不断比較的
大きな外力がかかつても蓋体が外れることのない
燃料タンク用樹脂キヤツプを提供することを目的
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る燃料タンク用樹脂キヤツプは、外
方に突出する環状突起を上部に設け、この環状突
起にラチエツト爪又は歯を形成したキヤツプ本体
と、このキヤツプ本体に設けたラチエツト爪又は
歯と係合するラチエツト歯又は爪を形成したリン
グを内面に設けた蓋体とを有し、蓋体をキヤツプ
本体に組み付けて燃料タンクのフイラネツクに装
着するように構成した燃料タンク用樹脂キヤツプ
において、環状突起をフイラネツクに向かつて縮
径するコーン状とすると共に、このコーン状を為
す環状突起の外周面にラチエツト爪又は歯を設け
たキヤツプ本体と、リングの内周面をフイラネツ
ク内方に向かつて拡径するコーン状とすると共
に、このコーン状を為すリングの内周面にキヤツ
プ本体に設けたラチエツト爪又は歯と係合するラ
チエツト歯又は爪を設けた蓋体とで構成したもの
である。
〔作用〕
本考案においては、常態では蓋体のリングの内
周面に設けたコーン状を為すラチエツト爪又は歯
が、キヤツプ本体の環状突起の外周面に設けたコ
ーン状をなすラチエツト歯又は爪と係合し、通常
の回転トルクによつては両者が外れないようにな
つている。
そして、例えば車輌の衝突等のように大きな外
力が蓋体に作用すると、蓋体とキヤツプ本体にそ
れぞれ設けられて係合しているラチエツト歯と爪
とが外れ、蓋体がキヤツプ本体から離脱する。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本考案を詳細に説明
する。
第2図は、本考案に係る燃料タンク用樹脂キヤ
ツプを示したものである。
同図において、7は内部に雌ねじ8を、外部に
雄ねじ9を有する樹脂製のキヤツプ本体である。
このキヤツプ本体7は、その上部に外方に突出す
る環状突起10が設けてある。この環状突起10
は、フイラネツク15に向かつて縮径するコーン
状を為している。そして、このコーン状を為す環
状突起10の外周面にはそのコーン状に沿つてラ
チエツト爪又は歯10aが形成されている。11
は中央部にスリツト付雄ねじ12を有する樹脂製
の蓋体である。この蓋体11には下部内面にリン
グ13が設けてある。このリング13の内周面は
フイラネツク15に向かつて拡径するコーン状と
すると共に、このコーン状を為すリング13の内
周面にキヤツプ本体7に設けたラチエツト爪又は
歯10aと係合するラチエツト歯又は爪13aが
設けてある。前記キヤツプ本体7の雌ねじ8に蓋
体11側の雄ねじ12を螺合させ、また、キヤツ
プ本体7側の環状突起10に蓋体11側のリング
13を係合させて蓋体11をキヤツプ本体7に装
着している。そして、O−リング14を介して燃
料タンクのフイラネツク15に着脱自在に螺着し
ている。尚、リング13は、装着後熱溶着で取り
付けてある。
このような燃料タンク用樹脂キヤツプによれ
ば、車輌衝突時激しい方向性不定の衝撃力によつ
て相互に係合しているキヤツプ本体7側の環状突
起10と蓋体11のリング13が位置ずれし、同
時に強度の弱いこれらのコーン状を為すラチエツ
ト爪又は歯10aと係合するラチエツト歯又は爪
13aとの端部が抜けて第3図に示すように蓋体
11のみがキヤツプ本体7から外れてキヤツプ本
体7側には亀裂等が生じない。従つて、キヤツプ
本体7はフイラネツク15に螺着したままになつ
ており、衝突による燃料洩れが未然に防止され
る。
また、不断においては、環状突起10とリング
13とは、コーン状を為すラチエツト爪又は歯1
0aと係合するラチエツト歯又は爪13aとの斜
辺に該当する長い面部分同士が係合しており、蓋
体11に比較的大きな外力が加わつても外れるこ
とはない。しかも長い面部分同士の係合による充
分な保持強度によつて亀裂等が生ずることもな
い。
本考案は、自動車の燃料タンク用樹脂キヤツプ
に最適であるが、勿論その他の車輌用の燃料タン
ク用樹脂キヤツプにも適するものである。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、外方に突出
する環状突起を上部に設け、この環状突起にラチ
エツト爪又は歯を形成したキヤツプ本体と、この
キヤツプ本体に設けたラチエツト爪又は歯と係合
するラチエツト歯又は爪を形成したリングを内面
に設けた蓋体とを有し、蓋体をキヤツプ本体に組
み付けて燃料タンクのフイラネツクに装着するよ
うに構成した燃料タンク用樹脂キヤツプにおい
て、環状突起をフイラネツクに向かつて縮径する
コーン状とすると共に、このコーン状を為す環状
突起の外周面にラチエツト爪又は歯を設けたキヤ
ツプ本体と、リングの内周面をフイラネツク内方
に向かつて拡径するコーン状とすると共に、この
コーン状を為すリングの内周面にキヤツプ本体に
設けたラチエツト爪又は歯と係合するラチエツト
歯又は爪を設けた蓋体とで構成したものであるか
ら、常態では蓋体のリングの内周面に設けたコー
ン状を為すラチエツト爪又は歯が、キヤツプ本体
の環状突起の外周面に設けたコーン状をなすラチ
エツト歯又は爪と係合し、通常の燃料タンク用キ
ヤツプと同様に、通常の回転トルク等のような不
断比較的大きな外力が加わつても、蓋体がキヤツ
プ本体から外れない。
そして、例えば車輌の衝突等のように大きな外
力が蓋体が作用すると、蓋体とキヤツプ本体にそ
れぞれ設けられて係合しているラチエツト歯と爪
とが外れ、キヤツプ本体を損傷させることなく容
易に蓋体がキヤツプ本体から離脱し、キヤツプ本
体を燃料タンクのフイラネツクに残し、燃料が洩
れるのを防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の燃料タンク用樹脂キヤツプの断
面図である。第2図は本考案に係る燃料タンク用
樹脂キヤツプの一実施例の断面図である。第3図
は車輌衝突時における状態の本考案の燃料タンク
用樹脂キヤツプの断面図である。 主要な部分の符号の説明、7……キヤツプ本
体、10……環状突起、11……蓋体、13……
リング、14……O−リング、15……フイラネ
ツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外方に突出する環状突起を上部に設け、この環
    状突起にラチエツト爪又は歯を形成したキヤツプ
    本体と、このキヤツプ本体に設けたラチエツト爪
    又は歯と係合するラチエツト歯又は爪を形成した
    リングを内面に設けた蓋体とを有し、蓋体をキヤ
    ツプ本体に組み付けて燃料タンクのフイラネツク
    に装着するように構成した燃料タンク用樹脂キヤ
    ツプにおいて、環状突起をフイラネツクに向かつ
    て縮径するコーン状とすると共に、このコーン状
    を為す環状突起の外周面にラチエツト爪又は歯を
    設けたキヤツプ本体と、リングの内周面をフイラ
    ネツク内方に向かつて拡径するコーン状とすると
    共に、このコーン状を為すリングの内周面にキヤ
    ツプ本体に設けたラチエツト爪又は歯と係合する
    ラチエツト歯又は爪を設けた蓋体とで構成したこ
    とを特徴とする燃料タンク用樹脂キヤツプ。
JP10075783U 1983-06-29 1983-06-29 燃料タンク用樹脂キヤツプ Granted JPS608249U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10075783U JPS608249U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 燃料タンク用樹脂キヤツプ

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JP10075783U JPS608249U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 燃料タンク用樹脂キヤツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS608249U JPS608249U (ja) 1985-01-21
JPS6330708Y2 true JPS6330708Y2 (ja) 1988-08-16

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ID=30238220

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JP10075783U Granted JPS608249U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 燃料タンク用樹脂キヤツプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4596821B2 (ja) * 2004-05-28 2010-12-15 株式会社アステア 給油口キャップ
JP4596822B2 (ja) * 2004-05-28 2010-12-15 株式会社アステア 給油口キャップ

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JPS608249U (ja) 1985-01-21

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