JPS63307013A - トップ包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は紡績工場等においてスライバを巻き取ったトッ
プ（ボール）の包装に使用される包装装置に関する。

［従来技術］ 紡績工場においてスライバを巻き取ったトップは、後続
工程に送るためにポリエチレン等の袋に１個づつ詰めら
れるが、従来この包装は作業者が人手で行なっていた。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、数多くのトップを作業者が人手で一々袋
に詰めるのは非能率的であるとともに煩雑かつ単調な繰
返し作業であるため作業者の負担も大きいという問題点
があった。

［問題点を解決するための手段］ 上記問題点を解決するため、本発明は次のような構成の
包装装置を提供する。

すなわち、本発明にかかるトップ包装装置は、包装用の
袋を積み重ねて保持するマガジンと、該マガジンから袋
を１枚づつ取り出す取出し装置と、取り出された袋の口
を開く開口装置と、開口した袋にトップを押し込む押込
み装置と、トップを入れた袋の開口部をシールするシー
ル装置とを備えている。

［作用］ 必要数の袋を予めマガジン内に入れておき、装置を始動
させると、取り出し装置がマガジン内の袋を１枚づつ取
り出し、開口装置がその袋の口を開く。そして押込み装
置がトップを袋の中に押し込み、シール装置が袋の口を
シールする。このようにしてトップが順次自動的に包装
される。

［実施例］ 以下、図面にあられされた実施例について説明する。

このトップ包装装置１は、多数の合成樹脂製袋を積み重
ねて収容保持するマガジン２と、取出し装置３と、下部
開口装置４と、押込み装置５と、ラベル供給装置６と、
シール装置７を備えてなる。

マガジン２の上面には格子状の受台９が設けられており
、この受台の下にシート状の袋１０．−が積み重ねて収
容される。袋の後端部（底部）は後部押え装置１２のエ
ツジ状押え具１３によって適当な力で押えられている゛
。なお、積み重ねられた袋１０、−の最下部には弾力の
あるウレタンシート１４が敷かれている。

格子状の受台９は、常時はマガジン２の後端部を除く上
面の大半を覆っているが、袋の取出し時には図示しない
モータによりマガジン２の下側へ巻き込まれ、マガジン
２の上面を開放するようになっている。

取出し装置３は機枠１５に前後に揺動自在に支持されて
おり、下端部には袋の巾方向の両端部付近を吸着する粘
着テープ付きの吸盤１６．１６を有するフレーム１７が
設けられている。吸盤１６は袋を確実に１枚づつ取り出
すことができるものであればよいので、真空圧による空
気式の吸盤を用いてもよい。この吸盤１６の付近には上
下に回動して袋の開口部をつかむフック１６ａ、１６ａ
が設けられている。

フレーム１７はエアシリンダのピストンロッド１８に取
り付けられており、マガジン２内に積み重ねられている
袋のうち最上部のものの開口部付近を吸着して１枚づつ
取り出し、マガジン２の前方の開口位置に搬送するよう
になっている。

開口装置はマガジン２の前方の開口位置に設けられた下
部開口袋Ｍ４と前記取出し装置３とで構成される。下部
開口装置４は、エアシリンダによって上下動するフレー
ム２０と、該フレームと一体に移動し該フレームとの間
で袋１０の下端部を挟持する左右１対のクランプ２１．
２１をそなえ、前記フレーム上面には袋ｌＯを吸着する
粘着テープが貼着されている。この粘着テープのかわり
に真空圧式の吸盤を設けておいてもよい。

開口装置の前方には開口された袋ｌＯの内側へ部分的に
嵌合し、その内部をトップ（ボール）が前後方向に通過
する案内用のマウス２２が前後動自在に設けられている
。マウス２２は基部をなす環状の枠体２２ａに４枚の弾
性金属板２２ｂ、−を概略角筒状に取り付けてなり、該
金属板２２ｂ、−が袋１０の開口部に挿入されるように
なっている。

開口装置の両側部には袋閉じ装置２５の引掛具２６、２
６が設けられている。引掛具２６は左右方向に移動可能
に設けられており、開口した袋ｌＯの上下方向中央位置
において袋ｌＯの左右側縁部に係合し、これら両側縁部
を外向きに引張ることにより、袋ｌＯの口を上下に閉じ
るようになっている。

押込み装置５はマウス２２を通して手前側から袋ｌＯ内
へボール３０を押し込む装置であり、テレスコープ形の
エアシリンダ２８で前後動する押し棒２９からなる。こ
の押込み装置５には包装装置ｌに並設された巻取り装置
３２から押し出されたボール３０を受は取って該押込み
装置の受入れ位置に運ぶケージ３３をそなえたボール供
給袋［３５が機能的に接続されている。

ラベル供給袋Ｍ６は、ラベル３７．・−を積み重ねて保
持するラベルマガジン４０と該ラベルマガジンからラベ
ル３７を１枚づつ取り出して袋１０の内部へ投入するラ
ベル取出アーム４１からなる。

ラベルマガジン４０は底部中央部が開口しており、最下
部のラベルの下面の大部分が露出した状態で保持される
ようになっている。なお、ラベルマガジン４０はエアシ
リンダの働きにより上下に移動するようにな）ている。

ラベル取出アーム４１はラベルマガジン４０の直下部か
ら開口している袋ｌＯの位置まで左右に往復動可能で、
かつ袋ｌＯの位置で該袋側に倒れ込む方向に回動可能に
設けられている。取出しアーム４１の先端部にはラベル
３７を吸着する真空圧式の吸盤４３が設けられている。

ラベルマガジン４０が上部位置にあるときは起立装態に
ある取出しアーム４１の吸盤との間に間隔があるが、ラ
ベルマガジン４０が下部位置に下降すると、最下部のラ
ベル３７が吸盤４３に当接し、吸引方向の空気流により
て該吸盤に吸着されるようになっている。この吸着状態
で取出しアーム４１が横方向に移動すると、吸盤４３に
吸着された１枚のラベル３７がラベルマガジン４０の底
部開口部から抜き取られ、取出しアーム４１によって袋
１０の開口部まで運ばれたのち、該取出しアームの転倒
と吸盤からの吐出気流によって袋内に投入される。

シール装置７は、上下動自在に支持された基体５０に上
下一対の熱板５１．５１を有するアームを回動自在に取
り付けてなるヒートシーラーである。袋閉じ装置ｚ５の
左右の引掛具２Ｂ、　２６によって閉じられた袋ｌＯの
開口部を上下方向から挟圧するとともに加熱して、該袋
の開口部をシールするようになフている。

この包装装置１には、ボール３０を包装した袋ＩＯを受
台９上から横向きに押し出す送出し装Ｍ５５が設けられ
ている。送出し装Ｍ５５はレール５６に沿つて移動する
押板５７をそなえている。

また、マガジン２内に袋があるかどうかを検出するセン
サー、袋が吸盤１６に１枚だけ吸着されたかどうか検出
するセンサ、ラベルマガジン内におけるラベルの有無を
検出するセンサ、袋が開口されたかどうかを検出するセ
ンサ、ボールが袋内にうまく押し込まれたかどうかを検
出するセンサ、ラベルがうまくラベルマガジンから取り
出されたかどうかを検出するセンサ、袋のシールが完全
に行なわれたかどうかを検出するセンサ等が設けられて
おり、これらセンサの検出結果に基いて自動停止するよ
うになっている。

つぎに、この包装装置１の動作について説明する。この
包装装置１の使用に際しては、マガジンｚ内にシート状
の包装用の袋１Ｏ０−を積み重ねて収容するとともに、
ラベルマガジン４０内にラベル３７、−を同様に積み重
ねて収容する。また、巻取り装置３２を起動してスライ
バを巻き取り、ボールを製造する。

先ず、格子状の受台９がマガジン２の下側に巻き込まれ
、袋ｌＯの上面全体が露出する。ここで、取出し装置３
がマガジン２側へ回動してエアシリンダが伸長し、これ
によって下降するフレーム１７の吸ＷｉＩＩｓ、１６が
袋１０の開口端部上面を吸着する。

袋１０を吸着した取出し装置３は前方へ回動して開口位
置に停止する。このとき、下部開口装置４のフレーム２
０が上動しており、取出し装置３が袋１０の下面をフレ
ーム２０上面に押し付けて吸着させる。この吸着時に、
袋ＩＯを保持する取出し装置３の吸盤をフレーム２０側
に押し付けたまま短かい距離で前後に数回揺動させ、袋
ｌＯの開口部の上下両面を互いにこすり合わせて開口し
やすくするのが好ましい。

取出し装置３のエアシリンダを収縮させると、袋１０の
下面がフレーム２０に固定された状態で吸盤１６．１６
が袋１０の上面を持ち上げるため第５図に示す如く袋ｌ
Ｏが開口する。格子状の受台９が、取り出された袋ＩＯ
の下面とマガジン２との間を通って引き出され、マガジ
ン２の上面をふたたび覆うので、取り出された袋は受台
９上に載置された状態となる。なお、吸盤１６．１６の
上昇の途中で上部フック１６ａ、１６ａが回動して袋１
０の上縁部を吸盤１６．１６とともに保持する。また、
これとほぼ同時に下側のクランプ２１．２１が回動して
袋の下面側を保持する。

袋閉じ装置２５の左右の引掛具２６．２６が包装装置の
左右両端部から中央側へ移動してきて袋ｌＯの開口両側
部をつかんだのち若干後退する。このため、袋１０の開
口部は第６図に示す如く若干左右方向にも拡げられた状
態となる。

一方、ラベル供給装置６のラベルマガジン４０が下動し
、取出しアーム４１がラベル３７を１枚抜き取って中央
部に移動するとともに、袋１０内へ倒れ込んでラベル３
７を袋１０内に放出する。この間にラベルマガジン４０
は上動するとともに、ラベルを放出したアーム４１は元
の位置に復帰する。

マウス２２が移動してきて、第６図に示す如く袋１０の
開口部に嵌合する。同時に巻取り装置３２からボールが
運ばれてきて押込み装置５によってマウス２２を通して
袋ＩＯ内へ押し込まれる。

マウス２２が後退し、上部のフック１６ａと下部のクラ
ンプ２１が袋から外れるとともに、引掛具２６゜２６が
外に向って左右方向に後退するため、袋１ｏの開口部は
左右方向に引張られ、第７図に示す如く開口部の上縁と
下縁が直線状に重なり合って閉じられる。

シール装置７が下降してきて第８図に示す如く熱板５１
．５１が閉じられている袋の開口部を上下に挟圧加熱し
、この部分をシールする。シールが終るとシール装置７
は上昇し、送出し装置５５が作動して包装されたボール
を受台９上から側方へ送り出す。

このトップ包装袋Ｍ１は、マガジンに積み重ねて収容さ
れている袋を１枚づつ取り出して開口させ、ラベルを１
枚づつ投入するとともに、巻取り装置３２で巻き取られ
たボール（トップ）をボール供給装置３５で押込み装置
５の位置まで搬送して袋の中に押し込み、袋の開口部を
シールして送り出す一連の操作を自動的に行なうもので
あるから、作業者の労力は殆んど不要である。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明にかかるラベル
包装装置は、包装用の袋の口を開いてボールとラベルを
入れ、袋の開口部をシールする作業を自動的に行なうの
で、単調な繰返し作業を人手で行なう必要がなくなり、
作業能率が向上するとともに、作業者の労力を低減する
ことが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図は本発明の１実施例をあられす
正面図、側面図および平面図、第４図（ａ）　、　（ｂ
）はボール供給装置の説明図、第５図（ａ）。 （ｂ）、第６図（ａ）、（ｂ）　、第７図、第８図は動
作の説明図、第９図は動作の流れをあられすフローチャ
ートである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）包装用の袋を積み重ねて保持するマガジンと、該
   マガジンから袋を１枚づつ取り出す取出し装置と、取り
   出された袋の口を開く開口装置と、開口した袋にトップ
   を押し込む押込み装置と、トップを入れた袋の開口部を
   シールするシール装置とを備えてなるトップ包装装置。