JPS63306B2 - - Google Patents
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- JPS63306B2 JPS63306B2 JP53147019A JP14701978A JPS63306B2 JP S63306 B2 JPS63306 B2 JP S63306B2 JP 53147019 A JP53147019 A JP 53147019A JP 14701978 A JP14701978 A JP 14701978A JP S63306 B2 JPS63306 B2 JP S63306B2
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Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Tubes (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、プラスチツクにより一体成形したチ
ユーブ本体の胴部を不浸透性を含む積層あるいは
単層のフイルムで覆い、かつ肩部についても不浸
透性層を含む環状物で覆つたチユーブ容器の製造
方法に関するものである。 〔従来の技術〕 従来の技術としては、特公昭47−48583号公報
に記載されているものがある。 すなわち、プラスチツク材料製層の少なくとも
内面が接合された不浸透性箔材料製層を具備する
チユーブ状の本体部と、該本体部の一端に接合さ
れた供与用頭部部片とを包含した圧潰可能容器の
製造方法において、プラスチツク材料製層に少く
とも内面が接合された不浸透材料製層にて構成さ
れたチユーブ上の本体部を形成する工程と、上記
本体部の一端に頭部部片を形成する工程とを包含
しており、その射出樹脂により、胴部と肩部及び
頭部と不浸透性箔材料層とを接合・一体化するこ
とを特徴とするものである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記容器は、射出成型により、胴部と
肩部を接合しているので、胴部と肩部との接合が
完全ではないため、頻繁に使用していると接合部
から破れる可能性があり、破袋強度が劣るという
問題がある。また、肩部への印刷は作業工程が複
雑であるため、現在ほとんど実施されていない。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記問題を解決するためになされた
もので、熱可塑性樹脂によりインジエクシヨンブ
ロー成形法にて頭部、肩部、および胴部を成形す
る際に、予め成形された不浸透性の環状物を射出
金型内に吸引機構により密着固定し、射出金型を
上昇させパリソンを成形した後に、圧縮空気を吹
込む工程において、肩部、胴部を成形すると同時
に上記環状物を肩部へ一体化して半成形品のチユ
ーブ本体を成形し、次いでこのチユーブ本体の胴
部外面を不浸透性層を有する巻付フイルムを加熱
加圧ローラーにて巻付ける工程とからなる。 〔作用〕 本発明は、インジエクシヨンブロー成形により
頭部、肩部、胴部を一体に成形し、しかも肩部、
胴部に不浸透性層を設けることにより、それぞれ
相互の一体性が優れており、優れた破袋強度およ
び内容物保存性をチユーブ容器にもたせることが
できる。 〔実施例〕 次に図面に基いて本発明の実施例を説明する。 まず、第1図は、本発明に基いて製造されるチ
ユーブ容器の一実施例を示す断面図であり、1は
ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂
よりキヤツプ用の螺子部を有する頭部2、円錘台
形状の肩部3および円筒状の胴部4をインジエク
シヨンブロー成形法により一体成形したチユーブ
本体である。上記チユーブ本体1の胴部4の外周
全面に単層あるいは多層の不浸透性の巻付フイル
ム5を巻締貼着し、かつチユーブ本体1の肩部3
の外側面に単層あるいは多層の不浸透性の環状物
6を貼着あるいは埋込んだことを特徴とするチユ
ーブ容器である。 上記チユーブ本体1の胴部4に巻締める不浸透
性の巻付フイルム5の構成としては、胴部4のガ
スあるいは水蒸気遮蔽性を高めるものとして、基
本的実施例を第2図に示すと、透明なポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト等の熱可塑性樹脂等よりなる基材7に印刷8を
施し、任意の絵柄を得、しかる後にアルミニウム
等の金属箔9と低温接着樹脂10を貼り合わせた
ものが一般的であり、さらに上記金属箔9と低温
接着樹脂10との間に接着剤、熱可塑性樹脂層等
を設けることにより使用時の金属箔の亀裂、ピン
ホールの防止により遮断性に優れた種々の巻付け
フイルム5が使用できる。 次に、肩部3のガス透過性を防ぐために貼着あ
るいは埋込ませる不浸透性の環状物6の構成を示
すと、まず第一にフエノール樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂、ノボラツク樹脂等の熱硬化性樹脂
を射出成形等により一体に成形した環状物、第二
にはアルミニウム等の金属箔の両面あるいは片面
にポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリエチ
レン、エチレン酢酸ビニル共重合体、アイオノマ
ーその他共重合物等の熱可塑性樹脂を積層した積
層シートを打抜いた後に絞り成形した環状物、第
三には外層がポリアミド、エチレンビニールアル
コール共重合体等の不浸透性樹脂の内層に接着性
樹脂を設けた環状物などが使用できる。さらに
は、環状物の最外層を透明フイルムとし種々の印
刷を施した後、金属箔を貼り合わせて環状物を成
形するなど上記構成の環状物6の外面に印刷を施
したものを使用すれば従来ほとんど不可能であつ
たチユーブ容器の肩部への絵柄形成が可能とな
り、チユーブ容器の意匠効果を向上するようにな
る。 また環状物6の形状として本実施例において
は、肩部3のみに貼着しているが、第3−a図、
第3−b図に示すようにチユーブ頭部3、胴部4
へ延長するなど種々の形が使用できる。 次に本発明のチユーブ容器の製造方法について
説明する。まず第一段階として第4図に示すよう
なチユーブ肩部3に環状物6が貼着された半成形
品を作成するのであるが、その工程に使用する成
形機を第5図に示してある。第5図においてAは
溶融樹脂を射出するヘツド部、Bは胴部成形用の
ブロー金型部、Cは頭部および肩部成形用の射出
金型部である。ここで半成形品の製造の動作順序
を説明すると、第一工程として前記の構成からな
る不浸透性の環状物6をヘツド部Aのダイ11上
に裁置し、次いで射出金型部Cをヘツド部Aまで
下降させ、環状物6が射出金型部Aの肩部成形金
型部12内面に接触させる。第6図に示すように
このときに射出金型部C内に設けた吸引機構13
により環状物6を肩部成形用金型部12内面に密
着固定する。この吸引動作は最終のブロー金型が
開く工程まで継続する。 次いでスクリユー(図示せず)を前進させ前記
チユーブ本体用の溶融樹脂を射出金型部C内の頭
部成形用金型部14およびヘツド部Aのテフロン
キヤツプ15による間隙に射出し冷却してチユー
ブ本体1の頭部2を成形すると共に環状物6の端
部をこの頭部2に接合する。次の工程として第7
図に示すように射出金型部Cを所定の位置まで上
昇させ、チユーブ本体1の肩部3および胴部4用
のパリソン16を成形した後、ブロー金型Bを閉
じる。次いで圧搾空気を吹込みチユーブ本体の胴
部及び肩部を成形すると同時に肩部成形用金型部
12内面に密着している環状物6が肩部3に埋込
まれるように融着又は接着させた後、ブロー金型
Cを冷却した後ブロー金型Cを開いて吸引機構を
解除することにより第4図に示すような半成形品
を得る。この半成形品をそのまま使用することも
可能であるが内容物保存性を高めるために回転ロ
ール等により熱および圧力を加えて巻付けフイル
ム5を巻締め貼着して第1図の如きチユーブ容器
を得る。上述の如く本発明の製造方法は、従来よ
り使用されているインジエクシヨンブロー成形法
により、チユーブ本体1の頭部2、肩部3および
胴部4を一体成形すると同時に肩部3外面に不浸
透性の環状物6を一体化することを特徴としたも
のである。 以下さらに具体的に説明する。 チユーブ本体を低密度ポリエチレン(M=
1.0)を用いてインジエクシヨンブロー成形法
により頭部、肩部、胴部を一体的に成形する際
に、外層から透明ポリプロピレンフイルム
(20μ厚)、任意の絵柄印刷、アルミ箔(20μ
厚)、そして最内層がポリエチレンである総厚
60μの環状物を挿入し、肩部に不浸透性を有す
る環状物が一体化された胴部の肉厚が300μで
あるチユーブ本体を成形し、このチユーブ本体
の胴部には外層よりポリプロピレン、印刷層、
アルミ箔、ポリエチレン、最内層がエチレン−
酢酸ビニル共重合物に粘着付与剤が添加された
低温接着樹脂層を積層した巻付けフイルムを加
熱温度200℃、ロール表面スピード5cm/secの
条件で巻付け、内径38mm、容量190c.c.のスクイ
ズ性の良いチユーブ容器を作成し、サンプル1
とした。 チユーブ本体を低密度ポリエチレン(M=
1.0)を用いて前記インジエクシヨンブロー成
形法により成形する際に、予め尿素樹脂により
成形された環状物を挿入し、不浸透性の肩部を
有する胴部肉厚300μのチユーブ本体を成形し、
このチユーブ本体の胴部へポリエチレンテレフ
タレートフイルム(12μ厚)にグラビア印刷法
により絵柄を印刷し、さらにアルミニウム箔
(9μ厚)およびエチレン酢酸ビニル共重合体に
粘着付与剤を添加した低温接着樹脂を積層した
巻付けフイルムをサンプル1と同様の条件で巻
付け、内径38mm、容量190c.c.のスクイズ性の良
いチユーブ容器を作成し、サンプル2とした。 低密度ポリエチレンを使用し、インジエクシ
ヨンブロー成形により肉厚500μ、内径38mm、
容量180c.c.のポリエチレン単体チユーブ容器を
作成し、比較品1とした。 アルミニウム単体のに肉厚150μ、内径30mm、
容量160c.c.のチユーブ容器を作成し、比較品2
とした。 次に、サンプル1,2及び比較品1,2の酸素
透過率、透過度を比較した結果を表1に示す。
ユーブ本体の胴部を不浸透性を含む積層あるいは
単層のフイルムで覆い、かつ肩部についても不浸
透性層を含む環状物で覆つたチユーブ容器の製造
方法に関するものである。 〔従来の技術〕 従来の技術としては、特公昭47−48583号公報
に記載されているものがある。 すなわち、プラスチツク材料製層の少なくとも
内面が接合された不浸透性箔材料製層を具備する
チユーブ状の本体部と、該本体部の一端に接合さ
れた供与用頭部部片とを包含した圧潰可能容器の
製造方法において、プラスチツク材料製層に少く
とも内面が接合された不浸透材料製層にて構成さ
れたチユーブ上の本体部を形成する工程と、上記
本体部の一端に頭部部片を形成する工程とを包含
しており、その射出樹脂により、胴部と肩部及び
頭部と不浸透性箔材料層とを接合・一体化するこ
とを特徴とするものである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記容器は、射出成型により、胴部と
肩部を接合しているので、胴部と肩部との接合が
完全ではないため、頻繁に使用していると接合部
から破れる可能性があり、破袋強度が劣るという
問題がある。また、肩部への印刷は作業工程が複
雑であるため、現在ほとんど実施されていない。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記問題を解決するためになされた
もので、熱可塑性樹脂によりインジエクシヨンブ
ロー成形法にて頭部、肩部、および胴部を成形す
る際に、予め成形された不浸透性の環状物を射出
金型内に吸引機構により密着固定し、射出金型を
上昇させパリソンを成形した後に、圧縮空気を吹
込む工程において、肩部、胴部を成形すると同時
に上記環状物を肩部へ一体化して半成形品のチユ
ーブ本体を成形し、次いでこのチユーブ本体の胴
部外面を不浸透性層を有する巻付フイルムを加熱
加圧ローラーにて巻付ける工程とからなる。 〔作用〕 本発明は、インジエクシヨンブロー成形により
頭部、肩部、胴部を一体に成形し、しかも肩部、
胴部に不浸透性層を設けることにより、それぞれ
相互の一体性が優れており、優れた破袋強度およ
び内容物保存性をチユーブ容器にもたせることが
できる。 〔実施例〕 次に図面に基いて本発明の実施例を説明する。 まず、第1図は、本発明に基いて製造されるチ
ユーブ容器の一実施例を示す断面図であり、1は
ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂
よりキヤツプ用の螺子部を有する頭部2、円錘台
形状の肩部3および円筒状の胴部4をインジエク
シヨンブロー成形法により一体成形したチユーブ
本体である。上記チユーブ本体1の胴部4の外周
全面に単層あるいは多層の不浸透性の巻付フイル
ム5を巻締貼着し、かつチユーブ本体1の肩部3
の外側面に単層あるいは多層の不浸透性の環状物
6を貼着あるいは埋込んだことを特徴とするチユ
ーブ容器である。 上記チユーブ本体1の胴部4に巻締める不浸透
性の巻付フイルム5の構成としては、胴部4のガ
スあるいは水蒸気遮蔽性を高めるものとして、基
本的実施例を第2図に示すと、透明なポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト等の熱可塑性樹脂等よりなる基材7に印刷8を
施し、任意の絵柄を得、しかる後にアルミニウム
等の金属箔9と低温接着樹脂10を貼り合わせた
ものが一般的であり、さらに上記金属箔9と低温
接着樹脂10との間に接着剤、熱可塑性樹脂層等
を設けることにより使用時の金属箔の亀裂、ピン
ホールの防止により遮断性に優れた種々の巻付け
フイルム5が使用できる。 次に、肩部3のガス透過性を防ぐために貼着あ
るいは埋込ませる不浸透性の環状物6の構成を示
すと、まず第一にフエノール樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂、ノボラツク樹脂等の熱硬化性樹脂
を射出成形等により一体に成形した環状物、第二
にはアルミニウム等の金属箔の両面あるいは片面
にポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリエチ
レン、エチレン酢酸ビニル共重合体、アイオノマ
ーその他共重合物等の熱可塑性樹脂を積層した積
層シートを打抜いた後に絞り成形した環状物、第
三には外層がポリアミド、エチレンビニールアル
コール共重合体等の不浸透性樹脂の内層に接着性
樹脂を設けた環状物などが使用できる。さらに
は、環状物の最外層を透明フイルムとし種々の印
刷を施した後、金属箔を貼り合わせて環状物を成
形するなど上記構成の環状物6の外面に印刷を施
したものを使用すれば従来ほとんど不可能であつ
たチユーブ容器の肩部への絵柄形成が可能とな
り、チユーブ容器の意匠効果を向上するようにな
る。 また環状物6の形状として本実施例において
は、肩部3のみに貼着しているが、第3−a図、
第3−b図に示すようにチユーブ頭部3、胴部4
へ延長するなど種々の形が使用できる。 次に本発明のチユーブ容器の製造方法について
説明する。まず第一段階として第4図に示すよう
なチユーブ肩部3に環状物6が貼着された半成形
品を作成するのであるが、その工程に使用する成
形機を第5図に示してある。第5図においてAは
溶融樹脂を射出するヘツド部、Bは胴部成形用の
ブロー金型部、Cは頭部および肩部成形用の射出
金型部である。ここで半成形品の製造の動作順序
を説明すると、第一工程として前記の構成からな
る不浸透性の環状物6をヘツド部Aのダイ11上
に裁置し、次いで射出金型部Cをヘツド部Aまで
下降させ、環状物6が射出金型部Aの肩部成形金
型部12内面に接触させる。第6図に示すように
このときに射出金型部C内に設けた吸引機構13
により環状物6を肩部成形用金型部12内面に密
着固定する。この吸引動作は最終のブロー金型が
開く工程まで継続する。 次いでスクリユー(図示せず)を前進させ前記
チユーブ本体用の溶融樹脂を射出金型部C内の頭
部成形用金型部14およびヘツド部Aのテフロン
キヤツプ15による間隙に射出し冷却してチユー
ブ本体1の頭部2を成形すると共に環状物6の端
部をこの頭部2に接合する。次の工程として第7
図に示すように射出金型部Cを所定の位置まで上
昇させ、チユーブ本体1の肩部3および胴部4用
のパリソン16を成形した後、ブロー金型Bを閉
じる。次いで圧搾空気を吹込みチユーブ本体の胴
部及び肩部を成形すると同時に肩部成形用金型部
12内面に密着している環状物6が肩部3に埋込
まれるように融着又は接着させた後、ブロー金型
Cを冷却した後ブロー金型Cを開いて吸引機構を
解除することにより第4図に示すような半成形品
を得る。この半成形品をそのまま使用することも
可能であるが内容物保存性を高めるために回転ロ
ール等により熱および圧力を加えて巻付けフイル
ム5を巻締め貼着して第1図の如きチユーブ容器
を得る。上述の如く本発明の製造方法は、従来よ
り使用されているインジエクシヨンブロー成形法
により、チユーブ本体1の頭部2、肩部3および
胴部4を一体成形すると同時に肩部3外面に不浸
透性の環状物6を一体化することを特徴としたも
のである。 以下さらに具体的に説明する。 チユーブ本体を低密度ポリエチレン(M=
1.0)を用いてインジエクシヨンブロー成形法
により頭部、肩部、胴部を一体的に成形する際
に、外層から透明ポリプロピレンフイルム
(20μ厚)、任意の絵柄印刷、アルミ箔(20μ
厚)、そして最内層がポリエチレンである総厚
60μの環状物を挿入し、肩部に不浸透性を有す
る環状物が一体化された胴部の肉厚が300μで
あるチユーブ本体を成形し、このチユーブ本体
の胴部には外層よりポリプロピレン、印刷層、
アルミ箔、ポリエチレン、最内層がエチレン−
酢酸ビニル共重合物に粘着付与剤が添加された
低温接着樹脂層を積層した巻付けフイルムを加
熱温度200℃、ロール表面スピード5cm/secの
条件で巻付け、内径38mm、容量190c.c.のスクイ
ズ性の良いチユーブ容器を作成し、サンプル1
とした。 チユーブ本体を低密度ポリエチレン(M=
1.0)を用いて前記インジエクシヨンブロー成
形法により成形する際に、予め尿素樹脂により
成形された環状物を挿入し、不浸透性の肩部を
有する胴部肉厚300μのチユーブ本体を成形し、
このチユーブ本体の胴部へポリエチレンテレフ
タレートフイルム(12μ厚)にグラビア印刷法
により絵柄を印刷し、さらにアルミニウム箔
(9μ厚)およびエチレン酢酸ビニル共重合体に
粘着付与剤を添加した低温接着樹脂を積層した
巻付けフイルムをサンプル1と同様の条件で巻
付け、内径38mm、容量190c.c.のスクイズ性の良
いチユーブ容器を作成し、サンプル2とした。 低密度ポリエチレンを使用し、インジエクシ
ヨンブロー成形により肉厚500μ、内径38mm、
容量180c.c.のポリエチレン単体チユーブ容器を
作成し、比較品1とした。 アルミニウム単体のに肉厚150μ、内径30mm、
容量160c.c.のチユーブ容器を作成し、比較品2
とした。 次に、サンプル1,2及び比較品1,2の酸素
透過率、透過度を比較した結果を表1に示す。
【表】
次に市販の練歯磨(200g)をサンプル1,2
及び比較品1,2に充填し、40℃、90%RHの条
件下で30日放置したときの重量変化を表2に示
す。
及び比較品1,2に充填し、40℃、90%RHの条
件下で30日放置したときの重量変化を表2に示
す。
本発明のチユーブ容器の製造方法は、頭部、肩
部、胴部をインジエクシヨンブロー成形にて一体
成形しているので、従来の射出成形法により、胴
部と肩部を接合する製造方法に比較して破袋強度
に優れており、頻繁に行う押出し作業にも耐え得
るチユーブ容器を簡単な工程で得ることができ
る。 チユーブに近い値をもつているので、内容物の
保存性に優れたチユーブ容器である。
部、胴部をインジエクシヨンブロー成形にて一体
成形しているので、従来の射出成形法により、胴
部と肩部を接合する製造方法に比較して破袋強度
に優れており、頻繁に行う押出し作業にも耐え得
るチユーブ容器を簡単な工程で得ることができ
る。 チユーブに近い値をもつているので、内容物の
保存性に優れたチユーブ容器である。
図面は、本発明の実施例を示すものであり、第
1図は、本発明により得られるチユーブ容器を示
す断面図であり、第2図は巻付けフイルムの構成
を示す一実施例であり、第3−a図、第3−b図
は本発明の他の実施例によるチユーブ容器の断面
図であり、第4図は肩部に環状物が一体化されて
状態の半成形品を示す断面図であり、第5図は本
発明のチユーブ容器を製造する装置を示す簡略図
であり、第6図は頭部成形を示す簡略図であり、
第7図はパリソン成形を示す簡略図である。 1……チユーブ本体、2……頭部、3……肩
部、4……胴部、5……巻付フイルム、6……環
状物、7……基材、8……印刷、9……金属箔、
10……低温接着樹脂、11……ダイ、12……
肩部成形用金型部、13……吸引機構、14……
頭部成形用金型部、15……テフロンキヤツプ、
16……パリソン、A……ヘツド部、B……ブロ
ー金型部、C……射出金型部。
1図は、本発明により得られるチユーブ容器を示
す断面図であり、第2図は巻付けフイルムの構成
を示す一実施例であり、第3−a図、第3−b図
は本発明の他の実施例によるチユーブ容器の断面
図であり、第4図は肩部に環状物が一体化されて
状態の半成形品を示す断面図であり、第5図は本
発明のチユーブ容器を製造する装置を示す簡略図
であり、第6図は頭部成形を示す簡略図であり、
第7図はパリソン成形を示す簡略図である。 1……チユーブ本体、2……頭部、3……肩
部、4……胴部、5……巻付フイルム、6……環
状物、7……基材、8……印刷、9……金属箔、
10……低温接着樹脂、11……ダイ、12……
肩部成形用金型部、13……吸引機構、14……
頭部成形用金型部、15……テフロンキヤツプ、
16……パリソン、A……ヘツド部、B……ブロ
ー金型部、C……射出金型部。
Claims (1)
- 1 熱可塑性樹脂によりインジエクシヨンブロー
成形法にて頭部、肩部、および胴部を成形する際
に、予め成形された不浸透性の環状物を射出金型
内に吸引機構により密着固定し、樹脂を射出して
頭部を成形すると共に上記環状物の端部をこの頭
部に結合し、次いで肩部及び胴部のパリソンを成
形した後に圧縮空気を吹込んでチユーブを成形す
ると共に上記環状物を肩部へ一体化して半成形品
のチユーブ本体を成形し、次いでこのチユーブ本
体の胴部外面を不浸透性層を有する巻付フイルム
を加熱加圧ローラーにて巻付ける工程とからなる
チユーブ容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14701978A JPS5579258A (en) | 1978-11-28 | 1978-11-28 | Tubular container and making method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14701978A JPS5579258A (en) | 1978-11-28 | 1978-11-28 | Tubular container and making method thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5579258A JPS5579258A (en) | 1980-06-14 |
JPS63306B2 true JPS63306B2 (ja) | 1988-01-06 |
Family
ID=15420699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14701978A Granted JPS5579258A (en) | 1978-11-28 | 1978-11-28 | Tubular container and making method thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5579258A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824741U (ja) * | 1981-08-12 | 1983-02-16 | 共同印刷株式会社 | めくら蓋付き押出しチユ−ブ |
JPS6364A (ja) * | 1987-06-19 | 1988-01-05 | 共同印刷株式会社 | めくら蓋付き押出しラミネートチューブの製造法 |
JP2550957Y2 (ja) * | 1990-01-18 | 1997-10-15 | 株式会社吉野工業所 | チューブ容器 |
JP5517020B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2014-06-11 | 株式会社吉野工業所 | アルミラミネートチューブ容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS526283A (en) * | 1975-06-27 | 1977-01-18 | Maegerle Karl | Packaging tube |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5366444U (ja) * | 1976-11-05 | 1978-06-03 |
-
1978
- 1978-11-28 JP JP14701978A patent/JPS5579258A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS526283A (en) * | 1975-06-27 | 1977-01-18 | Maegerle Karl | Packaging tube |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5579258A (en) | 1980-06-14 |
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