JPS6330698Y2 - - Google Patents

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JPS6330698Y2
JPS6330698Y2 JP12523283U JP12523283U JPS6330698Y2 JP S6330698 Y2 JPS6330698 Y2 JP S6330698Y2 JP 12523283 U JP12523283 U JP 12523283U JP 12523283 U JP12523283 U JP 12523283U JP S6330698 Y2 JPS6330698 Y2 JP S6330698Y2
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JP
Japan
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operating lever
nozzle
cap
spout
nozzle opening
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JP12523283U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シヤンプーや洗剤等の液体注出容
器のキヤツプに関する。
〔従来の技術〕
この種のキヤツプの1種に、いわゆるシフトオ
ープン式キヤツプと呼ばれるものが知られてい
る。このものは、例えば実公昭54−32785号公報
に見られるように、キヤツプ本体の天板部中央に
注出ノズルを突設し、この注出ノズルに嵌設した
輪盤状のノズル開閉盤に馬蹄形の操作レバーを起
倒自在に取り付け、この操作レバーにその起立時
に注出ノズルの口端を閉合する栓部を形成したも
のである。このタイプのキヤツプは、開閉状態が
視認しやすく、誤使用の恐れが少なく、かつ製造
が簡単に行えるという利点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このキヤツプにあつては、操作
レバーがポリプロピレンなどの合成樹脂で形成さ
れているので、注出ノズルの開放時(開栓時)操
作レバーを一旦倒しても、その弾性復元力で操作
レバーが徐々に起立状態に復帰し、内容物の注出
を妨害することがあり、また、操作レバーが注出
ノズルを塞がないまでも、使用時容器を傾むけた
ときは操作レバーによつて注出ノズルの注出口が
陰となつて見にくくなり、目的物に向つて正しく
内容物を注ぐことができないことがあるなどの不
都合があつた。
よつて、この考案においては、上記操作レバー
の弾性復元による起立状態への自発的な復帰を防
止することをその技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案では、キヤツプ本体の天板部中央に注
出ノズルを凸設し、この注出ノズルに嵌設される
とともに上記天板部に対して回動可能とされた輪
盤状のノズル開閉盤に馬蹄形の操作レバーを起倒
自在に取り付け、この操作レバーにその起立時に
注出ノズルの注出口を閉じる栓部とその転倒時に
操作レバーを係合固定するための係合部を設け、
この係合部に係合する係止部をノズル開閉盤に設
けるかまたは注出ノズルの側面に凹溝または凸条
の形状で設けることをその解決手段とした。
〔作用〕
操作レバーを倒した転倒時において、操作レバ
ーに形成された係合部と、注出ノズルまたはノズ
ル開閉盤に形成された係合部とが係合し、操作レ
バーが係合固定されて、操作レバーの弾性復元に
よる起立位置への自発的復帰が防止される。
〔実施例〕
第1図ないし第5図はこの考案のキヤツプの第
1の実施例を示すもので、図中符号1は、ポリエ
チレン樹脂などの比較的弾性に富んだ合成樹脂に
より射出成形法などによつて作られたキヤツプ本
体である。このキヤツプ本体1の天板部2は、第
2図および第3図に示すように、キヤツプ本体1
の側壁部3上端より一段落ち込んだ状態にある。
また、天板部2の中央部分はキヤツプ上方に高く
膨出し、注出ノズル4を形成しており、その上端
部には、小径の孔が形成されて注出口5とされて
いる。この注出ノズル4は、その断面形状が山形
であり、注出ノズル4の基端部には後述するノズ
ル開閉盤を係止するための溝状の係合凹部6が形
成されている。また、上記側壁部3の内壁部にも
同様にノズル開閉盤を係止するための溝状の係合
凹部7が形成されている。
そして、上記側壁部3と注出ノズル4とで形成
された環溝状の天板部2には、ノズル開閉盤8が
この天板部2に対して回動可能に嵌着されてい
る。ノズル開閉盤8は、第4図および第5図に示
すように、輪盤状であつて、その寸法は上記環溝
状の天板部2にほぼ一致するようになつている。
また、ノズル開閉盤8の外側および内側の側部8
a,8bには上記係合凹部6,7に係止するリブ
状の係合凸部9,10が形成され、これによつて
ノズル開閉盤8がキヤツプ本体1に取り付けられ
ている。また、ノズル開閉盤8の上面8cには、
丸穴状の係合孔11,11が2ケ、それぞれ開閉
盤8の中心軸に対して180゜ずつ離れて対称的に形
成されている。
上記ノズル開閉盤8の上面8cには、さらに、
キヤツプ本体1の注出ノズル4を跨ぐように馬蹄
形の操作レバー12が一体に設けられている。こ
の操作レバー12は、第4図に示すように開閉盤
8の二つの係合孔11,11に挟まれるような位
置に設けられ、その基端部は薄肉となつてヒンジ
部13,13とされており、このヒンジ部13,
13によつて操作レバー12はノズル開閉盤8に
対して起倒自在となつている。よつて、この操作
レバー12およびノズル開閉盤8は、ヒンジ効果
の良好なポリプロピレン樹脂などで一体成形する
のが望ましい。
また、操作レバー12の最上部には、このレバ
ー12の両側方に突出する2つの円柱状の係合突
起14,14と、レバー12の内方に突出する半
球状突起の栓部15とがそれぞれ設けられてい
る。また、上記係合突起14,14の表面には、
第1図に示すようにローレツト加工が施されてい
る。そして、操作レバー12とノズル開閉盤8と
は、操作レバー12を倒したとき、上記係合突起
14,14がノズル開閉盤8の係合孔11,11
に嵌合し、また操作レバー12を起立させたとき
上記栓部15が注出ノズル4の注出口5を塞ぐよ
うな寸法および形状となつている。
そして、このようなキヤツプは、容器の口部に
螺合等の手段によつて取り付けられ、使用に供さ
れることになる。そして、第3図に示すように操
作レバー12を起立状態とすれば、レバー12の
栓部15が注出ノズル4の先端の注出口5を塞い
だ状態となつて、容器は密閉される。また、注出
口5を開いて内容物を外部に注出するときは、操
作レバー12を倒し、第2図の一点鎖線で示した
ように、操作レバー12の係合突起14,14の
いずれか一方を、ノズル開閉盤8の係合孔11,
11のいずれか一方に嵌め合せてから容器を傾む
ければよい。
このように、操作レバー12の係合突起14,
14を係合孔11,11に嵌合しておけば、操作
レバー12がそのヒンジ部13,13の弾性復元
力によつて徐々に起立状態に戻る復元現象が防止
され、操作レバー12が内容物の注ぎ出しを妨害
するようなことがない。また、操作レバー12が
完全に倒れているので、注液時などに注出ノズル
4の先端付近が操作レバー12に邪魔されて見え
なくなることもなく、注ぎ出しが確実に行える。
さらに、容器を断続的に使用する場合にも、操作
レバー12を倒したままの状態にしておけるの
で、その都度キヤツプの開栓操作を行う必要もな
い。さらにまた、容器を大きく傾むけて注出口5
を下向きにしても、操作レバー12が重力で下が
り、注出口5を塞ぐようなこともない。さらに、
容器を振つて内容物を注出する場合でも、操作レ
バー12がブラブラ揺れて注ぎ出しを邪魔するよ
うなこともない。またさらに、ノズル開閉盤8は
キヤツプ本体1の天板部2に対して回動可能とな
つているため、ノズル開閉盤8が注出ノズル4に
対してどのような位置にあつても、常に操作レバ
ー12を係合固定することができる。
第6図ないし第9図は、この考案の第2の実施
例を示すもので、第1図ないし第5図に示した第
1の例と同一構成部分には同一符号を付してその
説明を省略する。
この例のキヤツプは、キヤツプ本体1の天板部
2より上方に膨出する注出ノズル4が、その基端
付近で円筒状であり、その上部で徐々に縮径され
た中空の切頭円錐形となつており、その上面付近
に先の例と同様の係合凹部6が形成されている。
また、天板部2の注出ノズル4の外方には、環状
の係合リブ16が注出ノズル4に対して同心的に
立設されており、この係合リブ16の内側壁には
ノズル開閉盤8に係合する係合凹部7が形成され
ている。
ノズル開閉盤8は、断面形状が台形であつて、
その下面8dには上記係合リブ16に嵌合する溝
部8eが形成され、この溝部8eの内壁面には上
記係合リブ16の係合凹部7に係合する係合凸部
10が形成されている。操作レバー12は、第1
の例のものとは、その外見形状がやや異なり、注
出ノズル4に似た略三角形となつている。そし
て、操作レバー12は、第6図に示すように、そ
の上部が第1の例のものより上方に延びており、
レバー12を倒して係合突起14,14を係合孔
11,11に嵌合したときに、操作レバー12の
上端部がノズル開閉盤8の外周端より外方に突出
するようになつている。
この例のキヤツプについても、第1の例のキヤ
ツプと同様の作用効果を得ることができるほか、
操作レバー12を倒した状態から起立した状態に
もどす際、上述のようにレバー12の上端部がノ
ズル開閉盤8の外周端より外方に突出した状態に
あるので、この突出部分を指先で上方に押し上げ
るだけでよく、閉栓操作がワンタツチで極めて容
易に行うことができる。また、操作レバー12が
キヤツプ本体1の外側面に露出するので、操作レ
バー12とこれと一体成形されているノズル開閉
盤8とをキヤツプ本体1とは別の色にすることに
よつて、容器全体のデザインとしてのアクセント
として活用することもできる。
第10図ないし第13図は、この考案のキヤツ
プの第3の例を示すもので、第1図の例のキヤツ
プと同一構成部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
この例のキヤツプは、第10図および第11図
に示すように、注出ノズル4の形状が半球状とな
つており、この注出ノズル4の基端部よりも微か
に上方には、操作レバー12の半球状の栓部15
に嵌合する係合溝17が形成されている。この係
合溝17は、注出ノズル4の基端部の全周を取り
まくように形成されている。また、ノズル開閉盤
8は、第12図および第13図に示すように、先
の例と異なりその上面8cには係合孔11は形成
されておらず、また係合凸部9,10も第12図
に示すように操作レバー12の立設位置において
半球状に形成されている。また、キヤツプ本体1
の側壁部3および注出ノズル4の基端部にそれぞ
れ設けられた係合凹部6,7は、断面形状が半球
状の凹溝となつている。また、操作レバー12に
は係合突起14がなく、係合突起14を兼ねる栓
部15のみが形成されている。
この例のキヤツプにあつては、開栓時操作レバ
ー12を倒せば、注出ノズル4は、弾性変形を起
してわずかに凹み、栓部15が注出口5から離
れ、栓部15が注出ノズル4の表面を擦りつつ倒
れてゆき、栓部15が注入ノズル4の係合溝17
に嵌合して、レバー12の弾性復元が防止され
る。よつて、栓部15が先の例の係合突起14を
も兼ねることになるので操作レバー12およびノ
ズル開閉盤8の構造が簡単となり、製造コストの
低減が計れる。
〔考案の効果〕
この考案のキヤツプは、キヤツプ本体の天板部
中央に注出ノズルを凸設し、この注出ノズルに嵌
設されるとともに上記天板部に対して回動可能と
された輪盤状のノズル開閉盤に馬蹄形の操作レバ
ーを起倒自在に取り付け、この操作レバーにその
起立時に注出ノズルの注出口を閉じる栓部とその
転倒時に操作レバーを係合固定するための係合部
を設け、この係合部に係合する係止部をノズル開
閉盤に設けるかまたは注出ノズルの側面に凹溝ま
たは凸条の形状で設けたものであるので、 (イ) 操作レバーを倒したとき操作レバーをその状
態で係合、固定できるので、操作レバーがその
弾力復元力によつて倒れた状態から徐々に起立
状態に自発的に復帰することが防止でき、 (ロ) ノズル開閉盤がキヤツプ本体天板部に対して
回動可能となつているので、注出ノズルに対し
てノズル開閉盤がどのような位置にあつても常
にこれを係合固定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案のキヤツプの第
1の例を示すもので、第1図は閉栓状態の正面
図、第2図は一部断面視した側面図、第3図は閉
栓状態の側断面図、第4図は操作レバーとノズル
開閉盤の上面図、第5図は第4図のA−A′線断
面図、第6図ないし第9図はこの考案の第2の例
を示すもので、第6図は一部断面視した側面図、
第7図は閉栓状態の一部断面視した側面図、第8
図は操作レバーとノズル開閉盤の上面図、第9図
は第8図のB−B′線断面図、第10図ないし第
13図は、この考案の第3の例を示し、第10図
は閉栓状態の正断面図、第11図は側面図、第1
2図は操作レバーとノズル開閉盤の上面図、第1
3図は第12図のC−C′線断面図である。 1……キヤツプ本体、2……天板部、4……注
出ノズル、11……係合孔、12……操作レバ
ー、14……係合突起、15……栓部、17……
係合穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) キヤツプ本体の天板部中央に注出ノズルを凸
    設し、この注出ノズルに嵌設されるとともに上
    記天板部に対して回動可能とされた輪盤状のノ
    ズル開閉盤に馬蹄形の操作レバーを起倒自在に
    取り付け、この操作レバーにその起立時に注出
    ノズルの注出口を閉じる栓部とその転倒時に操
    作レバーを係合固定するための係合部を設け、
    この係合部に係合する係止部をノズル開閉盤に
    設けるかまたは注出ノズルの側面に凹溝または
    凸条の形状で設けたことを特徴とするキヤツ
    プ。 (2) 操作レバーの栓部が係合部を兼ねることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    キヤツプ。
JP12523283U 1983-08-12 1983-08-12 キヤツプ Granted JPS6033054U (ja)

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JP12523283U JPS6033054U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 キヤツプ

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JP12523283U JPS6033054U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 キヤツプ

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JPS6033054U JPS6033054U (ja) 1985-03-06
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