JPS63304841A - 湯水混合装置 - Google Patents

湯水混合装置

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JPS63304841A
JPS63304841A JP13854887A JP13854887A JPS63304841A JP S63304841 A JPS63304841 A JP S63304841A JP 13854887 A JP13854887 A JP 13854887A JP 13854887 A JP13854887 A JP 13854887A JP S63304841 A JPS63304841 A JP S63304841A
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JP
Japan
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hot water
temperature
water
flow path
valve body
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Application number
JP13854887A
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English (en)
Inventor
小島 優一
邦彦 日高
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Yorozu Corp
Original Assignee
Yorozu Jidosha Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水と高温の湯とを混合し設定された所望の温度
及び流量の混合湯を得るための湯水混合装置に関する。
(従来の技術及びその問題点) 給水配管からの冷水と給湯配管からの高温湯とを混合し
て所望の温度の温水を得るべく、湯水混合装置が家庭用
やホテルないし公共施設等において広く用いられている
。所望の温度の混合湯を自動的に設定し得るようにする
ために、従来では特開昭60−3723号公報に示され
ているような湯水混合装置が開発されている。この湯水
混合装置は、1つの弁軸に湯流路と水流路の開口部を開
閉する弁体を設け、湯の流出割り合いと水の流出割り合
いとを所定の割り合いに設定するようにし、湯流路と水
流路の全体の流量を一定に設定している。したがって、
吐出混合湯の流出量は混合湯流路に開閉弁を設けること
によって制御する必要があり、湯流路の開口部から僅か
に湯が混合湯流路内に入り込み、正確の温度制御を行な
うことができない。更に、この場合には、混合湯の温度
を検出して設定温度と比較し、弁体を駆動するモータに
フィードバック信号を送るようにしているが、湯流路内
からの高温湯の温度が安定するまでは、このような従来
の技術では、吐出流路からの混合湯の温度が安定せず、
いわゆるハンチングを起してしまうという問題点があっ
た。
また、湯流路と水流路にそれぞれモータにより駆動され
る弁体を設け、これらのモータで湯および水の流量をも
制御するようにした技術が特開昭61−1]6185号
公報に示されている。この場合には、湯流路の開度を制
御することによって混合湯の温度を設定するようにし、
水流路の開度を制御することによって流量を制御するよ
うにしている。つまり、2つの流路の一方の開度・によ
って温度を制御し、他方の開度によって流量を制御する
ようにしており、流量の制御が間接的となり、湯流路内
からの高温湯の温度変化に対して応答性が良好とならな
いという問題点があった。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので
あり、湯流路と水流路とにそれぞれ別々のモータにより
駆動される2つの弁体を設け、それぞれの弁体によって
混合湯の温度と流量とを制御することによって、高い応
答性で高精度に所望の温度の混合湯を得るようにするこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述した目的を達成するための本発明は、湯流路に設け
られ湯側モータにより駆動されて前記湯流路の開度を調
整する湯側弁体と、水流路に設けられ水側モータにより
駆動されて前記水流路の開度を調整する水側弁体と、前
記湯流路と前記水流路とに連通された混合湯流路内の混
合湯の温度を検出する混合湯温センサと、前記湯流路内
の湯の温度を検知する湯温センサと、前記水流路内の水
の温度を検知する水温センナと、前記混合湯流路内から
の吐出混合湯の温度を設定する温度設定手段と、前記吐
出混合湯の流量を設定する流量設定手段と、前記水温セ
ンサと前記湯温センサにより検知されたそれぞれの温度
に応じた前記湯側弁体と前記水側弁体の開度比率を前記
温度設定手段からの温度設定信号により維持しつつ前記
流量設定手段からの信号に応じて前記湯側弁体と前記水
側弁体との開度を演算して前記湯側と前記水側のそれぞ
れのモータに駆動信号を送る弁開度演算手段と、タイマ
ーで設定された所定時間内における前記混合湯の温度変
化率が所定の変化率以内か否かを比較して前記温度変化
率が所定値以上の場合に前記湯温センサと前記水温セン
サからの信号を読み込んで前記弁開度演算手段により再
度弁開度を演算させる比較手段とを有する湯水混合装置
であり、更に湯流路に設けられ湯側モータにより駆動さ
れて前記湯流路の開度を調整する湯側弁体と、水流路に
設けられ水側モータにより駆動されて前記水流路の開度
を調整する水側弁体と、前記湯流路と前記水流路とに連
通された混合湯流路内の混合湯の温度を検出する混合湯
温センサと、前記湯流路内の湯の温度を検知する湯温セ
ンサと、前記水流路内の水の温度を検知する水温センサ
と、前記混合湯流路内からの吐出混合湯の温度を設定す
る温度設定手段と、前記吐出混合湯の流量を設定する流
量設定手段と、前記水温センサと前記・湯温センサによ
り検知されたそれぞれの温度に応じた前記湯側弁体と前
記水側弁体の開度比率を前記温度設定手段からの温度設
定信号により維持しつつ前記流量設定手段からの信号に
応じて前記湯側弁体と前記水側弁体との開度を演算して
前記湯側と前記水側のそれぞれのモータに駆動信号を送
る弁開度演算手段と、タイマーで設定された所定時間内
における前記混合湯の温度変化率が所定の変化率以内か
否かを比較して前記温度変イビ小が所定値以上の場合で
あって前記混合湯の温度変化が前記設定温度から遠ざか
るように変化している場合に前記湯温センサと前記水温
センサからの信号を読み込んで前記弁開度演算手段によ
り再度弁開度を演算させる比較手段と、前記温度変化率
が所定値以下の場合に前記混合湯温センサからの検知温
度と前記温度設定手段による設定温度とを比較して前記
弁開度演算手段に補正信号を送る補正手段とを有する湯
水混合装置である。
(作用) 第1図に示すように、混合湯温センサ(63)によって
所定の設定時間毎に混合湯の温度を検出し、比較手段(
81)において混合湯の温度変化率が所定値以上となっ
たことを検知した場合には、水温センサ(61)と湯温
センサ(62)とからの信号を読み込んで再度弁開度を
演算している。つまり温度変化率が所定値以上の場合に
はフィードフォワード制御がなされ、湯流路内の湯温と
水流路内の水温とに応じて所望の流量と所望の温度に混
合湯が迅速に制御される。また、前記変化率が所定値以
下の場合には、前記信号を読み込むことなく、設定温度
と混合湯温度とを比較して、補正手段(82)からの信
号により弁開度演算手段(80)が作動する。これによ
り、両者の温度差をなくすフィードバック制御がなされ
ることになる。したがって、高温湯を供給する温水源か
ら給湯配管により送られる高温湯が配管の流れの中で温
度低下を起し、混合湯を吐出させた当初から安定状態と
なるまでの間に湯の温度が変化しても、その温度変化に
対して迅速に所望の温度に変化させることができる。そ
して、湯の温度が安定した状態となってからフィードバ
ック制御を行なうことから、いわゆるハンチング現象を
起させることなく、安定した温度及び流量の制御を達成
することができる。
また、前記比較手段(81)によって、前記温度変化率
が所定の変化率以内か否かを比較すると共にこの温度変
化が設定温度から遠ざかるように変化しているか否かを
比較し、遠ざかるように変化している場合にのみ前記フ
ィードフォワード制御を行なうようにした場合には、よ
り制御の応答性を。
向上させることができる。
(実施例) 以下、図示する発明の一実施例に基いて説明する。第1
図は本発明の基本構造を示す図であり、湯流路の開度を
調整する湯側弁体141〕と水流路の開度を調整する水
側弁体14aとが湯側モータ40bと水側弁体40aと
により駆動されるようになっている。これらの開度は流
量設定手段67と温度設定手段68からの信号に応じて
、湯温センサ62と水温センサ61、及び混合湯温セン
サ63からの温度信号を検知しつつ所定の開度に制御さ
れる。
この制御装置を説明する前に、湯側モータ40bにより
駆動される湯側弁体手14bと水側モータ40 aによ
り駆動される水側弁体14aとを有する湯水混合栓につ
いて第5〜8図を参照しつつ説明する。
第5〜7図に示すように、はぼ立方体の形状となった栓
本体ブロック1は金属を素材として鋳造や鍛造により、
はぼ栓本体ブロックに近い形状に成形した後に、機械加
工等を施すことによって形成されており、背面側には給
水配管接続口2と給湯配管接続口3とが突出して設けら
れている。給水配管接続口2には図示しない水を案内す
る給水配管が接続されるようになっており、給湯配管接
続口3には図示しない熱湯を案内する給湯配管が接続さ
れるようになっている。これらの接続口2.3は、第6
図から明らかなように、栓本体ブロック1に対して上下
方向に同一の位置となって、相互に所定の間隔を隔てて
位置している。尚、図示実施例にあっては、第1図にお
いて左側が給湯配管接続口3となっており、反対側に給
水配管2が位置しているが、これらの位置関係を逆に設
定しても良い。
栓本体ブロック1内には水流路4が栓本体ブロック1の
長手方向、つまり第5図において左右の方向に形成され
ており、この水流路4は給水配管接続口2内と連通され
L字形状に折れ曲った流路5を介して給水配管接続口2
内の流路と連通している。同様に、栓本体ブロック1内
には長手方向に湯流路6が形成されており、この湯流路
6は給湯配管接続口3内と連通されL字形状に折れ曲っ
た流路7を介して前記給湯配管接続口3内の流路   
゛と連通しているが、湯流路6は水流路4に対してほぼ
平行となり、栓本体ブロック1の背面からは水流路4に
対して離れた位置に形成されているために、流路7の方
が流路5よりも長くなって形成されている。尚、それぞ
れのL字形状の流路5.7を形成する際に穿設された部
分を閉じるために、第6図に示すように、プラグ8.9
が栓本体ブロック1に止め付けられている。
栓本体ブロック1の中心部には前後方向に伸びて、前記
それぞれの水流路4と湯流路6の下側に位置させて混合
湯流路10が第6図に示すように形成されており、この
混合湯流路10は前記それぞれの水流路4と湯流路6と
に連通されている。
また、この混合湯流路10は、栓本体ブロック1の下面
に突出して設けられた吐出配管接続口1]内の流路と連
通している。
栓本体ブロック1内には、水流路4に対して同心状態と
なり、この水流路4と連通させて水流路4と混合湯流路
10との境界部に位置させて弁室12が形成され、同様
に湯流路6に対して同心状態となり、この湯流路6と連
通させて湯流路6と混合湯流路10との境界部に位置さ
せて弁室13が形成されている。一方の弁室12は栓本
体ブロック1の左側の端部に開口しており、他方の弁室
13は栓本体ブロック1の右側端部に開口している。ま
た、弁室12内には水側弁体14aが取付けられ、弁室
13内には湯側弁体14bが取付けられており、これら
の弁体14a、14bはそれぞれ同様な構造となり、相
互に逆向きになっている。
第8図はそれぞれの水側弁体14aと湯側弁体14bを
構成する部材を分解して示す図であり、これらは弁室1
2又は13の内面に形成された雌ねじと螺合する雄ねじ
15が外周面に形成された円筒体16を有し、この円筒
体16に形成されたフランジ部18の先端側には水密用
のOリング19が装着されるようになっている。この円
筒体16の先端側には六角形の孔36が形成され、この
孔36の中には、弁ケース17の後端部に形成された六
角形の嵌合部37が嵌合するようになっている。この弁
ケース17の先端部には、流路5と連通ずる流出用の開
口38が複数個(図示実施例にあっては4個)形成され
ている。
弁ケース17の先端内部には、パツキン20と固定側弁
板21が嵌合されるようになっている。
パツキン20は流路4.6と固定側弁板21との水密性
を図るためのものであり、固定側弁板21の外周面には
この弁板21が弁ケース17内で回動するのを防止する
ために、1つ又は複数の講22が形成され、講22に係
合する突起部23が弁ケース17の内面に突出して形成
されている。また、固定側弁板21には、第8図に示す
ように、2つの扇形状の貫通孔24が形成されている。
弁ケース17内には小径の段部25が形成され、この段
部25と当接すると共に前記固定側弁板21に隣接する
回動側弁板26が弁ケース17内に回動自在に収容され
るようになっている。この回動側弁板26は、第8図に
示すように、固定側弁板21に形成された貫通孔24の
数に対応して2つの切欠き部27が形成されている。こ
の回動側弁板26を回動させることによって、固定側弁
板21に形成された貫通孔24の開口面積は全開状態か
ら全開状態にまで変化することになる。
前記回動側弁板26を回転させるために、円筒体16内
には回動軸28が装着されるようになっており、更にこ
の回動軸28と回動側弁板26との間には連結部材29
が組込まれるようになっている。連結部材29の前面に
は前記回動側弁板26に形成された係合溝30と係合す
る突起部31が設けられ、この連結部材2つの後面には
断面四辺形の嵌合突起部32が設けられている。回動軸
28の先端部は、前述した弁ケース17の嵌合部14に
形成された孔33に嵌合されるようになっており、回動
軸28にに形成された孔39に止め付けられるビン35
が弁ケース17の嵌合部37に形成された切欠き部37
a内に位置するようになっている。この切欠き部37.
 aはビン35が回動軸28と共に例えば90度の範囲
等の角度にわたり回動し得るような大きさに形成されて
おり、それ以上ではビン35が嵌合部37に当たり、回
動軸28の最大回動範囲が規制されるようになっている
回動軸28はその後端部が栓本体ブロック1の端面より
も突出する長さを有しており、水側弁体14aの回動軸
28は水側モータ40aに減速手段41を介して連結さ
れ、湯側弁体14bの回動軸28は湯側モータ40bに
減速手段41を介して連結されている。水側モータ40
aは栓本体ブロック1の左端面に固定された支持板42
に取付けられるようになっており、湯側モータ40bは
栓本体ブロック1の右端面に固定された支持板43に収
付けられるようになっている。
減速手段41は水側モータ40a及び湯側モータ40b
の主軸44に固定された小歯車45と、栓本体ブロック
1の端部及び支持板42又は43の間に取付けられた支
持軸46に固定され前記小歯車45と噛み合う大歯車4
7とを有し、大歯車47と一体となった小歯車48には
、第8図に示すように扇形状となり回動軸28に取付け
られる歯車49が噛み合っている。したがって、水側モ
ータ40aの回転は減速手段41を介して水側弁体14
aの回動軸28に伝達され、湯側モータ401)の回転
は減速手段41を介して湯側弁体14bの回動軸28に
伝達されることになる。
栓本体ブロック1の左右両端部には雄ねじ50が形成さ
れ、この雄ねじ50と螺合する雌ねじ51を有する断面
U字形状の蓋部材52が、それぞれモータ40a、40
bと減速手段41を覆うようにして栓本体ブロック1の
両端部に着脱自在に装着されるようになっている。尚、
符号53は蓋部材52の内外の水密性を保つための0リ
ングである。
栓本体ブロック1の両端部に取付けられた水側と湯側と
の2つのモータ40a、40bを駆動するためには、外
部電源を利用することも可能であるが、図示実施例にあ
っては、それぞれの蓋部材52内に位置させて栓本体ブ
ロック1の両端部には電池54a、54bが着脱自在と
なっており、これらの電池54a、54bはそれぞれモ
ータ40a、40bに電気的に接続されている。
水側と湯側のそれぞれのモータ40a、40bの回転に
よる回動軸28の回動角度を検知するために、第6図に
示すようにそれぞれの支持軸46には円板状となり多数
の孔が形成されたディスク55が固定され、このディス
ク55の一部を覆うようにフォトインターラブター56
が栓本体ブロック1に取付けられている。このフォトイ
ンターラブター56は、図示省略した発光素子つまりフ
ォトダイオードと、受光素子つまりフォトトランジスタ
ーとを有し、ディスク55と共にロータリエンコーダを
構成する。このエンコーダを用いることによって、それ
ぞれの回動軸28の回動角度つまり水測と湯側のそれぞ
れの弁体14a、14bにおける開口面積を任意に設定
することができる。
次に、第1〜3図を参照しつつ、前記栓本体ブロック1
内に組込まれた水側モータ40aと湯側モータ40bと
を制御する装置について説明する。
栓本体ブロック1の背面側に突出された給水配管接続口
2には、第5.7図に示すように、管内の水の温度を検
出するために水温センサとしての第1サーミスタ61が
取付けられている。また、給油配管接続口3には、管内
の湯の温度を検出するために湯温センサとしての第2サ
ーミスタ62が取付けられている。さらに、吐出配管接
続口1]には、管内の混合湯の温度を検出するために混
合湯温センサとしての第3サーミスタ63が取付けられ
ている。第1図に示すように、これらの温度センサ61
〜63からの検出温度の信号は、弁開度演算手段80に
送られ、この弁開度演算手段8 −0に流量設定手段6
7と温度設定手段68から送られた設定信号に対応して
水側モータ40aと湯側モータ40bが駆動され、第6
図に示す混合湯流路10から所望の温度と所望の流量の
混合湯が吐出される。
前記弁開度演算手段80は水温センサ61と湯温センサ
62により検知されたそれぞれの温度に応じた湯側弁体
14bと水側弁体14aの開度比率を、温度設定手段6
8からの設定温度信号により維持しつつ、流量設定手段
67からの信号に応じて湯側弁体14bと水側弁体14
aとの開度を演算するものである。
混合湯温センサ63からは比較手段81に信号が送られ
るようになっている。この比較手段81はタイマーで設
定された所定時間内における混合湯の温度変化率が所定
の変化率以内か否かを比較してこの温度変化率が所定値
以上の場合に湯温センサ62と水温センサ61からの信
号を読み込んで弁開度演算手段80に対して再度弁開度
を演算させるものであり、この比較手段81の作動によ
って、前記変化率が所定の変化率以上であれば、制御系
はフィードフォワード制御となる。そして、前記温度変
化率が所定の値以下であれば、前記弁開度演算手段80
において前記混合湯温センサ63からの温度信号と前記
温度設定手段からの温度信号とが比較され、制御系はフ
ィードバック制御となる。
比較手段81の作動については、前述のようにタイマー
で設定された所定時間内における混合湯の温度変化率が
所定の変化率以内か否かを比較して温度変化率が所定値
以上の場合に湯温センサ62と水温センサ61からの信
号を読み込んで弁開度演算手段80により再度弁開度を
演算し、この条件の場合に前述したようにフィードフォ
ワード制御を行なうようにして良いが、更に、前記温度
変化率が所定値以上であるという条件に加え、混合湯の
温度変化が設定温度から遠ざかるように変化している場
合に、湯温センサ62と水温センサ61からの信号を読
み込んで弁開度演算手段80により再度弁開度を演算す
るいわゆるフィードフォワード制御を行なうようにして
も良い。
第2図には、本発明に係る装置の制御部の概略構成図が
示されている。流量設定手段67と温度設定手段68と
により第2図に示すように制御器64が形成されるが、
この設定器64には、更に図示するように吐出混合湯の
オンオフを行う出湯スイッチ65と止水スイッチ66と
が設けられている。流量設定手段としての流量スイッチ
67と温度設定手段としての温度スイッチ68は、それ
ぞれ流量或いは温度を複数段階に設定し得るように複数
の押し釦スィッチからなる。設定器64よりの出湯のオ
ンオフ信号及び温度或いは流量の設定等の信号は、入出
力インターフェース69を介してCPU70へ入力され
る。第1、第2、第3サーミスタ61,62.63の温
度信号も、人出カインターフェース69を介してCPU
70へ入力されるようになっている。入出力インターフ
ェース69には、湯側弁体14bを駆動する湯側モータ
40bと、水側弁体14aを駆動する水側モータ40a
が接続されている。また、入出力インターフェース6つ
には、湯側及び水側弁体14a。
14bの開度位置を検出するフォトインタラプタ56が
接続されており、弁の開度位置信号を入出力インターフ
ェース6つを介してCPU70へ入力している。CPU
70には、プログラムを記憶するROM71と、データ
を記憶するRAM72が接続されている。入出力インタ
ーフェース69゜CPU70、ROM71、RAM72
で弁開度算出手段80及び比較手段81を構成している
第3図は弁開度算出手段80、及び比較手段81の内部
の構成を示す図である。
同図に示すように、出湯スイッチ65、遅延時間を設定
する第2タイマ部79を介した止水スイッチ66、流量
スイッチ67、温度スイッチ68と第1、第2サーミス
タ61.62には、流量及び温度スイッチ67.68と
第1、第2サーミスタ61.62よりの信号に基づいて
弁の開度を算出する弁開度算出部73が接続されている
第3サーミスタ63には、この第3サーミスタ63によ
り検出される混合湯温が所定時間後に、どのような温度
変化率となったかを算出するために、その所定の遅延時
間を設定する第1タイマ部74が接続されている。第1
タイマ部74には、所定時間内の温度変化率が所定値以
下であるか否かの比較を行う比較演算部75が接続され
ている。
比較演算部75には、第1サーミスタ61、第2サーミ
スタ62に接続され第1、第2サーミスタ61.62に
より検出された温度を記憶する温度比較部78と、第3
サーミスタ63と、温度スイッチ68に接続され、第3
サーミスタ63と温度スイッチ68よりの信号に基づい
て、弁開度の補正量を算出する補正量算出部76が接続
されている。温度比較部78には、弁開度算出部73が
接続されると共に第1タイマ部74が接続されている。
補正量算出部76には、弁開度算出部73が接続される
と共に第3サーミスタ63が接続されている。フォトイ
ンタラプタ56には弁の開度位置を算出する位置算出部
77が接続されている。
そして、弁開度算出部73と位置算出部77は、弁開度
算出部73及び位置算出部77よりの信号に基づいて、
前記算出された弁開度位置ヘモータにより弁を駆動する
弁駆動部78に接続されている。
次に、第4図(A)〜(D)に示す動作ラローチャート
に基づいて本装置の動作を説明する。
ステップ1 まず、出湯スイッチ65をオンすると、弁開度算出部7
3が起動する。弁開度算出部73の起動によって装置は
起動状態となる。
ステップ2 設定器64に設けられている流量スイッチ67により所
望の混合湯の流量を設定する。
ステップ3 設定器64に設けられている温度スイッチ68により所
望の混合湯の温度を設定する。
各土1]通。
第1サーミスタ61により、給水配管内を流れる水の温
度を測定する。
ステップ5 第2サーミスタ62により、給湯配管内を流れる湯の温
度を測定する。そして、ステップ2.3により設定され
た流量及び温度とステップ4.5により測定された水温
及び湯温は、RAM72の所定のアドレスに格納される
ステップ6 弁開度算出部73は、RAM72に格納されているステ
ップ2.3により設定された流量及び温度とステップ4
.5により測定された水温及び湯温を読み出して、弁の
開度を算出する。
ここで、弁の開度は次式により算出される。
まず、設定温度をTO1設定設定全景O1水温測定値を
TV 、湯温測定値をTH、水流量をqW、渦流量ql
lとする。水流量qWと渦流量q1]との和は設定流量
Qoと等しくならなければならないため次式が成り立つ
qW +qH=QO(式1) さらに、水と湯を混合して設定温度Toの混合湯を得る
ためには次式の成立が必要とされる。
(To−TV)qW = (TH−To)qH(式2)
式2の左辺は温めるために必要とされる熱容量であり、
式2の石片は冷やすために必要とされる熱容量である。
式1と式2より次式が成り立つ。
このように、水流量qwと渦流量gHとが設定温度TO
1設定流量QO1水温測定値TW、湯温設定値THの四
つの要素により決定される。
弁の開度は水流量qwと渦流量gHとによって算出でき
る。つまり、水温センサ61と湯温センサ62とにより
検知されたそれぞれの温度信号に応じた湯側弁体14b
と水側弁体14aとの開度比率を、温度設定手段67か
らの設定温度信号により維持しつつ、流量設定手段68
からの信号に応じて湯側弁体14bと水側弁体14aと
の開度が算出される。
更に、弁駆動部78は、前記算出された弁の開度とフォ
トインタラプタ56によって検出され、位置算出部75
において算出された弁の開度位置に基づいて、弁開度算
出部73により算出された弁の開度を得るべくモータに
印加するパルス数を算出する。
サブルーチン1 ステップ7 弁駆動部78は、ステップ6により算出されたモータに
印加するパルス数を湯側及び水側モータ40a、40b
のそれぞれに印加して、弁開度算出部73により算出さ
れた弁体14a、14bの開度位置を得るための駆動を
行う。
ムヱヱ2溢 弁駆動部78は、位置算出部77により算出された現在
の弁体の開度位置と弁開度算出部73により算出された
達成すべき弁体の開度位置とが一致したかどうかの判断
を行う。弁駆動部78が前記現在の弁体の開度位置と前
記達成すべき弁体の開度位置とが一致したと判断した場
合には、ステップ9へ進み、一方一致しないと判断した
場合にはステップ7へ戻り、いわゆるフィードバック制
御を行なう。
ステップ9 湯側及び水側モータ40a、40bは駆動を停止して、
停止した弁体の開度位置を保持する。
フォトインターラック56は、前記停止した弁の開度位
置を検出して、この位置信号を位置算出部77へ入力す
る。位置算出部77は前記入力された位置信号に基いて
弁の開度を算出して、RAM72の所定アドレスに格納
する。
このように、サブルーチン1(ステップ7〜9)におい
ては、ステップ6により算出された弁の開度を得るため
のモータのフィードバック制御が行なわれる。
ステップ10 弁開度算出部73は、流量スイッチ67、温度スイッチ
68により流量と温度の両者或いはどちらか一方が再設
定されたことを検出した場合にはステップ2へ戻り、流
量、温度の設定から制御をやり直す。一方、弁開度算出
手段73は、流量及び温度が再設定されたことを検出し
ない場合にはステップ1]へ進む。
ムヱヱz1よ 弁開度算出部73は、第2タイマ部79を介して止水ス
イッチ66がオンされたか否かを検出する。そして、止
水スイッチ66がオンされたこと−を検出した場合には
ステップ22へ進み、検出しない場合にはサブルーチン
2へそれぞれ進む。
サブルーチン2 ステップ12 第3サーミスタ63により、混合湯の温度Tを測定する
。そして、温度T1をRAM72の所定アドレスに格納
する。
ステップ13 第1タイマ部74が作動を開始する。
ステップ14 所定時間〈ΔS秒間)待つ。
ステップ15 再度、第3サーミスタ63により、混合湯の温度T を
測定する。そして、温度T2をRAM72の所定アドレ
スに格納する。
ステップ16 比較演算部75は、RAM72に゛格納されているステ
ップ10とステップ13において測定した混合湯の温度
T  、T  を読み出して、所定時間(△S秒)経過
後の温度変化率へTを、次式により算出する。
へT=二二二」ニュ ΔS このように、サブルーチン2(ステップ12〜16)に
おいては、混合湯温の温度変化率を算出している。これ
は、混合湯温の温度変化率へTの大小によって、給湯配
管内を流れる湯及び給水配管内を流れる水の温度変化を
検知しようとするものである。すなわち、以下に述べる
ように、混合湯温の温度変化率へTの大小により、フィ
ードフォワード制御、或いはフィードバック制御のどち
らを実行するかの判断が行なわれる。
ステップ17 次に、比較演算部75は、ステップ16により算出され
た混合湯の温度変化率へTと所定の変化率σOとを比較
する判断を行なう。比較演算部75は、混合湯の温度変
化率へTが、所定の変化率σOより小さいと判断した場
合にはステップ1つへ進み、一方、所定の変化率60以
上であると判断した場合にはステップ18へそれぞれ進
む。
ステップ18 温度比較部78はRAM72に記憶されている水温及び
湯温を読み出して、現在の水温及び湯温の測定値と比較
する判断を行なう。温度比較部78が、水温及び湯温が
変化していないと判断した場合には、サブルーチン2へ
戻り再度温度変化率△Tを算出する。
一方、温度比較部78が、水温及び湯温が変化したと判
断した場合には、ステップ4に戻り、湯温及び水温を再
度測定して、この再測定された湯温及び水温に基いて再
度弁体の開度を算出する制御を行なう。
ここで、ステップ18においては、ステップ17により
混合湯の温度変化率へTが所定の変化率60以上である
と判断された場合には、水温或いは湯温が変化したこと
が予測される。したがって、この場合にはいわゆるフィ
ードフォワード制御とと呼ばれる制御方式となる。本発
明ではこのフィードフォワード制御を採用するとことに
より、水温或いは湯温の変化に対する応答性が非常に優
れたものとなった。
ステップ1つ 補正量算出部76は、第3サーミスタ63により混合湯
の温度T を測定させる。この温度T3をRAM72の
所定アドレスに格納する。
ステップ20 まず、補正量演算部76はRAM72に格納されている
ステップ19において測定された混合湯の温度T3と設
定温度Toとを読み出して、温度T3と設定温度Toと
の差分の絶対値1ΔT4 lを次式により算出する。
1ΔT4 1 = lT3−TO1 次に、補正量算出部76は、前記差分の絶対値1ΔT4
1と所定の温度誤差許容範囲TOkとを比較する判断を
行なう。
補正量算出部76が1T3−TOIは所定の温度誤差許
容範囲TOkより大きいと判断した場合には、ステップ
21へ進む。
一方、補正量演算部76が、1T3−TOIは所定の温
度誤差許容範囲TOk以内であると判断した場合には、
サブルーチン2(ステップ12)へ戻り、再度所定時間
経過後の温度変化率を算出し、前述のステップを繰り返
す。すなわち、混合湯の温度T3と設定温度Toとの差
分の絶対値である1ΔT41  (=lT3−TOl 
)が所定の温度誤差許容範囲TOに以内である場合には
、補正量演算部76は、温度誤差を補正するフィードバ
ック制御を行なわない。これにより、混合湯の温度が設
定温度Toに近付いているにも拘らず、フィードバック
$制御をした場合に起り得る混合湯T3の設定温度To
を中心としてた上下のふらつき、いわゆるハンチングを
防止している。
ステップ21 補正量算出部76は、ステップ20において算出された
温度T3と設定温度TOとの差分ΔT4  (=TO−
T3 )に基いて弁の開度の補正量をパルスとして算出
する。その後、サブルーチン1(ステップ7)へ戻り、
前記算出されたパルスに基いてモータの制御を行なう。
すなわち、ステップ21においては、混合湯温と設定温
度との誤差を無くずためのフィードバック制御がなされ
ている。このフィードバック制御は、ステップ12〜1
8において行なわれたフィードフォワード制御によって
混合湯の温度が安定したことを確認し、かつステップ2
0において混合湯温T3と設定温度TOとの差分の絶対
値1ΔT41=(lT3−TOI)が所定の温度誤差許
容範囲TOにより大きいことを確認した上でなされる。
これにより、混合湯の温度が過渡状態時にフィードバッ
ク制御を行なった場合に起り得るハンチングを防止でき
るものである。
ステップ22 ステップ1]により、止水スイッチ66がオンされた場
合には、第2タイマ部7つが作動を開始する。第2タイ
マ部79の設定時間は、次に述べるステップ22の制御
終了後に電源がオフされるような時間に設定される。
ステップ23 弁開度算出部73は、弁駆動部78へ湯側及び水側弁体
14a、14bを閉止する指令を送る。
弁駆動部78は、位置算出部77よりの現在の弁開度位
置に基づいて湯側及び水側モータ40a。
40bを駆動して、弁体14a、14bを閉止する制御
を行い、制御を終了させる。
次に、比較手段81によって、タイマーで設定された所
定時間内における混合湯の温度変化率が所定の変化率以
内か否かを比較して温度変化率が所定値以上の場合であ
って更に混合湯の温度が設定温度から遠ざかるように変
化している場合にのみ前記フィードフォワード制御を行
なうようにする場合について、第4図(A)〜(E)に
示す動作フローチャートに基づいて、動作を説明する。
尚、ステップ1〜6.10.1].22.23とサブル
ーチン1.2は、前述した動作と同様であるので、前述
した動作と相違する部分を第4図(E)に示し、この相
違する部分を中心にして説明する。
ここで、前述したステップ1〜1]までの概略動作を説
明する。
混合湯の温度と流量が設定されると共に水温と湯温とが
測定されて、前記各種入力値に基いて水側と湯側の弁体
14a、14bの必要開度が算出される。水側と湯側の
モータ40a、40bは、前記算出された弁開度を実現
する位置で駆動を停止する。その後、混合湯の温度ある
いは流星が再設定されたか否かの判断がなされて、次に
止水スイッチ66がオンされたか否かの判断がなされる
(ステップ1])。そして、止水スイッチ66がオンさ
れたことを検知しない場合に第4図(E>に示すステッ
プ24へと進む。
ステップ24 補正量算出部76に内蔵された図示しない第3タイマ一
部が作動を開始して、所定時間本装置の動作は停止する
ムヱヱズλ至 補正量算出部76は、所定時間経過後の混合湯の温度T
5を第3サーミスタにより測定させる。
この温度T5をRAM72の所定アドレスに格納する。
尚、前記所定時間は、混合湯の温度変動が安定した後に
混合湯温を検出することを目的としたものであり、これ
により、ハンチングを防止している。
ステップ26 まず、補正址演算部76はRAM72に格納されている
ステップ25において測定された混合湯の温度T5と設
定温度Toとを読み出して、温度T3と設定温度TOと
の差分の絶対値(ΔT6 lを次式により算出する。
1ΔT61=lT5−To  1 次に、補正量算出部76は、前記差分の絶対値1ΔT6
 lと所定の温度誤差許容範囲TOkとを比較する判断
を行なう。
補正量算出部76が1T5−TO+は所定の温度誤差許
容範囲TOkを外れたと判断した場合には、サブルーチ
ン2へ進む。
一方、補正量演算部76が、175−TO+は所定の温
度誤差許容範囲TOk以内であると判断した場合には、
ステップ24へ戻り、所定時間経過後の混合湯の温度を
再測定する。
本ステップにおいては、混合湯の温度T5が設定温度T
Oを中心とする温度誤差範囲内にあるか否かの判断がな
される。
サブルーチン2 ステップ12〜16 本ステップについては、既に詳細に説明したので、その
詳細な説明は省略するが、本ステップにおいては、所定
時間(68秒)経過後の温度変化率ΔTが比較演算部7
5によって算出される。
ステップ27 次に、比較演算部75は、ステップ16により算出され
た混合湯の温度変化率へTと所定の変化率σOとを比較
する判断を行なう。比較演算部75は、混合湯の温度変
化率へTが、所定の変化率σOより小さいと判断した場
合にはステップ28へ進み、一方、所定の変化率00以
上であると判断した場合にはステップ2つへそれぞれ進
む。
すなわち、本ステップにおいては、混合湯の温度変化率
へTの傾きが所定の傾きより大きいか否かの判断がなさ
れている。
ステップ28 補正量算出部76は、RAM72に格納されている混合
湯の温度T2と設定温度TOとを読み出して、温度T2
と設定温度TOとの差に基づいて弁の開度の補正量をパ
ルスとして算出する。この後、サブルーチン1(ステッ
プ7)へ戻り、前記算出されたパルスに基いてモータの
制御を行なう。
すなわち、本ステップにおいては、混合湯温と、設定温
度との誤差をなくすためのフィードバック制御がなされ
る。
このフィードバック制御は、ステップ26により混合湯
の温度T5が設定温度TOを中心とする温度誤差範囲外
にあり、かつ、ステップ27により混合湯の温度変化率
の傾きが所定の傾きより小さいことを確認した上でなさ
れる。つまり、混合湯の温度が設定温度Toへ近付く可
能性が少ない場合のみフィードバック制御が行なわれる
。これにより、無駄な制御を省いた効率の良い混合湯の
温度制御が可能となる。
ステップ2つ 比較演算部75は、RAM72より混合湯の温度TI 
、T2を読み出して、温度T1とT2どの高低を比較す
る判断を行なう。
比較演算部75が温度T2は温度T1より高いと判断し
た場合にはステップ30へ進み、低いと判断した場合に
はステップ31へ進む。
本ステップにおいては、温度変化率ΔTの傾きが上向き
か下向きかの判断がなされている。
ステップ30 比較演算部75は、RAM72により混合湯の温度T2
と設定温度TOとを読み出して、温度T2と設定温度T
Oとの高低を比較する判断を行なう。比較演算部75が
、温度T2は設定温度TOより低いと判断した場合には
、ステップ24へ戻り、再度混合湯の温度を測定し、一
方、高いと判断した場合にはステップ32へ進む。
本ステップにおいては、混合湯の温度T2が設定温度T
oに近付いているか或いは遠ざかっているかの判断がな
されている。
ステップ31 比較演算部75はRAM?2より混合湯の温度T2と設
定温度TOとを読み出して、温度T2と設定温度Toと
の高低を比較する判断を行なう。
比較演算部75が、温度T2は設定温度より高いと判断
した場合には、ステップ24へ戻り、再度混合湯の温度
を測定し、一方、低いと判断した場合にはステップ32
へ進む。
本ステップにおいては、ステップ30と同様に混合湯の
温度T2が設定温度TOに近付いているか、或いは遠ざ
かっているかの判断がなされている。
尚、ステップ30.31においては、混合湯の温度T2
が所定の温度変化率以上で設定温度TOに近付いている
場合には、混合湯の温度に対して一切の制御を行なわな
い。これによりオーバーシュートとハンチングとの両者
を防止している。
ステップ32 温度比較部78はR’AM72に記憶されている水温及
び湯温を読み出して、現在の水温及び湯温の測定値と比
較する判断を行なう。温度比較部78が、水温及び湯温
が変化していないと判断した場合には、ステップ24へ
戻り再度混合湯の温度を測定する。
一方、温度比較部78が、水温及び湯温が変化したと判
断した場合には、ステップ4に戻り、湯温及び水温を再
度測定して、この再測定された湯温及び水温に基いて再
度弁体の開度を算出する制御を行なう。
ここで、本ステップ18においては、ステップ27によ
り混合湯の温度変化率へTが所定の変化率σO以上であ
ると判断され、かつステップ30.31により混合湯の
温度T2が設定温度Toより遠ざかっていると判断され
た場合には、水温或いは湯温が変化したことが予測され
ている。したがって、この場合にはいわゆるフィードフ
ォワード制御と呼ばれる制御方式となる。このような条
件のときに、フィードフォワード制御となるようにする
ことにより、水温或いは湯温の変化に対する応答性が非
常に優れたものとなった。
尚、ステップ18.21.22は、止水スイッチ66が
オンされてもCPU等に電源が供給され続けるように回
路構成をすれば必要ない。
(発明の効果) このように本発明では、水温、湯温、設定流量、設定温
度により弁の開度を算出して、前記算出された弁の開度
に基いてモータを駆動した後に、混合湯温の所定時間経
過後の温度変化率を算出して、前記算出された温度変化
率の大小によってフィードフォワード制御或いはフィー
ドバック制御の実行が選択されるようになっている。
したがって、混合湯温の温度変化率が高い場合、すなわ
ち、水温、湯温が大きく変化したと予測される場合には
、水温、湯温に変化がないかどうかを比較判断して、そ
の結果水温、湯温が変化した場合には水温、湯温の測定
から制御をやり直すいわゆるフィードフォワード制御が
選択されて実行される。或いは、混合湯温の温度変化率
が所定値以上に高く、かつその温度の変化が設定温度か
ら遠ざかっている場合にのみ、水温、湯温の測定から制
御をやり直すフィードフォワード制御が実行されること
になる。
一方、前記フィードフォワード制御によって混合湯温の
温度変化率が低くなった場合には、設定温度と混合湯の
温度を比較して、温度′差に応じた弁の開度制御をおこ
なうフィードバック制御が選択されて実行される。
、これにより、本発明によれば、フィードフォワード制
御により水温、湯温の変化に対して素早く応答ができる
と共に、温水や水等の温度の変化が少ない安定状態とな
った後に、前記フィードバック制御を実行して設定温度
と混合湯の温度との誤差を補正するようにしたので、吐
出混合温水の温度が大きく変化するといういわゆるハン
チング現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構造を示す回路図、第2図は本発
明の一実施例に係る湯水混合装置を示す回路図、第3図
は第2図における弁開度算出手段と比較手段の詳細を示
す回路図、第4図(A)〜(D>は本発明の一実施例に
係る混合装置の制御プロセスの一例を示すフローチャー
ト、第4図(E)は更に他の制御プロセスを示すフロー
チャート、第5図は本発明の湯水混合装置における湯水
混合栓の部分を示す平面側断面図、第6図は第5図にお
けるVl −Vl線に沿う断面図、第7図は第5図にお
ける右側描図、第8図は第5〜7図に示された湯水混合
栓における弁体を示す分解斜視図である。 1・・・栓本体ブロック、14a・・・水側弁体、14
b・・・湯側弁体、40a・・・水側モータ、40b・
・・湯側モータ、61・・・水温センサ、62・・・湯
温センサ、63・・・混合湯温センサ、67・・・流量
設定手段、68・・・温度設定手段、80・・・弁開度
演算手段、81・・・比穀手段。 特許出願人    萬自動車工業株式会社代理人弁理士
   八 1)幹 雄(ほか1名)L  +     
       +           +  J第4
8(A) 図 (D) 第4図(Eン 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]湯流路に設けられ湯側モータにより駆動されて前
    記湯流路の開度を調整する湯側弁体と、水流路に設けら
    れ水側モータにより駆動されて前記水流路の開度を調整
    する水側弁体と、前記湯流路と前記水流路とに連通され
    た混合湯流路内の混合湯の温度を検出する混合湯温セン
    サと、前記湯流路内の湯の温度を検知する湯温センサと
    、前記水流路内の水の温度を検知する水温センサと、前
    記混合湯流路内からの吐出混合湯の温度を設定する温度
    設定手段と、前記吐出混合湯の流量を設定する流量設定
    手段と、前記水温センサと前記湯温センサにより検知さ
    れたそれぞれの温度に応じた前記湯側弁体と前記水側弁
    体の開度比率を前記温度設定手段からの温度設定信号に
    より維持しつつ前記流量設定手段からの信号に応じて前
    記湯側弁体と前記水側弁体との開度を演算して前記湯側
    と前記水側のそれぞれのモータに駆動信号を送る弁開度
    演算手段と、タイマーで設定された所定時間内における
    前記混合湯の温度変化率が所定の変化率以内か否かを比
    較して前記温度変化率が所定値以上の場合に前記湯温セ
    ンサと前記水温センサからの信号を読み込んで前記弁開
    度演算手段により再度弁開度を演算させる比較手段と、
    前記温度変化率が所定値以下の場合に前記混合湯温セン
    サからの検知温度と前記温度設定手段による設定温度と
    を比較して前記弁開度演算手段に補正信号を送る補正手
    段とを有する湯水混合装置。 [2]湯流路に設けられ湯側モータにより駆動されて前
    記湯流路の開度を調整する湯側弁体と、水流路に設けら
    れ水側モータにより駆動されて前記水流路の開度を調整
    する水側弁体と、前記湯流路と前記水流路とに連通され
    た混合湯流路内の混合湯の温度を検出する混合湯温セン
    サと、前記湯流路内の湯の温度を検知する湯温センサと
    、前記水流路内の水の温度を検知する水温センサと、前
    記混合湯流路内からの吐出混合湯の温度を設定する温度
    設定手段と、前記吐出混合湯の流量を設定する流量設定
    手段と、前記水温センサと前記湯温センサにより検知さ
    れたそれぞれの温度に応じた前記湯側弁体と前記水側弁
    体の開度比率を前記温度設定手段からの温度設定信号に
    より維持しつつ前記流量設定手段からの信号に応じて前
    記湯側弁体と前記水側弁体との開度を演算して前記湯側
    と前記水側のそれぞれのモータに駆動信号を送る弁開度
    演算手段と、タイマーで設定された所定時間内における
    前記混合湯の温度変化率が所定の変化率以内か否かを比
    較して前記温度変化率が所定値以上の場合であって前記
    混合湯の温度変化が前記設定温度から遠ざかるように変
    化している場合に前記湯温センサと前記水温センサから
    の信号を読み込んで前記弁開度演算手段により再度弁開
    度を演算させる比較手段と、前記温度変化率が所定値以
    下の場合に前記混合湯温センサからの検知温度と前記温
    度設定手段による設定温度とを比較して前記弁開度演算
    手段に補正信号を送る補正手段とを有する湯水混合装置
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0493533A (ja) * 1990-08-07 1992-03-26 Takagi Ind Co Ltd 給湯器
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