JPS633046A - 難燃性遮音材 - Google Patents

難燃性遮音材

Info

Publication number
JPS633046A
JPS633046A JP61147878A JP14787886A JPS633046A JP S633046 A JPS633046 A JP S633046A JP 61147878 A JP61147878 A JP 61147878A JP 14787886 A JP14787886 A JP 14787886A JP S633046 A JPS633046 A JP S633046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
flame
parts
vinyl acetate
retardant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61147878A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Tsurumaru
鶴丸 秀一
Nobuhiro Fujio
信博 藤尾
Takeshi Yamazaki
猛 山崎
Toshiro Nishizaki
西崎 俊郎
Isao Negishi
根岸 伊佐夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining Co Ltd, Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Nippon Mining Co Ltd
Priority to JP61147878A priority Critical patent/JPS633046A/ja
Priority to US07/064,463 priority patent/US4814018A/en
Priority to EP87305559A priority patent/EP0251645B1/en
Priority to DE3789993T priority patent/DE3789993T2/de
Priority to KR1019870006391A priority patent/KR930003594B1/ko
Publication of JPS633046A publication Critical patent/JPS633046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、銅製錬工程で副生する鉄精鉱スラグを遮音材
として使用する柔軟性、加工性にすぐれた難燃性遮音材
に関する。
(従来技術) 騒音には、自動車、列車、航空機などの交通騒音のほか
、工場、学校、公園、球技場などの近隣施設、近隣住宅
からの外部発生のものと同一住宅内で発生する内部的な
ものがある。テレビ、ステレオ、ピアノなどの音楽騒音
もまた住宅地域内では深刻な社会問題となっている。こ
れらの騒音に対して遮断効果の亮い遮音材を得るために
は、遮音しようとする材料の面密度に比例する遮音の質
量剤(T L =a log mf +b。
TLは透過損失(dB)、mは面密度(kg/m”)、
「は周波数()Iz)、a、bは定数〕が適用されるこ
とから、比重の大きい充填剤を加工性の良好なバインダ
ー材に混入する必要がある。かつて、炭酸カルシウムや
水酸化アルミニウムなどの無機質充填剤を有機質バイン
ダー中に大量に混合して遮音性の試みがなされたが、こ
れらの充II3を剤では遮音材として高比重のものが得
られないため、遮音効果は不十分であった。現在知られ
ている遮音材は、バインダーとして天然ゴム、合成ゴム
、ゴム系接着剤、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、合成樹脂系接着剤、アスファルトなどが使
用され、充填剤として比重の大きい鉛粉、鉛化合物、鉄
粉、酸化鉄スラグ、パライト (硫酸バリウム)などが
使用されている。
しかし、鉛粉、鉛化合物は比重が高くて好ましいが、価
格が高く、燃焼時に酸化鉛の有害粉じんガスを発生する
ので、その使用には問題がある。鉄粉も比重が高いため
、好ましい充填剤であるが、価格が高く、湿度により錆
を生じて外観を著しく阻害すると共に遮音材が膨み、変
形するなど問題がある。酸化鉄スラグは価格が安価であ
るが、酸化カルシウムの含有量が多いため、比重が前者
より小さく、しかも、酸化鉄スラグを熱可塑性樹脂中に
混練りするときロール表面への付着が著しいので加工性
に欠ける問題がある。パライトはその組成が硫酸バリウ
ムであり、比重も高いが、輸入依存のため原材料入手に
難がある。
一方、騒音防止用の柔軟性遮音材のバインダー材は、大
部分が可燃性物質を使用しているため、火炎に接して一
旦燃焼すると多量の黒煙と有害ガスを発生し、火災時の
消火活動や誘真避難に支障をきたすという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の問題点から遮音材として具備すべき要件は、■充
填剤を大量に混入できるバインダー材であること、■使
用する充填剤は比重が高く、安価で熱安定性のあること
、■難燃性であって、火災に際して有害ガスを発生しな
いこと、■柔軟性および加工性にすぐれた遮音材である
こと、である。
本発明は、上記の課題を解決することを目的とするもの
で、難燃性遮音材を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、かかる目的を解決するために鋭意検討を
重ねた結果、エチレン酢酸ビニル共重合体に銅製錬工程
で副生ずる鉄精鉱スラグとハロゲン系有機難燃剤および
三酸化アンチモンを配合することによって、すぐれた難
燃性と遮音性のあることを見出して本発明を完成させた
ものである。
その配合構成は、エチレン酢酸ビニル共重合体100重
量部に対して、銅製錬工程で副生ずる鉄精鉱スラグ40
0〜1500重量部、ハロゲン系有機難燃剤20〜10
0重量部および三酸化アンチモン5〜50重量部を配合
してなることを特徴とするものである。
以下、本発明にかかるjI燃性遮音材の組成物について
更に詳細に説明する。
本発明で使用するエチレン酢酸ビニル共重合体とは、酢
酸ビニル含有量が15〜70重四%の範囲であって、好
ましくは30〜60重量%である。酢酸ビニル含有量が
15重量%未満では、本発明で使用する鉄精鉱スラグを
高充填することができないため、比重が小さくなり、遮
音性に乏しくなる。逆に、70重量%を超えるときは、
遮音材の機械的強度が低下するので好ましくない。エチ
レン酢酸ビニルの配合量は他の成分との配合において、
常に100重量部を使用する。
本発明で使用する銅製錬工程で副生ずる鉄精鉱スラグと
は、銅製錬工程の自溶炉から得られる77)を、転炉で
二酸化ケイ素と酸素を添加してシリケート化と酸化を行
なって、生成するスラグを磁選し、得られたスラグを浮
遊選鉱して銅精鉱を回収した後の残物を脱水して得られ
る鉄精鉱スラグである。
該鉄精鉱スラグの化学組成例は、2FeO・SiO□(
FeOとして40〜50重四%、5iOzとして15〜
30重量%)、Fe3O410〜30重量%、FezO
35重量%、MgO5重量%以下であって、CaOは殆
ど含有しない。該鉄精鉱スラグは、銅製錬工程で得られ
る副生物であるから、安価であり、大量に生成される。
しかも浮遊選鉱を経たものであり、好都合にも破砕粒子
である。該スラグのかさ密度は、3〜4であり、比重は
4〜4.2であるから遮音材の充填剤としては好ましい
ものである。本発明で使用する鉄精鉱スラグの粒度は1
00メツシユ以下が好ましく、特に200メツシユ以下
がより好ましい。
鉄精鉱スラグの配合量は、エチレン酢酸ビニル共重合体
100重量部に対して、400〜1500重量部の範囲
であり、好ましくは600〜1200重量部である。鉄
精鉱スラグの配合量が400重量部未満では、遮音材の
比重があがらず、遮音性に乏しく、また難燃性にも乏し
くなる。逆に1500重量部を超えるときは、混練りの
加工性がわるく、得られる遮音材は柔軟性を欠き、機械
的強度が低下するので好ましくない。
本発明で使用するハロゲン系有機難燃剤とは、塩素化パ
ラフィン、デカブロモジフェニルエーテル、テトラブロ
モビスフェノールAなどで、1種または2種以上を使用
する。
ハロゲン系有機難燃剤の配合量は、エチレン酢酸ビニル
共重合体100重量部に対して、20〜100重量部の
範囲であり、好ましくは30〜60重量部である。その
配合量が20重量部未満では、得られる遮音材の難燃性
が満足されない。逆に、100重量部を超えるときは、
難燃性の向上がなく、飽和するので価格的に不経済なも
のとなると共に機械的強度および加工性が低下するので
好ましくない。
本発明で使用する三酸化アンチモンとは、水に不溶の白
色粉末であって、通常の製法で製造されたものであれば
よく、特に限定されない。
また粒状、形状の如何にも関係しない。
三酸化アンチモンの配合量は、エチレン酢酸ビニル共重
合体100重量部に対して、5〜50重量部の範囲であ
り、好ましくは10〜30重量部である。三酸化アンチ
モンの配合量が5重量部未満では、得られる遮音材の難
燃性が満足されない。逆に、50重量部を超えるときは
、難燃性の向上がなく、飽和するので価格的に不経済な
ものとなる。
(実施例) 以下、実施例および比較例にもとづいて本発明を更に詳
細に説明するが、本発明はかかる実施例にのみ限定され
るものでない。
第1表に示す実施例1〜5および比較例1〜6配合組成
物を6吋オープンロールで150〜b さ約1mmの各シートを作製した。各シートについて、
以下に示す緒特性を調べた結果を第1表に併記した。
比 重:遮音材は材料の密度に大きく依存するので、比
重で遮音性の評価をした。
高比重はど遮音効果が大きい。
柔軟性二作製したシートから30X70X1mm試験片
を打ち抜き、この試験片を 180度折り曲げて柔軟性を調べた。
○印:クランク割れを生しないもの △印:クランクを生じるが割れないもの×印:クラック
割れを生じるもの 加工性:実施例、比較例の各配合組成物を6吋オープン
ロールで150〜b への巻付性、ベタツキ性を調べて評 価した。
○印:加工性がよいもの △印:加工性がややわるいもの ×印:加工性がわるいもの 難燃性二作製したシートから15X70X1mmの試験
片を打ち抜き、試験片を水 平に保ちブンゼンバーナーの炎長 151の先端が試料片の下端にとど くようにする。
15秒後に炎を取り除いたとき、 延焼するかどうかを調べた。
○印:延焼しないもの ×印:延焼するもの 結果かられかるように、実施例1〜5は、本発明に使用
する特定の配合材料が適切に組合されているので、遮音
材の比重が2.73〜3.37の範囲にあって良好な遮
音性を示すと共に柔軟性、加工性、離燃性などの緒特性
が良好なものとなる。
次に、比較例についてみると、比較例1は、鉄精鉱スラ
グ量が少ないため、比重が低くなり遮音性が好ましくな
い。比較例2は、鉄精鉱スラグ量が多いため、柔軟性と
加工性に欠く。比較例3.4は、エチレン酢酸ビニル共
重合体の酢酸ビニル含有量が適切でないため、柔軟性が
わるく、加工性もややわるい。比較例5は、三酸化アン
チモン粉末が添加されていないため、難燃性が期待でき
ない。比較例6.7は、ハロゲン系有機難燃剤のデカブ
ロモジフェニルエーテル量が適切でないため、難燃性に
欠(。
(発明の効果) 以上、説明した如く本発明にがかる難燃性遮音材は、銅
製錬工程で副生ずる鉄精鉱スラグを有効利用するもので
あって、資源の再活用と共に原材料の軽減を図ることが
でき、難燃性でしかも遮音性のすぐれた遮音材を安価に
供給できることは、また産業上にも寄与する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン酢酸ビニル共重合体100重量部に対し
    て、銅製錬工程で副生する鉄精鉱スラグを400〜15
    00重量部とハロゲン系有機難燃剤20〜100重量部
    および三酸化アンチモン5〜50重量部からなることを
    特徴とする難燃性遮音材。
  2. (2)エチレン酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量
    が15〜70重量%である特許請求の範囲第1項記載の
    難燃性遮音材。
  3. (3)ハロゲン系有機難燃剤が塩素化パラフィン、デカ
    ブロモジフェニルエーテルまたはテトラブロモビスフェ
    ノールAであって、1種または2種以上使用することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の難燃性遮音材。
JP61147878A 1986-06-23 1986-06-23 難燃性遮音材 Pending JPS633046A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61147878A JPS633046A (ja) 1986-06-23 1986-06-23 難燃性遮音材
US07/064,463 US4814018A (en) 1986-06-23 1987-06-22 Filler for noise insulating material and noise insulating material using same
EP87305559A EP0251645B1 (en) 1986-06-23 1987-06-23 Low-smoke noise insulating material
DE3789993T DE3789993T2 (de) 1986-06-23 1987-06-23 Raucharmer, lärmisolierender Stoff.
KR1019870006391A KR930003594B1 (ko) 1986-06-23 1987-06-23 차음재용 필러 및 이 필러를 사용한 차음재

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61147878A JPS633046A (ja) 1986-06-23 1986-06-23 難燃性遮音材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS633046A true JPS633046A (ja) 1988-01-08

Family

ID=15440264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61147878A Pending JPS633046A (ja) 1986-06-23 1986-06-23 難燃性遮音材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS633046A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0444378U (ja) * 1990-08-16 1992-04-15

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51132248A (en) * 1975-04-22 1976-11-17 Hiroshima Kasei Kk A sound insulating composition of amorphous polyolefin
JPS5233935A (en) * 1975-09-11 1977-03-15 Nippon Zeon Co Ltd Material for molding sound insulator having good processing and sound insulating properties
JPS5734064A (en) * 1980-08-08 1982-02-24 Nippon Steel Corp Soft vinyl chloride sound-proofing material
JPS57135861A (en) * 1981-02-16 1982-08-21 Haishiito Kogyo Kk Metal powder-containing sheet

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51132248A (en) * 1975-04-22 1976-11-17 Hiroshima Kasei Kk A sound insulating composition of amorphous polyolefin
JPS5233935A (en) * 1975-09-11 1977-03-15 Nippon Zeon Co Ltd Material for molding sound insulator having good processing and sound insulating properties
JPS5734064A (en) * 1980-08-08 1982-02-24 Nippon Steel Corp Soft vinyl chloride sound-proofing material
JPS57135861A (en) * 1981-02-16 1982-08-21 Haishiito Kogyo Kk Metal powder-containing sheet

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0444378U (ja) * 1990-08-16 1992-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1068838A (en) Fire retardant polyvinyl chloride containing compositions
KR930003594B1 (ko) 차음재용 필러 및 이 필러를 사용한 차음재
KR960014913B1 (ko) 차음재
JPS633046A (ja) 難燃性遮音材
CN101220280A (zh) 防火用片材
JPS633045A (ja) 難燃低発煙性遮音材
WO1988000959A1 (en) Halogen-free fire-retardant synthetic resin composition
JPS633048A (ja) 難燃性遮音材
JPS633044A (ja) 低発煙性遮音材
JPH02301434A (ja) 難燃性床材
JPH0460065B2 (ja)
JPS60127341A (ja) 難燃性軟質遮音材
JPS633047A (ja) 柔軟性遮音材
JPH0349305B2 (ja)
JP2560473B2 (ja) 帯電防止用床材
JPH0122213B2 (ja)
JPH0125777B2 (ja)
JPS62285940A (ja) 軟質難燃樹脂組成物
JPS63125548A (ja) 防火性能を有する高比重遮音材
JPH04334811A (ja) 難燃性電気絶縁組成物
JPH0460064B2 (ja)
JPH0460066B2 (ja)
JPH01132645A (ja) 難燃性有機高分子組成物
JPH01172484A (ja) 制振・遮音材
CN104629389A (zh) 改性阻燃沥青、阻燃沥青混凝土及其制备方法、以及消石灰作为阻燃剂的应用