JPS63301278A - タ−ル状物質剥離用組成物およびタ−ル状物質剥離方法 - Google Patents

タ−ル状物質剥離用組成物およびタ−ル状物質剥離方法

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JPS63301278A
JPS63301278A JP13844487A JP13844487A JPS63301278A JP S63301278 A JPS63301278 A JP S63301278A JP 13844487 A JP13844487 A JP 13844487A JP 13844487 A JP13844487 A JP 13844487A JP S63301278 A JPS63301278 A JP S63301278A
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JP
Japan
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tar
composition
compound
water
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JP13844487A
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English (en)
Inventor
Toshimi Oowatari
大渡 利已
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Kaken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kaken Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、塗装工場や賦力印刷工場などで用いられる
焼付乾燥炉や排気ダクトの内壁などに付着するタール状
物質を剥離するタール状物質剥離用組成物およびタール
状物質剥離方法に関する。
[従来の技術] 塗装工場や賦力印刷工場などで用いられる焼付乾燥炉や
排気ダクトの内壁などには、タール状物質が付着する。
このタール状物質は、塗膜の残留溶剤、可塑剤、樹脂モ
ノマなどの揮発成分の他、熱分解生成物、反応生成物を
含んでおり、溶剤系塗料だけでなく、水系塗料や電着塗
料を用いた場合でも発生する。これらの物質は、とくに
焼付乾燥炉の内壁のように、高温、かつ、酸化性の雰囲
気にさらされる場所では、酸化による高分子化が進行し
、ミストあるいは固体状になって存在している。炉中で
も比較的温度の低い部分、たとえば、焼付乾燥炉の製品
搬入出口や排気ダクトでは、その内壁表面で高分子化し
、内壁表面に付着堆積するようになる。
このようなタール状物質が付着すると、次のような悪影
響をもたらす、すなわち、 (1)内壁に付着したタール状物質が蓄積され固化する
にしたがい、部分的に剥がれて製品上に落下し、製品不
良を発生する原因となる。
(2)剥がれて落下したタール状物質は、火気による引
火のおそれがある。
(3)排気ダクトにおける排出ファンの能力低下をもた
らす。
(4)炉の製品搬出口などにおけるコンベアの可動抵抗
を増加し、作業能率を低下させる。
したがって、付着したタール状物質を剥離する必要があ
るが、従来は、強酸、強アルカリ溶液などの薬品をター
ル状物質に散布し、水洗後、へらなどを用いて掻き取る
方法や、薬品を用6tずに単にへらなどを用いてlR械
的に掻き取る方法などが行われていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような方法では、タール状物質の大
部分が熱により固化されているため、掻き取り作業に多
大の労力と手間を必要とし、極めて作業能率の悪いもの
となっていた。薬品を使用する場合には、作業者への薬
害が大きな問題となり、他方、炉などが腐食して炉の寿
命が短くなるという問題もあった。
上記問題点に鑑がみ、本発明は、焼付乾燥炉や排気ダク
トの内壁などに付着したタール状物質を、少ない労力で
迅速、容易に、かつ、作業者へ薬害をもたらすことなく
安全に剥離することができるタール状物質剥離用組成物
、およびこの組成物を用いたタール状物質剥離方法を提
供することを目的とする。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、第1の発明の特徴構成は、自
重の10〜1000倍の水を吸収する膨潤性物質を有効
成分とするタール状物質剥離用組成物にあり、第2の発
明の特徴構成は、前記タール状物質剥離用組成物を予め
被付着物に塗布し、これを乾燥して皮膜を形成し、この
皮膜上にタール状物質が付着した後、被付着物上のター
ル状物質を、水を有効成分とする液と接触させることに
ある。
前記膨潤性物質としては、以下に示すようなものが挙げ
られる。
(1)不飽和高分子化合物と、オレフィン系化合物、ビ
ニル化合物またはビニリデン化合物とによってえられる
共重合体を多官能性化合物で架橋したもの。
ここに、不飽和高分子化合物とは、アクリル酸、アクリ
ル酸アミド5メタクリル酸、メタクリル酸アミド、マレ
イン酸、無水マレイン酸、マレイン酸アミド、マレイン
酸イミド、イタコン酸、無水イタコン酸、無水シトラコ
ン酸、クロトン酸、フマール酸、メサコン酸などである
。一方、オレフィン系化合物、ビニル化合物またはビニ
リデン化合物とは、エチレン、プロピレン、ブチレン、
イソブチレン、ジイソブチレン、インブテン、n〜ペン
テン、2−メチル−1−ブテン、n−ヘキサン、2−エ
チル−1−ブテン、2−ペンテン、2−ヘキサン、メチ
ルビニルエーテル、スチレン、酢酸ビニル、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、アクリルニトリルな
どである。
そして、多官能性化合物とは、グリセリン、エチレング
リコール、1.4−ブタジオール、メチルペンタトリオ
ール、グリシジルアルコール、グリセリンジグリシジル
エーテル、ボリエチ1/ングリシジルエーテル、グリセ
リントリグリシジルエーテル、プロピレンジグリシジル
エーテル、ポリプロピレンジグリシジルエーテル、トリ
メチロールプロパントリグリシジルエーテル、エチレン
ジアミン、エタノールアミン、ジエチレントリアミン、
トリエチレンテトラジン、テトラエチレンペンタミン、
ペンタエチレンへキサミンなどである。
この種の膨潤性物質には、インブチレン−無水マレイン
酸系化合物のように、200℃で300時間の使用に耐
えられる耐熱性に優れたものがある。
(2)ナトリウム四ケイ素雲母、リチウム四ケイ素雲母
などの無機物質。
(3)でんぷん系の吸水性高分子化合物。
この系の吸水性高分子化合物には、でんぷんをアルファ
化した後アクリルニトリルをセリウム触媒でグラフト重
合し、これを水酸化ナトリウムで加水分解させたもの、
アクリル酸をでんぷんにグラフト重合させた後中和させ
たもの、このアクリル酸の部分中和物の約40%水溶液
をシクロヘキサン中でソルビタン系界面活性剤で乳化さ
せ、これを過硫酸アンモニウムなどで重合して架橋させ
てものなどがある。この系の吸水性高分子化合物は、と
くに、吸水性が高いので好ましい。
(4)セルロース系の吸水性高分子化合物。
(5)アクリル系の吸水性高分子化合物。
(6)ポバール系の吸水性高分子化合物。
これらの膨潤性物質を単独で用いてもよいし、2種以上
の上記膨潤性物質を組合せて用いてもよい。
なお、タール状物質剥離用組成物としては、上記膨潤性
物質の他に、被付着物の表面に均一に組成物を密着させ
るための湿潤剤、レベリング剤、ハジキ防止剤などを添
加してもよいし、これらに加えて防腐剤、防錆剤などを
添加してもよい。とくに、湿潤剤は、これを添加すると
一層好ましい結果が得られる。湿潤剤としては、市販の
界面活性剤などが用いられ、通常0.2重量部程度加え
られる。さらに、剥離効果を上げるために各種重合防止
剤を添加してもよい。
[作用、効果] 膨潤性物質が自重の10倍未満の水分を吸収する程度で
あれば、被付着物の表面に付着したタール状物質を迅速
、かつ、容易に剥離することは難かしい。他方、膨潤性
物質が自重の1000(@f!−越える水分3吸収する
ようになると、膨潤性物質自体の分解を招来し、被付着
物上のタール状物質を剥離するという機能を発揮しえな
くなる。要するに、被付着物上のタール状物質を剥離す
る組成物としては、自重の10〜1000倍の水を吸収
する膨潤性物質を有効成分とするのが好ましい。
このようなタール状物質剥離用組成物を単独、または前
記したような各種添加物とともに水などの溶媒に溶かし
、この溶液を予め焼付乾燥炉や排気ダクトの内壁などに
塗布して、自然放置あるいは加熱などの適当な方法で乾
燥させると、内壁表面に1い皮膜が形成される。この皮
膜表面にタール状物質が堆積した後、適時、水を有効成
分とする液と接触させる。この液がタール状物質を通し
て浸潤していくと、前記皮膜が膨潤して皮膜表面のター
ル状物質が容易に剥離されることとなる。この場合、加
熱した水を用いるようにすると、タール状物質が一層容
易に剥離されて好ましい。
前記水を有効成分とする液には、湿潤剤、浸透剤、界面
活性剤などのアニオン、またはノニオン系の各種添加剤
などを添加しても効果的となる。さらには、タール状物
質剥離用組成物に、塗布の際の乾燥を早めるために、ア
ルコール類などの有機溶剤の添加も有効であるが、被付
着物が高温にさらされる場合(例えば、−iの焼付乾燥
炉内部では100〜250°Cになる)などには、安全
性の確保のため、引火性物質の添加は当然好ましくない
、このように、本発明にかかるタール状物質剥離用組成
物は、従来技術で用いられたような強酸性や強アルカリ
性物質ではないので、作業者に薬害をもたらすことがな
い。
さらに、本発明にかかるタール状物質剥離方法は、前記
タール状物質剥離用組成物を被付着物に塗布して皮膜状
にし、水を有効成分とする液と接触させることにより、
タール状物質を簡単に剥離できるので、へらなどを用い
て掻き取る作業を要することなく、少ない労力で迅速、
容易に目的を達することができる。
[実施例コ 以下に、本発明の実施例について説明する。
これら実施例において、部とは重量部を意味する。
(実施例1) 下記の組成を有するタール状物質剥離用組成物を作成す
る。
インブチレン−無水マレイン酸    1部系吸水性高
分子 (Klゲル201に−F2  :クラレインブレンケミ
カル社製) 水                        
90部湿潤剤              02部池に
ハジキ防止剤、防錆剤を添加。
上記組成物を、電着塗装の焼付乾燥炉の出口内壁にスプ
レーガンを用いて塗布した。乾燥後、通常の塗装工程を
1ケ月間行い、前記焼付乾燥炉を稼動した。焼付乾燥炉
の内壁にはタール状物質が付着堆積し、その大部分は固
化していた。
ついで、焼付乾燥炉の内壁に下記の組成を有する液を、
スプレーガンを用いて吹付け、約10分間放置しな。
水(浸透剤を添加)      1000部アニオン系
添加剤          1部10分経過後、焼付乾
燥炉内壁のタール状物質は、内壁表面より浮き上がり布
などで拭き取ることにより簡単に剥離することがてきた
。また、ある程度の水圧をかけて洗い流すことも十分可
能であった。
(実施例2) 下記の組成を有するタール状物質剥離用組成物を作成す
る。
ナトリウム四ケイ素雲母       8部(トビ・−
工業層、DMクリーンA) 水                        
100部湿潤剤              02部他
に防錆剤を添加。
上記剥離用組成物を実施例1に示したと同様の方法で焼
付乾燥炉内壁に塗布し、同様の剥離試験を行った。その
結果、焼付乾燥炉内壁に付着したタール状物質を容易に
剥離することができた。
(実施例3) アンモニア水で中和したイソ    20部ブチレン−
無水マレイン酸共重 合体 ポリビニルアルコール       10部ポリエチレ
ングリコール      20部水         
              500部湿潤剤    
          02部他に、防錆剤を添加。
上記!1離用組成物を実施例1に示したと同様の方法で
焼付乾燥炉内壁に塗布し、同様の剥離試験を行った。そ
の結果、焼付乾燥炉内壁に付着したタール状物質を簡単
にM離することかできた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、自重の10〜1000倍の水を吸収する膨潤性物質
    を有効成分とするタール状物質剥離用組成物。 2、膨潤性物質が、不飽和高分子化合物と、オレフィン
    系化合物、ビニル化合物またはビニリデン化合物とによ
    ってえられる共重合体を多官能性化合物で架橋したもの
    、膨潤性無機物質、でんぷん系の吸水性高分子化合物、
    セルロース系の吸水性高分子化合物、アクリル系の吸水
    性高分子化合物、およびポバール系の吸水性高分子化合
    物よりなる群から選ばれた1種または2種以上のもので
    ある特許請求の範囲第1項記載のタール状物質剥離用組
    成物。 3、膨潤性無機物質が、ナトリウム四ケイ素雲母または
    リチウム四ケイ素雲母である特許請求の範囲第2項記載
    のタール状物質剥離用組成物。 4、自重の10〜1000倍の水を吸収する膨潤性物質
    を有効成分とするタール状物質剥離用組成物を、予め被
    付着物に塗布し、これを乾燥して皮膜を形成し、この皮
    膜上にタール状物質が付着した後、被付着物上のタール
    状物質を、水を主成分とする液と接触させて付着したタ
    ール状物質を剥離するタール状物質剥離方法。
JP13844487A 1987-06-02 1987-06-02 タ−ル状物質剥離用組成物およびタ−ル状物質剥離方法 Pending JPS63301278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6250317B1 (en) * 1997-02-12 2001-06-26 Kansai Paint Co. Ltd Method of removal of applied film

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6250317B1 (en) * 1997-02-12 2001-06-26 Kansai Paint Co. Ltd Method of removal of applied film

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