JPS6330008Y2 - - Google Patents

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JPS6330008Y2
JPS6330008Y2 JP8864380U JP8864380U JPS6330008Y2 JP S6330008 Y2 JPS6330008 Y2 JP S6330008Y2 JP 8864380 U JP8864380 U JP 8864380U JP 8864380 U JP8864380 U JP 8864380U JP S6330008 Y2 JPS6330008 Y2 JP S6330008Y2
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water supply
water
drain
pipe
boiler
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JP8864380U
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ボイラにおけるドレン回収装置に関
するものである。
従来より、ボイラで使用する燃料を削減するた
め、使用後のドレン(80〜95℃程度)を回収し、
このドレンで給水を予熱して再びボイラに供給す
るようにしたものが公知である。その一例は第1
図に示すように、給水タンクaに貯留した水を給
水管bより給水ポンプcを介してボイラdに供給
し、該ボイラdで得た蒸気を蒸気供給管eにより
各蒸気使用部fに供給し、使用後のドレンをドレ
ン回収管gにより前記給水タンクaに回収するよ
うにしたものである。しかるに、上記給水タンク
aにドレンを回収すると、給水タンクaの上部だ
けが昇温するため、給水タンクaの下部に接続し
た給水管bからは温度の低い水が供給され、ドレ
ンによる予熱効果が小さいものである。
第2図は上記欠点を改善するべく提案されたも
のであつて、給水タンクa内に取水装置hを付設
し、給水タンクaの上部から高温水を取水し、給
水管bを介してボイラdに供給し、上部の高温水
の有効利用を図つたものである。しかし、この構
造では、水位の変動に対しても常に十分な給水量
を確保するためには、取水装置hに水位の変動に
対応して順次上方から開く特殊な開閉機構を必要
とし、設備費、保守管理費が高くなる不具合を有
するとともに、ドレンを給水タンクaに回収する
ことによる問題点は依然として発生する。すなわ
ち、給水タンクaの上部が90℃程度に昇温するこ
とにより給水タンクaの上部壁面から外部に放出
される熱損失が大きく、しかも、ボイラdの運転
開始から取水温度の上昇までに長い時間がかかつ
てその間の予熱効果が殆どないなどの点で熱回収
率が低く、さらに、給水タンクaの昇温によりそ
の腐食が発生しやすく、タンク内壁への特殊塗料
の塗布、給水への添加剤の添加等が要求される問
題点がある。
一方、第3図に示すものは、ドレンを給水タン
クaに回収せず、ドレン回収管gからドレン回収
ポンプjを介して直接ボイラdに供給するように
し、上記欠点を解消せんとするものであるが、こ
のドレン回収ポンプjは耐熱性、耐食性およびド
レン非発生時における空転防止構造等が要求され
るものであつて非常に高価であると同時に、該ポ
ンプ駆動用の動力維持費用を要するものである。
そこで、本考案はかかる点に鑑み、ドレンを給
水タンクに回収せず直接ボイラへ供給するととも
に、そのためのドレン回収ポンプを不要としたボ
イラのドレン回収装置を提供し、前記従来の欠点
を解消するものである。
以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。第4図において、1は補給水管1aを備えた
給水タンク、2は該給水タンク1の貯留水を給水
ポンプ3を介してボイラ4に供給する給水管、5
はボイラ4で発生した蒸気使用部6(放出使用を
含む)に供給する蒸気供給管、7は蒸気使用部6
から排出された使用後のドレンを回収するドレン
回収管である。ドレン回収管7は給水タンク1の
外側に設けられている。
上記ドレン回収管7の下端部は、前記給水タン
ク1と給水ポンプ3との間、すなわち給水ポンプ
3上流の給水管2に上方から連通接続され、該ド
レン回収管7と給水タンク1とにより給水管2を
介してU字管が構成されている。
また、上記ドレン回収管7の上端部には、該ド
レン回収管7の上部空間7aの圧力を調整する二
次圧調整バルブ8が付設され、この二次圧調整バ
ルブ8によりドレン回収管7の上部空間7aの圧
力を略大気圧と同じ圧力に調整し、このドレン回
収管7の上部空間7aに接続されたドレン流入口
7b,7cからドレンが流入するときには、給水
タンク1の水頭圧よりも所定量(Δh分だけ)ド
レン回収管7中の水頭圧が高くなるように設定し
ている。
尚、蒸気使用部6が複数あつて、異なる圧力の
ドレンを回収する場合には、第5図に示すよう
に、ドレン回収管7の上部空間7aに対し、低圧
側ドレン流入口7bはそのままドレン回収管7の
壁面に開口させる一方、高圧側ドレン流入口7c
は内部で屈曲させてその圧力が直接低圧側ドレン
流入口7bに作用しないように設けるのが好まし
い。また、上記ドレン回収管7の外周に保温材を
設けて、回収したドレンの保温を図るのが熱利用
上好ましい。
次に、上記実施例の作用を説明すれば、ボイラ
4の運転に応じ該ボイラ4には給水ポンプ3によ
つて所定量の給水が行われる。この給水量は、給
水タンク1からの常温水とドレン回収管7に回収
されたドレンとの和であるが、ドレン回収管7に
ドレンが回収されている場合には、このドレンが
給水タンク1の水に対して優先的に供給されるも
のである。これは、ドレン回収管7と給水タンク
1とに水頭圧力差ができるためであり、水は熱せ
られると水頭圧に若干の変化が認められるが、給
水タンク1水面より少し下つても良い寸法(−
Δh)があれば、給水タンク1の大きさ、温度に
関係なく、ドレン回収管7に流入したドレンは+
Δh分だけ必ず給水タンク1の水よりも優先的に
給水管2から給水ポンプ3を介してボイラ4に給
水される。また、ドレン回収管7に発生するウオ
ターハンマー現象は、前記二次圧調整バルブ8の
作用によつて防止される。
従つて、以上の如き本考案によれば、回収した
ドレンを優先的にボイラに供給し、その不足分を
給水タンクからの給水で補うようにしたことによ
り、ドレンの保有熱量をそのまま再利用すること
ができ、その効率は非常に大きく燃料削減効果に
優れる。すなわち、通常、ボイラへの給水温度が
10℃上昇するとこれによる燃料低減率は約1.5%
であり、本考案によれば、ドレンを給水タンクに
回収するものに対して30℃以上の給水温度の上昇
が期待でき、大幅な燃料消費の改善が図れるもの
である。
また、本考案ドレン回収装置は、ドレン回収管
を給水管に接続して給水タンクとドレン回収管が
U字管を構成するようになすという非常に簡単な
構造でもつて、ドレンを給水タンクの水に優先さ
せることができ、特殊な取水装置やドレン回収ポ
ンプも不要とし、その実施も既設のドレン回収管
の一部がそのまま利用できるものであつて設備費
が安価であると同時に、ドレン回収ポンプの如き
動力源がなくても有効に作動し、その維持経費も
安価である。さらに、給水タンクの昇温がないこ
とにより、この給水タンクの腐食現象の発生が低
減し、特殊な防錆処理、給水処理をも不要とする
など、燃料削減効果と相埃つて実用上種々の優れ
た利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はそれぞれ従来の
ボイラを示す概略構成図、第4図は本考案の一実
施例を示す概略構成図、第5図はドレン回収管の
要部断面図である。 1……給水タンク、1a……補給水管、2……
給水管、3……給水ポンプ、4……ボイラ、5…
…蒸気供給管、6……蒸気使用部、7……ドレン
回収管、7a……上部空間、7b……低圧側ドレ
ン流入口、7c……高圧側ドレン流入口、8……
二次圧調整バルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドレンを回収するようにしたボイラにおいて、
    給水タンクとボイラとが給水ポンプを介装した給
    水管にて接続され、この給水ポンプよりも上流位
    置において給水管にドレン回収管が接続されてこ
    のドレン回収管と給水タンクとが給水管を介して
    U字管を構成し、ドレン回収管へのドレン流入時
    のドレン回収管と給水タンクとの水頭圧力差によ
    りドレンが給水タンクの水に優先してボイラに供
    給されることを特徴とするボイラにおけるドレン
    回収装置。
JP8864380U 1980-06-24 1980-06-24 Expired JPS6330008Y2 (ja)

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JP8864380U JPS6330008Y2 (ja) 1980-06-24 1980-06-24

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JP8864380U JPS6330008Y2 (ja) 1980-06-24 1980-06-24

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JPS5713903U JPS5713903U (ja) 1982-01-25
JPS6330008Y2 true JPS6330008Y2 (ja) 1988-08-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5463927B2 (ja) * 2010-01-18 2014-04-09 三浦工業株式会社 蒸気ボイラ装置及びその運転方法
JP2015190659A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 三浦工業株式会社 ドレンタンク
JP6809907B2 (ja) * 2017-01-06 2021-01-06 株式会社テイエルブイ ドレンポットおよびドレン回収システム

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JPS5713903U (ja) 1982-01-25

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