JPS6329919Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6329919Y2 JPS6329919Y2 JP1983139711U JP13971183U JPS6329919Y2 JP S6329919 Y2 JPS6329919 Y2 JP S6329919Y2 JP 1983139711 U JP1983139711 U JP 1983139711U JP 13971183 U JP13971183 U JP 13971183U JP S6329919 Y2 JPS6329919 Y2 JP S6329919Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- lower casing
- present
- pit barrel
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 13
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はピツトバーレル付き立軸ポンプ下方の
制振装置に関する。
制振装置に関する。
第9図は従来のピツトバーレル付き立軸ポンプ
の断面図を示すもので、図より明らかなように、
ポンプ下部ケーシング1は、その上端部とピツト
バーレル2に対して固定されている吐出しエルボ
3下端部とのフランジ4結合により、ピツトバー
レル2内に吊り下がつた状態で配設されており、
吸入口5から流入した流体は、矢印で示すよう
に、インペラ6の回転によりポンプ下部ケーシン
グ1の下方から吸上げられ、吐出しエルボ3を通
つて吐出口7へと導かれている。
の断面図を示すもので、図より明らかなように、
ポンプ下部ケーシング1は、その上端部とピツト
バーレル2に対して固定されている吐出しエルボ
3下端部とのフランジ4結合により、ピツトバー
レル2内に吊り下がつた状態で配設されており、
吸入口5から流入した流体は、矢印で示すよう
に、インペラ6の回転によりポンプ下部ケーシン
グ1の下方から吸上げられ、吐出しエルボ3を通
つて吐出口7へと導かれている。
ところが、従来の構造においては、ポンプ下部
ケーシングが吐出しエルボに吊り下げられている
状態であるため水平方向に対する剛性は低く、そ
のため、流体の流れの乱れやインペラに回転力を
伝えるローターのアンバランス等の要因により、
立軸ポンプ下方には横揺れ振動(特に吐出しエル
ボとの結合部から離れた部分においては大きい)
が生じ騒音のもととなつていた。そこで、吐出し
エルボとポンプ下部ケーシングとを結合するフラ
ンジの肉厚を上げたり、フランジにリブを設けた
り、あるいはポンプ下部ケーシングの肉厚を上げ
る等剛性を高くするための対策がとられたが、コ
スト高となるばかりか高い振動低減効果は得られ
なかつた。
ケーシングが吐出しエルボに吊り下げられている
状態であるため水平方向に対する剛性は低く、そ
のため、流体の流れの乱れやインペラに回転力を
伝えるローターのアンバランス等の要因により、
立軸ポンプ下方には横揺れ振動(特に吐出しエル
ボとの結合部から離れた部分においては大きい)
が生じ騒音のもととなつていた。そこで、吐出し
エルボとポンプ下部ケーシングとを結合するフラ
ンジの肉厚を上げたり、フランジにリブを設けた
り、あるいはポンプ下部ケーシングの肉厚を上げ
る等剛性を高くするための対策がとられたが、コ
スト高となるばかりか高い振動低減効果は得られ
なかつた。
本考案は上記従来の欠点を解決するために提案
されたもので、ポンプ下部ケーシングが上端側に
て固定されピツトバーレル内に吊り下げられて配
設されるピツトバーレル付き立軸ポンプにおい
て、該立軸ポンプの下方振動部に近接して環状に
対面する制振動板を上記ピツトバーレルに固定し
て設置したことを特徴とするものである。
されたもので、ポンプ下部ケーシングが上端側に
て固定されピツトバーレル内に吊り下げられて配
設されるピツトバーレル付き立軸ポンプにおい
て、該立軸ポンプの下方振動部に近接して環状に
対面する制振動板を上記ピツトバーレルに固定し
て設置したことを特徴とするものである。
第10図ないし第12図を用いて本考案の作用
について説明する。
について説明する。
半径bの円筒B内をこれと同心の半径a、長さ
lの円筒Aが矢印に示すごとく右側に揺れた場
合、揺れを受けた側に存在していた流体は矢印
のごとく移動、即ち加速を強いられるが、この時
この流体の加速に対する抵抗として、運動方程式
より、(1)式に示すような流体の慣性力が働く、 F=MHX¨=−MHW2X (1) F:流体の慣性による抵抗力 MH:流体のみかけ上の等価質量 X:変位、X¨加速度、W:角振動数 (1)式においてMHが流体の慣性抵抗の大きさを
示す指標であり、これはプリツツの式から(2)式の
よに表わされる。
lの円筒Aが矢印に示すごとく右側に揺れた場
合、揺れを受けた側に存在していた流体は矢印
のごとく移動、即ち加速を強いられるが、この時
この流体の加速に対する抵抗として、運動方程式
より、(1)式に示すような流体の慣性力が働く、 F=MHX¨=−MHW2X (1) F:流体の慣性による抵抗力 MH:流体のみかけ上の等価質量 X:変位、X¨加速度、W:角振動数 (1)式においてMHが流体の慣性抵抗の大きさを
示す指標であり、これはプリツツの式から(2)式の
よに表わされる。
MH=πρa21(b2+a2/b2−a2) (2)
ここで円筒Aと円筒Bとの間隙C(=b−a)
が小さいとすると MH=πρa21a/c (3) と近似され、第12図にも示すように、間隙Cが
小さい程MHが大きく(=流体の慣性抵抗が大き
く)、即ち流体の慣性力が大きくなるため、揺れ
に対し強い制振作用が働くことになる。
が小さいとすると MH=πρa21a/c (3) と近似され、第12図にも示すように、間隙Cが
小さい程MHが大きく(=流体の慣性抵抗が大き
く)、即ち流体の慣性力が大きくなるため、揺れ
に対し強い制振作用が働くことになる。
以下、図面に基づいて本考案を説明する。
第1図は本考案の第1の実施例、第2図はその
部分拡大図を示すもので、第9図と同一部材には
同一符号を付し説明は省略する。図より明らかな
ように、横揺れ振動が起きやすいポンプ下部ケー
シング1下方にはその外周面に沿つて近接した位
置に環状の制振板8が配置されており、この制振
板8はピツトバーレル2に固定されている。
部分拡大図を示すもので、第9図と同一部材には
同一符号を付し説明は省略する。図より明らかな
ように、横揺れ振動が起きやすいポンプ下部ケー
シング1下方にはその外周面に沿つて近接した位
置に環状の制振板8が配置されており、この制振
板8はピツトバーレル2に固定されている。
この場合において、ポンプ下部ケーシング1の
半径をa=99.6cm、環状の制振板8の半径をb=
100.0cm、板幅をl=30.0cm、流体を水とした時、
水の慣性抵抗の大きさを示す指標であるMHは前
述の例式より MH=π×1×10-3/980×(99.6)2×30 ×99.6/100−99.6 ≒238(Kgsec2/cm) となり、振動数が10Hzであるとすると振巾100μm
の振動に対し、前述の(1)式より F=−238×(2π×10)2×100×10-4 ≒−9397(Kg) もの慣性力が制振作用として働く(言い換えれ
ば、上記の力でポンプ下部ケーシング1が支持さ
れる)ことになる。
半径をa=99.6cm、環状の制振板8の半径をb=
100.0cm、板幅をl=30.0cm、流体を水とした時、
水の慣性抵抗の大きさを示す指標であるMHは前
述の例式より MH=π×1×10-3/980×(99.6)2×30 ×99.6/100−99.6 ≒238(Kgsec2/cm) となり、振動数が10Hzであるとすると振巾100μm
の振動に対し、前述の(1)式より F=−238×(2π×10)2×100×10-4 ≒−9397(Kg) もの慣性力が制振作用として働く(言い換えれ
ば、上記の力でポンプ下部ケーシング1が支持さ
れる)ことになる。
第3図および第4図は第2の実施例、第5図お
よび第6図は第3の実施例を示すもので、制振板
8を、第2実施例においては横揺れ振動の起きや
すいポンプ下部ケーシング1下方の内周面に、第
3実施例においては同じく横揺れ振動の起きやす
い立軸ポンプ下方のポンプ軸9周りに、それぞれ
近接させて固設したものであり、その制振作用は
第1実施例の場合と同様である。なお、図中10
は旋回流防止板である。
よび第6図は第3の実施例を示すもので、制振板
8を、第2実施例においては横揺れ振動の起きや
すいポンプ下部ケーシング1下方の内周面に、第
3実施例においては同じく横揺れ振動の起きやす
い立軸ポンプ下方のポンプ軸9周りに、それぞれ
近接させて固設したものであり、その制振作用は
第1実施例の場合と同様である。なお、図中10
は旋回流防止板である。
第7図はポンプ下部ケーシング1の振動数と振
巾との相関関係を示す図であり、従来のものに比
べ本考案を適用した場合、ポンプ下部ケーシング
1の振動の振巾は小さくなつていることがわか
る。
巾との相関関係を示す図であり、従来のものに比
べ本考案を適用した場合、ポンプ下部ケーシング
1の振動の振巾は小さくなつていることがわか
る。
なお、第8図に示すものは、制振板8をポンプ
下部ケーシング1下方に固定し、ピツトバーレル
2内周面に近接させて配置したものであるが、こ
の場合も本考案と同等の制振作用が得られること
はもちろんである。
下部ケーシング1下方に固定し、ピツトバーレル
2内周面に近接させて配置したものであるが、こ
の場合も本考案と同等の制振作用が得られること
はもちろんである。
以上具体的に説明したように、本考案によれ
ば、立軸ポンプ下方振動部に近接して制振板を固
設することにより、振動の際発生する流体の慣性
力により振動部が支持されるので、立軸ポンプ下
方振動部の振巾は減少し、配管等から発生する騒
音が低減されるので、本考案は実用上極めて有効
である。
ば、立軸ポンプ下方振動部に近接して制振板を固
設することにより、振動の際発生する流体の慣性
力により振動部が支持されるので、立軸ポンプ下
方振動部の振巾は減少し、配管等から発生する騒
音が低減されるので、本考案は実用上極めて有効
である。
第1図は本考案の第1実施例を示す縦断面図、
第2図は第1図の部分拡大図、第3図は本考案の
第2実施例を示す部分縦断面図、第4図は第3図
の−矢視図、第5図は本考案の第3実施例の
部分縦断面図、第6図は第5図の−矢印図、
第7図はポンプ下部ケーシングの振動数と振巾の
相関関係図、第8図は本考案と同等な効果を奏す
る制振板取付け構造を示す縦断面図、第9図は従
来のピツトバーレル付き立軸ポンプの縦断面図、
第10図ないし第11図は本考案の作用説明図、
第12図は間隙Cと流体のみかけ上の等価質量
MHの関係図である。 1……ポンプ下部ケーシング、2……ピツトバ
ーレル、8……制振板。
第2図は第1図の部分拡大図、第3図は本考案の
第2実施例を示す部分縦断面図、第4図は第3図
の−矢視図、第5図は本考案の第3実施例の
部分縦断面図、第6図は第5図の−矢印図、
第7図はポンプ下部ケーシングの振動数と振巾の
相関関係図、第8図は本考案と同等な効果を奏す
る制振板取付け構造を示す縦断面図、第9図は従
来のピツトバーレル付き立軸ポンプの縦断面図、
第10図ないし第11図は本考案の作用説明図、
第12図は間隙Cと流体のみかけ上の等価質量
MHの関係図である。 1……ポンプ下部ケーシング、2……ピツトバ
ーレル、8……制振板。
Claims (1)
- ポンプ下部ケーシングが上端側にて固定されピ
ツトバーレル内に吊り下げられて配設されるピツ
トバーレル付き立軸ポンプにおいて、該立軸ポン
プの下方振動部に接近して環状に対面する制振板
を上記ピツトバーレルに固定して設置したことを
特徴とするピツトバーレル付き立軸ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13971183U JPS6047900U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | ピットバ−レル付き立軸ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13971183U JPS6047900U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | ピットバ−レル付き立軸ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6047900U JPS6047900U (ja) | 1985-04-04 |
JPS6329919Y2 true JPS6329919Y2 (ja) | 1988-08-10 |
Family
ID=30313050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13971183U Granted JPS6047900U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | ピットバ−レル付き立軸ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6047900U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS588300A (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-18 | Hitachi Ltd | 耐震サポ−トの設置方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56127381U (ja) * | 1980-02-28 | 1981-09-28 |
-
1983
- 1983-09-09 JP JP13971183U patent/JPS6047900U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS588300A (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-18 | Hitachi Ltd | 耐震サポ−トの設置方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6047900U (ja) | 1985-04-04 |
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