JPS63299044A - 原稿照明用蛍光ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はガラスバルブの１ケ所または複数ケ所をＵ字形
に湾曲曲成された蛍光ランプの輝度分布を向上させた原
稿照明用蛍光ランプの構成の改良に関する。

（従来の技術） 湾曲形蛍光ランプ、たとえばＵ字形蛍光ランプは比較的
狭い占有面積で高照度が得られるコンパクトな光源とし
てファクシミリ用などの原稿照明用光源に近時汎く使用
されてきた。上記原稿照明用のＵ字形蛍光ランプには種
々の形のものがある。

すなわち、ガラスバルブの湾曲部の内側がガラスバルブ
の直線形平行部の間隔より大きい直径の円形になってい
るものや、ガラスバルブの直線形の平行部の一端の近傍
を他の径小管で接続したもの。

ガラスバルブを直角に曲げてＵ字形にしたものなどがあ
る。これらは蛍光ランプを点灯した際にガラスバルブの
先端、すなわち湾曲部の外側、直線形の平行部の先端、
直角に曲げたＵ字管の端部において輝度が低下し、一様
な輝度が得られない問題があった。これは蛍光ランプの
陽光柱のプラズマが湾曲部の内側に偏って最短距離をと
るためである。

（発明が解決しようとする問題点） 従来のたとえばＵ字形などの原稿照明用蛍光ランプは、
上記したように点灯した際にガラスバルブの先端、すな
わち湾曲部の外側が輝度が低くなる問題があった。

本発明は上記問題点に対してなされたもので。

湾曲部においても輝度の低下がなく、全光束の高い改良
された蛍光ランプを提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明原稿照明用蛍光ランプはＵ字形に湾曲曲成された
ガラスバルブが、その湾曲部の頂部と。

肩の部分と、平行部とのガラスバルブの放電空間の断面
積をそれぞれＡＩ（ｉ＋ｊ）、　Ａｍ　（−）、　Ａ３
　（ｍｊ）としたときに、　Ａ２　＜ＡＩ　＜Ａ３の関
係を有しており。

かつ上記湾曲部の内側はガラスバルブの平行部から湾曲
部の頂部側へ向かってガラスバルブ間の距離が拡開し、
頂部内側はほぼ千両で構成されていることを特徴とする
。

（作用） 本発明原稿照明用蛍光ランプはそのＵ字形に曲成された
ガラスバルブの放電空間の断面積が湾曲された肩の部分
が最も小さく、その次に湾曲された頂部が大きく、さら
にガラスバルブの平行な部分が最も大きく形成され【お
り、かつ上記湾曲部の内側はガラスバルブの平行部分か
ら湾曲部の頂部側へ向かってガラスバルブ間の距離が拡
開し頂部が長くなってこの部分の光量が増加することに
より、ガラスバルブの軸方向の原稿面の照度分布の一定
の部分、すなわち原稿照明用光源としての有効発光長が
長くなる。また、ガラスバルブ頂部の断面積が肩の部分
の断面積より大きくなっているから１通常最冷部を形成
するガラスバルブの平行な部分に凝集すべき水銀の一部
が頂部にも集まり、平行部分の光量が凝集水銀によって
減少する割合が小さくなる。さらに、頂部は肩の部分よ
り断面積が大きいから、ランプ電圧が著しく高くなるこ
とがない。

（実施例） 本発明原稿照明用蛍光ランプの詳細を添付図の一実施例
を参照して説明する。第１図は本発明の一実施例の一部
を切欠した正面図、第２図は同じ実施例の一部を切欠し
てガラスバルブの部分を拡大して示す正面図である。Ｕ
字形に湾曲曲成されたガラスバルブ（１）は内面に蛍光
体被膜（図示しない。）が被着され、その端部（２）　
、　（２）に放電電極がとりつけられたステム（図示し
ない。）が封着されている、ガラスバルブ（１）内は排
気されて水銀と易放電性気体が封入されて封緘され、そ
の端部に端子ピン（３）　、　（３）を設けた口金（４
）がとりつけられている。

上記ガラスバルブ（１）の前記した湾曲部（５）はその
放電空間の断面積が、上記湾曲部（５）の頂部（６）、
肩の部分（７）およびガラスバルブ（１）の平行部分（
８）　、　（８）で異なり、それぞれの断面積をＡＩ（
ｍｊ）、　Ａ２　（ｉ＋ｊ）　−Ａ３　（−）　（第２
図では該当部分なＡｔ、　Ａｚ、　Ａ３で示した。）と
すると、　Ａ２　（ＡＩ　（Ａ３の関係になるように構
成されており、かつ湾曲部（５）の内側（９）はガラス
バルブ（１）の平行部分（８）から頂部（６）側へ向か
ってガラスバルブ間の距離が拡開するよ５に構成されて
おり頂部（６）の内側員はほば平面になっている。

したがって湾曲部（５）の頂部（６）および肩の部分（
７）の断面積が狭まっているから陽光柱のプラズマは湾
曲部の放電空間に充満し該部分の輝度が向上し。

特に肩の部分（７）の輝度が高くなる。頂部（６）では
断面積が肩の部分（７）より広いから冷却部が頂部（６
）に形成され、最冷部のガラスバルブ（１）の平行部分
（８）に凝集すべき水銀の一部が上記頂部（６）にも凝
集し。

し−たがって平行部分（８）の光量が凝集水銀によって
減少する割合が少なくなり、ランプ電圧を下げ放電特性
が向上し、放電路が長く構成されるから均一で全光束の
大きい照明が得られる。

本発明者らは本発明原稿照明用Ｕ字形蛍光ランプのガラ
スバルブから所定良能れた位置の照度分布を測定し、従
来のＵ字形蛍光ランプと比較した。

その結果を第３図に示した。上記第３図はその下部に側
面図を示したＵ字形蛍光ランプαυのそれぞれの位置の
上記した比照度を縦軸にとった照度分布曲線図で、実線
（ａ）は本発明、破線（ｂ）は従来品の照度を示す。第
３図から明らかなように０本発明Ｕ字形蛍光ランプはそ
の頂部Ｃ１３の先端に至るまで照度が均一に分布し、光
る部分が十分に長くなっている。破線で示す従来のもの
は頂部において照度が低下し、光る部分が短く暗い。

なお本発明原稿照明用蛍光ランプのＵ字形に湾曲曲成さ
れた湾曲部は図示の実施例のような１ケ所に限るもので
はなく、たとえばＷ字形などのように複数ケ所の湾曲部
を有し、それぞれの湾曲部が本発明の構成を有し【いる
ことにより実施例と同様の光束向上の効果を発揮する。

放電電極がとりつけられたステムは通常のフレヤ付きス
テムの他、ボタンステムを使用した蛍光ランプにも本発
明を適用することができる。従来上記７レヤステムの蛍
光ランプにおいては、一部の水銀が７レヤの最下部、す
なわちガラスバルブ内の封止端に凝集しやすかったが、
従来のボタンステムの蛍光ランプの場合、ステム部分が
高温になり、水銀が放電空間に拡散され、ガラスバルブ
内壁に凝集し、光量低下を招く虞があった。本発明をボ
タ／ステムの蛍光ランプに適用することにより、湾曲部
先端に相当量の水銀を凝集させることができ、平行部分
の水銀の凝集を減少させることができ、大きな効果が得
られる。

さらに、ファクシミリ用などのようにガラスバルブの一
部に反射膜を有する反射形、開口部を設けたアパーチャ
ー形蛍光ランプなどについても本発明を適用して効果を
奏する。

〔発明の効果〕

本発明は以上詳述したように原稿照明用蛍光ランプのＵ
字形に湾曲曲成されたガラスバルブがその湾曲部の頂部
と、肩の部分と、ガラスバルブの平行部との放電空間の
断面積をそれぞれＡｔ（ｍｊ）。

Ａ２　（−）、　ｈｓ　（−）としたときＫ　、　Ａ２
　（ＡＩ　（Ａ３の関係を有しており、かつ上記湾曲部
の内側はガラスバルブの平行部から湾曲部の頂部側へ向
かってガラスバルブ間の距離が拡開し、頂部内側はほぼ
千両で構成されているから、ガラスバルブの肩の部分の
陽光柱が拡がり又、放電長が長くなってこの部分の光量
が増加することにより、ガラスバルブの軸方向の原稿面
の照度分布の一定の部分、すなわち原稿照明用光源とし
ての有効発光長が長くなる。また、ガラスバルブ頂部の
断面積が肩の部分の断面積より太き（なっているから２
通常最冷部を形成するガラスバルブの平行な部分に凝集
すべき水銀の一部が頂部にも集まり、平行部分の光量が
凝集水銀によって減少する割合が小さくなる。

さらに、頂部は肩の部分より断面積が大きいから。

ランプ電圧が著しく高くなることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明原稿照明用蛍光ランプの一実施例の正面
図、第２図は同じ実施例の一部を切欠し【ガラスバルブ
の部分を拡大して示す正面図、第３図は原稿照明用蛍光
ランプの照度分布図である。 ＣＩＧ・・・・・・頂部の内側。 第１図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ヶ所または複数ヶ所をＵ字形に湾曲曲成されたガラス
   バルブの内面に蛍光体被膜が被着され、ガラスバルブの
   両端に放電電極が具備されているものにおいて、上記Ｕ
   字形に湾曲曲成されたガラスバルブはその湾曲部の頂部
   と、肩の部分と、平行部とのガラスバルブの放電空間の
   断面積をそれぞれＡ＿１（ｍｍ＾２）、Ａ＿２（ｍｍ＾
   ２）、Ａ＿３（ｍｍ＾２）としたときに、Ａ＿２＜Ａ＿
   １＜Ａ＿３の関係を有しており、かつ上記湾曲部の内側
   はガラスバルブの平行部から湾曲部の頂部側へ向かって
   ガラスバルブ間の距離が拡開し、頂部内側はほぼ平面で
   構成されていることを特徴とする原稿照明用蛍光ランプ
   。