JPS6329789B2 - - Google Patents
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- JPS6329789B2 JPS6329789B2 JP11036981A JP11036981A JPS6329789B2 JP S6329789 B2 JPS6329789 B2 JP S6329789B2 JP 11036981 A JP11036981 A JP 11036981A JP 11036981 A JP11036981 A JP 11036981A JP S6329789 B2 JPS6329789 B2 JP S6329789B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B41/00—Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
- H05B41/14—Circuit arrangements
- H05B41/36—Controlling
- H05B41/38—Controlling the intensity of light
- H05B41/39—Controlling the intensity of light continuously
- H05B41/392—Controlling the intensity of light continuously using semiconductor devices, e.g. thyristor
- H05B41/3921—Controlling the intensity of light continuously using semiconductor devices, e.g. thyristor with possibility of light intensity variations
- H05B41/3927—Controlling the intensity of light continuously using semiconductor devices, e.g. thyristor with possibility of light intensity variations by pulse width modulation
Landscapes
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Discharge Lamp (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は例えば螢光ランプのような低圧水銀
蒸気放電灯と、この放電灯を高周波で点灯する点
灯装置とを組合せた低圧水銀蒸気放電灯装置に関
するものである。
蒸気放電灯と、この放電灯を高周波で点灯する点
灯装置とを組合せた低圧水銀蒸気放電灯装置に関
するものである。
螢光ランプを高周波で点灯するとランプ効率が
向上することは古くから知られており、最近のエ
ネルギ事情からの要請と、パワートランジスタの
性能向上と相俟つて、15KHzないし50KHz程度の
点灯周波数の高周波点灯装置が普及しはじめてい
る。40Wランプに例を取ると、これらの装置は高
周波の装置に比しランプ単独の効率向上は、良い
もので12〜13%程度、装置全体の効率向上として
は20〜25%程度のものであつた。
向上することは古くから知られており、最近のエ
ネルギ事情からの要請と、パワートランジスタの
性能向上と相俟つて、15KHzないし50KHz程度の
点灯周波数の高周波点灯装置が普及しはじめてい
る。40Wランプに例を取ると、これらの装置は高
周波の装置に比しランプ単独の効率向上は、良い
もので12〜13%程度、装置全体の効率向上として
は20〜25%程度のものであつた。
本発明者らは上記効率を更に向上すべく、種々
の構成のランプを用い、高周波点灯時のランプ効
率の向上の機構を究明する基礎的な実験の途上、
ランプに印加する電圧に休止期間を設けることに
より水銀の共鳴放射エネルギ効率が大巾に向上す
るという、従来知られていなかつた現象を見出し
た。
の構成のランプを用い、高周波点灯時のランプ効
率の向上の機構を究明する基礎的な実験の途上、
ランプに印加する電圧に休止期間を設けることに
より水銀の共鳴放射エネルギ効率が大巾に向上す
るという、従来知られていなかつた現象を見出し
た。
この発明は上記現象に基づいて効率の良好な低
圧水銀蒸気放電灯装置を提供することを目的とす
るものである。
圧水銀蒸気放電灯装置を提供することを目的とす
るものである。
先ず上記現象を発見するに至つた上記実験につ
いて説明する。
いて説明する。
第1図はこの実験に用いた放電灯を示す断面図
で、図において1は石英ガラス製バルブ、2はス
テム3を介してバルブ1の両端に封止された予熱
形電極、aは電極2,2間に形成された放電路、
φはバルブ1の管内〓、Lはバルブ1の外端長で
定義した管長である。なおバルブ1内には水銀蒸
気発生体である液相水銀bと希ガスとが封入され
ている。
で、図において1は石英ガラス製バルブ、2はス
テム3を介してバルブ1の両端に封止された予熱
形電極、aは電極2,2間に形成された放電路、
φはバルブ1の管内〓、Lはバルブ1の外端長で
定義した管長である。なおバルブ1内には水銀蒸
気発生体である液相水銀bと希ガスとが封入され
ている。
上記のような構造のもので、管長Lは1187mm,
管内〓φは主として30mmのものを用いたが、少数
のものに関しては22mmから36mmの範囲に変化させ
た。また封入希ガスは各種の単体及び混合体を用
い、それらの封入量も大巾に変化させた。なお水
銀5は25mgのほゞ一定量を封入した。
管内〓φは主として30mmのものを用いたが、少数
のものに関しては22mmから36mmの範囲に変化させ
た。また封入希ガスは各種の単体及び混合体を用
い、それらの封入量も大巾に変化させた。なお水
銀5は25mgのほゞ一定量を封入した。
これらの試料を約6/分の流水中に置き、矩
形波出力電圧の高周波インバータで、抵抗バラス
トを用いて点灯し、その放電電流、点灯周波数、
及び流水温度を変化させて、放電の状態を観察す
るとともに、希ガス及び水銀の放射輝線強度を測
定した。その結果陽光柱に移動縞が発生すると、
陽光柱での希ガスの発光が顕著になり、一方水銀
の発光、特に253.7nmの共鳴放射強度が大きく低
下することが多くの試料について見られた。この
移動縞の発生、消滅は放電電流、点灯周波数、流
水温度等に依存するが、特に1KHz以上の点灯周
波数に関しては一般に周波数が高い程移動縞が発
生しにくい傾向にあることが判つた。しかし放電
灯の入力電力(電流実効値と電圧実効値との積)
当りの共鳴放射の相対強度は必ずしも点灯周波数
の上昇に伴つて向上するとはいえない結果が得ら
れた。
形波出力電圧の高周波インバータで、抵抗バラス
トを用いて点灯し、その放電電流、点灯周波数、
及び流水温度を変化させて、放電の状態を観察す
るとともに、希ガス及び水銀の放射輝線強度を測
定した。その結果陽光柱に移動縞が発生すると、
陽光柱での希ガスの発光が顕著になり、一方水銀
の発光、特に253.7nmの共鳴放射強度が大きく低
下することが多くの試料について見られた。この
移動縞の発生、消滅は放電電流、点灯周波数、流
水温度等に依存するが、特に1KHz以上の点灯周
波数に関しては一般に周波数が高い程移動縞が発
生しにくい傾向にあることが判つた。しかし放電
灯の入力電力(電流実効値と電圧実効値との積)
当りの共鳴放射の相対強度は必ずしも点灯周波数
の上昇に伴つて向上するとはいえない結果が得ら
れた。
そこで第2図に示したように、放電灯の点灯時
に電極2,2間に印加される電圧に休止期間T0
を設けることによつて印加期間T1を短くすると、
上記の周波数を高めたときと同様に移動縞を抑制
することができ、また単に周波数を高めた場合よ
りも共鳴放射エネルギ効率を向上させることがで
きるのではないかと考えた。
に電極2,2間に印加される電圧に休止期間T0
を設けることによつて印加期間T1を短くすると、
上記の周波数を高めたときと同様に移動縞を抑制
することができ、また単に周波数を高めた場合よ
りも共鳴放射エネルギ効率を向上させることがで
きるのではないかと考えた。
更に文献(CarlKenty:Journal of applied
Physics 21(Dec)P1309〜1318(1950))によれ
ば、管内〓φが36mm、封入アルゴン圧3.5Torrに
なるような 件下で、商用周波数実効値0.42Aで
点灯した場合、水銀の253.7nm光量子の実効寿命
は7.6〜7.2μsとなつているので、、点灯周波数20K
Hzにおいて、電圧の休止期間T0を約7μsに設定し
て前記の実験と同様の実験をおこなつたところ、
休止期間T0がない場合に比し253.7mmの放射強度
が大巾に向上した。
Physics 21(Dec)P1309〜1318(1950))によれ
ば、管内〓φが36mm、封入アルゴン圧3.5Torrに
なるような 件下で、商用周波数実効値0.42Aで
点灯した場合、水銀の253.7nm光量子の実効寿命
は7.6〜7.2μsとなつているので、、点灯周波数20K
Hzにおいて、電圧の休止期間T0を約7μsに設定し
て前記の実験と同様の実験をおこなつたところ、
休止期間T0がない場合に比し253.7mmの放射強度
が大巾に向上した。
以上の予備実験の後、次の実験をおこなつた。
先ず第2図に示したように電圧の印加期間T1
と休止期間T0とを有し、周波数及び期間T1,T0
のデユーテイサイクルの可変な矩形波電源を製作
し、この電源を用いて前記予備実験同様の水流中
で多種の放電灯を点灯し、種々は条件下でその放
電状態の観察及び測定をおこなつた。なお安定器
には可変抵抗を用い、放電電流はこの可変抵抗に
より変化させた。
と休止期間T0とを有し、周波数及び期間T1,T0
のデユーテイサイクルの可変な矩形波電源を製作
し、この電源を用いて前記予備実験同様の水流中
で多種の放電灯を点灯し、種々は条件下でその放
電状態の観察及び測定をおこなつた。なお安定器
には可変抵抗を用い、放電電流はこの可変抵抗に
より変化させた。
希ガスとしてKrとArとの混合モル比が1.0:
0.2であるものを用い、見掛上の陽光柱内の希ガ
ス原子温度である水流温度Tnが40℃のとき、希
ガスのモル数Xと水銀蒸気のモル数Yとのモル比
X/Yが3.3×102になるように希ガスを封入した
放電灯についての実験結果について説明する。
0.2であるものを用い、見掛上の陽光柱内の希ガ
ス原子温度である水流温度Tnが40℃のとき、希
ガスのモル数Xと水銀蒸気のモル数Yとのモル比
X/Yが3.3×102になるように希ガスを封入した
放電灯についての実験結果について説明する。
なお上記モル比X/Yは希ガスの40℃における
封入圧力と、40℃における水銀蒸気圧力との比か
ら近似的に求めた量である。
封入圧力と、40℃における水銀蒸気圧力との比か
ら近似的に求めた量である。
第3図は上記放電灯を40℃の水流中で、電流ピ
ーク値(ほゞ矩形波)0.42A,20KHzで点灯し、
休止期間T0を変化させたときの253.7mmの水銀共
鳴放射の相対強度の変化を示したものである。こ
の図は期間T0が零のときの強度を100%としてい
るが、この値は商用電源で点灯した場合より約17
%高いものである。図に見られるように、期間
T0が7〜8×10-6秒で強度は最大となり、相対
強度の向上は35%にも達する。また期間T0が15
×10-6秒以上では強度は休止期間T0がない場合
よりも低くなる。なお期間T0が零のときには陽
光柱には相当激しい移動縞が存在するが、期間
T0が0.5〜15×10-6秒の範囲においては、電源電
圧ピーク値を一定とすると期間T0を設けること
により電流ピーク値が増加し、移動縞が消失する
か大巾に低下する。更に電流ピーク値を0.42Aの
一定値まで低下させても移動縞は期間T0が零の
場合程に増加することはない。
ーク値(ほゞ矩形波)0.42A,20KHzで点灯し、
休止期間T0を変化させたときの253.7mmの水銀共
鳴放射の相対強度の変化を示したものである。こ
の図は期間T0が零のときの強度を100%としてい
るが、この値は商用電源で点灯した場合より約17
%高いものである。図に見られるように、期間
T0が7〜8×10-6秒で強度は最大となり、相対
強度の向上は35%にも達する。また期間T0が15
×10-6秒以上では強度は休止期間T0がない場合
よりも低くなる。なお期間T0が零のときには陽
光柱には相当激しい移動縞が存在するが、期間
T0が0.5〜15×10-6秒の範囲においては、電源電
圧ピーク値を一定とすると期間T0を設けること
により電流ピーク値が増加し、移動縞が消失する
か大巾に低下する。更に電流ピーク値を0.42Aの
一定値まで低下させても移動縞は期間T0が零の
場合程に増加することはない。
第4図は第3図の測定に用いた放電灯と同一の
放電灯を用いて、点灯周波数を変化させたときの
253.7nm放射の相対強度の変化を示したものであ
る。図の実線は36KHz以下の周波数においては休
止期間T0が約7×10-6一定、36KHzを越えたとき
には期間T1とT0との比を約1に設定した場合の
ものであり、一点鎖線は期間T0が零の場合のも
ので、ともに流水温度40℃、電流ピーク値0.42A
の条件下のデータである。なおこの図は商用電源
で点灯した場合の放射強度を100%として示した
ものである。図に見られるように、点灯周波数が
1KHz以上において常に休止期間T0を設けた効果
が見られ、点灯周波数が20KHz近傍でその効果が
最大である。
放電灯を用いて、点灯周波数を変化させたときの
253.7nm放射の相対強度の変化を示したものであ
る。図の実線は36KHz以下の周波数においては休
止期間T0が約7×10-6一定、36KHzを越えたとき
には期間T1とT0との比を約1に設定した場合の
ものであり、一点鎖線は期間T0が零の場合のも
ので、ともに流水温度40℃、電流ピーク値0.42A
の条件下のデータである。なおこの図は商用電源
で点灯した場合の放射強度を100%として示した
ものである。図に見られるように、点灯周波数が
1KHz以上において常に休止期間T0を設けた効果
が見られ、点灯周波数が20KHz近傍でその効果が
最大である。
希ガスとしてNe,Ar,Kr,Xeの各単体、電
流実効値0.2〜2A、流水温度5〜60℃、点灯時の
モル比X/Yが0.5×102〜1.0×104の範囲の種々
な放電灯について、上記放電灯と同様に期間T0
を設ける効果が認められた。
流実効値0.2〜2A、流水温度5〜60℃、点灯時の
モル比X/Yが0.5×102〜1.0×104の範囲の種々
な放電灯について、上記放電灯と同様に期間T0
を設ける効果が認められた。
なお、この発明でモル比X/Yを限定したの
は、希ガスの種類、点灯周波数、及び休止期間
T0を決めると、モル比X/Yと見掛上の希ガス
原子温度Tnとで定まる境界線を境にして移動縞
の発生、消滅がおこなわれることによるものであ
る。
は、希ガスの種類、点灯周波数、及び休止期間
T0を決めると、モル比X/Yと見掛上の希ガス
原子温度Tnとで定まる境界線を境にして移動縞
の発生、消滅がおこなわれることによるものであ
る。
次に実施例につき説明する。
第5図はこの発明の一実施例を示す回路図で、
図において4は低圧水銀蒸気放電灯である螢光ラ
ンプ、4aはその一対の電極、7は商用電源、8
は電源スイツチ、Aは点灯装置で、以下のように
構成されている。9は全波整流回路、10は平滑
コンデンサ、11は分圧抵抗、12は定電圧ダイ
オード、13はスイツチングレギユレータ用IC、
13aはIC13の一対の出力用トランジスタ、
14は一対の電力増巾用トランジスタで、出力ト
ランス15とともにプツシユプル回路を形成して
いる。16は分圧抵抗11、トランジスタ13a
を介して夫々のトランジスタ14のベースに電流
を供給する一対のベース抵抗、15Sはトランス
15の2次巻線、15Fは電極4aの一対の予熱
巻線、17はコンデンサ安定器である。
図において4は低圧水銀蒸気放電灯である螢光ラ
ンプ、4aはその一対の電極、7は商用電源、8
は電源スイツチ、Aは点灯装置で、以下のように
構成されている。9は全波整流回路、10は平滑
コンデンサ、11は分圧抵抗、12は定電圧ダイ
オード、13はスイツチングレギユレータ用IC、
13aはIC13の一対の出力用トランジスタ、
14は一対の電力増巾用トランジスタで、出力ト
ランス15とともにプツシユプル回路を形成して
いる。16は分圧抵抗11、トランジスタ13a
を介して夫々のトランジスタ14のベースに電流
を供給する一対のベース抵抗、15Sはトランス
15の2次巻線、15Fは電極4aの一対の予熱
巻線、17はコンデンサ安定器である。
このような構成のものにおいて、トランジスタ
13a,13aが夫々開閉する周期を50×10-6
秒、一方のトランジスタ13aがオフしてから他
方のトランジスタ13aがオンするまでの時間8
×10-6秒に設定することにより、トランス15の
2次巻線15Sにはほゞ第2図に示したような波
形の出力電圧が得られ、その周波数は約20KHz、
期間T0は8×10-6秒、期間T1は17×10-6秒であ
つた。このような点灯装置Aを用いて、20℃にお
けるArの封入圧力2.6Torrの40Wラピツドスター
ト形螢光ランプ4を点灯すると、電極4a,4a
間に印加される電圧の波形はほぼ三角波となり、
その休止期間T0は約7.5×10-6秒であつた。雰囲
気を25±1℃、無風状態に管理した球面光束計内
で上記点灯装置Aを用いてランプ4を点灯し、ラ
ンプ4が定常状態になつた後に光束値及び電力の
測定をおこなつた。
13a,13aが夫々開閉する周期を50×10-6
秒、一方のトランジスタ13aがオフしてから他
方のトランジスタ13aがオンするまでの時間8
×10-6秒に設定することにより、トランス15の
2次巻線15Sにはほゞ第2図に示したような波
形の出力電圧が得られ、その周波数は約20KHz、
期間T0は8×10-6秒、期間T1は17×10-6秒であ
つた。このような点灯装置Aを用いて、20℃にお
けるArの封入圧力2.6Torrの40Wラピツドスター
ト形螢光ランプ4を点灯すると、電極4a,4a
間に印加される電圧の波形はほぼ三角波となり、
その休止期間T0は約7.5×10-6秒であつた。雰囲
気を25±1℃、無風状態に管理した球面光束計内
で上記点灯装置Aを用いてランプ4を点灯し、ラ
ンプ4が定常状態になつた後に光束値及び電力の
測定をおこなつた。
前記Ar封入の管内〓φが30mmの40Wランプ4
を上記条件下で、電流実効値0.42Aで点灯すると
モル比X/Y(希ガス原子温度は管中央部温度、
水銀蒸気圧は最冷部温度に対応するものとして求
めた。)は0.64×103となり、商用周波で点灯した
場合に比し、ランプ単独の効率向上は約16%、装
置全体の効率向上は約30%と、従来にない高い値
が得られた。
を上記条件下で、電流実効値0.42Aで点灯すると
モル比X/Y(希ガス原子温度は管中央部温度、
水銀蒸気圧は最冷部温度に対応するものとして求
めた。)は0.64×103となり、商用周波で点灯した
場合に比し、ランプ単独の効率向上は約16%、装
置全体の効率向上は約30%と、従来にない高い値
が得られた。
次にバルブ寸法は上記実施例と同様のもので
KrとArとの混合モル比が1.0:0.2のランプ4を
上記と同様な 件で点灯したところ、混合希ガス
と水銀蒸気とのモル比X/Yは0.4×103となり、
ランプ単独の効率向上は約19%、装置全体の効率
向上は約32%であつた。
KrとArとの混合モル比が1.0:0.2のランプ4を
上記と同様な 件で点灯したところ、混合希ガス
と水銀蒸気とのモル比X/Yは0.4×103となり、
ランプ単独の効率向上は約19%、装置全体の効率
向上は約32%であつた。
管内〓φが23mmで、管長Lが1187mmのKr単体
封入のランプ4を上記実施例と同様な条件で点灯
したところ、モル比X×Yは0.7×102となり、ラ
ンプ単独の効率向上は約20%であり、装置全体の
効率向上は約33%であつた。
封入のランプ4を上記実施例と同様な条件で点灯
したところ、モル比X×Yは0.7×102となり、ラ
ンプ単独の効率向上は約20%であり、装置全体の
効率向上は約33%であつた。
またこのKr単体封入のランプ4を電流実効値
0.23Aで点灯したところ、モル比X/Yは0.17×
103となり、ランプ単独の効率向上は約22%装置
全体の効率向上は約34%であつた。
0.23Aで点灯したところ、モル比X/Yは0.17×
103となり、ランプ単独の効率向上は約22%装置
全体の効率向上は約34%であつた。
Ar,Kr,Neの混合モル比が7:9:4の希ガ
ス混合体を、管内〓φが36mm、管長Lが2354mmの
バルブに封入し、電流実効値0.8Aで点灯したと
ころ、モル比X/Yは0.25×103となり、ランプ
単独の効率向上は約15%であり、装置全体の効率
向上は約34%であつた。
ス混合体を、管内〓φが36mm、管長Lが2354mmの
バルブに封入し、電流実効値0.8Aで点灯したと
ころ、モル比X/Yは0.25×103となり、ランプ
単独の効率向上は約15%であり、装置全体の効率
向上は約34%であつた。
またNe,Arの混合モル比が7:3の希ガス混
合体を、管内〓φが36mm、管長Lが2354mmのバル
ブに封入し、液相水銀bの代りに、電極、4a近
傍にIn−Hgアマルガムを配置したランプ4を電
流実効値2Aで点灯した。そのときの水銀蒸気圧
は4.5×10-3Torrで、モル比X/Yは0.56×103と
なり、ランプ単独の効率向上は約14%、装置全体
の効率向上は約36%であつた。
合体を、管内〓φが36mm、管長Lが2354mmのバル
ブに封入し、液相水銀bの代りに、電極、4a近
傍にIn−Hgアマルガムを配置したランプ4を電
流実効値2Aで点灯した。そのときの水銀蒸気圧
は4.5×10-3Torrで、モル比X/Yは0.56×103と
なり、ランプ単独の効率向上は約14%、装置全体
の効率向上は約36%であつた。
上記実施例は比較的実用性の高いランプ4に関
するもので、この発明の効果の数例を示すに過ぎ
ないが、前記実験を勘案するとき、適正な休止期
間T0を設けてランプ効率の向上を計るというこ
とは、非常に広範囲のランプ4に対して有効であ
るといえる。
するもので、この発明の効果の数例を示すに過ぎ
ないが、前記実験を勘案するとき、適正な休止期
間T0を設けてランプ効率の向上を計るというこ
とは、非常に広範囲のランプ4に対して有効であ
るといえる。
また休止期間T0を設ける回路は第5図に示し
たもの以外にも種々知られているが、移動縞の抑
制現象から考え、それらの何れもがランプ4の効
率を向上させる効果があることが推定される。
たゞし休止期間T0が0.5μs未満のものにおいては
効率の向上効果は低いし、従来の点灯装置にも微
小な休止期間T0を有するものがあるので0.5μs未
満の範囲はこの発明から除外する。
たもの以外にも種々知られているが、移動縞の抑
制現象から考え、それらの何れもがランプ4の効
率を向上させる効果があることが推定される。
たゞし休止期間T0が0.5μs未満のものにおいては
効率の向上効果は低いし、従来の点灯装置にも微
小な休止期間T0を有するものがあるので0.5μs未
満の範囲はこの発明から除外する。
また装置によつては例えば第6図に示したよう
に、休止期間T0が不明確な場合があるが本発明
においては下記のように定義する。すなわち電極
4a,4a間に印加される電圧のヒーク値Vpの
10%値からの立下り時間t1と、Vpの10%値まで
の立上り時間t2との和(t1+t2)と、零電圧時間
t0との間に5(t1+t2)≧t0関係が成立するときは
(t0+t1+t2)を休止期間T0とし、零電圧時間t0が
上記関係より長い場合は時間t0を休止期間T0とす
る。
に、休止期間T0が不明確な場合があるが本発明
においては下記のように定義する。すなわち電極
4a,4a間に印加される電圧のヒーク値Vpの
10%値からの立下り時間t1と、Vpの10%値まで
の立上り時間t2との和(t1+t2)と、零電圧時間
t0との間に5(t1+t2)≧t0関係が成立するときは
(t0+t1+t2)を休止期間T0とし、零電圧時間t0が
上記関係より長い場合は時間t0を休止期間T0とす
る。
この発明は以上説明したとおり、低圧水銀蒸気
放電灯の点灯時に電極間に印加する電圧に、0.5
×10-6秒以上、15×10-6秒以下の休止期間を設け
るとともに、25℃、無風状態の雰囲気中で上記放
電灯を1KHz以上の高周波で点灯したとき、モル
比X/Yが0.5×102以上、1.0×104以下になるよ
うに放電灯及び点灯装置を構成することにより、
放電灯の効率を向上させることができ、装置全体
の効率も向上するという効果が得られる。
放電灯の点灯時に電極間に印加する電圧に、0.5
×10-6秒以上、15×10-6秒以下の休止期間を設け
るとともに、25℃、無風状態の雰囲気中で上記放
電灯を1KHz以上の高周波で点灯したとき、モル
比X/Yが0.5×102以上、1.0×104以下になるよ
うに放電灯及び点灯装置を構成することにより、
放電灯の効率を向上させることができ、装置全体
の効率も向上するという効果が得られる。
第1図は実験に用いた放電灯の断面図、第2図
は説明図、第3図,第4図は特性図、第5図はこ
の発明の一実施例を示す回路図、第6図は説明図
である。 図において2,4aは電極、4は放電灯、Aは
点灯装置、aは放電路、bは水銀蒸気発生体であ
る。
は説明図、第3図,第4図は特性図、第5図はこ
の発明の一実施例を示す回路図、第6図は説明図
である。 図において2,4aは電極、4は放電灯、Aは
点灯装置、aは放電路、bは水銀蒸気発生体であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 希ガスと水銀蒸気発生体とを封入し、電極間
に放電路を形成する低圧水銀蒸気放電灯、及びこ
の放電灯を1KHz以上の周波数で点灯する点灯装
置を備えたものにおいて、上記放電灯の点灯時に
上記電極間に印加する電圧が、0.5×10-6秒以上、
15×10-6秒以下の休止期間を有するように上記点
灯装置を構成するとともに、25℃、無風状態の雰
囲気中で上記放電灯を上記点灯装置で点灯し、上
記放電灯が定常状態になつたとき、上記放電灯内
の水銀蒸気のモル数Yに対する上記希ガスのモル
数Xの比X/Yが0.5×102以上、1.0×104以下に
なるように上記放電灯及び上記点灯装置を構成し
たことを特徴とする低圧水銀蒸気放電灯装置。 2 希ガスが、Ne,Ar,Kr,Xeの何れかの単
体であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の低圧水銀蒸気放電灯装置。 3 希ガスが2種以上の希ガスの混合体であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の低圧
水銀蒸気放電灯装置。 4 水銀蒸気発生体がアマルガムであることを特
徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
ずれかに記載の低圧水銀蒸気放電灯装置。 5 低圧水銀蒸気放電灯の放電電流実効値が
0.2A以上、2A以下であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載
の低圧水銀蒸気放電灯装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036981A JPS5812251A (ja) | 1981-07-15 | 1981-07-15 | 低圧水銀蒸気放電灯装置 |
EP82901620A EP0079969B1 (en) | 1981-05-28 | 1982-05-28 | Low pressure mercury vapor discharge lamp unit |
DE8282901620T DE3279197D1 (en) | 1981-05-28 | 1982-05-28 | Low pressure mercury vapor discharge lamp unit |
PCT/JP1982/000206 WO1982004373A1 (en) | 1981-05-28 | 1982-05-28 | Low pressure mercury vapor discharge lamp unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036981A JPS5812251A (ja) | 1981-07-15 | 1981-07-15 | 低圧水銀蒸気放電灯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5812251A JPS5812251A (ja) | 1983-01-24 |
JPS6329789B2 true JPS6329789B2 (ja) | 1988-06-15 |
Family
ID=14534040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11036981A Granted JPS5812251A (ja) | 1981-05-28 | 1981-07-15 | 低圧水銀蒸気放電灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5812251A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4904907A (en) * | 1988-02-26 | 1990-02-27 | General Electric Company | Ballast circuit for metal halide lamp |
-
1981
- 1981-07-15 JP JP11036981A patent/JPS5812251A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5812251A (ja) | 1983-01-24 |
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