JPS6329566B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6329566B2
JPS6329566B2 JP974183A JP974183A JPS6329566B2 JP S6329566 B2 JPS6329566 B2 JP S6329566B2 JP 974183 A JP974183 A JP 974183A JP 974183 A JP974183 A JP 974183A JP S6329566 B2 JPS6329566 B2 JP S6329566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
adhesive
hollow fiber
ring
annular ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP974183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59136104A (ja
Inventor
Takayuki Yokoyama
Toshiaki Kikuchi
Toshio Takeuchi
Tomomasa Matsuoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Fuji Kako Inc
Original Assignee
Fuji Kako Inc
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kako Inc, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Fuji Kako Inc
Priority to JP974183A priority Critical patent/JPS59136104A/ja
Publication of JPS59136104A publication Critical patent/JPS59136104A/ja
Publication of JPS6329566B2 publication Critical patent/JPS6329566B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は中空糸型モジユールのシール方法に関
するものである。 従来中空糸型モジユールの接着剤にはエポキシ
系の接着剤が使われており、接着剤とケースが接
着しないものはケースの内側に溝を数本設けてシ
ールを行つているが、接着剤の収縮率が大きいと
ケースの内面に設けた溝だけではシールはできな
かつた。反対にケースと接着剤が接着する場合、
接着剤の収縮率が大きいと、接着剤の収縮がケー
スに抑制されて、接着力の弱い中空糸と接着剤の
界面で亀裂が生じ、収縮率の大きな接着剤は使用
できなかつた。また、収縮率が小さくても、120
℃で蒸気滅菌を行うとケースと接着剤の収縮率の
違いからケースと接着剤の剥離あるいは中空糸と
接着部の界面での亀裂が生じ、120℃の蒸気滅菌
に耐える大型の中空糸型モジユールを作ることは
不可能であつた。 本発明者は、中空糸の束とケースの間にo―リ
ングを挿入した環状リングを入れて、ケースと環
状リングの間をo―リングでシールした後に、中
空糸束を挿入し、中空糸とケースの間に接着剤を
流し込むことによつて、120℃の蒸気滅菌を行つ
ても接着剤とケース及び接着剤と中空糸の界面で
のもれが全く発生しない中空糸型モジユールを完
成した。本発明ではケースと接着剤の間は接着さ
せずo―リングでシールし、かつ環状リングは接
着剤の入る深さに対して小さく、環状リングのな
い部分は自由に収縮するために120℃の蒸気滅菌
を行つても剥離や亀裂が生じないばかりか、高温
でのポストキユアが可能となつたために、耐薬品
性等の性能を大巾に向上させることができるよう
になつた。 以下本発明を第1図の実施例を用いて説明す
る。 図において、1はケース、2は中空糸束であ
る。3は水入口、4は出口である。5は環状リ
ング、6はo―リングであり、7はケース1に設
けた内溝である。8は接着剤である。図面には、
接着剤の注入態様も併せ示してある。即ち、中空
糸束の中空糸の先端を石膏等で目止めをして、キ
ヤツプ9をかぶせ、キヤツプ9の中央孔10か
ら、テフロンチユーブ11を介して接着剤8の入
つたポリエチレン容器12のヘツド圧を利用し
て、中空糸束とケースの間に接着剤を注入する。 環状リング5はo―リング6が10〜50%、好ま
しくは15〜30%潰れるように、ケースの内径より
若干小さい外径を持つように設計されている。o
―リングの潰れが10%以下だとシールが不十分で
あり、50%以上となるとモジユールケースが変形
したりして好ましくない。環状リングの材質はo
―リングを押えられるものであればなんでも使用
可能であるが、通常は接着剤と同一の材質を用い
る。しかし接着剤の収縮率が非常に大きい場合は
接着剤と接着しないポリオレフイン樹脂等を用い
ることが好ましい。 内溝7は水の圧力がかかつた時ケースと接着
剤のずれが起こるのを防止する為のものである。 このようなシール方法では、注入された接着剤
8は中空糸束2と環状リング5との間に入り込
み、また中空糸と中空糸の間にも入り込み、シー
ルが行われる。環状リング5とケース1の間はo
―リング6で完全にシールされる。その後、キヤ
ツプ9は取り外され、中空糸は例えばc―c′線で
切断される。 以下本発明を実施例について説明する。 実施例 1 外径60mmのポリプロピレン製ケース1の接着剤
注入部分に内溝7を設けると共に、o―リング6
を挿入した環状リング5を挿入しておく。環状リ
ング5はo―リング6が直径に対して30%つぶれ
るように設計し、ケース1の端部より2mm以上奥
に挿入しておく。このように作られたケース1に
中空糸束2を挿入する。糸束中の中空糸は石膏等
で目止めを行い接着剤が中空糸の中に入り込まな
いようにした後にシリコン製キヤツプ9をかぶせ
キヤツプ9の底部に設けた穴10にテフロンチユ
ーブ11及びポリエチレン容器12を接続し、エ
ポキシ系接着剤をヘツド圧を用いて注入した。2
時間後に硬化が完了したので、ケースの反対側を
同様に接着し、硬化後、70℃で8時間ポストキユ
アを行い、ケースの端末部を切断後、メタノール
中に浸漬し、水口4に盲を入れ、水口3より
2Kg/cm2の空気圧をかけてもれ検査を行つた。中
空糸は最大孔径0.4μmの多孔体でできているため
に、中空糸の中を空気は通過せず、中空糸にピン
ホールがあるか、ケースと接着部に剥離がある
か、接着部に亀裂が生じた時空気がケースの端面
よりもれるが、空気のもれは全くみられなかつ
た。また同様に作成したモジユールをオートクレ
ーブに入れて、120℃で1時間蒸気滅菌した後、
同様にメタノール中でもれ検査を行つたがもれは
全くなかつた。 実施例 2 実施例1に於いてo―リング6のつぶれが下表
のように変化するように、環状リングの外径をか
えてモジユールを製作した後、メタノール中でも
れ検査したところ次のようになつた。
【表】 実施例 3 実施例1と同様直径89mmのポリスルフオン製ケ
ース1にシリコン製o―リング6を挿入した環状
リング5をo―リング6が直径に対して30%つぶ
れるように入れ、接着剤が入る部分はシリコン系
離型剤を塗布後120℃で5時間の焼付けを行つた
後、ポリスルフオン製糸束2を挿入してエポキシ
系接着剤で接着を行つた。接着剤の硬化後切断
し、オートクレーブ中で120℃で1時間の熱処理
を行つた後、もれ検査を行つたところもれは全く
みられなかつた。 比較例 1 実施例1と同様にポリプロピレン製ケースを用
いて、環状リング5及びo―リング6は用いない
で、実施例1と同様に接着、ポストキユアを行つ
た後、もれ検査を行つたところ、ケースと接着剤
の間は完全に剥離しており、ケース内溝の本数を
7本にしてももれは止まらなかつた。 比較例 2 実施例2と同様に直径89mmのポリスルフオンケ
ースを用いて環状リング5とo―リング6を挿入
しない場合と、環状リングとo―リングは挿入す
るが離型剤を塗布しない場合の両方についてモジ
ユールを製作し、オートクレーブ中で120℃で1
時間の熱処理を行つた後、もれチエツクを行つた
ところ、環状リングとo―リングを挿入しなかつ
た場合も離型剤を焼付けない場合も接着剤と中空
糸の界面から亀裂が生じた。これはケースと接着
剤が接着し、120℃の熱処理によるケースと接着
剤の収縮率の違いから、接着力の弱い中空糸と接
着剤の界面で亀裂が生じたものと考えられる。ま
たo―リングと環状リングを挿入せず、接着剤の
入る部分に離型剤を焼付けた場合は、ケースと接
着剤の間で剥離が生じた。 以上の実施例と比較例で示したように、本発明
のポイントはモジユールケースと接着剤の間を接
着させずに、環状リングに保持されたo―リング
でシールすることであり、従来の技術では収縮率
の小さい接着剤を用いても、120℃で1時間も熱
処理を行うとモジユールケースと接着剤の収縮率
の違いから、モジユールケースと接着剤が接着し
ない場合はケースと接着剤の間で剥離が生じ、モ
ジユールケースと接着剤が接着する場合は、接着
力の弱い中空糸と接着剤の界面で亀裂が入り120
℃の蒸気滅菌に耐えられなかつたが、本発明によ
り直径89mm以上の大型の中空糸型モジユールでも
120℃の蒸気滅菌に耐えられるようになつた。ま
た、接着剤の選択の巾が広がつたためと、高温で
のポストキユアができるようになつたため、モジ
ユールの耐薬品性と耐熱性を大巾に向上させるこ
とが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を説明するためのモジユ
ールの縦断面図と接着剤注入態様を示す図であ
る。 1…ケース、2…中空糸束、3…水入口、4
…水出口、5…環状リング、6…o―リング、
7…内溝、8…接着剤、9…キヤツプ、10…中
央孔、11…テフロンチユーブ、12…ポリエチ
レン容器、c―c′…中空糸切断線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 円筒状のケースに中空糸束を充填し、該中空
    糸束とケースの間を接着剤でシールする中空糸型
    モジユールのシール方法に於いて、ケース内の接
    着部にあらかじめ該ケースの内径よりわずかに小
    さい外径をもつ環状リングを入れ、該環状リング
    にはケースの内径よりは大きい外径を持ち、かつ
    該環状リングの外径より小さな内径を持つo―リ
    ングをあらかじめ挿入しておき、該ケースに該環
    状リングを挿入した後に、中空糸束とケースの間
    をケースと接着剤が接着しないように接着剤でシ
    ールすることを特徴とする中空糸型モジユールの
    シール方法。
JP974183A 1983-01-24 1983-01-24 中空糸型モジユ−ルのシ−ル方法 Granted JPS59136104A (ja)

Priority Applications (1)

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JP974183A JPS59136104A (ja) 1983-01-24 1983-01-24 中空糸型モジユ−ルのシ−ル方法

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JP974183A JPS59136104A (ja) 1983-01-24 1983-01-24 中空糸型モジユ−ルのシ−ル方法

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Publication Number Publication Date
JPS59136104A JPS59136104A (ja) 1984-08-04
JPS6329566B2 true JPS6329566B2 (ja) 1988-06-14

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ID=11728731

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WO2009110114A1 (ja) * 2008-03-05 2009-09-11 Nok株式会社 加湿膜モジュール

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JPS59136104A (ja) 1984-08-04

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