JPH0236578Y2 - - Google Patents

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JPH0236578Y2
JPH0236578Y2 JP1985170180U JP17018085U JPH0236578Y2 JP H0236578 Y2 JPH0236578 Y2 JP H0236578Y2 JP 1985170180 U JP1985170180 U JP 1985170180U JP 17018085 U JP17018085 U JP 17018085U JP H0236578 Y2 JPH0236578 Y2 JP H0236578Y2
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JP
Japan
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resin
hollow fiber
housing
fiber membrane
fixed
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JP1985170180U
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JPS6279503U (ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多数本の中空糸膜を束ねて装填し、
樹脂固定して中空糸膜モジユールを形成するため
のハウジングに関する。
〔従来の技術〕
近年、中空糸膜を用いた流体分離能力を有する
モジユールが、医療分野、水過分野などに多く
用いられるようになつてきた。
そして、そのモジユールの代表的な形状として
は、中空糸膜の一端が封止され、他端は開口して
樹脂固定されているものと、両端が開口して樹脂
で固定されているものがあり、その端部を樹脂で
固定する方法としては、遠心力を作用させて行う
のが一般的である。この遠心力を用いた樹脂固定
方法は、水平又は垂直に回転するローターに、中
空糸膜を束ねて装填したハウジングを端部から樹
脂がもれないように治具を組付けた状態で取付
け、該ローターを回転させて遠心力を作用させ、
樹脂を端部に供給して固定するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この樹脂固定方法では、束ねられて装
填された中空糸膜と、ハウジング壁間の空間を樹
脂が端部から中央部に移動するのを遠心力で防ぐ
利点はあるが、ハウジング端部に治具を組付けた
り、ローターへの取付け作業が煩雑でしかもロー
ターへの取付け作業は、遠心機を止めて行うた
め、連続的に生産することができず、多量生産す
る場合には大きな欠点となる。又、樹脂の供給
は、樹脂だめから端部へパイプで導くことになる
ため、樹脂固定後、パイプ及び治具の内で固着し
た樹脂の除去作業が必要であるとともに、不要な
樹脂の量が多いなど種々の欠点を有している。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記欠点に鑑み、多量生産ができ
る、即ち樹脂固定に遠心力を利用することなく束
ねられて、装填された中空糸膜を把持して素抜け
ないようにし、中空糸膜とハウジング壁間の空間
を樹脂が端部から中央部に移動するのを防いで、
単に上部から樹脂を注入して固定することを可能
としたハウジングを提供するもので、その要旨
は、端部を樹脂で固定してなる中空糸膜モジユー
ルを形成した時に樹脂固定部となる位置に隣接す
る位置であつてかつ中空糸膜束の外周部とハウジ
ングの内壁部の両方に接触する位置に、中央部に
開口部を有する弾性隔壁物を設けてなる中空糸膜
モジユール用ハウジングにある。
次に本考案を図面によりより詳しく説明する。
第1図は本考案のハウジングの一例を示す断面
図で、樹脂固定部が片端のものである。ハウジン
グ1には、中央に開口部を有する弾性隔壁物2が
内蔵されている。この隔壁物2は、中空糸膜を束
ねてハウジング1に装填する前に、該ハウジング
1に圧入もしくは接着固定しておく。
本考案において用いられる弾性隔壁物の素材は
ゴム弾性を有するものが用いられ、ニトリルゴ
ム、シリコンゴム、ポリブタジエン、熱可塑性エ
ラストマー等を例示することができる。
弾性隔壁物の中央の開口部は中空糸膜束をその
中に挿入するためのもので、モジユールに挿入さ
れる中空糸膜束の大きさにより開口部の大きさの
最適な範囲はかわつてくるが、中空糸膜束を挿入
し易く、かつ、挿入された状態で隔壁物の弾性で
中空糸膜束を把持して中空糸膜の素抜け等がない
程度の大きさであればよい。
第2図は第1図のハウジング1を用いて樹脂固
定したモジユールの断面図で、中空糸膜3は多数
本束ねてハウジング1に装填したのち、樹脂を注
入して固定する。この場合、中空糸膜3の端部を
ある程度乱してやると中空糸膜3間に樹脂が入り
やすく、樹脂の入つていない空間(巣という)の
ない良好な樹脂固定を行うことができる。注入さ
れた樹脂は、ハウジング1に内蔵された隔壁物2
により、中空糸膜3とハウジング1の壁間の空間
を移動するのが防止され、固定端部4(第2図に
おける交叉斜線部)にとどまつて固定される。
又、隔壁物2は中空糸膜3の端部を乱す工程に於
いて、該隔壁物2の弾性力で中空糸膜3の束を把
持して中空糸膜3の素抜けなどをなくする役目も
兼ねている。次に樹脂固定された端部4の先端
は、カツトすることにより、中空糸膜3の端部が
開口し、開口端部及び開口端部にそれぞれキヤツ
プ5,6を組付けてモジユールとするのである。
第3図は樹脂固定部が両端のものの一例を示す
断面図で、ハウジング1には、隔壁物2,2′が
あらかじめ内蔵されている。
〔実施例〕
次に本考案を実施例で説明する。
使用したハウジングは、第1図に示した構造
で、内径8mm、長さ50mmのポリカーボネート製ハ
ウジングに、中空部に中空糸膜を通すための直径
6mmの開口部を有するシリコンゴム製の隔壁物
を、その外側がハウジング内壁面に密着するよう
に、あらかじめ内蔵したものを使用し、中空糸膜
は、三菱レイヨン製ポリエチレン中空糸膜で外径
0.38mmのものを88本束ねてU字型に曲げて装填
し、中空糸膜端部を乱したのち上部より日本ポリ
ウレタン工業(株)製のウレタン樹脂を注入して固定
した結果、中空糸膜端部を乱す工程での取扱いが
容易で、しかも隔壁物により樹脂が端部から中央
部に移動することなく、又、巣のない良好な樹脂
固定を行うことができた。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案のハウジングを用い
ることにより、中空糸膜を用いたモジユールの生
産は、遠心力を利用することなしに、非常に簡単
に樹脂固定ができるとともに、中空糸膜を装填し
たあとの取扱いも容易であり、更に不要な樹脂の
量が極めて少ない等の利点を有し、安価に多量生
産することが可能となり、業界に多大の効果をも
たらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図は本考案のハウジングのそ
れぞれの1態様例を示す断面図で、第2図は本考
案のハウジングを用いてモジユールとしたものの
断面図である。 図において、1はハウジングを、2,2′は隔
壁物を、3は中空糸膜を、4は樹脂で固定した端
部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端部を樹脂で固定してなる中空糸膜モジユール
    を形成した時に樹脂固定部となる位置に隣接する
    位置であつてかつ中空糸膜束の外周部とハウジン
    グの内壁部の両方に接触する位置に、中央部に開
    口部を有する弾性隔壁物を設けてなる中空糸膜モ
    ジユール用ハウジング。
JP1985170180U 1985-11-05 1985-11-05 Expired JPH0236578Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985170180U JPH0236578Y2 (ja) 1985-11-05 1985-11-05

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JP1985170180U JPH0236578Y2 (ja) 1985-11-05 1985-11-05

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Publication Number Publication Date
JPS6279503U JPS6279503U (ja) 1987-05-21
JPH0236578Y2 true JPH0236578Y2 (ja) 1990-10-04

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143805A (ja) * 1982-02-17 1983-08-26 Nitto Electric Ind Co Ltd 液体分離装置
JPS59136104A (ja) * 1983-01-24 1984-08-04 Asahi Chem Ind Co Ltd 中空糸型モジユ−ルのシ−ル方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143805A (ja) * 1982-02-17 1983-08-26 Nitto Electric Ind Co Ltd 液体分離装置
JPS59136104A (ja) * 1983-01-24 1984-08-04 Asahi Chem Ind Co Ltd 中空糸型モジユ−ルのシ−ル方法

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Publication number Publication date
JPS6279503U (ja) 1987-05-21

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