JPS63295608A - 塩化ビニル樹脂水性分散液の脱モノマ−法 - Google Patents

塩化ビニル樹脂水性分散液の脱モノマ−法

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JPS63295608A
JPS63295608A JP12967287A JP12967287A JPS63295608A JP S63295608 A JPS63295608 A JP S63295608A JP 12967287 A JP12967287 A JP 12967287A JP 12967287 A JP12967287 A JP 12967287A JP S63295608 A JPS63295608 A JP S63295608A
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vinyl chloride
pvc
aqueous
chloride resin
monomer
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JP12967287A
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Saburo Kusudo
楠堂 三郎
Katsunori Takeuchi
竹内 克典
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塩化ビニル樹脂水性分散液の脱モノマー法、詳
しくは懸濁重合法又は乳化重合法等によって得られるポ
リ塩化ビニル水性分散液から未反応塩化ビニルモノマー
を除去する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の塩化ビニル樹脂(以下PvCと記す)水性
分散液から未反応の塩化ビニルモノマー(以下VCMと
記す)を除去する一般的方法としては、該分散液を容器
内で減圧下に加熱して液相からVCMを減圧系へ移行さ
せて分離する方法が知られている。この場合加熱による
PVCの劣化を防止するため種々の工夫がなされている
。例えば液界面を撹拌する方法、スラリーを噴出させる
方法、カラムストリッピング法等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし従来の方法はいずれもVCMの除去と同時に液中
の分散質、すなわち270粒子も槽内の減圧系へ飛散す
る現象が併発するため高度の減圧を作用させることはで
きなかった。vCMを除去するためには高度の減圧も作
用させることが好ましいことは勿論であるが、そうする
とPVC粒子が飛散して減圧系に混入するという好まし
からざる問題点があった。
本発明者らは高減圧下で、しかもPVC粒子の飛散混入
がなく未反応VCMを効率よ<PVC水性分散液から分
離除去する方法について鋭意検討した結果本発明を完成
したものである。
〔問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、塩化ビニル樹脂水性分散液を循環
させながら該水性分散液中に含まれる未反応の塩化ビニ
ルモノマーを除去する方法において、塩化ビニル樹脂の
ガラス転移点以上の温度に保たれた前記水性分散液を、
循環系に設けられかつ該水性分散液の温度における水の
蒸気圧以下に減圧された濾過装置を通過させることを特
徴とする塩化ビニル樹脂水性液の脱モノマー法である。
図面は本発明の構成を例示するフローシートである。■
は懸濁重合法または乳化重合法によって得られたPVC
水性分散液の貯槽で、2は該液を槽外に−たん取出し再
び貯槽1に戻すように配置された循環パイプ等からなる
循環系であって、ポンプ3により液が強制循環される。
4は咳系の中途に設けられ濾過装置である。この濾過装
置は通常濾過膜5により内筒が形成され、この内筒内が
水性分散液の流路となり、外筒が減圧ラインのバイブロ
に接続されている二重円筒式であるが、多筒式であって
もよい。なお、流路と減圧ラインの接続を逆にしてもよ
い。また減圧の程度は水性媒体の蒸気圧以下とすること
は勿論であるが、著しく強い減圧を作用させることがで
きるのは本発明の特徴の一つである。一方貯槽1には通
常加熱用の蒸気管7が配設され、液をPvCのガラス転
移点Tg以上の温度に保持せしめる。水性分散液の加熱
は循環系で行ってもよい。これはPVC中のVCMの拡
散速度はPVCの温度と共に大きくなるが、一般的には
当該PVCのガラス転移点で拡散速度の増加が大となる
ので、VCMを確実に除去するにはPVCのガラス転移
点以上の温度で行う必要があるためである。また、VC
Mの減圧除去と共に水性分散液が濃縮されてその循環に
不都合が生じるよってあれば、貯槽1または循環系2の
途中から、VCMを含まない媒体を供給してもよい。
〔作 用〕
本発明においては通常重合終了後、残留VCMの大部分
を常法により減圧回収した後、貯槽内でPVCのガラス
転移点以上に加熱し、次いで循環ポンプにより該水性分
散液を循環系2内を循環させながら、液の水相の蒸気圧
以下に濾過装置3の外筒内を減圧バイブロにより減圧す
る。ここで残留VCMは濾過膜を通って減圧バイブロを
経て凝縮器(図示せず)に至り水性媒体から分離及び精
製される。濾過装置4の外筒の減圧は可能な限り強く作
用させても、PvCは濾過膜によって捕捉されるので減
圧パイプへ吸込まれることは全くない。なお、濾過膜は
PvCの粒子径によって波透過がないような膜であれば
よく、通常は膜内面液相、膜外面気相による限外濾過膜
が用いられる。
また本発明方法の実施に使用する装置は、VCMを除去
すべき水性分散液の量及び処理時間によって、貯槽、循
環配管サイズ、濾過膜の面積、減圧ポンプ及び氷原縮機
の能力を選定して適宜決定することができる。循環系中
の循環流は、濾過膜通過時の流速が乱流域であること、
又は5〜200回/m i nの脈動流であることが媒
質の膜面付着による膜面からのVCMの除去速度の低下
防止の点で好ましい。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により、更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定さ
れるものでない。
なお、以下の実施例において得られる塩化ビニル樹脂の
物性評価は下記の物性測定法により行なった。
物性測定法 1、塩化ビニル樹脂の水性分散液(スラリー)中の残留
塩化ビニルモノマー量。
塩化ビニル樹脂のスラリーを一定量採取し、これをメス
フラスコにて溶剤テトラビトロフラン(THF)に溶解
し一定容積に調節した後、水素炎イオン化検出器(FI
D)付きのガスクロマトグラフにその所定量を試料とし
て注入し、塩化ビニル単量体に相当するピークを得た。
別途、標準試料から作成した検量線から試料中の塩化ビ
ニル単量体の濃度を求め、試料中の濃度に換算した。
2. 塩化ビニル樹脂中の残留塩化ビニルモノマー 塩化ビニル樹脂の乾燥品を一定量バイニル瓶内に秤量し
密栓した後90°Cで1時間保った後、バイエル瓶内気
相部より気体を所定量サンプリングし水素炎イオン化検
出器(FID)付きのガスクロマドに注入して塩化ビニ
ル単量体に相当するピークを得た。
別途、標準試料から作成した検量線から試料中の塩化ビ
ニル単量体の濃度を求めPVC中の濃度に換算した。
3、 ガラス転移点 差動走査熱量計(DSC)により測定した。
実施例 1 図面のフローに従い、表−1のようなスラリー条件、運
転条件にて行なった。PVCが飛散することなくモノマ
ーは除去され、モノマーの少ない所望のスラリー及びP
VCが得られた。
比較例 1−1. 1−2 実施例1に対し、比較例1−1では蒸気圧以上の圧力(
80℃の水の蒸気圧−405′″′″H9)、比較例1
−2では温度を低くし蒸気圧で運転を行なったがスラリ
ー中のモノマーが多く、適切な脱モノマー法ではない。
即ちPVCのガラス転位点以上の温度で蒸気圧以下が減
圧で運転する必要がある。
実施例 2 実施例1に対しスラリー中のVCM濃度を変更して行な
ったが実施例1と同様モノマーが除去され、所望のスラ
リー及びPvCが得られた。
比較例 2−1.2−2 比較例1−1.1−2に対しスラリー中の■CM濃度を
変更したが比較例1−1.1−2と同様脱モノマー処理
後のスラリー中のモノマーが多く、適切な脱VCM法で
はない。
実施例 3 実施例1に対しスラリー中の固形分濃度を変更して行な
ったが実施例1と同様モノマーが除去され、所望のスラ
リー及びPVCが得られた。
比較例 3−1.3−2 比較例1−1.1−2に対し、スラリー中の固形分濃度
を変更したが、比較例1−1.1−2と同様股上ツマー
処理後のスラリー中のVCMが多く、適切な脱VCM法
ではない。
〔発明の効果〕
以上の結果からも明らかなとおり、本発明方法によれば
、懸濁重合法又は乳化重合法によって得られたPVC水
性分散液から残留未反応VCMを除去するに当り、可能
な限り強度の減圧を作用させ2ることができ、しかも何
等PvC粒子の飛散を生ずることなく、極めて効率よ<
VCMを分離除去し、かつこれを容易に回収することが
できると共にVCM残留量の少ないPVCが得られるの
で工業上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すフローシートである。 1・・・PVC水性分散液貯槽、2・・・循環系、3・
・・循環ポンプ、4・・・濾過装置、5・・・濾過膜、
6・・・減圧パイプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化ビニル樹脂水性分散液を循環させながら該水性分散
    液中に含まれる未反応の塩化ビニルモノマーを除去する
    方法において、塩化ビニル樹脂のガラス転移点以上の温
    度に保たれた前記水性分散液を、循環系に設けられかつ
    該水性分散液の温度における水の蒸気圧以下に減圧され
    た濾過装置を通過させることを特徴とする塩化ビニル樹
    脂水性液の脱モノマー法。
JP12967287A 1987-05-28 1987-05-28 塩化ビニル樹脂水性分散液の脱モノマ−法 Expired - Lifetime JPH07113044B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112601764A (zh) * 2019-07-26 2021-04-02 株式会社Lg化学 氯乙烯基聚合物的后处理方法及用于其的封闭式后处理系统

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