JPS63294915A - 油水分離装置 - Google Patents
油水分離装置Info
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- JPS63294915A JPS63294915A JP62130494A JP13049487A JPS63294915A JP S63294915 A JPS63294915 A JP S63294915A JP 62130494 A JP62130494 A JP 62130494A JP 13049487 A JP13049487 A JP 13049487A JP S63294915 A JPS63294915 A JP S63294915A
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、セラミックス製のフィルタを利用した含油廃
水の油水分離装置に関する。
水の油水分離装置に関する。
[従来の技術]
油水分離の対象となる含油廃水は、例えば、凝集油滴が
液面上に集合した状態の浮上油、比較的大きな油滴が水
中に混合して分散状態にある分散油、又は主として界面
活性剤や活性助剤によって乳化された浮化油を含んでお
り、産業界のあらゆる分野で排出される。例えば、石油
精製、鉄鋼圧延、ra雑処理、食品製造、及び機械加工
の技術分野等の廃水なども典型的な含油廃水である。こ
れらの含油廃水は、その処理方法の一つとして、逆浸透
法、限界濾過法、精密濾過法等の、いわゆる脱法によっ
て処理されている。
液面上に集合した状態の浮上油、比較的大きな油滴が水
中に混合して分散状態にある分散油、又は主として界面
活性剤や活性助剤によって乳化された浮化油を含んでお
り、産業界のあらゆる分野で排出される。例えば、石油
精製、鉄鋼圧延、ra雑処理、食品製造、及び機械加工
の技術分野等の廃水なども典型的な含油廃水である。こ
れらの含油廃水は、その処理方法の一つとして、逆浸透
法、限界濾過法、精密濾過法等の、いわゆる脱法によっ
て処理されている。
[発明が解決すべき問題点]
脱法は、乳化性の廃液には特に有効である等の幾多の利
点を有するが、膜面の汚染の防止、あるいは膜面に生じ
た汚染の除去の点で開発の余地が残されて°いる。また
、膜の材質が高分子化合物である場合は、水および油に
対する耐溶剤性を無視し得ないため水と油のエマルジョ
ンの油水分離には適さず、また、スラッジが膜に混入す
ると膜面を傷つける。
点を有するが、膜面の汚染の防止、あるいは膜面に生じ
た汚染の除去の点で開発の余地が残されて°いる。また
、膜の材質が高分子化合物である場合は、水および油に
対する耐溶剤性を無視し得ないため水と油のエマルジョ
ンの油水分離には適さず、また、スラッジが膜に混入す
ると膜面を傷つける。
本発明は前記諸点に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは、水および油に浸されても材質が変化せ
ず、スラッジによってフィルタ面が傷つかないフィルタ
を有しており、フィルタ面に生じた汚染を除去し得る油
水分離装置を提供することにある。
とするところは、水および油に浸されても材質が変化せ
ず、スラッジによってフィルタ面が傷つかないフィルタ
を有しており、フィルタ面に生じた汚染を除去し得る油
水分離装置を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、容器と、この容器の内部を
第1の室と第2の室に仕切るべく両端が夫々前記容器の
内面に液密的に固着されており、含油廃水をろ過するた
めの多孔質セラミックス製の筒状のフィルタと、前記第
1の室に前記含油廃水を導入すべく前記フィルタの一端
側において前記容器に設けられた導入口と、前記第1の
室から前記含油廃水を排出すべく前記フィルタの他端側
において前記容器に設けられた第1の排出口と、前記フ
ィルタによって濾過された前記含油廃水のろ過液を前記
第2の室から排出すべく前記容器に設けられた第2の排
出口とからなることを特徴とする油水分離装置によって
達成される。
第1の室と第2の室に仕切るべく両端が夫々前記容器の
内面に液密的に固着されており、含油廃水をろ過するた
めの多孔質セラミックス製の筒状のフィルタと、前記第
1の室に前記含油廃水を導入すべく前記フィルタの一端
側において前記容器に設けられた導入口と、前記第1の
室から前記含油廃水を排出すべく前記フィルタの他端側
において前記容器に設けられた第1の排出口と、前記フ
ィルタによって濾過された前記含油廃水のろ過液を前記
第2の室から排出すべく前記容器に設けられた第2の排
出口とからなることを特徴とする油水分離装置によって
達成される。
[作用]
本発明の装置によれば、フィルタがセラミックス類であ
るが故に、フィルタが耐水性および耐油性を有しており
、スラッジによってフィルタ面が傷つくのを防止し得る
。加えて、本発明の装置は、フィルタの一端側において
容器に設けられた導入口からフィルタの他端側において
容器に設けられた第1の排出口へ含油廃水が流れるよう
に構成されているが故に、第1の室を規定するフィルタ
面に沿った含油廃水の流れを形成し得、その結果筒1の
室に導入された含油排水が、第1の室を規定するフィル
タ面に堆積される汚染を第1の排出口に向けて流し去り
得、含油廃水のろ過と同時にフィルタの洗浄をも行ない
得る。
るが故に、フィルタが耐水性および耐油性を有しており
、スラッジによってフィルタ面が傷つくのを防止し得る
。加えて、本発明の装置は、フィルタの一端側において
容器に設けられた導入口からフィルタの他端側において
容器に設けられた第1の排出口へ含油廃水が流れるよう
に構成されているが故に、第1の室を規定するフィルタ
面に沿った含油廃水の流れを形成し得、その結果筒1の
室に導入された含油排水が、第1の室を規定するフィル
タ面に堆積される汚染を第1の排出口に向けて流し去り
得、含油廃水のろ過と同時にフィルタの洗浄をも行ない
得る。
本発明の装置の第1の室は、フィルタの内側に設けられ
てもよく、フィルタの外側に設けられてもよい。
てもよく、フィルタの外側に設けられてもよい。
本発明によるフィルタは、第1の空がフィルタの内側に
設けられた場合は、最内層の細孔の孔径が0.1p〜1
.8μsであると共に内側から外側に向かって細孔の孔
径が大きくなる筒状多層構造であって、アルミナ製の多
孔質セラミックスからなるのが好ましい。また、最内層
の厚さは10〜40−であるのが好ましい。特に、フィ
ルタが筒状多層構造をなし、フィルタの最内層の細孔の
孔径が0.2−であるのがよい。これにより、油水を効
率をよく捕促し得る。このように、内側から外側に向か
って細孔の孔径が大きくなる多層構造のフィルタの外側
部分は最内層を支持する役目を果している。
設けられた場合は、最内層の細孔の孔径が0.1p〜1
.8μsであると共に内側から外側に向かって細孔の孔
径が大きくなる筒状多層構造であって、アルミナ製の多
孔質セラミックスからなるのが好ましい。また、最内層
の厚さは10〜40−であるのが好ましい。特に、フィ
ルタが筒状多層構造をなし、フィルタの最内層の細孔の
孔径が0.2−であるのがよい。これにより、油水を効
率をよく捕促し得る。このように、内側から外側に向か
って細孔の孔径が大きくなる多層構造のフィルタの外側
部分は最内層を支持する役目を果している。
本発明の装置に導入される含油廃水は、0.2〜5に9
/dに加圧されるのが好ましく、フィルタ面に沿った含
油廃水の流速を好適に維持し得、含油廃水のろ過槽を適
宜に維持し得る。
/dに加圧されるのが好ましく、フィルタ面に沿った含
油廃水の流速を好適に維持し得、含油廃水のろ過槽を適
宜に維持し得る。
また、本発明の装置の入口側に、さらに細孔の孔径の大
きな1個以上の前処理用油水分離フィルタを設けてもよ
く、これによって、面処理用油水分離フィルタにおいて
、比較的径が大きいエマルジョンと油分、スラッジとを
除去し、その結果、本発明の装置のフィルタの目詰まり
、汚染を低減し得、本発明の装置においては比較的径が
小ざいエマルシコンを好適に除去する。
きな1個以上の前処理用油水分離フィルタを設けてもよ
く、これによって、面処理用油水分離フィルタにおいて
、比較的径が大きいエマルジョンと油分、スラッジとを
除去し、その結果、本発明の装置のフィルタの目詰まり
、汚染を低減し得、本発明の装置においては比較的径が
小ざいエマルシコンを好適に除去する。
前処理用油水分離フィルタとしては、セラミックス製の
筒状多層フィルタが好ましく、最内層の細孔の孔径が1
0〜100 #のものが特に好ましい。
筒状多層フィルタが好ましく、最内層の細孔の孔径が1
0〜100 #のものが特に好ましい。
さらに、固形分の多いものをP遇するときは、前処理用
油水分離フィルタの前に孔径0.1〜5ms+の連続気
孔を有する三次元網目構造を有するセラミックスフオー
ム製のフィルタ、又は目開きが0.5〜5MRの網を設
けると濾過効率を上げることができる。
油水分離フィルタの前に孔径0.1〜5ms+の連続気
孔を有する三次元網目構造を有するセラミックスフオー
ム製のフィルタ、又は目開きが0.5〜5MRの網を設
けると濾過効率を上げることができる。
さらに、本発明のamに対して洗浄液によってフィルタ
の逆洗を行なってもよい。この時、洗浄液として苛性ソ
ーダを使用するのが好ましい。
の逆洗を行なってもよい。この時、洗浄液として苛性ソ
ーダを使用するのが好ましい。
本発明の装置のフィルタは、多角柱、好ましくは六角柱
にこの角柱の長手方向に沿って貫通孔、好ましくは断面
円の貫通孔を複数設けたものであってもよい。
にこの角柱の長手方向に沿って貫通孔、好ましくは断面
円の貫通孔を複数設けたものであってもよい。
また、本発明の装置のフィルタの材質としては、セラミ
ックスの中でも純度99%以上のアルミナを用いるのが
好ましい。
ックスの中でも純度99%以上のアルミナを用いるのが
好ましい。
[具体例]
以下、本発明を図面に示す好ましい具体例を用いてより
詳細に説明する。
詳細に説明する。
図において、液容器1にはエマルジョン化した含油廃水
が満たされている。この容器1は、両端が閉鎖された円
筒状のフィルタ容器3の一方の端部に設けられた導入口
4に適宜な配管2によって接続されており、配管2の途
中には、容器1内の含油廃水を導入口4に供給するため
のポンプ5が設けられている。ポンプ5と導入口4との
間には、ポンプ5によって供給される含油廃水に含まれ
る比較的径が大きいエマルジョンと油分、スラッジとを
除去するための海綿状物質からなる1次油水分離フィル
タ6が設けられている。
が満たされている。この容器1は、両端が閉鎖された円
筒状のフィルタ容器3の一方の端部に設けられた導入口
4に適宜な配管2によって接続されており、配管2の途
中には、容器1内の含油廃水を導入口4に供給するため
のポンプ5が設けられている。ポンプ5と導入口4との
間には、ポンプ5によって供給される含油廃水に含まれ
る比較的径が大きいエマルジョンと油分、スラッジとを
除去するための海綿状物質からなる1次油水分離フィル
タ6が設けられている。
容器3の内部には、細孔の孔径が0.2−であるアルミ
を製の管状フィルタγが収容されており、このフィルタ
7の両端は容器3の両端面に各々液士的に固着されてい
る。
を製の管状フィルタγが収容されており、このフィルタ
7の両端は容器3の両端面に各々液士的に固着されてい
る。
フィルタ7は容器3の内部をフィルタ7の外側の空8と
フィルタ7の内側の室9とに区分しており、室9は容器
3の一端面において導入口4と連通している。容器3の
他端面には排出口10が設けられており、室9は排出口
10にも連通している。
フィルタ7の内側の室9とに区分しており、室9は容器
3の一端面において導入口4と連通している。容器3の
他端面には排出口10が設けられており、室9は排出口
10にも連通している。
排出口10は適宜な配管11によって容器1に接続され
ている。容器3の下部には室8と連通ずる排出口12が
設けられている。
ている。容器3の下部には室8と連通ずる排出口12が
設けられている。
以下に本発明の装置の作動を説明する。
ポンプ5によって、容器1内の含油廃水がフィルタ6に
供給され、このフィルタ6によって含油廃水中の比較的
径が大きいエマルジョンと油分、スラッジとを除去する
。フィルタ6を経た含油廃水は導入口4を介して室9に
導入され、次にフィルタγによって比較的径が小さいエ
マルジョンが濾過される。このろ過液は至8から排出口
12を介して排出される。一方、導入口4から室9に導
入された含油廃水の一部は濃縮液となって排出口10を
介して容器3から排出され、配管11によって容器1に
戻される。
供給され、このフィルタ6によって含油廃水中の比較的
径が大きいエマルジョンと油分、スラッジとを除去する
。フィルタ6を経た含油廃水は導入口4を介して室9に
導入され、次にフィルタγによって比較的径が小さいエ
マルジョンが濾過される。このろ過液は至8から排出口
12を介して排出される。一方、導入口4から室9に導
入された含油廃水の一部は濃縮液となって排出口10を
介して容器3から排出され、配管11によって容器1に
戻される。
室9においては、含油廃水がフィルタ7の内周面に沿っ
てフィルタγの長手方向に流れるが故に、この含油廃水
の流れがフィルタ7の内周面に堆積した汚染即ちエマル
ジョンを排出口10に向けて流し去り得、フィルタ7の
洗浄を行ない得る。
てフィルタγの長手方向に流れるが故に、この含油廃水
の流れがフィルタ7の内周面に堆積した汚染即ちエマル
ジョンを排出口10に向けて流し去り得、フィルタ7の
洗浄を行ない得る。
含油廃水として、水道水1Rに対して、たね油5g、界
面活性剤5〜10g、フラッジとして活性炭(粒子径1
M以下)1gを混入しかつ撹拌した液を使用し、本具体
例の装置によって濾過した結果を第2図に示す。なお、
本具体例の液は全有機炭素(TOC)が3000ppm
のエマルジョン水とみなし得る。また、フィルタ7の通
過水量は100ρ/−一りである。
面活性剤5〜10g、フラッジとして活性炭(粒子径1
M以下)1gを混入しかつ撹拌した液を使用し、本具体
例の装置によって濾過した結果を第2図に示す。なお、
本具体例の液は全有機炭素(TOC)が3000ppm
のエマルジョン水とみなし得る。また、フィルタ7の通
過水量は100ρ/−一りである。
第2図によれば、本具体例の装置を使用することによっ
て本実施例の液のろ過液のTOC値を600 ppH以
下とし得る。
て本実施例の液のろ過液のTOC値を600 ppH以
下とし得る。
第3図によって、本発明の1具体例を使用した三段濾過
式のt’過装置を説明する。液容器11にはエマルジョ
ン化した含油廃水が満たされている。
式のt’過装置を説明する。液容器11にはエマルジョ
ン化した含油廃水が満たされている。
この容器11は、両端が閉鎖された円筒状のフィルタ容
器12の一方の端部に適宜な配管13によって接続され
ており、配管13の途中には、容器11内の含油廃水を
容器12に供給するためのポンプ14が設けられている
。容器12の内部には、細孔の孔径が0.5mの三次現
網目構造のセラミックフオーム製の円柱上フィルタ15
が収容されており、このフィルタ15の一端は配管13
に接続している。フィルタ15の他端は適宜な配管16
によって容器11に接続されている。フィルタ15によ
って濾過された第1濾過液は排出口17を介して液容器
18に導かれる。
器12の一方の端部に適宜な配管13によって接続され
ており、配管13の途中には、容器11内の含油廃水を
容器12に供給するためのポンプ14が設けられている
。容器12の内部には、細孔の孔径が0.5mの三次現
網目構造のセラミックフオーム製の円柱上フィルタ15
が収容されており、このフィルタ15の一端は配管13
に接続している。フィルタ15の他端は適宜な配管16
によって容器11に接続されている。フィルタ15によ
って濾過された第1濾過液は排出口17を介して液容器
18に導かれる。
液容器18は、両端が閉鎖された円筒状のフィルタ容器
19の一方の端部に適宜な配管20によって接続されて
おり、配管20の途中には、容器18内の第1濾過液を
容器19に供給するためのポンプ21が設けられている
。容器19の内部には、細孔の孔径が10〜100μs
であるアルミナ製の管状フィルタ22が収容されている
。これらの容器19とフィルタ22どの構造及び機能は
第1図の装置と同様である。フィルタ22内に導入され
た第1濾過液の一部は濃縮液となって適宜な配管23に
よって容器18に戻される。フィルタ22によって濾過
された第2濾過液は排出口24を介して液容器25に導
かれる。
19の一方の端部に適宜な配管20によって接続されて
おり、配管20の途中には、容器18内の第1濾過液を
容器19に供給するためのポンプ21が設けられている
。容器19の内部には、細孔の孔径が10〜100μs
であるアルミナ製の管状フィルタ22が収容されている
。これらの容器19とフィルタ22どの構造及び機能は
第1図の装置と同様である。フィルタ22内に導入され
た第1濾過液の一部は濃縮液となって適宜な配管23に
よって容器18に戻される。フィルタ22によって濾過
された第2濾過液は排出口24を介して液容器25に導
かれる。
液容器25は、両端が閉鎖された円筒状のフィルタ容器
26の一方の端部に適宜な配管27によって接続されて
おり、配管27の途中には、容器25内の第2濾過液を
容器26に供給するためのポンプ28が設けられている
。容器26の内部には、細孔の孔径が0.1〜1.8/
Jであるアルミナ製の管状フィルタ29が収容されてい
る。これらの容器26とフィルタ29との構造及び機能
は第1図の装置と同様である。
26の一方の端部に適宜な配管27によって接続されて
おり、配管27の途中には、容器25内の第2濾過液を
容器26に供給するためのポンプ28が設けられている
。容器26の内部には、細孔の孔径が0.1〜1.8/
Jであるアルミナ製の管状フィルタ29が収容されてい
る。これらの容器26とフィルタ29との構造及び機能
は第1図の装置と同様である。
フィルタ29内に導入された第2濾過液の一部は濃縮液
となって適宜な配管30によって容器25に戻される。
となって適宜な配管30によって容器25に戻される。
フィルタ29によって濾過された第3濾過液は排出口3
1を介して容器26から排出される。
1を介して容器26から排出される。
第3図に示された装置の効果を第4図及び第5図を用い
て説明する。第4図のグラフにおいて、横軸は濾過され
た固形分の粒度を示し、縦軸は固形分の累積パーセント
を示す。実線41はフィルタ29におけるデータ、破線
42はフィルタ22におけるデータ、一点鎖線43はフ
ィルタ15におけるデータである。第4図によればフィ
ルタ15によって粒度0.5m以上の固形分が除去され
得、フィルタ22によって粒度10μs以上の固形分が
除去され得ることがわかる。別な計測によれば、排出口
31から排出される第3濾過液には固形分が検出されて
いない。
て説明する。第4図のグラフにおいて、横軸は濾過され
た固形分の粒度を示し、縦軸は固形分の累積パーセント
を示す。実線41はフィルタ29におけるデータ、破線
42はフィルタ22におけるデータ、一点鎖線43はフ
ィルタ15におけるデータである。第4図によればフィ
ルタ15によって粒度0.5m以上の固形分が除去され
得、フィルタ22によって粒度10μs以上の固形分が
除去され得ることがわかる。別な計測によれば、排出口
31から排出される第3濾過液には固形分が検出されて
いない。
第5図のグラフにおいて、横軸は濾過時間を示し、縦軸
は濾過量を示す。実線44は第1図の装置のろ過量のデ
ータであり、破線45は第3図の装置におけるフィルタ
29のろ過量のデータである。第5図によれば、第3図
の装置のような三段濾過式のろ過装置は、1段目フィル
タ及び2段目フィルタによってあらかじめ大きな固形分
を含油廃水から除去し得るので、三段目フィルタのろ過
量が第1図の装置のような前処理を行なわない濾過装置
に比べて大きい。
は濾過量を示す。実線44は第1図の装置のろ過量のデ
ータであり、破線45は第3図の装置におけるフィルタ
29のろ過量のデータである。第5図によれば、第3図
の装置のような三段濾過式のろ過装置は、1段目フィル
タ及び2段目フィルタによってあらかじめ大きな固形分
を含油廃水から除去し得るので、三段目フィルタのろ過
量が第1図の装置のような前処理を行なわない濾過装置
に比べて大きい。
[本発明の考案]
本発明の装置によれば、フィルタがセラミックス製であ
るが故に、フィルタが耐水性及び耐油性を有しており、
スラッジによってフィルタ面が傷つくのを防止し得、油
の着火点を越えない範囲の高温中でのろ過も可能である
。加えて、本発明の装置は、フィルタの一端側において
容器に設けられた導入口からフィルタの他端側において
容器に設けられた第1の積出口へ含油廃水が流れるよう
に構成されているが故に、第1の室を規定するフィルタ
面に沿った含油廃水の流れを形成し得、その結果箱1の
室に導入された含油排水が、第1の室を規定するフィル
タ面に堆積される汚染を第1の排出口に向けて流し去り
得、含油廃水のろ過と同時にフィルタの洗浄をも行ない
得る。
るが故に、フィルタが耐水性及び耐油性を有しており、
スラッジによってフィルタ面が傷つくのを防止し得、油
の着火点を越えない範囲の高温中でのろ過も可能である
。加えて、本発明の装置は、フィルタの一端側において
容器に設けられた導入口からフィルタの他端側において
容器に設けられた第1の積出口へ含油廃水が流れるよう
に構成されているが故に、第1の室を規定するフィルタ
面に沿った含油廃水の流れを形成し得、その結果箱1の
室に導入された含油排水が、第1の室を規定するフィル
タ面に堆積される汚染を第1の排出口に向けて流し去り
得、含油廃水のろ過と同時にフィルタの洗浄をも行ない
得る。
第1図は本発明の装置の1具体例を示す部分切断斜視図
、第2図は本発明の装置の1具体例による効果を示すグ
ラフ、第3図は本発明の装置の1具体例の応用例の説明
図、第4図は第3図に示された装置の効果の説明図、第
5図は本発明の装置の1具体例と第3図に示された装置
とのpaffiの説明用グラフである。 3・・・・・・フィルタ容器、4・・・・・・導入口、
γ・・・・・・フィルタ、10.12−・・・・・排出
口。 第1図 ] τ 第2面 田町藺 第3図
、第2図は本発明の装置の1具体例による効果を示すグ
ラフ、第3図は本発明の装置の1具体例の応用例の説明
図、第4図は第3図に示された装置の効果の説明図、第
5図は本発明の装置の1具体例と第3図に示された装置
とのpaffiの説明用グラフである。 3・・・・・・フィルタ容器、4・・・・・・導入口、
γ・・・・・・フィルタ、10.12−・・・・・排出
口。 第1図 ] τ 第2面 田町藺 第3図
Claims (5)
- (1)容器と、この容器の内部を第1の室と第2の室に
仕切るべく両端が夫々前記容器の内面に液密的に固着さ
れており、含油廃水をろ過するための多孔質セラミック
ス製の筒状のフィルタと、前記第1の室に前記含油廃水
を導入すべく前記フィルタの一端側において前記容器に
設けられた導入口と、前記第1の室から前記含油廃水を
排出すべく前記フィルタの他端側において前記容器に設
けられた第1の排出口と、前記フィルタによつてろ過さ
れた前記含油廃水のろ過液を前記第2の室から排出すべ
く前記容器に設けられた第2の排出口とからなることを
特徴とする油水分離装置。 - (2)前記第1の室が前記フィルタの内側にあることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の装置。 - (3)前記フィルタは、最内層の細孔の孔径が0.1μ
m〜1.8μmであると共に内側から外側に向つて細孔
の孔径が大きくなる筒状多層構造体であって、アルミナ
製の多孔質セラミックスからなることを特徴とする特許
請求の範囲第2項に記載の装置。 - (4)前記フィルタの最内層の細孔の孔径が0.2μm
であることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の
装置。 - (5)前記第1の室が前記フィルタの外側にあることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62130494A JP2554494B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 油水分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62130494A JP2554494B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 油水分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63294915A true JPS63294915A (ja) | 1988-12-01 |
JP2554494B2 JP2554494B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=15035605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62130494A Expired - Fee Related JP2554494B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 油水分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554494B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614516A (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-10 | Fine Filter Kk | 油濾過装置 |
JPS62132707U (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-21 |
-
1987
- 1987-05-27 JP JP62130494A patent/JP2554494B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614516A (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-10 | Fine Filter Kk | 油濾過装置 |
JPS62132707U (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2554494B2 (ja) | 1996-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |