JPS6329480Y2 - - Google Patents

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JPS6329480Y2
JPS6329480Y2 JP6515282U JP6515282U JPS6329480Y2 JP S6329480 Y2 JPS6329480 Y2 JP S6329480Y2 JP 6515282 U JP6515282 U JP 6515282U JP 6515282 U JP6515282 U JP 6515282U JP S6329480 Y2 JPS6329480 Y2 JP S6329480Y2
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JP
Japan
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lid
annular bent
cover
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bent piece
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JP6515282U
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JPS58167636U (ja
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、まほうびん等の容器の注口部を被蓋
するコツプ兼用蓋に関するものである。第1図は
本考案を適用するまほうびんを示すものであつ
て、まほうびん本体1には把手2が取付られ、上
部には注口部3が形成され、該注口部3は栓4で
閉じられている。そして該注口部3にはコツプ兼
用蓋5が被蓋されている。
ところで、この種のまほうびんにおいて、本体
1の外胴を金属の筒で構成したものがある。この
ものは、外観上金属光沢を有し、形状もスツキリ
としたものであつて、近年多く使用されている。
而してこのようなまほうびんにおいては、デザイ
ンを統一するために、コツプ兼用蓋5も少なくと
もその外周を金属製とすることが好ましい。しか
しながら、コツプ兼用蓋5の全体を金属製とする
と、熱伝導性が大きいため、コツプとして使用す
ることが困難である。すなわち熱湯を注ぐと熱く
て持つことができず、又冷水を注ぐと外周に結露
し、好ましくないのである。コツプ兼用蓋5の本
体を合成樹脂で成型し、その外周に金属筒を嵌着
すれば、熱伝導性は幾分低下するが、それでも未
だ充分とは言えない。そこで従来は第2図に示す
ように、蓋本体6の外周に若干の間隙7を置いて
金属製の筒状カバー8を嵌合し、カバー8の一端
部を接着剤で蓋本体に接着したものが用いられて
いる。しかしながらこのものにおいても、熱湯や
冷水を多量に注いだ場合には、接着部分において
熱伝導を生じて熱がカバー8に伝達され、さらに
カバー8全体に伝達されるため、カバー8が熱く
なつたり結露を生じたりするのである。又、蓋本
体6とカバー8とを接着剤で接着しているので、
接着作業が面倒であり、接着剤が外にはみ出すこ
ともあり、又接着剤が熱劣化を起こして剥離する
こともある。しかも、蓋本体6として接着剤で接
着しにくいポリプロピレンやポリエチレン等を使
用することができず、素材が制限される。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、内容液の熱を外周に伝達することがなく、又
接着剤を使用することなく容易に組立てることの
できるコツプ兼用蓋を提供することを目的とする
ものである。
而して本考案は、容器の注口部を被蓋するコツ
プ兼用蓋において、合成樹脂製の蓋本体の外周両
端部にそれぞれ径の異なる段部を形成し、一方金
属製の筒状カバーの両端を90゜以上内方へ折曲し
てそれぞれ径の異なる環状折曲片を形成し、当該
筒状カバーを前記蓋本体に嵌合して、その小径側
の環状折曲片を蓋本体の小径側の段部に、大径側
の環状折曲片を大径側の段部にそれぞれ係止する
と共に、当該両係止部分の間において前記蓋本体
と筒状カバーとの間に間隙を形成したことを特徴
とするものである。
第3図乃至第5図は本考案の一実施例を示すも
のであつて、合成樹脂製の蓋本体6の外周の下端
に環状の段部9が形成され、上端部にはその上端
に段部10を形成し下部にテーパー縁11を形成
したリブ12が、一定の間隔で突設されている。
一方、金属製の筒状カバー8の上下両端は、90゜
以上内方へ折曲して環状折曲片13,14を形成
している。而してこの実施例においては、上方の
段部10の突出側の外径d1は下方の段部9の突出
側の外径d3よりも大径となつており、上方の環状
折曲片14の内径l1は上方の段部10の突出側の
外径d1より小さく陥凹側の外径d2よりも大きく、
又下方の環状折曲片13の内径l2は下方の段部9
の突出側の外径d3より小さく陥凹側の外径d4より
も大きいものとなつている。この関係を簡単に現
わすと、 d1>l1>d2=d3>l2>d4 となる。そこで、カバー8を蓋本体6の下方から
被せてゆくと、環状折曲片14は段部9には係止
せず、カバー8の外側に被さり、先ず環状折曲片
14の内端がリブ12のテーパー縁11に当接す
る。カバー8をさらに上方へ押し進めると、環状
折曲片14はそれ自体の弾性により変形しながら
その内端がリブ12の外縁に添つて上昇し、リブ
12の上端に到ると弾性により段部10に係止さ
れる。一方この時には既に下方の環状折曲片13
は段部9に係止しており、カバー8は蓋本体6に
取りはずし不能に嵌着されるのである。
第6図及び第7図は本考案の他の実施例であつ
て、リブ12に代えて蓋本体6の外周に周方向に
延びる突条15を形成し、該突条15の上端に段
部10を形成し、該段部10にカバー8の上端の
環状折曲片14を係止したものである。
第8図は本考案のさらに他の実施例であつて、
蓋本体6の外周の下端部にその下端に段部9を有
するリブ16を突設し、上端部には上端外側に段
部10を切欠いて形成し下部にテーパー縁11を
形成したリブを突設したものである。そして上方
の段部10の陥凹側の外径d2は下方の段部9の突
出側の外径d3よりやゝ大きくなつている。而し
て、カバー8の両端の環状折曲片13及び14は
それぞれ段部9及び10に係止している。
第9図は本考案のさらに他の実施例であつて、
第8図の実施例における段部9及び10並びに環
状折曲片13及び14の上下関係をそつくり逆に
したものである。すなわち、蓋本体6の下端部に
は下端外側に段部10を切欠いて形成し上部にテ
ーパー縁11を形成したリブ12を突設し、上端
部には上端に段部9を形成したリブ16を突設し
ている。而して直径の大小関係は、下方の段部1
0の突出側の外径d1が最も大きく、続いて下方の
環状折曲片14の内径l1、下方の段部10の陥凹
側の外径d2、上方の段部9の突出側の外径d3、上
方の環状折曲片13の内径l2、上方の段部9の陥
凹側の外径d4の順に小さくなつている。そしてこ
の例においては、カバー8を蓋本体6の上方から
被せて嵌着するようになつたものである。この実
施例においては、段部9及び10を、第4図に示
すような形態のものとすることもできる。さらに
又、第8図及び第9図におけるリブ12及び16
に代えて、第6図のような蓋本体6の外周にその
周方向に延びる突条を形成することも可能であ
る。
第10図は、段部9と環状折曲片13との係止
状態の一例を示すものであつて、環状折曲片13
の内端が段部9に係止した後、環状折曲片13を
それ自体の弾性により変形させつつさらにカバー
8と蓋本体6との嵌合を進め、鎖線で示すように
環状折曲片13がほゞ水平になつた時に他方の段
部10と環状折曲片14とが係止するようにす
る。このようにすると、環状折曲片13がその弾
性によつて段部9に圧接せしめられているので、
カバー8と蓋本体6とが強固に嵌着され、ガタが
生じない。又環状折曲片13が変形する際にその
内径がわずかに小さくなるため、内端が段部9の
陥凹側の外壁に圧接せしめられ、カバー8と蓋本
体6との間隙7に水等が侵入するのを防止するこ
とができる。
本考案によれば、カバー8と蓋本体6との間に
その全体に亘つて間隙が形成されるので、内容液
の熱がカバー8に伝達されることがなく、熱湯を
注いでも熱くて持てないということがなく又冷水
を注いでも結露することがない。又内容液の保温
性も良好である。又、本考案においては蓋本体6
の段部9,10及び環状折曲片13,14の径が
それぞれ異なつているのでカバー8を蓋本体6に
その一端から嵌合するだけで容易に組立てること
ができると共に、カバー8と蓋本体6とが物理的
に嵌着されており、接着剤を使用しないので、組
立てが容易であり、接着の剥離の問題も生じるこ
とがない。又蓋本体にポリプロピレンやポリエチ
レン等の安価な素材を使用することができるの
で、安価に提供することができる。
なお、この明細書において上及び下というの
は、図面に示すようにコツプ兼用蓋を蓋として使
用した場合における上下関係を示すものであつ
て、コツプとして用いる時は上下が逆になるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するまほうびんの、コツ
プ兼用蓋を断面で示した側面図である。第2図は
従来のコツプ兼用蓋の中間縦断面図であり、第3
図は本考案のコツプ兼用蓋の一実施例の中央縦断
面図である。第4図は第3図の実施例の主要部の
拡大図であり、第5図は第4図の−断面図で
ある。第6図は本考案の他の実施例を示す主要部
の中央縦断面図であり、第7図は第6図の−
断面図である。第8図及び第9図はそれぞれ本考
案のさらに他の実施例を示す主要部の中央縦断面
図である。第10図は段部9と環状折曲片13と
の係止状態の一例を示す主要部の中央縦断面図で
ある。 5……コツプ兼用蓋、6……蓋本体、8……カ
バー、9,10……段部、13,14……環状折
曲片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の注口部を被蓋するコツプ兼用蓋におい
    て、合成樹脂製の蓋本体の外周両端部にそれぞれ
    径の異なる段部を形成し、一方金属製の筒状カバ
    ーの両端を90゜以上内方へ折曲してそれぞれ径の
    異なる環状折曲片を形成し、当該筒状カバーを前
    記蓋本体に嵌合して、その小径側の環状折曲片を
    蓋本体の小径側の段部に、大径側の環状折曲片を
    大径側の段部にそれぞれ係止すると共に、当該両
    係止部分の間において前記蓋本体と筒状カバーと
    の間に間隙を形成したことを特徴とする、容器の
    コツプ兼用蓋。
JP6515282U 1982-05-04 1982-05-04 容器のコツプ兼用蓋 Granted JPS58167636U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6515282U JPS58167636U (ja) 1982-05-04 1982-05-04 容器のコツプ兼用蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6515282U JPS58167636U (ja) 1982-05-04 1982-05-04 容器のコツプ兼用蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58167636U JPS58167636U (ja) 1983-11-08
JPS6329480Y2 true JPS6329480Y2 (ja) 1988-08-08

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ID=30075142

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JP6515282U Granted JPS58167636U (ja) 1982-05-04 1982-05-04 容器のコツプ兼用蓋

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JPS58167636U (ja) 1983-11-08

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