JPS6329437Y2 - - Google Patents

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JPS6329437Y2
JPS6329437Y2 JP1985173311U JP17331185U JPS6329437Y2 JP S6329437 Y2 JPS6329437 Y2 JP S6329437Y2 JP 1985173311 U JP1985173311 U JP 1985173311U JP 17331185 U JP17331185 U JP 17331185U JP S6329437 Y2 JPS6329437 Y2 JP S6329437Y2
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mold
groove
rice
plate
rice cracker
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、せんべい種を上下の型で加熱押圧す
ることによつて、せんべい種を膨張させて焼成す
るせんべいの製造装置に係り、特に、いか粉、小
麦粉、あられ生地等を混練し、全体に略粒状のせ
んべい種を自動的に供給した後、加熱された上下
の型で押圧せしめ、且つせんべい種を膨張させて
焼成すると共に、焼成されたせんべいを自動的に
取り出すというせんべいの製造装置に関するもの
である。
従来の技術 従来、この種せんべいの製造装置には、所定位
置に固定し、ガスバーナーで加熱された雌型に対
して、内設されたニクロム線によつて加熱され、
クランクを介して上下動する雄型を設けてなり、
定量スプーン等で計量されたせんべい種を人手を
もつて雌型内へ投入すると、雄型が下降して雌雄
の型で押圧されたせんべい種が焼成される。この
焼成されたせんべいを雄型が上昇した際に、人手
によつて取り出すという構成を示した実公昭52−
30396号公報が知られている。
その他、焼成用の型にせんべい種を供給する作
業と焼き上がつたせんべいを該型から取り出す作
業とを電気的な制御によつて自動的に行うせんべ
い製造装置が提案されている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、この実公昭52−30396号公報に記載さ
れた製造装置においては、せんべい種の定量を自
動的に供給することができず、人手をもつてその
都度供給せざるを得ないばかりか、焼成されたせ
んべいを装置から取り出すにも、同様に人手をも
つて一枚毎に取り出さざるを得ないものであつた
為に、装置の一台に一人の作業員を必要ととする
ものであつた。
これは、満足なせんべい種の供給機が考案され
ていなかつたことと、雌型の構造がせんべい種お
よび焼成されたせんべいを雌型内に保持すると共
に、雄型との嵌合を保障するために、雄型の形状
と一致する凸縁部を設けていたことにより、この
凸縁部が焼成されたせんべいの取り出しを阻止し
ていたものであつた。
また、前記実公昭52−30396号公報の考案は、
せんべいの膨張力を逃がすための機構を上型のロ
ツドに設けてあるが、ロツドの重量と上型自体の
重量がせんべいにかかるように構成されているの
で焼き上がつたせんべいが破壊されやすいという
欠点を有するものであつた。
さらに、前記従来の電気的に制御を行うもの
は、大量の製品を製造する大型の装置にするなら
ば有利であるが中型以下の装置では装置の製作費
が高価なものになつてしまうという欠点をもつも
のであつた。
本考案は、これらの欠点を解消しようとするも
ので、焼成時の膨張によつてせんべい自体が破壊
されることがないとともに、電気的制御方法を使
用することなく、せんべい製造の全工程を全て自
動化せしめ、一人の作業員をして複数台の製造装
置を保守管理できることにより、省力化を図つた
せんべいの製造装置を提供することを目的とする
ものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、回転駆動源に連繋された上カムシヤ
フトに設け、一側に上型用溝を刻設する上溝カム
と、前記上溝カムの上型用溝に連結する上従動杆
に固定し、前記上溝カムの回転にともなわれて往
復動する上型と、この上型を加熱する加熱手段を
設ける。また、同様に回転駆動源に連繋された下
カムシヤフトに設け、一側に下型用溝を刻設する
一方、他側には取出機用溝を刻設する下溝カム
と、外枠体と、前記下溝カムの下型用溝に連結し
調整バネを内設する下従動杆に固定し、前記下溝
カムの回転にともなわれて上型に対する接離方向
に前記外枠体内縁に沿つて往復動する底板とから
なる下型と、この下型を加熱する加熱手段を設け
る。そして、先端にスクレーパーに設け、所定位
置にせんべい種を収納する透部を設ける一方、こ
の透部の下口を開閉する開閉板を設けた移動板を
有し、この移動板の後端に設ける作動杆と上記下
溝カムの取出機用溝とを連結スライダーで連結し
て、前記下溝カムの回転にともなわれて往復動す
る前記移動板によつて、下型へせんべい種の供給
と下型からの焼成されたせんべいの取り出しを行
う取出機を設け、且つ前記移動板の透部へせんべ
い種を供給するホツパーとを設けて構成したもの
である。
作 用 このように構成された本考案においては、上型
と下型の底板とが接離自在に協働してせんべい種
が押圧焼成される。また、上型が上昇して下型か
ら離れ、下型の底板も上昇してその外枠体の上面
と同じ位置に来た時、取出機の移動板が前進して
外枠体の上面に位置するせんべいは装置外へ排出
されるが如くに取り出される。一方その際、移動
板の透部の開閉板が開放されて、透部に収納され
ているせんべい種が、続いて下降する下型の底板
上へ供給されるものである。
実施例 以下、図面に示した一実施例に基づいて、本考
案を詳細に説明する。
第1図および第2図はせんべいの製造装置の全
体を示し、第3−1図乃第6図は上下の型と上下
の溝カムの詳細を示している。
1は上フレーム2と下フレーム3に両側フレー
ム4,4からなる本体フレームであり、本体フレ
ーム1の略中央部には所定間隔を存置させた上、
中、下のホルダープレート5,6,7を設ける。
本体フレーム1の上フレーム2には略等間隔に複
数の軸受8を垂設し、該軸受8を介して上カムシ
ヤフト9を架設する。本体フレーム1の上部に横
架されるこの上カムシヤフト9の各軸受8間の
夫々に設ける計4個の上溝カム10は、一側に後
述する上型を上下に往復動させる上型用溝11を
刻設する。
上溝カム10の上型用溝11は、第4図に示す
様に、略扇形を呈するもので、上溝カム10の中
心点から最も近いところに上昇点径路100と、
同中心点から最も遠いところに下降点径路102
を形成すると共に、前記両径路100,102を
結ぶところに下降径路101と上昇径路103を
形成する。
4個の上溝カム10の夫々異なる所定位置に連
結する各上従動杆12は、その上端を上溝カム1
0の上型用溝11に転動子13を介して連結する
と共に、下端には取付アーム14を備え、電気ヒ
ーター(図示せず)を内設する上型15を各設す
る。また、各上従動杆12は上ホルダープレート
5上に所定間隔を置いて固定したスライドホルダ
ー16によつて上下の往復動が保障されている。
本体フレーム1の下フレーム3には略等間隔に
複数の軸受17を設け、該軸受17を介して下カ
ムシヤフト18を架設する。本体フレーム1の下
部に横架されるこの下カムシヤフト18の各軸受
17間の夫々に設ける計4個の下溝カム19は、
一側に後述する下型の底板を上下に往復動させる
下型用溝20を刻設し、他側に後述する取出機の
移動板を前後に往復動させる取出機用溝31を刻
設する。
下溝カム19一側の下型用溝20は、第5図に
示す様に、切欠部を有する変円形を呈するもの
で、下溝カム19の中心点から最も近いところに
下降点径路200と、同中心点から最も遠いとこ
ろに上昇点径路202を形成する。この上昇点径
路202は第1上昇点径路202aと第2上昇点
径路202cとの間に、上昇点径路202の半径
長より短く下降点径路200の半径長に略等しい
膨張径路202bからなる。前記下降点径路20
0と第1上昇点径路202aを結ぶところに下降
径路201を形成し、第2上昇点径路202cと
下降点径路200を結ぶところに下降径路203
を形成する。
同様の下溝カム19他側に刻設する取出機用溝
31は、第6図に示す様に、略長円形を呈するも
ので、下溝カム19の中心点に最も近いところに
取出・供給径路300と、同中心点から最も遠い
ところに待機径路302を形成し、前記両径路3
00,302を結ぶところに後進径路301と前
進径路303を形成する。
4個の下溝カム19の夫々異なる所定位置に連
結する各下従動杆21は、内部に下従動杆21の
長さを調整する調整バネ26を備えると共に、そ
の下端を下溝カム19の下型用溝20に転動子2
2を介して連結する。また、各下従動杆21の上
端には取付アーム23を備えた底板25を各設す
る。電気ヒーター(図示せず)を内設する底板2
5は、その外形形状と同一の形状を有する空所2
7を形成し電気ヒーター(図示せず)を内設する
外枠体28の前記空所27に対応位置している。
該外枠体28は本体フレーム1の中ホルダープレ
ート6上に固定する。前記底板25と前記外枠体
28によつて下型24を構成する。また、各下従
動杆21は下ホルダープレート7の下に所定間隔
を置いて固定したスライドホルダー29によつて
上下の往復動を保障されている。
第7図乃至第9図は取出機を示す。取出機30
は、各一対の上下の型15,24後方の夫々に計
4基設置するもので、上下の型15,24によつ
て焼成されたせんべいaを本体フレーム1の外へ
取り出すと共に、定量のせんべい種Aを下型24
へ供給するものである。各取出機30は、本体フ
レーム1の両側フレーム4,4より後方へ延設さ
れた両支持フレーム60,60間に設け、所定間
隔を置いて計4個の透孔61を透設するホツパー
プレート62と、本体フレーム1から後方へ所定
間隔を存置して延設し、上面を前記ホツパープレ
ート62に固定する一対のスライド枠32,32
とに支持されて前後に往復動する移動板33を各
設する。各移動板33の先端は、斜上方と斜下方
へ延びる略長方形薄板状の上、下のスクレーバー
34,35を突設する。移動板33の所定位置に
は、せんべい種Aを収納し計量する円形の透部3
6を透設し、該透部36の下口を開閉する開閉板
37を付設する。開閉板37は移動板33の下面
に所定間隔を置いて固定する一対のスライド下枠
38,38に沿つて前後の往復動をすると共に、
移動板33の後端には下方へ突出する突起39を
設ける。また、本体フレーム1の中ホルダープレ
ート6に前部ストツパー40を設け、移動板33
一方のスライド枠32より後部ストツパー41を
延設する。この前、後部ストツパー40,41に
開閉板37の突起39が当接することにより、開
閉板37がそのスライド下枠38,38にガイド
されて前後に移動し、よつて移動板33の透部3
6の下口を開閉することとなる。
各移動板33は、各設する作動杆43を介して
前後に往復移動するもので、移動板33の後部下
面にピンホルダー44を突設し、該ピンホルダー
44のピン45に、中央部を折曲した作動杆43
の上端を係合する。作動杆43の下端は、本体フ
レーム1の下フレーム3上に固定した軸受46に
支軸47を介して枢支する。作動杆43の略中央
と下フレーム3の間に復帰用スプリング48を張
設する。下フレーム3の所定位置に設けたスライ
ドホルダー50によつて前後の移動を保障される
連結スライダー51は、その前端を上記した下溝
カム19の取出機用溝31に転動子52を介して
連結すると共に、連結スライダー51の後端は連
結材53を介して作動杆43の下部に連結する。
本体フレーム1の後方にして各移動板33の上
方に位置し、せんべい種Aを収容するホツパー5
5は、ホツパープレート62に各設する透孔61
と一致するところに計4個の開口56を透設し、
各開口56とホツパープレート62の透孔61と
の間にゴム製等の受納材57を設けている。ま
た、ホツパー55内の略中心部には、ホツパー5
5の長手方向に横架するホツパーシヤフト58を
設け、該ホツパーシヤフト58に任意の間隔を存
置させた撹拌棒59を突設する。
本装置の駆動機構としては、本体フレーム1の
上フレーム2上の一方に上下の型15,24の加
熱温度を調整し、且つ取り出されたせんべいaを
計数するコントロールボツクス63を設置し、上
フレーム2上の他方には回転駆動源たる駆動モー
ター64を載置する。
本体フレーム1の他方の側フレーム4上部より
突出する上カムシヤフト9の突出部に、駆動スプ
ロケツト66とこの駆動スプロケツト66より小
径の伝動スプロケツト67を設ける。同様に、他
方の側フレーム4の下部より突出する下カムシヤ
フト18の突出部には、上カムシヤフト9の伝動
スプロケツト67と同径の伝動スプロケツト68
と、この伝動スプロケツト68より小径の連動ス
プロケツト69を設ける。また、ホツパー55か
ら突出するホツパーシヤフト58の突出部に、下
カムシヤフト18の連動スプロケツト69と略同
径の連動スプロケツト70を設ける。前記駆動モ
ーター64のスプロケツト65と上カムシヤフト
9の駆動スプロケツト66に無端の駆動チエーン
71を掛け渡し、駆動モーター64をして上カム
シヤフト9を回転する。上カムシヤフト9の伝動
スプロケツト67と下カムシヤフト18の伝動ス
プロケツト68に無端の伝動チエーン72を掛け
渡して、上カムシヤフト9と下カムシヤフト18
を同調回転する。同様に、下カムシヤフト18の
連動スプロケツト69とホツパーシヤフト58の
連動スプロケツト70に無端の連動チエーン73
を掛け渡し、上カムシヤフト9と下カムシヤフト
18の回転に同調してホツパーシヤフト58が回
転するよう構成してなるものである。
尚、74は上下のカムシヤフト9,18の各伝
動スプロケツト67,68間に設けた伝動チエー
ン72を緊張させるテンシヨンスプロケツトであ
り、75は下型24より取り出されるせんべいを
ガイドするシユート、76は前記シユート75か
ら搬出されたせんべいを搬送するコンベヤーであ
る。
次ぎに、本装置の動作について説明する。
コントロールボツクス63の制御を受けて、各
上下の型15,24は内設した電気ヒーターによ
り約230℃に加熱される。そして駆動モーター6
4が作動すると、上カムシヤフト9と下カムシヤ
フト18とが同張回転する。また、ホツパーシヤ
フト58も回転し、該ホツパーシヤフト58の撹
拌棒59がせんべい種Aを撹拌する。
本装置は、第3−1図乃至第3−4図に示すよ
うに、()せんべい種Aの供給工程、()上下
の型15,24による加圧焼成工程、()せん
べい種Aの膨張工程、()焼成されたせんべい
aの取り出し工程の順に行われる。この全工程は
4基の上下の型15,24が夫々に独立して且つ
順次に行うものである。
()せんべい種の供給工程(第3−1図) 上型15は、上型15の転動子13が上溝カム
10の上型用溝11内における上昇径路103か
ら上昇点径路100へすすみ、第4図の上昇点位
置1aに至ることにより、上昇点まで上昇する。
下型24は、その転動子22が下溝カム19の下
型用溝20内における下降径路203から下降点
径路200へすすみ、第5図の下降点位置1bに
至ることにより、下型24の底板25が外枠体2
8の空所27内を下降点まで下降する。一方、取
出機30の移動板33は、その転動子52が下溝
カム19の取出機用溝31内における取出・供給
径路300へ至り、第6図の取出・供給位置1c
に来ることにより、前部ストツパー40に突起3
9を当接させて前進を阻止された開閉板37が移
動板33の透部36下口を開放し、透部36に収
納していたせんべい種Aを底板25と外枠体28
の内壁とで形成する空所27へ投入供給する。
()加圧焼成工程(第3−2図) 上型15の転動子13が上型用溝11の上昇点
径路100から下降径路101を経て下降点径路
102へとすすみ、第4図の下降点位置3aに至
ることにより、上昇点位置1aから上昇位置2a
を経て下溝点位置3aまで降下する。降下した上
型15は下型24の外枠体28の上面に当接す
る。一方、下型24の転動子22は下型用溝20
内の下降点径路200から上昇径路201を経
て、第1上昇点径路202aへとすすみ、第5図
の第1上昇点位置2bに至ることにより、下降点
位置1bから上昇点位置2bへと上昇する。加熱
された上型15が、加熱された外枠体28へ降下
すると共に、同様に加熱された底板25が上型1
5へ向けて上昇することにより、せんべい種Aは
加熱されつつ圧縮を加えられる。その際、底板2
5は外枠体28の上面まで上昇しようとするが、
下従動杆21に内設した調整バネ26の弾発力が
この圧縮されたせんべい種Aの体積分に相当する
底板24の上昇力を吸収して、せんべい種Aの破
壊を防止する。また、取出機30の移動板33
は、その転動子52が下溝カム19の取出機用溝
31内における取出・供給径路300から後進径
路301を経て待機径路302にかかることによ
り、第6図に示す待機位置3cへとすすみ、上下
の型15,24後方に待機する。この移動板33
の後進は、下溝カム19の取出機用溝31に従つ
て回転する転動子52が連結スライダー51と連
結材53を後方へ押すこととなり、作動杆43が
支軸47を支点として後方へ回動するもので、該
作動杆43の上端は係合する移動板33のピンホ
ルダー44を介して移動板33を後方へ移動させ
る。後方へ移動する移動板33は、上面をホツパ
ープレート62に支持されると共に、一対のスラ
イド枠32,32にガイドされつつ後方へ移動す
る。そして、移動板33の下面に付設され移動板
33の透部36を開放する位置にあつた開閉板3
7は、移動板33に従つて後方移動するも、開閉
板37の突起39が後部ストツパー41に当接す
るとその移動が阻止される。更に移動する移動板
33と移動板33の下面に設けられたスライド下
枠38,38にガイドされて、透部36の下口を
閉塞することとなる。開閉板37によつて下口を
閉塞させた移動板33の透部36へは、上方に位
置するホツパー55から受納材57およびホツパ
ープレート62の透孔61にあつたせんべい種A
が供給される。
() 膨張工程(第3−3図) 上型15の転動子13は、前記の加圧焼成工程
時と同様の下降点位置3aを前進しており、上型
15は、下型24の外枠体28の上面に接してい
る。一方、下型24の転動子22は下型用溝20
内の第1上昇点径路202aから膨張径路202
bへとすすみ、第1、第2上昇点位置2b,4b
の略中間となる膨張位置3bに入ると、底板25
が一旦下降する。この瞬間的な下降によつて生じ
る負圧により、焼成されつつあるせんべい種Aは
膨張してせんべいaとなる。また、この時、待機
中の取出機30の移動板33は、その転動子52
が取出機用溝31内の待機位置3cにあつて、待
機径路302を前進しつつ前進径路303にかか
る。
() せんべいの取り出し工程(第3−4図) 上型15の転動子13は上型用溝11の上昇径
路103をすすみ、第4図の上昇位置4aから上
昇点位置1aに復帰しようとするもので、上型1
5は下型24の外枠体28から離れて上昇して行
く。下型24の底板25は、その転動子23が下
型用溝21の膨張径路202bから第2上昇点径
路202cへとすすみ、第5図の第2上昇点位置
4bに至ることにより、外枠体28の上面にまで
上昇する。せんべいaは、この上昇する底板25
によつて外枠体28の上に突出保持される。一
方、取出機30の転動子52は、取出機用溝31
の前進径路303から取出・供給径路300に入
る。取出機用溝31に従つた転動子52の回動
は、上下の型15,24の後方に待機していた移
動板33を前進させることとなる。該転動子52
と作動杆43の下部に連結した連結スライダー5
1と連結材53により、復帰用スプリング48の
弾発力に抗して作動杆43が、支軸47を支点に
前方へ回動し、この回動によつて移動板33のピ
ンホルダー44が前方へ押されることとなり、移
動板33が前進する。上面のホツパープレート6
2と両側のスライド枠32,32にガイドされて
移動板33が前進移動するに、移動板33の先端
に設けた上スクレーパー34が上昇中の上型15
の表面に付着したせんべい種等の残滓を掻き落と
す。上スクレーパー34より長尺の下スクレーパ
ー35は外枠体28上に保持されているせんべい
aを外枠体28から払い落とすようにシユート7
5へ向けて押し出す。また、透部36にせんべい
種Aを収納した移動板33が前進すると、ホツパ
ープレート62の透孔61の下口が移動板33の
透部36以降の部分によつて閉塞され、透部36
の容積分だけのせんべい種Aが計量されつつ前進
する。透部36の下口を閉塞している開閉板37
の突起39が前部ストツパー40に当接すると、
開閉板37の前進は阻止される。更に前進する移
動板33に従つてスライド下枠38,38も前進
するが、該スライド下枠38,38にガイドされ
る開閉板37は停止している。一方、前進を阻止
された開閉板37に対して、前進していく移動板
33の透部36は、下型24の外枠体28の上方
にまで来たところで、下口を開放されることとな
り、透部36に収納されていた一定量のせんべい
種Aを下型24の底板25上へ投下供給するもの
である。
上記の諸工程は、上下の型15,24と取出機
30とが協働して順次に行われ、且つ計4基の上
下の型15,24と取出機30の夫々が交互に作
動する。従つて、駆動モーター64の出力を最も
必要とする上記()加圧焼成工程時は、4基の
うちの1基だけとなり、他の3基は他の工程にあ
つて惰力回転ですむために、駆動モーター64の
出力を比較的小さなものとしても遂行され得る。
このように、諸工程を経て1枚づつに焼成され
たせんべいaは、シユート75からコンベヤー7
6へと自動的に取り出すものであり、1枚当たり
の加工時間は約10秒で完成するものである。
考案の効果 以上説明したように構成する本考案によれば、
せんべい種の定量供給から上下の型による加圧焼
成を経て、焼成されたせんべいの取り出しまで、
全ての工程を自動的に処理できることにより、人
手をもつてせんべい種を供給したり、また人手を
もつて焼成されたせんべいを取り出す必要がな
い。また、1人の作業員で複数台のこの種製造装
置を操作し、保守管理のできるものであり、省力
化に優れた効果を発揮できる。更に、人手に頼る
ことがないために、より衛生的な製品を提供でき
る。加えて、下型の下従動杆は、前記底板に固定
した上部と前記下型用溝に連結した下部とに分離
され、該上部と下部は相対的に接離方向に移動自
在となし、かつ該上部及び下部の間に上部と下部
を離反する方向に付勢する調整ばねを付設してあ
るので、焼成され膨張したせんべいは、その膨張
力が調整ばねによつて吸収されることによつて破
壊されることがない等の効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は装置全体の正面図、第2図は同側面図、第3−
1図乃至第3−4図は製造工程順に従つた上下の
型の部分断面図、第4図は上溝カムの側面図、第
5図および第6図は下溝カムの側面図、第7図は
取出機の部分拡大断面図、第8図は同平面図、第
9図は同部分縦断正面図、第10図は拡大して示
す上型の底面図、第11図は拡大して示す底板の
平面図、第12図は拡大して示す外枠体の平面図
である。 1……本体フレーム、9……上カムシヤフト、
10……上溝カム、11……上型用溝、15……
上型、18……下カムシヤフト、19……下溝カ
ム、20……下型用溝、24……下型、30……
取出機、33……移動板、35……下スクレーバ
ー、37……開閉板、55……ホツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転駆動源に連繋されて本体フレームに回動自
    在に支持された上カムシヤフトに設け、一側に上
    型用溝を刻設する上溝カムの上型用溝に連結する
    上従動杆に固定し、前記上溝カムの回転にともな
    われて往復動する上型と、この上型を加熱する加
    熱手段と、前記本体フレーム内に水平方向に配置
    したホルダープレート上に付設し上下方向に貫通
    させた空所を有する外枠、前記回転駆動源に連繋
    されて前記本体フレームに回転自在に支持された
    下カムシヤフトに設け、一側に下型用溝を刻設す
    る一方、他側には取出機用溝を刻設した下溝カム
    の下型用溝に連結した下従動杆に固定し、前記下
    溝カムの回転にともなわれて上型に対する接離方
    向に前記外枠内縁に沿つて往復動する底板、から
    なる下型と、この下型を加熱する加熱手段と、下
    型に対するせんべい種の供給とこの下型で焼成さ
    れたせんべいの取り出しを行う取出機と、前記移
    動板の透部にせんべい種を供給するホツパーと、
    を備えるせんべいの製造装置において、前記下型
    の下従動杆は、前記底板に固定した上部と前記下
    型用溝に連結した下部とに分離され、該上部と下
    部は相対的に接離方向に移動自在となし、かつ該
    上部及び下部の間に上部と下部を離反する方向に
    付勢する調整ばねを付設し、また、前記取出機
    は、前記上型に付着したせんべい種等の残滓を掻
    き落とすための上側のスクレーパー及び前記下型
    に保持された焼成後のせんべいを前記下型外へ排
    出するための下側のスクレーパーをその先端に設
    け、所定位置にせんべい種を収納する透部を設け
    る一方、この透部の下口を開閉する開閉板を設
    け、本体フレームの背面側外部に配置した移動板
    と、その下端を本体フレームに対して接離する方
    向に回動可能に設けるとともに、その上端を前記
    移動板の後端部に枢着した作動杆と、この作動杆
    の下部に一方端を枢着するとともに他方端を前記
    下溝カムの取出機用溝内に移動自在に連結し、該
    下溝カムの回転で前記下従動杆の上下動に対応し
    て水平方向に往復動する連結スライダーと、を備
    えていることを特徴とするせんべいの製造装置。
JP1985173311U 1985-11-11 1985-11-11 Expired JPS6329437Y2 (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5230396U (ja) * 1975-08-22 1977-03-03
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JPS5943133A (ja) * 1982-08-31 1984-03-10 東レ株式会社 耐炎性複合紡績糸およびその製法

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