JPS63294017A - 適応フィルタ装置 - Google Patents
適応フィルタ装置Info
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- JPS63294017A JPS63294017A JP12947087A JP12947087A JPS63294017A JP S63294017 A JPS63294017 A JP S63294017A JP 12947087 A JP12947087 A JP 12947087A JP 12947087 A JP12947087 A JP 12947087A JP S63294017 A JPS63294017 A JP S63294017A
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Landscapes
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概 要]
入力信号及び基準信号の短時間スペクトル分析の手法を
用いてFFT(高速フーリエ変換)演算による短時間ス
ペクトル分析出力の各周波数成分に対して適応処理する
ことにより推定系のインパルスレスポンス(応答)を少
ない演算量で補償する適応フィルタ装置である。
用いてFFT(高速フーリエ変換)演算による短時間ス
ペクトル分析出力の各周波数成分に対して適応処理する
ことにより推定系のインパルスレスポンス(応答)を少
ない演算量で補償する適応フィルタ装置である。
本発明は、適応フィルタ装置に関し、特に短時間スペク
トル分析を用いた適応フィルタ装置に関するものである
。
トル分析を用いた適応フィルタ装置に関するものである
。
音響系のエコーキャンセラー等においては、推定すべき
系のインパルスレスポンスが長大なため演算量が少なく
処理上の遅延も小さい適応フィルタ装置が必要となって
いる。
系のインパルスレスポンスが長大なため演算量が少なく
処理上の遅延も小さい適応フィルタ装置が必要となって
いる。
第8図乃至第10図はそれぞれ従来の適応フィルタ装置
を示したもので、このうち、第8図の適応フィルタ装置
は、推定系のインパルスレスポンス長をNとしたときに
N個のタンプの遅延素子と乗算器とから成る周知のトラ
ンスバーサルフィルタADFで畳み込み演算処理を行っ
て基準信号との誤差をとって出力信号とし、これを基に
更に乗算器の係数を変えることにより出力信号を出来る
だけ小さなものにしている。
を示したもので、このうち、第8図の適応フィルタ装置
は、推定系のインパルスレスポンス長をNとしたときに
N個のタンプの遅延素子と乗算器とから成る周知のトラ
ンスバーサルフィルタADFで畳み込み演算処理を行っ
て基準信号との誤差をとって出力信号とし、これを基に
更に乗算器の係数を変えることにより出力信号を出来る
だけ小さなものにしている。
この第8図の適応フィルタ装置では、推定系のインパル
スレスポンス長Nが長大なとき、タップ数の増大に伴い
所要演算量が膨大なものとなりハードウェア規模が大き
くなり過ぎるという欠点がある。
スレスポンス長Nが長大なとき、タップ数の増大に伴い
所要演算量が膨大なものとなりハードウェア規模が大き
くなり過ぎるという欠点がある。
これに対して、第9図に示す適応フィルタ装置では、推
定系のインパルスレスポンス長Nと同しに選定されたプ
ロンク長を有するFFT演算部50及び51並びに逆F
FT演算部52を用い、FFT演算部50から出力され
る入力信号の周波数成分(スペクトル)を乗算器群53
を用いて適応処理することにより演算量を減少させよう
としている。
定系のインパルスレスポンス長Nと同しに選定されたプ
ロンク長を有するFFT演算部50及び51並びに逆F
FT演算部52を用い、FFT演算部50から出力され
る入力信号の周波数成分(スペクトル)を乗算器群53
を用いて適応処理することにより演算量を減少させよう
としている。
しかしながら、この第9図の適応フィルタ装置の場合に
は、FFT演算部51にNサンプル分の入力信号を取り
込むまで待ち時間が生じてしまい、これが200m5を
越えるような場合には伝送上、大きな遅延になるという
大きな問題を生ずる。
は、FFT演算部51にNサンプル分の入力信号を取り
込むまで待ち時間が生じてしまい、これが200m5を
越えるような場合には伝送上、大きな遅延になるという
大きな問題を生ずる。
このような問題を解決するため、第10図に示すような
適応フィルタ装置が本出願人によって既に提案されてい
る(特願昭60−262782号)。
適応フィルタ装置が本出願人によって既に提案されてい
る(特願昭60−262782号)。
この装置では、推定系のインパルスレスポンス長Nをレ
スポンス長N゛のFFT演算部50aとに個のタップを
存する複素入出力のトランスバーサルフィルタ54とに
分解(N=N’ ・K)して適応処理する方式を採用
している。
スポンス長N゛のFFT演算部50aとに個のタップを
存する複素入出力のトランスバーサルフィルタ54とに
分解(N=N’ ・K)して適応処理する方式を採用
している。
〔発明が解決しようとする問題点]
上記の本出顎人が特願昭60−262782号で提案し
た第10図の適応フィルタ装置では、サンプル数(サイ
ズ)N′のFFT?寅算の出力をトランユバ4J−ルフ
イルタ54で適応的に処理しているため、N’ <Nで
処理の遅延時間は第9図の場合より減少するが、このF
FT演算による演算結果は、本当の意味での周波数解析
になっておらず、従って正確な周波数成分が得られる理
論的な根拠はなく充分なパフォーマンスが得られないと
いう問題点があった。
た第10図の適応フィルタ装置では、サンプル数(サイ
ズ)N′のFFT?寅算の出力をトランユバ4J−ルフ
イルタ54で適応的に処理しているため、N’ <Nで
処理の遅延時間は第9図の場合より減少するが、このF
FT演算による演算結果は、本当の意味での周波数解析
になっておらず、従って正確な周波数成分が得られる理
論的な根拠はなく充分なパフォーマンスが得られないと
いう問題点があった。
また、第8図に示したトランスバーサルフィルタによる
適応フィルタ装置では、前述のクロく、演算πが膨大な
ものとなってしまう。
適応フィルタ装置では、前述のクロく、演算πが膨大な
ものとなってしまう。
従って、本発明の目的は、演算量が軽減され且つ周波数
成分の正確な抽出の可能な処理遅延量の少ない適応フィ
ルタ装置を実現することにある。
成分の正確な抽出の可能な処理遅延量の少ない適応フィ
ルタ装置を実現することにある。
〔問題点を解決するための手段]
第1図は上記の目的を達成するための本発明に係る適応
フィルタ装置の概念図を示し、1は入力信号に対するF
FT(rJ算を行う第1の短時間スペクトル分析部、2
は基準信号に対するFFT演算を行う第2の短時間スペ
クトル分析部、3は第2の短時間スペクトル分析部2へ
入力される基準信号を所定時間遅延させる遅延調整部、
4は第1及び第2の短時間スペクトル分析部l、2の分
析出力の各周波数成分に対する誤差を適応制御する適応
フィルタ部であって遅延調整部3での所定遅延時間に相
当する遅延時間を有するもの、そして、5は適応フィル
タ部4から出力される各周波数成分の誤差を合成する短
時間スペクトル合成部である。
フィルタ装置の概念図を示し、1は入力信号に対するF
FT(rJ算を行う第1の短時間スペクトル分析部、2
は基準信号に対するFFT演算を行う第2の短時間スペ
クトル分析部、3は第2の短時間スペクトル分析部2へ
入力される基準信号を所定時間遅延させる遅延調整部、
4は第1及び第2の短時間スペクトル分析部l、2の分
析出力の各周波数成分に対する誤差を適応制御する適応
フィルタ部であって遅延調整部3での所定遅延時間に相
当する遅延時間を有するもの、そして、5は適応フィル
タ部4から出力される各周波数成分の誤差を合成する短
時間スペクトル合成部である。
第1図に示した本発明の適応フィルタ装置では、短時間
スペクトル分析をフィルタ・バンク群として捉え、各周
波数帯域毎に適応フィルタを動作させるという考え方か
ら出発している。
スペクトル分析をフィルタ・バンク群として捉え、各周
波数帯域毎に適応フィルタを動作させるという考え方か
ら出発している。
即ち、入力信号をx(n)、窓関数をW(ε)としたと
きの短時間スペクトル分析の一般的関係が、次の式、 で与えられることから、この式(1)は、■(x(m−
1w(p、))のフーリエ変換式、又は、@x(n)を
w(jりexp 1j(2π/N’) lr’rのイン
パルスレスポンスを有するフィルタに通す動作式、と解
釈することができる。
きの短時間スペクトル分析の一般的関係が、次の式、 で与えられることから、この式(1)は、■(x(m−
1w(p、))のフーリエ変換式、又は、@x(n)を
w(jりexp 1j(2π/N’) lr’rのイン
パルスレスポンスを有するフィルタに通す動作式、と解
釈することができる。
従って、短時間スペクトル分析は、解釈@によれば第2
図(b)に示すようにN°個のバンドパスフィルタのフ
ィルタバンクBPF 1〜N’ (このNoは第10
図のNoに対応)となるが、この考え方自体は既に提案
されている。尚、入力信号x (n)を厳密に再生する
ためには、全ての時点でX、(m)を求める必要はなく
、式(1)において、X、(m)はm= (N’ /L
)m’ の時点でのみ求めておけばよいので、フィルタ
バンクの各バンドパスフィルタ出力に対してL/N’
(LはN゛サンプル区間内での周波数軸上での最低サ
ンプル数)の間引きを行って演算量を減少させることが
できる。
図(b)に示すようにN°個のバンドパスフィルタのフ
ィルタバンクBPF 1〜N’ (このNoは第10
図のNoに対応)となるが、この考え方自体は既に提案
されている。尚、入力信号x (n)を厳密に再生する
ためには、全ての時点でX、(m)を求める必要はなく
、式(1)において、X、(m)はm= (N’ /L
)m’ の時点でのみ求めておけばよいので、フィルタ
バンクの各バンドパスフィルタ出力に対してL/N’
(LはN゛サンプル区間内での周波数軸上での最低サ
ンプル数)の間引きを行って演算量を減少させることが
できる。
しかしながら、このような第2図(b)の構成ではNo
個のバンドパスフィルタBPF l〜N′のそれぞれに
おいて演算が必要であり、たとえ出力をL/N’ に間
引いても全体としてフィルクハンク部の演算量の軽減に
はならない。
個のバンドパスフィルタBPF l〜N′のそれぞれに
おいて演算が必要であり、たとえ出力をL/N’ に間
引いても全体としてフィルクハンク部の演算量の軽減に
はならない。
従って、正確な周波数解析が実現できるとともに演算量
の軽減を図ることのできる適応フィルタ装置を実現する
ため、本発明者は第2図(a)に示す上記■の解釈に基
づいたフーリエ変換による短時間スペクトル分析の考え
方を適応フィルタ装置に適用する方式を考え着いた。
の軽減を図ることのできる適応フィルタ装置を実現する
ため、本発明者は第2図(a)に示す上記■の解釈に基
づいたフーリエ変換による短時間スペクトル分析の考え
方を適応フィルタ装置に適用する方式を考え着いた。
即ち、具体的には、バンドパスフィルタに対応するウィ
ンドウ乗算を行い、この後、第2図(b)の間引きに相
当する分だけ1/Lシフトし、そして、その結果に対し
てN゛点FFT演算を行えばよい。
ンドウ乗算を行い、この後、第2図(b)の間引きに相
当する分だけ1/Lシフトし、そして、その結果に対し
てN゛点FFT演算を行えばよい。
これに基づき、本発明では、人力信号に対して第1の短
時間スペクトル分析部1で各周波数成分を抽出し、基準
信号に対しては第2の短時間スペクトル分析部2で各周
波数成分を抽出する。但し、第2の短時間スペクトル分
析部2へ入力される基準信号は遅延調整部3で適応フィ
ルタ部4での所定遅延時間の分だけ時間遅延されている
。
時間スペクトル分析部1で各周波数成分を抽出し、基準
信号に対しては第2の短時間スペクトル分析部2で各周
波数成分を抽出する。但し、第2の短時間スペクトル分
析部2へ入力される基準信号は遅延調整部3で適応フィ
ルタ部4での所定遅延時間の分だけ時間遅延されている
。
第1及び第2の短時間スペクトル分析部1.2の分析出
力の各周波数成分に対する誤差は適応フィルタ部4で適
応制御され、適応フィルタ部4の出力の各周波数成分の
誤差を短時間スペクトル合成部5で合成する。
力の各周波数成分に対する誤差は適応フィルタ部4で適
応制御され、適応フィルタ部4の出力の各周波数成分の
誤差を短時間スペクトル合成部5で合成する。
〔実 施 例〕
以下、本願発明に係る適応フィルタ装置の実施例を説明
する。
する。
第3図は第1図及び第2図(a)に示した本発明の適応
フィルタ装置を用いたエコーキャンセラーへの一適用実
施例を示しており、図中、上述したように、第1及び第
2の短時間スペクトル分析部1.2が、入力信号に対す
るウィンドウ乗算部11と、この乗算結果をオーバーラ
ツプシフト処理するシフト部12と、シフト結果に対し
てFFT演算を行うFFT演算部13とでそれぞれ構成
されている。適応フィルタ部4は第1の短時間スペクト
ル分析部1のFFT演算結果を適応フィルタADFI〜
N゛で適応処理して第2の短時間スペクトル分析部2の
FFT演算結果との差分信号を得て短時間スペクトル合
成部5へ送る。この短時間スペクトル合成部5は、逆F
FT演算部51と、この逆FFT演算部51の出力をシ
フト加算するシフト加算部52とで構成されている。尚
、推定すべき系(エコーパス)の周波数特性E (z)
のインパルスレスポンス長をNとする。また、第1図で
示した基準信号は、推定系からの出力信号、従って遅延
調整部3への入力信号となる。
フィルタ装置を用いたエコーキャンセラーへの一適用実
施例を示しており、図中、上述したように、第1及び第
2の短時間スペクトル分析部1.2が、入力信号に対す
るウィンドウ乗算部11と、この乗算結果をオーバーラ
ツプシフト処理するシフト部12と、シフト結果に対し
てFFT演算を行うFFT演算部13とでそれぞれ構成
されている。適応フィルタ部4は第1の短時間スペクト
ル分析部1のFFT演算結果を適応フィルタADFI〜
N゛で適応処理して第2の短時間スペクトル分析部2の
FFT演算結果との差分信号を得て短時間スペクトル合
成部5へ送る。この短時間スペクトル合成部5は、逆F
FT演算部51と、この逆FFT演算部51の出力をシ
フト加算するシフト加算部52とで構成されている。尚
、推定すべき系(エコーパス)の周波数特性E (z)
のインパルスレスポンス長をNとする。また、第1図で
示した基準信号は、推定系からの出力信号、従って遅延
調整部3への入力信号となる。
ここで、第3図の実施例の動作を説明する前に、第2図
(b)に示したバンドパスフィルタを用いて帯域別に推
定系の適応処理を行うエコーキャンセラー(第4図参照
)の動作を第5図の動作波形図とともに説明する。
(b)に示したバンドパスフィルタを用いて帯域別に推
定系の適応処理を行うエコーキャンセラー(第4図参照
)の動作を第5図の動作波形図とともに説明する。
第5図(a)に示した■〜■の波形は第4図の各部■〜
■における周波数スペクトル(振幅特性)の波形図を示
しており、同図(b)はトランスバーサル型の適応フィ
ルタ(ADF)の周波数特性を等価的に説明するための
図である。尚、f、はサンプリング周波数である。
■における周波数スペクトル(振幅特性)の波形図を示
しており、同図(b)はトランスバーサル型の適応フィ
ルタ(ADF)の周波数特性を等価的に説明するための
図である。尚、f、はサンプリング周波数である。
即ち、入力信号特性■はエコーパスの特性E(2)によ
って信号特性■のようになり、破線の特性を存するバン
ドパスフィルタBPF 1〜N“の各々を通過して実線
の信号特性■がそれぞれ得られる。更に、L/N’間引
きを行うと、信号特性■が得られる。一方、入力に対す
るバンドパスフィルタBPF出力■に対してはL/N’
間引きが行われて信号■となった後、適応フィルタAD
Fを通り、信号特性■のようになる。そして、信号■と
■の差をとって短時間スペクトル合成部5で各周波数成
分を合成した出力信号を発生する。
って信号特性■のようになり、破線の特性を存するバン
ドパスフィルタBPF 1〜N“の各々を通過して実線
の信号特性■がそれぞれ得られる。更に、L/N’間引
きを行うと、信号特性■が得られる。一方、入力に対す
るバンドパスフィルタBPF出力■に対してはL/N’
間引きが行われて信号■となった後、適応フィルタAD
Fを通り、信号特性■のようになる。そして、信号■と
■の差をとって短時間スペクトル合成部5で各周波数成
分を合成した出力信号を発生する。
ここで、各適応フィルタADFI〜N°における最終的
な収束時(タップの最後の値)の特性(特性■に対応す
る特性)は第5図(b)の一番下の波形図のようになる
べきであり、適応フィルタADFの特性は、対応する帯
域に対する理想的なバンドパスフィルタBPFをL (
z)とした時、エコーパスの特性E (z)にL(z)
を乗じたE (z)・L (z)のインパルスレスポン
スをL/N’ に間引いたものとして考えればよい。
な収束時(タップの最後の値)の特性(特性■に対応す
る特性)は第5図(b)の一番下の波形図のようになる
べきであり、適応フィルタADFの特性は、対応する帯
域に対する理想的なバンドパスフィルタBPFをL (
z)とした時、エコーパスの特性E (z)にL(z)
を乗じたE (z)・L (z)のインパルスレスポン
スをL/N’ に間引いたものとして考えればよい。
実際には、バンドパスフィルタ特性L (z)としてタ
ップ長にのFIR(有限インパルスレスポンス)フィル
タを各適応フィルタADFI〜N’ に用いるとすると
、特性E (z)のインパルスレスポンス長をNとして
適応フィルタADFの特性E (z)・L (z)のイ
ンパルスレスポンス長は(K+N)となる。
ップ長にのFIR(有限インパルスレスポンス)フィル
タを各適応フィルタADFI〜N’ に用いるとすると
、特性E (z)のインパルスレスポンス長をNとして
適応フィルタADFの特性E (z)・L (z)のイ
ンパルスレスポンス長は(K+N)となる。
従って、適応フィルタAI)Fl〜N゛の各々に必要な
タップ数り、t (K+N)L/N’ となる。
タップ数り、t (K+N)L/N’ となる。
尚、インパルスレスポンス長にのFIRフィルタを線形
位相で実現しようとすると、K/2サンプル分の絶対遅
延が発生するので、第4図に示すようにに/2の遅延調
整部3が必要となる。
位相で実現しようとすると、K/2サンプル分の絶対遅
延が発生するので、第4図に示すようにに/2の遅延調
整部3が必要となる。
このようにして第2図(b)の構成を用いて実現された
エコーキャンセラーにおいてバンドパスフィルタBPF
1〜N′及びL/N’間引き部を第2図(a)に示し
た短時間スペクトル分析部で置き換えると、先に述べた
第3図に示す構成が得られる。但し、この発明ではバン
ドパスフィルタBPF0代わりにウィンドウ乗算部11
を用い、L/N’間引きの代わりに1/Lシフト部12
を用い、そしてこのシフト結果についてN°点のFFT
6iI算している。
エコーキャンセラーにおいてバンドパスフィルタBPF
1〜N′及びL/N’間引き部を第2図(a)に示し
た短時間スペクトル分析部で置き換えると、先に述べた
第3図に示す構成が得られる。但し、この発明ではバン
ドパスフィルタBPF0代わりにウィンドウ乗算部11
を用い、L/N’間引きの代わりに1/Lシフト部12
を用い、そしてこのシフト結果についてN°点のFFT
6iI算している。
これにより、式(1)の短時間スペクトル分析演算を実
行することができ、正確な周波数スペクトルを抽出する
ことができるとともにFFT演算を用いることにより演
算量を軽減することができる。
行することができ、正確な周波数スペクトルを抽出する
ことができるとともにFFT演算を用いることにより演
算量を軽減することができる。
尚、第3図の実施例の場合の波形は、第5図(a)にお
いて、信号成分■及び■以外のそれぞれ対応した波形と
なる。
いて、信号成分■及び■以外のそれぞれ対応した波形と
なる。
第6図は本発明の別の実施例を示すブロック図で、第7
図(a)に示すように入力信号に対するFFT演算処理
を1/L’ (L’ >L)シフトすることにより間
引きサンプル数を少なくし、第7図(b)に示すように
その分だけ適応フィルタADFのバンドパスフィルタ特
性L (z)を緩やかにしている。このため、適応フィ
ルタADFの各出力に対してはL/L’に間引きを行っ
ている。第7図(a)では、第5図(a)の場合と同様
に信号成分■及び■も参考の為に示している。
図(a)に示すように入力信号に対するFFT演算処理
を1/L’ (L’ >L)シフトすることにより間
引きサンプル数を少なくし、第7図(b)に示すように
その分だけ適応フィルタADFのバンドパスフィルタ特
性L (z)を緩やかにしている。このため、適応フィ
ルタADFの各出力に対してはL/L’に間引きを行っ
ている。第7図(a)では、第5図(a)の場合と同様
に信号成分■及び■も参考の為に示している。
尚、更に具体的には、ウィンドウとしては、ハミングウ
ィンドウを用い、その場合のシフト量は1/4であれば
短時間スペクトル合成によって元の波形を厳密に再生で
きることが知られている。
ィンドウを用い、その場合のシフト量は1/4であれば
短時間スペクトル合成によって元の波形を厳密に再生で
きることが知られている。
ここで、1/4シフトの場合と1/8シフトの場合のサ
ンプル当たり必要な乗算回数はそれぞれ、121ogt
(N’/2)+32+64(に十N)/N’161og
g(N’/2)+44+1.28(K’+N)/N’と
なる。
ンプル当たり必要な乗算回数はそれぞれ、121ogt
(N’/2)+32+64(に十N)/N’161og
g(N’/2)+44+1.28(K’+N)/N’と
なる。
これに対し、第8図のトランスバーサル型の適応フィル
タの乗算回数は2Nである。従って、各パラメータの値
を適当に選べばトランスバーサル型の適応フィルタに比
べて所要乗算鼠を減らすことができる。例えば、N=2
048、N”−に=256に’ =64とすると、それ
ぞれの場合の所要乗算回数は1/4シフトの場合と1/
8シフトの場合の1サンプル当たり必要な乗算回数はそ
れぞれ、436.1212となり、トランスバーサル型
適応フィルタの場合は4096となって乗算回数を大幅
に軽減することができる。
タの乗算回数は2Nである。従って、各パラメータの値
を適当に選べばトランスバーサル型の適応フィルタに比
べて所要乗算鼠を減らすことができる。例えば、N=2
048、N”−に=256に’ =64とすると、それ
ぞれの場合の所要乗算回数は1/4シフトの場合と1/
8シフトの場合の1サンプル当たり必要な乗算回数はそ
れぞれ、436.1212となり、トランスバーサル型
適応フィルタの場合は4096となって乗算回数を大幅
に軽減することができる。
更に、処理上の遅延については、第9図の構成ではNと
なるが、本発明ではN’ +に/2 (1/4シフトの
場合)又はN’ +に’ /2 (1/8シフトの場合
)となり、上記の数値例をとれば、1/4シフトの場合
と1/8シフトの場合の遅延サンプル数はそれぞれ、3
84.288となり、第10図の遅延サンプル数204
8に比べて大きく凍っている。
なるが、本発明ではN’ +に/2 (1/4シフトの
場合)又はN’ +に’ /2 (1/8シフトの場合
)となり、上記の数値例をとれば、1/4シフトの場合
と1/8シフトの場合の遅延サンプル数はそれぞれ、3
84.288となり、第10図の遅延サンプル数204
8に比べて大きく凍っている。
このようにして、本発明では処理遅延時間も抑えながら
演算量の軽減を図っている。
演算量の軽減を図っている。
以上のように、本発明の適応フィルタ装置によれば、入
力信号及び基準信号に対してFFT演算処理による短時
間スペクトル分析を行い、それぞれの周波数スペクトル
成分に応じて適応フィルタ制御をかけた上で短時間スペ
クトル合成を行っているので、正確な周波数解析に基づ
いて演算量の少ない適応フィルタ動作を達成でき、且つ
処理の遅延時間も極力抑えることができる。
力信号及び基準信号に対してFFT演算処理による短時
間スペクトル分析を行い、それぞれの周波数スペクトル
成分に応じて適応フィルタ制御をかけた上で短時間スペ
クトル合成を行っているので、正確な周波数解析に基づ
いて演算量の少ない適応フィルタ動作を達成でき、且つ
処理の遅延時間も極力抑えることができる。
第1図は本発明に係る適応フィルタ装置の原理ブロック
図、 第2図(a)及び(b)は本発明に用いる短時間スペク
トル分析を2つの解釈により示したブロック図、 第3図は本発明による適応フィルタ装置の一実施例を示
すブロック図、 第4図は第2図(b)の考え方をエコーキャンセラーに
適用した例を示すブロック図、第5図は第4図の各部の
周波数スペクトルを示す波形図、 第6図は本発明による適応フィルタ装置の別の実施例を
示すブロック図、 第7図は第6図の実施例による各部の周波数スペクトル
波形図、 第8図乃至第10図はそれぞれ従来の適応フィルタ装置
を示すブロック図、である。 第1図において、1.2は短時間スペクトル分析部、3
は遅延調整部、4は適応フィルタ部、5は短時間スペク
トル合成部、11はウィンドウ乗算部、12はオーバー
ラツプシフト部、13はFFT演算部、を示す。 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
図、 第2図(a)及び(b)は本発明に用いる短時間スペク
トル分析を2つの解釈により示したブロック図、 第3図は本発明による適応フィルタ装置の一実施例を示
すブロック図、 第4図は第2図(b)の考え方をエコーキャンセラーに
適用した例を示すブロック図、第5図は第4図の各部の
周波数スペクトルを示す波形図、 第6図は本発明による適応フィルタ装置の別の実施例を
示すブロック図、 第7図は第6図の実施例による各部の周波数スペクトル
波形図、 第8図乃至第10図はそれぞれ従来の適応フィルタ装置
を示すブロック図、である。 第1図において、1.2は短時間スペクトル分析部、3
は遅延調整部、4は適応フィルタ部、5は短時間スペク
トル合成部、11はウィンドウ乗算部、12はオーバー
ラツプシフト部、13はFFT演算部、を示す。 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (3)
- (1)入力信号及び基準信号の各々に対するFFT演算
を行う第1及び第2の短時間スペクトル分析部(1、2
)と、 該第2の短時間スペクトル分析部(2)への基準信号を
所定時間遅延させる遅延調整部(3)と、該第1及び第
2の短時間スペクトル分析部(1、2)の分析出力の各
周波数成分に対する誤差を適応制御する適応フィルタ部
(4)であって前記所定遅延時間を有するものと、 前記各周波数成分の誤差を合成する短時間スペクトル合
成部(5)と、 を備えたことを特徴とする適応フィルタ装置。 - (2)前記短時間スペクトル分析部(1、2)が、入力
信号に対するウィンドウ乗算部(11)と、この乗算結
果をオーバーラップしてシフトするシフト部(12)と
、このオーバーラップシフト結果からFFT演算を行う
FFT演算部(13)とで構成されている特許請求の範
囲第1項に記載の適応フィルタ装置。 - (3)前記短時間スペクトル合成部(5)が、逆FFT
演算部(51)と、この逆FFT演算部(51)の出力
をシフト加算するシフト加算部(52)と、で構成され
ている特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の適応フ
ィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12947087A JPS63294017A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 適応フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12947087A JPS63294017A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 適応フィルタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63294017A true JPS63294017A (ja) | 1988-11-30 |
Family
ID=15010286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12947087A Pending JPS63294017A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 適応フィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63294017A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5001701A (en) * | 1989-08-07 | 1991-03-19 | At&T Bell Laboratories | Subband echo canceler including real time allocation among the subbands |
-
1987
- 1987-05-26 JP JP12947087A patent/JPS63294017A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5001701A (en) * | 1989-08-07 | 1991-03-19 | At&T Bell Laboratories | Subband echo canceler including real time allocation among the subbands |
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