JPH04211541A - 秘話装置 - Google Patents

秘話装置

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JPH04211541A
JPH04211541A JP3032553A JP3255391A JPH04211541A JP H04211541 A JPH04211541 A JP H04211541A JP 3032553 A JP3032553 A JP 3032553A JP 3255391 A JP3255391 A JP 3255391A JP H04211541 A JPH04211541 A JP H04211541A
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signal
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lpc
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/04Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using predictive techniques
    • G10L19/08Determination or coding of the excitation function; Determination or coding of the long-term prediction parameters
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L25/00Speech or voice analysis techniques not restricted to a single one of groups G10L15/00 - G10L21/00
    • G10L25/03Speech or voice analysis techniques not restricted to a single one of groups G10L15/00 - G10L21/00 characterised by the type of extracted parameters
    • G10L25/18Speech or voice analysis techniques not restricted to a single one of groups G10L15/00 - G10L21/00 characterised by the type of extracted parameters the extracted parameters being spectral information of each sub-band

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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は秘話装置に関し、特に送
信側で音声信号を変形して送信し、受信側で復元する秘
話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】秘話装置は、与えられた伝送路の伝送容
量の制約の下で、音声の高品質性および高秘話性を確保
することが要求される。一般に、秘話のために送信側で
行うの音声信号の変形処理および受信側で行う復元処理
は線形演算処理であり、高秘話性が要求される場合には
、例えばFFT等のブロック的な複雑な処理を行ってい
る。しかし、高品質性と高秘話性とはトレードオフの関
係にあるため、音声信号を変形処理して送信し、受信側
で復元処理したときに、演算処理における演算量の制約
や、伝送路における非線形性等に起因して、ブロックの
境界で波形の不連続が生じ、音声品質を劣化させるとい
う問題点がある。
【0003】このため従来の秘話装置は、特開平2−9
8243公報に記載されているように、送信側では、送
信する音声信号の線形予測係数を算出し、この線形予測
係数に応じて音声信号を逆フィルタリングして残差信号
を生成し、この残差信号の特定の周波数区間を除去し、
この除去した周波数区間で線形予測係数を表現し、この
線形予測係数および特定の周波数区間が除去された残差
信号とを合成して送出している。また、受信側では、送
信側から送出された信号から線形予測係数および残差信
号を復元し、復元した線形予測係数を用いる合成フィル
タによって残差信号から音声信号を合成することにより
、ブロック境界における波形の不連続を合成フィルタに
よって平滑化し、復元した音質をよくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の秘話装置は、あらかじめ定めた特定の周波数区間
を除去し、この特定の周波数区間で線形予測係数を表現
しているため、もし、この特定の周波数区間に重要な音
声成分、例えばホルトマン成分等が存在する場合は、音
声品質が著しく劣化するという欠点を有している。
【0005】本発明の目的は、高秘話性を得るためにブ
ロック的な複雑な処理を行っても、復元した音声波形に
ブロック境界での不連続がなく、且つ重要な音声成分を
忠実に伝送できる秘話装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の秘話装置は、送
信側では、音声信号の線形予測係数を算出する手段と、
前記線形予測係数に応じて前記音声信号を逆フィルタリ
ングして残差信号を生成する手段と、前記音声信号のス
ペクトル包絡の電力値の小さい周波数成分を前記残差信
号の周波数成分から除去して除去残差信号を出力する除
去手段と、この除去手段が除去した周波数成分を補完す
るように前記線形予測係数の情報を生成する手段と、前
記線形予測係数の情報と前記除去残差信号の情報とを合
成して合成信号を生成する手段とを備えて構成されてい
る。また、前記除去手段は、通過帯域幅が隣接する複数
の帯域フィルタと、前記線形予測係数から前記音声信号
のスペクトル包絡の電力値を算出するスペクトル包絡算
出器と、前記複数の帯域フィルタの出力および前記スペ
クトル包絡算出器の出力を受け前記スペクトル包絡の電
力値の大きい前記帯域フィルタの出力を選択して出力す
る選択手段とを具備し、更に前記選択手段により選択さ
れた帯域の周波数成分を所定の周波数域に周波数シフト
して配列する手段を具備している。受信側では、前記合
成信号を受け線形予測係数の情報と除去残差信号の情報
とを分離する手段と、分離された線形予測係数の情報か
ら線形予測係数を復元する手段と、分離された除去残差
信号から残差信号を復元する手段と、復元した線形予測
係数および復元した残差信号から音声信号を合成する合
成フィルタとを備えて構成されている。
【0007】
【実施例】次に図面を参照して本発明を説明する。
【0008】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図であり、送信側および受信側を示している。
【0009】送信側は、音声信号をディジタル化するA
−D変換部1と、線形予測係数(Linear  pr
edictive  coding)であるαパラメー
タを算出するLPC算出部2と、αパラメータに応じて
音声信号を逆フィルタリングして残差信号を生成するL
PC逆フィルタ3と、残差信号から所望の周波数成分を
除去し、残りの周波数成分を所定の周波数区間に配列す
る周波数成分除去部4と、所望の周波数成分を除去して
得られた所定の周波数区間でαパラメータを表現するL
PC変換部5と、2つの入力信号を合成して合成信号を
出力する合成部6と、入力信号をスクランブルして出力
するスクランブル部7と、ディジタル化された信号をア
ナログ化するD−A変換部8とを備えている。
【0010】また、受信側は、A−D変換部9と、デス
クランブル部10と、合成信号から残差信号成分および
αパラメータ成分を分離する分離部11と、αパラメー
タ成分からαパラメータを復元するLPC逆変換部12
と、送信側の周波数成分除去部4によって配列された周
波数成分を再配列して残差信号を復元する周波数成分補
完部13と、復元したαパラメータに応じて復元した残
差信号をフィルタリングし、スペクトル包絡を平坦化し
て音声信号を合成するLPC合成フィルタ14と、D−
A変換部15とを備えている。
【0011】伝送する音声信号Siは4kHz以下に帯
域制限された信号であり、A−D変換部1によりサンプ
リング周波数8kHzで所定のビットに量子化され、L
PC算出部2およびLPC逆フィルタ3へ送出される。
【0012】LPC算出部2は、ハミング窓21と、自
己相関算出器22と、LPC分析器23とを有している
。ハミング窓21は、A−D変換部1の出力信号に窓長
30msのハミング窓関数を20ms(繰返し周波数5
0Hz)ごとに乗算してブロック化する。自己相関算出
器22は、ブロック化された信号波形の自己相関係数列
を算出する。LPC分析器23は、信号波形の各ブロッ
クの線形予測係数であるαパラメータを算出し、LPC
逆フィルタ3へ送出する。
【0013】LPC逆フィルタ3は、A−D変換部1の
出力信号をαパラメータに応じて逆フィルタリングし、
残差信号を生成する。この残差信号は音声信号のスペク
トル包絡を平坦化した信号である。
【0014】周波数成分除去部4は、残差信号から所望
の周波数成分を除去し、残りの周波数成分を1500〜
2125Hzを除く周波数区間に配列する。ここで所望
の周波数成分とは、音声信号への影響が少なく重要度の
低い周波数成分である。なお、この周波数成分除去部4
は、本発明の主要な部分であり別途詳細に説明する。
【0015】LPC変換部5は、αパラメータを周波数
区間1500〜2125Hz内で表現した信号波形を出
力する。合成部6は、周波数成分除去部4およびLPC
変換部5からの出力を合成する。スクランブル部7は、
合成部6からの合成信号を、例えば、FFTスルランブ
ルによって周波数軸上にスクランブルする。D−A変換
部8は、ディジタル信号をアナログ信号に変換して伝送
路へ送出する。
【0016】受信側では、伝送路を介して送信側から送
出された合成信号を受信し、A−D変換部9によりディ
ジタル化した後、デスクランブル部10でデスクランブ
ルする。分離部11は、デスクランブルされた合成信号
から、αパラメータを表現する周波数区間1500〜2
125Hzの成分と、この周波数区間1500〜212
5Hzを除いた残差信号成分とに分離する。LPC逆変
換部12は、周波数区間1500〜2125Hzの成分
からαパラメータを復元する。LPC合成フィルタ14
は、周波数成分補完部13によって復元された残差信号
を、αパラメータに応じてフィルタリングし平滑化して
音声信号を復元する。D−A変換部15はディジタル音
声信号をアナログ化して音声信号Soとして出力する。 このように、音声信号への影響が少なく重要度の低い周
波数成分を除去してαパラメータ成分を送出し、また、
フィルタリングにより平滑化するので、音質のよい音声
信号が得られる。
【0017】次に周波数成分除去部4について詳細に説
明する。
【0018】図1に示すように、LPC逆フィルタ3か
らの残差信号がBPFバンク41に供給される。BPF
バンク41は、通過周波数帯域幅がそれぞれ125Hz
の帯域フィルタを24個有するフィルタバンクであり、
図2に示すように、各フィルタの通過帯域が隣接するよ
うに設定されている。バンク全体の通過帯域幅は125
Hz〜3125Hzであり、従って、各フィルタの中心
周波数は、187.5Hz,312.5Hz,……,3
062.5Hzである。なお、このような帯域フィルタ
バンクは、図3に示すように、例えばトランスバーサル
フィルタで容易に実現できる。
【0019】図3において、LPC逆フィルタ3からの
残差信号が入力端子410に供給される。24個の出力
端子414−1,……,414−24は、中心周波数が
187.5Hz,312.5Hz,……,3062.5
Hzである24個の帯域フィルタにそれぞれ対応してい
る。62個の単位遅延子411−1,……,411−6
2は、8kHzで駆動されて残差信号を合計62サンプ
ル分蓄積する。各出力端子ごとに設けられた各63個の
乗算器412−1−0,……,412−1−62,……
,412−24−0,……,412−24−62は、入
力する信号にそれぞれの定数b0−1,……,b62−
1,……,b0−24,……,b62−24を乗算し、
対応する累算器413−1,……,413−24へ送出
する。これらの定数は、トランスバーサルフィルタのフ
ィルタ係数であり、公知の手法により帯域特性をフーリ
エ変換してあらかじめ設定される。各累算器413は、
対応する各乗算器412からの出力を総計し、フィルタ
出力として各出力端子へ送出する。24個のフィルタ出
力は除去合成器42へ供給される。
【0020】さて、LPC逆変換回路44は、受信側に
設けられるLPC逆変換部12と同様な方法によって、
LPC変換部5で周波数区間1500〜2125Hzの
成分に変換されたαパラメータを復元し、スペクトル包
絡算出器43へ送出する。
【0021】スペクトル包絡算出器43は、例えば、ロ
ーレンス・アール・ラビナー(LawrenceR.R
abiner),ロナルド・ダブリュ・シェーファ(R
onaldW・Schafer)共著,「ディジタルプ
ロセッシング・オブ・スピーチシグナル(Digita
l  Processing  of  Speech
  Signals)」,433頁,プレンティス・ホ
ール(Prentice  Hall)、または、同書
の日本語版、鈴木久喜訳,「音声のディジタル信号処理
(下)」,コロナ社,199頁に示されている公知の式
(1)によって、αパラメータからスペクトル包絡デー
タを算出する。
【0022】
【0023】ここで、H(e jω)は角周波数ωにお
ける音声スペクトル包絡レベル、すなわち電力値であり
、またαk(k=1,……,p)はαパラメータ、pは
αパラメータ予測次数、Gは利得である。
【0024】本実施例では、スペクトル包絡の周波数ご
との相対値のみ必要であるので、Gを1とする。また、
角周波数ωは、音声のサンプリング周波数8kHzを2
π(ラジアン)に換算する。例えば、周波数187.5
Hzの角周波数は187.5π/4000(ラジアン)
とする。このように、スペクトル包絡算出器43は、2
4個のスペクトル包絡データの電力値を算出して除去合
成器42へ送出する。
【0025】除去合成器42は、各フィルタの中心周波
数187.5Hz,312.5Hz,……,3062.
5Hzごとの電力値を利用し、電力値の小さい順に5個
を選択する。この5個が除去される周波数成分に対応す
る。なお、例えば187.5Hzの電力値の代りに、各
通過帯域125Hz〜250Hz内での最大電力値を利
用してもよい。また、除去合成器42は、除去対象の周
波数成分を除去した後、残りの周波数成分を125〜1
500Hz、および2125〜3125Hzへ周波数シ
フトする。このシフトは、ローカル周波数と信号との乗
算処理とフィルタ処理とを組合わせた公知の方法により
実行できる。
【0026】図4は除去合成器42の一実施例を示すブ
ロック図である。スペクトル包絡算出器43からの24
個のスペクトル包絡データの電力値は、制御信号発生回
路424および周波数指定回路425へ供給される。ま
た、BPFバンク41の24個の出力端子からの残差信
号はスイッチアレイ422へ供給される。制御信号発生
回路424は、24個の電力値の内最小の5個を検索し
、残り19個の電力値に対応する残差信号のみ選択する
制御信号を生成し、スイッチアレイ422へ送出する。 スイッチアレイ422は、24個の入力端子I1〜I2
4および19個の出力端子O1〜O19を有し、制御信
号に応じて19個の電力値に対応する周波数帯域成分の
残差信号を選択し、周波数シフタ423−1〜423−
19へ出力する。
【0027】周波数シフタ423−1〜423−19は
、周波数指定回路425が生成したシフト量指定データ
に応じて、入力した信号を周波数シフトし、周波数成分
が125〜1500Hzのグループと、2125〜31
25Hzのグループとに分ける。周波数シフタ423−
1〜423−11の出力は、125〜1500Hzの成
分として累算回路426−1へ供給され、また、周波数
シフタ423−12〜423−19の出力は、2125
〜3125Hzの成分として累算回路426−2へ供給
される。累算回路426−1および426−2の出力は
、加算回路427により加算され、出力端子428を介
して合成部6へ送出される。
【0028】周波数指定回路425は、24個のスペク
トル包絡データの電力値に基づき、各周波数シフタ42
3毎の必要な周波数シフト量を指定するシフト量指定デ
ータを生成する。この場合、24個の電力値の内最小の
5個を検索し、この検索結果により19個の各周波数帯
域についてシフトすべき周波数量を算出し、1/800
0秒に変化する位相量に換算し、π/2ラジアンを「1
024」で表現した数値としてシフト量指定データを生
成する。
【0029】図5は、周波数シフタ423の一例を示す
ブロック図である。90°位相回路423−101は、
あらかじめフィルタ係数a1,a2,a3,a4,b1
,b2,b3がそれぞれ設定された複数の極零フィルタ
423−1011,……,423−1017で構成され
、スイッチアレイ422を介して供給される周波数成分
を受けて、周波数帯域の全周波数に対し90°位相が異
なる2つの周波数成分を生成する。位相が進み側の出力
は、乗算回路423−102へ、また、位相が遅れ側の
出力は、乗算回路423−103へそれぞれ送出される
【0030】周波数指定回路425からのシフト量指定
データは、加算回路423−105に供給され、加算回
路423−105の出力はラッチ回路423−107へ
供給される。またラッチ回路423−107の出力は加
算回路423−105の入力側に帰還されると共に、加
算回路423−106およびROM423−108へ供
給される。いま、例えば、シフト量指定データが、12
5Hzに相当する「128」である場合、ラッチ回路4
23−107は、128,256,……,3968,0
,128,……と、0から4096の範囲を繰返して変
化するデータを出力する。また、加算回路423−10
6は、ラッチ回路423−107の出力と固定値「10
24」との減算を行い、−896,−768,……,2
944,3078,3202,……,3968,0,…
と変化するデータを出力する。加算回路423−105
,423−106の出力はそれぞれROM423−10
8,423−109の読出しアドレスとして送出される
【0031】ROM423−108および423−10
9は、それぞれ4096ワードの記憶容量を有し、読出
しアドレスが位相角に対応する形式で、正弦波係数がそ
れぞれ書込まれており、読出しアドレスに応じて、シフ
トすべき周波数量と一致する周波数の余弦波および正弦
波を、乗算回路423−102および423−103へ
それぞれ送出する。
【0032】乗算回路423−102および423−1
03は、90°位相回路423−101からの出力とR
OM423−108および423−109からの出力と
の掛算をそれぞれ行い、加算回路423−104へ送出
して減算させ、周波数範囲が125〜250Hzの成分
として出力させる。
【0033】なお、極零フィルタは、単位遅延素子と、
加算回路と、乗算回路とで構成され、また、フィルタ係
数は楕円関数による設計手法により求められ、これらは
公知である。
【0034】次に、受信側の周波数成分補完部13につ
いて図1により説明する。
【0035】BPFバンク131は、125〜1500
Hz、および2125〜3125Hzをそれぞれカバー
するフィルタバンクであり、通過周波数帯域幅がそれぞ
れ125Hzの帯域フィルタを19個有して構成され、
分離部11の出力信号から残差信号成分を抽出して補完
合成器132へ送出する。
【0036】補完合成器132は、出力側に設けられた
周波数成分除去部4で使用されたものと同一のスペクト
ル包絡算出器133からスペクトル包絡データを受け、
BPFバンク131からの出力を公知の手法で周波数シ
フトして再配列する。また、αパラメータを伝送するた
めに使用した周波数区間1500〜2125Hzは、例
えば白色雑音で補完する。白色雑音を補完する手段とし
ては、例えば、図4に示した除去合成器に白色雑音発生
器を5個付加することにより容易に実現できる。この場
合、スイッチアレイの入力,出力端子はそれぞれ24個
とし、24個の入力端子の内19個にBPFバンク13
1の出力を接続し、5個の出力端子に白色雑音発生器を
接続する。また、各白色雑音発生器の周波数帯域は12
5Hzとする。
【0037】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0038】上述した第1の実施例は全ての処理を波形
レベルで行っているが、第2の実施例は大部分の処理を
スペクトルレベルで行うものである。図6は本発明の第
2の実施例を示すブロック図であり、送信側のみ示し受
信側は省略している。
【0039】A−D変換部1により音声信号Siをサン
プリング周波数8kHzでディジタル化し、LPC算出
部2が生成したαパラメータに応じてLPC逆フィルタ
3が残差信号を生成することは、図1に示した第1の実
施例と同じである。
【0040】矩形窓101は、LPC逆フィルタ3から
の残差信号を32ms(繰返し周波数31.25Hz)
ごとに矩形窓処理してブロック化する。DFT部102
は、ブロック化した信号波形を256点(8000÷3
1.25)で離散フーリエ変換して周波数スペクトルに
変換する。帯域除去部103は、包絡算出部104が出
力する31.25Hz間隔のスペクトル包絡データを利
用して、電力値の小さい周波数成分を選定し、20周波
数サンプル分、すなわち625Hz分を除去し、残った
周波数サンプルを125〜1500Hzおよび2125
〜3125Hzの周波数範囲に配置する。包絡算出部1
04の基本的な原理は、第1の実施例のスペクトル包絡
算出器と等価である。
【0041】LSP分析部105は、LPC算出部2が
生成したαパラメータ(の列)を受け、これを線スペク
トルを表すLSP係数(Line  spectrum
  pairs)に変換する。補完部106は、LSP
係数を31.25Hzの間隔で補完し、0〜4kHzの
LSP係数にする。周波数変換部107は、0〜4kH
zのLSP係数を周波数区間1500〜2125Hz内
に周波数変換する。
【0042】合成部108は、帯域除去部103および
周波数変換部107の出力信号を合成する。周波数入替
部109は、合成された信号の周波数入替え処理を行う
。IDFT部110は、周波数入替え処理された信号に
対して離散フーリエ逆変換を行うことにより、周波数領
域の信号から時間領域の信号、つまり信号波形に変換す
る。D/A変換部111は、IDFT部110の出力信
号をアナログ化して伝送路を介して受信側へ送出する。 従って、受信側へ送出される信号には、625Hz分の
周波数成分が除去された残差信号、および補完されたL
PS係数が含まれている。
【0043】受信側では、図示しないが、送信側からの
信号を受信し、625Hz分の周波数成分が除去された
残差信号および補完されたLPS係数を復元し、LPS
係数を用いたLSP合成フィルタにより復元した残差信
号から音声信号を合成する。この場合、復元した残差信
号のブロック境界における波形の不連続は、LSP合成
フィルタにより平滑化されるので、第1の実施例と同様
に、合成された音声信号の音質は劣化しない。
【0044】なお、本第2の実施例では、離散フーリエ
変換(DFT)および離散フーリエ逆変換(IDFT)
を行っているが、離散コーサイン変換(DCT)および
離散コーサイン逆変換(IDCT)を行っても同様な効
果が得られる
【発明の効果】以上説明したように本発明は、送信側で
音声信号の線形予測係数に応じて入力音声信号を逆フィ
ルタリングして残差信号を生成し、また線形予測係数か
ら音声信号のスペクトル包絡の電力値を算出し、電力値
が小さい周波数成分を残差信号から除去し、周波数の除
去によって生じた周波数区間を線形予測係数の情報で補
完し、残りの周波数成分からなる残差信号と線形予測係
数の情報とを合成して受信側に送出し、受信側では、残
差信号および線形予測係数を復元し、復元した線形予測
係数を用いて合成フィルタによって残差信号から音声信
号を平滑化して合成することにより、重要な音声成分が
除去されることなく、また、信号波形のブロック境界で
不連続が生じることなく、音声信号を忠実に伝送できる
高品質の秘話装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図である
【図2】図1に示したBPFバンク41を構成する帯域
フィルタの周波数特性の一例を示す図である。
【図3】図1に示したBPFバンク41の一例を示すブ
ロック図である。
【図4】図1に示した除去合成器42の一例を示すブロ
ック図である。
【図5】図4に示した周波数シフタ423の一例を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示すブロック図である
【符号の説明】
2    LPC算出部 3    LPC逆フィルタ 4    周波数成分除去部 5    LPC変換部 6,108    合成部 13    周波数成分補完部 41,131    BPFバンク 42    除去合成器 43,133    スペクトル包絡算出器103  
  帯域除去部 104    包絡算出部 132    補完合成器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  音声信号の線形予測係数を算出する手
    段と、前記線形予測係数に応じて前記音声信号を逆フィ
    ルタリングして残差信号を生成する手段と、前記音声信
    号のスペクトル包絡の電力値の小さい周波数成分を前記
    残差信号の周波数成分から除去して除去残差信号を出力
    する除去手段と、この除去手段が除去した周波数成分を
    補完するように前記線形予測係数の情報を生成する手段
    と、前記線形予測係数の情報と前記除去残差信号の情報
    とを合成して合成信号を生成する手段とを備えたことを
    特徴とする秘話装置。
  2. 【請求項2】  前記除去手段は、通過帯域幅が隣接す
    る複数の帯域フィルタと、前記線形予測係数から前記音
    声信号のスペクトル包絡の電力値を算出するスペクトル
    包絡算出器と、前記複数の帯域フィルタの出力および前
    記スペクトル包絡算出器の出力を受け前記スペクトル包
    絡の電力値の小さい前記帯域フィルタの出力を選択的に
    除去する選択手段とを具備したことを特徴とする請求項
    1記載の秘話装置。
  3. 【請求項3】  請求項2記載の秘話装置いおいて、前
    記除去手段は、更に前記選択手段により選択された帯域
    の周波数成分を所定の周波数域に周波数シフトして配列
    する手段を具備し、前記線形予測係数の情報を生成する
    手段は、前記周波数シフトによって得られた所定の周波
    数区間で前記線形予測係数を表現することを特徴とする
    秘話装置。
  4. 【請求項4】  請求項1記載の秘話装置いおいて、前
    記合成信号を受け線形予測係数の情報と除去残差信号の
    情報とを分離する手段と、分離された線形予測係数の情
    報から線形予測係数を復元する手段と、分離された除去
    残差信号から残差信号を復元する手段と、復元した線形
    予測係数および復元した残差信号から音声信号を合成す
    る合成フィルタとを具備したことを特徴とする秘話装置
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