JPS6329301A - 磁気記録装置の記録軌跡測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、ヘリカルスキャン型磁気記録装置の記録軌跡
測定方法に関する。

（従来の技術） 回転ドラムの周囲に磁気テープを巻回させ、回転ドラム
上の磁気へノドにより、Ｓステープ上に斜めの記録軌跡
を形成する謂ゆるヘリカルスキャン型の磁気記録装置が
、家庭用、業務用を問わず広く普及している。

このヘリカルスキャン型磁気記録装置の記録軌跡は、磁
気テープを回転ドラムの周囲に螺旋状に巻回させ、非常
に細長い記録軌跡を形成しているがために、記録装置相
互間で記録軌跡の直線性を同一１こする（互換性を持た
せる）ことは至難の業であると考えられていたが、今日
のように広く普及するに到ったのは精密加工技術と、精
密測定技術の進歩によるところが大きい。

従来、磁気テープ上の記録軌跡を測定する方法として、
磁気感応物質を磁気テープ上に塗布して現像し、顕微鏡
などで目視する方法を用いていたが、この方法では記録
された磁気テープのサンプルを切り取って現像した後測
定するため、手間がかかり即時性がないばかりでなく、
磁気テープの状態が（張力の与えられている）実際の記
録時とは異なるといった問題があった。

（発明が解決しようとする問題点） このように従来では、磁気テーマのサンプルを切り取っ
て現像した後測定していたことにより、即時性や正確性
に関して問題があった。

本発明の目的は、上述した従来の測定方法の問題点を解
決した新規な磁気記録装置の記録軌跡測定方法を提供す
ることにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上述した問題点を解決するために、磁気記録
装置のテープトランスポート上に、磁気テープの進行方
向に対し略直角を成す直線上に複数の磁気トランスジュ
ーサを設け、各々の磁気トランスジューサによって磁気
テープ上から読み取られた被記録信号の最大値を、ピー
ク検出器で検出し、各々の最大値の発生タイミングを計
測演算して記録軌跡の測定を行うものである。

（作用） 上記のように本発明によると、複数の磁気トランスジュ
ーサによりテープ上が被記録信号を読みとり、その最大
値を最大値の発生タイミングから記録軌跡を測定するよ
うにしたため、磁気テープを切ったり現像したりするこ
となく測定ができる。

〔実施例〕

本発明の実施例を図を用いて概説する。（同じ内容のも
のには同じ番号を付けである）第１図は業務用ＶＴＲと
して使用されている１インチテープ、Ｓ　Ｍ　Ｆ　Ｔ’
　Ｅタイプ、Ｃフォーマット、ＶＴＲのテープトランス
ポートに本発明の磁気トランスジューサを取り付けた図
である（簡単化のため、説明に不要な部分は省略しであ
る）。

第１図で磁気テープ１は、供給リール２から送り出され
、回転ドラム３の周囲に略３６０°螺旋状に巻き付けら
れた後、巻き取りリール４に巻き取られる。

５及び５“は磁気テープを移動させるためのキャプスタ
ン及びピンチローラである。磁気記録ヘッド６は、回転
ドラムの円周上に設けられ回転ドラムと一体となって回
転し、磁気テープ上に進行方向に対し斜めの記録軌跡を
回転ドラム１回転に対し、１本づつ順次平行に形成する
。

第１図７は本発明に係わる複数の磁気トランスジーサを
略直線上に取り付けた磁気トランスジューサ支持体であ
り、テープトランスポート上に固定されている。複数の
磁気トランスジューサは個個に磁気テープ上に記録され
た信号を読み取る。

本実施例では、磁気トランスジューサとして、リング状
の磁気ヘッドを用いている。

第２図は本発明の実施例を表わすブロック図であり、同
図８ａ〜８ｎは磁気トランスジューサ、９ａ〜９ｎはピ
ーク検出器、１０は演算器である。

磁気テープ上に記録された信号は、磁気トランスジュー
サ８ａ〜８ｎで読み出され、ピーク検出器９ａ〜９ｎで
信号の最大１直が検出される。演算器】０は、ピーク検
出器９ａ〜９ｎで検出された各々の最大値の発生タイミ
ングから、記録軌跡の形状を、演算によって求め、出力
端子１１から外部に出力する。本実施例では、出力端子
１１にＸＹプロッタを接続し、記録軌跡をグラフとして
表示させている。

第３図は磁気テープ上の記録軌跡の一部を表わした図で
ある。第３図において、記号ｄで示した距離が記録軌跡
１２の曲がりの最大値で定められている。

いま仮に、記録軌跡の中心線Ｃ上の点Ａと、記録軌跡が
直線であった場合の論理上の中心線几との距離（ずれ）
を０μｍ、テープスピードをＶμｍ／ｓ　、テープ進行
方向と記録軌跡との成す角度をθとすると、ｅは、 ｅ＝Ｖ？ｇｔｎθ として表わすことができる。上式のｔはＡ点に於る記録
軌跡が、直線であった場合とのずれの時間であり、この
時間が明らかになればずれの距ｇｅを求めることができ
る。

本実施例における磁気トランスジューサはギャップ幅（
第３図ｇ）を記録軌跡幅と同一にすることにより、読み
出された信号の波形を第４図に示すように記録トラック
の中心と磁気トランスジューサのギャップの中心が一致
した時に最大となる三角波状にして、第２図のピーク検
出器９３〜９ｎで検出された最大値が記録軌跡の中心と
一致するようにしている。

磁気トランスジューサと記録軌跡の関係を第５図に示す
。記録軌跡１本の長さは、約４１０であり、テープスピ
ードが２４．４　ａｎであるので、ある特定の一本の記
録軌跡を、テープの進行方向に対して略直角をなす直線
上に配置した複数の磁気トランスジューサで検出するの
は（第５図からも容易に想像できるように）はなはだ効
率が悪い。

そこで、本実施例では、磁気テープ上に平行に並んだ複
数の記録軌跡が、はぼ同一の形状であることを利用して
、測定時に、各磁気トランスジューサで最初に検出され
る最大値のタイミングを計測して１本の記録軌跡として
算出する方法をとっている。

本実施例では２０個の磁気トランスジューサを略直線上
に取付けており、磁気テープの幅方向で５本に１本の割
合で記録軌跡の計測を行っている。

磁気トランスジューサのそれぞれの取付位置が、すべて
理論上の記録軌跡と同一の関係にあることが望ましいが
、実際には必ず誤差が存在するため、あらかじめこの誤
差分を演算器に記憶させておき、補正をしている。

以上述べたように本発明の記録軌跡測定方法は、磁気テ
ープを記録しながら即座にして、しかも自動的に計測出
来るため、何ら熟練を必要とせず。

効率的に正確な測定を行うことができる。

上記実施例では、磁気記録装置のテープトランスポート
上に、測定用磁気トランスジューサを取付けて測定を行
ったが、計測用の基準となる再生装置に、測定用磁気ト
ランスジューサーを取付けて、他の記録装置で記録した
磁気テープを、再生しながら測定することも可能である
。

また、本実施例では、となり合う記録軌跡の間に無記録
部（ガートバンド）がある例につき説明したが、ガート
バンドを有しないアジマス記録の場合にも、測定用磁気
トランスジューサーのギャップアジマスを記録軌跡のう
ちの一つのアジマスと略一致させることにより、本実施
例とほとんど同様に測定できる。

〔発明の効果〕

このように本発明の測定方法は従来の方法に比べ次のよ
うな効果を有している。

ｆｉｌ　　磁気テープを切らずに測定できる。

（２）現像を必要としない。

（３）　　熟練を必要としない。

（４）記録しながら測定できるため、即時性があり効率
が良い。

（５）記録装置のテープトランスポート上で測定できる
ためより正確な０（す定を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例である１インチテープＳ　Ａ
ｉ　Ｐ　Ｔ　ＥタイプＣフォーマットＶＴＲのトランス
ポート図、第２図は、本発明の実施例を表わすブロック
図％第３図は１本発明の測定原理を説明するための説明
図、第４図、第５図は本発明の詳細な説明するための説
明図。 １・・・磁気テープ、２・・・供給リール、３・・・回
転ドラム、４・・・巻き取りリール、５・・・キャプス
タン、５′・・・ピンチローラ、８ａ〜８ｎ・・・複数
の磁気トランスジューサ、９３〜９ｎ・・・複数のピー
ク検出器、１０・・・演算器、１１・・・出力端子、１
２・・・記録軌跡。 代理人　弁理士　則　近　麿　佑 同　　　　竹　花　喜久男 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヘリカルスキャン型磁気記録装置の記録軌跡測定方法に
   おいて、磁気テープの進行方向に対し、略直角を成す直
   線上に設けられ、前記磁気テープの信号を読み取るため
   の複数の磁気トランスジューサと、この複数の磁気トラ
   ンスジューサで読み取られた信号の個々の最大値を検出
   する前記磁気トランスジューサと同数のピーク検出器と
   、このピーク検出器で検出された最大値の発生タイミン
   グにもとづき記録軌跡を演算する演算器とを有すること
   を特徴とする磁気記録装置の記録軌跡測定方法。