JPS6329251A - 酵素反応の自動分析方法および装置 - Google Patents

酵素反応の自動分析方法および装置

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JPS6329251A
JPS6329251A JP61174515A JP17451586A JPS6329251A JP S6329251 A JPS6329251 A JP S6329251A JP 61174515 A JP61174515 A JP 61174515A JP 17451586 A JP17451586 A JP 17451586A JP S6329251 A JPS6329251 A JP S6329251A
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JP
Japan
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reaction
sample
tube
robot
rack
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JP61174515A
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English (en)
Inventor
Toshio Amano
天野 利夫
Isuke Imada
今田 伊助
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、酵素反応の自動分析方法および装置に関し、
詳しくは、アラキドン酸カスケードのリポキシゲナーゼ
系およびシクロオキシゲナーゼ系に対する作用物質のア
ッセイを測定の自動化により必要最少限の労力で各種化
合物について実施して活性データを提供し、2次スクリ
ーニング化合物の選択の資料とすることを目的とした酵
素反応自動分析システムにおいて、反応分析の前処理か
らデータ処理までを完全自動化する方法および装置に関
するものである。 従来の技術 生化学分野において、酵素反応に対する諸種の物質の作
用を分析することは、生体に対する作用物質の1次スク
リーニングとして、また、作用機序の解明に極めて重要
なことである。特に、作用物質の探索においては、一定
の酵素反応に対し多数の検体の作用を分析する必要があ
る。 一般に自動分析システム(ラボオート)は、試料の前処
理、分析およびデータ処理・解析に分けられる。従来か
らラボオートと言えば自動分析、データ処理・解析を指
し、前処理は方法が複雑、多岐なことから余り導入され
ていなかった。 そのため、前処理工程で行う必要のある操作、例えば、
多数の試料管に投入された検体の秤量、溶解、希釈、反
応、ろ過、濃縮、分析装置への注入などを相手的手法で
行っており、かつ、これら操作が繁雑であるため、時間
がかかり非能率となる問題があると共に、定量性を低下
させて測定精度に問題があった。 発明の目的 本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、多数の
試料の前処理工程の動作を、ロボット、コンピュータ等
を用いて順次全自動的に行うようにし、省力化、効率化
および測定精度向上等を図るものである。 即ち、本発明は、例えば、アラキドン酸代謝物などの有
用微量生体成分の生理的、薬理学的役割や痛感生理に及
ぼす影響の解明、またこれら代謝系作用物質のスクリー
ニングを実施するための装置、特に、ロボット操作によ
る秤量、溶解、希釈、分注プロセス及び反応槽、保存槽
、ろ過、濃縮、注入、高速液体クロマトグラム(HPL
C)並びにデータ処理装置における自動プロセスを監視
かつ制御する方法と装置を提供するものである。 発明の構成 一7= 上記した目的を達成するために、本発明は、検体試料の
秤量、試料への溶媒液の添加、溶媒液による試料の溶解
、溶解試料液への希釈液の添加、希釈試料液の反応管へ
の分注、反応管への酵素などの添加、反応管の保存槽へ
の移載、反応管内の反応液のろ過、ろ液の濃縮、分析装
置への注入の作動を順次自動的に行う方法および装置を
提供するものである。 詳しくは、上記方法においては、検体試料の秤量、溶媒
液の添加、溶解は、自動ロボットの可動腕(アーム)に
設けたチャックでラック内に保持されている試料管を把
持して電子天秤、溶媒定量分注器、溶解槽へ移動し、電
子天秤で試料を秤量した後、該秤量値に応じて予め設定
された溶媒液を添加し、添加後に溶解槽に入れて試料を
溶解し、該溶解試料を投入した試料管を次工程の反応装
置に設けた希釈用ラックに移載し、 上記希釈液の添加、反応管への分注、酵素反応液の添加
は、上記希釈用ラックに保持された試料管および反応槽
内に設置したラックに保持された反応管に、希釈液分注
器、採取分注器および酵素反応液分注器の各ノズルを自
動ロボットのチャックで把持して移動し分注するように
し、上記希釈用ラック内の試料管に希釈液分注器より希
釈液を添加して所定倍に希釈し、この試料管の希釈液を
採取分注器により採取して上記反応管に分注し、該反応
管に酵素および酵素反応に必要な諸因子を所定時間をあ
けて順次分注して反応させ、反応終了後に、反応管をロ
ボットで把持して保存槽へ移載し、 上記保存槽に保持している反応管をロボットで把持して
ろ過・濃縮・分析装置に設けた反応液採取針の位置に移
載し、該採取針で反応液を採取した後に、ろ過ユニット
を通して反応液をろ過し、ろ液を濃縮用カラムに吸着し
た後、溶離液を濃縮用カラムに送給して分析カラムに注
入し、HPLCで分析し、得られたデータを処理装置で
処理するもので、 上記ロボットの作動等をコンピュータに入力したプログ
ラムに従って自動制御し、上記秤量から分析までの全工
程を自動的に行うことを特徴とするものである。 また、上記酵素反応自動分析装置は、その自動秤量・溶
解装置は自動制御されるロボットの異なる周囲に、多数
の試料管を保持するラックと、電子天秤と、溶媒定量分
注器と、超音波発振装置付の溶解槽を配置し、上記ロボ
ットのアームに設けたチャックでラック内に保持されて
いる試料管を把持して電子天秤、溶媒液添加装置、溶解
槽へ移動する構成とし、 上記溶解した試料の希釈反応装置は、自動制御されるロ
ボットの周囲の異なる位置に、多数の試料管を保持する
希釈用ラックと、多数の反応管を保持するラックを備え
た反応槽と、希釈液分注器と、採取分注器と、酵素など
を分注する複数の分注器と、反応管を保持するラックを
備えた保存槽とを配置し、上記各分注器のノズルをロボ
ットのチャックで把持して試料管および反応管へ移動し
て分注すると共に、反応槽の反応管はロボットのチャッ
クで把持して保存槽のラックへ移載する構成とし、 上記反応液のろ過・濃縮・注入装置(PCI)は、シリ
ンジポンプにより作動されて反応管より反応液を採取す
る採取針と、採取された反応液をろ過するろ紙連続巻取
式のろ過ユニットと、ろ液を濃縮する濃縮カラムと、該
濃縮カラムに溶離液を送給して分析カラムに注入するバ
ルブとを備え、これら各装置は、ろ過、濃縮、注入がオ
ンラインで出来ろように配置していることを特徴とする
ものである。 本発明に用いられる酵素はいずれであってもよいが、特
に、その酵素反応の基質や生成物が微量で生体反応を示
すものが望ましい。例えば、生成物がロイコトリエン類
、プロスタグランジン類、トロンボキサン類であるリポ
キシゲナーゼやシクロオキシゲナーゼが挙げられる。こ
れら酵素類は精製された酵素標品が用いられることは言
うまでもないが、生体細胞そのものであってもよい。例
えは、大豆から精製された大豆リポキシゲナーゼや、ラ
ット好塩基性白血病細胞(RBL−1)、ブタやラット
血小板等が用いられる。 上記したように、酵素反応は検体溶液の存在下またはそ
の溶媒のみの存在下、基質および酵素反応に必要な諸因
子の添加により開始される一方、酵素反応の停止は有機
溶媒を添加したり温度の低下により行なわれる。酵素反
応液の分析はHPLCて行なわれ、上記酵素反応液を一
定量ろ過、濃縮し、得られた濃縮液をHP L C装置
に注入し分析をしており、分析の結果は検体の溶媒のみ
を添加した場合と比較して、酵素反応の阻害率または促
進率で示している。 害璋=fll 以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明する
。 本自動分析装置は、第1図に示す自動秤量・溶解装置と
、第2図に示す自動希釈反応装置と、第3図に示すPC
Iおよびデータ処理装置(図示せず)からなるもので、
順次連続して行うようにしている。 まず、第1図に示す自動秤量、溶解装置の構成と作動と
を説明する。 本自動秤量、溶解装置は多数の試料管に投入した検体の
秤量、該秤里値に応じた所定量の溶媒の添加、および検
体を溶媒に溶解するための溶解槽への入槽等の前処理工
程の動作を、ロボット、コンピュータおよび電子天秤等
を用いて順次全自動的に行うものである。 第1図および第4図に示すように、ワークステーション
S1のほぼ中央部に自動ロボット1を配置し、該ロボッ
ト1の周囲の動作範囲内の異なる位置に試料管保持用の
ラック2)電子天秤3、超音波発振装置付きの溶解槽4
、溶媒添加装置(定量分注器)5.6.7を配置してお
り、ロボット1のアーム8の先端に設けたチャック9で
試料管IOを把持して上記各装置に運搬出来るようにし
ている。 また、ワークステーションS1には、ロボット1の動作
範囲外にインターフェースユニット11、ロボットコン
トローラ12)ファクトリ・コンピュータ13を配置し
ており、上記コンピュータ13はCPU(中央処理装置
)14、キーボード15、CRT(ディスプレイ装置)
16およびフロッピーディスク(記憶装置)17より構
成している。 上記ロボット1としては、円筒座標、極座標、直角座標
、多関節などが用いられるが、本実施例では水平型の多
関節ロボットを用いている。該ロボット1はアーム長さ
が305mm+ 295mm、動作範囲はl軸、220
°、2軸、300°、Z。 150mm、 W、360°であり、最大合成速度は3
200 mm/ secである。このように、本ロボッ
ト1はスピードが速いと共に行動範囲が広く、かっ、精
度が良いと共に多目的に操作が組み立て易い等の利点を
有するものである。該ロボットlはロボットコントロー
ラ12により動作してアーム8を所定位置へ移動し、該
位置でチャック9の開閉作動を行うものである。該チャ
ック9は第4図に示すように、チャック9に取り付けた
フィンガー9aで試料管10の上側部を着脱自在に把み
、試料管10の運搬を行わせている。尚、フィンガー 
9 aは試料管lOをつかんだ際に試料管IOに衝撃を
与えないようにポリウレタンで形成している。 上記ロボットlを動作するロボットコントローラ12の
仕様は、制御軸数が最大同時4軸であり、経路制御方式
はPTP方式、制御方式はロータリーエンコーダーによ
るセミクローズトループ方式を採用し、位置設定数は3
0ステツプX15.50ステツプ×1の合計500であ
り、速度は9段階可変で、出入力は入ノ月0、出力IO
、タイマ8(0,01〜6000秒)、メモリ10であ
る。 上記ラック2には、第5図に示すように、その試料管立
川穴に試料管10を挿入し、縦・横並列に多数の試料管
10を保持するようにしている。 該ラック2は保持した試料管10内に検体試料(以下、
試料と略す)を入れやすくするため、ワンタッチでワー
クステーションS、より取り外し出来るようにしている
。 上記電子天秤3は、その秤量限度を30gとし、0.0
Imgの秤量精度とすることにより1〜3mgの秤量を
可能としている。よって、天秤3の第6図に示す試料架
台18はアルミ製として重さを22g以下に設定し、出
来るだけ軽量としている。該電子天秤3の上部より試料
管10を出し入れするようにして、ロボット1の操作が
スムーズに行えるようにしている。また、試料管受けに
はバネ19を取り付けて、ロボットlが試料管10を架
台18の」二部に載せる時、天秤に対するショックをな
くし、天秤を安全に使用出来るようにしている。また、
該電子天秤3のドアの開閉はロボットlのチャック9の
フィンガー9aで行うようにしている。 上記超音波発振装置付の溶解槽4には、温度調節器4a
付ヒータを取り付け、該ヒータをコンピュータ13によ
り0N10FF制御して槽中の温度を任意の一定温度、
たとえば通常37℃に保持している。また、該溶解槽4
内に試料管10をロボットlで把持して入れると、超音
波を発振させ、試料管IOを取り出すと停止するように
し、超音波発振を連続的に行うことにより熱が発生して
槽中の温度が上昇することを防止している。 上記溶媒添加装置5.6.7は、第5図に示すように夫
々ノズル5a、6a、7aより試料管lOに種類の異な
る溶媒を添加するもので、該溶媒添加装置としてディジ
タルダイリュータ・ピペッタを用いている。溶媒を複数
セットするのは、試料の種類によっては1種の溶媒だけ
では溶けない場合もあるからで、本実施例では、装置5
で水、装置6でエタノール、装置7でンメチルホルムア
ミドを添加している。 上記溶媒添加装置5〜7による添加量は、電子天秤3で
秤量した試料の重量に応じてコンピュータ13により予
め入力している分子量と濃度から演算して設定し、該設
定した量をノズルから試料管10に添加している。 尚、溶媒添加終了時には、ロボット1により試料管IO
を少し移動してノズル先端の溶媒液を試料管10の内壁
に当接させ、所定最の溶媒が完全に試料管10内に注入
出来るようにしている。 本装置の全体の制御ラインは第7図の構成図に示す通り
であり、インターフェースユニット11の概略的な構成
は第8図に示す通りであり、コンピュータ13に入力し
たプログラムは第9図のブロック図に示す通りである。 該コンピュータ13にはプログラムのスタート時に予め
試料総数、試料番号、分子中、溶解濃度および溶媒名の
試料情報を入力しておき、よって、任意の溶解を可能と
している。 次に、上記装置による秤仝および溶解操作について説明
する。該操作は第10図に示す順序で行なわれるもので
、プログラムスタート前に、ロボット1のアーム8を原
点に戻しておくと共に、ラック2に空の試料管10を並
べる。 ■試料情報をコンピュータ13に入力する。 即ち、上記試料総数、ロット番号、分子中、溶解濃度、
使用溶媒を入力する ■試料管10の空秤量を行う。 即ち、ロボット1のチャック9により、電子天秤3のス
ライドガラスを開ける。(尚、以下の作動は全てロボッ
ト1のチャック9のフィンガー9aで行う。)−試料管
10をラック2から天秤3に移し、架台18にのせる。 →スライドガラスを閉める。−試料管10の秤量をする
。(風袋秤幸)−スライドカラスを開ける。−試料管1
0を天秤3からラック2に移す。→全ての試料管10に
つき上記操作を繰り返し行う。 ■次に、各試料管IOに検体試料を1〜3mgマニュア
ルで添加する。 ■次に、試料秤屑を行う。 該秤量は上記風袋の秤量と同様で、試料管10をロボッ
ト1のチャック9でラック2から電子天秤3に移して秤
量し、秤量後にラック2に戻し、該操作を全ての試料管
lOについて繰り返し行う。 上記天秤3による秤量データはコンピュータ13に入力
され、予めコンピュータ13に入力している分子量と濃
度とから演算して添加する溶媒の種類とその添加量とを
設定する。 ■次に、溶媒添加を行う。 即ち、ラック2より試料管IOをロボット1のチャック
9のフィンガー9aで把持して、指定された溶媒添加装
置5.6.7のいずれかのノズル先端に移し、計算され
た時間分注して設定車の溶媒を添加する。分注終了後、
ロボットlのアーム8を少し移動してノズル先端の液を
試料管10の内壁に当接し、設定車を完全に添加する。 2種類あるいは3種類の溶媒の添加が必要な時は、1つ
の添加装置で添加終了後に他の添加装置に移して添加す
る。溶媒添加後にラック2に戻し、この操作を総ての試
料管で繰り返し行う。 0次に、試料の溶解を行う。 即ち、ラック2内の試料管10をロボット1で超音波発
振装置付き溶解槽4に移し、試料管IOの一部を浸す。 該溶解槽4内で30秒間放置して溶媒により試料を溶か
す。該溶解槽4は通常37℃に保持しており、かつ、試
料管10を入れると超音波を発振させ、試料管を取り出
すと超音波を停止させている。該溶解槽4から取り出し
た試料管lOはろ紙にあて付着水をとり、ロボット1に
よりラック2の元の場所に戻す。この操作を全ての試料
管10に対して行い、総ての試料を溶解する。 上記各操作の表示は、第10図のO!枠に示すように、
CRT I 6で表示される。また、上記の如き各試験
管10の試験結果を一定の用紙にプリンター(図示せず
)でプリントアウトすると、試験結果を容易に確認する
ことができる。 第2図に示す酵素希釈反応装置は、自動ロボットの周囲
の異なる位置に、複数本の試料管を保持するラックと、
希釈分注器と、採取分注器と、複数本の反応管を槽内に
配置している反応槽と、反応液分注器とを配置し、上記
各分注器には夫々可撓管を介してノズルを取り付け、こ
れらノズルを上記ロボットの動作範囲内に設けたノズル
スタンドに着脱自在に載置し、上記ロボットのアームに
設けたチャックで上記各ノズルを自在の把持させてラッ
ク内の試料管あるいは反応槽内の反応管の開口に移動さ
せるようにし、 上記ロボットをコントローラで動作して、希釈分注器か
らラック内の試料管に希釈液を分注すると共に、上記採
取分注器で試料管から希釈試料を採取して反応槽内の反
応管に分注し、該反応槽内の希釈試料に上記反応液分注
器から反応液、例えば、酵素液である細胞、アラキドン
酸、エタノールなどを所定時間あけて順次添加して反応
させるように構成したものである。 第2図に示すように、ワークステーションS2の後側中
心位置に自動ロボット20を配置し、該ロボット20の
動作範囲内の異なる周囲に左側方より前方へ左回りに、
原液希釈用のラック21、希釈分注器22)採取分注器
23、反応槽24、反応液分注器25A、25B、25
Cおよび保存槽26を配置している。また、各分注器2
2.23.25A、25B、25Cの側方にはそれぞれ
ノズルスタンド27.28.29.30.31を設置し
、上記各分注器22〜25Cに接続した可撓管32〜3
6の先端に一体に形成したノズル32a〜36aを着脱
自在に保持している。これらノズル32a〜36aには
ノズルホルダー32b〜36bを嵌合し、上記ロボット
20のアーム20aの先端に設けたチャック20bでノ
ズルホルダー32b〜36bを把持してラック21内の
試料管37あるいは上記反応槽24内の反応管38の開
口部に移動出来るようにしている。また、ワークステー
ションS2にはロボット20の動作範囲外にロボットコ
ントローラ39を配置し、該ロボットコントローラ39
でロボット20を自動制御している。 上記ロボット20としては、前記自動秤量・溶解装置と
同様に円筒座標、極座標、直角座標、多関節などが用い
られるが、本実施例では水平多関節型精密組立ロボット
20を用いている。該ロボット20のワーク範囲は半径
800mm、高さ300mmの円筒状で、第1関節およ
び第2関節(X、Y軸)、第3関節(Z軸)、第4関節
(θ軸)を同時制御出来、司搬重中はスピード75/+
00でl0kg、位置の再現性は±0.05mmである
。 本ロボット20はスピードが速いと共に行動範囲が広く
、かつ、精度が良いと共に多目的に操作が組み立て易い
等の利点を有するものである。該ロボット20はロボッ
トコントローラ39により動作してアーム20aを所定
位置へ移動し、該位置でチャック2Qbの開閉作動を行
うものである。 該チャック20bは前記ロボットIと同様にチャック2
0bに取り付けたフィンガーでノズルホルダー32b〜
36bを着脱自在に把み、また、反応管38を自在に把
んで運搬を行わせている。また、該チャック20bで把
持して移載する物体の重量は直径12mmに限定し、フ
ィンカーは全開で24mmとしており、上記試料管37
、反応管38およびノズルホルダー32b〜36bは同
径としている。 なお、フィンガーは第4図の9aと同様のものとしてい
る。 上記原液希釈用のラック21は第11図に示す構造で、
試料管量てはロボット20の教示を考え、直径12mm
の穴が縦8列、横8列を25mmのピッチで並べた。尚
、反応槽24および保存槽26内のラックも同様の構造
である。該ラック21に支持される試料管37の一部は
試料溶液を投入したものであり、他は空の試料管である
。 上記希釈分注器22は、ディンタルダイリュータ・ピペ
ッタを用いており、8ヒツトのマイクロプロセソザーの
制御による2ノリンジ方式で、原点検出、自己洗浄、自
己診断、空気層作成機能を持ち、客車範囲、試料側5〜
250μQ、試薬側005〜999mρである。精度は
シリンノフル容皇の±1%、動作速度は1mgのシリン
ジを使用した場合、ハーフサイクル3秒、2.5mg2
のシリンジは同じく5秒である。 該分注器22から試料管37へ希釈液を送る可撓管32
はテフロンチューブ(長さ2m、内径1 mm)を直径
10mmのコイル状にしたもので、該チューブの先端に
ノズル32aを形成し、可撓管とノズルとを一体として
いる。該ノズル32aには、先端から100mmのとこ
ろに直径12mm、高さ70闘の円筒状の上記テフロン
製ノズルホルダー32bを嵌合固定し、伸縮時のたわみ
を防止すると共に注入精度を確保している。 上記採取分注器23、反応液分注器25A、25B、2
5Cおよび夫々に連結した可撓管32〜36、ノズル3
2a〜36a1各ノズルホルタ−32b〜36bは、上
記希釈分注器22と同じ構造である。 上記希釈分注器22および採取分注器23のノズル32
a、33aを着脱自在に保持ずろノズルスタンド27.
28には、第12図(A)に示すように、ノズル32a
、33aを洗浄する洗浄槽27a、28aを設けており
、採取終了毎にノズルの先端を浸して外側を洗浄するよ
うにしている。ノズル内部の洗浄は希釈液の注入と同時
に行イつせるため、検体毎に行う必要はない。 一方、反応液分注器25A、25B、25Gのノズル3
4a〜36aは洗浄する必要がないので、ノズルスタン
ド29.30.31には第12図(B)に示すように洗
浄槽は設けていない。 上記反応槽24は第13図(AXB)に示す構造として
おり、下段に循環噴流式恒温水循環装置40を備えてい
る。該装置40は室温+59C〜600C(ヒータ40
0W)の間をサーミスタ−0NZOFF方式で01°C
の温度制御精度を持つ噴流式恒温水を循環させるもので
ある。また、反応槽24の中段にマグネチソクスターラ
41を備え、上段に恒温水槽42を配置し、該恒温水槽
42内を実施例では37℃に保持している。この恒温水
槽42内に上記ラック21と同様なラック43を配置し
ている。また、恒温水槽42内には発泡スヂロール製の
フロート型液面検知器(図示せず)を取り付けており、
槽中の液か少なくなると発泡スチロールが降下し、その
下に取り付けたマイクロスイッチでアラームが働き、ロ
ボット20を停止するようにしている。該反応槽24に
設置するラック43に縦横並列に立てる反応管38は試
料管37と同一径、即ち12mmに設定している。これ
ら反応管38には予め直径5mmの回転子(マグネチソ
クスクーラーバー)を入れており、上記径20cmの磁
石を備えたマグネチックスクーラー41によってつづみ
形の撹拌が生じるようにしており、1台のスターラーで
64本の撹拌が同時に出来ろようにしている。また、本
反応槽はヒータを使用しているために任意の温度に設定
できる温度暴走防止装置を取り付けており、本実施例で
は37℃に保持している。 一ヒ記保存槽26は第14図(AXB)に示す構造であ
り、温度範囲がO℃〜室温、冷却能力が約120kca
l/h、液体膨張式の温度調節器を持った冷水循環機ク
ールポンプによって液体を循環させている。また、任意
の温度に設定出来る過熱・適冷防止装置を安全装置とし
て取り付けており、本実施例では0℃としている。該保
存槽26内に上記ラック21と同様なラック45を配置
した構成で、該冷却槽内に設定温度に保持した冷却水を
循環させて任意の温度に保持している。また、恒温水槽
44内には、発泡スヂロール製のフロート型液面検知器
(図示せず)を取り付けており、槽内の液が少なくなる
と発泡スチロールが降下し、その下に取り付けたマイク
ロスイッチでアラームが働き、ロボット20を停止する
ようにしている。 尚、本自動希釈反応装置のワークステンヨンSlと隣接
して、第3図に示す反応液のろ過、濃縮、トIPLCへ
の注入をオンラインで行うPCIを設置し、保存槽20
で保存している反応管38をロボット20で上記PCI
に移載するようにしている。 本発明の自動希釈反応装置のシステムの構成は第15図
に示す通りてあり、ロボット20はロボットコントロー
ラ39をンーケンサ−100に接続している。上記分注
器22.23.25A、25B、25C,反応槽24、
保存槽26およびFC11トIPLC1安全対策用のド
アースイッチ、温度監視装置、液面検知器もンーケンサ
−100に接続している。電気結線は第16図に示す通
りである。本希釈反応装置の動作は第17図のフローチ
ャートに示す通りであり、分析方法は粗査の1次アッセ
イと、精査の2次アッセイの2法がある。 次に、本装置による操作を、酵素液としてリポキシゲナ
ーゼを用いた場合において説明する。 上記リポキシゲナーゼとして、RBL−1を用いる。該
RBL−1は10%ウシ胎児血清を含むRPM−164
0培養液中で培養した細胞を洗浄後、生理食塩水に懸濁
し、I X 107細胞/mQ、として調製している。 該細胞@濁液を上記反応液分LP、器25Aから添加す
ると共に、分注器25Bからはアラキドン酸を、分注器
25Cからはエタノールを添加するようにしている。ま
た、希釈分注器22からはジメチルホルムアミドを分注
ずろようにしている。 操作開始時、ロボット20のアーム20aはロボットコ
ントローラ39て原点に戻される。以後、ロボット20
の操作はロボットコントローラ39でなされる。また、
各分注器22〜25Cが作動し、予めそれぞれの試薬瓶
に充てんした薬液がソリンダーおよび可撓管に満たされ
る。 ■まず、試料の希釈操作を行う。即ち、ロボット20の
チャック20aで希釈分注器22のノズル32のノズル
ホルダー32bをつかみ、ノズル32を移動して第11
図および第18図に示すラック21内の溶解試料液37
Aの一定量を希釈分注器22で吸い上げ、空の試料管3
7B内に希釈分注器22から希釈液を分注する。図中、
37Cはコントロール用の試料管である。 該希釈操作において、1次アッセイ、2次アッセイを選
択し、試料本数を入力すると上記のようにロボット20
が作動する。ラック2Iには試料管37が最高63本並
へられるが4回に1回の割合でコントロールの分析を行
うため、■サイクル当たりの検体数は第18図(A)に
示す1次アッセイ24本、第18図(B)に示す2次ア
ッセイ12本であり、希釈は1次アッセイ、10倍、2
次アッセイ、10倍、100倍、1000倍の多段希釈
法を採用した。分注器22はサンプル側、シリンジ10
0μρ、吸引中100μa1 リーンエンド側、Vol
モード、シリンジ1 mQ、吸引量09mlに設定した
。 ■試料採取を上記希釈終了後に行う。即ち、採取分注器
23のノズル33aのホルダー33bをロボット20の
チャック20bでつかみ、ラック21内の希釈終了後の
試料管37から希釈試料をそれぞれ10μρ採り、反応
槽24内のラックに並んだ空の反応管38内に分注する
。該工程で採取分注器23はサンプル側、シリンジ50
μQ1吸引量10μQ1 リーンエンド側Volモード
、シリンジ1m(!、吸引量0.1m(!に設定してい
る。この方法は試料が吐出した後にリージェントが吐出
されるので可撓管の洗浄が完全に行える。可撓管の外側
はノズルスタンド28に設けた洗浄槽28aにサンプリ
ング終了毎、可撓管の先端を浸して洗浄する。 該分注後にマグネチックスターラ−41て予ぬ反応管3
8内に入れている回転子を回転して反応管38内の希釈
試料を撹拌する。 ■次に、細胞懸濁液の添加を行う。即ち、分注器25A
のノズル34aのホルダー34’bをロボット20のチ
ャック20bでつかんで反応槽24内の各々反応管38
の開口に移動し、反応管38内の上記調製したRBL−
1細胞@濁液をImp添加するもので、分注器25Δは
サンプル側0、リーンエンド側、Volモード、シリン
ジ2.5mg、ンリンン容fi1mρ、容量04に設定
している。 尚、細胞を分注する直前にコントローラのタイマーが5
分にセットされ予備反応が用意され、上記細胞!8濁液
を分注して5分間予備反応をさせろ。 ■次に、アラキドン酸の添加を行う。上記タイマーがゼ
ロになると(予備反応が終了)、次の反応のため再びタ
イマーが15分にセットされ、同時にアラキドン酸の分
注を開始する。即ち、分注器25Bのノズル35aのホ
ルダー35bをロボット20でつかんで反応管38の開
口に移動し、アラキドン酸50μg十カルシウム−イオ
ノフオアA−231871mg/ 100μQを分注す
る。この時の分注器25Bはサンプル側0、リーンエン
ド側、Volモード、シリンジ250μρ、シリンン容
景1m(2)容量04に設定し、0.1mり(025m
1X04)を分注する。 ■次に、エタノールの添加を行う。15分経過して上記
タイマーがゼロになると(反応が終了)、反応停止のた
めにエタノール1mQ、を分注する。即ち、分注器25
Cのノズル36aをロボット20のチャック20bでつ
かんで反応管38の開口に移動し、GEDTA I m
gを含有する92%エタノール1 、2 m(を分注す
る。この時、分注器25Cはサンプル側0、リーンエン
ド側、Volモート、シリンン2.5mQ、ノリンン容
量1mρ、容量04に設定している。 一’Ai− ■処理液保存を上記反応終了後に行う。即ち、反応槽2
4内の反応管38をロボット20のチャック20bでつ
かみ、保存槽26に移載し、反応液を保存する。 上記操作はRBl、、−1細胞を用いてリボキンゲナー
ゼ反応を分析するものであるが、シクロオキシゲナーゼ
反応を分析する場合は、上記RB L −1細胞に代え
て、ラット血小板を用いる。該ラット血小板は32%ク
エン酸ナトリウムを用いて、ラット腹部大動脈より血液
を採取し、室温にて遠心分離し、血小板濃度力月×10
9細胞/mQになるように調製したものである。 上記シクロオキシゲナーゼ反応を分析する場合も、上記
リボキンゲナーゼ反応を分析ずろ場合と同様であり、上
記調製した血小板を分注器25Aから反応管38に添加
するものである。即ち、反応管38内のlOμ夕の希釈
試料に対して、025mL2の血小板を添加し、5分間
予備反応後、アラギドン酸125μg/25μ夕を分注
器25Bより添加し、15分間反応を行い、ついで、エ
タノール1.0mffを分注器25Cより分注して反応
を止めている。 尚、本反応に用いられる酵素はいずれであってもよいか
、特に、その酵素反応の基質や生成物が微量で生体反応
を示すものが好ましい。例えば、生成物がロイコトリエ
ン類、プロスタグランジン類、トロンホキサン類である
上記リポキシゲナーゼやシクロオキンゲナーゼが好まし
い。これら酵素類は精製された酵素標品が用いられるこ
とは言うもでもないが、上記実施例に記載したような生
体細胞そのものであってもよい。 上記第3図に示す自動化したろ過、濃縮および注入装置
は、まず、蛋白等の夾雑物を除去するために、従来の遠
心分離方式に代えてオンライン化に適したろ過方式を用
い、該ろ過方式の中で装置か簡単で安価な方式であるろ
紙連続巻取方式、即ち、流路に帯状ろ紙を置き、ろ過が
終われば巻き取り、新しいろ紙に変える方式を採用した
。また、濃縮に関しては、本システムは目的物質の同定
、定型に逆相HP L Cを用いることから、プレカラ
ー35= ムによる濃縮法を採用した。即ち、分析カラムの前に試
料吸着用としてサイズの小さい予備カラム(濃縮カラム
)を付け、溶離液に比へ極性の高い溶媒に試料を溶解し
、このカラムに通すと目的物が吸着され、続いて溶離液
で濃縮カラムから分析カラムに導くと分離・定量と同時
にオンラインによる濃縮を可能とした。該濃縮カラムを
用いると、試料Impを注入すると従来のHPLCへの
注入量(20〜50μQ、)に20〜50倍の感度アッ
プができることになった。また、上記ろ過装置、濃縮装
置を連結し、さらに、六方バルブ切換による11PLC
注入装置を付けてPCIとし、ろ過−濃縮−HPLCへ
の注入の一連の操作を自動化出来る装置としたものであ
る。 具体的には、反応管38から反応液を採取する採取針4
6と、該採取針46で反応管38から採取した液および
別に設けたタンク(55)内の水を吸引または吐出する
シリンジポンプ47と、吸い上げた反応液を導入する容
量調節ループ48と、8温調節ループ48から送られる
反応液をろ紙連続巻取型でろ過するろ過ユニット49と
、ろ過した反応液が送給されるサンプリングループ付六
方バルブ50と、該六方バルブ50Aのループ内の反応
液に水と共に送給するウォーターポンプ51と、該ウォ
ーターポンプ51により反応液を送給される濃縮カラム
付六方バルブ52と、上記濃縮カラム52Bに溶離液を
送給して濃縮カラム中の試料液を分析カラムに注入する
HPLCの分析ポンプとを備えている。 上記した採取針46は上下10cmの動作範囲を持ち、
前記ロボット20との連動を容易にしている。上記ろ過
ユニット49は長さ50m1幅50mm。 孔径0.45μmのロール状のろ紙を充填しており、連
続して約3000回使用出来るようにしている。 また、容温調節ループ48およびサンプリングループ5
0Bは外部に配置し、液量の変更を容易としている。 上記各部材からなる装置は、操作原理図の第19図に示
すごとく、各連通路53A〜53Mを介して連続させ、
かつ、上記連通路53A〜53Dに電磁弁54A〜54
Dを設けている。該第20図において、55は貯水槽で
シリンジポンプ47に吸い上げている。 本装置の操作は、上部に設置している第20図に示す操
作盤56で全て出来るようにしている。 該第20図中、57は電源スィッチ、58はサンプリン
グループ50Bから濃縮カラム52Bへ試料を導く時間
を設定するスイッチで1分間隔て設定できる。59は分
析時間設定スイッチで、分析時間が過ぎると自動的に濃
縮カラムのコンディショニングに入り、次の分析の用意
が出来る。60は流路の洗浄回数を設定するスイッチで
ある。61は手動、自動切換スイッチで、手動にすれは
図中(・)のボタンによるノリンジの上下、流路の洗浄
、ろ紙送り、ウォーターポンプの作動、停止、六方バル
ブの切換などの手動操作が可能となる。図中、(◎)は
自動運転時のスタートボタン、(■)は外部装置に信号
を送るための接点ボタンである。 上記F、CIは、第21図のブロック図に示す順序で作
動される。以下にその作動について説明すまず、反応液
を投入している反応管3Bをロボット20で把持して採
取針46の下部に固定すると、採取針46を下降して反
応管38内に入れる。同時に、容量調節用ループ48と
シリンジポン14フ間の連通路53Cに介設した電磁弁
54Cを閉じると共に、貯水槽55とシリンジポン14
フ間の連通路53Dの電磁弁54Dを開き、シリンジポ
ンプ47へ水を任意量吸引する。ついで、電磁弁54D
を閉じる一方、容量調節用ループ48と採取針46間の
連通路53Aに介設した電磁弁54Aおよび上記電磁弁
54Cを開き、採取針46より反応管38内の反応液を
一定竜を吸引して容量調節用ループ48に導く。空気を
少量吸引後、電磁弁54Aを閉じ、客車調節用ループ4
8とろ過ユニット49との連通路53Bに介設した電磁
弁54Bを開き、容量調節用ループ48内の反応液をシ
リンジポンプ47によりろ過ユニット49を通してサン
プリングループ付六方バルブ50へ導く。上記ろ過ユニ
ット49では孔径045μmのロール状のろ紙を連続的
に巻取って試料液をろ過している。サンプリングループ
付六方バルブ50に導かれた反応液は、その六方バルブ
50Aの図中実線回路を経て連通路53Fを通してサン
プリングループ50Bに導入される。続いて、六方バル
ブ50Aを点線回路に切り換え、ウォーターポンプ51
の水を連通路5311六方バルブ50Aの点線回路、連
通路53Gを通してサンプリングループ50Bに導入し
、該サンプリングループ50B内の反応液を連通路53
F1六方バルブ50Aの点線回路、連通路53Hを通し
て濃縮カラム付六方バルブ52へ導く。該濃縮カラム付
六方バルブ52では、六方バルブ52Aの実線回路、連
通路53Jを通って濃縮カラム52Bに導入され、該濃
縮カラム52B内に吸着される。 任意時間後、六方バルブ52Aを点線回路に切り換え、
分析ポンプより連通路53L1六方バルブ52Aの点線
回路、連通路53Kを通して溶離液を濃縮カラム52B
に送り、濃縮カラム52B内の反応液を連通路53J1
六方バルブ52Aの点−40= 線回路、連通路53Mを通して分析カラムに注入し、分
離、定憑を行っている。 尚、上記溶離液として、アセトニトリル・メタノール、
氷酢酸−350:150:250:1. PH3,9、
波長240 nm、流速1mQ/minの条件で行った
。 一定時間後、サンプリングループ付の六方バルブ50A
を点線回路に、濃縮カラム付の六方バルブ52Aを実線
回路にし、ウォーターポンプ51から水を各六方バルブ
50A、52Aに導入してバルブ内の流路および濃縮カ
ラム52Bの洗浄を行っている。また、同時にシリンジ
ポンプ47を作動させ、採取針46およびサンプリング
ループ48の洗浄を行っている。 上記一連の動作の中でシリンジポンプ47による水、採
取針46による反応液および空気の吸引量は電気回路の
ディプスイツチにより任意に変えられる。 第22図に電磁弁54A〜54D1六方バルブ50A、
52A、採取針46、シリンジポンプ47、ろ過ユニッ
ト49、ウォーターポンプ51の代表的な動作ザイクル
を示す。2分までは試料のサンプリングに要する動作、
5分以降は流路の洗浄動作(2回)である。 上記したPCIによりHPLCに注入されると、該HP
LCでは、予め決めた一定のプログラムされたHPLC
によって分析が行なわれる。 ただし、HPLCに用いるカラムはYMCA−312(
ODS)を、溶離液Aは90%アセトニトリル、Bはア
セトニトリル/メタノール/水/酢酸(1400:80
0・900・4)を用いる。 上記HPLCの結果はA/Dコンバータでアナログ信号
をディジタル化しデータ処理装置(図示せず)へ入力さ
れる。ここでクロマトグラムの波形処理、含量計算、適
切でなかった波形処理の再処理および再計算、クロマト
グラムおよび演算結果の記憶、阻害率および■C58な
どが記載された報告書の作成、上位コンピューターへの
データ転送の準備などが行なわれる。
【濃縮カラムへの吸着条件の実験】
(1)ロイコトリエソB、(LTB4)、ハイドロキシ
エイコサテトラ塩酸類(HETES)の各1mg/mQ
溶液)を水で200倍に薄め、吸引量1.5mN!、サ
ンプリングループ1mgとし、ウォーターポンプ51の
流速と六方バルブ52Aの切換時間を変化させてクロマ
トグラムに及ぼす影響を調べた。 ポンプ流速を毎分ImQとした場合は切換時間4分以上
で一定のピーク高さを示したが、3分以下では切換に比
例して小さくなった。毎分1.5mN!および2m(2
では2分以上でピーク高さは一定であった。毎分3mg
以上は濃縮カラム52Bが短く、圧力損失が低いことか
ら吸着時に悪影響を与える懸念があり、調べなかった。 以上のことから試料液の濃縮カラム52Bへの吸着はポ
ンプ流速毎分2m12で六方バルブ52Aの切換時間を
2分とした。 (II)反応溶液中のエタノール濃度が濃縮カラムへの
吸着に与える影響を調べた。LTB、およびHETEs
の混合液(各1 mg / m(2)をエタノールで1
0倍にうすめ、この液 0 、1 mQにエタノール0
.0.1,0.4.09、l 2.1 、9 m(!を
加え水で2m(l!とじたものを反応溶液(エタノール
濃度、5.10.25.67.100%)とし、HPL
Cのピーク高さおよび形状を調べた。第23図(a)は
エタノール濃度5%、第23図(b)は50%、第23
図(C)は67%のクロマトグラムである。5%と50
%はピークの高さ、形状ともほぼ同じでエタノールの影
響は認められなかったが67%ではピークはブロードで
固りになり正常なピークは得られなかった。第24図は
LTB4およびHE T E sの混合液(各1mg/
mQ)を水で5倍希釈し、直接HPLCに50μg注入
したときのクロマトグラムで、第23図(b)と比較す
るとピーク分離度は変らずエタノール50%以下ではP
CIのオンライン化はクロマトグラムに影響を与えない
ことがわかった。これはアセトニトリルを用いた場合も
同様であった。
【ろ紙の選択の実験】
ろ過面積および孔径がろ過に及はす影響を調べた。 RBL−1の50%エタノール懸濁液(5細胞×lO7
個/ m(! )をろ過速度毎分1mρで直径および孔
径の異なる硝酸セルロース、酢酸セルロース混合タイプ
のメンブランフィルタ−に通し、通過後の濁りとろ紙の
目詰りを調べた。直径13mmのろ紙は06〜0. 7
 mgで目詰りによる急激な圧力の上昇を生じた。25
mmおよび47mmでは円滑なろ過が行なわれたが、2
5mm  は1.5m(2で目詰りを生じた。また、ろ
紙の孔径が0.22μmでは0.3〜0.5 mQで目
詰りを起したが0.45μm以上では容易なろ過が行な
われた。しかし、12μmでは通過液に濁りを生じた。 次にろ紙の材質がクロマトグラムに及ぼす影響を調べた
。RBL−1の50%エタノール懸濁液(細胞5X10
7個/ mQ )を試料液とし、ろ過・濃縮装置通過後
HPLCを行った。ろ紙はいずれも孔径045〜06μ
m1直径25mmのものを用いた。また試料液を遠心分
離(250Orpm。 10分)し、上清液をコントロールとした。ろ紙は再生
セルロース型のRCの孔径045μm1ろ過面積、直径
25mmとした。水の場合ろ紙からの漏洩物はほとんど
認められなかったが、今回のように50%エタノールは
多量の漏洩物が認められた。
【精度および従来法との比較実験】
LTB4およびHTEsの混合液(各1 mg/ mQ
)をエタノールで10倍にうすめ、この液0.1  m
gにエタノール0.9m(!を加え、水で2 mQとし
たものを試料溶液とし、F’CIに注入、HPLCを行
い、得られたピーク高さからくり返し精度を求めた。次
頁の表に示したように変動係数で04〜17%と良好な
精度が得られた。また、RBL−1を用いて5リポキシ
ゲナーゼ特異的産生阻害剤2−(12−hydroxy
−dodeca−5,1O−diynyl)−3,5,
6−trimethyl −L 4− bynezoq
uinone(AA−86+)の5−リポキシゲナーゼ
の阻害を調べたところ、本性は従来法とよく一致した。 −ギト 内径4〜4.6mmのカラムを使用する逆相トIPLC
の注入量は50〜100μgが限度である。 プレカラムに試料液1 m(2注入、分析カラムに導く
方法は分離に対する悪影響が懸念されたが、第24 (
b)のように50%エタノールでも何ら影響を与えなか
った。プレカラムによる濃縮方法はHPLCに直接1 
mQ圧注入るのと同じで、これによってオンライン下、
10〜20倍の濃縮が可能になった。またくり返し精度
も良好であり、AA−861での結果も従来法とよく一
致した。
【上記本発明装置を用いてオペレーンヨンシステムに従って操作し得られたクロマトグラフと従来の用手法による場合の比較実験結果】
上記RB I −1細胞を用い、操作して得られたクロ
マトグラムと(AA−861)を10−6M添加した時
のクロマトグラムを第25図に、LTB。 およびHETEの異性体の用手法によるクロマトグラム
を第26図に示す。第25図の1,2.3.4は第26
図から帰属した。自動化法と用手法の保持時間は変わら
ないかカラム性能を現す理論段数は5−HETEで自動
化は11500(段/カラム)、用手法は8100であ
った。このように自動化法の理論段数が高いのは自動化
によりバルブ切換などの時間管理が良くなったと共に濃
縮および分析カラムに因る。繰り返し精度は変動係数で
LTB、3.5%、5−HETE、40%、と用手法の
約1/2に改良された。変動係数が改良された原因は自
動化により反応および分注などの時間が正確になり、分
注液量が正確になった事に因る。また、前処理に要する
時間は最大試料数(1次アッセイ24本、2次アッセイ
 12本、処理本数61本)で1時間12分〜1時間1
6分と用手法の1/3程度に短縮され、大幅な省時間化
が図れた。 発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明に係る自動装置
によれば、前処理工程から分析、データ処理までを自動
化しているため、省力化が図れると共に、大巾な時間の
短縮を図れ、従来の手作業と比較して1/3に短縮し、
また、分注液量などが正確になったため、測定値の精度
において、変動係数が従来の用手法に比較して1/2に
なった。 また、本装置の各部材については、下記に列挙する効果
を有する。 ■ロボットを使用して人間の手と同じように使うため、
あらゆる複雑多岐の操作に対応して行わせることが出来
、かつ操作変更に対しても簡単に対応させることが出来
る。特に、水平型多関節ロボットを用いると、スピード
が速く、精度が良く、かっ、行動範囲が広いと共に、多
目的操作法が組み立てやすい。 ■自動秤量、溶解装置ではロボットのチャックで試料管
を把持して移動する一方、自動希釈反応装置ではロボッ
トのチャックでノズルホルダーを把持して移動し、試料
管および反応管を移動しない構成としており、それぞれ
時間の短縮が図れると共に、特に、酵素反応のための時
間のスピード化が図れる。 ■各種の分注器はディンタルダイリュータ・ピペッタか
らなる自動分注器を用いているため、精度良く短時間で
溶媒の添加、希釈、採取、注入が出来る。 ■自動希釈反応装置では、ノズル内の洗浄は希釈液の注
入と同時に行なわれるため、検体毎にノズルの洗浄を行
う必要はなく、洗浄が必要な場合はノズルスタンドに洗
浄槽を一体に形成しているため、効率良く洗浄すること
が出来る。 ■自動反応装置において、反応管に予め回転子を入れて
おき、1台のマグネッチックスクーラーで撹拌するため
、多数本(64本)の反応管の撹拌を一度にすることが
出来る。 ■反応液のろ過、濃縮、HPLCへの注入が、オンライ
ン下で完全自動で行なわれるため、操作時間が大巾に短
縮できる。また、自動化により定量性が向上し、変動係
数で0.4〜17%という良好な精度が得られた。さら
に、本発明で試料液を遠心分離式ではなく、ろ過式でろ
過しており、かつ、ろ紙連続巻取式を採用しているため
に、オンライン化に適すると共に、設備費を低下するこ
とが出来る。さらに、該ろ過を行うろ紙に045μmの
ミリポアフィルターを用いるため、HPLCでのろ過が
不要となる。また、分析カラムの前に濃縮カラム付六方
バルブを通すことにより、試料液の蒸発乾固の操作を不
要とすることが出来、しかも、濃縮カラムによると、従
来より10〜20倍の濃縮が可能となり、かっ、繰り返
し精度も良好である等の種々の利点を有するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は自動秤量溶解装置の概略平面図、第2図は自動
希釈反応装置の概略平面図、第3図は自動ろ過、濃縮、
注入装置を示しくA)は正面図(B)は平面図、第4図
はロボットのチャックの拡大図で(A)は正面図(B)
は平面図、第5図は第1図のラック、ノズルおよび溶解
槽を示しくA)は平面図CB)は正面図、第6図は電子
天秤の試料架台を示しくA)は正面図(B)は側面図(
C)は平面図、第7図は第1図の装置の制御回路図、第
8図はインターフェースユニットの概略構成図、第9図
は第1図の装置の操作順序を示すブロック図、第1O図
はフローシート、第11図は第2図のラック21の拡大
図で(A)は平面図(B)は正面図、第12図(A)は
希釈分注器と採取分注器のノズルスタンドの正面図、第
12図(B)は反応液分注器のノズルスタンドの正面図
、第13図は反応槽の拡大図で(A)は平面図(B)は
正面図、第14図は保存槽の拡大図で(A)は平面図(
B)は正面図、第15図は自動希釈反応装置のシステム
の構成図、第16図は電気結線を示す図面、第17図は
操作順序を示すフローチャート、第18図はラック21
の試料管の配列を示しくA)は1次アッセイ(B)は2
次アッセイの配列を示す図面、第19図は第3図に示す
る過、濃縮、注入装置の原理図、第20図は操作パネル
の正面図、第21図はろ過、濃縮、注入装置の作動順序
を示すブロック図、第22図は各装置の動作回路図、第
23図(a)、(b)、(c)および第24図は各種試
料溶液のクロマトグラム、第25図は本装置により操作
したクロマトグラム、第26図は従来の用手法における
クロマトグラム、第27図は天秤の斜視図、第28図は
ラックの斜視図、第29図は反応槽の斜視図である。 1 ・ロボット 2 ラック 3 電子天びん4 加温
槽 5.6.7 溶媒添加装置10・・試料管 8・・
可動腕 9・チャック11 インターフェースユニット 12 ロボットコントローラ 14 コンピュータ 20 ロボット 21 ラック 22・希釈分注器 23・・採取分注器 24 反応槽 25  A、25’B、25c  反応液分注器26 
保存槽 32〜36 可撓管 32a〜36a  ノズル 27〜31・・ノズルスタンド 37・試料管38 反
応管 39 ロボットコントローラ46・採取針 47
・ンリンンポンプ 49 ろ過ユニット 50・サンプリングループ付 六方バルブ51・・ウォ
ーターポンプ 52・濃縮カラム付き六方バルブ 特許出願人  武田薬品工業株式会社 代理人弁理士 青 山 葆 ほか2名 第3図(A) 第3図(B) 箪4図(A) J、−−Jノ 寓4図(B) ゛(0) (b) (C) 一琢」1μL外」別 −う一イ呆キ自−三う一1’ji  (ろう゛)ら主 第25図 鎮) を、詩吟間(す) 様婢lL!?閤(す) 第26図 イ衣 オー4 Il#M  (4り゛ン手続補正書 特許庁長官殿   昭和62年 8月 25日1 事件
の表示 昭和 61年特許願第  174515 号3 補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住所 大阪府大阪市東区道修町2丁目27番地名称 (
293)武田薬品工業株式会社4代理人 住所 〒540 大阪府大阪市東区域見2丁目1番61
号7 補正の内容 A 明細書中、次の箇所を補正します。 (1)「特許請求の範囲」の欄を別紙の通り訂正します
。 (2)「発明の詳細な説明」の欄を下記の通り訂正しま
す。 ・第7頁第16行目 「高速液体クロマトグラム」を、 「高速液体クロマトグラフ」に訂正します。 ・第28頁第18行目 「保存層20」を、「保存層26」に訂正します。 ・第43頁第1行目から第2行目 「ハイドロキソエイコサテトラ塩酸類」を、「ハイドロ
キシエイコサテトラエン酸類」に訂正します。 ・第43頁第18行目から第19行目、および第44頁
第11行目 rHETEsの混合液」を、 rHETEsJに訂正します。 ・第44頁第12行目 rHPLcJの後に、 r(UV 240nm)Jを挿入します。 ・第45頁第1行目 「5細胞」を、「細胞5」に訂正します。 ・第46頁第7行目 rHTEsの混合液」を、 rHETEsjに訂正します。 ・第46頁第12行目 「求めた。」の次に、 「但し、LTB4の測定にはUV270nmを使用した
。」を挿入します。 ・第46頁第16行目 rbynezoquinoneJを、 [benzoquinonejに訂正します。 ・第48頁第15行目 r(AA−861)Jを、 FAA−861Jに訂正します。 B 図面中、第1図、第19図、第22図、第25図(
AXB)、第26図を別紙の通り訂正します。    
          以上特許請求の範囲 [(1)検体試料の秤量、試料への溶媒液の添加、溶媒
液による試料の溶解、溶解試料液への希釈液の添加、希
釈試料液の反応管への分注、反応管への酵素などの添加
、反応管の保存槽への移載、反応管内の反応液のろ過、
ろ液の濃縮、分析装置への注入、分析データの処理の全
工程を自動的に行うことを特徴とする酵素反応の自動分
析方法。 (2)特許請求の範囲(1)記載の方法において、上記
検体試料の秤量、溶媒液の添加、溶解は、自動ロボット
の可動腕に設けたチャックでラック内に保持されている
試料管を把持して電子天秤、溶媒走部分注器、溶解槽へ
移動し、電子天秤で試料を秤量した後、該秤量値に応じ
て予め設定された溶媒液を添加し、添加後に溶解槽に入
れて試料を溶解し、該溶解試料を投入した試料管を次工
程の反応装置に設けた希釈用ラックに移載し、上記希釈
液の添加、反応管への分注、酵素反応液の添加は、上記
希釈用ラックに保持された試料管および反応槽内に設置
したラックに保持された反応管に、希釈液分注器、採取
分注器および酵素反応液分注器の各ノズルを自動ロボッ
トのチャックで把持して移動し分注するようにし、上記
希釈用ラック内の試料管に希釈液分注器より希釈液を添
加して所定倍に希釈し、この試料管の希釈液を採取分注
器により採取して上記反応管に分注し、該反応管に酵素
および酵素反応に必要な諸因子を所定時間をあけて順次
分注して反応させ、反応終了後に、反応管をロボットで
把持して保存槽ン移載し、 上記保存槽に保持している反応管をロボットで把持して
ろ過・濃縮・注入装置に設けた反応液採取針の位置に移
載し、該採取針で反応液を採取した後に、ろ過ユニント
を通して反応液をろ過し、ろ液を濃縮用カラムに吸着し
た後、溶離液を濃縮用カラムに送給して高速液体クロマ
トグラフの分析カラムに注入し、得られたデータを処理
装置で処理するもので、 上記ロボットの作動等をコンピュータに入力したプログ
ラムに従って自動制御し、上記秤量から分析までの全工
程を自動的に行うことを特徴とする酵素反応の自動分析
方法。 (3)特許請求の範囲(1)記載の方法において、酵素
としてリポキシゲナーゼを用いることを特徴とする酵素
反応の自動分析方法。 (4)特許請求の範囲(1)記載の方法において、酵素
としてシクロオキシゲナーゼを用いることを特徴とする
酵素反応の自動分析方法。 (5)特許請求の範囲(1)記載の方法において、酵素
反応のための分注液として、リポキシゲナーゼあるいは
シクロオキシゲナーゼを含む紳胞と、アラキドン酸と、
エタノールを所定時間をあけて順次添加することを特徴
とする酵素反応の自動分析方法。 (6)検体試料の秤量、試料への溶媒の添加、溶媒液に
よる試料の溶解、溶解試料液への希釈液の添加、希釈試
料液の反応管への分注、反応管への酵素などの添加、反
応管の保存槽への移載、反応管内の反応液のろ過、ろ液
の濃縮、分析装置への注入、分析データの処理を順次自
動的に行う;支そ一特許−と−す一々酵素反応の自動分
析装置。 (7)特許請求の範囲(6)記載の装置において、上記
秤量、溶媒添加および溶解を行う装置は、自動制御され
ろロボットの異なる周囲に、多数の試料管を保持するラ
ックと、電子天秤と、溶媒定型分注器と、−溶解槽を配
置し、上記ロボットの可動腕に設けたチャックでラック
内に保持されている試料管を把持して電子天秤、溶媒液
添加装置、溶解槽へ移動する構成とし、 上記溶解した試料の希釈反応装置は、自動制御されるロ
ボットの周囲の異なる位置に、多数の試料管を保持する
希釈用ラックと、多数の反応管を保持するラックを備え
た反応槽と、希釈液分注器と、採取分注器と、酵素など
を分注する複数の分注器と、反応管を保持するラックを
備えた保存槽とを配置し、上記各分注器のノズルをロボ
ットのチャックで把持して試料管および反応管へ移動し
て分注すると共に、反応槽の反応管はロボットのチャッ
クで把持して保存槽のラックへ移載する構成とし、 上記反応液のろ過・濃縮・注入装置は、シリンジポンプ
により作動されて反応管より反応液を採取する採取針と
、採取された反応液をろ過するろ紙連続巻取式のろ過ユ
ニットと、ろ液を濃縮する濃縮カラムと、該濃縮カラム
に溶離液を送給して分析カラムに注入するバルブとを備
え、これら各装置は、ろ過、濃縮、注入がオンラインで
出来るように配置していることを特徴とする酵素反応の
自動分析装置。」 第25図 偵) 裸埼吟間(仕) 様pr和−別 第26図 蘇吟時間C分) L8. 5−HETE

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)検体試料の秤量、試料への溶媒液の添加、溶媒液
    による試料の溶解、溶解試料液への希釈液の添加、希釈
    試料液の反応管への分注、反応管への酵素などの添加、
    反応管の保存槽への移載、反応管内の反応液のろ過、ろ
    液の濃縮、分析装置への注入、分析データの処理の全工
    程を自動的に行う酵素反応の自動分析方法。
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載の方法において、上記
    検体試料の秤量、溶媒液の添加、溶解は、自動ロボット
    の可動腕に設けたチャックでラック内に保持されている
    試料管を把持して電子天秤、溶媒定量分注器、溶解槽へ
    移動し、電子天秤で試料を秤量した後、該秤量値に応じ
    て予め設定された溶媒液を添加し、添加後に溶解槽に入
    れて試料を溶解し、該溶解試料を投入した試料管を次工
    程の反応装置に設けた希釈用ラックに移載し、上記希釈
    液の添加、反応管への分注、酵素反応液の添加は、上記
    希釈用ラックに保持された試料管および反応槽内に設置
    したラックに保持された反応管に、希釈液分注器、採取
    分注器および酵素反応液分注器の各ノズルを自動ロボッ
    トのチャックで把持して移動し分注するようにし、上記
    希釈用ラック内の試料管に希釈液分注器より希釈液を添
    加して所定倍に希釈し、この試料管の希釈液を採取分注
    器により採取して上記反応管に分注し、該反応管に酵素
    および酵素反応に必要な諸因子を所定時間をあけて順次
    分注して反応させ、反応終了後に、反応管をロボットで
    把持して保存槽へ移載し、 上記保存槽に保持している反応管をロボットで把持して
    ろ過・濃縮・注入装置に設けた反応液採取針の位置に移
    載し、該採取針で反応液を採取した後に、ろ過ユニット
    を通して反応液をろ過し、ろ液を濃縮用カラムに吸着し
    た後、溶離液を濃縮用カラムに送給して高速液体クロマ
    トグラフの分析カラムに注入し、得られたデータを処理
    装置で処理するもので、 上記ロボットの作動等をコンピュータに入力したプログ
    ラムに従って自動制御し、上記秤量から分析までの全工
    程を自動的に行うことを特徴とする酵素反応の自動分析
    方法。
  3. (3)特許請求の範囲(1)記載の方法において、酵素
    としてリポキシゲナーゼを用いることを特徴とする酵素
    反応の自動分析方法。
  4. (4)特許請求の範囲(1)記載の方法において、酵素
    としてシクロオキシゲナーゼを用いることを特徴とする
    酵素反応の自動分析方法。
  5. (5)特許請求の範囲(1)記載の方法において、酵素
    反応のための分注液として、リポキシゲナーゼあるいは
    シクロオキシゲナーゼを含む細胞と、アラキドン酸と、
    エタノールを所定時間をあけて順次添加することを特徴
    とする酵素反応の自動分析方法。
  6. (6)検体試料の秤量、試料への溶媒の添加、溶媒液に
    よる試料の溶解、溶解試料液への希釈液の添加、希釈試
    料液の反応管への分注、反応管への酵素などの添加、反
    応管の保存槽への移載、反応管内の反応液のろ過、ろ液
    の濃縮、分析装置への注入、分析データの処理を順次自
    動的に行う酵素反応の自動分析装置。
  7. (7)特許請求の範囲(6)記載の装置において、上記
    秤量、溶媒添加および溶解を行う装置は、自動制御され
    るロボットの異なる周囲に、多数の試料管を保持するラ
    ックと、電子天秤と、溶媒定量分注器と、超音波発振装
    置付の溶解槽を配置し、上記ロボットの可動腕に設けた
    チャックでラック内に保持されている試料管を把持して
    電子天秤、溶媒液添加装置、溶解槽へ移動する構成とし
    、上記溶解した試料の希釈反応装置は、自動制御される
    ロボットの周囲の異なる位置に、多数の試料管を保持す
    る希釈用ラックと、多数の反応管を保持するラックを備
    えた反応槽と、希釈液分注器と、採取分注器と、酵素な
    どを分注する複数の分注器と、反応管を保持するラック
    を備えた保存槽とを配置し、上記各分注器のノズルをロ
    ボットのチャックで把持して試料管および反応管へ移動
    して分注すると共に、反応槽の反応管はロボットのチャ
    ックで把持して保存槽のラックへ移載する構成とし、 上記反応液のろ過・濃縮・注入装置は、シリンジポンプ
    により作動されて反応管より反応液を採取する採取針と
    、採取された反応液をろ過するろ紙連続巻取式のろ過ユ
    ニットと、ろ液を濃縮する濃縮カラムと、該濃縮カラム
    に溶離液を送給して分析カラムに注入するバルブとを備
    え、これら各装置は、ろ過、濃縮、注入がオンラインで
    出来るように配置していることを特徴とする酵素反応の
    自動分析装置。
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