JPS6329253A - 自動希釈反応装置 - Google Patents

自動希釈反応装置

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JPS6329253A
JPS6329253A JP17451786A JP17451786A JPS6329253A JP S6329253 A JPS6329253 A JP S6329253A JP 17451786 A JP17451786 A JP 17451786A JP 17451786 A JP17451786 A JP 17451786A JP S6329253 A JPS6329253 A JP S6329253A
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JP
Japan
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reaction
robot
tube
dispenser
dilution
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Pending
Application number
JP17451786A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Amano
天野 利夫
Isuke Imada
今田 伊助
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動希釈反応装置に関し、詳しくは、アラキ
ドン酸カスケードのりポキシゲナーゼ系およびンクロオ
キノゲナーゼ系に対する作用物質のアッセイを測定の自
動化により必要最少限の労力で各種化合物について実施
して活性データを提供し、2次スクリーニング化合物の
選択の資料とすることを目的とした酵素反応自動分析シ
ステムにおいて、反応分析の前処理として行なわれる検
体試料の希釈および反応操作を自動化するものである。
〜3〜 従来の技術 生化学分野において、酵素反応に対する諸種の物質の作
用を分析することは、生体に対する作用物質の1次スク
リーニングとして、また、作用機序の解明に極めて重要
なことである。特に、作用物質の探索においては、一定
の酵素反応に対し多数の検体の作用を分析する必要があ
る。
一般に自動分析システム(ラボオート)は、試料の前処
理、分析およびデータ処理・解析に分けられる。従来か
らラボオートと言えば自動分析、データ処理・解析を指
し、前処理は方法が複雑、多岐なことから余り導入され
ていなかった。
そのため、前処理工程で行う必要のある操作、例えば、
試料の希釈、反応管へのサンプリングおよび反応液の分
注などが用手的手法で行っており、かつ、これら操作が
繁雑であるため、時間がかかり非能率となる問題がある
と共に、定量性を低下させて測定精度に問題があった。
そのため、前処理の自動化が試みられており、該自動前
処理の方法は、フローシステムとディスクリートシステ
ムに分けられ、ディスクリートシステムはターンテーブ
ルシステム、チェインシステム、およびロボットシステ
ムに分けられる。
上記フローシステムはシステムの組み立ては易しいが方
法の変更、追加およびパラレルな分析への対応は難かし
いため、殆ど採用されていない。
ターンテーブルシステムは前処理の一部として試料採取
、ろ過などに採用されている程度で、システム全体には
分析方法が簡単な場合は低コストでできるが、複雑なシ
ステムには対応できないため、余り採用されていない。
チェインシステムは分析方法の変更には対応できにくい
こと、放置時間が長くなるとチェインを長くしなければ
ならず、システム全体が大きくなる欠点がある。
上記各システムは問題を有するのに対して、ロボットシ
ステムは、ロボットを人間の手と同じように使うため、
あらゆる操作に対応しやすいこと、分析方法の変更に対
して簡単に対応できること、コンピューターの接続が容
易なことなどの長所があり、よって、本発明者はロボッ
トシステムを用いて、酵素反応分析システムにおける上
記前処理装置の自動化を試みた。
発明の目的 上記のように、本発明は、ロボットシステムを用いて前
処理を自動化し、試料の希釈、反応管へのサンプリング
および反応液分注を自動化し、分析システムを前処理工
程も含めて完全自動化して、効率化、省力化および定量
性の向上を図るものである。
発明の構成 上記した目的を達成するために、本発明は、自動ロボッ
トの周囲の異なる位置に、複数本の試料管を保持するラ
ックと、希釈分注器と、採取分注器と、複数本の反応管
を槽内に配置している反応槽と、反応液分注器とを配置
し、上記各分注器には夫々可撓管を介してノズルを取り
付け、これらノズルを上記ロボットの動作範囲内に設け
たノズルスタンドに着脱自在に載置し、上記ロボットの
可動腕(アーム)に設けたチャックで上記各ノズルを自
在に把持させてラック内の試料管あるいは反応槽内の反
応管の開口に移動させるようにし、上記ロボットをコン
トローラで動作して、希釈分注器からラック内の試料管
に希釈液を分注すると共に、上記採取分注器で試料管か
ら希釈試料を採取して反応槽内の反応管に分注し、該反
応槽内の希釈試料に上記反応液分注器から反応液、例え
ば、酵素液である細胞、アラキドン酸、エタノールなど
を所定時間あけて順次添加して反応させるように構成し
たことを特徴とする自動希釈反応装置を提供するもので
ある。
失鬼桝 以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明する
第1図憾示すように、ワークステーションSの後側中心
位置に自動ロボット1を配置し、該ロボット1の動作範
囲内の異なる周囲に左側方より前方へ左回りに、原液希
釈用のラック2)希釈分注器3、採取分注器4、反応槽
5、反応液分注器6.7.8、および保存槽9を配置し
ている。また、各分注器3.4.6.7.8の側方には
それぞれノズルスタンド10.11、I2.13.14
を設置し、上記各分注器3.4.6.7.8に接続した
可撓管3A、4A、6A、7A、8Aの先端に一体に形
成したノズル3B、4B、6B、7B。
8Bを着脱自在に保持している。これらノズル3B〜8
BにはノズルホルダーI9を嵌合し、上記ロボット1の
アームlAの先端に設けたチャックIBでノズルホルダ
ー19を把持してラック2内の試料管15あるいは上記
反応槽5内の反応管16の開口部に移動出来るようにし
ている。また、ワークステーションSにはロボット1の
動作範囲外にロボットコントローラ17を配置し、該ロ
ボットコントローラ17でロボット1を自動制御してい
る。
上記ロボットlとしては、円筒座標、極座標、直角座標
、多関節等が用いられるが、本実施例では水平多関節型
精密組立ロボット1を用いている。
該ロボットlのワーク範囲は半径800mm、高さ30
0mmの円筒状で、第1関節および第2関節(X1l− Y軸)、第3関節(Z軸)、第4関節(θ軸)を同時制
御出来、可搬重量はスピード75/+00でIOkg、
位置の再現性は士Q、05mmである。
本ロボット1はスピードが速いと共に行動範囲が広く、
かっ、精度が良いと共に多目的に操作が組み立て易い等
の利点を有するものである。該ロボット1はロボットコ
ントローラ17により動作してアームIAを所定位置へ
移動し、該位置でチャックIBの開閉作動を行うもので
ある。該チャックlBは第2図に示すように、チャック
IBに取り付けたフィンガーICで反応管I6の上側部
を着脱自在に把み、反応管16の運搬を行わせている。
尚、フィンガーICは反応管16をつかんだ際に反応管
16に衝撃を与えないようにポリウレタンで形成してい
る。また、該チャックIBで把持して移載する物体の玉
虫は直径12mmに限定し、フィンガーICは全開で2
4mmとしており、上記試料管15、反応管I6および
ノズルホルダー19は同径としている。
上記原液希釈用のラック2は第3図に示す構造で、試料
管立てはロボットIの教示を考え、直径12mmの穴が
縦8列、横8列を25mmのピンチで並べた。尚、反応
槽5および保存槽9内のラックも同様の構造である。該
ラック2に支持される試料管15の一部は試料溶液を投
入したものであり、他は空の試料管である。
上記希釈分注器3は、ディジタルダイリュータ・ピペッ
タを用いており、8ビツトのマイクロプロセッサ−の制
御による2シリンノ方式で、原点検出、自己洗浄、自己
診断、空気層作成機能を持ち、容量範囲、試料側5〜2
50μ夕、試薬側005〜999mρである。精度はシ
リンジフル容量の±1%、動作速度は1mCのンリンジ
を使用した場合、ハーフサイクル3秒、2.5++++
2のノリンジは同じく5秒である。
該分圧器3から試料管15へ希釈液を送る可撓管3Aは
テフロンデユープ(長さ2m、内径1 mm)を直径1
0mmのコイル状にしたもので、該チューブの先端にノ
ズル3Bを形成し、可撓管とノズルとを一体としている
。該ノズル3Bには、先端から100mmのところに直
径12mm、高さ70mmの円筒状の上記テフロン製ノ
ズルホルダーI9を嵌合固定し、伸縮時のたわみを防止
すると共に注入精度を確保している。
上記採取分注器4、反応液分注器6.7.8および夫々
に連結した可撓管4A〜8A、ノズル4B〜8B、各ノ
ズルホルダー19は、上記希釈分注器3と同じ構造であ
る。
上記希釈分注器3および採取分注器4のノズル3B、4
Bを着脱自在に保持するノズルスタンド10.11には
、第4図に示すように、ノズル3B、4Bを洗浄する洗
浄槽10a、llaを設けており、採取終了毎にノズル
の先端を浸して外側を洗浄するようにしている。ノズル
内部の洗浄は希釈液の注入と同時に行わせるため、検体
毎に行う必要はない。
一方、反応液分注器6.7.8のノズル6B。
7B、8Bは洗浄する必要がないので、そのノズルスタ
ンド12.13.14には第5図に示すように洗浄槽は
設けていない。
上記反応槽5は第6図(AXB)に示す構造としており
、下段に循環噴流式恒温水循環装置20を備えている。
該装置20は室温+5°C〜60°C(ヒータ400W
)の間をサーミスターON10 F F’方式で0.1
 ’Cの温度制御精度を持つ噴流式恒温水を循環させる
ものである。また、反応槽5の中段にマグネチックスタ
ーテ21を備え、上段に恒温水槽22を配置し、該恒温
水槽22内を実施例では37℃に保持している。この恒
温水槽22内に上記ラック2と同様なラック23を配置
している。
また、恒温水槽22内には発泡スチロール製のフロート
型液面検知器(図示せず)を取り付けており、槽中の液
が少なくなると発泡スチロールが降下し、その下に取り
付けたマイクロスイッチでアラームが働き、ロボット1
を停止するようにしている。
該反応槽5に設置するラック23に縦横並列に立てた反
応管16は試料管15と同一径、即ち12mmに設定し
ている。これら反応管16には予め直径5mmの回転子
(マグネチックスクーラーバー)を入れており、径20
cmの磁石を備えたマグネチック−11〜 スターテ−21によってつづみ形の撹拌が生じるように
しており、1台のスターラーで64本の撹拌が同時に出
来るようにしている。また、本反応槽はヒータを使用し
ているために任意の温度に設定できる温度暴走防止装置
を取り付けており、本実施例では37℃に保持している
上記保存槽9は第7図(AXB)に示す構造であり、温
度範囲が一10°C〜室温、冷却能力が約120 kc
al/h、液体膨張式の温度調節器を持った冷水循環機
クールポンプによって液体を循環させている。また、任
意の温度に設定出来る過熱・適冷防止装置を安全装置と
して取り付けており、本実施例では0℃としている。該
冷却槽24内に上記ラック2と同様なラック25を配置
した構成で、該冷却槽内に設定温度に保持した冷却水を
循環させて任意の温度に保持している。また、恒温水槽
24内には、発泡スチロール製のフロート型液面検知器
(図示せず)を取り付けており、槽中の液が少なくなる
と発泡スチロールが降下し、その下に取り付けたマイク
ロスイッチでアラームが働き、ロボット11を停止する
ようにしている。
尚、本自動希釈反応装置のワークステンヨンと同列に、
反応液のろ過、濃縮、分析装置(HPLC)への注入を
オンラインで行うろ過、濃縮、注入装置(PCI)を設
置し、保存槽9で保存している反応管16をロボットl
で上記PCIに移載するようにしている。
本発明の自動希釈反応装置のシステムの構成は第8図に
示す通りであり、ロボットlはロボットコントローラ1
7をシーケンサ−30に接続している。上記分注器3.
4.6.7.8、反応槽5、保存槽9およびPCI、H
PLC,安全対策用のドアースイッチ、温度監視装置、
液面検知器もシーケンサ−30に接続している。電気結
線は第9図に示す通りである。
本装置の動作は第10図のフローチャートに示す通りで
あり、分析方法は粗査の1次アッセイと、精査の2次ア
ッセイの2法がある。
次に、本装置による操作を、酵素としてリポキンゲナー
ゼを用いた場合において説明する。
上記リポキンゲナーゼとして、ラット好塩基性白血病細
胞(RBL−1)を用いる。各RBL−1は、10%ウ
ソ胎児血清を含むRPM−1640培養液中で培養した
細胞を洗浄後、生理食塩水に懸濁シ、■×107細胞/
m(2として調製、している。
該細胞懸濁液を上記反応液分注器6から添加すると共に
、分注器7からはアラキドン酸及びカルシウムイオノフ
オア(A−23187)を、分注器8からはエタノール
を添加するようにしている。また、希釈分注器3からは
ジメチルホルムアミド(DMF)を分注するようにして
いる。
操作開始時、ロボット1のアームIAはロボットコント
ローラ17で原点に戻される。以後、ロボットlの操作
はロボットコントローラ17でなされる。また、各分注
器3〜8が作動し、予めそれぞれのボトルに充てんした
薬液がシリンダーおよび可撓管に満たされる。
■まず、試料の希釈操作を行う。即ち、ロボット1のチ
ャックIBで希釈分注器3のノズル3Bのノズルホルダ
ー19をつかみ、ノズル3Bを移動して第11図に示す
ラック2内の試料溶液15A−足糸を希釈分注器3で吸
い上げ、空の試料管15B内に希釈分注器3から希釈液
を分注する。
図中、+50はコントロール用の試料管である。
該希釈操作において、1次アッセイ、2次アッセイを選
択し、試料本数を入力すると上記のようにロボットlが
作動する。ラック2には試料管15が最高63本並べら
れるが4回に1回の割合でコントロールの分析を行うた
め、1サイクル当たりの検体数は第1I図(A)に示す
1次アッセイ24本、第11図(B)に示す2次アッセ
イ12本であり、希釈は1次アッセイ、10倍、2次ア
ッセイ、10倍、100倍、1000倍の多段希釈法を
採用した。分注器3はサンプル側、シリンジ+00μρ
、吸引量100μg、リージェント側、Volモード、
シリンジ1mg、吸引1it0.9mgに設定した。
■試料採取を上記希釈終了後に行う。即ち、採取分注器
4のノズル4BのホルダーI9をロボットlのチャック
lBでつかみ、ラック2内の希釈終了後の試料管15か
ら希釈試料をそれぞれ10μρ採り、反応槽5内のラッ
クに並んだ空の反応管16内に分注する。該工程で採取
分注器4はサンプル側、シリンジ50μρ、吸引量lo
μρ、リージェント側Volモード、シリンジ1m12
)吸引量0.1mgに設定している。この方法は試料が
吐出した後にリージェントが吐出されるので可撓管の洗
浄が完全に行える。可撓管の外側はノズルスタンド11
に設けた洗浄槽11aにサンプリング終了毎、可撓管の
先端を浸して洗浄する。
該分注後にマグネチックスターラ−21で予め反応管I
6内に入れている回転子を回転して反応管16内の希釈
試料を撹拌する。
■次に、細胞懸濁液の添加を行う。即ち、分注器6のノ
ズル6Bのホルダー19をロボット1のチャックlBで
つかんで反応槽5内の各々反応管16の開口に移動し、
反応管16内の上記調製したRBL−1細胞懸濁液を1
m12添加するもので、分注器6はサンプル側0、リー
ジエント側、Volモード、シリンジ2 、5 mQ、
シリンジ容量1m(。
容量04に設定している。尚、細胞を分注する直前にコ
ントローラのタイマーが5分にセットされ予備反応が用
意され、上記細胞@濁液を分注して5分間予備反応をさ
せる。
■次に、アラキドン酸の添加を行う。上記タイマーがゼ
ロになると(予備反応が終了)、次の反応のため再びタ
イマーが15分にセットされ、同時にアラキドン酸の分
注を開始する。即ち、分注器7のノズル7Bのホルダー
19をロボット1でつかんで反応管16の開口に移動し
、アラキドン酸50μg+ca2f−カルシウムイオノ
フオア(A−23187) 1 mg/ I 00 t
t (lを分注する。この時の分注器7はサンプル側0
、リージェント側、Volモード、シリンジ250μg
1 シリンジ容fi1mK!、容量0 、4 mQに設
定し、0.1m12(0,25mg×04)を分注する
■次に、エタノールの添加を行う。15分経過して上記
タイマーがゼロになると(反応が終了)、反応停止のた
めにエタノール1mffを分注する。即ち、分注器8の
ノズル8Bをロボット1のチャックIBでつかんで反応
管16の開口に移動し、GEDTAlmgを含有する9
2%エタノール1.2m(を分注する。この時、分注器
8はサンプル側01リージエント側、Volモード、シ
リンジ2.5mL2)シリンジ容量1m(7、容量0゜
4に設定している。
■処理液保存を上記反応終了後に行う。即ち、反応槽5
内の反応管16をロボット1のチャックIBでつかみ、
保存槽9に移載し、反応液を保存する。
上記RBL−1細胞を用い、操作して得られたクロマト
グラムと5リポキシゲナーセ特異的産生阻害剤2−(1
2−hydroxy−dodeca −5,10−di
ynyl)−3,5,6−trimethyl −1,
4−bynezoquinonl(AA−861)を1
0−6M添加した時のクロマトグラムを第12図に、ロ
イコトリエンB4(L T B 、)およびハイドロキ
シエイコサテトラ塩酸(HETE)の異性体の用手法に
よるクロマトグラムを第13図に示す。第12図の1.
2.3.4は第13図から帰属した。自動化法と用手法
の保持時間は変わらないかカラム性能を現す理論段数は
5−HETEで自動化は11500(段/カラム)、用
手法は8100であった。このように自動化法の理論段
数が高いのは自動化によりバルブ切換などの時間管理が
良くなったことなどに因る。繰り返し精度は変動係数で
LTB、3.5%、5−HETE4.1%、と用手法の
約1/2に改良された。変動係数が改良された原因は自
動化により反応および分注などの時間が正確になり、分
注枝糸が正確になった事に因る。また、前処理に要する
時間は最大試料数(1次アッセイ24本、2次アッセイ
12本、処理本数61本)で1時間12分〜1時間16
分と用手法の1/3程度に短縮され、大幅な省時間化が
図れた。上記操作はRBL−1細胞を用いてリボキノゲ
ナーゼ反応を分析するものであるが、ノクロオキシケナ
ーゼ反応を分析する場合は、上記RBL−1細胞に代え
て、ラット血小板を用いる。該ラット血小板は32%ク
エン酸ナトリウムを用いて、ラット腹部大動脈より血液
を採取し、室温にて遠心分離し、血小板濃度かlXl0
9細胞/m(lになるように調製したものである。
上記シクロオキシゲナーゼ反応を分析する場合も、上記
リポキンゲナーゼ反応を分析する場合と同様であり、上
記調製した血小板を分注器6から反応管16に添加する
ものである。即ち、反応管16内の10μgの希釈試料
に対して、0.25mgの血小板を添加し、5分間予備
反応後、アラキドン酸125μg/25μgを分注器7
より添加し、15分間反応を行い、ついで、エタノール
1.0m(7を分注器8より分注して反応を止めている
尚、本反応に用いられる酵素はいずれであってもよいが
、特に、その酵素反応の基質や生成物が微塁で生体反応
を示すものが好ましい。例えば、生成物がロイコトリエ
ン類、プロスタグランジン類、トロンボキサン類である
上記リポキシゲナーゼやシクロオキシゲナーゼが好まし
い。これら酵素類は精製された酵素標品が用いられるこ
とは言うもでもないが、上記実施例に記載したような生
体細胞そのものであってもよい。
発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明に係る自動装置
によれば、希釈、採取、反応液添加および保存槽への移
載を自動化しているため、省力化が図れると共に、分注
器のノズルをロボットでつかんで移動して試料管および
反応管へ分注する方式を採用しており、かつ、該ロボッ
トとしてスピードの速い水平型多関節ロボットを用いて
いるため、大巾な時間の短縮を図ることが出来る。具体
的には、従来の手作業と比較して1/3に短縮した。ま
た、分注液量が正確になったため、測定値の精度におい
て、変動係数が従来の用手法に比較して1/2になった
また、本装置の各部材については、下記に列挙する効果
を有する。
■ロボットとして水平型多関節ロボットを用いているた
め、スピードが速く、精度が良く、かつ、行動範囲が広
いと共に、多目的に操作が組み立てやすい。
■一連の操作は全てロボットのチャックでノズルホルダ
ーを把持して移動し、試料管および反応管を移動しない
ため、酵素反応のための時間のスピード化が図れる。
■分注器はディジタルダイリュータ・ピペッタからなる
自動分注器を用いているため、精度良く短時間で希釈、
採取、注入が出来る。
■ノズル内の洗浄は希釈液の注入と同時に行なわれるた
め、検体毎にノズルの洗浄を行う必要はない。
■反応管に予め回転子を入れておき、1台のマグネチッ
クスクーラーで撹拌するため、多数本(64本)の反応
管の撹拌を一度にすることが出来る。
■反応槽および保存槽は任意の温度に容易に設定できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略平面図、第2図はロボットのチャ
ックの拡大図で(A)は正面図(B、)は平面図、第3
図はラック2の拡大図で(A)は平面図(B)は正面図
、第4図は希釈分注器と採取分注器のノズルスタンドの
正面図、第5図は反応液分注器のノズルスタンドの正面
図、第6図は反応槽の拡大図で(A)は平面図(B)は
正面図、第7図は保存槽の拡大図で(A)は平面図(B
)は正面図、第8図は本装置のソステムの構成図、第9
図は電気結線を示す図面、第10図は操作順序を示すフ
ローチャート、第11図はラック2の試料管の配列を示
しくA)は1次アッセイ(B)は2次アッセイの配列を
示す図面、第12図は本装置により操作したクロマトグ
ラム、第13図は従来の用手法におけるクロマトグラム
である。 1 ロボット IA・・可動腕 IB ・チャック2・
ラック 3・・希釈分注器 4 採取分圧器5・・反応
槽 6.7.8 反応液分注器9 保存槽 3A、4A、6A、7A、8A  可撓管3B、4B、
6B、7B、8B・ノズル10.11.12.13.1
4 ノズルスタンド15 試料管 16 反応管 17 ロボットコントローラ 19 ノズルホルダー 特許出願人  武田薬品工業株式会社 のQ 第11図 (B)    、5C 鎮) 裸埼時間じす) o         10        2゜4婢P
t閤(妙) 手続補正書 特許庁長官殿   昭和62年 8月25日1 事件の
表示 昭和 61年特許願第  174.517 号3、 補
正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 大阪府大阪市東区道修町2丁目27番地名称 (
293)武田薬品工業株式会社4代理人 住所 〒540 大阪府大阪市東区域見2丁目1番61
号明細書・「特許請求の範囲」、「発明の詳細な説明」
の欄。 図面第12図(AXB)、第3ダFで、−八 7、補正の内容 A、明細書中、次の箇所を補正します。 (1)「特許請求の範囲」の欄を別紙の通り訂正しまず
。 (2)「発明の詳細な説明」の欄を下記の通り訂正しま
ず。 ・第15頁第2行目 「各RBL−IJを、 「該RBL−IJに訂正しまず。 ・第16頁第1行目 [試料溶液1.5AJを、 「試料溶液15Aの」に訂正しまず。 ・第18頁第10行目 rca’f−Jを削除しまず。 ・第19頁第14行目 rbynezoquinonl Jを、rbenzoq
uinoneJに訂正します。 ・第19頁第16行目第17行目 「ハイドロギンエイコザテトラ塩酸」を、「ハイドロギ
ンエイコザテトラエン酸」に訂正します。 86図面中、第12図(AXB)と第13図を別紙の通
り訂正します。 以上 特許請求の範囲 [(1)自動ロボットの周囲の異なる位置に、複数本の
試料管を保持するランクと、希釈分注器と、採取分圧器
と、複数本の反応管を槽内に配置している反応槽と、ノ
ズル洗浄槽とを配置し、上記各分注器には夫々可撓管を
介してノズルを取り付け、これらノズルを上記ロボット
の動作範囲内に設けたノズルスタンドに着脱自在に載置
し、上記ロボットの可動腕に設けたチャックで上記各ノ
ズルを自在に把持させてノズル洗浄槽およびラック内の
試料管あるいは反応槽内の反応管の開口に移動させるよ
うにし、 かっ、上記希釈分注器からラック内の試料管に希釈液を
分注すると共に、上記採取分圧器で試料管から希釈試料
を採取して反応槽内の反応管に分注し、該反応槽内の希
釈試料に上記反応液分注器から反応液を分注するように
上記ロボットを自動制御するコントローラを設けたこと
を特徴とする自動希釈反応装置。 (2)特許請求の範囲(1)記載の装置において、上記
ロボットの周囲に保存槽を設け、上記反応槽での反応終
了後に反応管を上記ロボットのチャックで把持して保存
槽へ移す構成としたことを特徴とする」希釈反応装置。 (3)特許請求の範囲(1)記載の装置において、上記
自動ロボットとして水平型の多関節ロボットを用いたこ
とを特徴とする自動希釈反応装置。 (4)特許請求の範囲(1)記載の装置において、上記
各分注器としてディジタルダイリュータ・ピペッタを用
いると共に、連結する可撓管としてコイル状のテフロン
チューブを用い、該チューブの先端にノズルを一体に形
成していることを特徴とする自動希釈反応装置。 (5)特許請求の範囲(1)記載の装置において、上記
反応槽としてマグネチックスターラ付きの植機を用いる
ことを特徴とする自動希釈反応装置。 (6)特許請求の範囲(1)記載の装置において、反応
液分注器は種類の異なる反応液の分注器を複数個設け、
所定時間をあけて1つの反応管に順次種類の異なる反応
液を注入して複数種類の反応を生じさせる構成としたこ
とを特徴とする自動希釈反応装置。 (7)特許請求の範囲(6)記載の装置において、上記
反応液として少なくとも酵素液を用いることを特徴とす
る011希釈反応装置。」 第13図 −j」1片1に力

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動ロボットの周囲の異なる位置に、複数本の試
    料管を保持するラックと、希釈分注器と、採取分注器と
    、複数本の反応管を槽内に配置している反応槽と、ノズ
    ル洗浄槽とを配置し、上記各分注器には夫々可撓管を介
    してノズルを取り付け、これらノズルを上記ロボットの
    動作範囲内に設けたノズルスタンドに着脱自在に載置し
    、上記ロボットの可動腕に設けたチャックで上記各ノズ
    ルを自在に把持させてノズル洗浄槽およびラック内の試
    料管あるいは反応槽内の反応管の開口に移動させるよう
    にし、 かつ、上記希釈分注器からラック内の試料管に希釈液を
    分注すると共に、上記採取分注器で試料管から希釈試料
    を採取して反応槽内の反応管に分注し、該反応槽内の希
    釈試料に上記反応液分注器から反応液を分注するように
    上記ロボットを自動制御するコントローラを設けたこと
    を特徴とする自動希釈反応装置。
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載の装置において、上記
    ロボットの周囲に保存槽を設け、上記反応槽での反応終
    了後に反応管を上記ロボットのチャックで把持して保存
    槽へ移す構成としたことを特徴とする上記希釈反応装置
  3. (3)特許請求の範囲(1)記載の装置において、上記
    自動ロボットとして水平型の多関節ロボットを用いたこ
    とを特徴とする検体の自動秤量および溶解装置。
  4. (4)特許請求の範囲(1)記載の装置において、上記
    各分注器としてディジタルダイリュータ・ピペッタを用
    いると共に、連結する可撓管としてコイル状のテフロン
    チューブを用い、該チューブの先端にノズルを一体に形
    成していることを特徴とする自動希釈反応装置。
  5. (5)特許請求の範囲(1)記載の装置において、上記
    反応槽としてマグネチックスターラ付きの溶解槽を用い
    ることを特徴とする自動希釈反応装置。
  6. (6)特許請求の範囲(1)記載の装置において、反応
    液分注器は種類の異なる反応液の分注器を複数個設け、
    所定時間をあけて1つの反応管に順次種類の異なる反応
    液を注入して複数種類の反応を生じさせる構成としたこ
    とを特徴とする自動希釈反応装置。
  7. (7)特許請求の範囲(6)記載の装置において、上記
    反応液として少なくとも酵素液を用いることを特徴とす
    る上記希釈反応装置。
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