JPS63291939A - スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

スチレン系樹脂組成物

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JPS63291939A
JPS63291939A JP12734987A JP12734987A JPS63291939A JP S63291939 A JPS63291939 A JP S63291939A JP 12734987 A JP12734987 A JP 12734987A JP 12734987 A JP12734987 A JP 12734987A JP S63291939 A JPS63291939 A JP S63291939A
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resin
styrene
styrenic
resin composition
parts
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JP12734987A
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Hiroaki Yamaoka
弘明 山岡
Takeshi Watanabe
武 渡辺
Mitsuru Nakagawa
満 中川
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Mitsubishi Kasei Polytec Co
Original Assignee
Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は、スチレンip、t#f脂組成物に関する。さ
らに詳しくは、溶融状態にしで成形する際に、溶融状態
の樹脂と接触する成形機部品を腐食したり、または摩耗
したりする欠点を着しく減少させたスチレン系樹脂組成
物に関するものである。
[従来の技術j ABS樹脂で代表されるスチレン系樹脂は、優れた機械
的性質、電気的性質、耐薬品性および成形加工性をもつ
、安価な汎用熱可塑性樹脂である。
このスチレン系樹脂は、その製造方法が多岐にわたって
おり、単量体類を重合させる際に多様な重介助削が使用
されるし、重合させて得たスチレン系重合体には、いわ
ゆる加工助剤が配合されることが多く、溶融状態におい
て成形品とされるものには、種々の助剤類を含んでいる
従来、ある種のスチレン系樹脂を原料とし、これを溶融
させてベレットにしたり、目的の成形品とするための成
形振作を艮時闇#X&1すると、スクリュー、シリング
−、ノズル、ダイスまたは金型等の、溶融状態にある樹
脂と接触する成形機部品が、着しく腐食または摩耗する
ということが知られていた6通常、成形機は非常に^価
であるので、成形用のスチレン系樹脂では、成形機部品
の腐食または摩耗の原因となる成分を、極力除去するか
または添加しないように配慮されてきた。
例えば、重合工程中にスチレンi重合体に含有される助
剤類の除去のため、重合工程後に精製および洗浄工程が
付加されるのが普通であり、この精製および洗浄工程に
は相当のコストおよび労力が掛かる。また、重合工程終
了後に添加される加工助剤の中には、スチレン系樹脂に
添加し、その樹脂を溶融させて成形に供し長時1I11
成形を継続すると、成形機部品を腐食する原因となるた
め、使用が制限されるものがあった。
従来、成形機部品の腐ttまたは摩耗の原因となるスチ
レン系樹脂に含まれるこれらの成分は、酸性物質が主体
であると考えられていた。このため、酸性物質を中和す
るための塩基性物質を添加したり、または反応してマス
キングする物質を添加する方法がとられてきた。
しかし、本発明者らの実験によれば、常温においては成
形Win品の腐食または摩耗を起こさないような物質が
、成形機内で溶融状態にあるスチレン系樹脂に高温高圧
下で混練されると、予想もされなかった程激しい成形機
部品の腐食や摩耗を生起することが分った。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明者らは、特定の成分を含むスチレン系樹脂を溶融
させで成形する際に生ずる成形機部品の腐食または摩耗
を解決することを0的として、鋭意研究を重ねた結果、
本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、溶融状態にして0的の成形品を成
形する際に、溶融状態の樹脂と接触する成形機部品を腐
食したり、または摩耗したりする欠点を着しく減少させ
たスチレン系樹脂組成物を、提供しようとするものであ
る。
r問題点を解決するための手段1 本発明の第1発明の要旨とするところは、硫酸エステル
基末端をもつスチレン系重合体20重1%以上を含むス
チレン系樹脂100重を部あたり、0.02〜0.5重
1部の9.10−ノヒドa −9−オキサ−10−ホス
777エナンスレンー10−オ岬サイドが配合されてな
ることを特徴とするスチレン系樹脂組成物に存する。
また、本発明の第2発明は、高級脂肪酸および/または
これらの金属塩、塩化物、リン酸および/またはこれら
の金属塩より選ばれた1種以」1を含み、かつ、硫酸エ
ステル基末端をもつスチレン系重合体20ffl量%以
」−を含むスチレン系樹脂100重′?1部あたり、0
.02〜0.5重を部の9゜10−ジヒドロ−9−オ今
す−10−ホス777エナンスレンー10−オキサイド
が配合されてなることを特徴とするスチレン系樹脂組成
物を要旨とする。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に係るスチレン系#(脂M成物に含まれる硫酸エ
ステル基末端をもつスチレンi重合体とは、硫酸エステ
ル基が重合体の末端に結合しているスチレン系の単独重
合体、共重合体またはグラフト共重合体をいう、スチレ
ン系重合体の末端に結合している硫酸エステル基は、熱
安定性がよ(ないので、スチレン系重合体を加熱溶融し
たとき分解して、亜硫11Illfス本たは硫酸ガス等
の酸性ガスを発生する。これらの酸性ガスの発生量が、
一定量以−ヒになると成形機部品を腐食または摩耗する
原因となる。
スチレン系重合体の末端に結合している硫酸エステル基
は、スチレン1PS樹脂またはスチレン系重合体から、
必要に応じて、洗浄、抽出、再沈澱、分離等の操作を、
適宜組み合わせて不純物を除去し精製したスチレン系重
合体について、熱分解クロマ)グラフィー法により、亜
硫酸イオンおよび硫酸イオンとして検出、測定すること
ができる。
この熱分解クロマトグラフィー法によるときは、スチレ
ン系重合体2.0gを、300℃で30分+111加熱
分解し、発生するガスをヘリウムガスで蒸留水中に導入
捕集し、7ニオンを分離定量することができ、亜硫酸イ
オンおよび硫酸イオン等の7ニオンと試料の重合体との
重量比をppm M表わすことができる。
過硫酸塩を使用した乳化重合法によって得られるスチレ
ン系重合体の末端に結合している硫酸エステル基の比率
は、上記分析法によって算出された亜硫酸イオンおよび
硫酸イオンの合計量が501月)鍮以1−であるのが普
通である。
本発明に係る樹脂組成物に含まれる硫酸エステル端末4
をもつスチレン系重合体は、スチレン、クロルスチレン
、p−メチルスチレンおよゾα−メチルスチレン等のア
ルキル置換スチレン等のIMまたは211以上から選ば
れた。Qlt体を主成分とし、乳化重合法により、重合
開始剤として過硫酸のカリウム、ナトリウム、アンモニ
ウム、カルシウム等の塩を用いることによって製造され
る。過硫酸塩を重合1111始剤として重合する場合に
は、まず硫酸イオンラジカルが発生し、ついでラジカル
に単電体が付加して重合が開始すると考えられている。
それ故、過硫酸塩を用いて乳化重合した場合に、重合体
の末端の一部分に硫酸エステル基が結合した重合体が生
成する。
硫酸エステル基末端をもつスチレン系重合体の扶体例と
しては、東介闇始削として一1ユにあげた過硫酸塩を使
用し、乳化重合法によって得られた7クリロニトリル・
ブタジェン・スチレン共重合体(ABStj(脂)、ア
クリロニトリル・アクリルゴム・スチレン共重合体(A
ASAs樹脂アクリロニトリル・EPDMゴム・スチレ
ン共重合IE(A E S樹脂)、メチルメタクリレー
ト・ブタノエン・スチレン共重合体(MBS樹脂)、7
クリロニトリル・スチレン共重合体(As樹脂)、ポリ
スチレン等があげられる。
前記硫酸エステル基末端をもつスチレン系重合体は、そ
のまま、またはこれに混和性のある他の熱可塑性樹脂を
混合して、成形材料とすることができる。@記スチレン
M樹脂に混和性のある他の熱可塑性樹脂を混合するとき
は、上記硫酸エステル基末端をもつスチレン系重合体を
20重量%以上含む割合とする。前記スチレン共重合体
の含有量が20重量%未満である場合には、樹脂組成物
に含まれる硫酸エステル基末端成分が希釈されて、通常
、溶融状態のスチレン系I4脂による成形8!部品の腐
食および摩耗がおこりに(くなるので、本発明を適用す
る必要がない。
前記硫酸エステル基末端をもつスチレン系重合体と混和
性のある他の熱可塑性樹脂の具体例としては、硫酸エス
テル基末端をもたないABSPA脂、AASaH脂、A
EIN脂、MBS樹脂、A S tj(脂、メナル〆タ
クリレート・スチレン共重合体樹脂、1? 17スチレ
ン、アクリロニトリル・N−7!ニルマレイミド・スチ
レン共重合体FArM等のスチレン系υ(脂、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオルサイド
等があげられる。
本発明において、前記スチレン系樹脂には、必要に応じ
て、高級脂肪酸および/またはこれらの金属塩、塩化物
、リン酸および/またはこれらの金属塩より選ばれた1
種以上の成分を含ませることができる。スチレンMl脂
中に含ませ得る。1:記成分は、前記スチレン系重合体
の末端に結合している硫酸エステル基による腐食および
摩耗を増幅しで、溶融状態にあるスチレン系樹脂と接触
する成形WIIII′llI品の腐食または摩耗を者し
く増大させる。
これらの上記成分において、1種よりも2種以上の成分
を前記スチレン系樹脂に含ませると、成形機部品の腐食
または摩耗は、さらに着しく増大する。
本発明において、スチレン系樹脂に含ませ得る高級脂肪
酸および/またはこれらの金属塩とは、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニンa
等の炭素数12〜22のIllまたは2111以上の高
級脂肪酸および/*たけこれC)のナトリウム、カリウ
ム、アンモニウム、マグネシウム、カルシウム、アルミ
ニウム、亜鉛、鉛等の1fllまたは2種以上の金属塩
をいう、上記高級脂肪酸および/またはこれらの金属塩
は、前記スチレン系重合体の乳化重合時に用いられた高
a脂肪酸石けんの残留物または乳化重合の後処理工程の
際に高級脂肪酸のtX塩の金属種の交換反応によって生
成し、スチレン系重合体中に含まれる、また、高級脂肪
酸および/またはこれらの金属塩は、スチレン系樹脂の
加工時に離型剤、潤滑剤としても用いられることがあり
、この場合にはスチレン系0(脂の構成成分として含ま
れることとなろ。
本発明において、高級脂肪酸および/またはこれらの金
属塩が、スチレン系樹11t100重駿部中に、0.1
重11部以上、特に0.3重犠部以1―含まれる場合に
は、成形機部品の腐食または摩耗が者しくなる。スチレ
ン系樹脂中に含まれる高級脂肪酸および/またはこれら
の金属塩の壇は、スチレン系樹脂から分離抽出した後、
ゲスクロマトグラフィー法による脂肪酸の定檄分析と、
スチレン系樹脂中の無機分の金属種の定駿分析等の手法
を、適宜組み合わせて分析することにより、算出するこ
とができる。
本発明において、スチレン系樹脂に含ませ得る塩化物と
は、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化アルミニウム
、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等の1種または2
111以上の塩化物をいう、この塩化物は、ある種の重
合助剤または加工助剤の成分の一部として用いられ、ス
チレン系樹脂中にそのまま少駿含まれることがある。
本発明において、塩化物を塩素イオンとして、スチレン
系(B血中に1 ppt*(重喰部/重噴部)以−L含
む場合、またはスチレン系樹脂中に11H以−1−含む
とスチレン系樹脂の各構成成分から算出される場合には
、成形機部品が腐食しやすくなる。本発明において、塩
素イオンの有無および含有紙は、前記した熱分解イオン
クロマトグラフィー法によって、測定することができる
。塩化物の金IA成分は、通常の金属種の定量分析法に
より、検出、分析することができる。
本発明において、スチレン系樹脂に含ませ得るリン酸お
よび/*たはこれらの4を属塩とは、オルト・リン酸、
ビロリン酸および/またはこれらのナトリウム、カリウ
ム、アンモニウム、マグネシウム、カルシウム等の金属
塩をいう。L記すン酸および/またはこれらの金属塩の
うち、オルト・リン酸、ビロリン酸および/*たは第1
−1第2−リン酸の金属塩、12−ビロリン酸の金属塩
の1種または244以上が、これらを含有するスチレン
系FA脂を溶融し成形する際、成形機部品の腐食または
摩耗を、特に増幅する効果を持っている。
ゴム成分を含むスチレン系樹脂を乳化重合法によって製
造する際、乳化重合途中において、乳化した幹干な肥大
させるための乳化粒子径調節剤等としてリン酸を使泪針
ると、重合工程につづく後処理工程および混線工程にお
いて、そのまま、または中和されて上記のリン酸お上V
/またはこれらの金属塩となって、スチレン系樹脂に含
まれることとなる。
また、リン酸および/またはこれらの金属塩が、難燃助
剤等として用いられると、同じくスチレン系樹脂中に含
まれることとなる。
リン酸および/またはこれらの金属塩は、常法により分
析さ代、スチレン系樹脂10011を脂中に、0.1重
量部以」―、特に0.3屯駄部以−ヒ含まれる場合には
、成形機部品の著しい腐食または摩耗の原因となる。
本発明に係るスチレン系樹脂組成物は、−1−記スチレ
ンa $34 m 100 rrc ’1部アな’)、
0.02〜0.5重量部の9.10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−ホスフγフエナンスレンー10−オキサイ
ドという特定のリン化合物が配合されている。この特定
のリン化合物は、スチレン系樹脂組成物を溶I独状態に
して、日的物を成形する際に生ずる成形機部品の腐食ま
たは摩耗を、防止するW1能を果す。
この特定のリン化合物の配合量が、0.02重l′i1
部より少ない場合には、成形機部品の腐食または摩耗を
防IL″?きないので好ましくない、*た、配合量が0
.5重量部を超える場合には、高価となるばかりでなく
、スチレン系樹脂組成物を溶融状態にしたときに熱によ
って黄色に変色しやすく、スチレン系樹脂組成物を着色
剤により目的の色に着色することが困難となるので好ま
しくない。
本発明に係るスチレン系樹脂組成物を11!!するには
、前記の好ましくない成分を含むスチレン系重合体と、
特定のリン化合物と、必要により混和性のある池の熱可
塑性樹脂、およV/または各種0(脂添加助剤とを所定
域秤量し、公知の混合、混練方法によって混合および/
または混練すればよい、前記スチレン系重合体の取合途
中または重合直後に、」―記特定のリン化合物を11部
合することもできるが、好ましくは、例えば、粉末、ビ
ード、7レーク、またはペレット状のスチレン系O(脂
と上記特定のリン化合物との混合物を、−紬押出磯、二
軸押出8!等の押出機、またはバンバリーミキサ−1加
圧ニーグー、二本ロール等の混練機等により、混練する
のがよい。
本発明に係るスチレン系樹脂組成物に添加することかで
きる樹脂添加助剤としては、潤滑剤、離型剤、着色剤、
紫外線吸収剤、耐光性安定剤、耐熱性安定剤、帯電防止
剤、難燃剤、充填剤等があげられる。これらは樹脂組成
物の性質を阻害しないMl類および量で、適宜組み合わ
せることができる。なお、充填剤として、溶融したスチ
レン系を封脂組成物から発生する酸性がスを、マスキン
グまたは中和して安定化させるため、ハイドロタルサイ
ト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等を、スチレン
系樹脂組成物に配合すれば、成形機部品の腐食または摩
耗を、さらに少なくすることができる。
本発明に係るスチレン系樹脂組成物は、そのまままたは
予め乾燥して、射出成形法、押出成形法、圧縮成形法等
の各種加工方法により、加熱溶融状態にして0的の成形
品とすることができる。
[発明の効果1 本発明は、以上説明したとおりであり、次のように特別
に顕著な効果を奏し、その産業トの利用価値は極めて大
である。
(1)本発明に係るスチレン系樹1ffM成物は、溶融
状態にして成形する際に成形機部品を腐食したt)また
は摩耗したりする物質およびこれを増幅する物質を含ん
でいるにもがかわらず、特定のリン化合物が配合されて
いるので、成形機のシリング−、スクリューまたは金型
等の成形機部品を酸化腐食または摩耗したりする欠点が
着しく改良されている。
(2) 本発明に係るスチレンMfl(脂組成物は、特
定のリン化合物が配合されているので、溶融状態にある
スチレン果樹脂と接触する成形機部品の金属表面に、顔
料等の固形物が固着する原因となる酸化物層お上り/ま
たはリン酸塩層が形成され難く、成形81部品の金属表
面における固形物の固着と剥落の繰り返しによると考え
られる急激な腐食または摩耗は、起こり難い。
(3) 本発明に係るスチレン系0(脂組成物は、特定
のリン化合物が配合されているので、溶融状態にして成
形する際にスチレン系樹脂組成物から分解発生する酸化
性または酸性がスは、特定のリン化合物と反応またはマ
スキングして安定化され、腐食が軽減される。
[実施例1 次に、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に
説明するが、本発明はその要冑を超えない限り、以下の
例に限定されるものではない。
なお、以下の例においてF部Jとあるのは、E重It部
」を表わす。
9部逍例 (1)スチレン系重合体−1の製造 スチレン(以下Stと略記する。)70部、7クリロニ
トリル(以下ANと略記する。)30部およびテルピノ
レン(分子量調節剤)0.61’liよりなる単量体混
合物(1)をIl!9&シた。
攪拌装置、還流冷却器、温度計、助剤添加装置を備えた
ガラス製フラスコに、スチレン・ブタジェン・ゴムラテ
ックス(St含有量10重量%、ゴム固形分濃度30重
量%、ゴム粒子径0.30μ−二オルト・リン酸を用い
て粒子径調節を行ったもの)333部(水を含む6)、
お上V脱イオン水150部を仕込み、窒素気流下、撹拌
しながら、内温を80℃に昇温しな、少量の水に溶解し
た塩化カルラム0.4nを7ラスコ内に添加した。
ついで、このフラスコに過硫酸カルラム水溶液20部(
1部の過硫酸カルラムを含む、)を240分間にわたっ
て、単量体混合物(+)全量を210分間にわたって、
それぞれ連続的に添加を始め、同温度で重合を開始した
9重合を開始してから60分後および180分後に、高
級1ffi l)i 1112石けん(S!I素数18
の脂肪酸のナトリウム塩を主成分とする。)2.3EG
づつを少量の水に溶解して、重合系に添加した0重合を
開始してから、360分経過後まで、同温度でグラフト
重合反応を続けた。
グラフト重合反応を終了して得られたラテックスを、9
5°Cに加温した4%硫酸マグネシウム水溶液へ滴下し
て塩析し、洗浄、脱水、乾燥して、硫酸エステル基末端
をもつスチレン系重合体−1を得た。
このスチレン系重合体−Iを、熱分解イオンクロマトグ
ラフィー法(I)1脂2.Ogを300℃30分間加熱
分解し、発生するがスをヘリウムで蒸留水中に導入捕集
し、アニオンを分離定電する方法)により分析した結果
、塩素イオン9 ppm(アニオン・重を部/重合体・
重lit g>、亜硫酸イオン83叶−および硫酸イオ
ン141 ttp−を含有して1することが分った。
(2)スチレン系重合体−■の91造 5L70部、AN3 ogおよびt−ドデシルメルカプ
タン(分子蟻調節削)1.1nよりなる単量体混合物(
II)を調製した。
1ユ記製造例(1)で使用したと同じガラス製フラスコ
に、スチレン轡ブタジェン拳ゴムラテックス(St含含
有量1垂 %、ゴム粒子径0.3 0μ論: 無水酢酸を用いて粒
子径調節を行ったもの)270部(水を含む.)、およ
び脱イオン水100部を仕込み、窒素気流下、撹拌しな
がら、内温を70℃に昇温した.少量の脱イオン水に溶
解した硫酸第1鉄0.01部、デ斗ストロース0.8部
、第4−ピロリン酸ナトリウム1nを重合系に添加した
ついで、このフラスコにクメンヒドロパーオキシド(以
下CHPOと略記する.)水分散液25部(0.5部の
C H P Oを含む.)を180分間にわたって、単
量体混合物([1)全量を140分間にわたって、連続
的に添加を始め、同温度で重合反応を開始した1重合反
応を開始してから120分経過後に、ドデシルベンゼン
スルホン陵ナトリウム0、2部を重合系に添加した0重
合を開始してから、210分間同温度でグラフト重合反
応を続けた。
グラフト重合反応を終了して得られたラテックスを、9
5℃に加温した4%硫酸マグネシウム水溶液へ滴下して
塩析し、洗浄、脱水、乾燥しで、硫酸エステル基末端を
持たないスチレン系重合体−■を得た。
このスチレン系重合体−■を、熱分解イオンクロマトグ
ラフィー法により分析した結果、塩素イオン3ppm、
亜′t11酸イオン3pp−および硫酸イオン81)p
論を含有していることが分った。
文施例1〜4、比較例1〜4 上記91!を例(1)またはく2)に記載の方法で得ら
れたスチレン系重合体−1または■、塊状懸濁重合法で
製造された硫酸エステル基末端を持たないABS用脂ビ
ード(ブタジェンゴム含有量15重竜%、グラ7トゴム
粒子径約1.9μ噛、AN/5t=2 5/7 5(重
量比)、有機パーオ斗すイド重合閏始削使用)、硫酸エ
ステル基末端を持たないAS樹脂(サンレックス ーC
,AN/5t=2 6/74(重量比)、三菱モンサン
ト(株)製)、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−ホス7ア7エナの ンスレンー10ーオ斗サイド(HCA  、三光化学(
株)製)、酸化チタン顔料(酸化チタン90重量%、ス
テアリン酸マグネシウム10屯燵%)、第2−リン酸ナ
トリウム、ステアリン酸を、それぞれ第1表に記載した
配合(W)で秤量し、小型バンバリーミキサ−で混練し
ゴム濃度15重量%のAB S If脂組成物のベレフ
)を作成した。
1成形磯の腐食試験方法」 」ユ記A138樹脂組成物のベレットを、インライン式
射出成形Iff(MS−16、スクリュー径φ25s+
m、(株)各機製作所製)を用いで、下記条件により6
0m5+X25m+*X3mmの平板状試験片を成形し
た。
この際、成形機のスクリューの千x−)クリング(材質
:SACM645)を、樹脂組成物の試験毎に未使用の
清浄金属表面をもつものと交換し、検討を行った。
成形条件 シリング一温度■225℃、0260℃、0240℃ 射、電圧力 1次圧 70 kg/ c曽2.2次圧 
GOkg/e輸2 スクリュー回転数  GOrp輪 成形サイクル 射出1次 3秒、2次 10秒冷却  
15秒 金型温度   40℃ 背圧     10 kl!/ Cm”試験片成形口!
!(4000シヨツト 「腐食の評価方法」 成形機の腐食の評価は、スクリューのチェックリング表
面のX#i回折強度比と、顕微鏡に上る腐食性の観察結
果とで判定した。
X線回折強度比(12/I、)は、X線回折装置(RA
D−RB型、理学電機(株)Sl、 CuKcr線(1
,541人))を用い、4000シIツト成形後のスク
リューのチェックリングの刻印した測定部位におけるx
m回折スペクトルにより、算出した。
回折強度比(1,/I、)は、格子面間隔(d値)2.
21人(鉄酸化物に対応)の回折ピーク強度(1,)と
、2.03人(鉄金属に対応)の回折ピーク強度(11
)との比であり、腐食の大きなものほど1 */ I 
、の比は大きくなる傾向を示す。
顕金鏡による腐食性の観察は、倍率が約90倍の反射顕
微鏡を用い、4000シmツ)成形前後のチェックリン
グの所定測定部位の変化をa察し評価した。評価基準は
、次のとおりである。
0: 腐食または摩耗が、はとんど認められな〜1゜ X: 腐食または摩耗が、認められる。
各々の04脂組成物による腐食の評価結果を第1表に示
す。
「成形試験片の着色性の評価」 A B S ljl脂組成物から前記の射出成形機を用
いて成形した平板状試験片について、肉眼で着色性をn
定した1着色性の評価基準は次のとおりである。
O: 試験片の自然色および白色に、変色または焼は等
の着色上の異状は認められず、カラーリング工程におけ
る許容範囲内である。
×:LL験片の自然色および白色に、黄′R等の着色上
の異状が認められる。カラーリング工程において、着色
処方の大巾な変更が必要である。
結果を、第1表に示す。
・−\・j −\シ \、 第1表より、次のことが明らかとなる。
(1)本発明に係る樹脂組成物は、成形中の成形機部品
を腐食しやすい硫酸エステル基末端をもつスチレン系重
合体と、腐食を増幅する1且介助削ることが、はとんど
認められない(実鳩例トシ4参照)。
賭方、特定のリン化合物が配合されておらず硫酸エステ
ル基末端をもつスチレン系重合体よりなるABS樹脂組
成物は、成形中に成形機のチェックリングを腐食または
摩耗するのが認められる(比較例1.3参照)、*た、
*酸エステル基本端をもたないABS樹+mm成物は、
チェックリングを腐食または摩耗しない(比較例4参照
)。
(2)本発明に係る樹脂組成物は、特定のリン化合物が
適量配合されているので、チェックリングを腐食または
摩耗することが、はとんど認められない(’JE施例1
〜4参照)。
また、本発明の1@囲外で得られるABS樹脂組成物は
、組成物の着色性が不良となる(比較例2参照)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硫酸エステル基末端をもつスチレン系重合体20
    重量%以上を含むスチレン系樹脂100重量部あたり、
    0.02〜0.5重量部の9、10−ジヒドロ−9−オ
    キサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイ
    ドが配合されてなることを特徴とするスチレン系樹脂組
    成物。
  2. (2)高級脂肪酸および/またはこれらの金属塩、塩化
    物、リン酸および/またはこれらの金属塩より選ばれた
    1種以上を含み、かつ、硫酸エステル基末端をもつスチ
    レン系重合体20重量%以上を含むスチレン系樹脂10
    0重量部あたり、0.02〜0.5重量部の9,10−
    ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン
    −10−オキサイドが配合されてなることを特徴とする
    スチレン系樹脂組成物。
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