JPS63291927A - メタクリル系樹脂成形品 - Google Patents

メタクリル系樹脂成形品

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JPS63291927A
JPS63291927A JP12764387A JP12764387A JPS63291927A JP S63291927 A JPS63291927 A JP S63291927A JP 12764387 A JP12764387 A JP 12764387A JP 12764387 A JP12764387 A JP 12764387A JP S63291927 A JPS63291927 A JP S63291927A
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mold
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Shigeo Matsumaru
松丸 重雄
Shuji Isoi
修二 磯井
Akihiro Mochizuki
望月 明廣
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Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はメタクリル系樹脂成形物品、とくに形状変化が
少なく光沢保持性の優れた耐熱性メタクリル系樹脂成形
物品に関する。
(従来の技術) アクリル樹脂は、その優れたIIFl候性および巾越し
た透明性により照明カバー、自動車用部品、レンズ等の
光学部品など種々の分野で用いられているが線状用合体
であるために耐熱性が不充分であるという欠点がある。
この欠点を改良する方法の一つとしてアルキルメタクリ
レートmm体またはシラツブを部分的に架橋重合してゲ
ル重合体とし、これを用いて成形品を製造すること(特
開昭60−20212.8号、特開昭62−2201号
)が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) これによれば透明性、耐熱性に優れた架橋樹脂成形物が
得られるが、長時間の使用中、とくに高温度雰囲気下で
の使用中に変形および光沢消失がしばしば発生するとい
う問題のあることがわがった。
本発明者等の検討によれば、上記問題は成形品の表面層
において内部から表層部に向かって硬化度が低下するこ
とに起因することが判明した。
(問題を解決するための手段) 本発明者等はさらに検討の結果、表面近傍における残存
二重結合量のi、l1111が問題解決に有効であるこ
とを見い出し、本発明に到った。
すなわち本発明は使用中の変形および表面外観の変化を
生じない架橋メタクリル系樹脂成形品を提供することを
目的とするもので、この目的は本発明によれば、アルキ
ルメタクリレートを主体とし、その重合体を溶解含有し
ていてもよい不飽和tiio体(A>100重W部を架
橋剤(B)3〜100重石部とともに重合し、ゲル分率
15〜75%の時点で重合を停止して得られた部分架橋
ゲル重合体を所望の形状が付与される条件下で再度重合
して製造される物品であって、該物品の表面からの深さ
が0.9〜1.0#I入りた部分を中心として厚味0.
3闇の前記単量体と架橋剤の平均残存二重結合が4.5
%以下、かつ当該深度から表面に向かって該平均残存二
重結合償がほぼ笠しいかもしくは減少しているメタクリ
ル系樹脂成形物品によって達せられる。
(作用) 本発明においてアルキルメタクリレートを主体とし、そ
の重合体を含有していてもよい不飽和中吊体(A>とは
、アルキルメタクリレート甲独またはアルギルメタクリ
レートを主成分としこれと共1F合し冑る他のα、β−
エチレン系不飽和甲ω体との混合物あるいは咳串品体も
しくはlll晶体混合物中にこれらの重合体を溶解含有
するシラツブである。アルキルメタクリレートは、メチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピ
ルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−
ブチルメタクリレート、5ec−ブチルメタクリレート
、tert−ブチルメタクリレート、ラウリルメタクリ
レート、シクロへキシルメタクリレート等の単独または
混合物であるが低級アルキルメタクリレート、特にメチ
ルメタクリレートが好ましい。
共重合性中位体の例は、メヂルアクリレート、エチルア
クリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピル
アクリレート、n−ブチルアクリレート、2−1.デル
ヘキシルアクリレート、シラ0へキシルアクリレート、
ラウリルアクリレート等のアルキルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシアルキ
ルアクリレート、3−ヒドロキシブチルアクリレート等
のヒドロキシアルキルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒトOギシプロビルメタクリレ
ート、4−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−クロロプロピルメタクリレート等のヒドロキ
シアルキルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸
、アクリル酸ネオジウム、アクリルu等のアクリルアミ
ド、メタクリル酸ネオジウム、メタクリル酸鉛等のメタ
クリルPa塩、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニト
リル、メタクリレートリル、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、無水マレイン酸等である。
また前記アルキルメタクリレートまたはアルキルメタク
リレートを主成分とする1lffi体混合物の重合体を
含むシラツブとしては、一般に25℃で1〜20.00
0センチボイスの粘度を有し、かつ3〜40重量%、好
ましくは6〜2Off!fa%の重合体を含有するti
i 6に体である。
前記不飽和I11吊休1O0重め部を架橋剤3〜100
小吊部とともに重合し、ゲル分率15〜75%の時点で
重合を停止して得られた部分架橋ゲル重合体からなる成
形材料は公知である(特開昭60−202128号、同
62−2201号等)。
本発明はかかる部分架橋ゲル重合体を用いるものである
から、その調製に用いる架橋剤(B)について詳細な説
明は特に要しないが、概略説明すれば、本発明において
使用される架橋剤は、分子内に少なくとも2alの(メ
タ)アクリロイル基を有し前記(メタ)アクリロイル基
間に10以下の原子を有することが好ましく、例えば次
式I−■MA−0−(Ct−1z >  −0−MA 
  (II)(ここで、nは3〜6の整数であり、MA
はメタクリロイル基を表わす。) (ここで、R1はH,CLIa 、C2ト15またはC
HzOt−1を、R2はH,Cl−13。
CHz 0COC=C1−12N(4はHまたはCH3
を表わす。)またはCHzol−1を、R3はHまたは
CH3をそれぞれ表わし、R+ 、R2およびR3は同
時に水素ではなく、(M)Aはメタクリロイル基または
アクリロイル基を表わす。](M) AC−(CH2(
〕f−!20)  −(M) A   (V)(ここで
、nは1または2であり、(M)Aはメタクリロイル1
jまたはアクリロイル基を表わす。)で表わされる不飽
和中8体である。
具体的には、1,3−プロピレングリコールジメタクリ
レート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレート
、1.6−ヘキサンシオールジメタクリレート、1.3
−ブチレングリコールジメタクリレート、ジ、メチロー
ルエタンジメタクリレート、1.1−ジメヂロールブロ
パンジメタクリレート、2,2−ジメヂロールプロパン
ジメタクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)
アクリレート、トリメヂ【コールプロパントリ(メタ)
アクリレート、テトラメヂロールメタントリ(メタ)ア
クリレート、テトラメチロールメタンジメタクリレート
、エチレングリコールジ(メタ)アクリレートおよびジ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート等を挙げる
ことができる。
これらの架橋剤の配合Qは前記不飽和単量体<A ) 
10 omi部ニ対し、3〜100v100v部、好ま
しくは3〜50車荀部、最も好ましくは5〜30Φ吊部
である。
本発明において部分架橋ゲル申合体を調製するとき重合
開始剤を使用する。これは通常の低温活性重合開始剤お
よび高温活性重合開始剤から選ばれた一種または二種以
上の混合物であることができる。一般に部分架橋ゲル■
合体の調製には低温活性重合開始剤が適しており、10
時間半減期を得るための分解温度が50’C以下、好ま
しくは26〜45℃、特に26〜41℃の過酸化物およ
びアゾ化合物のラジカル重合間始剤がよい。その使用量
は前記不飽和単量体(A>と前記架橋剤(B)との合計
量に対して0.002〜1.0重量%、好ましくは0.
005〜0,1用量%である。
このような低温活性重合開始剤としては、例えば(1)
アセチルシクロへキシルスルホニルパーオキサイド、イ
ソブチリルパーオキサイド、クミルパーオキシネオデカ
ノエート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、
シミリスチルパーオキシジカーボネート、2.2′−ア
ゾビス(4−メドキシー2.4−ジメチルバレロニトリ
ル)、(n)ジー(2−エトキシエチル)パーオキシジ
カーボネート、ジー(2−エトキシエチル)パーオキシ
ジカーボネート、ジー(2−エチルヘキシル)パーオキ
シジカーボネート、<m>ジー(3−メチル−3−メト
キシブブ・ル)パーオキシジカーボネート、t−ブチル
バーオキシデカノエート、2.2′−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)等があり、これらのうち、
好ましくは(I)および(]I)のグループに属する化
合物であり、特に好ましくは(I)のグループに属する
化合物である。
高温活性重合開始剤は本発明において特に成形条件下の
重合に適しており、分解温度が60〜220℃の重合開
始剤が好ましく成形サイクルを向トし、保存安定性を保
つため、好ましくは70〜170℃の分解温度を有する
重合開始剤が良い。
その使用量は、不飽和111 ff1体(A>と架橋剤
(B)との合計量に対して0.02〜5.0Φ吊%、好
ましくは0.05〜4重j%使用される。
このような′?:S温活性温合性重合開始剤は、例えば
(IV)t−ブチルクミルパーオキサイド、ジイソプロ
ピルベンゼンハイドロバーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド
、1.1,3.3−テトラメチルブチルハイドロパーオ
キサイド、2.5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイ
ドロバーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、
t−ブチルハイドロパーオキサイド、1,1.2.2−
テトラフェニル−1,2−エタンジオール、(V)1.
1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3゜5−トリ
メデルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシラウレー
ト、シクロヘキサノンパーオキサイド、t−プヂルバー
オキシイソブロビルカーボネート、2,2−ビス(t−
ブチルパーオキシ)オクタン、t−ブチルパーオキシア
セテート、2゜2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタ
ン、t−ブヂルバーAキシベンゾエート、ジ−t−ブチ
ルシバ−オキシイソフタレート、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、α、α′−ビス(t−ブチルパーオキシ
イソプロビル)ベンゼン、ジクミルパーオキサイド、(
Vr)t−ブチルハイドロパーオキサイド、m−トルオ
イルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t−
ブチルパーオキシイソブチレート、オクタノイルパーオ
キサイド、ラウロイルパーオキサイド、サクシニックア
シッドパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、1#
1′−アゾビス(シクロヘキ→ナンー1−カーボニトリ
ル)等があり、これらのうち、好ましくは(IV)およ
び(V)のグループに属する化合物であり、特に好まし
くは(IV )のグループに属する化合物である。
本発明において部分架橋ゲル小合体は、前記不飽和中Q
体(A)と架橋型剤(B)との混合物を重合開始剤の存
在下に加熱して重合させることにより調整される。この
重合反応は、10〜80℃、好ましくは35〜65℃の
温度で10〜200分間、好ましくは20〜150分間
行なわれる。ここで、低温活性および高温活性の両型合
間始剤を併用する場合には、低温活性重合開始剤はほぼ
全量消費されるが高温活性重合開始剤は、前記反応温度
では分解せずにそのまま残留し、後続の成形条件下での
重合開始剤として作用する。
これらの高温活性重合開始剤は、部分架橋ゲル中合体調
製時に前記低温活性重合開始剤とともに添加しても良く
、また部分架橋ゲル重合体yA製後ニーダ−あるいは押
出機等により混練するとき添加混合しても良い。
部分架橋ゲル重合体のゲル分率は、15〜75%、好ま
しくは15〜50%である。ここでいうゲル分率とは、
ソックスレー抽出器により重合禁止剤添加したアセトン
中で部分架橋ゲル重合体を抽出し、抽出後に乾燥した試
料重量を抽出的の試$1Φ吊で除し百分率で表わしたも
のである。
ゲル9115%未満では目的とする成形品を得るために
長時間金型内で保圧しておかなければならず、成形品に
発泡及びクラックが発生し易い。
一方ゲル分率が75%を超える場合には台型内キャビテ
ィーへの充填時流動性が悪く表面が平滑にならない。
所望Φ含率の部分架橋ゲル重合体は、急冷などにより重
合反応を停止することにより青ることができるが、さら
に前記不飽和用合体(A>と架橋剤(B)との混合物を
Afi記重合開始剤の存在下に加熱申合させるに当り、
次のような調節剤を添加することにより、容易に得るこ
とができる。このような調節剤は例えば、1.4(8)
−P−メンタジエン、2.6−ジメチル−2,4,6−
オクタトリエン、1.4−P−メンタジェン、1.4−
シクロへキサジエンおよびα−メチルスチレン二吊体で
ある。
このような調節剤は前記樹脂原料(A)と架橋剤(B)
との合計量に対して0.0001〜0゜5車量%、好ま
しくはo、ooi〜0.2重量%、最も好ましくは0.
005〜0.1Φ吊%の範囲で使用される。
本発明によるメタクリル系J?A脂成形物品は上述の部
分架橋ゲル重合体を所望の形状が付与される条件下で再
度重合して製造される物品であって、該物品の表面から
の深さが0.9〜1.0闇入った部分を中心にして厚味
0.3闇の前記単量体と架橋剤の平均残存二重結合が4
.5%以下、かつ当該深度から表面に向かって該平均残
存二重結合品がほぼ等しいかもしくは減少しているもの
である。上記条件を満たさない成形物品、例えば表面か
らの深さが0.9〜1.0mm入った部分を中心として
厚味0.3flの前記単量体と架橋剤の平均残存二重結
合ff1s4.5%以下で表層部の平均残存二重結合品
が6%程度のものは、長期間の使用により、変形あるい
は光沢消失が生じる。
本発明において残存二重結合Mとは、赤外線法により、
C=Cに帰属する162Onm付近の吸収帯ピーク高さ
から求めたものである。測定の方法としては前記不飽和
単量体と前記架橋剤との混合物を該吸収帯ピークに影響
を与えない溶媒で希釈しあらかじめC=Cが含有する濃
度、測定厚みおよびピーク高さとの検昂線を作り、成形
品の当該測定部分のピーク高さから検Φ線より残存二重
結合量を求める。
本発明において成形品の肉厚として2〜20amがあげ
られるが、これは厳密なものではなく部分架橋ゲル状架
橋重合体を用いて容易に製造しつる成形品の肉厚を考慮
して規定されるものである。
上記成形物品は、圧縮成形機、射出成形機、移送成形機
などの通常の成形機に装着された成形型内に部分架橋ゲ
ル重合体を投入し、次のような条件で重合を行なうこと
により製造することができる。
まず成形金型温度を70〜120℃、好ましくは80〜
110℃に釘温し所望の一定潟度とし、該金型キャビテ
ィー内に該ゲル重合体を充填した後初期成形圧力20〜
60句/cIiで15〜120秒間保つとともに、この
時間内あるいは時間経過後に昇温を開始し135℃〜1
70℃、好ましくは145℃〜160℃の金型温度とし
、かつ初期成形保圧終了後または所定一定温度到達後に
1゜O〜350Kg/cjiの成形圧力まで段階的に上
lさせ1〜5分間保温保圧を行なう。この後金型温度と
成形品が変形しない程度の温度80〜120℃に冷却し
、金型を問いて成形品を取り出す。
この時初期成形圧力が2ON#/ci未満では、重合収
縮による体積変化に対応できず成形品にクラック、発泡
、ピケが発生し、60#/cjを超える場合には該ゲル
重合体が流出し成形品の厚味を一定に保持できず、一方
到達昇温度が130℃未満の場合には目的とする残存二
重結合量の成形物品は得られず、170℃を超える場合
には分解が起こり見掛は上さらに残存二重結合が増加し
たり成形品ガ黄変するという問題が生ずるので注意を要
する。
成形型温度を成形サイクル中に上昇させる方法としては
、(1)金型内にオイルを通す通路を切削して作りその
中に170℃〜350℃に加熱されたP!A媒油を通ず
方法、(2)圧力25〜30句/IJiを持つスヂーム
をあらかじめ金型内に設けた通路に通す方法、(3)金
型内に電気電導の良好なI料で゛コイルを装着し、高周
波電流(5K t(z〜250 K Hz >をコイル
に流すことにより強磁性体である金型が発熱され金型の
キャビティー面が昇温される方法等があげられる。
また本発明で用いる部分架橋ゲル重合体は、ベトつかず
形状保持性を有しているのでシート状、ロンド、ベレッ
トなど任意の形状で取り扱うことができるが破砕機で破
砕したフレーク状または混練機で混練したタブレット状
でも差しつかえなし、あるいは必要に応じて着色剤、充
填剤などの添加剤を配合することもできる。
このようにして得られたメタクリル系樹脂成形物品は、
表層部の平均残存二重結合品が大きい値を有する従来の
一定温度成形品と異なり、表面層より0.9〜1.0M
入った部分を中心として厚味0.3mの平均残存二重結
合量が4.5%以下であり、かつ表ti部に向かって平
均残存二重結合品が等しいかもしくは減少する特徴を有
するものとなる。
〈実施例) 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
なお実施例および比較例によりttられた合成4iI詣
成形品の物性および性能は、以下の方法により測定した
ゲル分率 得られた部分架橋ゲル重合体を2M以下の小片とし、あ
らかじめff!fil(X)を測定した試料をソックス
レー抽出機により2%のハイドロキノンを添加したアセ
トン中で50’010時間抽出を行い、乾燥後の試料重
石(y)を測定して下式で等出しゲル分率(%)とした
残存二車結合間 赤外線法によりC=Cに帰属する1620nn付近の吸
光度による吸収帯ピーク高さに注目し、該不飽和重合体
と該架橋剤の混合物を該吸収帯ピークに影?でをあたえ
ない溶媒で稀釈してあらかじめC=Cが含有する濃度と
測定厚み及びピーク高との検C線を作り、成形品から切
削した表層部および内部の0.3鰭板厚井について測定
したピーク高さから検品線より残存二重結合0を求めた
。吸収ピークの測定装置としては分光光度計(日立製作
所(株)製323型)を使用した。
熱変形温度 ASTM0648に基づいて試験を行った。
表面粗さ測定 表面粗さ計(小板製作所v4JAY−22型)によ1’
)JISB  0601.B  19824CIJjい
て成形品の表面粗さを測定した。また金型は同一型材を
同一研磨方法で研磨したものを測定し金型面粗さとして
対応させた。
促進曝露 紫外線促進暉露試験機(東洋精機(株)製AしTAS−
LJVcon)を使用して、湿潤50’04時間ののち
70℃で紫外#9〜露のみ8時間のサイクルで所定時間
曝露を行った。
テーパー摩耗 摩耗輪C8−10F、荷重5000回転数100回とし
、ASTMD  1044に基づいて摩耗試験を行った
スチールウール 東洋″Mfi製作所製の引っかき試験機を使用し、圧力
を耐擦傷性膜に対して100Q/csi1横行速度16
閤/Secで#000のスチールウールを使用し、10
0回住往させたときJISK7105により拡散透明率
と全光#!透過率の比を曇価とし、試験111I後の@
価の差を、スチールウールによる耐擦傷性と定めて試験
を行った。
実施例−1〜4 平均1合度23,000のポリメチルメタクリレートを
8ffii%含有するメチルメタクリレート95フフ8
0重量部、2.2−ジメチルプロパンジオール−1,3
−ジメタクリレート20重分部、1.4 (8)−P−
メンタジェン0.08a/*y、2.2゛−アゾビス(
4−メトキシ−2,4−ジメチル)バレロ=トリル0.
03cx/Kg、ジーを一ブチルパーオキシへキサヒド
ロフタレート0゜5q//(y、2.2′−ビス(t−
プヂルバーオキシ)ブタン1q/Kgおよびジーt−プ
ヂルバーオキサイド30/幻を混合溶解した混合物を板
岸6姻で450X35Onの広さを持つ2枚の強化ガラ
ス板で、@1ヒビニル樹脂製のガスケットを使用し、間
隔が10順になる様に組立てられたセルに汗入し、予め
55℃に加熱された恒温水槽にそのヒルを投入し、2時
間30分重合した後取り出し、ゲル分率35%の部分架
橋ゲル巾合体を得た。この部分架橋ゲル申合体を、スク
リュー1!40φ、1−、/D=15の単軸押出機にて
氾練された部分架橋ゲル重合体を得た。
一方、出力20kwで周波数25 k l−1zの高周
波電流を発(Hさせる発信機に外径8φ内径6φの銅パ
イプをコイル状にしてパイプ内に28℃2゜58s /
 odの冷却水を通水した発熱体を投彰面栢180X2
00の金型内にキャビティー内面から肉厚方向に101
の位置に装着して接続し、該金型を最大型締力100t
onを有するプレス成形機に取り付けた。
まず義金型を発信機の出力を制御して100℃に保温し
て一定温度に落ち付いた後、該ゲル重合体を投入して2
分間成形圧力25Ky/dで保持した後、発信機の出力
を増加して昇温を開始すると同時に段階的に圧力を上昇
させ最終成形圧力を200Kg/cIiとした。又金型
温度は同時に上背して行き30秒で160℃になった時
点で放熱をおきなう程度の発信機の出力におさえ160
℃で3分及び4分間保持した後、出力をとめて、金型を
冷7J? t、で”110℃になった時点で金型を1m
いて成形品を取り出した。得られた成形品の残存二車結
合間及び、130℃5時間及び10時間の俊重合前後の
表面粗さをそれぞれ測定し第1表に示した。
実権例5.6 実施例1において、最高温1!1160℃を140℃、
この温度での保持時間3分及び4分を1分及び2分にし
て同様に成形を行なった。得られた成形品の残存二重結
合量及び130’010時間の後Φ合1Itf後の表面
粗さを測定し、第1表に示した。
比較例1〜4 実施例1において、金型温度を130℃一定として部分
架橋ゲル重合体充填後成形圧358g/cIjから段階
的に200Kg/cIJまで上昇させ、祠料充填後6.
5分間及び20分間保持したのち冷却して成形品を得た
。得られた成形品の残存二重結合量及び130℃5時間
及び10時間の復Φ合前後の表面粗さを測定し第1表に
示した。
比較例5 実施例1において、160℃の保持時間を1分として同
様に成形を行なった。得られた成形品の残存二重結合吊
及び130℃10時間の後重合曲後の表面粗さを測定し
、第1表に示した。
実施例7、比較例6 実施例1において、R高温度160℃を140℃、この
温度での保持1時間を4分として同様に成形して得た5
纒厚の成形品、および実施例1において金型温度130
℃一定として部分架橋ゲル重合体充!を後成形圧35K
g/cjiから段階的に200Kfi / cdまで上
昇させ材料充1を復6分間保持したのち冷7J] t、
で得た5頭厚の成形品について各部の3rtmRの残存
二重結合量を測定し、その結果を第1図に示した。
実施例8〜10 実施例7と同様に成形して411#116181および
8纒厚の成形品を得た。この成形品の各部の3顛ルの残
存二重結合量を測定したところ、実施例7と同様の残存
二重結合Qの分布を得た。
実施例11 メチルメタクリレート80t!石部に、2.2−ジメチ
ロールプロベンジメタクリレ−820重畠部、1.4 
(8)−P−メンタジェン0.1q/Kg、2,2−−
アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチロールバレロ
ニトリル0.03a/Ky、ジ−t−ブチルパーオキシ
−ヘキサハイドロテレフタレート0.59/Kgおよび
ジ−t−ブチルパーオキサイド30//(gを混合溶解
した混合物を実施例1の方法で4時間重合し、ゲル分率
45%の部分架橋ゲル重合体を得た。これを実施例1と
同様にし混練された部分架橋ゲル重合体を彎だ。一方予
め実施例1で用いた設備で135℃に加熱された金型に
、カプロラクタム変性ジペンタエリスリトールへキサア
クリレート(日本化[JDPCA−20>60に!ω部
、トリスアクリロイルシアヌレート20重量部、1.6
−ヘキサンジオールジアクリレート20Φω部、メチル
メタアクリレート20重量部、ベンゾイルパーオーキサ
イド1゜0小量%、t−ブチルパーオキシイソプロビル
カーボネート4.0重吊%からなる耐擦傷性層形成材料
をスプレー塗装し45秒間重合した後、発信機の出力を
落とし金型温度を110℃にした後、上記ゲル中合体を
投入し型締を行い、実施例−1同様に!V温胃圧し、3
分間高温保圧した後金型を100℃に冷却して金型を聞
き成形品を取り出し130°C10時間後川合し試験サ
ンプルを得た。
このif傷性能の促進曝露による経時変化の結果を第2
図に示した。
比較例7 実施例11と同様の部分架橋ゲル臣合体、耐凍傷性層形
成材料を使用し、金型温度を135℃一定で20分間成
形すること以外は実施例5と同様におこない試験サンプ
ルを得た。この耐擦傷性能の促進曝露による経時変化の
結果を第2図に示した。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によりfgfられたメタクリ
ル系4iHIrf成形物品は、表面からの深さが0゜9
〜1.0順入った部分を中心として厚味0.3msの平
均残存二重結合8が4.5%以下、かつ当該深度範囲か
ら表面に向かって該平均残存二車結合量がほぼ等しいか
もしくは減少しているものであるから、使用中の変形お
よび表面外観の変化のない透明性、耐熱性にすぐれた成
形品であり、透明性、耐熱性を必要とする照明カバー、
自動市川部品、レンズなどの光学部品等に有用である。
また、アクリル系の耐t!1m性皮膜を成形と同時にΦ
金回化させたものにおいても本発明の成形品である場合
には、その塗膜の曝露における耐擦傷性低下を改良する
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による実施例7と比較例6で11られ
た成形品の各部の3raR岸の残存二重結合量の分布を
板外方向の硬化度分布を示す図面、第2図は実施例11
と比較例7で得られた成形品および市販の耐擦傷性付与
板の紫外線促進曝露試験における耐擦傷性能の経時変化
を示す図面である。 以下余白

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルキルメタクリレートを主体とし、その重合体
    を溶解含有していてもよい不飽和単量体(A)100重
    量部を架橋剤(B)3〜100重量部とともに部分的に
    重合し、ゲル分率15〜75%の時点で重合を停止して
    得られた部分架橋ゲル重合体を所望の形状が付与される
    条件下で再度重合して製造される物品であって、該物品
    の表面からの深さが0.9〜1.0mm入った部分を中
    心として厚味0.3mmの前記単量体と架橋剤の平均残
    存二重結合が4.5%以下、かつ当該深度から表面に向
    かって該平均残存二重結合量がほぼ等しいかもしくは減
    少していることを特徴とするメタクリル系樹脂成形品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0397091A2 (en) * 1989-05-09 1990-11-14 Kuraray Co., Ltd. Methacrylic resin compositions with improved tacky adhesion and method for preparation thereof

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