JPS63290662A - 単ベルト方式の連続鋳造における溶融金属の注入方法及び装置 - Google Patents
単ベルト方式の連続鋳造における溶融金属の注入方法及び装置Info
- Publication number
- JPS63290662A JPS63290662A JP12526987A JP12526987A JPS63290662A JP S63290662 A JPS63290662 A JP S63290662A JP 12526987 A JP12526987 A JP 12526987A JP 12526987 A JP12526987 A JP 12526987A JP S63290662 A JPS63290662 A JP S63290662A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- belt
- pouring
- continuous casting
- pouring basin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims abstract description 60
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 17
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 7
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 7
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 2
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 abstract description 4
- 239000010409 thin film Substances 0.000 abstract 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 17
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 241000792859 Enema Species 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 239000007920 enema Substances 0.000 description 1
- 229940095399 enema Drugs 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0631—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a travelling straight surface, e.g. through-like moulds, a belt
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0637—Accessories therefor
- B22D11/064—Accessories therefor for supplying molten metal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、走行ベルト上で溶融金属を冷却・凝固するこ
とにより、表面性状の良好な金属薄帯を製造するための
溶融金属注入方法及び装置に関する。
とにより、表面性状の良好な金属薄帯を製造するための
溶融金属注入方法及び装置に関する。
最近、溶鋼等の溶融金属から最終形状に近い数關〜数十
ｍｍ程度の厚みをもつ薄帯を直接的に製造する連続鋳造
方法が注目されている。この方法によるとき、従来のよ
うに多数の工程にわたる圧延等の加工を必要とすること
がないため、工程及び設備の簡略化が図られる。また、
工程間において後続する処理に必要な温度に薄帯を熱処
理することも省略又は軽減することができるため、省エ
ネルギー効果も得られる。
ｍｍ程度の厚みをもつ薄帯を直接的に製造する連続鋳造
方法が注目されている。この方法によるとき、従来のよ
うに多数の工程にわたる圧延等の加工を必要とすること
がないため、工程及び設備の簡略化が図られる。また、
工程間において後続する処理に必要な温度に薄帯を熱処
理することも省略又は軽減することができるため、省エ
ネルギー効果も得られる。
この連続鋳造方法の一つとして、ベルト方式がある。こ
の方式においては、たとえば無端走行するベルトの上に
１易溜り部を形成し、ここに注湯された溶融金属をベル
トを介した抜熱によって冷却・凝固し、生成したシェル
をベルトの走行に伴って湯溜り部から送り出し、金属薄
帯を製造している。このベルト方式によるとき、溶融金
属は、一方向から冷却され、ベルトと反対側の面は開放
されている。そのため、タンディシュ等の容器から溶融
金属をベルト上の湯溜り部に供給するノズルの配置に対
する制約が少なくなる。
の方式においては、たとえば無端走行するベルトの上に
１易溜り部を形成し、ここに注湯された溶融金属をベル
トを介した抜熱によって冷却・凝固し、生成したシェル
をベルトの走行に伴って湯溜り部から送り出し、金属薄
帯を製造している。このベルト方式によるとき、溶融金
属は、一方向から冷却され、ベルトと反対側の面は開放
されている。そのため、タンディシュ等の容器から溶融
金属をベルト上の湯溜り部に供給するノズルの配置に対
する制約が少なくなる。
本発明者等は、このベルト方式において、湯溜り部の側
面を仕切る堰を移動可能にした鋳造装置を開発し、これ
を特願昭６０−１５５２４７号として出願した。
面を仕切る堰を移動可能にした鋳造装置を開発し、これ
を特願昭６０−１５５２４７号として出願した。
第４図は、この先願で提案された装置を示す。
この装置においては、金属製のベルト１が一対のブーＩ
Ｊ２ａ、 ２ｂに掛は渡されており、無限軌道を走行す
るようになっている。そして、一方のプーリ２ａを高く
保持することにより、ベルト１の無限軌道は、プーリ２
ａに向かって上昇するものとなる。
Ｊ２ａ、 ２ｂに掛は渡されており、無限軌道を走行す
るようになっている。そして、一方のプーリ２ａを高く
保持することにより、ベルト１の無限軌道は、プーリ２
ａに向かって上昇するものとなる。
このベルト１の周囲には、チェーン等によって連結した
複数の耐熱ブロック３が配置され、これら耐熱ブロック
３は、ベルト１の走行に同期して移動する。
複数の耐熱ブロック３が配置され、これら耐熱ブロック
３は、ベルト１の走行に同期して移動する。
耐熱ブロック３は、ベルト１が直線状に走行する上部で
湯溜り部４の側部を仕切るサイド堰５となる。他方、湯
溜り部４の後方には、固定＋１１１６が設けられている
。これによって、ベルト１の進行方向のみが開放された
湯溜り部４が形成される。
湯溜り部４の側部を仕切るサイド堰５となる。他方、湯
溜り部４の後方には、固定＋１１１６が設けられている
。これによって、ベルト１の進行方向のみが開放された
湯溜り部４が形成される。
この湯溜り部４に、注湯装置７から溶融金属８が注湯さ
れる。
れる。
注湯された溶融金属８は、ベルト１の裏面に配置されて
いる冷却装置９により抜熱され、冷却・凝固して凝固シ
ェル１０となる。この凝固シェル１０は、ベルト１の移
動に伴って、第４図において右方向に搬送される。この
搬送の過程で抜熱が継続しているので、凝固シェル１０
は所定の厚みをもつ薄帯１１に成長し、湯溜り部４から
送り出される。
いる冷却装置９により抜熱され、冷却・凝固して凝固シ
ェル１０となる。この凝固シェル１０は、ベルト１の移
動に伴って、第４図において右方向に搬送される。この
搬送の過程で抜熱が継続しているので、凝固シェル１０
は所定の厚みをもつ薄帯１１に成長し、湯溜り部４から
送り出される。
この薄帯１１は、次いで加圧ロール１２によって目標板
厚に圧延され、巻取り装置１３によって薄板コイル１４
として巻き取られる。
厚に圧延され、巻取り装置１３によって薄板コイル１４
として巻き取られる。
ところで、湯溜り部４では、ベルト１の表面における凝
固シェル１０の生成・成長の外に、外気によってその表
面が冷却される。このため、湯溜り部４の表面には、凝
固した金属が薄皮となって浮遊する。この薄皮は、凝固
シェル１０が湯溜り部４から搬出される際に随伴されや
すく、得られた薄帯１１の表面に二重肌となって残る。
固シェル１０の生成・成長の外に、外気によってその表
面が冷却される。このため、湯溜り部４の表面には、凝
固した金属が薄皮となって浮遊する。この薄皮は、凝固
シェル１０が湯溜り部４から搬出される際に随伴されや
すく、得られた薄帯１１の表面に二重肌となって残る。
このため、製品の表面性状が劣化し、製品価値を下げる
ものとなる。更には、成長過程にある凝固シェル１０の
内部にまで巻き込まれて、内部欠陥となる場合もある。
ものとなる。更には、成長過程にある凝固シェル１０の
内部にまで巻き込まれて、内部欠陥となる場合もある。
そこで、本発明は、溶融金属の注入方法を改良すること
によって、湯溜り部の表面に薄皮が生成することを抑制
し、優れた品質の金属薄帯を製造することを目的とする
。
によって、湯溜り部の表面に薄皮が生成することを抑制
し、優れた品質の金属薄帯を製造することを目的とする
。
本発明の溶融金属の注入方法は、その目的を達成するた
め、走行するベルト上に設けられた湯溜り部に注湯され
た溶融金属を冷却・凝固することにより金属薄帯を製造
する際に、前記ベルトの走行方向に関して前方又は後方
に傾斜した角度で溶融金属を前記湯溜り部に注入するこ
とを特徴とする。
め、走行するベルト上に設けられた湯溜り部に注湯され
た溶融金属を冷却・凝固することにより金属薄帯を製造
する際に、前記ベルトの走行方向に関して前方又は後方
に傾斜した角度で溶融金属を前記湯溜り部に注入するこ
とを特徴とする。
また、この方法を実施するための注入装置は、走行する
ベルト上に設けられた湯溜り部に注湯された溶融金属を
冷却・凝固することにより金属薄帯を製造する連続鋳造
装置において、前記湯溜り部の上方に配置された注湯装
置に接続されたノズルの先端部を、前記ベルトの走行方
向に関して前方又は後方に傾斜させていることを特徴と
する。
ベルト上に設けられた湯溜り部に注湯された溶融金属を
冷却・凝固することにより金属薄帯を製造する連続鋳造
装置において、前記湯溜り部の上方に配置された注湯装
置に接続されたノズルの先端部を、前記ベルトの走行方
向に関して前方又は後方に傾斜させていることを特徴と
する。
以下、図面を参照しながら、実施例により本発明の特徴
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
第１図は、本発明実施例で使用した注入装置の要部を示
す。なお、第１図において、第４図で示した部材等に対
応するものについては、同一の符番で指示した。また、
この注入装置は、第４図に示した装置の改良型であるの
で、第１図に示している部分以外については、基本的に
は第４図に図示した部材等を備えている。
す。なお、第１図において、第４図で示した部材等に対
応するものについては、同一の符番で指示した。また、
この注入装置は、第４図に示した装置の改良型であるの
で、第１図に示している部分以外については、基本的に
は第４図に図示した部材等を備えている。
本例においては、ベルト１上に設けろれた湯溜り部４に
対して、タンディツシュ等の注腸装置７内に収容されて
いる溶融金属８が、注湯装置７底部に取り付けられたノ
ズル１５を介して注入されている。このノズル１５は、
ベルト１の走行方向Ｘに関して後方に傾斜した先端部１
６をもっている。このため、ノズル１５の先端部１６か
ら流出する溶融金属８は、湯溜り部４の湯面に対して斜
めに流下する。
対して、タンディツシュ等の注腸装置７内に収容されて
いる溶融金属８が、注湯装置７底部に取り付けられたノ
ズル１５を介して注入されている。このノズル１５は、
ベルト１の走行方向Ｘに関して後方に傾斜した先端部１
６をもっている。このため、ノズル１５の先端部１６か
ら流出する溶融金属８は、湯溜り部４の湯面に対して斜
めに流下する。
この溶融金属８の流下エネルギーによって、湯溜り部４
内の溶融金属に矢印で示したような循環流１７が生じる
。したがって、湯溜り部４の表層部が停滞することなく
、常に下方にある高温状態の溶融金属と入れ換わる。こ
のため、湯溜り部４の湯面が外気によって冷却され温度
降下することが抑制され、薄皮が湯面に生じ難くなる。
内の溶融金属に矢印で示したような循環流１７が生じる
。したがって、湯溜り部４の表層部が停滞することなく
、常に下方にある高温状態の溶融金属と入れ換わる。こ
のため、湯溜り部４の湯面が外気によって冷却され温度
降下することが抑制され、薄皮が湯面に生じ難くなる。
また、このように斜め後方に溶融金属８を流下させると
き、溶融金属８の落下エネルギーがベルト１上に生成さ
れている凝固シェル１０に直接加わることがない。その
ため、凝固シェル１０が成長している付近の冷却条件が
乱されず、安定した凝固シェル１０の成長が確保される
。また、生成した凝固シェル１０が溶融金属８の落下流
によって再溶解することも防止される。更には、この斜
め後方の流れとすることによって、湯溜り部４の湯面に
浮遊しているスカム等の異物を後方に押しやり、湯溜り
部４から搬出される凝固シェル１０にこれろ異物が随伴
されることがなくなる。
き、溶融金属８の落下エネルギーがベルト１上に生成さ
れている凝固シェル１０に直接加わることがない。その
ため、凝固シェル１０が成長している付近の冷却条件が
乱されず、安定した凝固シェル１０の成長が確保される
。また、生成した凝固シェル１０が溶融金属８の落下流
によって再溶解することも防止される。更には、この斜
め後方の流れとすることによって、湯溜り部４の湯面に
浮遊しているスカム等の異物を後方に押しやり、湯溜り
部４から搬出される凝固シェル１０にこれろ異物が随伴
されることがなくなる。
第１図の例では、更に湯溜り部４を断熱カバー１８で覆
うことによって、湯溜り部４に注入された溶融金属８の
温度降下を防止している。これにより、湯溜り部４の湯
面に薄皮が更に生じ難い条件が維持される。また、この
ように断熱カバー１８を設けることにより外気の侵入が
防止されるため、湯面の酸化が抑制され、溶融金属８の
使用効率が向上すると共に、得られた薄帯１１の品質及
び表面性状が浸れたものとなる。
うことによって、湯溜り部４に注入された溶融金属８の
温度降下を防止している。これにより、湯溜り部４の湯
面に薄皮が更に生じ難い条件が維持される。また、この
ように断熱カバー１８を設けることにより外気の侵入が
防止されるため、湯面の酸化が抑制され、溶融金属８の
使用効率が向上すると共に、得られた薄帯１１の品質及
び表面性状が浸れたものとなる。
ノズル１５の先端部１６は、第２図に示すようにベルト
１の走行方向Ｘに関して前方に傾斜させても良い。この
とき湯溜り部４の湯面に生じる循環流１７ａ は、第１
図の循環流１７とは反対方向の流れとなる。この＠環流
１７ａ によっても、湯面に薄皮が生成することが防止
されることは同様である。更に、この向きの循環流は、
凝固開始点、すなわち固定堰６とベルト１との接点コー
ナー付近に擾乱を与えることが少なく、得られた薄帯１
１のベルト、面側の表面性状が良好となる。
１の走行方向Ｘに関して前方に傾斜させても良い。この
とき湯溜り部４の湯面に生じる循環流１７ａ は、第１
図の循環流１７とは反対方向の流れとなる。この＠環流
１７ａ によっても、湯面に薄皮が生成することが防止
されることは同様である。更に、この向きの循環流は、
凝固開始点、すなわち固定堰６とベルト１との接点コー
ナー付近に擾乱を与えることが少なく、得られた薄帯１
１のベルト、面側の表面性状が良好となる。
第３図は、ノズル１５の先端部１６の傾斜角度が湯溜り
部４の表面にお１する溶融金属の流速に与える影響を表
したものである。ここで、傾斜角度とは、同図（ａ）に
示すようにノズル１５の軸線と先端部１６の軸線との間
の角度θをいう。また、湯溜り部表面の流速は、浮遊物
体のビデオ画面解析によって測定した。
部４の表面にお１する溶融金属の流速に与える影響を表
したものである。ここで、傾斜角度とは、同図（ａ）に
示すようにノズル１５の軸線と先端部１６の軸線との間
の角度θをいう。また、湯溜り部表面の流速は、浮遊物
体のビデオ画面解析によって測定した。
なお、本例においては、普通鋼組成をもつ温度１５８０
℃の溶鋼を、傾斜角度４度で配置された幅３００ｍｍの
ベルト１上に設けられた湯溜り部４に、流量２４０ ’
ｋｇ／分の割合で注入した。そして、注湯装置７に取り
付けるノズル１５として、種々の傾斜角度θを付けた先
端部１６をもつものを使用し、その傾斜角度θと表面流
速との関係を調べ、その結果を同図ら）にグラフ化した
。この図から明らかなように、傾斜角度θの絶対値を４
５度以上とするとき、湯溜り邪４の表面流速が大きなも
のとなり、場面の入れ替えが盛んに行われていることが
判る。
℃の溶鋼を、傾斜角度４度で配置された幅３００ｍｍの
ベルト１上に設けられた湯溜り部４に、流量２４０ ’
ｋｇ／分の割合で注入した。そして、注湯装置７に取り
付けるノズル１５として、種々の傾斜角度θを付けた先
端部１６をもつものを使用し、その傾斜角度θと表面流
速との関係を調べ、その結果を同図ら）にグラフ化した
。この図から明らかなように、傾斜角度θの絶対値を４
５度以上とするとき、湯溜り邪４の表面流速が大きなも
のとなり、場面の入れ替えが盛んに行われていることが
判る。
すなわち、ノズル１５の先端部１６を前方又は後方に４
５度以上の角度で傾斜させることによって、湯溜り部４
の表面に溶融金属が滞留することが効果的に防止された
。したがって、湯面に薄皮が生成することがなく、得ら
れた薄帯１１の表面に二重肌等の欠陥がみられなかった
。
５度以上の角度で傾斜させることによって、湯溜り部４
の表面に溶融金属が滞留することが効果的に防止された
。したがって、湯面に薄皮が生成することがなく、得ら
れた薄帯１１の表面に二重肌等の欠陥がみられなかった
。
以上に説明したように、本発明においては、（湯溜り部
の湯面に対して溶融金属を傾斜流として注入することに
より、湯溜り部に表面流れを与え、表面層と内部との間
で溶融金属が入れ換わることを促進させている。すなわ
ち、湯溜り部の表面に溶融金属が滞留することが防止さ
れるので、外気によって冷却されがちな表面層に薄皮が
生成することが防がれる。その結果、溶融金属の使用効
工が向上することは勿論として、薄皮が凝固シェルに随
伴されることに起因する二重肌等の欠陥が製品である金
属薄帯に発生することがない。このように、本発明によ
るとき、優れた品質の金属薄帯を製造することが可能と
なる。
の湯面に対して溶融金属を傾斜流として注入することに
より、湯溜り部に表面流れを与え、表面層と内部との間
で溶融金属が入れ換わることを促進させている。すなわ
ち、湯溜り部の表面に溶融金属が滞留することが防止さ
れるので、外気によって冷却されがちな表面層に薄皮が
生成することが防がれる。その結果、溶融金属の使用効
工が向上することは勿論として、薄皮が凝固シェルに随
伴されることに起因する二重肌等の欠陥が製品である金
属薄帯に発生することがない。このように、本発明によ
るとき、優れた品質の金属薄帯を製造することが可能と
なる。
第１図は本発明の第１実施例における注入装置の要部を
示し、第２図は同じく第２実施例における注入装置の要
部を示し、第３図はノズル先端部の傾斜角度が湯溜り部
の表面流速に与える影響を説明する図である。また、第
４図は、本発明者等が別途開発した単ベルト方式の連続
鋳造装置を示す。 特許出願人 新日本製鐵 株式會社 代 理 人 小 堀 益 （ほか２名
）第 １ 図 第２図 × ベルトの定［力量 第３図 （０） （ｂ） 第４図 ｂ 固
示し、第２図は同じく第２実施例における注入装置の要
部を示し、第３図はノズル先端部の傾斜角度が湯溜り部
の表面流速に与える影響を説明する図である。また、第
４図は、本発明者等が別途開発した単ベルト方式の連続
鋳造装置を示す。 特許出願人 新日本製鐵 株式會社 代 理 人 小 堀 益 （ほか２名
）第 １ 図 第２図 × ベルトの定［力量 第３図 （０） （ｂ） 第４図 ｂ 固
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、走行するベルト上に設けられた湯溜り部に注湯され
た溶融金属を冷却・凝固することにより金属薄帯を製造
する際に、前記ベルトの走行方向に関して前方又は後方
に傾斜した角度で溶融金属を前記湯溜り部に注入するこ
とを特徴とする単ベルト方式の連続鋳造における溶融金
属の注入方法。 ２、走行するベルト上に設けられた湯溜り部に注湯され
た溶融金属を冷却・凝固することにより金属薄帯を製造
する連続鋳造装置において、前記湯溜り部の上方に配置
された注湯装置に接続されたノズルの先端部を、前記ベ
ルトの走行方向に関して前方又は後方に傾斜させている
ことを特徴とする単ベルト方式の連続鋳造における溶融
金属の注入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12526987A JPS63290662A (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 単ベルト方式の連続鋳造における溶融金属の注入方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12526987A JPS63290662A (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 単ベルト方式の連続鋳造における溶融金属の注入方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63290662A true JPS63290662A (ja) | 1988-11-28 |
Family
ID=14905900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12526987A Pending JPS63290662A (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 単ベルト方式の連続鋳造における溶融金属の注入方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63290662A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61135462A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-23 | Kawasaki Steel Corp | 金属クラツド材の連続鋳造装置 |
-
1987
- 1987-05-21 JP JP12526987A patent/JPS63290662A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61135462A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-23 | Kawasaki Steel Corp | 金属クラツド材の連続鋳造装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0583867B1 (en) | Method and apparatus for continuous casting of metals | |
| AU663421B2 (en) | Contained quench system for controlled cooling of continuous web | |
| JPH0688106B2 (ja) | 帯状金属鋳塊の水平式連続鋳造法及びその装置 | |
| JPH0570537B2 (ja) | ||
| JPS63290662A (ja) | 単ベルト方式の連続鋳造における溶融金属の注入方法及び装置 | |
| JP3817188B2 (ja) | スカム堰およびスカム堰を有した双ドラム式連続鋳造機による薄肉鋳片の製造方法 | |
| JPH0763813B2 (ja) | 金属薄帯の連続鋳造方法及び装置 | |
| JPH044065B2 (ja) | ||
| KR20170055087A (ko) | 쌍롤식 박판주조기 및 그 주조방법 | |
| JPH02207946A (ja) | 連続鋳造時のスカム除去方法及び装置 | |
| JPH067900A (ja) | スラブの連続鋳造機および連続鋳造方法 | |
| JPS63177945A (ja) | 薄鋳片連続鋳造装置 | |
| JPS59104254A (ja) | ツインベルトキヤスタ−への溶湯供給方法 | |
| JPH0646597Y2 (ja) | 金属薄帯連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JPH03254337A (ja) | 溶融金属の連続鋳造方法および保有熱回収方法 | |
| JPH04224055A (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JPH0521665B2 (ja) | ||
| JPH06182502A (ja) | 単ベルト式金属帯連続鋳造装置 | |
| JPH0825000A (ja) | ベルト式連続鋳造方法 | |
| JPS63290660A (ja) | 金属薄帯の連続製造装置 | |
| JPS63199053A (ja) | 金属薄帯の連続鋳造方法及び装置 | |
| JP2003236646A (ja) | 表面性状に優れた薄肉鋳片の連続鋳造方法および仕切り堰 | |
| JPS6138747A (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JPH01284462A (ja) | 無限軌道式連続鋳造機および連続鋳造方法 | |
| JPH0763812B2 (ja) | 金属薄帯連続鋳造機におけるベルトの変形防止方法 |