JPS63290550A - 穿刺針案内用超音波断層装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波断層装置に係り、特に、穿刺針の体内
目的位置への案内を超音波断層映像の監視ドで行う際に
適用して有効な画像処理技術に関するものである。

〔従来の技術〕

超音波断層像の監視ドで穿刺針を体内の目的部位に案内
する手段は、近年多く用いられるようになってきており
、例えば、穿刺用超音波プローブとして知られているも
のがある。穿刺針を体内の目的部位に案内するために、
穿刺用超音波プローブが使用される時には、超音波断層
像を表示する画面上に穿刺方向を示すマークを表示して
、超音波断層像における穿刺針の方向の確認ができるよ
うになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、前記従来の穿刺用超音波プローブにおい
ては、超音波断層像を表示する画面上に穿刺針案内機構
の穿刺方向を示すマークを表示するのみであり、このマ
ークは実際の穿刺針を映し出すものではない。このため
、実際の穿刺針を体内の目的部位に確実に案内するため
には、超音波断層像における実際の穿刺針の映像を見な
がら穿刺針を刺すようにしなければならない、しかし、
監視用の超音波断層像上に表示される穿刺針の映像は、
生体内組織の映像情報と混在しており、識別が困難であ
るという問題があった。

穿刺術では体表面に対して垂直に穿刺針を穿刺する方法
が一般的であるが、穿刺針の角度が垂直に近づくほど、
穿刺針の方向と超音波探触子から超音波ビームの方向と
が平行に近くなるため、穿刺針からのエコー情報が少な
くなり、穿刺針の映像が兄にくくなる。これが前記の穿
刺針の映像の識別を困難にしている理由の一つである。

これに対しては、超音波断層像の画面の映像上において
穿刺針像を強調するための画像処理を行うようにすれば
良い。しかし、この場合に単に、穿刺針像を強調するた
めの画像処理を行うと、穿刺針像だけでなく、映像全体
の画質を変えてしまうので、生体内組織の映像情報の識
別が国璽になるという問題が発生する。このため、安全
上、操作特性上の見地から、穿刺針を映出するための特
別な画像処理を行うことはできないという問題があった
。

本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
ある。

本発明の目的は、超音波断層装置において、超音波断層
像の画像上における穿刺針の先端位置を確実に識別する
と共に、生体内組織の情報に対する映像の画質を低下さ
せないで画像処理を行うことができる技術を提供するこ
とにある。

本発明の他の目的は、穿刺針の確認が容易にでき、かつ
、安全性、操作性を向上することができる。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は１本
明繕書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。

〔問題点を解決するための手段〕

本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。

すなわち、穿刺針案内機構を有して超音波送受波を行う
超音波探触子と、該超音波送受波の制御と受波信号の処
理を行って超音波断層像を得る処理装置とを有する超音
波断層装置において、前記処理装置に、穿刺針案内機構
の穿刺針案内方向に沿った所定の範囲内の超音波断層像
の画像処理を、他の部分と異なる画像処理とする画像処
理手段を設けたことを特徴とするものである。

〔作用〕

前記手段によれば、穿刺針案内機構を有している超音波
探触子の穿刺針案内機構の穿刺針案内方向に沿った所定
の範囲内の超音波断層像の画像処理を、他の部分と異な
る画像処理とする画像処理手段を設けたことにより、超
音波断層像の監視下で穿刺針を体内の目的部位に案内す
るための穿刺針像の画像処理５例えば、映像上に表示さ
れる穿刺針をきわ立たせるための特別な画像処理は、予
め予定している穿刺針の案内方向に沿った所定の範囲内
のみで行い、他の範囲内の超音波断層像の生体内組織の
映像情報の画像処理は、体内臓器等の観察に最適な状態
の通常の画像処理とすることができるので、超音波断層
像の生体内の組織情報の映像のＩｆｆの劣下を防１１−
することができる。

〔発明の実施例〕

以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳細に説明する
。

なお、実施例を説明するための全回において。

同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返し
の説明は省略する。

第１図は、本発明の一実施例の超音波断層装置の概略構
成を示す機能ブック図、 第２図は、第１図に示す超音波断層装置の表示装置に表
示された超音波断層像の表示映像の一例を説明するため
の説明図、 第３図は、第２図に示す表示映像の変形を説明するため
の説明図である。

まず、本発明の原理を第２図及び第３図を用いて説明す
る。

第２図において、Ａは超音波断層像、Ｂは超音波断層像
内の臓器の表示像である。また、点線で示す左ｆ方へ延
びる線Ｃは穿刺針の刺入方向を示すための案内線である
。この案内線Ｃの方向は。

超音波断層装置で用いる超音波探触子が有する穿刺針案
内機構の案内方向により定められているものである。案
内線Ｃの両側に示す斜線部の領域りは、穿刺針の刺入位
置を見やすくするために特別な画像処理を施した部分で
ある。一番外側の枠Ｅは、映像表示装置の表示部のＣＲ
Ｔ画面を示している。特別な画像処理を施す範囲の領域
りは、案内線Ｃに沿ってその両側に、例えば刺入点Ｘを
基点に５度ずつの範囲として設定される。また、この特
別な画像処理を施す範囲の領域りは、第３図に示すよう
に、案内線Ｃに沿ってその両側５■ずつの範囲として設
定するようにしてもよい、このように、特別な画像処理
を施す範囲の領域りは、超音波断層装置で用いる超音波
パルスが有する穿刺針案内機構の案内方向に沿って定め
た所定の範囲内とする。穿刺針は超音波探触子の穿刺針
案内機構により案内方向を定めて穿刺される。このため
、超音波断層像に現われる穿刺針の像は、この領域りに
入るので、この領域りの画像処理のみを穿刺針の像がき
わ立つような画像処理を行えば。

穿刺針の先端位置を確実に識別することができる。

次に１本実施例の一実施例の超音波断層装置を第１図を
用いて詳細に説明する。

本実施例の超音波断層装置は、第１図に示すように、送
波整相回路４でタイミング調整されたクロックパルスに
よって、パルス発生回路３から送波パルスを発生する。

この送波パルスはスイッチング回路２で選ばれた穿刺用
探触子ｌの振動子素子群へ送られ、超音波パルスとして
被検体へ放射される。そして、被検体の各部で反射され
た音波信号は穿刺用探触子１で受信される。この穿刺用
探触子ｌで受信された超音波パルスのエコー信号は、ス
イッチング回路２を介して超音波受波整相回路６に送ら
れて整相され、信号処理回路７において増幅、’ｒＧＣ
処理、対数増幅及び検波等の処理が行われ、アナログ・
ディジタル（Ａ／Ｄ）変換され、ディジタル信号となっ
て出力される。信号処理回路７からの信号はディジタル
スキャンコンバータ（ＤＳＣ）８へ送り込まれる。

ディジタルスキャンコンバータ８は、少なくとも２画面
分の画像メモリ８Ａ、８Ｂと制御回路８Ｃを有しており
、この２画面分の画像メモリ８Ａ及び８Ｂに同時に同じ
画像を記憶する。このディジタルスキャンコンバータ８
における２画面分の画像は、２画面向時に又は１画面ず
つ個別に表示部ｗ９に表示するようになっている。そし
て、ＩＮ像処理の種類、例えば、（１）０画像の輪郭の
強調するエバンス処理レベル、（２）、ある信号のみを
選択して強調する画像スライス処理レベル、（３）。

不必要な部分を除去するりジェクション処理レベル、（
４）、演算処理の指定等のその他の処理レベル等をＲＯ
Ｍ　（Ｒｅａｄ　０ｎｌｙ　Ｍｅｍｏｒｙ）等の画像処
理種類記憶用メモリ１１に記憶してテーブル化しておき
、外部に設けた画像処理種類指定用キースイッチ１２に
より使用する処理の種類を指定する。この指定された処
理に対応した画像処理信号１３を前記画像処理種類記憶
用メモリ１１から出力してディジタルスキャンコンバー
タ８に入力する。この画像処理信号１３に従って画面指
定キースイッチ１０で指定された方の画像で穿刺針に沿
って指定した部分の画像をディタルスキャンコンバータ
８で処理する。

本実施例の特別な処理を行う案内線の左右の範囲につい
ては、ディジタルスキャンコンバータ８の中にプログラ
ムしておいてもよい。

また、１つの画像を処理し、その案内線の両側にある処
理画像部のみを指定して、もう１枚の画像に重ね合わせ
ることにより、穿刺針をきわ立たせることができる。ま
た、重ね合わせる信号の比率を変更することもプログラ
ム上、又は外部からの画像処理種類指定用キースイッチ
１２により指定入力するようにすることも可能である。

また、もう１枚の画像の方の案内線の両側部分（処理画
像の重ね合わされる部分）をあらかじめ抜き出しておい
て、処ｍｓ像をはめ込むことも可能である。

以上、本発明を実施例にもとすき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、穿刺針案内機構
を有している超音波探触子の穿刺針案内機構の穿刺針案
内方向に沿った所定の範囲内の超音波断層像の画像処理
を、他の部分と異なる画像処理とする画像処理手段を設
けたことにより、超音波断層像の監視下で穿刺針を体内
の目的部位に案内するための穿刺針像の画像処理は、予
め予定している穿刺針の案内方向に沿った所定の範囲内
のみで行い、他の範囲内の超音波断層像の生体内組織の
映像情報の画像処理は、体内臓器等の＃ｉＲ察に最適な
状態の通常の画像処理とすることができるので、超音波
断層像の生体内の組織情報の映像の画質の劣下を防ｌユ
することができる。これにより、穿刺針の確認を容易に
でき、かつ、安全性。

操作性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の超音波断層装置の概略梼
成を示す機能ブック図。 第２図は、第１図に示す超音波断層装置の表示装置に表
示された超音波断層像の表示映像の一例を説明するため
の説明図。 第３図は、第２図に示す表示映像の変形を説明するため
の説明図である。 図中、ｌ・・・穿刺用探触子、２・・・スイッチング回
路、３・・・パルス発生回路、４・・・送波整相回路、
５・・・クロック発生及び制御回路、６・・・超音波受
波整相回路、７・・・信号処理回路、８・・・ディジタ
ルスキャンコンバータ、９・・・表示装置、ｌＯ・・・
画像指定用キースイッチ、１１・・・画像処理種類記憶
用メモリ、１２・・・画像処理種類指定用キースイッチ
、１３・・・画像処理信号である。 代理人　弁理士　小川勝馬　　ノ 算　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）穿刺針案内機構を有して超音波送受波を行う超音
   波探触子と、超音波送受波の制御と受波信号の処理を行
   って超音波断層像を得る処理装置とを備えた超音波断層
   装置において、前記処理装置に、穿刺針案内機構の穿刺
   針案内方向に沿った所定の範囲内の超音波断層像の画像
   処理を、他の部分と異なる画像処理とする画像処理手段
   を設けたことを特徴とする穿刺針案内用超音波断層装置
   。