JPS63290230A - 酸化物超電導体の焼成結合用金属、焼成結合方法及びその焼成結合超電導体 - Google Patents

酸化物超電導体の焼成結合用金属、焼成結合方法及びその焼成結合超電導体

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JPS63290230A
JPS63290230A JP62126313A JP12631387A JPS63290230A JP S63290230 A JPS63290230 A JP S63290230A JP 62126313 A JP62126313 A JP 62126313A JP 12631387 A JP12631387 A JP 12631387A JP S63290230 A JPS63290230 A JP S63290230A
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oxide superconductor
superconductor
bonding
firing
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JP62126313A
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Kiyoyuki Esashi
清行 江刺
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NIPPON HAIBURITSUDO TECHNOL KK
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/01Manufacture or treatment
    • H10N60/0268Manufacture or treatment of devices comprising copper oxide

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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸化物超電導体と高温で焼成結合させることが
出来る金属とそれを用いて焼成結合させる方法及びそれ
を利用して結合させた超電導体に関するものである。
従来超電導体はNbT iやNba8n  のような金
属系超電導体が実用になっており金属の塑性変形能や他
の金属との拡散性を利用して、実際の多芯線などが製造
されて来た。しかしながら最近、Ba−希土類元素−C
u−0系などの酸化物系超電導体中のある種の化合物、
例えばYBa2Cu306.0−7.0などの様に液体
窒素温度(77,85°K)以上の温度で超電導転移を
示す化合物が発明され、その実用化が非常に期待されて
いる。しかし、酸化物であるため塑性変形能が乏しく脆
弱であるために、実際に使用される線材の形状に製造す
ることは非常に困難である。例え、従来の多芯超電導線
を造る場合の如く、超電導特性を有する芯線を中に入れ
た銀、銅などの金属パイプを線引きして細線化を計った
としても塑性変形能のない酸化物の場合には中で粉末粒
子同志が無理にぶつかり合いながら摩滅あるいは破壊し
なから流動変形してゆくものと考えられ、線引きや型圧
延、押出しなどの圧力によって一部緻密化は進むものの
、粒子は依然として個々のままであり、高温における焼
成を待って始めて緻密化が進行されるはずである。しか
しながら前記の如き酸化物系超電導化合物は酸素が一部
欠乏したような成分組成、即ちYBa2Cu306.5
の付近の成分のものが最も高い超電導転移温度を示すと
言われておりきわめて焼成中の雰囲気に敏感であるので
、この様な密閉構造のまま焼成させて緻密化を促進して
、臨界電流密度を上げようとする場合には大きな問題が
残っている。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
であり、酸化物超電導化合物の特性を劣化させることな
く、通常の取扱いに詔いて剥離することのない程度の強
い結合力、親和性を有する金属元素や合金の4類、含有
量や結合させるため加熱焼成の方法、さらにはこの接合
技術を応用した各種の異」材料を焼成結合した超電導体
を提供することを目的としている。
本発明の液体窒素温度以上の高温の超電導転位温度を有
する酸化物超電導体の焼成結合用の金属はパラジウム、
白金あるいは金の中から選ばれるいずれか1種又は2種
以上を合計30.0重1%以下、残部実質的に銀及び不
可避的不純物よりなる組成物の金属であることを特徴と
している。
又、本発明の液体窒素温度以上の高温の超電導転移温度
を有する酸化物超電導体と異到材料との焼成結合方法は
、この焼成結合用金属の粉末、細線、板あるいは溝形の
断面を育する連続条、あるいは焼成結合用の金属が表面
に被覆された異種金屑やセラミックスの表面と酸化物超
電導体化合物あるいは成分組成配合物の、粉末のペース
ト乾燥膜、溶射膜、粉末加圧成形体、蒸若やスパッター
によるR@、溶融多結晶体あるいは単結晶体の表面とを
直接接触させつつ高温の大気、酸素ガス、あるいは含酸
素混合ガス中で、加圧あるいは非加圧下で、金属を固相
゛のままあるいは液相の状態にして、焼成結合させる際
に酸素が外界雰囲気中と超電導体の化合物、組成配合物
、中との間を容易に移動出来るように焼成結合体の外表
面のかなりの部分、少くとも5%以上を酸化物超電導体
が占めるように構成配置して焼成結合させることを特徴
としている。
さらに、本発明の酸化物超電導体と金属及びその他の異
種材料との焼成結合@電導体は前契の焼成結合用金属の
線などの各種の部材やこれら金1によって表面が被覆さ
れた異種金属やセラミックスの表面と前記の酸化物超電
導体化合物あるいは成分配合組成物のペースト乾燥膜な
ど各種の部材の表面とを直接に接触させて、高温の酸化
雰囲気中で、加圧あるいは非加圧下で、焼成結合させる
際に、焼成結合すべき物体の外表面のかなりの部分少く
とも5%以上を酸化物超電導体が占めるように構成配置
して焼成結合させて製造したことを特徴としている。
本発明に詔ける酸化物超電導体とは、Ba−Y−C!u
 O+  La (Ba 5r)−Cu O,8(−B
1−Cu−0゜La−8r cu Os  (Er+ 
uo、 Trn+ Lu)  Ba Ou O系などの
如く液体窒素温度以上の超電導転移温度を有する希土類
元素やYやScとCUとBaあるいはSr の酸化物超
電導体あるいはこれらと類似の結晶構造を有する酸化物
超電導体である。
これらの酸化物超電導体に対して、ムgは高温において
親和力をもち結合力を有する金属である。
Agの酸化物Ag2Oは本来160°C以上の温度範囲
では分解してAg となるはずだが、酸化物超電導体と
接触している面では一部原子的レベルで隣接している酸
化物の酸素、0、と親和力を有しているものと考えられ
る。さらにAgは融点が960、7°Cと前記の酸化物
超電導化合物粉末の焼成温変約900°Cに近い値であ
り、この900°Cの温度ではAgは非常に活発な拡散
運動を行うことが出来ると考えられるので充分短時間に
焼成結合を達成することが出来る。又、ムgは電気抵抗
が低く、又、熱伝導も良いので超電導化合物に隣接して
配置構成すると、超電導転移状態を安定に持続させるう
えで非常に有効である。ざらにAgは柔軟な金属である
ので、高温で焼成結合後の酸化物超電導体との熱収縮の
差に起因する応力、歪を解放させる緩衝体としての役割
りを充分に果すことが出来る。以上の点から考えて、例
えば超硬合金製造のために、タングステンカーバイド、
WCの粒子間の焼成結合金属として用いられるC0や酸
化物セラミックス粒子系のサーメットの製造に用いられ
る粒子間に介在する金属の如き役割りを酸化物超電導体
に対してAgが果すことが出来ると考えられる。
Pd は酸化物PdOとしては875°Cまで安定であ
りそれ以上の高温では分解し大気中でも金属のまま存在
することが出来る。したがって酸化物超な導体、例えば
Ba−Y−CLI−0系の焼成温度範囲830〜930
°CではPdの酸化は進行せず超電導体中にPd が酸
化物となって入り化合物の構造を乱すことは無い。しか
しAgよりもはるかに高温まで酸化物が安覧であるので
酸化物との親和力がより−リ大きく、主成分銀中に含有
させることにより、焼成結合金属としての結合力を向上
させることが期待出来る。又Ag−Pd 合金は純ムg
に比較して強度が高いので製造すべき複合体として徐の
ような焼成結合超電導体の補強効果を一段と向上させる
ことが出来又、本発明金属を電気回路として利用する場
合のAgのマイグレーションを抑える効果がある。しか
し、Pd を過剰に含有さ、 せ過ぎる場合には銀素地
の硬度、0.2%耐力を増大させ過ぎて焼成結合後の熱
収縮の差に起因する応力を緩和することが出来ず結合界
面で剥離を生じたり、酸化物超電導体にクラックを発生
させたりするので3060重量%(以下、重量%の%を
省略)以下とする必要があり、さらに1010%を毬え
るとAg素地の電気抵抗を著しく増大させて超電導特性
の安定性を損うので10.0%以下を好適成分範囲とす
る。
Pt  も同様にPiOとしては560°Cまで安定で
ありそれ以上の高温では金属として安定であるため焼成
結合時にPt 元素が酸化物超電導体の結晶格子中にど
んどん侵入して格子を乱すことは無く、同様に酸化物と
の親和力を有する元素であり、Agに含有させる場合に
はPd  と同様な効果が期待出来るので30.0%以
下含有させることが出来る。
Auは酸化物を形成しないが主成分Agに固溶して融点
を高める点、電極として利用し、ワイヤボンディングや
ダイボンディングをする場合に有利であり、又Agの揮
発性を抑え、耐蝕性を向上させるために信頼性を高める
上で有効な元素であり30.0%以下含有させることが
出来る。
又、以上のPd + P j 、Auの各金属元素をA
gに配合する場合に合金であることが好ましいが、粉末
を用い液相かそれに近い状態で焼成結合させる場合には
個々の金属の配合組成物を用いることも出来、又これら
元素が合計30.0%以下であれば同時に配合しても焼
成結合性を損うこともない。
本発明の焼成結合用金属を用いて酸化物超電導体に焼成
結合用金属を結合あるいはこの焼成結合用金属を介して
他の異った金属やセラミックスを結合させる本発明方法
を実際のこれらの焼成結合体の形状に即して説明すると
次の通りである。(1)まず本発明金属を粉末として用
いる場合、例えば、Ag+  Pd、Pts  ムU 
の325メツシユ以下の粉末に適度な流動性と酸化物超
電導体表面への付着力とを付与するために粘結剤として
エチルセルローズと溶剤とを加えて混合してペースト状
として酸化物超電導体の表面に印刷の技法で塗布し乾燥
後Ba−Y−Cu−0系の場合の焼成温度の830〜9
30℃の加圧、1気圧あるいは減圧の大気、酸素、含酸
素混合ガスなどの酸素雰囲気下で、固相のままあるいは
液相を生じさせつつ、焼成結合させて焼付ける。冷却に
際しては酸化物超電導体表面より酸素を放出して酸素欠
乏型の結晶構造となって超電導特性を保有するように、
つまり酸素が逃げ易いように焼成結合体の外表面の少く
なくとも5%程度は酸化物超電導体が占めるように印刷
しておく必要がある。
(11)本発明の焼成結合用金属が粉末である場合の他
の例としては、例えば酸化物超電導体も粉末である場合
には、焼成結合用金属を15.0%以下、酸化物超電導
体の粉末に配合して混合し、有機性のバインダー類とし
て例えばパラフィン、エチルセルロース、アクリル酸エ
ステル、あるいはBa。
Sr+  8C+  Ys希土類元素や銅などの金属ア
ルコレートや高級脂肪酸のこれらの金属の塩類を加えて
プレス成型性や焼結性を高めるようにして加圧成形ある
いは有機バインダーを加えずに加圧成形後に必要に応じ
て脱バインダー処理を施してから860〜930℃の酸
化含有雰囲気中で焼成結合、あるいはホットプレスや熱
間靜水圧処理を行うことにより、さらに緻密に焼成結合
させた酸化物超電導体と本発明の焼成結合用金属との焼
成結合超電導体を作製することが出来る。即ち本焼成結
合金属が酸化物粒子間に充てんされているために従来、
超電導特性を発現させるために採用されて来た860〜
930℃の温度範囲でも充分に緻密で強度に優れ、靭性
のある焼成物を得ることが出来る。単純な酸化物だけの
系の場合には緻密化させるためにはより高温の領域での
焼成が好ましいが超電導特性を示さなくなるためにこの
ような高温領域は避けねばならないので微密化した焼成
体を得ることは困難であった。本発明方法はこの特性を
発現出来ると同時に緻密化をはかるうえで有効であり、
ひいては列界電流密変の向上、超電導特性の安定化に非
常に有効である。しかしながら15%以上含有させると
電流は酸化物超電導粒子間にできる本発明の焼成結合金
属の厚い壁を通して流れることになり超電導特性を低下
させる。しかし適址の焼成結合金属の場合には、粒子表
面に極めて薄く局部的に分布し、粒子同志の空隙を埋め
たり、表面の破壊された凹凸の多い粒子同志の単なる根
域的接触を回避して塑性変形的な要素を伴うより金属的
接触あるいは結合をはかる効果が現れるので大変有利と
なる。この場合、冷却過程にあける酸素原子の移動は一
部の残存微小空隙や極めて薄い結合金属膜を通じて行わ
れるものと考えられる。
III)さらに本発明全綱がいろいろな断血形状の連続
の線や条材と見なせる場合や他の金属や無儂繊唯の芯線
の表面に本発明金属が被覆されたような線や条材と見な
せる場合には、酸化物超電導体の粉末あるいは前記の如
く焼成結合金属の粉末を15.0%以下含有させて緻密
化をはかった混合粉末を前記の如きペースト状として、
スプレー浸漬、印刷などの方法により塗布したりあるい
は粉末のまま若干のバインダー成分を加えてプレス充て
んしたりした後に乾燥、脱バインダー、加圧成形などの
工程を経て、そのまま、あるいは高温プレス、高温ロー
ル加圧、高温静水圧加工しながら前ト同様の焼成方法で
結合して線材化することが出来る。
さらに酸化物超電導体の露出表面をより低温の温度で金
属被覆することにより、始めて密閉した。
より取扱いの容易な線材を形成することが出来る。
この金属被覆の方法としてはアルミニウム、銀、銅など
の熱伝導と1a気伝導性に優れた金属を蒸着、スパッタ
ー、溶射あるいはメッキなどの方法で被覆したり、鉛、
はんだなどの低融点金属を銅や銀をメッキなどにより薄
(被覆した後に溶融浸漬したり、あるいはさらにはんだ
やろう材を用いて補強のためにステンレス鋼の条や線、
パイプを接合、被覆することも出来る。このような線材
の複数本を束ねたり、あるいは長手方向に酸化物超電導
層を何本もの線として焼付けた条材を重ねたりして、多
芯線化をはかることが出来るが、この場合はあまり高温
に上げすぎて、超電導特性を劣化させない低温側で、こ
れらの被覆金属を互いに溶着したり、ろう付したりある
いは拡散接合したりして製造する。又、熱伝導性に優れ
た導電性の有機化合物を浸漬、塗布して硬化させ多芯一
体化することも出来る。
IVIさらに本発明焼成結合用金属をメッキ、蒸着、ス
パッターなどによって形成される薄い膜として、あるい
は溶射や前記の如きペーストの印刷膜としてあるいはさ
らに焼付は膜として酸化物や炭化物のセラミックスの表
面上に固着させておき、さらにその上に酸化物超電導体
、あるいは前記の如く本発明の焼成結合金属を15%以
下含有させて特性の安定化をはかった超電導体を同様な
手法で膜状に形成させろ間にあるいは形成後に、昇温さ
せてす上の材料を焼成結合させることが出来る。
Mさらに本発明焼成結合用金属を15.0%以下含ませ
特性の安定化をはかった超電導体あるいは酸化物超電導
体の組成物を本発明の焼成結合用金属あるいはそれをク
ラッド技術、メッキ、蒸着、溶射スパッターなどいろい
ろな方法で表面に被覆した他の種類の金属、例えばステ
ンレス鋼、銅、銅合金などのような非磁性で強度が優れ
た合金とか、熱伝導の良い金属合金の板状、筒状、中空
容器状などのいろいろな形状の金属部材に、蒸着、スパ
ッターイオンプレーティング、溶射、メッキ、あるいは
ペースト印刷膜とか塗布、浸漬、スプレーコーティング
などによる膜として形成後あるいは形成中に昇温して、
焼成結合させることが出来る。
本発明の焼成結合層1[を4体は前記の(1)〜(■の
項に記載の本発明方法によって酸化物超電導体と種々の
形状を有する種々の材料とを組み合わせて製造される。
これらの焼成結合超電導材料は(1)の場合は例えば酸
化物超電導体にW!極を取りつけて各dの磁気的なセン
サーや素子を造るのに利用出来る。(il)の場合は超
電導体のブロック、丸棒、板などの形状のものを製造す
るのに適しているので、銅の多孔体やパイプに、このよ
うにして作られた焼成結合超電導材料の丸棒を押し込ん
で押し出し、型圧延、引抜きなどの加工によっても多芯
線や単線を作ることが出来るので、この目的のための中
間体としても利用出来る。0!I)の場合はそのままで
超18導の単芯線又は多芯線として利用される。クリの
場合はセラミックスの表面上の超電導回路として用いら
れ又反磁性を利用した各種のセンナとして用いられる。
(Vlの場合は金寓を基材として用いるため、反磁性を
利用した優れた磁気シールド材として用いることが出来
る。又円筒形基板の内表面、外表面にスパイラル状に超
電導回路として形成させ超電導マグネットとして利用す
ることが出来る。
本発明によって従来複合化の困難であった酸化物超電導
体を各種の材料とある程度の結合力をもって複合化する
ことが出来るようになった。その為、いろいろな用途に
応じたいろいろな形状の超電導体を製造出来るようにな
った。したがって経済的、性能的な観点に立って、最も
合理的な設計と素材の選択とが可能になり、液体窒素温
度以上の臨界温度を有する超電導体の各種の用途例えば
、磁気浮上列車、超電導モーター、MEND発電、咳融
合炉、超電導送電、磁気分離船舶推進、超電導無効電力
補償装置、超電導エネルギー貯蔵装置、核磁気共鳴診断
装置、ジゴセフソン素子などの実用化へ本発明を適用し
て効果を上げることができる。
次に本発明の詳細な説明する。
実施例1 Y30a、  BaO03,CuOの化合物粉末をY、
Ba。
Cuがそれぞれ原子比で1:2:aとなるように配合し
混合した粉末を10 ton程度の圧力で加圧して、1
2φ、1 gr程度に成形後930°Cで3時間、大気
中で焼成後130″Cまで炉冷した後粉砕して粉末とし
さらにもう2回プレス成形、加熱、炉冷をくり返した後
液体窒素中で4端子法で抵抗を測定し抵抗が零になるこ
とを確認した後に、そのボタン状起電、導体の上にAg
 の粒子0.15grを乗せ大気中975°CでAg 
を溶融させ接触角を計ったところ約45°程度で濡れ性
が良いことを確認した。ついで溶着したAgの頂上の部
分に0.5φの銅線をはんだ付して引張試験を行ったと
ころ約1にりで酸化物超電導体がAg に付着したまま
、酸化物超電導体の部分で破壊したのでAgが充分な焼
成結合強度を有することが確認出来た。
実施例2 実施例1に記載の如き3回目焼成後の酸化物超電導体を
粉砕した粉末に一825メツシュのムg粉を5%、10
%混合した粉末を同様な手法でボタン状に焼成結合した
後に、同様に4端子法で抵抗を測定した。どちらも、液
体窒素中で0.05 A程度の電流を通じ抵抗が零とな
ることを確認した。
ボタン状の形状のまま測定したので臨界電流密度の絶対
値は求めにくいが、超電導特性でなくなる最大の電流値
は全(Agの配合されていない実施例1記載のボタンと
比較しても5%Ag配合のものの方がかなり大きな値を
示し、最大IAまで流すことが出来たが、これ以上では
仮り止め電極部の接触が不安定となり測定出来なかった
。この結果から本発明の焼成結合金網の1つである適量
のAgの配合が酸化物超電導体の特性の安定化、向上に
有効であることが判る。
実施例3 本発明の焼成結合用金属であるAg、2.5%Pd−A
g、25%Pd−ムgの8種の金属の幅3賜、厚さ0.
08鴎、長さ50mの細長い平角線の片面全面に、実施
例1と2で用いたと同じ工程で造った超電導化合物の粉
末及びAg5%、AglO%混合粉にエチルセルローズ
系のペースト形成ビークルを適量配合して作製した8種
のペーストをスクリーン印刷によって印刷後乾燥させた
後、930℃大気中で2時間加熱し徐冷後炉より取り出
して厚さ30μm程度の焼成結合膜を形成させたことを
確認した。さらにダイヤモンドヤスリによる擦過試験や
曲げ試験を行ったところ、Pd%が高い平角線の場合は
ど、又ペースト中の酸化物超電導体に対するAg%が高
いものほど、剥離しにくかった。さらに超電導特性を同
様に4端子法によって測定したところ、いずれの場合で
も液体窒素温度で超電導状部となっていることが判った
。又、さらにこれらの超電導線を圧延あるいはプレスな
どにより加圧圧縮して一段と緻密化した後に再度同じ焼
成結合処理を施こした線材のいずれもが同様に液体窒素
温度で超電導特性を示した。以上の結果から本発明によ
り超電導単線はもちろんのこと多芯線も製造可能である
と判った。
実施例4 96%純度のアルミナ基板501111X25+111
1XO,8fiの上にまずAg粉末を実施例3と同様の
ペースト形成ビークルを用いて印刷し乾燥して厚さ30
μm1幅3+m、長さ50賜のパターンに膜を形成させ
た。さらにその印刷膜の上に実施例1に記載の如き8度
焼成後の酸化物超電導体の粉末を同じパターンになるよ
うに位置を合わせて、ペースト印刷をして乾燥後50μ
m程度の厚さの膜とした。その後930°Cで1時間、
同様な焼成結合処理を施こしたところ、ム1303板上
にAgの層を介してBa−Y−Cu−0系超電導の層を
焼付けることが出来た。液体窒素温度で同様に電気抵抗
を計り、超電導状態になることを確認した。したがって
本発明方法により通常の方法では接合出来ないAl2O
3と酸化物超電導化合物をはじめて接合出来、セラミッ
クス基板の上に超電導電子回路を形成出来るので、本発
明は大変有効である。
以とのように本発明によれば液体窒素温度以上の高温の
超電導転移温度を有する酸化物超電導体と異種材料との
組み合わせによる強い結合力を有する焼成結合超電導体
を製造することが出来る。
出願人   日本ハイブリッドチクノロシーズ株式会社
手続補正書 昭和 62’「 8  月寝シ)11 1  if件の表示 昭和62年特許願第126118
号3 補正をする者

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パラジウム、白金あるいは金の中から選ばれるい
    ずれか1種又は2種以上を合計30.0重量%以下、残
    部実質的に銀及び不可避的不純物よりなる組成物金属で
    あることを特徴とする液体窒素温度以上の高温の超電導
    転移温度を有する酸化物超電導体の焼成結合用の金属。
  2. (2)銀であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の(Ba,Sr)−(Y,3c,希土類)−Cu−
    O系超電導体焼成結合用金属。
  3. (3)パラジウムを10.0重量%以下含み、残部実質
    的に銀及び不可避的不純物よりなる組成物金属であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の(Ba,S
    r)−(Y,Sc,希土類)−Cu−O系超電導体焼成
    結合用金属。
  4. (4)パラジウム、白金あるいは金の中から選ばれるい
    ずれか1種又は2種以上を合計30.0重量%以下、残
    部実質的に銀及び不可避的不純物よりなる組成物金属で
    ある金属の粉末、線、板あるいは溝状の断面を有する連
    続条、あるいは焼成結合用の金属が表面に被覆された異
    種金属やセラミックスの表面と液体窒素温度以上の高温
    の超電導転位温度を有する酸化物超電導体化合物あるい
    は成分組成配合物の、粉末のペースト乾燥膜、溶射膜、
    粉末加圧成形体、蒸着やスパッターによる薄膜、溶融多
    結晶体あるいは単結晶体の表面とを直接接触させつつ、
    高温の大気、酸素ガス、あるいは含酸素混合ガス中で、
    加圧あるいは非加圧下で、金属を固相のままあるいは液
    相の状態にして、焼成結合させる際に、酸素が外界雰囲
    気中と超電導体の化合物、組成配合物中との間を容易に
    移動出来るように焼成結合体の外表面のかなりの部分、
    少くとも5%以上を酸化物超電導体が占めるように構成
    配置して焼成結合させることを特徴とする液体窒素温度
    以上の高温の超電導転移温度を有する酸化物超電導体と
    異種材料との焼成結合方法。
  5. (5)パラジウム、白金あるいは金の中から選ばれるい
    ずれか1種又は2種以上を合計30.0重量%以下、残
    部実質的に銀及び不可避的不純物よりなる組成物金属で
    ある焼成結合用金属の粉末、線、板あるいは溝状の断面
    を有する連続の条、あるいは焼成結合用の金属が表面に
    被覆された異種金属やセラミックスの表面と液体窒素温
    度以上の高温の超電導転位温度を有する酸化物超電導体
    の化合物あるいは成分配合組成物の粉末ペースト乾燥膜
    、溶射膜、粉末加圧成形体、蒸着やスパッターによる薄
    膜、溶融多結晶あるいは単結晶体の表面とを直接に接触
    させて、高温の酸化雰囲気中で、加圧あるいは非加圧下
    で、焼成結合させる際に、焼成結合すべき物体の外表面
    のかなりの部分、少くとも5%以上を酸化物超電導体が
    占めるように構成配置させて、焼成結合させて製造した
    ことを特徴とする酸化物超電導体と金属及びその他の異
    種材料との焼成結合超電導体。
  6. (6)焼成結合用金属を15.0重量%以下含み、残部
    実質的に酸化物超電導体及び不可避的不純物よりなる粉
    末同志の混合物を、加圧成形後、熱間加圧あるいは高温
    静水圧加圧しながら、固相あるいは液相で焼成結合させ
    て製造させたことを特徴とする特許請求の範囲第5項記
    載の酸化物超電導体と金属との焼成結合超電導体。
  7. (7)焼成結合用金属を円形、矩形、異形あるいは溝状
    形状の断面を有する連続芯線として、あるいは当該金属
    を他の金属、無機繊維などの表面上に被覆した芯線とし
    て、その全表面又は一部表面に酸化物超電導体化合物粉
    末あるいはさらに15.0重量%以下の焼成結合用金属
    粉末を含んだ混合粉末又はそれらのペーストを充填ある
    いは塗布して、脱バインダー、加圧成形後、非加圧又は
    加圧即ち、高温プレス、高温ロール加圧、高温静水圧加
    圧の高温条件下で焼成して焼成結合線材を形成させた後
    に、さらに酸化物超電導体の露出表面及び金属部表面を
    熱電導、電気伝導性、強度に優れたアルミニウム、銀、
    銅、ろう材、ハンダ、鉛、ステンレス鋼などを焼成結合
    温度よりも低い温度で、溶融浸漬、メッキ、蒸着、スパ
    ッター、あるいは溶射などの方法で単層か多層に被覆、
    密閉、補強して製造した線材、あるいはさらにこの線材
    の複数本以上を束ねたり、捩ったりした後に、これら被
    覆金属が互いに溶着、ろう付あるいは拡散結合出来るよ
    うな温度範囲で結合させるかあるいは導電性の有機化合
    物を結合剤として表面に塗布、浸漬して硬化処理を施し
    て結合させるかして製造した多芯線であることを特徴と
    する特許請求の範囲第5項記載の酸化物超電導体と金属
    及びその他の異種材料との焼成結合超電導体。
  8. (8)パラジウム、白金あるいは金の中から選ばれるい
    ずれか1種又は2種以上を合計30.0重1%以下含み
    、残部実質的に銀及び不可避的不純物よりなる組成物金
    属である焼成結−合用金属をメッキ、蒸着、スパッター
    、粉末ペーストの印刷焼付などの方法により、酸化物あ
    るいは炭化物のセラミックスの表面上に形成後さらに酸
    化物超電導体、あるいは本焼成結合用金属を15.0重
    量%以下含み残部実質的に酸化物超電導体である成分の
    超電導体を蒸着、スパッター、イオンプレーティングな
    どの方法により薄膜としてあるいは溶射や粉末ペースト
    の印刷による膜として、膜形成中あるいは膜形成後に昇
    温させてこれらの材料を焼成結合させたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第5項記載の酸化物超電導体とセラミ
    ックスとの焼成結合超電導体。
  9. (9)パラジウム、白金あるいは金の中から選ばれるい
    ずれか1種又は2種以上を合計30.0重量%以下含み
    、残部実質的に銀及び不可避的不純物よりなる組成物金
    属である焼成結合用金属を15.0%以下含有し、残部
    実質的に酸化物超電導体である組成物を、本焼成結合用
    金属そのものあるいは焼成結合用金属を表面に被覆した
    他の種類の金属の板、筒状、中空容器などの形状の内、
    外、表面に蒸着、スパッター、イオンプレーティング、
    溶射メッキあるいはペースト膜として形成後あるいは形
    成中に昇温して焼成結合させたことを特徴とする特許請
    求の範囲第5項記載の酸化物超電導体と金属部材との焼
    成結合超電導体。
  10. (10)パラジウム、白金あるいは金の中から選ばれる
    いずれか1種又は2種以上を合計30.0重量%以下含
    み、残部実質的に銀及び不可避的不純物よりなる組成物
    金属である焼成結合用金属のペーストを酸化物超電導体
    の表面にあるパターン状に塗布し、液相あるいは固相で
    焼成結合させて製造させたことを特徴とする特許請求の
    範囲第5項記載の酸化物超電導体と金属との焼成結合超
    電導体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0562535A (ja) * 1991-09-04 1993-03-12 Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai 超電導部材
JPH0562534A (ja) * 1991-09-04 1993-03-12 Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai 超電導部材
JPH06251649A (ja) * 1993-02-24 1994-09-09 Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai 超電導部材の製造方法

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