JPS63288743A - 成形容器 - Google Patents

成形容器

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JPS63288743A
JPS63288743A JP12453487A JP12453487A JPS63288743A JP S63288743 A JPS63288743 A JP S63288743A JP 12453487 A JP12453487 A JP 12453487A JP 12453487 A JP12453487 A JP 12453487A JP S63288743 A JPS63288743 A JP S63288743A
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JP
Japan
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laminated
thermoplastic resin
resin film
container
thickness
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Pending
Application number
JP12453487A
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English (en)
Inventor
Hideo Kawai
英夫 河合
Susumu Takada
進 高田
Koji Minamitani
広治 南谷
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、食品、医薬品等の包装用に用いられる薄肉
成形容器、特にアルミニウム箔を中間層としてその両面
に樹脂層が形成された積層材をもって成形されるガスバ
リヤ性のレトルト食品等包装用の成形容器に関する。
従来の技術と問題点 従来、この種の成形容器として、実公昭60−285 
il! 2号公報に示されるように、中間層とする厚さ
50〜100μmのアルミニウム箔の外面側に、厚さ9
〜30μmの熱可塑性樹脂フィルムを、そして同内面側
に厚さ50〜100μmの熱融着可能な熱可塑性樹脂フ
ィルムをラミネートした積層材をもって容器本体を冷開
成形したものが知られている。この容器は、内面側の樹
脂層として、前記厚さのポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリアミド、ポリエステルエーテル樹脂等が用いられ
るが、積層材自体がリジット性に乏しく、成形容器とし
た場合において変形を生じ易いという難点があった。
また、一方特開昭60−16114.2号公報によれば
、中間層とするアルミニウム箔の内面側に150〜50
011mの無延伸ポリプロピレンフィルムを、同外面側
に厚さ5〜50μmの延伸ポリプロピレンフィルムまた
は無延伸ナイロンフィルムを貼合一体化した成形容器用
積層材が提案されている。ところがこの場合、容器に所
要の剛性を付与するためには内面側の無延伸ポリプロピ
レンフィルムに厚さ200μm以上のものを用いること
が必要となるのに対し、これが200μm以上では成形
前に100〜120℃に予熱する必要を生じ、成形操作
が厄介である。また、外面側に延伸ポリプロピレンを用
いるときは、延伸方向とその交叉方向の強度バランスが
劣り、成形性に対して好ましくない。
またナイロンフィルムを用いるときは、吸湿性が大きく
、かつ熱収縮率も高いため、レトルト処理性に劣るとい
うような問題点があった。
上記のような従来技術の問題点を一挙に解消すべく、本
願出願人は先の出願(特願昭60−295581号)に
おいて、Feを0.5〜1゜5wt%含有し、残部が実
質的にアルミニウムからなる厚さ20〜60μmのアル
ミニウム箔の外面側に、厚さ10〜40μmの熱可塑性
樹脂フィルムがラミネートされ、同アルミニウム箔の内
面側に、フィラーとして無機化合物を20〜70wt%
含む厚さ200〜400μmのポリプロピレンフィルム
がラミネートされた積層材をもって成形されてなる成形
容器を提案した。
斯る提案によれば、薄肉軽量でありながら適度なリジッ
ト性を有し、保形性および張出し成形性が優れている上
に、コストも安く、またレトルト殺菌処理性、ガスバリ
ヤ性等にも充分な性能を保有する成形容器が得られる。
しかしながら、この容器に食品を充填し、レトルト殺菌
処理した場合、食品中の色素や油脂分等が内面側の無機
化合物含有の熱可塑性樹脂フィルム層に浸透し、これが
為に容器の内周面に不均一な着色、油シミ等が発生し、
開封時に不快感を与えるという欠点が知見された。
この発明は、上記問題点を含む従来技術の諸問題を一挙
に解消し、張り出し成形性およびリジット性に優れ、し
かも薄くて安価に提供しうると共に、レトルト処理が可
能であるのみならず、特にレトルト処理後においても食
品中の色素や油脂分等により容器内周面に着色や油シミ
等の汚染が生じることのない積層材製の成形容器を提供
することを目的とする。
問題点を解決する為の手段 この発明は、アルミニウム箔からなる芯材ないしは中間
層の両面に樹脂フィルム層を積層形成した積層材からな
る成形容器において、特に上記アルミニウム箔の内面側
にラミネートされる内面側樹脂層に改善を加えたもので
ある。
即ち、この発明は、Fe : 0. 5〜1. 5wt
%を含有し、残部が実質的にアルミニウムからなる厚さ
20〜60μmのアルミニウム箔(1)の外面側に、厚
さ10〜40μmの熱可塑性樹脂フィルム(2)がラミ
ネートされ、同アルミニウム箔(1)の内面側に、フィ
ラーとして無機化合物20〜70vt%を含む厚さ15
0〜450μmの熱可塑性樹脂フィルム(3)と、厚さ
15〜70μmの熱可塑性樹脂フィルム(4)とが順次
ラミネートされた積層材をもって成形されてなる成形容
器を要旨とするものである。
この発明の構成を示す第1図において、(1)は中間の
アルミニウム箔、(2)はその外面側に接着剤(5)を
介して貼合された熱可塑性樹脂フィルム、(3)は同ア
ルミニウム箔の内面側に接着剤(6)を介して貼合され
た無機化合物充填材配合の熱可塑性樹脂フィルム、(4
)は更にその内面側に接着剤(7)を介して貼合された
熱可塑性樹脂フィルムである。
以下に、この発明の構成の限定理由について説明する。
中間層のアルミニウム箔(1)は、成形性の面からFe
を0.5〜1.5wt%の範囲で含有するものであるこ
とを要する。Fe含有量が上記範囲を逸脱するときは、
多くても少なくても成形性に満足が得られない。なお、
Feのほかに、Sl 、Cu、Mn、Mg、Tl 、Z
n、Z「等の各種成分を通常の展伸材アルミニウム合金
地金に不純物として含まれる範囲で含有することは勿論
許容される。
アルミニウム箔(1)の厚さは、これが20μm未満で
は成形性が悪く、成形時に破断や割れが起り易い。しか
し60μmを越える厚いものとすることは経済性の面で
不利であり、かつ軽量薄肉化の目的にも沿ぐわないもの
となる。
外面側の熱可塑性樹脂フィルム(2)は、積層材に冷開
成形性を付与し、かつ表面保護の役目を果すものであり
、従来品と同じく例えばポリプロピレン、ポリエステル
、ナイロン等の各種熱可塑性樹脂フィルムを適宜選択使
用しうる。
その厚さは、製造される容器の形状とか大きさ等により
適宜に決定されるが、10μm未満では成形効果に充分
でなく、40μmをこえるときは経済性に乏しいものと
なる。
内面側の樹脂層として、この発明に於てはラミネートさ
れた2種類の熱可塑性樹脂フィルム(3)(4)が用い
られる。
アルミニウム箔(1)側の上記フィルム(3)、即ち内
面側の中間樹脂層を構成する熱可塑性樹脂フィルム(3
)は、特にフィラーとして無機化合物を20〜70vt
%の範囲で含む、例えばポリプロピレン又は高密度ポリ
エチレン等よりなる熱可塑性樹脂からなるものが用いら
れる。
そして、これによって、コストを増大することなく、好
適なリジット性を付与しつつ、張出し成形性も良好に保
ちうる効果の実現を可能とする。ここに、フィラーとし
て用いられる無機化合物としては、例えばMg 1Ca
 1A Q % T i、Sl等の酸化物、水酸化物、
炭酸塩等のほか、タルク、クレー、マイカ、長石粉、パ
ーライト等の無機微粉末を適宜に選択使用しうる。その
添加量は、20vt%未満でも、70wt%を超えても
、いずれの場合も積層体の成形性が悪いものとなり、こ
の発明の目的からはずれる。無機化合物の粒度は、平均
粒径が0.5〜30μmのものを用いるのが好適であり
、0.5μm未満では分散性が悪くなり、30μmをこ
える粗いものでは成形性に悪影響を及ぼす。このフィル
ム(3)は、その厚さを150〜450μmの範囲に設
定すべきである。厚さが150μm未満では好適なリジ
ット性が付与されず、逆に450μmを越える厚いもの
では冷間の張出し成形が困難となり、かつ経済性の面で
不利である。
一方、内面側の表面樹脂層としての熱可塑性樹脂フィル
ム(4)は、汚染防止の役目を果すものであり、無機化
合物を含有しないポリプロピレン、高密度ポリエチレン
およびそれらの共重合物、ブレンド物等の熱可塑性樹脂
からなるものが好適に使用される。またこのフィルム(
4)は、レトルト殺菌処理に耐え、かつヒートシール可
能なものであることが必要である。
またその厚さは、15〜70μmの範囲に設定すべきで
ある。15μm未満では汚染防止効果が少な(,70μ
mをこえるときは経済性に乏しいものとなり、かつ成形
後のスプリングバックが大きくなる。
なお、前記アルミニウム箔(1)と、その内外両面側の
熱可塑性樹脂フィルム(2)(3)との貼合用、および
内面側の中間層フィルム(3)と同表面層フィルム(4
)の貼合用の接着剤(5)(6)(7)は、特に限定さ
れるものではないがドライラミネート用のウレタン系接
着剤を好適に用いることができる。
また、内面側の両フィルム(3)(4)は、あらかじめ
共押出し成形により積層一体化したものであっても良い
発明の効果 この発明に係る成形容器は、前述のようにその積層材と
して、Fe : 0.5〜1.5wt%を含有し、残部
が実質的にアルミニウムからなる厚さ20〜60μmの
アルミニウム箔と、その外面側にラミネートされた厚さ
10〜40μmの熱可塑性樹脂フィルムからなる外面側
の樹脂層と、同アルミニウム箔の内面側にラミネートさ
れたフィラーとして無機化合物20〜70vt%を含む
厚さ150〜450μmの熱可塑性樹脂を有する内面側
の樹脂層とからなるものが用いられ、これをもって成形
されてなるものであることに基づき、後掲の実施例にも
示されるとおり、薄肉軽量でありながら適度なリジット
性を有し、保形性の優れたものとなしうる。しかも張出
し成形性が極めて優れている上に、コストも安く、また
レトルト殺菌処理性、ガスバリヤ性等にも充分な性能を
保有するものとなしうる。
かつまた、内面側の樹脂層は、無機化合物含有の熱可塑
性樹脂フィルムのみならず、これに無機化合物を含まな
い厚さ15〜70μmの熱可塑性樹脂フィルムがラミネ
ートされてなるものであるから、特にレトルト殺菌処理
後においても食品中の色素や油脂分等により容器内周面
に着色や油シミ等の汚染が生ずることなく、開封時に消
費者に不快感を与えるような不都合を回避しうると共に
、フィラーとしての無機化合物が収容食品へ溶出し、品
質の低下を招くというような不都合をも回避しつる。
実施例 (実施例) Fe : 1.1wt%を含有する厚さ40pmのアル
ミニウム合金箔の片面に、厚さ16μmのポリエステル
フィルムを、また同他面にフィラーとしてタルクを50
wt%添加した厚さ300μmのポリプロピレンフィル
ムと、厚さ30μmのポリプロピレンフィルムを共押し
によりあらかじめ積層一体化したものを、タルクを添加
したポリプロピレンフィルム側をアルミ箔とし、それぞ
れウレタン系接着剤を介して積層一体化した。そしてこ
の積層材をもってタテ801M1×ヨコ80#A11I
×深さ15調の容器に冷間成形を行った。
この成形操作は、何ら支障なく行い得た。また成形後の
容器は、リジット性に非常に優れており、変形しにくい
ものであることを認め得た。
次に、この容器にトマトケチャツプを充填し、その開口
面を、内面にポリプロピレンに接着可能な熱可塑性樹脂
を有する蓋材で密封し、120℃×30分間の熱水式レ
トルト殺菌処理を行った。この処理後においても、容器
内周面がトマトケラチャツプにより着色されることはな
かった。また容器は全く変化なく、何らの異常も認めら
れなかった。
(比較例) アルミニウム箔の内面側の樹脂フィルムとして、フィラ
ーとしてタルクを50wt%添加した厚さ300μmの
ポリプロピレンフィルムだけを用いたことのほかは、前
記実施例と同様の素材で積層材をつくり、その積層材を
用いて前記実施例と同様の容器を作り、かつ同様にトマ
トケチャツプを収納してレトルト殺菌処理を行なった。
このレトルト殺菌処理後においては、容器の形状には全
く変化はなかったが、トマトケチャツプの色素が容器内
周面に不均一に吸着していた。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る成形容器を示すもので、第1図は
その一部断面図である。 (1)・・・アルミニウム箔、(2)・・・外面側の熱
可塑性樹脂フィルム、(3)・・・内面側の無機化合物
を含有する内面側中間樹脂層としての熱可塑性樹脂フィ
ルム、(4)・・・内面側の無機化合物を含まない内面
側表面樹脂層としての熱可塑性樹脂フィルム。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]Fe:0.5〜1.5wt%を含有し、残部が実
    質的にアルミニウムからなる厚さ20〜60μmのアル
    ミニウム箔(1)の外面側に、厚さ10〜40μmの熱
    可塑性樹脂フィルム(2)がラミネートされ、同アルミ
    ニウム箔(1)の内面側に、フィラーとして無機化合物
    20〜70wt%を含む厚さ150〜450μmの熱可
    塑性樹脂フィルム(3)と、無機化合物を含まない厚さ
    15〜70μmの熱可塑性樹脂フィルム(4)とが順次
    ラミネートされた積層材をもって成形されてなる成形容
    器。 [2]内面側の中間樹脂層を構成する熱可塑性樹脂フィ
    ルム(3)に含まれる無機化合物は、平均粒径0.5〜
    30μmである特許請求の範囲第1項記載の成形容器。
JP12453487A 1987-05-20 1987-05-20 成形容器 Pending JPS63288743A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019162863A (ja) * 2018-03-14 2019-09-26 昭和電工パッケージング株式会社 成形容器用積層体、成形容器および包装体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019162863A (ja) * 2018-03-14 2019-09-26 昭和電工パッケージング株式会社 成形容器用積層体、成形容器および包装体

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