JPS63288716A - 合成樹脂成形用材の製造方法 - Google Patents
合成樹脂成形用材の製造方法Info
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- JPS63288716A JPS63288716A JP12366987A JP12366987A JPS63288716A JP S63288716 A JPS63288716 A JP S63288716A JP 12366987 A JP12366987 A JP 12366987A JP 12366987 A JP12366987 A JP 12366987A JP S63288716 A JPS63288716 A JP S63288716A
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Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、繊維補強材としてガラスロービングを短くカ
ットしたチョツプドストランドを配合して成る合成樹脂
成形用材の製造方法に関するものである。
ットしたチョツプドストランドを配合して成る合成樹脂
成形用材の製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉
自動車のルーフ、フード、スポイラ−あるいはマッドガ
ード等を強化プラスチックにて成形されたものがある。
ード等を強化プラスチックにて成形されたものがある。
この強化プラスチックは、繊ｍＭ強材としてガラスロー
ビングを短くカットしたチョツプドストランドを配合し
て成る合成樹脂成形用材によってプレス成形加工される
。
ビングを短くカットしたチョツプドストランドを配合し
て成る合成樹脂成形用材によってプレス成形加工される
。
この合成樹脂成形用材は次のような方法によってＷＡ造
されている。すなわち、第３図で示すように、それぞれ
ボビンに巻きとられた２枚のポリエチレン等のフィルム
１．２を巻き戻し、この２枚のフィルム１．２が対向す
る面に不飽和ポリエステルＦＭ脂、充填剤、硬化剤及び
増粘剤等より成るコンパウンド４を塗布してベルトコン
ベア５」−に移行し、ガラスロービング３をカックロー
ル９にて所要長さに切断したチョツプドストランド６を
前記２枚のフィルム１．２間に散布して挟みながらロー
ル７で押えてチョツプドストランド６と：ｒンパウンド
４を含浸させて得られたシート材８をボビンに巻き取り
、一定期間熟成させたのち含浸状態を検査して出荷して
いる。
されている。すなわち、第３図で示すように、それぞれ
ボビンに巻きとられた２枚のポリエチレン等のフィルム
１．２を巻き戻し、この２枚のフィルム１．２が対向す
る面に不飽和ポリエステルＦＭ脂、充填剤、硬化剤及び
増粘剤等より成るコンパウンド４を塗布してベルトコン
ベア５」−に移行し、ガラスロービング３をカックロー
ル９にて所要長さに切断したチョツプドストランド６を
前記２枚のフィルム１．２間に散布して挟みながらロー
ル７で押えてチョツプドストランド６と：ｒンパウンド
４を含浸させて得られたシート材８をボビンに巻き取り
、一定期間熟成させたのち含浸状態を検査して出荷して
いる。
このシート材８による各拙製品の成形においては、フィ
ルム１．２を剥匿して成形型に入れて加熱プレスして成
形硬化し所望の製品とする。
ルム１．２を剥匿して成形型に入れて加熱プレスして成
形硬化し所望の製品とする。
〈発明が解決しようとする問題点〉
前記成形製品は塗装が施されるが、この塗装後にピンホ
ールが発生する。その発生原因は第４図で示すように、
コンパウンド４中に混入した空気ａ１と含浸時に混入す
る空気ａ２の両者の中でコンパウンド４中に混入した空
気ａ１はほとんど関係がなく含浸時に混入する空気ａ２
が関係する。すなわち、含浸時に混入する空気ａ２はチ
ョツプドストランド６とコンパウンド４との「ぬれ性」
を阻害しているなめ、シート材８が加圧、充填される圧
縮成形の過程で流動性が乏しく、成形製品にこれが巣穴
として残留し、この巣穴の上に塗装を施した場合、焼付
時の温度上昇により巣穴中のエアが膨張してまた硬化が
完了していない塗膜を突き破ることでピンポールになっ
ている。
ールが発生する。その発生原因は第４図で示すように、
コンパウンド４中に混入した空気ａ１と含浸時に混入す
る空気ａ２の両者の中でコンパウンド４中に混入した空
気ａ１はほとんど関係がなく含浸時に混入する空気ａ２
が関係する。すなわち、含浸時に混入する空気ａ２はチ
ョツプドストランド６とコンパウンド４との「ぬれ性」
を阻害しているなめ、シート材８が加圧、充填される圧
縮成形の過程で流動性が乏しく、成形製品にこれが巣穴
として残留し、この巣穴の上に塗装を施した場合、焼付
時の温度上昇により巣穴中のエアが膨張してまた硬化が
完了していない塗膜を突き破ることでピンポールになっ
ている。
このチョツプドストランド６とコンパウンド４とのｒぬ
れ性」を改良するため、コンパウンドと相溶性のバイン
ダー樹脂を使用すると、チョツプドストランド６がスト
ランド状態からフィラメント状態（この現象を解繊とい
う）になり、成形製品の表面に樹脂で１皮覆されないガ
ラス繊維が露出した状態が発生したり、コンパウンドと
バインダー樹脂との相溶部の性質の違いに起因する部分
的なウネリ、チヂミが現れる状態（カーリング現象）が
発生ずるため、根本的な対策とはならない。
れ性」を改良するため、コンパウンドと相溶性のバイン
ダー樹脂を使用すると、チョツプドストランド６がスト
ランド状態からフィラメント状態（この現象を解繊とい
う）になり、成形製品の表面に樹脂で１皮覆されないガ
ラス繊維が露出した状態が発生したり、コンパウンドと
バインダー樹脂との相溶部の性質の違いに起因する部分
的なウネリ、チヂミが現れる状態（カーリング現象）が
発生ずるため、根本的な対策とはならない。
く問題点を解決するための手段〉
本発明は、上記従来の問題点を解消した合成樹脂成形用
材の製造方法を提供するもので、その方法は、ポリエチ
レン等の２枚のフィルムに不飽和ポリエステル樹脂、充
填剤、硬化剤及び増粘剤等より成るコンパウンドを塗布
したものに、ガラスロービングを所要の長さに切断した
チョツプドストランドを散布し、前記２枚のフィルムで
挟みながらロールで押えてチョツプドストランドとコン
パウンドを含浸させる合成樹脂成形用材の製造方法にお
いて、前記ガラスロービングに予めコンパウンドを含浸
させて切断工程に移行させることを特徴とするものであ
る。
材の製造方法を提供するもので、その方法は、ポリエチ
レン等の２枚のフィルムに不飽和ポリエステル樹脂、充
填剤、硬化剤及び増粘剤等より成るコンパウンドを塗布
したものに、ガラスロービングを所要の長さに切断した
チョツプドストランドを散布し、前記２枚のフィルムで
挟みながらロールで押えてチョツプドストランドとコン
パウンドを含浸させる合成樹脂成形用材の製造方法にお
いて、前記ガラスロービングに予めコンパウンドを含浸
させて切断工程に移行させることを特徴とするものであ
る。
〈作 用〉
」１記本発明方法により、チョツプドストランドとコン
パウンドとの「ぬれ性」を良好にし、含浸時に混入する
空気をピンホールと関係のない部位に流動する。また、
成形製品の表面に樹脂で被覆されないガラス繊維の露出
やカーリング現象がなくなる。
パウンドとの「ぬれ性」を良好にし、含浸時に混入する
空気をピンホールと関係のない部位に流動する。また、
成形製品の表面に樹脂で被覆されないガラス繊維の露出
やカーリング現象がなくなる。
〈実施例〉
以下本発明の実施例を第１図に基づいて説明する。１．
２はポリエチレン等のフィルム、４は前記フィルム１．
２に塗布するコンパウンド、５はベルトコンベア、６は
カッタロール９により所要長さに切断したチョツプドス
トランド、７はロール、８は合成樹脂成形用材、すなわ
ちシート材であり、カッタロール９以降については従来
の製法と同じである。
２はポリエチレン等のフィルム、４は前記フィルム１．
２に塗布するコンパウンド、５はベルトコンベア、６は
カッタロール９により所要長さに切断したチョツプドス
トランド、７はロール、８は合成樹脂成形用材、すなわ
ちシート材であり、カッタロール９以降については従来
の製法と同じである。
本発明は、上記の製法において、カッタロール９以前の
ガラスロービング３に予めコンパウンドを含浸させる前
処理を施したことを特徴とする。
ガラスロービング３に予めコンパウンドを含浸させる前
処理を施したことを特徴とする。
この前処理の具体例としては、ガラスロービング３をコ
ンパウンド槽１０の中を通過させ、含浸ロール１１で確
実にコンパウンドをガラスロービング３に含浸してコン
パウンドＷｔ１０外に取り出し、これをロール１２等に
よって余分なコンパウンドを除去してカッタロール９に
移行するものである。
ンパウンド槽１０の中を通過させ、含浸ロール１１で確
実にコンパウンドをガラスロービング３に含浸してコン
パウンドＷｔ１０外に取り出し、これをロール１２等に
よって余分なコンパウンドを除去してカッタロール９に
移行するものである。
尚、ロール１２を通過したコンパウンド含浸ガラス１１
−ピング３ａを冷却器１３によって冷却固化させ、この
冷却固化したガラスローピング３ｂをカッタロール９に
移行させてもよい。
−ピング３ａを冷却器１３によって冷却固化させ、この
冷却固化したガラスローピング３ｂをカッタロール９に
移行させてもよい。
上記本発明方法では、ロール１２を通過したコンパウン
ド含浸ガラスロービング３ａ又は冷却器１３を通過した
冷却固化しているガラスロービング３ｂにおいて含浸状
態の管理が可能となると共に、冷却器１３を通過させた
場合はカッタロール９での切断が容易となる。
ド含浸ガラスロービング３ａ又は冷却器１３を通過した
冷却固化しているガラスロービング３ｂにおいて含浸状
態の管理が可能となると共に、冷却器１３を通過させた
場合はカッタロール９での切断が容易となる。
また、予めガラスロービング３にコンパウンドを含浸さ
せることにより」−記従来の問題点が解決される。
せることにより」−記従来の問題点が解決される。
すなわち、チョツプドストランド６はコンパウンドで被
覆されているため、第２図（＾）で示すように、含浸初
期には見かけ上含浸時に混入する空気ａ２がチョツプド
ストランド６にからみついているが、チョツプドストラ
ンド６とコンパウンド４との「ぬれ性」が良好であるの
で第２図（Ｂ）で示すように一定時間経過後（冷却固化
した場合はコンパウンドが再溶融した状態）にはピンホ
ールに関係のないコンパウンド４中に混入した空気ａ１
としての挙動を示す。
覆されているため、第２図（＾）で示すように、含浸初
期には見かけ上含浸時に混入する空気ａ２がチョツプド
ストランド６にからみついているが、チョツプドストラ
ンド６とコンパウンド４との「ぬれ性」が良好であるの
で第２図（Ｂ）で示すように一定時間経過後（冷却固化
した場合はコンパウンドが再溶融した状態）にはピンホ
ールに関係のないコンパウンド４中に混入した空気ａ１
としての挙動を示す。
また、コンパウンドと難溶性のバインダー樹脂が使用で
きるため成形製品の表面に樹脂で被覆されないガラス繊
維の露出やカーリング現象も発生することがなくなる。
きるため成形製品の表面に樹脂で被覆されないガラス繊
維の露出やカーリング現象も発生することがなくなる。
〈発明の効果〉
従って本発明方法によると、ガラスロービングのコンパ
ウンド含浸状態を直接管理でき、製造工程における含浸
状態の変動や含浸不良を防止し品質の安定化が図れるこ
とは勿論、繊維補強材であるガラスロービングを切断し
たチョツプドストランドとコンパウンドとの含浸不良を
原因とする巣穴の発生による塗装後のピンホールを減少
し、かつ成形製品表面のヒケ、ウネリの発生がなくなり
、品質良好な成形製品を得ることができる合成樹脂成形
用材が製造されるものである。
ウンド含浸状態を直接管理でき、製造工程における含浸
状態の変動や含浸不良を防止し品質の安定化が図れるこ
とは勿論、繊維補強材であるガラスロービングを切断し
たチョツプドストランドとコンパウンドとの含浸不良を
原因とする巣穴の発生による塗装後のピンホールを減少
し、かつ成形製品表面のヒケ、ウネリの発生がなくなり
、品質良好な成形製品を得ることができる合成樹脂成形
用材が製造されるものである。
第１図は本発明方法を示す一実施例図である。
第２図は本発明方法により製造された合成樹脂成形用材
の含浸時混入空気の挙動説明図、第３図は従来方法の説
明図、第４図は従来方法により製造された合成樹脂成形
用材の含浸時混入空気を示す説明図である。 ■、２・・・フィルム、３・・・ガラスロービング、４
・・・コンパウンド、６・・・チョツプドストランド、
１０・・・コンパウンド槽、１３・・・冷却器。 特許出願人 関東自動車工業株式会社代 理
人 平 井 部図面
の含浸時混入空気の挙動説明図、第３図は従来方法の説
明図、第４図は従来方法により製造された合成樹脂成形
用材の含浸時混入空気を示す説明図である。 ■、２・・・フィルム、３・・・ガラスロービング、４
・・・コンパウンド、６・・・チョツプドストランド、
１０・・・コンパウンド槽、１３・・・冷却器。 特許出願人 関東自動車工業株式会社代 理
人 平 井 部図面
Claims (2)
- （１）ポリエチレン等の２枚のフィルムに不飽和ポリエ
ステル樹脂、充填剤、硬化剤及び増粘剤等より成るコン
パウンドを塗布したものに、ガラスロービングを所要の
長さに切断したチョップドストランドを散布し、前記２
枚のフィルムで挟みながらロールで押えてチョップドス
トランドとコンパウンドを含浸させる合成樹脂成形用材
の製造方法において、前記ガラスロービングに予めコン
パウンドを含浸させて切断工程に移行させることを特徴
とする合成樹脂成形用材の製造方法。 - （２）前記予めコンパウンドを含浸させたロービングを
冷却手段によって冷却する特許請求の範囲第１項記載の
合成樹脂成形用材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62123669A JPH0618692B2 (ja) | 1987-05-22 | 1987-05-22 | 合成樹脂成形用材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62123669A JPH0618692B2 (ja) | 1987-05-22 | 1987-05-22 | 合成樹脂成形用材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63288716A true JPS63288716A (ja) | 1988-11-25 |
| JPH0618692B2 JPH0618692B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=14866366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62123669A Expired - Lifetime JPH0618692B2 (ja) | 1987-05-22 | 1987-05-22 | 合成樹脂成形用材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0618692B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013216823A (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-24 | Panasonic Corp | 成形材料の製造方法及び成形材料並びに繊維強化樹脂成形体 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58119819A (ja) * | 1982-01-13 | 1983-07-16 | Les-Ben Yuuteiritei Kk | 熱硬化性複合材料の製造方法 |
-
1987
- 1987-05-22 JP JP62123669A patent/JPH0618692B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58119819A (ja) * | 1982-01-13 | 1983-07-16 | Les-Ben Yuuteiritei Kk | 熱硬化性複合材料の製造方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013216823A (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-24 | Panasonic Corp | 成形材料の製造方法及び成形材料並びに繊維強化樹脂成形体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0618692B2 (ja) | 1994-03-16 |
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